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  • MotoGP | 中上貴晶、自己ベスト5位 「今日の経験をしっかり活かしたい」

    MotoGP | 中上貴晶、自己ベスト5位 「今日の経験をしっかり活かしたい」

    中上貴晶は、MotoGP 第6戦イタリアGPで5位入賞を果たした。

    予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切ってオープニングラップ6番手。グランプリ2年目にして初めてトップグループに加わると、最終的に5位でフィニッシュした。

    昨年のバレンシアGPの6位をしのぐベストリザルトとなった中上貴晶は、今シーズン初めてインディペンデントチームライダーのトップでフィニッシュ。チームのホームグランプリで好走をみせ、スタッフも大喜びだった。

    「今日はいいスタートが切れました。そのおかげで1コーナーでは、思い通りのラインを通ることができてポジションを上げることができました。その後も落ち着いて、力強い走りができました」と中上貴晶はレースを振り返る。

    「ペースは、全体的にそれほど速いものではありませんでしたが、トップグループについていくのはさすがに簡単ではありませんでした。しかし、今日はカル(・クラッチロー)についていったことで、いいリズムをつかむことができました。ストレートでは厳しい走りになりましたが、今回はセクター2とセクター3でとてもいい走りができていたので、その区間でトップグループのライダーたちとの差も縮めることができました」

    「今大会は予選を終えた時点で前後ミディアムで行くことに決めました。タイヤの選択に迷いがなかったことも、強い気持ちでレースを戦えた要因でした。今日は初めてトップグループで走れたことで、自分の速いパート、そうでないパートをしっかり見ることができました。今日の経験を、次戦以降、しっかり活かしたいです」

    「今大会はチームのホームグランプリだったので、自己ベストはもちろん、インディペンデントチームライダーの中でトップでゴールできたことで、少しは期待に応えられたかなと思っています。グランプリに来てから、今日は1番いいレースになりました。すばらしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝しています」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP 決勝レポート

    MotoGP 第6戦イタリアGPは、連日、好天に恵まれ、決勝日は最高気温が29℃、路面温度が49℃ともっとも厳しい条件となった。夏の到来を感じさせるその暑さの中で、今季4回目のポールポジション(PP)から好スタートを切ってトップグループに加わったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、ホームグランプリに闘志を燃やすダニーロ・ペトルッチ、アンドレア・ドヴィツィオーゾのドゥカティ勢とし烈な優勝争いを繰り広げ、2位でフィニッシュした。

    最終ラップの1コーナーで、マルケスとドゥカティ勢2人の3人が並んだシーンは、ムジェロに集まった8万3千人のファンを興奮させた。今大会、順調にセットアップを進めたマルケス。2014年以来の優勝の期待が膨らみましたが、わずか、0.043秒、届かなかった。

    5年ぶりの大会制覇と今季4勝目は逃したが、総合2位のドヴィツィオーゾに先着したことで、12ポイント差へと広げ、総合3位で今大会4位のアレックス・リンス(スズキ)との差も、27ポイントへと広げた。

    予選10番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、好スタートを切ってオープニングラップ6番手。グランプリ2年目にして初めてトップグループに加わると、最終的に5位でフィニッシュした。昨年のバレンシアGPの6位をしのぐベストリザルトとなった中上は、今シーズン初めてインディペンデントチームライダーのトップでフィニッシュ。チームのホームグランプリで好走をみせ、スタッフも大喜びだった。

    予選6番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、好スタートを切ってトップグループに加わるも、中盤になってタイヤの消耗に苦しみ、8位に終わった。ヨーロッパラウンドに入って3戦連続で優勝戦戦に加われなかったクラッチロー。次戦カタルニアGPの雪辱に闘志を燃やしていた。

    予選17番手と厳しいグリッドから決勝に挑んだホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、粘り強い走りをみせて13位でチェッカーを受けた。ロレンソは、最高峰クラスで3度のタイトルを獲得。イタリアGPで6回の優勝をしている。それだけに13位というのは厳しい結果となったが、次戦カタルニアGPに向けて、チーム一丸となって改善に取り組んでいく。

    マルク・マルケス(MotoGP 2位)
    「今日は守りのレースをしました。このサーキットはあまり相性がよくありませんが、最後までベストを尽くしました。落ち着いて、最終ラップまで勝負のときを待ちました。しかし最終ラップの1コーナーでミスをしてしまい、2人にオーバーテイクされてしまいました。今日のペトルッチはとてもいい走りをしていました。優勝したペトルッチにおめでとうと言いたいです。今日のレースの目標はドヴィツィオーゾとリンスの前でフィニッシュすることでした。それができたのでうれしいです。Moto2クラスで優勝した弟のアレックスにもおめでとうと言いたいです。彼もすばらしいレースをしました。Repsol Honda Teamは、今大会も優勝争いができるように一生懸命取り組んでくれました。感謝しています」

