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  • ホンダ | 2019年 F1スペインGP 金曜フリー走行レポート

    ホンダ | 2019年 F1スペインGP 金曜フリー走行レポート

    F1スペインGPの慌ただしい初日が終わり、4台のホンダのPU(パワーユニット)で戦うマシンのうち3台がトップ10内のタイムをマークした。

    レッドブル・ホンダは、FP1で出したベストタイム時ではソフトタイヤを使用していなかったが、ピエール・ガスリーがセッション8番手のタイムをマーク。9番手にRトロロッソ・ホンダで最速だったダニール・クビアトが続いた。

    マックス・フェルスタッペンは12番手、アレクサンダー・アルボンが15番手をマーク。しかしながらフェルスタッペンはマシンのセッション終盤のオイル漏れのトラブルにより、すべてのプログラムを消化しない状態で最初のセッションを終えることとなった。

    このオイル漏れのトラブルにより、フェルスタッペンのPU交換を予定より前倒しする決断が下された。計画ではスペック2のPUに金曜夜のタイミングで載せ替える予定だったが、プログラムへの影響を最小にすべく、FP2前に変更すべく早急に作業を行うこととなった。

    メカニックたちによるすばらしい作業により、フェルスタッペンはFP2に遅れをとることなく走行開始。セッションでは5番手のタイムをマークし、ガスリーも7番手でFP2を終えた。クビアトとアルボンはそれぞれ10番手と12番手でセッションを終えましたが、トロロッソ・ホンダの2台のラップタイムがわずか0.057秒差と、今回も中団の争いは非常に僅差となっている。

    マックス・フェルスタッペンのスペック1のPUで起きたトラブルの原因の分析はまだ続けれらるが、ホンダのPU搭載の残り3台のマシンも土曜日のFP3と予選に向け、今夜中にスペック2への交換が予定されている。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「残念ながら4台そろって順調なバルセロナ初日にはなりませんでした。Scuderia Toro Rosso側のPUについては大きな問題はなく、スムーズな一日となりましたが、Aston Martin Red Bull Racingのフェルスタッペン選手のPUにオイル漏れを確認しました。FP1終盤に発見されたため、FP2までの時間を考慮し、PU交換を選択しました。結果として無事にFP2のスタートに間に合わせることができましたし、Red Bull、Hondaのメカニックの迅速な交換作業に感謝します。フェルスタッペン選手がFP1で走行時間を失ったことは残念でしたが、今週末は金曜にスペック1のPUを使用し、土曜からは前戦使用したスペック2に交換するのが当初からの予定でした。フェルスタッペン選手のみ、交換タイミングがやや早まったかたちにはなりましたが、レースに向けて、引き続きセッティングを進めます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「今日の2回に渡るフリー走行では、アップデートされたマシンアップデートへの理解をより深めようと試み、それが十分にできたセッションとなりました。アップデートがうまく機能している手応えを感じましたし、同時にタイヤもうまく作用しているようです。ロングランはまあまあと言った感触ですが、今夜一晩時間があるので、もう少しペースを改善できる部分があると思います。FP1中にPUのオイル漏れのトラブルが見つかり、FP2前にPUを載せ換える作業を行うこととなったため、少し走行時間を失ってしまいました。そのせいもあったのか、FP2ではマシンのバランス的に求めていたセットアップとはなりませんでした。しかし明日までに改善できるような十分なデータは取れたはずです。ここは僕の好きなサーキットですし、チームにとっても快適な“ホーム”である新しいエナジーステーションが建てられているので、さらに楽しみなレースウイークになりそうです」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「一日を終え、初日の今日は前向きな結果を残せたいい日でした。マシンの最初の感触はとてもよく、一歩前進したような手応えを感じました。もちろん、ドライバーとしては常にもっとグリップ力を求めますが、マシンのバランスの面ではとてもいい感触を受けたので満足しています。とはいえ、まだ走行初日を終えたばかりなので、結論を出すにはまだ早く、もっとマシンについて理解を深める必要があります。メルセデスとフェラーリの速さが際立っているのは一目瞭然ですが、僕たちも今日は多くのテストを行うことができたので、今夜中にデータを解析をし、明日に十分に備えることに集中する必要があると思います」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「成果のあるレースウイークの金曜日となりました。多くの周回を大きなトラブルなくこなし、明日へ最適なセットアップを見つけるために、今夜解析するべき有益なデータを得ることができました。中団の争いは0.1秒も重要なほど僅差ですが、今日の結果からチームとしてさらに一歩先へステップを踏める自信を感じています」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「アップデートをしたということは、どうすれば最適な状態で作用するのかを見出すために時間を費やすかもしれないということであり、今日のFP1はまさにその時間だったようです。FP2前にすべてのデータを解析したため、午後はより成果のあるセッションになりましたし、大きな一歩を踏み出すことができました。改善は見られましたが、明日のためにするべきことはまだあるはずです。混戦になっていますが、マシンのペースには強い手応えを感じています」

