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  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 予選レポート

    終日、雲の多い天候となったMotoGP 第4戦スペインGPの予選は、前日のフリー走行より、気温も路面温度も下がったことでタイムの出やすい好条件となり、レベルの高いラップタイムの応酬となった。

    その中で初日総合2番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、午前中に行われたFP3で前日より約1秒をタイムを短縮して2番手をキープ、ダイレクトでQ2に進出した。

    そして、ハイレベルな戦いとなったQ2でも1回目のアタックで1分36秒台に入れる好走で3戦連続ポールポジション(PP)の期待が寄せられたが、2回目、3回目のアタックをうまくまとめられず、最終的に3番グリッドが確定した。

    しかし、連続ラップの安定性では、依然としてライバルをしのぐもので、決勝では優勝候補の筆頭。地元ファンの声援の中で、今季2勝目と昨年からの大会2連覇、そしてスペインGP通算3回目の優勝に挑む。

    前日転倒を喫して5番手だったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、フリー走行で再び転倒を喫し、思うようにタイムを更新できなかったが、総合8番手でQ2進出を果たすと、6番グリッドを獲得した。2戦連続フロントロー獲得は果たせなかったが、FP4ではセットアップを進めることに成功し、2列目から今季2回目の表彰台と今季初優勝に挑む。

    初日7番手と好調なスタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、午前中に行われたFP3で前日より1秒以上タイムを短縮して7番手をキープ。初めてダイレクトでQ2進出を果たすと、トップから12番手までが0.634秒差という大接戦の中で8番手。開幕戦カタールGP、第2戦アルゼンチンGPでマークしたベストグリッド9位を更新することに成功した。予選の目標は2列目以内だったが、3列目から好スタートを切って、トップグループでの戦いに挑む。

    初日4番手と好調なスタートを切ったホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、FP3で約1秒タイムを短縮するが、厳しいアタック合戦の中で10番手へとポジションを落とした。しかし、今季初めてダイレクトでQ2進出を果たし、確実に調子を上げていることを感じさせた。そしてQ2では、2コーナーで痛恨の転倒を喫して11番手。ロレンソ自身が期待した結果にはならなかったが、地元ファンの声援を力に今季ベストタイ記録のグリッドから決勝に挑む。

    ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(Team HRC)は、フリー走行、予選と着実にタイムを短縮することに成功、Q2進出は果たせなかったが、14番グリッドを獲得した。今季初めての出場でまずまずのグリッドを獲得したブラドルの追い上げのレースが期待される。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「フロントローを獲得できてとてもうれしいです。ヘレスではいつも、いい走りを一周にまとめるのにもう少し苦労してきました。今日は、レースに向けてしっかり準備を整えられたことが、最も重要なことです。明日は、ライバルたちと比較することで、今の自分のレベルを理解できると思います。明日の気温がどうなるかは分かりませんが、明日の天候を見ていろいろ確認したいです。僕の持つPP最年少記録をブレイクした、ファビオ・クアルタラロにおめでとうと言いたいです。彼は今日、とてもいい仕事をしました。明日はいろいろなライダーがトップグループに加わる、いいレースになると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6番手)
    「FP3はセッティングが思ったように進みませんでしたが、明日は進められることを願っています。全体的に、今日はそれほど悪くありませんでしたが、FP3で転倒してしまったことが残念です。しかし、FP4ではセットアップを進められたし、予選では2列目グリッドを獲得できました。もちろん、もう少し前のグリッドがよかったと思いますが、ベストを尽くしました。レースに向けて、今夜セッティングに一生懸命取り組みたいと思います。チームもHondaもすばらしい仕事をしています。ヘレスの観客の前でいいレースができることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 8番手)
    「2列目以内というのが今日の目標でしたが、わずかに届きませんでした。しかし、FP3、FP4でいいペースで走ることができたので、決勝に向けては満足のいくものでした。予選では、何台かが1分36秒台に入るだろうと思っていました。その通りの結果になりました。自分は、FP3で1分37秒3が出たときに、予選では、1分37秒1を目標にしました。そのタイムを達成できず、ちょっと残念な気持ちでした。自分自身、もう少し行けたんじゃないかと不甲斐ない気持ちにもなりましたが、決勝に向けては、すごくいいかたちになったので、決勝でその悔しさをぶつけたいです。明日の決勝はトップ6を目標に最後まで戦います。チームもすばらしい仕事をしてくれているので、その期待に応えたいです。昨日、今日と流れはいいと思います。明日は、3列目からスタートを決めて、最後までトップグループで戦えるよう全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 11番手)
    「予選はとても順調で、最初のアタックから、かなりプッシュしました。2回目のアタックでは、よりハードなブレーキングとしたのですが、残念ながらフロントが切れ込み、転倒してしまいました。幸い、ケガはありませんでした。4列目というのは理想的なポジションではありませんが、がんばります。みんなとても速いので、スタートがとても重要になります。11番手というのは満足できる結果ではありませんが、これまでのレースと比べてもトップとの差はかなり縮まっていると思います」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 14番手)
    「今日もいい日になりました。金曜日ほどいいポジションではありませんが、前進できてうれしいです。明日のレースは、ポイント獲得を目標に挑みます。全体的にいい一日となりました」