    中上貴晶(MotoGP 5位)
    「今日はいいスタートが切れました。そのおかげで1コーナーでは、思い通りのラインを通ることができてポジションを上げることができました。その後も落ち着いて、力強い走りができました。ペースは、全体的にそれほど速いものではありませんでしたが、トップグループについていくのはさすがに簡単ではありませんでした。しかし、今日はカル(・クラッチロー)についていったことで、いいリズムをつかむことができました。ストレートでは厳しい走りになりましたが、今回はセクター2とセクター3でとてもいい走りができていたので、その区間でトップグループのライダーたちとの差も縮めることができました。今大会は予選を終えた時点で前後ミディアムで行くことに決めました。タイヤの選択に迷いがなかったことも、強い気持ちでレースを戦えた要因でした。今日は初めてトップグループで走れたことで、自分の速いパート、そうでないパートをしっかり見ることができました。今日の経験を、次戦以降、しっかり活かしたいです。今大会はチームのホームグランプリだったので、自己ベストはもちろん、インディペンデントチームライダーの中でトップでゴールできたことで、少しは期待に応えられたかなと思っています。グランプリに来てから、今日は1番いいレースになりました。すばらしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝しています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8位)
    「今日はとても難しいレースでした。今シーズン一番ひどいレースだったかもしれません。トップグループで走行していましたが、そこからポジションを落としてしまいました。昨年まで、このようなレースはあまりなかったと思います。とにかく、切り返すときのマシンのフィーリングがよくありませんでした。これは今週末ずっと抱えていた問題です。そのため切り返しで力強い走りができませんでした。残り14周くらいで、リアタイヤがかなり消耗してきて、自分のペースをキープすることができませんでした。レース後にチームやミシュランと状況を確認したところ、リアタイヤのラバーに異常が見つかりました。なぜこうしたことが起きたのか、ミシュランが調査してくれると思います。厳しいレースでした。思っていたような結果ではありませんでしたが、ポイントを獲得できてよかったです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 13位)
    「今日は思った通りのレースとなりました。速いペースで走ることができず、マシンもあまり快適ではありませんでした。ウォームアップで調整し、少し改善した部分もありますが、期待以上でも以下でもありませんでした。しかし、僕もHondaもあきらめずに解決策を探します。これから日本に行ってHondaとマシンを改善するための仕事をして、次戦に向けて準備をします」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP 予選レポート

    MotoGP 第6戦イタリアGPの予選は、終日、青空が広がる絶好のコンディションとなり、フリー走行でタイヤテストに集中しながら3番手につけたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、サーキットベストタイムを更新する1分45秒519のベストタイムで、2戦連続今季4回目のポールポジション(PP)を獲得した。

    これでマルケスのPP獲得数は3クラス通算で84回となり自身が持つ最多PP記録を更新した。また、最高峰クラスでは56回目のPP獲得となり、ロッシ(ヤマハ)を抜いて単独2位となり、Hondaで5連覇を達成し、最高峰クラスのPP最多記録を持つミック・ドゥーハンの58回に、あと「2」と迫った。

    マルケスは、今大会を前に風邪を引いて体調を崩した。この日も風邪声で完治したとはいえない状態だが、予選Q2では渾身のアタックを見せた。この日のPPタイムは、サーキットベストタイムを約0.5秒短縮する素晴らしい走りで、ムジェロの大観衆を魅了した。

    ムジェロでは2014年に優勝して以来、4年連続で厳しいレースを強いられてきたマルケスだが、今年は5年ぶりのイタリアGP制覇に期待される。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、フリー走行で8番手、予選では6番手タイムをマーク。2列目グリッドを獲得した。前日のフリー走行では、タイヤの選択に集中し、ソフト、ミディアム、ハードの3種類の比較テストに多くの時間を割いた。この日は、フロント、リアともにミディアムとハードの2択に集中し決勝に向けて準備を整えた。今大会は、チームのホームGPとなるだけにクラッチローも気合満点。開幕戦カタールGP以来となる今季2度目の表彰台獲得と今季初優勝に挑む。

    初日のフリー走行で14番手に沈んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP3で快走を見せて4番手に浮上。3戦連続でダイレクトでQ2進出を果たすと予選では10番手。完璧なアタックにはならなかったが、今季の目標であるトップ10入りを果たした。Moto2時代からムジェロを得意とする中上。決勝ではベストリザルトの6位以上を目標に、チームの期待に応える意気込みだ。

