タグ: ホンダ

  • インディカー | ホンダ、2年連続マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得

    インディカー | ホンダ、2年連続マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得

    最終戦でハータがキャリア2勝目。Hondaは2年連続マニュファクチャラーズ・タイトルを獲得
    2019年NTTインディカーシリーズ最終戦は、サンフランシスコから約100マイル、海沿いのリゾート地にあるウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(全長2.238マイル)で開催され、コルトン・ハータ(Harding Steinbrenner Racing)がポールポジションから圧倒的なスピードを保って優勝を飾った。

    カリフォルニア州らしい真っ青な空のもと、気温の上がりすぎない心地よいコンディションに恵まれたサーキットには、とても多くのファンが詰めかけた。そして、地元カリフォルニア出身の、まだ19歳のルーキーが目覚ましい走りでベテランたちのアタックを最後まで跳ね除け続け、大歓声を浴びながらゴールへと飛び込んだ。

    90周で争われたレースの83周をリードしてのキャリア2勝目は、ルーキーらしからぬ見事なものだった。レースを通じてディクソン、チャンピオン争いを行うシモン・パジェノー(シボレー)、ウィル・パワー(シボレー)からプレッシャーをかけられながら、それらに屈することなくトップを守り抜き、0.5875秒差での勝利を手に入れた。インディカーシリーズでは最終戦がダブルポイントとされているため、ポールポジションや最多リードラップのボーナスも獲得したハータは最大の104ポイントを加算し、シリーズランキングを13位から7位にまで大きく浮上させてシーズンを終えることとなった。

    昨シーズンを含めた5回のシリーズタイトル獲得歴を誇るスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は3位でフィニッシュし、表彰台に上った。ハータとパワーが競い合っている6秒後方、ディクソンはパジェノーとの激しいファイトを25周に渡って続け、100分の11秒差でパジェノーを封じ込めた。ディクソンの3位フィニッシュにより、Hondaは最終的に1436ポイントを獲得し、ライバルのシボレーは1387ポイント、49ポイントの差で2年連続で同シリーズのマニュファクチャラーチャンピオンとなった。

    今日のレースでは、予選14番手だったフェリックス・ローゼンクビスト(Chip Ganassi Racing)が、驚異的な追い上げで5位でゴールした。17戦で6回のトップ5入り、そのうち2回が優勝目前の2位フィニッシュ(ミッドオハイオとポートランド)という安定感もみせたスウェーデン出身の27歳は、年間ランキング6位でシーズンを終了。今日優勝したハータを5ポイント差で抑え、栄えあるルーキーオブザイヤーに輝いた。

    コルトン・ハータ(優勝)
    「ディクソン、パジェノー、パワーの3人のうちの一人が常にアタックする状況が続いていましたから、本当にたいへんなレースでした。彼らは簡単には勝たせてくれませんでした。ポートランドでも私たちは速かったのですが、タイヤの摩耗という問題を抱えました。その経験に学び、ポートランドと同じ速さを保ったまま、勝利へと前進することができました。優勝できたことは、完ぺきなレースを戦えたということだと思います。ミスを犯しながら勝利へと逃げきるのは難しいですからね。優勝するドライバー以外にも、勝ちそうなパフォーマンスを発揮するドライバーは、どのレースでも2、3人います。今日もそうでした。何人かのドライバーが勝てる力を見せていました。その彼らを私たちは打ち負かすことができました。彼らより速いペースを私たちは保ち続けることができました。今日は間違いなく、私たちがベストでした。勝利を手にする値する最強の存在になっていたと思います」

    佐藤琢磨(21位)
    「今シーズンはすばらしかったと思います。確かに、多少アップダウンはありました。しかし、私たちは2勝を挙げ、2度のポールポジション獲得し、表彰台に2回上がりました。とてもいいシーズンになったと思います。サポートをしてくれた方全員に、感謝をしても感謝しきれません。今シーズン中は難しい状況に陥ったこともありましたが、チームが全面的にバックアップをしてくれて、そのおかげで私はシーズンを最後まで戦い抜くことができました。今日のレースではいくつかの試練があり、最後はメカニカルトラブルに見舞われました。上位でフィニッシュし、ランキング5位に食い込むことができなかったのは残念です。結局、最終戦でランキングを大きく下げることになりました。カーナンバー30をまとったマシンは、今シーズンを通して美しい走りをしてくれました。チームメートのグレアム・レイホールと私は、シーズンを通してお互いにプッシュし合っていました。来シーズン、私たちはより一層の強さを身につけて開幕を迎えたいと考えています。そうできることを心から楽しみにしています。皆さん、今シーズンのサポート、本当にありがとうございました」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 決勝レポート

    マルケス今季8勝目。タイトル獲得に王手を掛ける。
    第14戦アラゴンGPは、今季9回目のポールポジションから好スタートを切ったマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が快調にトップを快走し、独走で今季8勝目を挙げた。

    今大会、フリー走行、予選でライバルを圧倒したマルケスは、好スタートを切ると序盤に1分48秒台のラップを刻んで2番手以下を突き放す。そして、中盤には約5秒の大量リードを築き、終盤にはその差を7秒まで広げる独走となった。

    これでマルケスはアラゴンGP4連勝(通算5勝目)を達成。ホームGPで迎えたグランプリデビュー200戦目を優勝で飾り、応援にかけつけた大勢の地元ファンから祝福の拍手が送られた。

    連戦となった前戦サンマリノGPからの2連勝を達成、今季8勝を挙げたマルケスは、総合2位で今大会2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との差を98点とし、4年連続6回目のタイトル獲得に王手をかけた。次戦タイGPでドヴィツィオーゾに2点差以上をつけるとタイトルが決まる。