  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 初日レポート

    ヨーロッパラウンドの初戦となった第4戦スペインGPのフリー走行は、終日青空が広がるすばらしい天候となった。その中でHonda勢が好調なスタートを切り、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が2番手、チームメートのホルヘ・ロレンソが4番手、カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が5番手、中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が7番手、今大会のワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(Team HRC)が9番手と、Honda勢3チーム5人がすべてシングルポジションという好調な走りをみせた。

    FP1でトップタイムをマークしたマルケスは、FP2でもほとんどの時間でトップタイムをキープした。しかし、セッション終盤にニュータイヤを装着してアタックする選手が多く、大接戦の中でFP2では4番手までポジションを落とした。マルケスは、FP1のベストタイムが初日の総合2番手タイムとなった。FP2でマルケスは、タイヤテストに集中し、最後のアタックではフロントだけハードのニュータイヤを装着、リアにユーズドのハードを装着して1分38秒台で連続ラップをこなし、仕上がりのよさをアピールした。

    Repsol Honda Teamに移籍して4戦目のロレンソが、今季ベストとなる4番手で初日を終えた。FP1ではマルケスに続いて2番手タイムをマーク。午後のFP2では、2号車で違うセットアップにトライした。しかし、気温や路面温度が上がり、思うようにタイムを更新できなかったが、今季初表彰台、初優勝を期待させる走りだった。

    Repsol Honda Teamは、25年の歴史の中で、スペインGPで12回の優勝を果たしています(HondaとしてはスペインGPで通算22勝)。また、Repsol Honda Teamは、06年から18年まで13年連続で表彰台に立ち続けている。今年は3年連続の大会制覇と今季初のRepsol Honda Teamの1-2フィニッシュの期待が膨らむ。

    過去2戦、ジャンプスタートのペナルティーと転倒で優勝争い、表彰台争いから脱落、悔しいレースが続いているクラッチローが総合5番手。初日はグリップ不足に苦戦したが、開幕戦カタールGP以来の表彰台と今季初優勝に向けて好調なスタートを切った。

    チームメートの中上もFP1で4番手、FP2ではタイムを更新できずに8番手へとポジションを落としたが、マルケス、ロレンソ、クラッチローと遜色ない連続ラップを刻み、好調をアピール。土曜日のFP3ではダイレクトでのQ2進出に加え、開幕戦カタールGP、アルゼンチンGPの9番グリッドを越えるベストグリッド獲得に挑む。

    今大会、ワイルドカードで出場のブラドルも好調な走りをみせた。FP1は15番手だったが、FP2では7番手タイムをマーク。初日総合で9番手となった。今大会は、マシン開発が大きな目標となるが、トップタイムから1秒差に19台がひしめく厳しい接戦の中でテストメニューを消化しながら、すばらしい走りをみせた。

    マルク・マルケス(MotoGP 2番手)
    「これまで通り、今日はレースウイークの金曜日のメニューを消化しました。安定して走行できるようにセットアップを行い、全体的なペース改善とレースに向けての準備に取り組みました。最初からいいフィーリングがあり、前進することができました。今日の走りには満足しています。いいスタートを切ることができました。しかし、引き続き仕事をしなければなりません。新しい路面のグリップはとてもいいです。路面コンディションに合わせて、セットアップが変わりました。いいペースでスタートできたので、ほかのことにも取り組むことができました。オースティンの問題は、ここでは出ていません。そのため、思ったように走ることができているし、ペースも安定しています。しかし、速いライダーがたくさんいるので、さらにセットアップを進めなくてはいけません」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 4番手)
    「FP1は、とても力強い走りができました。思ったような走りができましたし、ポテンシャルをみせることができました。とても快適でした。楽に安定したラップタイムで走ることができました。FP2は、別のマシンでセッティングを進めました。しかし、正しい方向に進めず、気温も上がり、思ったような速さはありませんでした。それでも前進することができました。明日に向けて準備はできています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 5番手)
    「このサーキットは、午前中の方がいつもラップタイムがいいことは分かっていました。午後は暑く、風も強くなりました。フィーリングもよくありませんでした。しかし、全体的にはポジティブな一日になりました。今日はマシンのフィーリングに少し問題があり、バンプであまりうまく機能しませんでした。今夜原因を追求したいです。路面が再舗装されましたが、とてもバンピーで、ミスをしやすいコンディションでした。明日はもっと安定した走りができるようにしたいと思います。ポールポジションは難しいと思いますが、FP3でQ2に進めるようにしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 7番手)
    「ヘレスは、路面が80%くらい改修されて、どういうフィーリングなるのだろうと思っていましたが、グリップはよく、安定したタイムで走行することができました。昨年11月のウインターテストのデータをそのまま活かすことができました。タイヤも段階的に硬いものにスイッチしましたが、ソフト、ハードともにいい走りができました。今日は2台のRC213Vを、1台はウインターテストで走った状態、もう一台はアルゼンチン、アメリカで走った状態としました。走り出しはこれまでのセットアップのマシンでしたが、2回目のアウティングでテストの状態のマシンに乗り換えると、すぐに1秒タイムを上げることができました。今日は明確に2台のセットアップの違いを見極めることができて、セットアップも進みました。課題は、タイヤのウォームアップで、このポイントについては明日も引き続きセットアップしたいです。ヨーロッパラウンドが始まり、手強いライバルたちがさらに強くなっていることを感じましたが、自分も序盤の3戦に比べて成長していることを実感する一日となりました。決勝はトップグループで戦うことを目標にしています。明日の予選は2列目までに並べるようがんばります」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 9番手)
    「HRC TestチームやMotoGPライダーたちとともにサーキットに戻ってくることができてうれしいです。今日は天気がよく、たくさん仕事ができました。そして、前進することができました。今週末は、たくさん周回することになりますが、いいスタートを切ることができました。ラップタイムにはとても満足しています。明日はさらにペースを上げたいです」