    初日20番手と出遅れたホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、今大会はQ2進出を果たせなかった。Q1を7番手で終えたことで17番手グリッドが確定した。スペイン、フランスとRC213Vを確実に攻略してきたロレンソだが、今大会は、思うような走りができなかった。しかし、決勝では後方から今季ベストを目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「難しい予選でした。ほかのサーキットと違い、ペースを掴むまでちょっと時間がかかりました。最初のタイヤは、すぐにアタックすることができましたが、前を走るドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)がスローダウンしたので、彼をオーバーテイクしました。そのとき少しタイムを落してしまいました。ピロ(ドゥカティ)もスリップストリームを使うため僕についてきました。駆け引きが必要な予選でした。セカンドタイヤは、戦略通りに進めることができました。スリップストリームを使っていいペースで走ることができました。ドヴィツィオーゾとのペースを完璧に計算しました。ポールポジションは重要ですが、もっとも大事なことはフロントローを獲得することです。明日のレースはライバルがたくさんいます。厳しい戦いになります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 8番手)
    「昨日よりかなりよくなりました。1台のマシンを使い、同じセッティングに集中して走行しました。それが結果的によかったと思いますが、1分45秒後半には入れたかったです。そうすればもっといいグリッドを獲得できたと思います。予選タイムは、マルケスと0.5秒離れていますが、彼はスリップストリームで0.4秒は稼いだと思います。それを思えば、僕はいいところまできているし、予選結果にはかなり満足しています。なぜなら僕は単独で走行していたし、いいフィーリングがあったからです。マシンを改善するために、LCR Honda CASTROLチームは必要なインフォメーションを集め、すばらしい仕事をしています。明日はタイヤの戦いになると思います。正しい選択ができることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 10番手)
    「予選は路面温度が上がり、フリー走行のベストタイムは更新しましたが、厳しい走りとなりました。最後のアタックは、1本目のタイヤでマークしたベストを更新するチャンスでしたが、セクター4でマシンが振られ、そのときにブレーキパッドが開いてしまい、そのため、タイムをロスしてのベストでした。それがなければもう少し上のポジションで終われたと思います。しかし、バイクのフィーリングはすごくよくて、楽しく乗れました。ストレートではファクトリー勢のマシンに比べてやや差はありますが、インフィールドでいい走りができているので、明日は精いっぱいがんばります。決勝は前後ミディアムタイヤで戦う予定です。ハードは、スライドコントールが難しく、ミディアムの方が圧倒的に気持ちよく乗れているのでタイヤの選択に迷いはありません。今日は去年の大会でマルクがマークした1分46秒454を更新することができました。勿論、コンディションは違いますが、彼がチャンピオンを取ったマシンで、去年の彼のタイムを更新できたという点については胸を張れると思います。今年の目標を、またひとつ達成できた気持ちです。明日は全力で挑みます」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 17番手)
    「マシンをよくしようとしましたが、まだなにか足りません。いつもより苦戦しています。Hondaと僕は、マシンを快適に乗るための解決策を見つけるために一生懸命頑張っています。もちろんルールがあるので、できることには限界があります。体力を使うこのサーキットで、明日どのようなレースができるか楽しみです」

  • MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 2019年 第6戦 イタリアGP プレビュー

    2019年のMotoGP 第6戦イタリアGPが、5月31日(金)~6月2日(日)までの3日間、フィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで開催される。イタリアGPは、5月もしくは6月の大会として定着しており、3年連続で6月上旬での開催となった。

    ムジェロで初めてグランプリが開催されたのは1976年。以降、イモラ、モンツァなど、複数のサーキットでイタリアGPが開催されてきたが、1991年にサーキットの全面改修を受けてからは、ムジェロがイタリアGPの舞台として定着した。

    91年はサンマリノGP、92年はイタリアGP、そして93年は再びサンマリノGPとして開催され、94年以降はイタリアGPの舞台となり、今年で26年連続の開催となる。91年から93年の3大会を加えると29年連続となる。

    Hondaは、93年のサンマリノGP以来、ムジェロでは13勝を挙げている。93年から98年までミック・ドゥーハンが6年連続優勝(イタリアGPとしては5年連続)。以降、アレックス・クリビーレ、ロリス・カピロッシ、アレックス・バロス、バレンティーノ・ロッシがHondaで優勝。そして、Repsol Honda Teamとしてはダニ・ペドロサが10年、マルク・マルケスが14年に優勝している。それ以降は優勝から遠ざかり、今年は5年ぶりの優勝を目指す。

    ムジェロは、一周5.245kmのハイスピードコースで、グランプリが開催されるサーキットでは、オーストラリアのフィリップアイランドに次いでアベレージスピードの高いコース。下り勾配の最終コーナーから約1.1kmのロングストレートで繰り広げられる超高速バトルが最大の見どころで、見ている観客を興奮させる。ムジェロは全体的にパッシングポイントが多く、目まぐるしくポジションを入れ替える競り合いになることがしばしばで、選手からも観客からも評価の高いサーキットになっている。

    この季節のムジェロは、好天の日が多く、2009年のウエットレースを最後に10年から18年まで9年連続で天候に恵まれた。6月開催は30℃を超える猛暑になることが多く、昨年も29℃の暑さの中で行われた。ハイスピードコースのムジェロはタイヤに厳しい戦いとなる。そのためタイヤの選択がリザルトに影響することも多く、フリー走行、予選でのセットアップが重要になる。過去4年、暑さの影響もあり、Honda陣営はタイヤ選択に苦戦した。

    5戦を終えて3勝を挙げ、総合首位に立つマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、5年ぶりのイタリアGP制覇に挑む。今年はウインターテストからセットアップが順調に進み、好調なスタートを切った。MotoGPクラスにデビューしてから負け知らずだった第3戦アメリカズGPでは、トップを快走中に転倒を喫し、7年連続制覇を逃す悔しいレースとなった。しかしそこから第4戦スペインGP、第5戦フランスGPと連勝していて、今季初の3連勝に挑む。