    関連:
    ・F1スペインGP FP2 結果:バルテリ・ボッタスがトップタイム
    ・F1スペインGP FP1 結果:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • FIA-F3 | 開幕戦 スペイン 予選:角田が10番手、名取が28番手

    FIA-F3 | 開幕戦 スペイン 予選:角田が10番手、名取が28番手

    今シーズンからHondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)の一環として、FIA-F3選手権に角田裕毅と名取鉄平が参戦する。角田はJenzer Motorsportから、名取はCarlin Buzz Racingからエントリーし、全8大会16レースの戦いに挑む。

    昨年までのGP3選手権がFIA-F3選手権となり、全8大会はすべてF1のサポートレースに組み込まれるこのシリーズは、将来のF1ドライバーを目指す若者が集まり、非常に激しい戦いが繰り広げられることで知られている。

    2019年シーズンは、30台がエントリー。3回のテストを経て、スペイン・バルセロナで開幕を迎えた。午前9時15分からのプラクティスでは、名取が17周を周回し20番手、角田は16周を周回し26番手に終わった。

    午後5時50分から30分間の予選が行われた。開始早々、全車がウォームアップを行なっている最中に、コース上にストップするマシンが出て赤旗中断となる。約5分後に予選は再開された。1セット目のアタックで、角田は1分33秒613、名取は1分34秒434をマーク。ともに同じタイヤで再度アタックするが、タイムアップはできなかった。セッション終盤、2セット目のタイヤでのアタックで、角田は1分32秒875、名取は1分34秒054とタイムアップを果たした。目まぐるしく順位が入れ替わる僅差の争いの中、最終的に角田は10番手、名取は28番手で予選を終えている。

    レース1は11日午前10時15分(日本時間午後5時15分)にスタート。角田は5列目から、名取は14列目から上位進出を目指す。

    角田裕毅(予選10番手)
    「テストのときからアンダーステアがひどい状況でしたが、プラクティスでも同じような感じで、タイヤのデグラデーションもひどく、うまく走れない状況でした。予選に向けてエンジニアと相談し、セッティングを変更したことと、F1が走って路面状況が変わったことで、マシンの状態はだいぶよくなり、最後のアタックはなんとかタイムを出すことができました。レースに向けては、優勝とは言えないですが、5位以内を目指してがんばりたいと思います」

    名取鉄平(予選28番手)
    「プラクティスでは、タイムがあまりよくありませんでした。引っかかってしまったのが原因でしたが、各セクターのベストをつなげられれば、結構いいタイムが出せるイメージでした。まだデータを見ていないので、なにが悪かったのかはっきり分かりませんが、トップ10には入れるイメージだったので、ここまで順位が下だとは思いませんでした。ドライビングやマシンのセッティングなど、まだ分からないことや足りない部分があると思います。ここから上を目指していきたいと思います」

    順位 No. ドライバー マシン 周回数 タイム/差
    1 28 R.シュワルツマン Prema Racing 11 1’31.975
    2 3 C.ルンガー ART Grand Prix 11 +0.108
    3 26 M.アームストロング Prema Racing 11 +0.452
    4 27 J.ダルバラ Prema Racing 11 +0.554
    5 31 L.サージェント Carlin Buzz Racing 11 +0.685
    6 5 S.ラクソネン MP Motorsport 13 +0.780
     
    10 14 角田裕毅 Jenzer Motorsport 11 +0.900
    28 29 名取鉄平 Carlin Buzz Racing 11 +2.079
  • ホンダF1 「残念ながら4台そろって順調な初日にはならなかった」

    ホンダF1 「残念ながら4台そろって順調な初日にはならなかった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1スペインGP初日の作業を振り返った。

