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  • MotoGP | ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ:第3戦 アメリカズGP 決勝レポート

    MotoGP 第3戦アメリカズGPは、青空の広がる絶好のコンディションの中でスタートが切られたが、ホンダ勢にとっては厳しい結果が待ち受けるレースとなった。

    初開催の2013年から7年連続ポールポジションを獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ホールショットを奪うと快調にラップを刻み、8周を終えた時点で2位以下に4秒近いリードを築いた。

    前戦アルゼンチンGP同様、独走状態に持ち込んだが、9周目の12コーナーのブレーキングをミス、フロントから転倒を喫し、リタイアとなった。アルゼンチンGPからの2連勝と大会7連覇を逃し、がっくりと肩を落としたマルケスだが、ホームGPとなる次戦スペインGPに向けて、気持ちを切り換えて挑む。

    予選3番手から好スタートを切って3番手につけたカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)も、6周目の11コーナーでブレーキングミス、転倒リタイアとなった。トップを走るマルケスを視野に、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)、アレックス・リンス(スズキ)と2位争いの集団を形成。ロッシ(ヤマハ)とともに集団をリードしていただけに悔しい転倒となった。

    Repsol Honda Teamで3戦目を迎えるホルヘ・ロレンソは、11番手から決勝に挑んだ。スタート直後の1コーナーでポジションを落とし、オープニングラップ13番手と厳しい出だしとなった。その後、10番手まで追い上げたが、マシンに不調を感じたことからスローダウン。リタイアとなった。

    こうして、予選上位につけた3選手が次々に戦列を離れるというホンダにとっては厳しい展開となったが、Repsol Honda Teamと選手にとってホームGPとなる次戦スペインGPでは、その雪辱に挑む。

    予選15番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が10位でフィニッシュした。スタート直後の1コーナーの混乱で大きくポジションを落としたが、粘り強く追い上げ、開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを果たした。

    中上貴晶(MotoGP 10位)
    「今日はスタートがあまりよくなかったうえに、1コーナーでロレンソ選手がラインを変更した際にラインが重なってしまい、ポジションを落としてしまいました。そのあと(ヨハン)ザルコ選手(KTM)を抜くのに手間取り、前のグループから遅れてしまいましたが、前を走る選手が転倒したり、トラブルがあったりで、ポジションを上げていくことができました。終盤に向けてペースを上げていけましたし、もう少し周回があれば8位も可能だったと思います。追い上げているということもありますが、最終ラップにベストラップを出せたのはポジティブでした。10位という結果には満足しています。ただ、内容は序盤の2戦に比べてあまりよくはありませんでした。正直、このサーキットは自信があったので、今季ベストを期待していましたが、トップから31秒差の10位というのは、素直には喜べない内容でした。序盤の2戦は10秒以内でしたし、この遅れについては、これからしっかり検証して次のレースに活かしたいです。これで序盤の3戦が終わりました。とりあえず3戦連続でトップ10フィニッシュを達成し、ヨーロッパラウンドを迎えられるのはうれしいです。次のヘレスは得意なサーキットなので、ベストリザルトを目指します」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP リタイア)
    「天候の影響もあり、難しい週末となりました。スタートはあまりうまく行きませんでしたが、すぐにリカバリーすることができました。そして、徐々にポジションを上げることができたのですが、残念ながら、マシンに問題があり、リタイアすることにしました。昨日の問題とは別の問題でした。ポジティブなことは、これまで苦戦してきたところで、いいフィーリングを得られたことです。次はヘレスです。ここは好きなサーキットです。次戦はもっと強くなれることを願っています」

    マルク・マルケス(MotoGP リタイア)
    「COTAでは6年連続で優勝してきましたが、今日は大きなミスを犯してしまいました。ピットに戻り、チームに謝罪しました。自分のミスなので、ファンにも謝罪しなければなりません。5位争いでミスをするのと、優勝争いでミスをするのは違います。今日は勝てる力がありました。この結果、総合で5番手となりましたが、総合首位とはわずか9ポイント差です。僕たちは人間なので、ミスをすることもあります。今日の失敗から学んで、ヘレスでは強いレースをしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「とても残念な結果です。いいスタートが切れて、トップグループと同じペースで走行することができました。マルクが少しリードしていましたが、僕は快適に自分のポジションを走っていました。しかし、切り返しで、フロントタイヤのフィーリングがよくありませんでした。転倒したのは11コーナーでフロントがロックしてしまいました。僕の今日のレースはここで終わってしまいました。今年初めてのミスでした。ポイントを獲得できず、残念ですが、ヘレスに向けて気持ちを切り換えなければいけません。ヘレスもすばらしいサーキットです。もっといい仕事ができることを願っています。すばらしいマシンをつくってくれたチームに感謝しています。2週間後のヘレスではもっと前進できるようにがんばります」

  • ホンダF1 「まだフェラーリやメルセデスのレベルには達していない」

    ホンダF1 「まだフェラーリやメルセデスのレベルには達していない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、ホンダのF1エンジンのパフォーマンスはまだフェラーリとメルセデスのレベルには達していないと認める。

    今年からホンダのF1エンジンを搭載するレッドブル・レーシングは、昨年のルノーよりもパワー追加されたことに満足しているが、ホンダとしてはまだやるべき仕事があると考えている。