  • レッドブル 「ホンダF1とエクソンモービルとの三位一体の関係が奏功」

    レッドブル 「ホンダF1とエクソンモービルとの三位一体の関係が奏功」

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ルノーよりもホンダとの仕事の方がはるかに好ましいと語り、今シーズンの結果はホンダとのパートナーシップの方がより成功していることを示していると語る。

    レッドブル・レーシングは、過去にダブルタイトルを4連覇したルノーとのパートナーシップを昨年限りで解消し、今年からホンダのF1エンイジンを搭載。開幕戦から4戦連続で4位以上の入賞を果たしている。

    クリスチャン・ホーナーは、結果が改善された主な理由として、ホンダのレッドブルに焦点をあわせて仕事をしている点を挙げた。

    「ホンダとの仕事について素晴らしいことは、彼らがアストンマーティン・レッドブル・レーシングとトロロッソに完全に集中していることだ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「以前であれば、ルノーには彼ら独自のワークスチーム、そして、燃料サプライヤーがいた。我々がパワーユニットを稼働させるためには順番待ちをしなければならなかった」

    「2018年に我々が最終スペックのエンジンを走らせ、ワークスチームが走らせなかった唯一の理由は、それがエクソンモービルの製品で機能していたからだ。まったく異なる関係だ」

    「ホンダはエクソンモービルを強く推進しており、エクソンモービルは現時点で様々なバリエーションの製品を出している。その関係が流動的に機能しているのを見るのは素晴らしいことだ」

    「我々はホンダの開発経路、そのなかで燃料とエンジンオイルがどのような役割を果たすかについての議論に非常に深く関与している」

    「アストンマーティン・レッドブル・レーシング、ホンダ、そして、エクソンモービルが三位一体のパートナーシップを組むことで、誰もがそのパーティに参加できるようになった。非常にエキサイティングだ」

  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP プレビュー

    2019年 MotoGP 第4戦スペインGPが、5月3日(金)から5日(日)までの3日間、イベリア半島の南西部に位置するヘレス・サーキットで開催される。同サーキットは一周4.423km。バラエティーに富んだ大小13のコーナーのすべてがパッシングポイントと言っても過言ではなく、毎年、厳しい戦いが繰り広げられる。

    ヘレスは、1987年に初めてグランプリが開催された。以来、スペインGPの舞台として定着。同地で開催されるのは今年で32回目となる(88年はハラマで開催)。

    ヘレスのあるアンダルシア地方は、一年を通じて温暖な気候で、2月下旬にはMoto2クラスとMoto3クラスのウインターテストが行われた。MotoGPクラスの公式テストは昨年11月に行われている。Repsol Honda Teamを始め、各チームともにヘレス・サーキットのデータは豊富で、初日からレベルの高い走りが繰り広げられそうだ。

    ホンダは、これまでヘレスで通算22勝を達成している。2012年はケーシー・ストーナー、13年はダニ・ペドロサ、14年はマルク・マルケスとRepsol Honda Teamが3年連続で優勝した。さらに、15年、16年は、マルケスが3位、2位と表彰台に登壇。17年はペドロサがポールトゥウインを達成し、マルケスが2位。18年はマルケスが14年大会以来、2度目の優勝を達成した。06年から13年連続でRepsol Honda Teamの選手は表彰台に立ち続け、Repsol Honda Teamの大会連続表彰台記録を更新した。今年は3年連続スペインGP制覇と同大会で通算23度目の優勝を目指す。

    3戦を終えて総合4位のマルケスは、スペインGPでは、MotoGPクラスにデビューした13年から表彰台に立ち続けてきた。13年は2位、14年に優勝、15年2位、16年3位、17年2位、そして昨年は大会2度目の優勝を達成。12年のMoto2クラス時代の2位を含めて7年連続で表彰台に立ち、地元スペインのファンの期待に応えてきた。今年は開幕戦カタールGPで2位、第2戦アルゼンチンGPで優勝と好調なシーズンのスタートを切ったが、第3戦アメリカズGPでは、トップを快走するも痛恨の転倒を喫し、リタイヤとなった。