    マルケスは、125cc時代の10年にムジェロでグランプリ初優勝を達成した。その後Moto2クラスでは11年、MotoGPクラスでは14年に優勝している。しかし、それ以降はタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず苦戦が続く。15年は転倒リタイア。16年は優勝争いを繰り広げて僅差の2位。17年はフロントのフィーリングに苦しみ6位。昨年も暑さの中でタイヤのパフォーマンスをうまく引き出せず転倒、再スタートを切るも16位とポイント獲得を果たせなかった。500cc時代のHondaはムジェロで圧倒的な強さを発揮した。今年はその勢いを取り戻す意気込みだ。

    5戦を終えて総合7位のカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が、今季2回目の表彰台獲得に挑む。今年は開幕戦カタールGPで3位と大会初の表彰台獲得を果たし絶好のスタートを切った。しかし、第2戦アルゼンチンGPではジャンプスタートのペナルティーの影響で13位、第3戦アメリカズGPでは転倒リタイア、第4戦スペインGPでは8位、第5戦フランスGPでは9位とシングルフィニッシュを果たしているが、思うような結果を残せていない。昨年は、し烈な表彰台争いに加わって6位。今年は、13年大会以来の表彰台獲得を目指してレースに挑む。

    前戦フランスGPでベストグリッドの7番手から決勝に挑みながら、痛恨の転倒リタイアを喫した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、2戦ぶりのトップ10フィニッシュを目指す。今季はウインターテストから好調で、開幕から4戦連続でトップ10フィニッシュを果たした。昨年のムジェロではレース序盤に接触して転倒。再スタートを切ったがノーポイントに終わっている。チームのホームグランプリを迎えて気合満点の中上は、昨年の雪辱とベストリザルトに挑む。

    2008年に最高峰クラスに参戦してから、イタリアGPで6回の優勝を果たしているホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、予選、決勝ともに今季ベストを目指す。ヨーロッパラウンドに入って、第4戦スペインGP、第5戦フランスGPと、RC213Vのパフォーマンスを着実に引き出している。中高速コーナーが続くムジェロは、ロレンソのライディングのよさがもっとも活かせるサーキットの一つ。今大会の走りに大きな注目が集まる。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「イタリアGPに向けて願うことは、とにかく、ムジェロの天気がよくなることです。ムジェロは、これまでいい結果を残してきたコースではありませんが、コースレイアウトは好きです。これまでと同じように、金曜日からしっかりセットアップに取り組み、いい仕事ができれば、今大会もいいレースをする自信があります。ライバルたちはこのサーキットではいつも強く、速いです。タイムもとても接近するので、日曜日はおもしろいレースになると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合7位)
    「ムジェロはすばらしいサーキットなので、みんながレースを楽しみにしています。今年のHondaエンジンはとても強いので、ムジェロのロングストレートでそれを試すのが楽しみです。これまでムジェロではいいフィーリングがありました。MotoGPクラスで表彰台に上がったこともありますし、昨年の6位を含めて力強い結果を残してきました。今週末もいい結果を残したいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 総合11位)
    「ル・マンは残念な終わり方になってしまいましたが、ムジェロに向けてとてもポジティブです。今大会はチームのホームグランプリなので、全力で挑みます。トップ10フィニッシュを達成した開幕からの4戦のように、いい週末になることを願っています。ムジェロのレイアウトはとても好きです。高速サーキットなので、僕のライディングスタイルに合っています。開幕を待ちきれない気持ちです。いい結果を残せるようにがんばります」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合14位)
    「ル・マンではマシンのセッティングを進めることができました。そしてトップにまた一歩近づくことができました。前回のル・マンのように、ムジェロも好きなサーキットなので、これまでも経験してきたように、前進できると思っています。予選、決勝と、ポジションを上げられることを願っています。チームは一生懸命仕事に取り組んでいて、彼らに感謝するためにも、近いうちにいい結果を達成できることを願っています」

  • 「ホンダのF1エンジンの4台入賞は数年前には考えられなかったこと」

    「ホンダのF1エンジンの4台入賞は数年前には考えられなかったこと」

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、F1モナコGPでホンダのF1エンジンを搭載する4台全車がトップ8するという結果は数年前には“考えられなかったこと”だと語る。

    ホンダは、マクラーレンとの悲惨な3シーズンを経て、昨年からトロロッソとのパートナーシップでパフォーマンスと信頼性を改善。今年からさらにトップチームであるレッドブル・レーシングとタッグを組んでいる。