    レッドブルとトロロッソの両方がパワーの増加を報告していることはホンダにとって有望な結果ではあるが、田辺豊治はまだパワーユニットはさらに改善していくことができると語る。

    「これまでのところ、今シーズンはそれなりのパフォーマンス、それなりの結果でスタートを切ることができています」と田辺豊治はコメント。
    「ですが、“それなり”というのは“まだ完璧ではない”ということです。フロントランナーと我々との間にはまだ大きなギャップがあるのは明らかです」

    「ですから、ここで他と競争するためにパフォーマンスを改善するためにプッシュしていく必要があります。すぐにパフォーマンスを向上させることは容易ではないと理解していますが、プッシュし続けていきます」

    ホンダのF1エンジンのフェラーリとメルセデスに対してどれくらい遅れているかと質問された田辺豊治は「特定の数字を教えることはできません。ですが、コース上でそのギャップはわかるはずです」と語った。

  • ホンダ | 2019年 F1中国グランプリ プレビュー

    ホンダ | 2019年 F1中国グランプリ プレビュー

    ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブル・レーシングとトロロッソは、今週末、2019年のF1世界選手権 第3戦 中国GPに挑む。

    今年、F1グランプリ1000回目という記念すべき大会の舞台となるのが、上海インターナショナルサーキットだ。ピットストレートには2万9000の観客席があり、熱狂的なファンがターン1~2にかけた白熱のバトルを見守る。

    ターン12~13にかけての1.2kmのストレートでは、およそ18秒間のスロットル全開となり、パワーユニットの性能が試される場でもある。

    昨年のトロロッソ・ホンダは、直前のバーレーンで見せた走りを再現できずに苦戦したが、今季は同じ過ちを繰り返すわけにはいかない。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今週末はシーズン第3戦となる中国でのレースになります。初戦、第2戦ともに2チーム4台が完走、初戦では表彰台獲得、2戦目では3台入賞とまずまずのシーズンスタートを切ることができました。しかし、トップチームと戦うには我々のPUとチームの車体を合わせたパッケージのパフォーマンスをまだまだ向上しなかればいけないと感じています。今回の舞台となる上海インターナショナル・サーキットは2本の長いストレートと極低速のヘアピンコーナー、またさまざまな回転半径で構成される複合コーナーが組み合わされたPU、車体双方にとってとてもチャレンジングなコースレイアウトが特徴です。今回は長いF1の歴史の中で、1000レース目となる記念大会になります。ホンダとしては1964年のドイツGPでF1に参戦して以来、実に425戦目のレースとなりますが、この記念すべきレースでいい結果を残せるよう、万全の準備とともに臨みます」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「シーズン3戦目を迎えることにワクワクしています。中国GPを走ったのは昨年が初めてなので、サーキットのことはまだあまりよく分かりませんが、もう一度走れることを楽しみにしています。上海のサーキットは長いバックストレートがあるほか、序盤にはテクニカルなパートがあり、とても特徴的です。1戦ごとに前進し続ける必要がありますし、いいパフォーマンスをみせて、より上位でフィニッシュしたいと思っています。中国GPはレッドブル・レーシング初優勝したグランプリで、今年の中国GPは1000戦目のF1グランプリでもあるので、特別なレースウイークになるでしょう。バーレーンではトラックコンディションの変化に苦労しましたが、ポイントを獲得できてよかったと感じています。来るべきレースに向けて、さらなる改善を図ることにフォーカスして準備を進めていきます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「中国GPは比較的オーバーテイクがしやすいサーキットですし、エキサイティングなレースを見せられると思います。第1セクターの長い右コーナーはさまざまなライン取りができるので、トラフィックから抜け出すチャンスです。また左フロントタイヤに厳しいサーキットなので、コーナーでタイヤの負担を減らすマネジメントが必要です。ターン1からきちんと準備をすれば、ターン6でオーバーテイクを決められるチャンスがあったりと、全体で上海は多くのファイトとオーバーテイクが仕掛けられるサーキットです。バーレーンではポイントを獲得できましたし、できる限りで最高の結果を得られましたが、もっとマシンの習熟を進める必要があります。ファクトリーで懸命に作業を進めていますし、上位との差を縮められていればと思っています。今年の上海はレッドブル・レーシング初優勝してから10年になりますし、熱心なファンの前でいい走りをしたいです」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「バーレーンで念願のF1初ポイントを獲得できたのでよかったです。特に懸念はありませんでしたし、チームスタッフの努力に報いることができました。ライバルのトラブルによる運もあったと思いますが、その恩恵を受けるためには、きちんとした信頼性を確保しておく必要がありますし、その意味では実力で勝ち取ったと思っています。ほかの多くのサーキットと同じく、上海も初めて走りますし、シミュレーターで練習した限り簡単にはいかないと思いますが、それがレースです。シミュレーターで試したので全くの未知ではないですし、オンボード映像も見ているので、少しずつコツをつかんでいきたいです。F1での経験が浅い自分にとって、バーレーンでの2日間のテストはとても有意義でしたし、テストで学んだことをレースに活かしていきたいです。シミュレーターで第1セクターなど、特徴的な場所があるのは分かっています。ロングコーナーで、予選で実際にターン1に突入したときには、凄まじいGがかかるでしょう。走りがいのあるレースになると思いますし、中国に行くのは初めてなので楽しみです。そして、中国GPは記念すべき1000戦目のF1グランプリですが、それを記念したカスタムヘルメットを用意しました。僕よりも前に、タイ人として初めてF1ドライバーとなったプリンス・ビラの功績を称えるものです。プリンス・ビラは1950年にシルバーストンで行われたF1の第1戦から参戦しているレジェンドです」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「バーレーンでは思うようにいかないことが多い週末でした。十分に走りこむことができず、トラックの改善しろを理解ができないままになってしまいました。予選でベストな走行ができませんでしたし、決勝もいまいちでした。しかし、レースペースがよかったことはポジティブにとらえており、中国GPに臨む上での自信につながります。僕がタイヤテストを行い、アレックスがチームのテストを行ったバーレーンでの2日間はチームにとって有意義なものになりました。中国ではいいセットアップで走れるように努力しなければなりませんし、それができればいいレースウイークになると思います。2016年の中国GP決勝では、6番グリッドからスタートして3位表彰台を獲得しましたし、中国にはいい思い出があります。低速コーナー、中速コーナー、ロングストレートがミックスした特徴的なサーキットです。うまくコツをつかめれば、走りを楽しめると思います。実質的に2つのコーナーのように思える非常に長い複合コーナーを終えて、ストレートのあとにハードブレーキをしながら進入するヘアピンなど、トリッキーな箇所がいくつかあります。1000戦目のF1グランプリで走り、F1の歴史の一部になるのはすばらしいです。今回は都心部には泊まりませんが、中心部を一度は訪れることができると思っています。上海はエキサイティングな街なので楽しみにしています」