    第3戦アメリカズGPの舞台となったサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)では、初開催の13年以来、負け知らずの6連覇を達成し、今年も7年連続PPから7連覇が期待された。残念ながら連続優勝記録更新をす悔しい結果となったが、今大会はその雪辱に闘志を燃やし、2年連続の大会制覇と第2戦アルゼンチンGP以来となる今季2勝目に挑む。

    また、開幕戦カタールGPで9位、第2戦アルゼンチンGPで7位、前戦アメリカズGPで10位と開幕から3戦連続でトップ10フィニッシュを果たしている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、4戦連続ポイント獲得とベストリザルトを目指す。昨年11月にヘレスで行われた公式テストでは、自身初となるトップタイムでテストを終えた。11月と5月では、天候、路面コンディションに大きな違いはあるが、得意とするヘレスの走りに大きな注目が集まる。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、3戦を終えて総合8位。今年は開幕戦カタールGPで3位表彰台と好調なスタートを切ったが、第2戦アルゼンチンGPではジャンプスタートのペナルティーで13位へと後退。第3戦アメリカズGPでは表彰台争いに加わるが、ブレーキングミスで転倒リタイヤに終わった。

    アルゼンチン、アメリカと2戦連続で好調な走りを結果につなげられないというフラストレーションをためるクラッチローだけに、今大会はその雪辱に挑む。スペインGPでは、17年にフロントロー獲得となる3番手、昨年はポールポジション獲得を果たしているが、決勝ではともに転倒リタイアに終わっている。今年は、過去2戦と過去2年のスペインGPの悔しさをぶつける意気込みだ。

    Repsol Honda Teamで4戦目を迎えるホルヘ・ロレンソが、ホームGPに気合を入れる。過去、ヘレスでは08年以来、最高峰クラスで3度の優勝を含む8回の表彰台に立って来た。今年はホンダのMotoGPマシン、RC213Vでチャレンジするが、レースをこなす毎に予選、決勝ともにスピードを上げてきているだけに、今季初表彰台、初優勝が期待される。前戦アメリカズGPでは、予選Q1でトップタイムをマークしてQ2に進出するなど、本来の速さを発揮してきた。今大会は、地元の声援の中で、今季ベストグリッドとベストリザルトを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合4位)
    「ヘレスで行われるスペインGPはヨーロッパで最初に開催されるGPなので特別な気分です。スペインのファンもたくさん応援に来てくれます。もちろん、いつものように一生懸命取り組みます。チャンピオンシップは接戦なので、全力を尽くさなければなりません。アメリカズGPからのインターバルは、これまで以上に長く感じます。早くマシンに乗りたいです」

    中上貴晶(MotoGP 総合7位)
    「今回もまた、インターバルが2週間ありましたが、とても長く感じました。しかし、スペインGPに向けて、バルセロナでしっかり準備を整えることができました。昨年の11月にヘレスで行われたテストでは、トップタイムをマークしているので自信はあります。しかし、テストのときよりも気温は高いので路面の感触は変わっています。チームはいい仕事をしています。今週末のプランはすでに決まっています。天気はよさそうです。このサーキットは好きなのでレースが楽しみです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合8位)
    「ヘレスがとても楽しみです。ヘレスのサーキットは好きですし、過去にいいパフォーマンスを経験しています。昨年はポールポジションを獲得しました。このサーキットとは相性がよく、速く走ることができたので、今週末も力強い走行ができることを願っています。アルゼンチンとアメリカでは残念な結果となってしまったので、ここでいい結果を残すことは大事なことです。チームと仕事をするのが楽しみです。モチベーションは上がっています。いい結果を残すために、全力を尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合17位)
    「シーズンが始まってから、ずっとこのレースのことを考えてきました。怪我の影響もありテストの時間が限られていたので、序盤が難しくなることは分かっていました。ヘレスは大好きなサーキットの一つです。今までのサーキットよりも路面のグリップがよく、自分のライディングスタイルにとてもよく合うサーキットです。序盤の3戦でたくさんのことを学んだので、今大会はいい結果を出せると思います」

  • レッドブル 「トロロッソの存在がなくてもホンダへの変更は成功していた」

    レッドブル 「トロロッソの存在がなくてもホンダへの変更は成功していた」

    レッドブル・レーシングのチーフエンジニアを務めるポール・モナハンは、昨年のトロロッソでの経験がなかったとしても、ホンダへのF1エンジンの変更は成功していたと語る。

    レッドブル・レーシングは、昨年まで12年間エンジンパートナーを務めていたルノーとのパートナーシップを解消し、今年からホンダにF1エンジンを変更。マックス・フェルスタッペンが開幕から4戦すべてを4位以内で終えている。

    2018年のトロロッソとホンダの連携により、レッドブル・テクノロジーに知見が蓄積し、今季のレッドブル・レーシングとのパートナーシップ開始に向けた土台は築かれていた。