    午後のフリー走行では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが5番手、ピエール・ガスリーが7番手、トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが10番手とホンダ勢3人がトップ10に入った。

    午前中のフリー走行では、マックス・フェルスタッペンのパワーユニット(PU)にオイル漏れが発生。レッドブルは金曜日をスペック1のPUで走行する予定だったが、急遽フェルスタッペンのみFP2までにスペック2に交換し、セッションを終えている。

    「残念ながら4台そろって順調なバルセロナ初日にはなりませんでした」と田辺豊治はコメント。

    「スクデーリア・トロロッソ側のPUについては大きな問題はなく、スムーズな一日となりましたが、アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手のPUにオイル漏れを確認しました」

    「FP1終盤に発見されたため、FFP2までの時間を考慮し、PU交換を選択しました。結果といて無事にFP2のスタートに間に合わせることができましたし、レッドブル、ホンダのメカニックの迅速な交換作業に感謝します」

    「フェルスタッペン先週がFP1で走行時間を失ったことは残念でしたが、今週末は金曜日にスペック1のPUを使用し、土曜からは前戦使用したスペック2に交換するのが当初からの予定でした」

    「フェルスタッペン選手のみ、交換タイミングがやや早まったかたちにはなりましたが、レースに向けて、引き続きセッティングを進めます」

    関連:
    ・F1スペインGP FP2 結果:バルテリ・ボッタスがトップタイム
    ・F1スペインGP FP1 結果:バルテリ・ボッタスがトップタイム

  • ホンダ:2019年 第5戦 F1スペインGP プレビュー

    ホンダ:2019年 第5戦 F1スペインGP プレビュー

    ホンダは、レッドブル・レーシングとスクデーリア・トロ・ロッソとともに2019年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPに挑む。

    第5戦目を迎え、チームは計8日間のシーズン前テストを行ったスペインに戻ってくる。1991年にカタルニア・サーキットがF1カレンダーに加わって以来、欠かすことができない場所になっている。テストだけでなく、シミュレーターでもよく使われていて、カレンダーの中でも特にテクニカルなサーキットとして知られている。

    昨年はFP3でのクラッシュがあり、1台しか予選を走ることができなかった。そして、決勝ではピエール・ガスリーがターン3でのクラッシュに巻き込まれてしまったため、残り1台での戦いになった。