    予選7番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が6位でフィニッシュした。オープニングラップは8番手とポジションを落としたが、8周目にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)をかわし7番手へ。終盤には、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)を抜いて6位でチェッカーを受けた。今大会は、不安定な天候の影響もあり、思うようにセットアップを進めることができなかったが、決勝では粘り強い走りでポジションを上げることに成功した。

    予選14番手から決勝に挑んだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、序盤ペースが上がらず13番手へとポジションを落としたが、終盤になって3台の10番手争いのグループに追いつき、ミゲル・オリベイラ(KTM)、アンドレア・イアンノーネ(アプリリア)、ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)を次々に抜いて10位でフィニッシュした。過去2戦、転倒再スタートでノーポイントのレースが続いていたが、3戦ぶりのポイント獲得を果たした。

    ケガから復帰3戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、予選19番手から好スタートを切って序盤12番手までポジションを上げたが、中盤以降、ペースが上がらず20位でフィニッシュした。今大会はフロントにミディアム、リアにソフトをチョイス。チームメートのマルケスと同じ選択だったが、後半は消耗に苦しみなど、タイヤをパフォーマンスをうまく引き出せなかった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「今日はレースに向けての戦略と、何をしなければならないかということがはっきりしていたし、自信もありました。ピットを出たときからいいフィーリングがあったので、序盤からプッシュしていきました。そして、4~5秒引き離してからは、あまりプッシュせずにそのギャップをキープしようと務めました。ビニャーレスが少し近付いてきたときは、2、3周プッシュして走り、アドバンテージを安定させました。簡単に見えたかもしれませんが、そうではありませんでした。レースウイークを通して限界を見つけるために、一生懸命取り組んできました。地元のファンの前で優勝することができて最高の気分です。応援してくれたすべてのひとに感謝しています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 6位)
    「今日の結果はうれしいです。先週のサンマリノGPは最悪のレースだったので、今日は完走しなければなりませんでした。アラゴンでいい結果を残すことができてよかったです。オープニングラップは、バトルに巻き込まれ、レース中盤にはコースを外れるなど、何度もタイムをロスしましたが、全体的なペースには満足しています。今日のレースが、これほど速いペースになるとは思いませんでした。しかし、最後までいいペースをキープすることができたし、うまいパッシングも何度かあり、トップ6に入ることができました」

    中上貴晶(10位)
    「なんとかトップ10フィニッシュという目標を達成することができましたが、想定していた1分49秒台の走りができず、課題を残すレースとなりました。今日はフロントにミディアム、リアにソフトをチョイスしました。タイヤ選択はよかったと思いますが、グリップの改善という点では大きなステップを刻めませんでした。次のタイGPは、路面も気候もガラリと変わるので、しっかり準備しなければなりません。今日は朝のウォームアップがウエットとなり、セッティングの変更を確認できなかったことが決勝に影響しました。いくつも課題を残すレースとなりました。しかし、イギリス、サンマリノと転倒ノーポイントに終わっていたので、その点では、次につながるレースができたと思います。日本GPに弾みをつけるという意味でも、次のタイGPでは、今季ベストを目指し、いいレースをしたいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20位)
    「とても力強いスタートを切ることができました。そのため、いい結果を残せると期待したし、序盤はとても戦闘的な走りができました。しかし、リアタイヤがかなり消耗し、リアのグリップに苦戦しました。それからは、できるかぎりスムーズに走りしたが、少しずつポジションは落ちていきました。とても残念です。いいスタートが切れなかったとしても、終盤に向けて力強いレースをしたかったです。今日はセッティングの方向性をさらに学ぶことができことはポジティブでした。今回はプラクティスセッションもうまくいきました。すばらしい優勝を果たしたマルクとチームにおめでとうと言いたいです」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 予選レポート

    マルケス今季9度目のポールポジション獲得。シーズン8勝目に向けて絶好のグリッドを得る。
    MotoGP 第14戦アラゴンGPの予選は、フリー走行でトップタイムをマークし、今大会で好調な走りを見せるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、ポールポジション(PP)を獲得した。マルケスは1回目のアタックで1分47秒009をマーク。2回目のアタックでは、1分46秒台が期待されたが、ミスもあり途中でアタックを断念するも、2番手に0.327秒のリードを築く力強い走りで、ファンを喜ばせた。

    この日は、朝方まで降った雨の影響で午前中はウエットコンディション。午後になって青空が広がり、FP4とQ1、Q2はドライコンディションで行われた。

    不安定な天候とコンディションになった一日だが、マルケスは順調にセットアップを進めた。決勝レースとほぼ同じ時間に行われたFP4では1分48秒台で連続ラップを刻み、決勝に向けて準備が整っていることを感じさせた。過去3年、アラゴンGPを制しているマルケス。今季9度目のPPから、4年連続5回目の大会制覇に挑む。

    初日7番手とまずまずのスタートを切ったカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、この日、マシンのセッティングに苦戦した。2台のマシンを異なる仕様にしてセットアップにトライしたが、いずれのセットも満足のいく状態にはならなかった。それでも予選では7番グリッドを獲得、今季3度目の表彰台獲得を目指す。

    初日13番手からQ2進出を目指した中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、午前中のフリー走行がウエットコンディションとなり、ダイレクトでQ2へ進出するチャンスを逃した。そして、ドライコンディションになったFP4でも思うようにマシンのセットアップを進めることができず、大接戦となったQ1では4番手に終わり、14番グリッドが確定した。予選でトップ10以内に入ることを目標にしていた中上にとっては悔しい結果となった。決勝では追い上げのレースに挑む。