    しかし、ポール・モナハンは、その恩恵を受けたとは感じてはいるものの、それがなくても今季のサプライヤー変更の成功に自信はあったと語る。

    「チーム間でやり取りできる情報はとても役立ちます。たとえ詳細までは分からなくても、他のチームがPUをどのように使うのかを知るのは興味深いものです」

    「マシンへの合わせ込みと実際の運用ともに、ホンダと一体になって取り組めていますし、もしトロロッソの存在がなくても、PU変更は間違ったチャレンジにはなっていなかったと思います。でも、レギュレーションの範囲内でトロロッソから情報を得られていますし、それが役に立っています」

    「PUサプライヤーの変更は、過去5年間のエンジン運用の経験をフイにしてしまうという側面もあります。運用、シャシーへの合わせ込み、必要事項やメリットなど多くの知見を失いますが、新たな挑戦にはそれに見合うだけの価値がありました」

    「ホンダがレイアウトやデザインを見直す準備をしてくれて、我々のシャシーに合わせようと取り組んでくれるのは素晴らしいことです。今季は全体的にこうした協調性が向上しているので、過去の知見を捨ててこの変化を選択したことに、かなり満足しています」

    レッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンの活躍によって、すでに開幕戦で表彰台は手にすることができた。次の目標は優勝となる。ここまで厳しい結果もあったが、ポール・モナハンは、ホンダとの連携でチャンスは広がり、まだまだお互いに向上できる手応えがあることが、励みになっていると語る。

    「ホンダの仕事ぶりは終始プロフェッショナルです。PUは常に準備万端の状態で、彼らの説明通りの性能を発揮します。開発にもとても熱心で、信頼性とパフォーマンスの向上を並行して行っているさまは見事と言うほかありません」

    「ここまで、率直に物を言い合いながら仕事ができていますし、運用スタッフも最大限の性能を引き出そうと取り組んでくれています。PUの冷却面も手堅く、最高の形でシャシーとPUを組み合わせることができています」

  • レッドブル 「バクーでの我々のマシンはフェラーリよりも速かった」

    レッドブル 「バクーでの我々のマシンはフェラーリよりも速かった」

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1アゼルバイジャンGPではレッドブルのマシンの方がフェラーリよりも速かったと確信していると語る。

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGPでフェラーリ勢に割って入り3戦連続の4位入賞を果たした。

    序盤に出遅れたマックス・フェルスタッペンはレースを通してセバスチャン・ベッテルとのギャップを縮めていったが、チームメイトのピエール・ガスリーのRB15のドライブシャフトが故障したことで、レッドブルはリスクを冒さないことを選んだ。

    「今日の我々のペースはフェラーリとメルセデスと比較しても強かった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「実際、今日の我々はおそらくフェラーリよりも速いクルマを持っていたと思う。ピエールを見れば、見た目上は失格とDNFで酷い須臾末だったかもしれないが、実際の彼のペースは強かった。スティント後半の彼の(シャルル)ルクレールに対するペースを見れば、彼の方が強かった」

    「マックスは序盤に(セルジオ)ペレスの後ろであまりにタイムを失い、セバスチャン(ベッテル))とメルセデス勢の後ろに落ちたが、スティントの最後は彼の方が速かった。かなり速かった」

    「第2スティントで彼にもっと良いタイヤを与えるために数周長く走らせていたし、第2スティントではセバスチャンに対して10秒以内に縮め、前のグループとの差を縮めていた」

    「そのあとVSCが入り、再びタイヤのウォームアップに少し苦しんだが、ピエールの故障を見た後だったので、あまりリスクは冒したくなかった」

    クリスチャン・ホーナーは、二人のドライバーがフェラーリ勢と比較して示したペースは有望であり、そのパフォーマンスは開幕以降でレッドブルと新しいエンジンパートナーのホンダの両方によってなされたゲインを反映したものだと考えている。

    「シーズン序盤以降、我々はギャップを縮めていると思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「メルボルンでは力強いレースをしていたし、マックスはあのグランプリの大部分でルイス(ハミルトン)をプッシュしていたと思う。バーレーンは我々にとってタフなレースだったが、実際、それ以降で我々が果たした改善が明らかになったと思う」

    「中国ではより力強いレースウができたし、ここでもさらに強かった。ご存じのように歴史的に我々の強みが発揮されないトラックだったし、ヨーロッパに戻ることを楽しみにしている。我々に適したサーキットがいくつか出てくることを期待している」

    「今日のレースでのマシンのパフォーマンスはかな良かったと思う。ミドルセクターを見れば、我々はここでのレースのミドルセクターで絶えず最速のマシンだった」

    「我々はクルマを確実に進歩させていると思うし、それもすべてのプロセスの一部だ。クルマは再びレースで強かったと思う」

  • ホンダ | 2019年 F1アゼルバイジャンGP 決勝レポート

    ホンダ | 2019年 F1アゼルバイジャンGP 決勝レポート

    F1アゼルバイジャンGPでは、ホンダのF1エンジンを搭載するレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが3戦連続の4位フィニッシュを果たし、貴重なポイントをもたらした。

    4番手スタートのマックス・フェルスタッペンはスタートで5番手に順位を落とすも、すぐに4番手のポジションを取り戻す。上位4台の中では最も遅い14周目でピットインし、ミディアムタイヤで復帰すると、レース中盤では上位陣をしのぐペースでレースを続け、前との差を詰めていく。