    緩やかなハイスピードコーナーがタイヤを酷使するが、他のサーキットほどPUのパワーにレース結果が直結しない。チームはいい結果を残すために全力を尽くす。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「開幕から続いた欧州外での『フライアウェイレース』がいったん終わり、今回から伝統のF1ヨーロッパラウンドが始まります。その初戦、スペインGPが行われるカタルニア・サーキットは、約1kmのストレートに高速コーナー、低速コーナーが組み合わされたバラエティーに富んだレイアウトで構成されるため、シャシー開発においてよくベンチマークとしても使われる場所です。今年もシーズン前のウインターテストで訪れましたが、例年各チームが大幅なアップデートを持ち込むことも多く、中盤戦に向け戦闘力の構図が変化することも考えられます。我々としてもオフシーズンテストのデータ、ここまで戦ってきたレースのデータを見直し、最善の準備をして臨みたいと思います」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「ヨーロッパに戻り、バルセロナでのレースに臨みます。ここは、僕がF1初優勝を飾ったコースですから、常に特別な気持ちになります。全チームにとってプレシーズンテストの舞台でもあるので、その時の経験がセットアップに役立ってくれればと思います。もちろん、テスト時とは気温が異なるでしょうし、どのチームも新パーツを持ち込むと思うので、僕らの競争力がどうなるのか、興味深い週末になるでしょう。複数の高速コーナーを含む、チャレンジングなサーキットですし、僕の故郷オランダからも近いので、グランドスタンドには大勢のファンが詰めかけてくれるはずです。最大限の成果を出し、チャンピオンシップで首位との差を縮めていければと思います」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「バルセロナはヨーロッパラウンド、すなわちシーズン中盤戦の開幕となるので、見どころあるレースです。また、ジュニア時代を含めて、僕が今まで一番多く走ったコースですし、テストもしていますから、みんなよく知っているサーキットでもあります。このスペインでは、アップグレードも投入され、全チームがどのくらい進歩しているかが分かるので、とてもワクワクするグランプリです。チームとしては、このサーキットで常に好成績を残しているので、どんなパフォーマンスができるか、僕もワクワクしています。また、スペインのファンはとても情熱的ですから、多くの人に来てもらって、大観衆の中でレースができればと思います。そして、フランスからも近いので、地元から来てくれる人も多いでしょう。たくさんの声援を受けて、グランドスタンドで自国のフラッグが見られるのはとてもいい気分でしょうし、とてつもない後押しになります!」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「F1カレンダーの中でバルセロナは、僕が他カテゴリーで一番多く経験したサーキットです。ジュニアフォーミュラでも多くのレースが開催されていますし、昨年のF2ではポールポジションを獲得しており、楽しめるコースです。また、ウインターテストでの経験も、大いに役立つと思います。2月のテストと現在とでどのようにフィーリングが異なるか見られるのを楽しみにしています。テストの時にはどの程度やれるのか予測がつきませんでしたが、開発プランが進み、今回はマシンにアップグレードも投入されるので、本当に楽しみに思っています。僕らの目標は安定的にトップ10入りすることです。ウインターテストではいい走りができていたので、その勢いが維持できていることを願っています。バクーでは、ホンダのPUがアップグレードされ、レースでも今までとの違いが見えたので、ここスペインでもパフォーマンス向上につながると思います。中団の戦いはとても僅差なので、見どころの多いレースウイークになると思います。そして、ヨーロッパラウンドが始まり、家からの移動距離が短くなることも嬉しく思っています。シーズンが始まって、僕はまだ5日くらいしか自宅で過ごしていませんから(笑)」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「バルセロナは誰もがよく知るサーキットですが、だからと言ってドライビングやセットアップが簡単というわけではありません。ここでマシンをあわせこみ、いいラップをまとめるのは本当に大変なんです。僕らのマシンがどのくらいのパフォーマンスを発揮できるか、楽しみにしています。プレシーズンテストがよかったことは事実ですが、チャレンジすべきことが少なくなったということではありません。すべてがうまくいき、レースを含めた全セッションで競争力を発揮できればと願っています。今季ここまで、予選でいい時と、レースでいい時が分かれていましたから、今回は両方うまくいく週末にしなければなりません。セッションごとに風や気温が変化しやすく、それがマシンの挙動に大きな影響を与えるので、フラストレーションのたまるコースと言えます。また、みんながよく知っているサーキットですから、ドライバーやチーム間の差はとても小さくなると思います。すべての面で完璧なパフォーマンスを発揮する必要があります。さまざまなタイプのコーナーが揃っているチャレンジングなコースなので、すべてのコーナーでマシンのパフォーマンスを向上させなければなりません。全チームが今回のレースへアップグレードを持ち込むはずです。僕らのアップグレードがうまく機能し、パフォーマンスが上がってくれることを願っています。レースごとにしっかりと取り組んでいくのみです」

    関連:2019年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ホンダF1 「すべてのデータを見直してF1スペインGPに備えていく」

    ホンダF1 「すべてのデータを見直してF1スペインGPに備えていく」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2019年のF1世界選手権 第5戦 スペインGPへむけての意気込みを語った。

    ホンダは、前戦F1アゼルバイジャンGPでアップグレード版“スペック2”パワーユニットを投入。スペック2は週末を通して問題なく機能しており、ヨーロッパラウンドの初戦にむけて、データの精査を進めている。

    「最初の4戦の“フライアウェイ”レースを終え、これから我々はバルセロナ・カタルーニャ・サーキットでシーズンのヨーロッパパートをスタートさせます」と田辺豊治はコメント。

    「様々な低・高速コーナーと1キロメートルのストレートを含むレイアウトによって、このトラックはクルマのシャシーと空力パッケージのベンチマークテストと見なされています。冬季テストの会場であるため全員がトラックを熟知していますし、大部分のチームがここでアップデートを持ち込む傾向にあるため、このレースではしばしばチーム間の競争バランスに変化を生み出すことがあります」

    「ホンダの観点としては、週末にむけてできるだけうまく準備を整えられるようにこのトラックでのプレシーズンテストのデータと開幕4ラウンドから学んだことを組み合わせたすべてのデータを見直してきます」

    関連:2019年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • レッドブル・ホンダ 「F1スペインGPのアップデートで空力問題は解消」

    レッドブル・ホンダ 「F1スペインGPのアップデートで空力問題は解消」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1スペインGPで投入するアップグレードによってRB15が抱えていた空力問題は解消すると確信している。