    関連:2019年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダ、第3戦 F1中国GPのパブリックビューイングを開催

    ホンダ、第3戦 F1中国GPのパブリックビューイングを開催

    ホンダは、4月14日(日)に開催される「2019 F1世界選手権 第3戦中国GP」の決勝をHondaウエルカムプラザ青山1Fの大型ビジョンでライブ中継する。

    3月17日(日)の開幕戦オーストラリアGPでは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3位に入賞し、ホンダにとって2008年イギリスGP以来の表彰台を獲得した。また、ダニール・クビアト(トロロッソ)も10位に入賞し、幸先のよいスタートとなっている。

    今回の中国GPは、1950年5月13日に行われたイギリスGPから数えて1,000回目の記念すべきレース。ホンダ勢にとっても期待が高まるこのレースをHondaファン、F1ファンと一緒に応援しよう!

    2019 中国GP パブリック・ビューイング
    開催日:2019年4月14日(日)
    時間:レース中継開始14:50~(予定)、決勝レーススタート15:10~(予定)
    参加申込方法:自由席(座席200席)
    入場料:無料

    ■ご来場についての注意事項
    ※当日のHondaウエルカムプラザ青山の開館時間は10:00~18:00となっております。
    ※当館の駐車/駐輪場には限りがあります。なるべく公共交通機関のご利用をお願いいたします。なお、満車の場合は駐車をお断りする場合がございます。
    ※当館の駐車/駐輪場の入出庫可能時間は10:00~18:00で、時間外の入出庫はできません。
    ※館内への飲食物のお持ち込み、ペットを連れてのご入館はご遠慮ください。
    ※イベント参加ご希望のお客様は8:00からお並びいただけます。
    ※8:00以前にお越しいただいてもお並びいただけません。(前日深夜および当日早朝は防犯上および安全上の理由から並ぶことはできません)
    ※お手荷物を置いたまま列を離れたり、シートなどを貼っての場所取りはご遠慮ください。
    ※並んでいる列への割り込み、先に並んでいる方との後からの合流などは、ご遠慮ください。
    ※座席は自由席ですが、入場時に座席確保券をお渡ししますので、ご自身のご希望される座席(先に確保券が貼付されていない座席)に貼付して、座席を確保してください。
    ※座席確保券を使用せずに座席を確保する行為は禁止します。
    ※館内および敷地内には喫煙場所はありません。
    ※イベントスケジュールは予告なく変更する場合がございます。
    ※イベント当日は、取材カメラが入る関係で、ご来場のお客様の個々の肖像権については、Hondaウエルカムプラザ青山に帰属することをご了承ください。
    ※4月14日のASIMO & UNI-CUBのデモンストレーションは11:00~の1回となりますので、あらかじめご了承ください。
    ※四輪車、二輪車の展示車両も少なくなる予定です。展示車に関する詳細なお問合せは、ご面倒ですが03-3423-4118までご確認ください。

  • ホンダF1 「パワーユニットとシャシーの両方に改善の余地がある」

    ホンダF1 「パワーユニットとシャシーの両方に改善の余地がある」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2019年のF1世界選手権 第3戦 中国GPにむけての意気込みを語った。

    今年からレッドブル・レーシングにもF1エンジンの供給を拡大したホンダは、開幕2戦を信頼性のトラブルなく乗り切っており、ここまで4台すべてが完走している。

    開幕戦ではマックス・フェルスタッペンがホンダにとって11年ぶりの表彰台となる3位入賞を果たし、第2戦でもフェルスッペンは4位を獲得した。

    しかし、田辺豊治はまだメルセデスとフェラーリとは同等な条件では戦えていないと認識しており、まだホンダのF1パワーユニット(PU)側とレッドブル・レーシングのシャシー側の両方に改善の余地があると語る。