    F1モナコGPでは、5秒加算ペナルティによって4位に降格したマックス・フェルスタッペンだったが、メルセデスに唯一脅威を与える存在だった。

    ロス・ブラウンは、トロロッソをホンダに切り替えるという早期の決断が、レッドブルとマックス・フェルスタッペンの成果に繋がっていると考えている。

    「モナコGPでホンダのパワーユニットを搭載する4台がトップ10入りしたが、数年前にはホンダにとって手の届かないように思えた結果だ」とロス・ブラウンはコメント。

    「昨年のトロロッソとの“婚約”を経て、レッドブルとの“結婚”が成果を挙げ始めている。その大部分はミルトンキーンズのチームに依存してはいるものの、ファエンツァの姉妹チームで昨年行われたことと、今シーズンのチームの運営方法による貢献は非常に重要だ」

    「それに加えて、2つのチーム間で彼らは非常に競争力があることを証明している経験レベルの異なる若手ドライバーのグループを持っている」

    「フェルスタッペンがまだ21歳に過ぎないことを忘れがちだが、彼はの実力はよく知られている。ピエール・ガスリーはトロロッソを経て急いで新しい環境に慣れているところであり、ダニール・クビアトは1年ぶりに粘り強く戻ってきて脚光を浴びている」

    そして、ザク・ブラウンは、今シーズンのスターの一人であるアレクサンダー・アルボンを称賛する。

    「だが、アレクサンダー・アルボンは最大のサプライズであり、今年の3人のルーキーのなかで最も成功を収めている。モナコでタイ人ドライバーは速さだけでなくクレバーだった。特にタイヤのマネジメントに関してね。彼はよっ戦で使用したソウトを物ともせず40周以上を走って見せた」

    「21周というはるかに早い段階でハードタイヤに交換したチームメイトと同じようにうまく管理された戦略だった。2つの異なるルートでトロロッソが目標としていたダブルポイントフィニッシュという目的地にたどり着き、両方のドライバーが快適に旅路を進めていたように見える」

  • Honda Team Motul、鈴鹿10時間の参戦ドライバーを発表

    Honda Team Motul、鈴鹿10時間の参戦ドライバーを発表

    Honda Team Motulは、2019年8月25日(日)に決勝が行われる「2019 第48回サマーエンデュランス BH オークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース」(以下、鈴鹿10時間)に、ベルトラン・バゲット(33歳、ベルギー)、マルコ・ボナノミ(34歳、イタリア)と、武藤英紀(36歳、日本)の3名で参戦することを決定した。

    鈴鹿10時間は、GT3マシンによる世界最高峰の選手権「インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)」の第3戦として開催され、各国からトップチームが集うハイレベルなレース。

    NSX GT3 Evoを駆るHonda Team Motulは、このIGTCへ今季の第2戦カリフォルニア8時間レースより参戦している。

    鈴鹿10時間では、第2戦から参戦しているベルトラン・バゲットに加え、マルコ・ボナノミと武藤英紀の3名体制となる。マルコ・ボナノミは、FIA世界耐久選手権(WEC)で活躍し、2018年はNSX GT3のテストドライバーを務めるなど、豊富な経験を誇る。

    武藤英紀は、北米のインディカー・シリーズで活躍したのち、SUPER GTとスーパーフォーミュラに参戦。GT300クラスではチャンピオン獲得の経験もあるなど、日本のトップドライバーの一人。

    鈴鹿10時間は、8月23日(金)にフリー走行、24日(土)に予選が行われ、25日(日)10:00に決勝レースがスタートする。

  • SUPER GT | ホンダ 第3戦 鈴鹿サーキット 決勝レポート

    SUPER GT | ホンダ 第3戦 鈴鹿サーキット 決勝レポート

    5月25日(土)~26日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で2019年度SUPER GTシリーズ第3戦が開催され、GT500クラスに5台の2019年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走した。ホームコースである鈴鹿サーキットで迎えた第3戦は、真夏を思わせる日差しの下で繰り広げられた。

    土曜日に行われた公式予選では、8台で行われるQ2に4台のNSX-GTが進出。

    NSX-GT勢では最も重いウエイトハンディを科せられたNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が3番手、No.16 MOTUL MUEGN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)が6番手、No.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が7番手、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が8番手につけた。

    前日に引き続き、決勝日も朝から晴天となり、午後2時半の決勝レース前には気温29℃、路面温度42℃に達した。ドライコンディションで通常スタートが切られるのは今シーズン初めてのこと。

    クリーンなスタートを経て、No.8 ARTA NSX-GT(伊沢)は一つ順位を落とし4番手でレースを始め、7周目には周回遅れの処理の過程でさらに5番手まで順位を落とした。しかし18周目からセーフティカーが介入し、23周目にレースが再開されると、ピットイン義務を消化するチームが相次いだため順位が変動し、その間にドライバー交代を行なったNo.8 ARTA NSX-GT(野尻)は実質的な4番手のポジションを取り戻した。後方5番手にはNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋)、6番手にはNo.1 RAYBRIG NSX-GT(バトン)が続く。

    レース終盤、No.16 MOTUL MUGEN NSX-GT(中嶋)はタイヤトラブルで、No.1 RAYBRIG NSX-GT(バトン)は周回遅れから接触を受けた影響で、それぞれ後退したが、No.8 ARTA NSX-GT(野尻)は前方を走る3台のレクサス勢に迫り、上位争いを展開した。