    ただ、バーチャルセーフティカーの導入により一旦タイヤの温度が下がったこともあり、終盤では縁石を避けながら4位をキープする走りに切り替え、ポジションを維持したままフィニッシュした。

    金曜のセッション中のペナルティーによりピットレーンからスタートしたピエール・ガスリーは、ミディアムタイヤでスタートすると力強い走りでポジションを上げ、一時はフェルスタッペンの直後まで順位を上げる。この路面コンディションの中ではソフトタイヤよりもペースがよかったミディアムタイヤを38周目まで引っ張るが、11周を残したところでドライブシャフト破損によりリタイアを喫することになった。

    一方のトロロッソ・ホンダにとっても、難しいレースになった。ソフトタイヤでスタートしたダニール・クビアトのペースが上がらないとみると、5周目で早々にピットインし、ミディアムタイヤに交換。チェッカーまで長いスティントで走る戦略に切り替える。しかしながら、31周目、他車に不運な形で接触されてフロアを破損したことにより、リタイアすることになった。

    同じくソフトタイヤでスタートしたアレクサンダー・アルボンは、11番手からクリーンなスタートを切るが、ライバルよりも引っ張った形で12周目にピットインすると、ピットアウト後は最後尾までポジションを落としてレースに復帰する。その後も手堅い走りを続け、入賞圏内に迫るが、最後は11位。惜しくもポイントまであと一歩のところでレースを終える形になった。

    田辺豊治 (ホンダF1 F1テクニカルディレクター)
    「今日のレースは、スペック2のICEを導入した初戦ということもあり、4台完走を目指していましたが、残念ながら2台がリタイアとなってしまいました。フェルスタッペン選手はいつも通りの安定した走りで、3戦連続となる4位を獲得してくれました。一方で、ガスリー選手とクビアト選手が、それぞれマシンのトラブルとレース中のアクシデントによりリタイアとなってしまったことはとても残念でした。また、完走を果たしたアルボン選手についても、あと少しでポイント獲得に至らなかったことは悔しく思っています。新しいスペック2は週末を通して問題なく機能しましたので、さらなるデータ分析を進め、次のスペインGPに向けて準備を進めます。今後ともチームと一緒に前進を続けていければと思います」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「一般的に見れば、いいレースができたと言えるでしょう。レース中常にメルセデスとフェラーリが視界にあり、ただそのギャップを縮めようと走行しました。スタートでブロックされ、コーナーにより突っ込んだ状態でのブレーキングができず、ペレス選手にオーバーテイクを許してしまいました。確かに順位は落としてしまいましたが、1周目にリスクを負って無理する必要はありませんでした。抜き返したあと、他より少し長めにソフトタイヤで走行し、マシンからはいい手応えを感じていました。ペースはよく、特にミディアムタイヤを使用した第2スティントでは前方とのギャップを7~8秒も縮めることができました。VSC(バーチャルセーフティーカー)ではタイヤを冷やしてしまったのか、解除後に後れを取ってしまいました。このコースでは、タイヤの温度がカギであり、低いとマシンが滑ってしまうため、ファイナルラップでリスクを背負って攻めることはしませんでした。バルセロナでのパフォーマンスはそこで持ち込むアップデートの内容によりますが、さらに他とのギャップを縮めて戦えるようにしていきたいと思います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「今回のレースウィークは、今までの3戦よりずっといい週末となりました。マシンにさらに慣れ、自分が思ったような走行ができるようになりました。予選ではQ1を上手くまとめることができ、いいパフォーマンスを見せられたと思います。レースではピットレーンスタートとなってしまったため、前方でポジション争いをするには難しい位置だと分かっていましたが、ポイントを獲得するには十分な速さがマシンには備わっていると感じていました。決勝中も6番手までポジションアップして上手く進んでいたのですが、ドライブシャフトのトラブルにより完走することができませんでした。結果的には、僕自身はあらゆる状況に上手く適応できたレースウィークだったと感じていますし、チームの方向性は正しかったと思います。マシンの挙動も予測がつきやすく、僕自身もアプローチを変えた部分があります。まだ改善すべきことはありますが、一戦ごとにチームとともに正しい方向へ前進していると信じています」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「ポイント獲得圏内にあと一歩のポジションで終わってしまったことが悔しくてなりません。スタートはまずますでしたが、前方を阻まれブロックされたとき、タイミング悪く間違った方向にマシンを逃がしてしまったことで1コーナーの壁をかすってしまったので、その後の数コーナーは気をつけながら走行を続けました。以降、マシンのペースは安定していましたが、ピットインのタイミングが少し遅かったことによりタイムロスをしてしまった気がします。ピットイン後はすべてのマシンの後ろでコース復帰をし、ポジションを落としてしまいました。中団チームの差がどれもわずかで、その中でポジションアップを狙うには、ペースに他よりも大きなアドバンテージがないと難しいことです。最終的に、何台かオーバーテイクもでき、レースを楽しむことができました。それがなによりも重要なことではないかと思います!」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「自分の責任でないのにレースをリタイアしなくてはならなかったことが残念でなりませんが、このようなことはレースで起こり得るので、仕方がないことだと思います。リカルド選手は自分のミスだと認めていますし、彼との間に問題はなく、水に流して次に進もうとしています。ポイント獲得も可能だと思って挑んだレースだったので、もちろんこの結果は残念ですが、あのときはなす術なしだったと思います。昨日の予選ではマシンに大きな手応えを感じていたのですが、今日の決勝ではタイヤのマネージメントに苦戦しました。なにが原因かを解明し、次のレースへ向けて準備を進めたいと思います。マシンのパッケージは十分に戦えるものなので、必ず我々のときがやってくると信じています」