    「シーズン第3戦にむけて中国に到着しましたが、今年ここまでの内容にはそれなりに満足できるものだったと思います」と田辺豊治はコメント。

    「我々は良いウインターテストを行い、メルボルンでは表彰台を獲得、バーレーンでは3台が入賞し、両方のレースでは4台すべてが完走しました」

    「ですが、我々がトップコンテンダーと同等の条件で戦えるためには、両チームともに全体的なPUとシャシーに関して改善できる余地はまだあります」

    「上海は2つのロングストレートとかなり低速なヘアピンがあるコースです。様々な半径をもつ様々なコーナーがあり、PUとシャシーの両方にとって非常にチャレンジングな状況です」

    今週末のF1中国GPで、F1は1950年にF1世界選手権がスタートしてから1000回目のレースという節目を迎える。1964年にF1に初参戦したホンダにとっては425戦目のレースとなる。

    「1000戦目のグランプリの一員になるということで、全員にとって今週末のトラックは歴史的な瞬間になるでしょう」と田辺豊治はコメント。

    「ホンダはシリーズがちょうど120戦を超えた1964年のドイツでチャンピオンシップに初参戦し、今週末はチームもしくはエンジン/PUサプライヤーとしての我々の425戦目になります。この記念すべき瞬間に良いレースができることを期待しています」

    関連:2019年 F1中国GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダ、世界で通用するドライバーの育成にむけてSRSの4輪部門を強化

    ホンダ、世界で通用するドライバーの育成にむけてSRSの4輪部門を強化

    創立から現在に至るまで、実に500名を超える生徒を迎え入れ、幾多のレーシングドライバー・ライダーを輩出してきた鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)。2016年の2輪部門に続き、2019年は4輪部門が新たに生まれ変わった。

    1993年に開校したSRS-Kart(カート。以下「SRS-K」)と、その2年後に設立されたSRS-Formula(フォーミュラ。以下「SRS-F」)は、四半世紀以上にわたって中嶋悟が校長を務めてきたが、2019年からは佐藤琢磨がPrincipalに、中野信治がVice Principalに就任し、体制が刷新。

    世界で通用するドライバーの育成に向けて、“世界の今”をよく知る2人がSRS-KとSRS-Fを牽引していくこととなった。

    しかし、変革はそれだけにとどまらない。これまでは独自にカリキュラムを模索・展開してきたSRSだが、2019年からフランスのASN(Autorite Sportive Nationaleの略称。国際自動車連盟によって公認された各国のモータースポーツを統轄する団体。日本の場合はJAF)であるフランス・モータースポーツ連盟FFSAと提携して、今まで以上にプログラムの内容充実に努めることになった。

    FFSAは“モータースポーツのプロ”を養成するための『FFSAアカデミー』を運営している。本拠地であるフランスのル・マンに専用の設備を構え、「ドライバー」のほか「インストラクター」や「メカニック」に至るまで、モータースポーツに関わる人材を幅広く育成している。また、その中の「ドライバー」一つとってもサーキットレース、ラリー、カートとカテゴリーごとにプログラムが用意される充実ぶり。

    FFSAアカデミーの出身ドライバーは数えあげればキリがない。ラリーで言えばセバスチャン・ローブ(世界ラリー選手権WRCで前人未到の9連覇チャンピオン)、セバスチャン・オジエ(同選手権6連覇中の現役最強チャンピオン)が、サーキットレースではロマン・グロージャン、ピエール・ガスリー、ストフェル・バンドーン、ブノワ・トレルイエ、ロイック・デュバル、ジャン-エリック・ベルニュらが卒業生。いまなお世界を舞台に活躍する、そうそうたるメンバーが名を連ねている。

    2019年は、このFFSAアカデミーのノウハウが、海を超えて鈴鹿へやってくることになる。また、視点を変えて眺めると、30年弱の歴史と実績を持つSRSが「世界で通用するドライバー」の育成に向けて、よりよいカリキュラムを求めて、いまだ進化を続けていると見ることもできる。

    あらゆる面で生まれ変わったSRS-KとSRS-F。この卒業生のなかから日本人初となるF1ウイナー、F1世界チャンピオンが誕生する日は、そう遠くないかもしれない。

  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 決勝レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPは、今季初ポールポジション(PP)を獲得したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、好スタートから独走、レース中盤には10秒の大量リードを築いてライバルを圧倒すると、終盤には12秒までリードを広げる快走で今季初優勝を達成した。

    フリー走行では、1分38秒から39秒台で連続ラップを刻んだ。決勝でも、その走りを見事に再現、2周目に1分39秒426のファステストラップを刻むと、15周目までただ一人1分39秒台で周回して勝負を決めた。

    2014年に初めてグランプリが開催されたアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンド。今年で6回目を迎えるが、5回のPPを獲得したマルケスが、サーキットに集まった6万人の観客を魅了した。

    マルケスはこれまで不運の転倒などで決勝では優勝を逃すことが多い大会だったが、今年はライバルを圧倒する驚速で3年ぶり3回目の大会制覇。この優勝でマルケスは、総合ポイントでも首位に浮上し、4年連続6回目のタイトル獲得に向けて、まずは一歩前進した。