    ケガから復帰3戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、セッションをこなすごとに着実にフィーリングを取り戻しているが、思うようなタイムを刻めず、20番グリッドとなった。ロレンソにとっては満足のいく結果ではないが、身体の回復に合わせて確実に前進していく意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP ポールポジション)
    「今大会はとてもいいフィーリングがあります。前回のミサノと比べて、とてもいい状態です。ポールポジションを獲得しましたが、今週末のファステストラップはFP1で出したもので、それを更新することができませんでした。2回目のアタックでは、1回目よりいいタイムを期待しましたが、少しミスをしてしまいました。今日は風向きが変わり、昨日よりも強かったので、少しリスクをコントロールしなければなりませんでした。FP4では力強いリズムがありました。これはとても大事なことです。ヤマハのライダーたちとそれほどタイムは離れていません。なにが起きてもおかしくないので、明日の決勝は天候に十分注意を払いたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「昨日はマルクに続いて2番手争いができると思っていました。しかし今日はそれが難しい状況でした。もっとうまく走れると思い、もう一台のマシンに乗り換えましたが、フィーリングはよくありませんでした。そこで昨日のマシンの状態にセッティングを戻しましたが、そちらのフィーリングもよくありませんでした。ユーズドタイヤを使ってFP4を走りましたが、それも順調ではありませんでした。もっと速く走れるはずなのでマシンを改善しなければなりません。ほかのライダーたちは前進していたように見えましたが、僕は前進できませんでした。予選結果は7番手ですが、3番手、4番手とはかなりタイムが離れています。いつもなら、ミスをしてもどこを改善すべきか分かっているのですが、今日のギャップは、どう縮めればいいのかよく分かりませんでした。しかし、決勝はまた違うストーリーが待ち受けます。明日の決勝は、いいレースができるようにがんばります。粘り強い走りをしたいです」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「非常に厳しい予選でした。今日はFP3をドライコンディションで走れなかったことが予選に影響しました。ドライコンディションであれば、昨日の問題を解決し、Q2に進出できたと思います。午後の予選は、完全なドライコンディションとなりましたが、雨の影響で路面にラバーが載っていない状態となり、グリップをうまく引き出せませんでした。しかし、最後まであきらめず全力で挑みましたが、Q2進出には、わずか0.1秒届かず、14番手に終わりました。リアのグリップ不足については、前戦ミサノより路面コンディションがいい分、軽減されていますが、今大会は、自分のコメントとデータをしっかり照らし合わせ、問題点は明確になってきました。明日に向けて解決策のアイデアがあるので、ウォームアップでしっかり確認して決勝に挑みたいです。今日はQ2に行けると思っていたので本当に残念です。決勝も厳しい戦いになることは間違いありませんが、ベストを尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20番手)
    「あまりいいポジションではありませんが、ライディングのフィーリングと、トップとのタイム差は昨日より縮まりました。これは明らかにポジティブです。すべてのセッションで前進することができました。ペースもかなり安定しています。予選では1本目のタイヤで速く走ることができましたが、フロントにソフトを使うと、それ以上は速く走ることができませんでした。レースはミディアムを選ぶと思います。そして、引き続き前進できるようにベストを尽くします」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP 初日レポート

    マルケス首位発進。大会4連覇へ好スタート。
    好天に恵まれた第14戦アラゴンGPのフリー走行は、過去3年連続で大会を制しているマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、FP1で1分46秒869というベストタイムをマーク、大会4連覇と5回目の制覇に向けて絶好のスタートを切った。

    前戦サンマリノGPを制し、勢いに乗るマルケスは、FP1から積極的な走りを披露した。

    フロントにミディアム、リアにハードを装着してコースインしたマルケスはコースインして3周目に1分48秒台の好ラップを刻み、1分48秒台で連続ラップを刻む。この時点で約2秒のリードを築いたマルケスは、セッション終盤にリアにソフトを装着してアタックすると、唯一1分46秒台のタイムを叩き出し、初日のベストタイムをマークした。

    さらにFP2では、2日目が雨になる可能性が高いことから、決勝に向けて、ソフト、ミディアム、ハードと、すべてのタイヤテストをこなした。セッション中にはFP1からのユーズドタイヤで軽い転倒を喫したが、サーキットに集まったファンを魅了する走りだった。2008年に125ccクラスでデビューして以来、通算200戦目を迎えるマルケス。2日目の予選、そして日曜日の決勝では地元ファンの期待に応える意気込みだ。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)が7番手とまずまずのスタートを切った。過去2戦、タイヤのグリップをうまく引き出せず苦戦したクラッチローだが、今回は着実にセットアップを進めた。課題は高速コーナーが連続するセクター1。このセクションを改善して土曜日の予選ではさらに上位を目指す。

    過去2戦、転倒再スタートというレースで、いずれもノーポイントに終わっている中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP1で10番手とまずまずのスタートを切った。FP2ではタイムをまとめきれず13番手へとポジションを下げたが、着実にセットアップを進めたことから、土曜日のフリー走行、予選では、トップ10を目標にタイム短縮とポジションアップに挑む。

    ケガから復帰して3戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、全体的にいいフィーリングを得られず、20番手と苦戦した。モーターランド・アラゴンは、本来、ロレンソが得意とするサーキットであり、2日目のフリー走行、予選では、フィーリングの改善に努める。

    マルク・マルケス(MotoGP 1番手)
    「今日はとても順調にメニューを消化することができました。そして、とてもいいかたちで仕事を終えることができました。FP1はタイムアタックを行い、いいフィーリングがありました。明日の天気のことを考えると最善のプランだったと思いますし、とてもいいラップタイムを刻むことができました。FP2はユーズドタイヤで取り組みました。残念ながら小さな転倒がありましたが、そこから多くのことを学ぶことができました。この転倒を除けば、すべてうまくいきました。もっとタイムは縮められると思います」

    カル・クラッチロー(MotoGP 7番手)
    「今週末は、この2戦に比べるとフィーリングがいいです。スロットルを開けながらの旋回性がよくなっています。自信はありますし、マシンは快適です。でも、コーナリングのフィーリングは完全ではありません。高速コーナーが連続するセクター1でかなりタイムをロスしています。でもポジティブですし、明日前進できるようにがんばってみます。今週末はいい結果を残せると思います」