    今シーズン、特にメルセデスはコーナーで速さを見せている。レッドブルはホンダのF1エンジンに多くの注目が集まっているが、空力も完璧な状態ではないことを認めている。

    しかし、ヘルムート・マルコは、F1スペインGPで投入するアップグレードによって、空力問題はすべて解消されると語る。

    「我々はバルセロナに空力ソリューションを持ち込む。それによって問題は完全に解決されることが約束されている」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport にコメント。

    レッドブル・ホンダは、F1中国GPで新しいフロントウイングを持ち込んだが、完全に問題は解消されなかった。

    しかし、クリスチャン・ホーナーは、新しいフロントをウイングは助けになっていると語る。

    「1つのコーナーを除いては、メルセデスと同じくらいコーナーで速かった」とクリスチャン・ホーナーはレース後に語っている。

    クリスチャン・ホーナーは、F1スペインGPで投入するRB15のアップデートは大幅な改良ではなく、“軽微”な進化の積み重ねたものになると語る。

    「かなり軽微なものであり、進化させたものにすぎない。通常のフロントとリアウイングのアップデートになるだろう。革命ではなく進化だ」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「我々はシーズン開幕以降、ギャップを縮めていると思う。メルボルンでは力強いレースをして、マックスはグランプリの大部分でルイスをプッシュしていた」

    「バーレーンは我々にとって厳しいレースだったが、それ以降、いくつかのことを改善できている。中国では力強いレースができたし、バクーではさらに強かった。歴史的に我々の強みが生かされないトラックでね」

    「現在、我々はヨーロッパに戻ることを楽しみにしているし、今後のいくつかのサーキットは我々に実際に適しているはずだ」

    また、クリスチャン・ホーナーは、ホンダがF1アゼルバイジャンGPで投入した“スペック2”エンジンの改善を時間していると語る。

    「ホンダは今回のバージョンアップを主に信頼性向上と説明しているが、パフォーマンスについても改善されていることが感じられた」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「シーズン前よりも開幕、開幕よりも今回と、確実に進化していることは間違いない」

    「4基目からはペナルティを受けることになるが、それは最初から覚悟してることだ。こうした積極的な開発のテンポはルノー時代にはみられなかったことだ」

    「今年、我々はホンダと共にトップに到達するために互いに努力を続けている」

    関連:2019年 F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ:2019年 第4戦 スペインGP 決勝レポート

    MotoGP 第4戦スペインGP決勝は、青空が広がる絶好のコンディションの中で行われ、予選3番手から好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、今季2勝目を達成した。スペインGPでは昨年に続き2連勝(大会通算3度目の優勝)を達成、Moto2時代の12年を含めて、ヘレスでは8年連続で表彰台に立った。この結果、Repsol Honda Teamは、スペインGP3連覇を達成、06年から14年連続で表彰台に立ち、地元ファンの期待に応えた。

    2年連続で優勝を達成、地元ファンの大きな声援を受けたマルケスは、予選3番手からホールショットを奪うと、1分38秒台前半のタイムを刻み、じりじりと後続を引き離した。レース中盤までは、今大会、マルケスの史上最年少ポールポジション記録をブレイクしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)が2番手、後半はアレックス・リンス(スズキ)が2番手に浮上したが、マルケスは2位以下に3秒から4秒のリードをキープし、ライバルを寄せ付けない速さだあった。

    前戦アメリカズGPでは、トップを快走も転倒を喫し、優勝を逃した。その雪辱を果たしたマルケスは、再び、総合ポイントで首位に浮上。ノーポイントに終わったアメリカズGPの遅れを取り戻すことに成功した。

    フリー走行、予選で2度の転倒を喫し、セットアップが完全ではなかったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、8位でフィニッシュした。この日の最高気温は21℃だったが、強い日差しが降り注いだことから路面温度が42℃まで上昇した。ほとんどの選手がリアにハードコンパウンドを選択したが、クラッチローは、ハードタイヤでは、思うような走りができないことから、あえてミディアムを選択。その結果、厳しい走りを強いられたが、粘り強い走りで8位でチェッカーを受けた。

    チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、クラッチローに続き、9位でフィニッシュした。中上は、9番グリッドから好スタートを切るも、序盤の混戦の中で12番手までポジションを落とした。しかし、想定していた1分38秒台のタイムで走行できたことから、終盤にかけてポジションを回復、9位でチェッカーを受けた。これで開幕から4戦連続でトップ10フィニッシュを達成した。