    予選9番手から好スタートを切り、2位争いのグループに加わった中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、今季ベストの7位でフィニッシュした。序盤は9番手を走行。その後、チームメートで先行するカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、ジャンプスタートのためライドスルーを受けたことから、中上は8番手へとポジションを上げた。その後、アレックス・リンス(スズキ)に先行を許したが、2位争いをするバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を2秒差で追撃。表彰台争いを常に視野にいれる快走を見せた。ラストラップに先行するマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とフランコ・モルビデリ(ヤマハ)が接触転倒したため、7位でフィニッシュ。総合ポイントでも7位に浮上した。

    Repsol Honda Teamで2戦目を迎えたホルヘ・ロレンソは、予選12番手から12位でフィニッシュした。フリー走行、予選と路面のグリップがあがるにつれて、ペースを上げてきたロレンソだったが、スタートに失敗、ほぼ最後尾の21番手までポジションを落とした。その後、1分40秒台のペースで追い上げてポイント獲得圏内に復帰、最後は12位までポジションを上げることに成功した。カタールGPに続き、今大会も満足のいくレースとはならなかったが、これからの走りを期待させる追い上げだった。

    予選8番手から好スタートを切って、序盤6番手までポジションを上げたクラッチローは、グリッド上でわずかに動いたことでジャンプスタートの判定となり、4周を終えてライドスルーのペナルティーを科せられ、19番手までポジションを落とした。その後、猛烈な追い上げを見せて13位でフィニッシュしたが、大会2連覇と開幕からの2戦連続表彰台を狙っていたクラッチローにとっては悔しい結果に終わった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日は完ぺきな一日になりました。今大会は、FP1から集中してきましたが、すべてがうまくいきました。FP4でちょっとした問題がありましたが、プッシュし続けました。決勝では、序盤の5周のペースがだれにも負けないことがわかっていたので、そこで全力を出しました。周回するごとに、後続との差が1秒、2秒、3秒と広がったのを確認し、そこからは自分のリズムで落ち着いて走りました。そのあとも、少し力を抜いてプッシュしましたが、マシンのフィーリングはとてもスムーズで、タイヤとマシンをうまくコンロトールすることができました」

    中上貴晶(MotoGP 7位)
    「7位でフィニッシュできてとてもうれしいです。今日は週末と違うフィーリングで、グリップにすごく苦戦しました。それは僕だけではなかったと思いますが、そういう状況の中で、2位争い、表彰台争いが常に見える位置で戦うことができました。カタールGPと比べても、はるかにいいレースだったと思います。今大会はタイヤの選択が難しいレースでしたが、決勝前にワークスチームのマルクとホルヘの2人がソフトを選択することが分かり、自分もそれにならいました。グリッドについたときに日差しが強くなりました。リアに選択したソフトは、フリー走行では20周くらいまで走っていましたが、そこから先は未知の世界だったので、どうなるのだろうと思いました。しかし、結果的にタイヤチョイスはよかったと思います。今日もしっかり走りきって7位でフィニッシュしました。大きな自信になりました。次のアメリカではさらに上位を目指します」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 12位)
    「まずはRepsol Hondaチームとマルク・マルケスにおめでとうと言いたいです。マルクはレースウイークを通して最高の走りをしていました。自分も、ウオームアップでは大きく前進できました。レースに向けて速さもあり、フィーリングもよくなりました。残念ながら、スタートでピットロードでスピードを制限するスイッチに指が当たってしまい、マシンが進みませんでした。そのため大きくポジションを下げてしまったので、そこからがんばって追い上げました。ポイントは獲得できましたが、残念な結果でした」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13位)
    「まずはチームに感謝したいと思います。すばらしいレースウイークでしたし、ポジティブなレースペースがありました。今日は表彰台争いをする力があることを証明できたと思います。確実に2位を獲得できる力がありました。しかし、ジャンプスタートをしたとスチュワードに判断されました。これには僕もチームも納得することができません。ライドスルーペナルティーは残念でした。しかし、この状況を受け入れることにしました。ライドスルーをして、そこからは、いいペースを刻み、ベストを尽くしました。次戦テキサスではいいレースをしたいと思います」

  • ホンダ:F1バーレーンGP 決勝レポート

    ホンダ:F1バーレーンGP 決勝レポート

    2019年のF1世界選手権の2戦目となるバーレーンGPは、パワーユニット(PU)にトラブルを抱えリタイアするマシンが続いた中で、ホンダ製PUを搭載した4台がすべて完走を果たし、そのうち3台がポイント獲得を果たした。

    5番グリッドからスタートしたレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、スタート直後にマクラーレンのカルロス・サインツに先を行かれるものの、すぐにポジションを奪い返し、5番手で走行を続けた。

    各車2ストップ作戦を採る中で、いち早くピットインする戦略により、一時はメルセデスのバルテリ・ボッタスを抜いて4番手に上昇したものの、その後再度オーバーテイクされた。37周目に2位を走っていたフェラーリのセバスチャン・ベッテルがスピンとフロントウイング破損によって順位を落としたことで4番手に浮上。その後もボッタス選手を追いかける展開が続いた。