    しかし順位を入れ替えるには至らず、炎天下52周のレースを4位で走りきってチェッカーフラッグを受けた。この結果、No.8 ARTA NSX-GT(野尻/伊沢)はNSX-GT勢最上位のドライバーランキング4番手につけて、タイで開催されるシリーズ第4戦に臨むこととなった。

    佐伯昌浩 | 株式会社本田技術研究所 Honda GT プロジェクトリーダー
    「ミスであったり、残念なアクシデントがあったりしたなかで、ウエイトハンディの重い8号車が上位3台についていけました。今年からミッドシップハンディ15kgが増えたうえ、ポイントを獲ってウエイトハンディで重くなっていて、クルマにもタイヤにも影響があったはずですが、この高い気温の中でも上位とそん色ないペースで走れたので本来の戦闘力を発揮できたと手応えを感じました。これから開催される暑い時期のレースに対して、明るい見通しができたと思います」

    野尻智紀(4位)
    「土曜のフリー走行では、NSX-GT勢全車が想定外のグリップ不足に悩まされて下位に沈んでしまいましたが、そこからうまくアジャストできてNSX-GTらしい軽快な動きが戻り、予選ではウエイトを考えれば、いいスターティンググリッドを得られました。とはいえ、レースに向けて完全に課題がなくなったわけではありませんでした。その結果レース終盤でアンダーステアが強まったり、周回遅れと絡むと空力が抜けて扱いづらくなったりして、表彰台にあと一歩届かなかったことが残念です」

    伊沢拓也(4位)
    「昨年の鈴鹿ラウンドでは僕たちが勝ちましたが、今年は気温も上がり、フリー走行でコンディションが想定と大きく変わってしまったこともあって、難しい状況になりました。でもそこから取り戻し、荒れたレースでしっかり生き残ってポイントを重ねられたので、いい週末でした。決勝では抜かれた場面もありましたが、落ち着いてレースに取り組めたので、この結果を出せたのだと思います。もっと上位を狙うチャンスがあったかもしれませんが、今年は着実なレースをすることが大事だと考えています」

  • マックス・フェルスタッペン 「STARTモードのままで走っていた」

    マックス・フェルスタッペン 「STARTモードのままで走っていた」

    マックス・フェルスタッペンは、F1モナコGPのピットストップ後の第2スティントでスロットルマップを無効にするのを忘れて“START”モードのままで走っていたことを明かした。

    “START”モードは、レーススタートやピットストップ時にスタンディングスタートでのパフォーマンスを最適化するために使用される。コースに戻った後、通常であればレースモードに戻す。

    「ピットストップでトルクマップに戻すのを忘れてスタートマップのままだった。理想的ではなかった」とマックス・フェルスタッペンは説明。

    「最初の数周はかなりの遅れがあった。正確な数値は言えないけど、かなりの割合で調整されてる。何もせずに突然パワーが入った。運転するには良くはなかった。でも、なんとか問題を回避することができた」

    マックス・フェルスタッペンとレッドブルは、ピットレーンでのバルテリ・ボッタスとの接触に気を取られて、ピットストップ後に無効化するのを忘れてしまった。

    「通常なら戻すんだけど、クラッチを繋いで、ずっと鏡を見ていました、チームも全体のことにちょっとショックを受けていて、彼らはまた損傷をチェックしていた。通常、彼らはいつも僕にリマインドしてくれんだけど、いずれにしろそれをやるのはいつも僕の仕事だ。でも、いろいろと多忙なシナリオによって忘れてしまった」

    レーシングスピードになるとドライバーはモードを無効にすることができず、マックス・フェルスタッペンは残りのレースでピットに戻ることがなかった。

    マックス・フェルスタッペンは、ピットを離れたときにバルテリ・ボッタスと接触したことに対して、5秒ペナルティと1点のペナルティポイントを科せられた。それでも、マックス・フェルスタッペンはチームは間違ったことはしてなかったと擁護する。

    「僕たちはチームとして全力を尽くしたと思う。誰が隣にいるかはわからなかった。彼らは僕をリリースして、全てがちょっとタイトだった。僕たちの方が前だったけど、接触してしまったのっは残念だ。でも、彼のことは見えていなかった」

  • ホンダ | 2019年 インディ500 決勝レポート … 佐藤琢磨が3位入賞

    ホンダ | 2019年 インディ500 決勝レポート … 佐藤琢磨が3位入賞

    アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport)は、第103回インディアナポリス500で最終ラップまで凄まじい優勝争いを繰り広げた。しかし、200周に及んだ激闘のゴールで、2016年のインディ500チャンピオンは、優勝したシモン・パジェノー(シボレー)にコンマ2秒届かなかった。

    33台が出場するインディ500に予選9番手で3列目アウト側グリッドからスタートしたアレクサンダー・ロッシは、2時間50分に渡ったバトルでトップグループを走り続けた。