    ワイルドカードで出場のステファン・ブラドル(Team HRC)が予選14番手から10位でフィニッシュした。オープニングラップ14番手につけたブラドルは、ホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)を従えてラップを刻み、着実にポジションを上げた。終盤にはアレックス・エスパルガロ(アプリリア)をかわし10位でチェッカーを受けた。

    そのブラドルを追撃したロレンソは、後半、1分39秒台へとタイムを落とすことも多く、厳しい走りとなりましたが、粘り強い走りで12位でフィニッシュ。Honda勢3チーム5選手が、全員ポイントを獲得した。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今大会は体力よりメンタルに厳しいレースでした。オースティンでミスをしてから、最初から最後までレースをリードするのが簡単なことではないと感じました。しかし、今大会は、それができるペースで走れることが分かっていました。アルゼンチンGPのようなレースをしたいと思っていましたが、オースティンでは、それが間違いだということを痛感しました。今大会はレースウイークを通していいフィーリングがあり、スムーズに乗ることができましたし、快適でした。思ったように走ることができました。ここ数週間にわたって、すばらしい仕事をしてくれたチームに感謝したいです。再びチャンピオンシップをリードすることができました。とてもうれしいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「レースウイークを通して、いいセッティングを見つけることができませんでした。それが見つかれば、ハードコンパウンドのリアタイヤを使えたと思います。FP3は、ハードリアタイヤでいいペースで走れましたが、決勝では、いいフィーリングをつかめる自信がありませんでした。そのためミディアムタイヤで走ることにしましたが、その選択は間違いでした。それでもベストを尽くしました。8位という結果は、期待したものではありませんが、リタイアよりはいいです。今大会は快適に走ることができなかったので、もっとセッティングに取り組む必要があります」

    中上貴晶(MotoGP 9位)
    「今日は厳しいレースでした。内容的には納得できませんが、最終的に9位でフィニッシュできたのはよかったと思います。しかし、得意のヘレスなので、もう少し上の順位を狙っていました。序盤、アグレッシブさに欠けたことが今日の反省点となりました。スタート直後、スペースを見つけたらすぐに前で出ていくという積極性が足りませんでした。今、振り返れば、もう少しいけたし、いけばよかったなと感じています。今日の反省点を克服するためにも、明日のテストでは、スタート直後のライン取り、ペースアップの仕方などをテストメニューにいれていこうと思います。今大会は自分の中でいくつか大きな課題が残りましたが、トップ10フィニッシュを果たせましたし、開幕戦からのスピードは完全に自分のものになってきたと感じています。マシンもタイヤもよかったです。チームのすばらしい仕事には感謝しています。次戦フランスもベストリザルトを目指し、全力を尽くします」

    ステファン・ブラドル(MotoGP 10位)
    「先月のテストでいい仕事ができていたので、この結果はとてもうれしいです。ポジティブなことを見つけられましたし、それを結果につなげることができました。これは僕にとって重要なことです。いいスピードがあることがよく分かりました。また、チームにとってもこれは重要なことです。たくさんの仕事をしてきました。ポイント獲得を果たし、ポジティブなフィードバックができたと思います。今、取り組んでいる仕事は、これから重要になってくると思います。チームとHRCの努力に感謝しています」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 12位)
    「難しいレースでした。もっと強いレースをしたかったのですが、まだ快適に乗れていません。ほかのHondaライダーたちに比べても、まだスピードが足りません。特に今日は快適さがなくて、とても難しい走りとなりました。明日のテストは、フィーリングをよくするために重要なテストになります。特にコーナーの進入は、もっともタイムをロスしているところなので、引き続き、仕事に取り組まなければなりません」

  • ホンダF1 「スペック2についてもう少し学ぶ必要がある」

    ホンダF1 「スペック2についてもう少し学ぶ必要がある」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はコース上で走らせた後、キャリブレーションを修正するために「スペック2についてもう少し学ぶ必要がある」と語る。

    ホンダは、F1アゼルバジャンGPでレッドブルのホンダの4台全車にアップグレード版“スペック2”パワーユニットを投入した。

    この段階でのアップグレードの導入について田辺豊治は「前戦中国GPでのクビアト選手のPUトラブルを解析した結果、初戦より使用してきたICE(内燃エンジン)に品質観点での課題を確認しました」と説明。