    中上貴晶(MotoGP 13番手)
    「サンマリノGPからの2連戦となり、休む暇もありませんでしたが、アラゴンGPに向けてしっかり準備をしてきました。今日は風が強いなど、全体的にはあまりいいコンディションではありませんでしたが、予定していたメニューを順調に消化しました。さらに、土曜日がウエットになる可能性が高く、FP2ではソフトタイヤでアタックするなど、忙しい一日となりました。アタックしたラップは、それまでの自己ベストで走っていたのですが、セクター3でミスをしてトップ10から外れてしまいました。あのまま走っていれば、トップ10には確実に残れるタイムだったので残念でした。明日はどんなコンディションになっても全力を尽くし、予選でトップ10圏内を狙っていきます」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20番手)
    「今日はフィーリングがあまりよくなくて苦戦しました。ミサノでは力強く仕事をスタートできたので、今回はもっと力強くなれることを願っていました。FP2は少し前進できましたが、もっと前とのギャップを縮めなければなりません。残念ながら明日は雨が降りそうです。雨が降れば、マシンのセットアップの時間が削られるので、さらに厳しい状況となります。でもウエットになれば、ウエットコンディションを確認するためにも、少し走りたいと思っています」

  • MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第14戦 アラゴンGP プレビュー

    Repsol Honda Teamが優勝を多く飾ったアラゴンでマルケスが大会4連覇を狙う
    第14戦アラゴンGPが、9月20日(金)~22日(日)の3日間、スペインのモーターランド・アラゴンで開催される。このサーキットは、バルセロナとバレンシアからそれぞれ約200km離れたアルカニスの郊外にる。スペインGP、カタルニアGP、バレンシアGPに続くスペイン4カ所目のグランプリとして2010年にスタートし、今年で10度目の開催となる。

    モーターランド・アラゴンは一周5.078km。マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット、タイのチャーン・インターナショナル・サーキット、そしてトルコのイスタンブール・パーク・サーキットなどを手がけたドイツ人デザイナーのヘルマン・ティルケ氏によって設計された。ティルケ氏がデザインしたサーキットは、自然の地形を利用したアップダウンと、バリエーションに富んだコーナーが連続し、リズム感あふれるレイアウトが特徴。モーターランド・アラゴンはこうした特徴に加え、2本の長いストレートを組み合わせたレイアウトになっており、パッシングポイントが多いため、選手たちから高い評価を得ている。

    過去、この大会では、11年に当時、Repsol Honda Teamから参戦していたケーシー・ストーナーが優勝。このサーキットにおけるRepsol Honda TeamのMotoGP通算100勝目を達成した。さらに12年には、18年までRepsol Honda Teamに在籍したダニ・ペドロサ、13年にはマルク・マルケスと、Repsol Honda Teamが3年連続で優勝を果たしている。

    その後、14年、15年はRepsol Honda Teamは優勝できなかったが、16年はマルケスが3年ぶりの優勝を達成し、17年、18年と3年連続で大会制覇を成し遂げた。

    前戦サンマリノGPで今季7勝目、今季12回目の表彰台を獲得したマルケスは、総合首位をキープするだけではなく、ランキング2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に93ポイント、総合3位のダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に124ポイント、総合4位のアレックス・リンス(スズキ)に126ポイントと大量リードを築いた。今大会はシーズンを通してマルケスが得意とするサーキットの一つであり、シーズン8勝目を目標に、タイトル獲得に向けて着実に前進する意気込みだ。

    マルケスは、バルセロナから約100km離れたリェイダ近郊のセルベラで生まれ育った。自宅から最も近いカタルニアGPがホームグランプリとなるが、アラゴンも自宅から約170kmの距離にあるため、自身にとって第2のホームグランプリと言える。

    2010年にスタートしたアラゴンGPでは、Moto2クラスに出場した11年に優勝、12年は2位。MotoGPクラスでは、13年、16年、17年、18年と4勝を挙げている。予選では、125cc時代の10年、Moto2時代の11年、MotoGPクラスでは13年から16年まで4年連続でポールポジション(PP)を獲得し、アラゴンGPでの最速ライダーとして君臨してきた。過去2年はPP獲得を逃しているが、今年はシーズン9回目のPPが期待される。昨年の大会では、10コーナーが「マルク・マルケス・コーナー」と命名され、その記念すべき大会で優勝している。今年も自身の名前が付けられたコーナーがあるサーキットで、ファンを魅了する走りが期待される。

    このサーキットを得意とするカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、後半戦に入って苦戦が続いている。前戦サンマリノGPではタイヤのグリップをうまく引き出せず転倒リタイアに終わった。過去、アラゴンGPでは、ドゥカティ時代の14年に3位表彰台に立っているが、LCR Hondaでは15年に7位、16年に5位。過去2年は転倒リタイアに終わっている。今年はシーズン3回目の表彰台獲得を目指す。

    総合12位につける中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、過去2戦、得意とするイギリスGP、そしてサンマリノGPと2戦連続で転倒再スタートという厳しいレースが続いている。昨年の大会では、12位の結果を残した。今年は安定した走りでシングルフィニッシュを量産してきただけに、今年もシングルフィニッシュとベストリザルトを目標に上位を目指す。