    残り10周となった47周目、トップを走るフェラーリのシャルル・ルクレールのPUにトラブルが発生してペースダウン。フェルスタッペンは30秒以上あった差を1周約5秒のペースで詰めていった。あと2秒差まで迫り、2戦連続の表彰台がほぼ確実と思われた55周目、残り2周で他車のトラブルによるイエローフラッグとセーフティカーが導入された。その結果、レースは追い抜きが禁止された状況で全車チェッカーフラッグとなり、フェルスタッペンは惜しくも4位でレースを終えた。

    13位のポジションからスタートしたピエール・ガスリーは、なかなかペースが上がらない中でも我慢強くレースを続けた。特に2スティント目のソフトタイヤを上手にマネージし、いくつかのオーバーテイクを見せながら30周持ちこたえたことが奏功し、最終的には今季初ポイントとなる8位でレースをフィニッシュした。

    トロロッソ・ホンダのルーキー、アレクサンダー・アルボンは12番グリッドからスタートしながら、波乱のレースを完走。一時はガスリーをオーバーテイクするなど力強い走りを見せ、2戦目にしてキャリア初入賞。初めてのポイントを獲得した。

    一方のダニール・クビアトは、12周目にアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィと接触してスピンを喫し、後方からレースを展開する形になった。懸命な追い上げを見せたが、ポイント獲得には至らず、12位でレースを終えた。

    ホンダ製エンジンを載せるマシンが3台トップ10入りするのは、2006年第18戦ブラジルGP以来、3台のポイント獲得は1991年の開幕戦米国GP以来となる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日はタフなレースになりました。しかし、4台とも完走を果たし、3台がポイント獲得することができました。PUとしては週末を通してトラブルフリーで走り抜き、それがこの結果につながったと感じています。アストンマーティン・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手については今日も素晴らしい走りを見せてくれました。ラスト2周でのセーフティカー導入がなければ、2戦連続の表彰台が獲得できたのではないかと思うだけに、非常に残念です。一方のガスリー選手は終始苦しいレースが続きましたが、タイヤをうまくマネージし、入賞を果たしてくれました。スクーデリア・トロ・ロッソについては、デビューから2レース目で初ポイントを獲得したアルボン選手におめでとうと伝えたいです。昨日もいい走りを見せてくれましたし、今日もいくつかのオーバーテイクを含めて粘り強い走りを見せ、ポイントを獲得してくれました。クビアト選手については接触もあり不運な展開となりましたが、レースでは速さを見せていましたし、今後を楽しみにしています」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ/9位)
    「とても忙しなく過ぎた一戦でした。どの瞬間も誰かとバトルをし、常にすべきことに追われていたような気がします。 1コーナーで思い切って飛び込めず、ベストなスタートとはなりませんでしたが、気を取り直してレースを続けました。戦略もうまくいき、スタートタイヤでのペースも悪くなかったと思います。レース終盤に後退したチームのおかげで順位が上がるという幸運にも恵まれました。風のせいでマシンの挙動を予想するのが難しい状況ではありながら、レースで力強さを見せることができたのではないでしょうか。ただスタートがうまく決められなかったことが悔しいです。前のマシンをオーバーテイクしようとして接近するとタイヤがオーバーヒートしてしまうので、追い抜きに苦戦したレースでした。しかし沢山の経験ができ、楽しめました。F1で初めてのポイントを獲得できたことがとてもうれしいです。次の中国GPも、引き続きこのいいペースを保って迎えたいと思います」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ/12位)
    「もっといい結果を出せたはずであった昨日の予選しかり、このレースウイークはどこかまとまりのない週末となってしまいました。スタートでホイールスピンをしてしまい、1周目で集団の後方に下がってしまいました。失ったポジションを取り戻すためには懸命な努力が必要であり、レース中に起きたいくつかの問題がなければ、よりよい結果となっていたかもしれません。今日の決勝中のペースにはいい手応えを感じてしたので、ジョヴィナッツィ選手との接触によってスピンをしてしまったのはとても残念でした。今週末は思った通りの強さを見せることができませんでしたが、色々なことを学べた一戦であったはずです。次の中国GPまでにすべてをまとめて、いいレースにできるように準備をしたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ/4位)
    「今日の決勝をポイント獲得で締めくくり、最善の結果を出すことができたと思います。特に強風のコンディションの中、ペースがあまりつかめずリアタイヤのグリップにも悩まされていたにもかかわらず、4位でレースを終えることができたのは悪くない結果だったのではないでしょうか。マシンがスライドしてしまい制御するのは簡単ではありませんでしたが、他に方法がなかったと思います。マシンの限界までプッシュしましたが、オーストラリアではもっとうまくできていたことがここでは難しく感じました。表彰台まであと一歩でしたが、今日の決勝は理想的なペースで戦えずにいたので妥当な結果であったと感じています。ルクレール選手は残念な結果になってしまいましたが、表彰台を獲得できたことはせめてもの救いだと思います。そして僕自身も4位という結果に落胆しているわけではありません。マシンについて学ばなければならないことがたくさんあるので、ファクトリーに戻ってからこのレースウイークで起こったことを分析していきます。次の中国GPでは上位との差をさらに縮められるよう準備して戦いたいと思います。今回は僕らのウイークにはなりませんでした」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ/8位)
    「今日の決勝は難しい一戦となり、まだマシンの仕上がりに満足しているとは言えません。プッシュしようとすると、マシンのリアとトラクションを制御するのが難しい状態にありました。マシンの力を最大限に発揮し、自信を持ってレースに挑めるよう、エンジニアとどの点を改善していけばいいのかを追及していく必要があります。現時点では、思ったようにプッシュができないと感じています。マシンはそれぞれの特性があり、努力して慣れていくしかないので、引き続きチームと共に自分のドライビングスタイルにより合うセットアップを見つけていきたいと思います。しかし、結果的にはポジティブな一日でもあったと思います。スタート後のマシンの感触は改善が見られ、ポイントを獲得してレースを終えることができました。今後はどの部分を改良していけるのかを見つけることが必要です。次の中国GPではさらに力強さを見せられるよう、できる限りのことをして準備をしていきたいと思っています」