    「したがって、今回のラウンドから4台全車にアップデートしたSpec2のICE投入を決めました。アップデートの内容は、主に信頼性の向上ですが若干のパフォーマンスアップも行っています」

    F1エンジンはシーズンあたり3基までに制限されており、均等に割れば第7戦カナダGPがアップグレードのターゲットとなる。

    ホンダはその半分にあたる第4戦でアップグレードを投入したことでシーズン後半のエンジンペナルティは不可避となったが、レッドブル・ホンダの勝利のチャンスだと目されるモナコに向けて新型エンジンをチェックしておくことは有益かもしれない。

    また、1回目のアップグレードを信頼性に焦点を置いたことで、次回以降のスペックではパフォーマンスの向上が期待される。

    「より大きなゲインを期待いますが、今はわかりません」と田辺豊治は語る。

    「我々はパフォーマンスを生み出すために懸命に作業していますが、常にパフォーマンスと信頼性のバランスを取っていかなければなりません。実際に我々はまだ遅れています。もちろん、ライバルと同じレベルに並ぶ、もしくは上回るためには進歩を果たす必要があります」

    前述の通り、第4戦でのスペック2の投入は4基目のエンジン投入が必要となるが、それは3回のアップデートを投入するチャンスでもある

    「実際、スペックに関係なく、2基目のパワーユニットを導入するには少し早いです」と田辺豊治は認める。

    「スペックのアップデート、今シーズンにどれくらい多くのパワーユニットを使うかを含めて、今後のプランを考える必要があります。チームと議論していく必要があります。また、さくらとミルトンキーンズで開発の進捗をチェックし、決定していく必要があります」

    今年、レッドブル・ホンダは開幕戦で3位表彰台と好調なスタートを切ったものの、予選パフォーマンスではトップから大きな差があった。

    オーストラリアGPではポールポジションから1.036%、バーレーンGPでは1.008%遅れていた。しかし、バーレーンテストでメカニカル面のセットアップエラーを発見した後、中国GPでは0.592%まで短縮。続くアゼルバイジャンGPでは高速サーキットにも関わらず、0.571%まで縮まった。しかもQ3でマックス・フェルスタッペンは他のクルマとシークエンスが異なったことでトウを使わずにそのタイムを達成している。

    このことから、今後のホンダのアップグレードには大きな飛躍が期待される。

    レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーバーは「我々は以前から今年は3基以上のエンジンを投入する予定だったし、彼らに追いつくためには限界を超えていかなければならない。それがまさに我々がやっていることだ」と語った。

  • レッドブル・ホンダ、3戦連続の4位は「少し退屈になってきている」

    レッドブル・ホンダ、3戦連続の4位は「少し退屈になってきている」

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、来週末のF1スペインGPで表彰台争いに戻れることを期待しており、3戦連続で4位表彰台は“少し退屈になってきている”と語る。

    レッドブル・ホンダは、開幕戦でマックス・フェルスタッペンが3位表彰台を獲得したものの、以降の3戦ではメルセデスの2台とッフェラーリの1台の後ろの4位でレースを終えている。

    今年、レッドブル・ホンダはまだ優勝争いに絡むことができていないが、クリスチャン・ホーナーはメルセデスとフェラーリとのギャップは縮めていると感じている。

    「我々はシーズン開幕以降、ギャップを縮めていると思う」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    メルボルンでは力強いレースをして、マックスはグランプリの大部分でルイスをプッシュしていた」

    「バーレーンは我々にとって厳しいレースだったが、それ以降、いくつかのことを改善できている。中国では力強いレースができたし、バクーではさらに強かった。歴史的に我々の強みが生かされないトラックでね」

    「現在、我々はヨーロッパに戻ることを楽しみにしているし、今後のいくつかのサーキットは我々に実際に適しているはずだ」

    マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズ選手権でランキングトップのバルテリ・ボッタスから3ポイント差の4位につけている。

    マックス・フェルスタッペンはタイトルに挑戦することができるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは、表彰台に戻ることの重要性を強調する。

    「4戦を終えて、彼は36ポイント差をつけられている。チャンピオンシップへの道のりは非常に長い」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「とにかく1レース毎に進めていく必要がある。だが、3戦連続の4位は少し退屈になってきている」