    ケガから復帰3戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、ホームグランプリで今季ベストを目指す。体調はまだ完全ではないが、アラゴンは得意とするサーキットの一つ。昨年はPPを獲得、決勝はスタート直後の1コーナーで転倒リタイアという残念なレースとなった。万全ではない体調で、イギリスGP、サンマリノGPと2戦連続で14位でフィニッシュしているロレンソ。地元ファンの声援に応える結果を目指す。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「ミサノで優勝することができたので、今週のレースがとても楽しみです。アラゴンはセルベラにとても近いのでまるで家にいるような気分になります。僕の街からたくさんの人が見に来てくれるので、モチベーションも上がります。チャンピオンシップをリードしていますが、レースウイークのアプローチは変わりません。プッシュし続け、最高の結果を達成できるようにがんばります。アラゴンが楽しみです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「ミサノはあまりいい週末にならなかったので、今週末は前進しなければなりません。ミサノはグリップがありませんでした。条件はみんな同じなので、なぜマシンのフィーリングに苦戦したのか、しっかり分析したいです。アラゴンはグリップがいいサーキットなので、もっといいフィーリングがつかめると思います。チームとHondaとともに取り組み、再びトップグループに戻れることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「ミサノはノーポイントに終わりました。なにが起きたのか、そしてアラゴンに向けてどのように改善できるのか、データを検証しました。アラゴンはアップダウンや、ブラインドコーナーがあるので、簡単なサーキットではありません。どのライダーにとっても大きな挑戦になります。いいペースがあることは分かっていますし、自分の強みも分かっているのでベストを尽くします。アラゴンのあとはタイGP。そのあとは僕のホームグランプリのもてぎを迎えます。モチベーションをキープしてがんばります」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「アラゴンは好きなサーキットです。過去にいい結果を残したこともあります。ミサノGPの週末はいいスタートを切れたので、今回も強くなれることを願っています。体力も回復してきているので、目標はトップとの差を縮めていくことです。シルバーストンとミサノよりもいい結果を残すことを目標に戦います。後半戦の遠征シリーズが始まる前にホームのファンの前でレースができるのでうれしいです」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 決勝レポート

    マルケス今季7勝目。チャンピオンシップでもリードを広げる。
    MotoGP 第13戦サンマリノGPの決勝は、予選5番手から決勝に挑んだマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と予選3番手のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)の一騎打ちとなり、最終ラップにクアルタラロを抜いて先行したマルケスが、3戦ぶり今季7勝目を挙げた。これまでミサノでは、ウエットコンディションをのぞき、常に厳しいレースを強いられてきたが、2週間前のテストで得たデータを基に着実にセットアップを進め、3度目の大会制覇を達成した。

    前日のフリー走行で、決勝に向けてシミュレーションした走りを見事に再現したマルケスだが、オーストリア、イギリスと過去2戦、最終ラップに逆転を許し優勝を逃しているだけに、今大会はしっかり戦略を立て、勝利につなげた。

    マルケスは、チャンピオンシップで2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に78点差をつけて今大会を迎えた。勝利を目指すことはもちろんだが、後半戦はチャンピオンシップを優先しなければならないレースが続く。しかし、こうしたチャンピオンシップ獲得のプレッシャーを常に勝利へのモチベーションへと転換させるマルケスの走りにファンも大喜びだった。これで、今大会6位に終わったドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)との差を93点へと広げることに成功した。

    連戦となる第14戦アラゴンGPは、マルケスが得意とするサーキットの一つ。気持ちを引きしめ、今季8勝目に挑む。

    チームメートのホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が14位でフィニッシュ。ケガから復帰して、2戦連続でポイントを獲得した。しかし、復帰戦となったイギリスGP以上のパフォーマンスを期待していただけに、納得のいくレースにはならなかったが、体調は着実に回復しており、ホームGPとなる次戦アラゴンGPでは、さらに上位を目指す意気込みだ。

    予選11番手の中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、ヨハン・ザルコ(KTM)のペナルティーで10番グリッドから上位を目指したが、4周目の10コーナーで転倒を喫し、再スタートを切ったが18位に終わった。序盤は、ホアン・ミル(スズキ)、ジャック・ミラー(ドゥカティ)と9番手争いのグループを形成したが、フロントのフィーリングが完全ではなく、ペースをキープすることができず転倒した。これで前戦イギリスGPから2戦連続のノーポイント。連戦となるアラゴンGPではその雪辱に挑む。

    予選14番手から追い上げのレースに挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、ウイークを通じて最後まで好感触をつかめず、11番手を走行していた23周目に転倒を喫し、リタイアとなった。2週間前のテストから抱えていた問題を解消できず、厳しい大会となったが、次戦アラゴンでは、表彰台を目指します。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「正直、優勝しなければならないというレースではありませんでした。リンスがリタイアし、ドヴィツィオーゾが後方にいたからです。でもモチベーションが上がっていました。できる限りファビオについていき、アタックすべきかどうか考えていました。最終ラップにアタックすることを決めました。3コーナーでファビオが速いことは分かっていたので、その前にアタックしました。そしてできる限りコーナーで隙を作らないようにしました。今日はファビオがとても力強いレースをしました。僕はなるべくスムーズに走ろうと思いました。イタリアで優勝することができてよかったです。もっとよかったのは93ポイントのアドバンテージができたことです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 14位)
    「シルバーストンでは、思っていた以上の走りができましたが、今日は残念ながらそんな走りができませんでした。正直、もう少しいい結果とペースを期待していました。トップと1.5秒の差を期待していましたが、現実はそれ以上の差でした。しかし僕の体調はよくなってきています。プラクティスセッションではこれまで以上に前との差が縮まりました。これはポジティブなことです。路面はあまりコンディションはよくありませんでした。アラゴンではもっとプッシュできる状態になっていることを願っています。また、もっとトレーニングができるようになっていることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 18位)
    「スタートはまずまずでしたが、走り出しからフロントの右側のフィーリングがよくありませんでした。4コーナー、10コーナー、14コーナーのスローコーナーでエッジグリップがうまく機能せず、4周目の10コーナーで転倒してしまいました。今週はリアタイヤのグリップを引き出すのに苦労しましたが、フロントに関しては全く問題はありませんでした。どうしてフロントのフィーリングがよくなかったのか、その原因をミシュランと分析したいです。前戦イギリス、そしてサンマリノと、自分が得意とするサーキットでしたが、2戦連続でノーポイントという残念な結果に終わりました。シーズン前半は、トップ10内でフィニッシュすることを目標に着実にポイントを獲得してきましたが、この2戦ノーポイントに終わったこともあり、アラゴンからの6戦は、みんなに魅せる走りをしたいと思います。今大会はチームのホームGPでした。こういう結果に終わり、チームには申し訳ない気持ちです。連戦となるアラゴンGPで、ノーポイントに終わった2戦の雪辱に挑みたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP リタイア)
    「トップとかなりの差があったにもかかわらず、転倒してしまい残念です。テストでマシンのフィーリングがあまりよくなかったのですが、今週末もいいフィーリングをつかめませんでした。これが現実です。レースで転倒するとは思っていませんでした。遅くてもなんとかレースを完走できると思っていたので、転倒してしまったことに少しショックを受けました。全体的にいいフィーリングがつかめませんでした。気持ちを切り換え、アラゴンに向けて前進しなければなりません」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 予選レポート