    彼とスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)、セバスチャン・ブルデー(Dale Coyne Racing with Vasser-Sullivan)ら数人のホンダ ドライバーたちは、1回の給油でライバルメーカーよりも2周以上も長く走ることもできていた。

    178周目にブルデーとグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)がターン3で接触し、外側の壁にヒット。彼らのすぐ後ろを走っていたフェリックス・ローゼンクビスト(Chip Ganassi Racing)とザック・ヴィーチ(Andretti Autosport)もリタイアを余儀なくされた。ディクソンもここでマシンにダメージを負い、優勝争いのチャンスを失った。

    コース清掃のために短時間の赤旗中断があったあと、レースは残り13周でリスタートが切られ、ロッシとパジェノーが一騎打ちを行う舞台が整った。彼らはゴールを目前に、ここから4回も順位を入れ替えるバトルを披露。しかし、199周目のターン3でパジェノーがトップに立った。ロッシはインディ500での2勝目を目指し、最終ラップのターン4立ち上がりにチャンスを見出そうとしたが、パジェノーがインディでの初の栄冠を獲得した。

    トップ争いのすぐ後ろには、今日一番の復活劇があった。佐藤琢磨は最初のピットストップでホイールが確実に装着されず、その確認のために2周後にもう一度ピットに向かった。これで1ラップの周回遅れになった佐藤琢磨だったが、2017年インディ500チャンピオンの佐藤琢磨とRahal Letterman Lanigan Racingは、ラップダウンをばん回するお手本のような作戦で、ゴールまで60周を切ったところでリードラップに復活した。そして、最後のリスタートのあと、佐藤琢磨はジョセフ・ニューガーデン(シボレー)とエド・カーペンター(シボレー)を見事な走りでオーバーテイクし、3位でゴールした。

    Dale Coyne Racingのサンティノ・フェルッチは、すばらしいインディ500デビューを果たした。シリーズチャンピオンでインディ500での優勝経験も持つライアン・ハンターレイ(Andretti Autosport)とポジションを争いながら走り続け、178周目の多重クラッシュも絶妙のドライビングでクリアして今年のルーキー最上位となる7位でのゴールを達成した。

    アレクサンダー・ロッシ(2位)
    「最終ラップは全開でした。しかし、あと一歩届きませんでした。今日は22号車(パジェノー)の日で、彼からなにかを奪うのは不可能でした。ポールポジション、最多リードラップを獲得した彼らのマシンは速かったです。私たちのマシンも本当にすばらしい仕上がりで、トラフィックの中でもいい走りができていました。ほかのだれにも真似のできない走りになっていたはずです。優勝できなかったのは本当に残念です。レースの中で、私たちが勝てそうだと思える時間帯がありました。最後のイエローは私たちの味方になりませんでしたね。Hondaエンジンは燃費でライバルに対して大きな優位を持っていました。ただ、今日の私たちが勝つためには、あとほんの少しが必要だったようでした」

    佐藤琢磨(3位)
    「最初のピットストップで右リアホイールがちゃんと装着されておらず、ピットに戻ってチェックする必要がありました。周回遅れになりましたが、500マイルのレースなので、あきらめませんでした。リードラップに戻るのには100ラップ以上がかかりましたが、チームが作戦を駆使してそれを実現してくれて、最後の15周ほどはとてもエキサイティングなバトルを戦うことができました。後ろの順位を走っているに間もトラフィックの走りをトライし、それを活かして戦いました。レース再開時に5番手で、そこから2台をパスしました。そして、前にはロッシとパジェノーの2人しかいなくなりましたが、彼をオーバーテイクするところまではいきませんでした。おめでとう、シモン・パジェノー。彼はウイナーとなるにふさわしい走りをしていました」

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  • ホンダ | F1 第6戦 モナコGP 決勝レポート

    ホンダ | F1 第6戦 モナコGP 決勝レポート

    2019年のF1世界選手権 第6戦 モナコGPは、ホンダのPU(パワーユニット)を搭載するマシンが4台入賞を果たす一方で、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが終始トップ争いを演じながら、ピットストップ時の5秒加算ペナルティーにより表彰台を逃すなど、ポジティブ、ネガティブの両面があるレースになった。

    3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、2番手奪取に向けて好スタートを切り、オーバーテイクを仕掛けたが惜しくも成功には至らず、結果的には3番手のままレースを続ける形になった。他車のクラッシュにより9周目にセーフティカーが導入されると、上位を走るマシンが一斉にピットイン。3番手を走るフェルスタッペンも前後のマシンと同じタイミングでピットインする。タイヤ交換を終えて1つポジションを上げた2番手で復帰するが、タイヤ交換終了後の発進時、後方からライバルが走行してくるタイミングでの発車が危険ということで、5秒加算のペナルティーという裁定が下された。その後は2番手のポジションから終始トップを走るハミルトンにアタックを続けるが、結果的に2番手でフィニッシュ。3番手、4番手のマシンもフェルスタッペンから5秒以内のタイムでフィニッシュしたため、ペナルティー加算後は4位でレースを終えた。