    「我々は再び表彰台を争いたい」

  • SUPER GT | ホンダ:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    SUPER GT | ホンダ:第2戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    5月3日(金)~4日(土)、富士スピードウェイ(静岡県)で2019年度SUPER GTシリーズ第2戦が開催され、GT500クラスに5台の2019年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。

    岡山国際サーキットで開催されたシリーズ開幕戦では、速さをみせ優勝を遂げたNSX-GTだが、富士スピードウェイは過去の大会でも苦戦することが多いコースで、快晴の空の下で行われた公式予選では、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)が4番手、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が6番手にとどまり、厳しい出だしとなった。

    決勝日は、午前中まで晴天だったものの、午後2時半の決勝レーススタートが近づくにつれ天候が急激に悪化。雨が降り出してウエットコンディションとなり、セーフティカー先導でレースが始まった。スタート直後は#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)がポジションを守っていたが、その後順位を落とし、入れ替わって#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)が5番手へ進出した。しかし天候はさらに悪化し、路面に水が溜まったためセーフティカーがコースイン、その後レースはいったん赤旗で中断となった。

    天候回復を待ち、雨はほぼ止んだものの、路面はまだ濡れている状態でレースが再開された。それまで各車、スタート時に装着したレインタイヤで走行を続けていたが、500kmの長丁場となるレースの1/3を迎えるところで各チーム最初のドライバー交代に入り、それまで装着していたレインタイヤをスリックタイヤへ交換し始めた。ところがそれまでHonda勢最上位を守っていた#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)がまだ濡れていた路面に足をとられてスピンし、順位を落としてしまった。一方、公式予選ではマシンの挙動が落ち着かず12番手スタートとなった#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が悪コンディションの中、山本からバトンへとつないで着実に順位を上げていった。

    レース残り1/3で、再びバトンからマシンを引き継いだ山本は乾いた路面の上でスパートし、4番手まで順位を上げると徐々に前走車との間隔を詰めて105周目の第1コーナーでインに飛び込んで順位を入れ替え、3番手に進出した。その後は追いすがる後続車を突き放し、110周を走りきって3位でチェッカーフラッグを受けた。5位には#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)が入賞した。また、GT300クラスではARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)が開幕戦に続き、クラス2位に入賞してレースを終えた。

    佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
    「予選ではうまく調整できたクルマと、調整が進まなかったクルマが分かれる結果となってしまいました。しかし急にコンディションが悪化した決勝レースでは、各チームうまくクルマをまとめて全車トラブルなく完走し、5台中4台がシリーズポイントを獲得したばかりか1号車が12番グリッドから表彰台に上がれて、決して得意とは言えない富士でのレースでしたがHondaとしてはいいレースができたと感じています。2戦連続表彰台に上がり、これで全チームがポイントを獲得できたので、年間のチャンピオンシップを考えるといい流れに乗ったと思います。鈴鹿以降さらに飛躍していこうと考えています」

    山本尚貴(3位)
    「予選では車体がはねる症状に苦しみました。表彰台は目指すべきポジションなので、あきらめずにがんばろうとは思っていましたが、その状態を考えると実際に表彰台に上れるとは思っていませんでした。でもチームが一生懸命セッティングを考えてくれたおかげで結果が出せました。スタート直後はなかなかタイヤが温まらなくてペースが上がらず、最終コーナーでスピンしたりもしましたが、幸いダメージを受けずにセーフティカーも入ったので幸運でもありました。Hondaファンの皆さんにいいレースを見せることができたかなと思います。鈴鹿での次戦は勝たなければいけないレースだと思うので気合を入れて臨みます」

    ジェンソン・バトン(3位)
    「とてもタフでしたがレースを楽しめました。他チームより一周早いピットインでクルマを引き継いだので、まだ濡れている路面の上でGT300クラスを抜きながら走るのはとてもたいへんでした。路面が乾いてからは、今度はあまりにもピックアップがひどくて、少しラインを外すだけで、ものすごい振動が発生して苦労しました。予選結果を考えれば、Hondaの一員として表彰台に立てたことをうれしく思います。表彰台の上からは大勢のファンがいてすばらしい光景が見え、スーパーGTはすばらしいレースだと改めて感じました。鈴鹿での次戦ではもっといい結果を出してファンの皆さんに喜んでもらおうと思います」

    ジェンソン・バトンと山本尚貴 2019年 第2戦 富士スピードウェイ