    マルケス、アタックが決まらず5番手。2列目から決勝に挑む
    好天に恵まれた第13戦サンマリノGPの予選は、最高気温が26℃、路面温度が40度と、金曜日とほぼ同じコンディションとなった。金曜日は、気温と路面温度が上がると、路面のグリップが低下し、ライダーたちはタイヤのパフォーマンスを引き出すことに苦労した。

    しかし、着実にメニューを消化したマルク・マルケス(Repsol Honda Team)は、フリー走行で4番手。Q2にダイレクトでの進出を決めると、その後に行われたFP4では、決勝に向けてのシミュレーションを行いトップタイムをマーク。1分33秒台前半のラップタイムを連続で刻み、決勝に向けての準備を進めた。

    その後に行われたQ2では、3回のアタックにトライしたが、2回目、3回目のアタックが決まらず、1回目にマークした1分32秒742で5番手となった。ドイツGPから続いていた5戦連続9回目のPP獲得は果たせなかったが、決勝に向けて順調にセットアップを進めており、今季7勝目と3度目の大会制覇が期待される。

    初日のフリー走行でタイヤのグリップに苦しんだ中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)が、FP3で6番手までタイムを上げてダイレクトでQ2進出を果たした。午後の予選では、金曜日同様、路面のグリップ低下に苦戦して11番手となったが、決勝での上位進出に向けて一歩前進した。課題は気温と路面温度が上がり、路面のグリップが低下する午後の時間帯でいかにタイムの低下を抑えるかにかかっている。中上は、気温が低くタイヤパフォーマンスを発揮できる午前中のセッションでは6番手までポジションを上げており、朝のウォームアップで最後の調整を行い、決勝では追い上げのレースに挑む。

    初日12番手と苦戦したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、2日目もセットアップを進めることができず、予選14番手に終わった。さまざまなセッティングにトライも解決策を見いだせない一日だったが、決勝日朝のウォームアップで最後の調整を行う。

    初日17番手のホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は18番手となった。ポジションを上げられなかったが、体調は順調に回復し、走りにもリズムが出てきた。復帰戦となった前戦イギリスGP同様、ポイント獲得を目標に挑む。

    マルク・マルケス(MotoGP 5番手)
    「今回の予選はあまりうまくいきませんでした。残念ながらミスをしてしまい、僕のアタックは早々に終わってしまいました。しかし、2列目からのスタートは悪くありません。目標は優勝争いをすることです。また最終的なゴールはチャンピオンシップの獲得で、それに集中したいです。FP4で小さな転倒がありましたが、フィーリングはとてもよかったので、レースペースにはかなり自信があります」

    中上貴晶(MotoGP 11番手)
    「午前中はいい走りができたのですが、気温と路面温度が上がった午後は、金曜日と同じように厳しい走りを強いられました。決勝時間とほぼ同じ時間帯のFP4では、レースシミュレーションを行いました。しかし、いいフィーリングがなく、その後に行われた予選でも自分が望むレベルに到達することができませんでした。問題は、リアタイヤのグリップ不足とコーナーの立ち上がりでタイムロスをしていることです。2日間とも同じ問題に苦しみました。特に午後は路面コンディションが変わりグリップが低下します。それにあわせて自分たちのパフォーマンスも落ちていきました。みんな同じ状況を抱えています。そういう意味では、この問題を解消できれば大きなチャンスだと思います。チームのホームGPなので、明日の決勝はみんなに喜んでもらえる結果を残したいです。決勝に向けて最後までベストを尽くします」

    カル・クラッチロー(MotoGP 14番手)
    「フリー走行、予選ともに今日はあまりいい日ではありませんでした。でもこれが現実です。どのようなセッティングで走っても難しい一日でした。ここでテストを行ったときから難しい週末になるのではないかと思っていました。でもいつものように前向きな気持ちでレースウイークに挑んでいます。明日のレースでは、ラップタイムを上げられるようにベストを尽くしてがんばり、レースが終わったときには上位にいられることを願っています。問題は自分のペースがどのくらいのポジションにいるのかがわからないことです。チームはマシンのセッティングに一生懸命取り組んでくれました。とても感謝しています。でも自分の思うようなフィーリングにはなりませんでした。それでもレースでは何が起きるかわかりません。ベストを尽くします」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 18番手)
    「今日はまずまずの日でした。金曜日の走行を終えたときに、もう少し前とのギャップを縮められると思っていましたが、思うようにはいきませんでした。でも、予選ではまた一歩前進できました。もっと前進しなければなりません。ウォームアップに向けてそのアイディアはあります。決勝レースでは、なるべくトップに近づいてフィニッシュすることが目標です。この目標の達成に向けてベストを尽くします」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP 初日レポート