    8番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、セーフティカー導入時にピットインしない戦略を選択。その後力強い走りを見せてポジションを5番手に上げる。レース終盤には後続との距離を離し、ニュータイヤに交換。5番手のポジションのまま復帰すると、そこからファステストラップを記録してレースを終えた。

    一方のトロロッソ・ホンダの2台も、セーフティカー導入時にガスリーと同じ戦略を取った。クビアトが7番グリッド、アルボンが10番グリッドからスタートし、すべてのマシンがピットストップを終えたレース後半にはそれぞれ7番手と8番手の位置で走行する。2台ともに6番手を走行する前のマシンに迫るが、オーバーテイクが極めて難しいモンテカルロ市街地コースではポジションを上げることは叶わず、そのまま7位と8位でレースをフィニッシュし、2台同時入賞を果たした。

    なお、ホンダF1エンジンを搭載するマシンの4台同時入賞は1987年のイギリスGP以来、4台揃っての8位以内でのフィニッシュは1991年のイギリスGP以来になる。

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のレースでは、Aston Martin Red Bull Racing とRed Bull Toro Rosso Hondaのすべてのマシンが完走し、4台同時入賞を果たしたことはポジティブにとらえています。一方で、フェルスタッペン選手がピットアウト時に5秒加算のペナルティーを受けてしまったことは残念に思っています。4台入賞という今日の結果からも分かるように、週末を通して両チームともいいパフォーマンスを見せ、レースも上手くまとめることができました。次のカナダGPは今回とはまた異なるタイプのサーキットになります。引き続きPUの開発をプッシュしていきたいと思います」

    アレクサンダー・アルボン (トロロッソ・ホンダ)
    「今日の戦略はすばらしく、チームには本当に感謝しています!今日はポイント獲得のチャンスがあるのは分かっていましたが、僕ら全員がいい仕事をして、しっかりと実現できました。ブレーキングが遅れたり、ロックアップしたりすればレースを終えることになってしまうので、どんなときでも、前のマシンに接近して走るのは難しいものです。今日一番苦労したのはタイヤマネージメントで、ソフトタイヤはあまり持たずにデグラデーションが始まって振動が起きてしまいました。それでも、ここでのレースは楽しかったですし、チームの2台ともポイントを獲得できたことはよかったです!」

    ダニール・クビアト (トロロッソ・ホンダ)
    「僕らは昨日の予選でとても力強く、その勢いのままいいレースができたので、とてもいい気分です。スタートではなす術がありませんでした。ガスリー選手がクリーンなブレーキングでアウト側から抜いてきたので、イン側にいた僕はラインを外すことができませんでした。それでも、今日は力強いレースができてとてもうれしいです。獲得できたポイント数にも満足していますし、チームワークも最高で、いいレースマネージメントができました。みんなからの声援もすごかったです!モナコで7位という結果はすばらしいことです。この数週間、どこを改善すべきか、僕はどうしたら速く走れるのかを解明するために懸命に取り組み、それが実りました。これを毎週継続していく必要がありますし、そうすればポイントをさらに重ねていけるはずです。マシンのパフォーマンスはいいので、このままの方向性で改善を続けていくことが必要です」

    ピエール・ガスリー (レッドブル・ホンダ)
    「今日はとてもいい一日で、ポジションを上げるのが難しいモナコで8番手スタートから5位でフィニッシュできたことに満足しています。僕らには、優れた戦略とすばらしいマシンがありました。このコースをこれだけ速いマシンで走るのは楽しかったですし、終盤でもハードにプッシュできて、かなり速いタイムをマークしたことで、8番手からでもトップと10秒以内の差でフィニッシュすることができました。今日はとてもうれしいですし、今後のレースウイークでも同じようなパフォーマンスを発揮していけるよう、取り組みを継続していきます」

    マックス・フェルスタッペン (レッドブル・ホンダ)
    「今日は全力を尽くしましたし、楽しいレースになりました。僕らはすごく競争力がありましたし、前のマシンにプレッシャーをかけ続けて、優勝争いを楽しむことができました。ルイス(ハミルトン選手)と戦うのはとても大変ですが、僕はプッシュし続け、彼がミスをするように攻め続けました。彼のタイヤを少しでも消耗させれば、仕掛けるチャンスはあると見ていました。いくつかのコーナーではすごく遅くなっていたので、そこで行けるかと思ったのですが、十分に近づくことができませんでした。残り数周になったとき、ここで行くしかないと仕掛けてみました。やや接触してしまいましたが、ダメージがなくてよかったです。ピットストップでのペナルティーは不運でしたが、チームは何も間違ったことをしていないし、あのように狭いピットレーンでは起こり得ることだと思います。もちろん、表彰台に上りたかったのですが、レースは楽しめましたし、こうした展開では勝つことも負けることもあるものです。もう数周あれば捉えられたと言われるかもしれませんが、僕は全力を尽くしましたし、できることはすべてやりきったつもりです。レースウイークを通じて、チームは最高の仕事を成し遂げてくれましたし、全員が勝つためにすべてを出し尽くしました」