    関連:【動画】 F1バーレーンGP 決勝 ハイライト

  • ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    ホンダのF1エンジンを搭載する4台がマシンがF1バーレーンGPの予選に臨み、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3列目のグリッドポジションを獲得した。

    レッドブル・ホンダとトロロッソ・ホンダの両チームともに随所で良い走りを見せた予選セッションとなった。Q1セッションでは両チーム共に力強いパフォーマンスを見せ、4台全てのマシンがQ2へと進出。

    しかしながらQ2ではダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ)がチームのオペレーションミスもあり15番手となるなど、4台中3台が敗退となった。

    ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ)はあと0.055秒という僅かなタイム差で13番手となり、Q3への進出をギリギリ決めることが叶わなかった。

    アレクサンダー・アルボンはトップ10に迫る勢いでトロロッソ・ホンダをリード。Q3進出を決めたキミ・ライコネン(アルファロメオ・レーシング)に僅か0.042秒差に迫るラップタイイムで走行し、ピエール・ガスリーの1つ前のグリッドポジションを獲得した。

    Q3への進出を決めたマックス・フェルスタッペンは1回のアタックのみで力強い走りを見せ、5番グリッドを獲得した。日曜の決勝は、長い1コーナーまで道のりをフェラーリとメルセデスのマシンの直後からスタートする。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「4台中3台がQ2で予選を終えたと言う点では、全体として厳しい予選だったと感じています。ただ、Red Bull Toro Rosso Hondaのルーキー、アルボン選手が2戦目で12番手を獲得するなど、ポジティブな部分もありました。また、Aston Martin Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手がいつも通り力強いパフォーマンスを見せ、5番グリッドを獲得してくれたことは、明日につながる結果だと思っています。他の3台については難しい場所からのスタートになりますが、長いレースになりますし、全てのマシンが完走し、できる限り多くのポイントを獲得できるよう準備を進めます」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「P3後、予選に少し出遅れてしまい、Q2へ進出するためにQ1は3周に賭けることにしました。それもあり、1度のみのアタックになりましたが、最終コーナーでミスをしてしましました。ライコネン選手(アルファロメオ・レーシング)とどれぐらい接近していたかはわかりませんが、僕がワイドに出てしまったせいでQ3へのチャンスを失ってしまいとても悔しいです。しかしこのレースウイークの調子に手応えを充分感じていて、予選までにこれだけ状態を整えられたことに満足しています。レースシミュレーションを視野にいれたP2では速さを感じましたし、今日得られたこともいくつかあるので、明日は効果的に活かせると思います。 オーバーテイクができるサーキットなので、ここでの明日の決勝がとても楽しみです!」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「今日の予選は最高の結果とはなりませんでした。Q2の最終周を走りきることができなかったので、結果はどうだったかは分かりませんが、充分あったQ3進出へのチャンスを逃してしまったと思います。マシンになにかが足りないことは感じているので、それを解明する必要があります。Q2の最終アタックでどうするべきだったかは明確だったので、それを計画通り実行する機会がなかったことはとても残念です。充分に戦える状態だと思うので、明日の決勝に気持ちを切り替え、更に気合いを入れて決勝を戦いたいと思います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「レースウイークの序盤から、特にマシンのリア部分に苦戦していたこともあり、予選結果は理想的なものにはなりませんでした。改善しようと試みたのですが、なかなかしっくりこず、今日のような僅差の戦いでは、たった0.06秒の差でチャンスを失ってしまう結果となりました。全てを最善な状態に持っていくことが一番重要ですが、今日の予選ではそれは叶いませんでした。このサーキットはリカバリーも効くコースですし、マシンのポテンシャルはあるので、最大のパフォーマンスを引き出せるように方向を定めれば、充分に戦えるはずです。明日はさらにチーム一丸となって戦い、ポイントを獲得し、今日の結果よりも上位でレースを終えたいと思います。ルクレール選手(フェラーリ)の初めてのポールポジション獲得は、彼のこのレースウイークで見せていた速さでは納得の結果だと思います。おめでとうございます!」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「このレースウイークはマシンのバランスに少し苦戦していて、特にソフトタイヤでの走行時が難しいと感じていました。 予選ではシフトダウン時にオーバーステアが出てマシンがスライドしてしまい、コーナーへのアプローチやマシンのバランス感覚を掴むことができませんでした。Q3の唯一のアタックラップは『完璧』か『ゼロ』のどちらかであり、僕としてはできることは全て出し切った1周だったと思います。もちろんフェラーリとメルセデスの後ろからスタートするのは満足していないことですが、Q1とQ2ではいい手応えが感じられなかったのにQ3に進出し5番グリッドを獲得できたことに満足しています。このレースウイークはミディアムタイヤを装着してのロングランに手応えを感じているので、明日の決勝レースではもっといい戦いができ、面白いレースになると思います」