    マルケスが3番手スタート。予選、決勝に向けて順調にセットアップを進める
    終日、青空が広がった第13戦サンマリノGPのフリー走行は、ディフェンディングチャンピオンのマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、FP1、FP2ともにタイヤテストに集中し、3番手で初日を終えた。2週間前の公式テストで2番手タイムだったマルケスは、この日、公式テストのデータをもとにセットアップに取り組んだ。

    FP1では前後にミディアムタイヤを、FP2ではフロントにハード、リアにソフトを装着し、決勝を想定したハイペースで連続ラップを刻んだ。ベストタイムは3番手だったが、2年ぶり3回目のサンマリノGP制覇に向けて着実に前進した。

    2年連続表彰台獲得を目指すカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、グリップ不足に苦しみ、12番手で初日を終えた。グリップをうまく引き出せなかったクラッチローは、FP1、FP2ともにタイヤテストに集中。車体のセットアップに取り組んだが、なかなかフィーリングを改善することはできなかった。しかし、初日のデータを生かし、2日目のフリー走行、予選で、タイム短縮とポジションアップに挑む。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、リアのグリップ不足に苦しんで14番手だった。中上はコーナーの立ち上がりで苦戦してタイムロス。特にセクター2のタイムロスがラップタイムとポジションに大きく影響した。2日目のフリー走行と予選では、セクター2の改善に全力を尽くす。

    ケガから復帰して2戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、FP1からFP2にかけて1秒以上のタイム短縮に成功し、17番手で初日を終えた。前戦イギリスGPに比べて、オランダGPで傷めた背中の痛みが和らいできたこともタイム短縮につながった。徐々にではあるが、本来の走りに近づいてきたことを感じさせる一日となり、土曜日の予選、決勝の走りに期待が膨らんだ。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「今日はそれほど悪くありませんでした。テストのときと同じように今日もヤマハ勢が強く、特にクアルタラロとビニャーレスがいい走りをしていました。ここミサノでテストをしているので、全体的にレベルの高い一日となりました。僕たちも引き続き、一生懸命仕事に取り組み、細かい部分を改善できるように解決策を探しています。いつものようにコンパウンドの異なるタイヤを試すなどして、時間を最大限活用して一日を過ごしました。今日の仕事に満足しています」

    カル・クラッチロー(MotoGP 12番手)
    「みんなと同じようにグリップに苦戦しています。マルクのようにマシンのフィーリングを改善しなければいけません。ケガから復帰して完調ではないホルヘもいい走りをしていました。今のところ、タイヤもマシンもいいフィーリングがつかめていません。マシンのセッティングが自分の求めるフィーリングと違うのかもしれず、その部分を改善しなければなりません。ベストを尽くしていますし、チームもがんばっています。今日はいろいろなことにトライしてくれました。昨年に比べるとグリップがとても低く、昨年のようにはうまく曲がれません。今は苦戦していますが、ベストを尽くします」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「今日はリアのグリップに苦しみました。特にセクター2でタイムをロスしました。セクター2は、コーナーが2つしかない区間ですが、8コーナーの立ち上がりで0.2秒ほどロスしています。その結果、セクター2はほとんど最後尾タイムなので、明日に向けてこの部分を改善しなければいけません。明日も午前と午後では、路面のコンディションが大きく変わると思うので、まずはFP3でダイレクトにQ2進出を果たし、厳しい戦いが予想される午後の予選に挑みたいです。想定する走りができれば8番手前後はいけると思うので、それ以上を目指します」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 17番手)
    「今日は満足のいく仕事ができました。特にFP2は一歩前進することができました。シルバーストンのときと比べたらトップとの差は少し縮められたし、痛みも少なくなっています。今日のようなコンディションで、リアグリップを改善できたことはとても有意義なことです。明日は全体的なペースを改善し、前とのギャップをもっと縮めて前進したいです」

  • MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP プレビュー

    MotoGP | ホンダ 第13戦 サンマリノGP プレビュー

    Honda、2年ぶりの大会制覇を目指す
    第13戦サンマリノGPが、9月13日(金)~15日(日)の3日間、イタリアのアドリア海に面したミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで開催される。このサーキットは、2011年のマレーシアGPにおいて、不慮のこと故で亡くなったマルコ・シモンチェリ選手に敬意を表し、12年にミサノ・サーキットから現在の名称へと変更された。

    ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ(以下ミサノ・サーキット)は、1993年にイタリアGPが開催されたのを最後に、2006年までグランプリの舞台から外れ、サンマリノGPも93年のムジェロを最後に開催が中断されていた。しかし、07年にミサノ・サーキットはコースの全面改修を受け、14年ぶりにグランプリの舞台として復活。同時にサンマリノGPも復活し、今年で13年目を迎える。

    ミサノ・サーキットは従来左回りのコースだったが、07年の大改修で右回りに変更された。そのときのコース全長は4.180km。08年にはコースの一部が改修され、4.226kmに延長された。

    低中速のコーナーが連続するテクニカルコースで、リズミカルな走りを要求される。Honda勢としては、直近12年の大会で、10年にダニ・ペドロサが勝利、15年は“フラッグ・トゥ・フラッグ”の難しいレースとなる中、マルク・マルケス(Repsol Honda Team)が大会初制覇を果たした。16年はペドロサが6年ぶり2度目の優勝を果たし、17年はウエットコンディションの中でマルケスが2度目の大会制覇を果たした。昨年はマルケスが2位。優勝を逃したが、今年は2年ぶりの大会制覇に挑む。

    第12戦イギリスGPを終えてマルケスは、6勝を含む11回の表彰台に立ち総合首位に立ち、総合2位のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に78点差をつけてサンマリノGPを迎える。