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  • マックス・フェルスタッペン 「VSC導入で表彰台のチャンスが潰えた」

    マックス・フェルスタッペン 「VSC導入で表彰台のチャンスが潰えた」

    レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1アゼルバイジャンGP後半のVSC(バーチャルセーフティカー)期間にミディアムタイヤの温度とグリップを失ったことがレース後半に表彰台を争うチャンスが潰えたと語る。

    オープニングラップでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)に4番手のポジションを奪われたマックス・フェルスタッペンだが、6周目になんとかポジションを奪い返したが、その間にトップ3とのギャップは開き、表彰台争いで劣勢に立たされることになった。

    だが、ピットストップでミディアムタイヤに履き替えた後、マックス・フェルスタッペンは息を吹き返し、ファステストラップを連発して3番手のセバスチャン・ベッテルとの差を縮めていく。

    しかし、40周目にチームメイトのピエール・ガスリーがドライブシャフトの故障と見られるトラブルによるリタイアによってVSCが2周に渡って導入されたことで、タイヤの温度が大きく低下し、それまで見せていたペースを再現することができなかった。

    「ペレスの後ろで少し時間を失ってしまった。1周目に接触のリスクは望まないものだ」とマックス・フェルスタッペンは振り返る。

    「その後にミディアムで示したペースは良かった。VSCまでのスティントで7~8秒くらい縮めていたし、とても有望だった。でも、VSC後はグリップとタイヤの温度が得られなかった」

    「ここではそれが鍵だし、もうプッシュすることができなかった。とにかくスライドしていたし、完走することに決めた」

    マックス・フェルスタッペンは、レース中に無線で報告されたブレーキの問題なかったとし、ホンダのスペック2エンジンも問題なく走っていたと語る。

    「ブレーキの懸念がどこから出てきたのかわからない。彼らはとにかくダッシュボードに従おうよう伝えてきたけど、ブレーキにまったく問題はなかった」

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  • ホンダF1 「スペック2のICEは問題なく機能したが2台リタイアは残念」

    ホンダF1 「スペック2のICEは問題なく機能したが2台リタイアは残念」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1アゼルバイジャンGPの決勝レースを振り返った。

    ホンダは今週末のF1アゼルバイジャンGPでレッドブルとトロロッソの4台にアップグレード版“スペック2”エンジンを投入。マックス・フェルスタッペンは4位入賞を果たしたが、アレクサンダー・アルボンは11位、ピエール・ガスリーとダニール・クビアトはリタイアという結果に終わった。

    「今日のレースは、スペック2のICEを導入した初戦ということもあり、4台完走を目指していましたが、残念ながら2台がリタイアとなってしまいました」

    「フェルスタッペン選手はいつも通りの安定した走りで、3戦連続となる4位を獲得してくれました。一方で、ガスリー選手とクビアト選手が、それぞれマシンのトラブルとレース中のアクシデントによりリタイアとなってしまったことはとても残念でした。また、完走を果たしたアルボン選手についても、あと少しでポイント獲得に至らなかったことは悔しく思っています」

    「新しいスペック2は週末を通して問題なく機能しましたので、さらなるデート分析を進め、次のスペインGPに向けて準備を進めます。今後とっもチームと一緒に前進を続けていければと思います」

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  • ホンダ | 2019年 F1アゼルバイジャンGP 予選レポート

    ホンダ | 2019年 F1アゼルバイジャンGP 予選レポート

    波乱に満ちたF1アゼルバイジャンGP予選の結果、決勝はホンダのF1エンジンを積んだマシンのうち2台が、2列目と3列目からスタートすることになった。

    レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、昨日のプラクティスセッション中にレースオフィシャルによる計量の指示に従わなかったことによるペナルティーのために明日のレースではピットレーンからのスタートが決まっていた。

    それでも今日の予選Q1ではトップタイムを記録し、明日に向けて期待を持たせるスピードを見せた。なお、Q1でのクラッシュによる赤旗中断により30分遅れでスタートしたQ2では、ガスリーは走行を行わなかった。

    その他の3台も順調にQ2進出を果たしたが、Q2最後のアタックでトラフィックなどの影響によりタイヤをうまく作動できず、トロロッソ・ホンダのアレックサンダー・アルボンはわずか0.1秒差でQ3進出を逃す結果となった。アルボンは13番手のタイムだが、他車のペナルティーにより明日は12番グリッドからのスタートになる。