    関連:2019年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:第2戦 アルゼンチンGP 予選レポート

    MotoGP 第2戦アルゼンチンGPの予選は、雲の多い天候の中で始まったが、午後になって青空が広がる絶好のコンディションとなった。初日のフリー走行は、トップから1秒差に21台がひしめく大接戦。2日目のフリー走行もトップから1秒差に15台という厳しい戦いになったが、Honda勢2チーム4選手すべてが、Q2進出を果たした。

    初日のフリー走行で8番手だったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、2日目のフリー走行で一気にタイムを上げて総合首位でQ2進出を果たす。予選でもライバルを圧倒するスピードで今季初ポールポジション(PP)を獲得した。マルケスは、史上最多PP記録を更新中だが、これで最高峰クラスで53回目、3クラス通算で81回目と記録を更新した。

    PPを獲得したマルケスは、スピードだけではなく、ロングランでも、1分38秒から39秒台のすばらしいペースで周回を重ね、決勝に向けて仕上がりのよさをアピールした。予選前のFP4では今大会初の転倒を喫したが、2号車でコースインしたマルケスは、転倒の影響を全く感じさせないペースでラップを刻むなど、今季初優勝とアルゼンチンGP3度目の優勝に向け大きく前進した。

    初日4番手のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、2日目のフリー走行でさらにポジションを上げて総合3番手。上り調子でQ2進出を果たした。予選では今季初フロントロー、初PPが期待されたが、完ぺきなアタックができず8番手へとポジションを下げた。しかし、開幕戦カタールGPでは予選6番手から3位表彰台に立っている。昨年のアルゼンチン大会を制しているクラッチローだけに、3列目からの追い上げが期待される。

    開幕戦カタールGPでベストグリッドの9番手から9位でフィニッシュした中上貴晶(LCR Honda Idemitsu)が、今大会も好調な走りを見せ、2戦連続で9番グリッドを獲得、ベストタイ記録となるグリッドから決勝に挑む。

    中上はフリー走行で総合11番手へとポジションを落とし、今大会もダイレクトでのQ2進出を果たせなかった。しかし、Q1でトップタイムをマークしてQ2へ。そして、上位12台の厳しい戦いの中で9番グリッドを獲得した。HondaRC213Vのセットアップが進み、攻めの走りが実現している。中上自身、「乗れている」と好調をアピールするだけに、昨年のバレンシアGPの6位をしのぐベストリザルトが期待される。

    Repsol Honda Teamで2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、初日21番手から2日目のフリー走行で総合9番手へと浮上。ダイレクトにQ2進出を果たし、12番グリッドを獲得した。これまで3度世界チャンピオンに輝いているロレンソ。Repsol Honda Teamに移籍して2戦目だが、現在はHondaRC213Vを自分の好みにセットアップしている段階。しかし、随所で光るを走りをみせているだけに、これからの飛躍に大きな注目が集まっている。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「予選セッションでは、ポールポジションを獲得するために、全力でプッシュしました。2本目の新品タイヤでは、1コーナーで小さなミスをしてしまったので、アタックをやめてピットに戻りました。今日は3回アタックするプランだったので、チームも準備を整えていました。このサーキットはポールポジションを獲得することがとても難しいので、とてもうれしいです。いいリズムがあります。明日の天気がどうなるか分かりませんが、ベストを尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「とても残念な予選でした。Q2の最後のアタックは、リアタイヤのグリップがあまりよくなくて、コーナーの進入でうまく減速できませんでした。9コーナーで2度もミスをしてしまったので、タイムを更新できませんでした。明日の天気がどうなるかということも気になりますが、8番グリッドからのスタートなので、とにかく、いいスタートが切れるように準備を整えなければなりません。難しいレースになると思いますが、楽しみです。いいペースがあるので楽しみです」

    中上貴晶(MotoGP 9番手)
    「カタールと同じ9番手ですが、2日間を通じてトップとのタイム差が大幅に縮まり、チームメートのカルとも約0.1秒差だったので、カタールよりはいい内容だったと思います。今日は、FP3でトップ10をキープする予定でしたが、本当にわずかの差で11番手にダウン。Q1から戦うことになり、すごく悔しい気持ちでした。しかし、すぐに気持ちを切り換えてQ1に挑み、トップタイムでQ2に進出することができました。バイクの仕上がりはよく、自分自身、乗れていると思います。今大会はアベレージがとてもいいので、明日の決勝がドライコンディションなら、いいレースができると思います。明日の決勝は、どんな天候になってもベストを尽くしたいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 12番手)
    「FP3はとてもうまくいきました。マシンのセッティングも進みました。今日は、昨日よりグリップがよくなり、ペースを上げることができました。FP3では8番手タイムを出すことができました。しかし、予選セッションへ向けて気温が上がり、同じセッティングでも、コーナー進入でフィーリングがあまりよくありませんでした。そのため、FP3のときのようなタイムを出すことができませんでした。その結果、11番手でしたが、制限速度超過のペナルティーで12番手からのスタートになってしまいました。明日のウォームアップで、引き続きセッティングに取り組みたいと思います」