    サンマリノGPでマルケスは、10年に125ccクラスで優勝、11年と12年にはMoto2クラスで優勝している。最高峰クラスでは、MotoGPにデビューした13年に2位。14年は転倒を喫し、再スタートを切って15位。15年はMotoGPクラスで大会初制覇、16年4位。17年に2度目の優勝を果たしている。昨年は2位と優勝を逃したが、着実な走りで表彰台に立ち3年連続5回目のタイトル獲得に大きな弾みをつけた。今年もタイトル獲得の期待が寄せられるマルケスにとっては、一戦一戦が重要な戦いとなる。

    総合9位につけるカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、2年連続表彰台獲得と今季3回目の表彰台獲得に挑む。ホームGPとなった前戦イギリスGPは、気温と路面温度が高く、タイヤのパフォーマンスを100%引き出せない厳しい戦いとなりました。しかし、イギリスGP後にミサノ・サーキットで行われた2日間のテストで、今大会の準備を進めた。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、得意とするミサノ・サーキットでベストリザルトを目指す。Moto2時代には、13年2位、15年と16年に3位と3度の表彰台に立っている。前戦イギリスGPも中上が得意とするサーキットの一つだったが転倒を喫し、再スタートを切るも17位と悔しい結果に終わっている。今大会はその雪辱に挑む。

    ケガからの復帰2戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)が、今季ベストに挑む。フリー走行の転倒でケガをしたオランダGPを含め4戦を欠場した。復帰戦となった前戦イギリスGPでは、体調が万全ではなかったが、粘り強い走りで14位でチェッカーを受けた。2週間前に行われたミサノ公式テストも初日を走っただけでテストを切り上げたが、体調の回復に合わせ着実に前進して行く意気込みだ。過去、ミサノ・サーキットでは4回のポールポジションと3勝を挙げている。今大会、どんな走りを見せてくれるのか。ロレンソの走りに注目だ。

    マルク・マルケス(MotoGP 総合1位)
    「イギリスGPで力強いレースをして、その後、ミサノで有意義なテストを行い、いいかたちでミサノにくることができました。テストではたくさんのことにトライしました。19年型マシンがミサノでどのように機能するか理解することもできました。レースウイークに向けて自信はあります。テストが行われた後の大会ということで、強いライバルがいます。いつものようにレースに取り組みますが、僕たちには僕たちのプランがあります。それに沿って仕事をこなします。日曜日が楽しみです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 総合9位)
    「昨年のミサノでは、表彰台に上がることができました。今年も同じような結果を繰り返せるよう願っています。2週間前にミサノでテストを行ったときの目標はマシンのフィーリングを改善させることでした。いいベースのセッティングを見つけるために、たくさんのことにトライしました。テストではタイムアタックにはあまり取り組みませんでしたが、テストで行ったことが役立つことを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 総合12位)
    「シルバーストンのあと、ミサノで有意義なテストを行うことができました。テストでは、レースに向けて集中して取り組みました。ミサノのサーキットは、マシンのフィーリングを見つけることが簡単ではありません。しかし2日間のテストでかなりいいフィーリングになりました。いつものようにLCR Honda IDEMITSUはすばらしい仕事をしてくれました。そのおかげでポジティブな気持ちでレースに向かうことができます。暑くなれば、グリップの厳しいレースウイークになると思います。シルバーストンはノーポイントで終わったので、今回はポイント圏内でフィニッシュしたいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 総合19位)
    「日に日に回復していることを感じます。トレーニングも次第にハードにできるようになっています。また、今大会まで時間があったのも自分にはよかったと思います。早くマシンに乗って、体力がどこまで回復しているのかを知るのが楽しみです。テストでは、すべてこなすことはできませんでしたが、レースウイークをいいかたちでスタートするためのインフォメーションを得ることができました。ミサノは相性のいいサーキットですが、今週末も前とのギャップを縮められることを願っています」

  • アレクサンダー・アルボンのレッドブル昇格はタイの創業者一族が影響?

    アレクサンダー・アルボンのレッドブル昇格はタイの創業者一族が影響?

    アレクサンダー・アルボンのレッドブル・ホンダへの昇格は、レッドブルの元になったタイの清涼飲料数の創業者の後押しがあったのではないかと報じられている。

    レッドブルは、夏休み明けのF1ベルギーGPからピエール・ガスリーからタイ出身のアレクサンダー・アルボンを起用。アルボンはベルギーGPを5位、イタリアGPを6位とチームメイトのマックス・フェルスタッペンがトラブルに見舞われる中で結果を出している。

    だが、この急な昇格には、レッドブルの株主であるタイの創業者一族の力が働いたのではないかとの見方もある。

    レッドブルは、タイ人創業者チャリアオ・ユーウィッタヤーが、タイの清涼飲料水『クラティン・デーン(チャリアオ・ユーウィッタヤー)』を元に誕生した。その国際的な販売権をディートリッヒ・マテシッツが1984年に獲得し、レッドブルとして販売を開始した。

    チャリアオ・ユーウィッタヤーは2012年に亡くなっているが、一族はレッドブルの株主として名を連ねている。

    だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはこの件を否定する。

    「我々は決してそのような話はしていない」とヘルムート・マルコは Speed Week にコメント。「すべてが我々が決めたことだ」

    ヘルムート・マルコは、アレクサンダー・アルボンがレッドブル・ホンダに素早くフィットしていることを称賛する。

    「彼はチームにうまく馴染んでいるし、ベルギーでのデビュー戦ですぐに強い印象を与えた。最初のラウンドから、彼はすぐにそのレベルにした」

    しかし、2020年に誰がレッドブル・ホンダでマックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めるかは“F1アメリカGP後”に評価するとヘルムート・マルコは語る。

    「アメリカGPの後(11月初旬)、誰がどこに乗るかを評価する」とヘルムート・マルコは語っている。