    10台で争われるQ3にはレッドブルのマック・フェルスタッペンと、トロロッソのダニール・クビアトが進出。フェルスタッペンは二台のメルセデスと一台のフェラーリに次ぐ4番手。最後にすばらしいアタックを見せたクビアトは、フェルスタッペンの後ろとなる6番手を獲得し、予選を終えた。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日の予選は波乱含みで難しい展開になりましたが、フェルスタッペン選手が今日もすばらしい走りを見せて4番グリッドを獲得してくれました。また、Red Bull Toro Rosso Hondaとして今季初のQ3進出になったクビアト選手も6番グリッドを獲得し、明日のレースに向けて前向きな結果になりました。今週末にあわせて競争力のあるパッケージを準備してくれた両チームのメンバー、そしてHRD-Sakuraとミルトン・キーンズにいるHondaの仲間たちの尽力に感謝しています。
    ガスリー選手はQ1で全体のトップタイムをマークしたものの、昨日のセッション中のペナルティーにより明日はピットレーンからのスタートになってしまうことは残念です。ただ、明日は長いレースになりますし、ここバクーはさまざまな波乱が起こる可能性があるサーキットですので、12番手からスタートするアルボン選手とともに着実に順位を上げ、入賞圏内を目指してもらいたいと思います。明日のレースは4台完走、4台ポイント獲得を狙います」

    アレックス・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「最後は少し不満が残る予選となりました。Q3に進出できるだけのペースがあると感じていたのですが、重要な時に発揮できなかったようです。タイヤを適正な温度にマネージできるよう努力していたのですが、赤旗中断後のセッション終盤に急激に気温が下がった後は、その対応に苦慮することになりました。路面が冷えている時にマシンがスライドしてしまうという状況が発生してしまったのですが、うまくウォームアップできていなかったが原因かもしれません。今日も目の当たりにしましたが、ここではどんな大混乱が起こるかわからないので、明日は気を取り直して決勝を迎えたいと思います」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「今日はQ3でもいい走行ができ、予選でも満足のいく結果を出せたと思います。このサーキットのようなコースはドライバーにとって勇気を試されるコースであり、いいラップをまとめられると自信につながります。昨日十分に走ることができず、誰にとっても理想的な状況ではありませんでしたが、僕はいいペースをつかむのにあまり多くの周回を走る必要がないタイプなので、大きな影響はありませんでした。走行中トラックウォールをかすめてしまったラップがあったのですが、このサーキットはそのぐらいの度胸を持って攻めなければいいタイムは出せないコースです。明日の決勝は長い一戦となるので、いい結果につなげるにはすべてをうまくまとめなければなりませんが、僕には十分そのチャンスがあると手応えを感じています。決勝は何が起こるか全く予想がつきませんが、冷静に最善を尽くして戦います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「Q1をトップタイムで終えることができたのはよかったのですが、明日の決勝はピットレーンからスタートすることが決まっていたので、燃料の少ない状態でのマシンの感触を確かめることを最優先しました。今シーズン始まって以来、初めてではないかと思うぐらい、いい手応えを感じることができたので、とても満足しています。常にどんな状況にも適応できるよう努力しているのですが、その努力のおかげで少しずつ前進できているように感じています。方向性は間違っていないと思うので、結果的にポジティブな予選となったのではないでしょうか。決勝に向けてエンジンのマイレージをセーブしておきたかったので予選ではPUのパワーレベルを上げることを控えたため、あまり期待はしていませんでした。結果的には手応えを感じることができた予選セッションとなりました。チームはいいマシンを準備してくれているので、マックス(フェルスタッペン選手)がQ3でいいグリッドを獲得できるよう願っていました。このサーキットでは予想外のことばかりが起こるので、決勝ではチェッカーを受けるまで最大限、攻めて戦います。マシンの仕上がりには自信があるので、明日はスタートの遅れを取り戻してポイント獲得してレースを終えられるようにプッシュしていきます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「予選でここまでのパフォーマンスを出せたことはいい意味で驚いていますし、2列目スタートになったことは、悪くない結果だと思います。Q3では1セットしか使用できるタイヤが残っておらず、ライバルと違った戦略を取ることになったため、単独で走行するセッションになりました。このサーキットを単独で走るのは難しく、スリップストリームを使いながら走行している他のマシンと比べてしまうと、もちろんタイムは出せません。自分のQ2の結果と比べても、0.25秒もメインストレートではタイムを失うことになりました。別のもう一本のストレートでは6、7秒先を走行するマシンの後ろに吸い込まれるように付いて走れば、そこで0.1か0.2秒も稼ぐことができます。予選セッション最後のアタックラップで最大限にプッシュをした結果、うまくまとめることができただけに、もし多数のマシンの列からのスリップを利用できる位置にいれば、ポールポジション争いもできたかと思います。しかし、マシンの調子に十分な手応えを感じることができたことに満足しています。ここでのレースは1コーナーで結果が決まってしまうようなレースにはならず、いつも荒れる一戦となります。ライバルとの差は大きくないですし、4番手スタートは十分にトップ争いができる位置であると信じています」