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  • ホンダF1、3日間で合計855周/3980kmを走破 / F1バルセロナテスト

    ホンダF1、3日間で合計855周/3980kmを走破 / F1バルセロナテスト

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1バルセロナテスト最終日の作業と3日間にわたる2020年のテスト1について振り返った。

    最終日はホンダがF1エンジンを供給するレッドブル・レーシング/アルファタウリ・ホンダともに午前と午後でドライバーを交代。レッドブル・レーシングは169周、アルファタウリ・ホンダは121周と2台合計で290周の走行距離を達成した。

    「2020年のプレシーズンテスト3日目の今日も、両チームとも大きな問題なく多くの周回を重ねることができました」と田辺豊治はコメント。

    「午前中はクビアト選手、午後はガスリー選手がドライバーしたスクデーリア・アルファタウリ・ホンダはトータル121周、同様にランチブレイクでドライバーを交代したアストンマーティン・レッドブル・レーシングは午前がフェルスタッペン選手、午後はアルボン選手が担当し、合計169周を周回しました」

    「今日はスクーデリア・アルファタウリがPUの最適化を継続、一方のレッドブル・レーシングはレースシミュレーションに取り組み、多くのデータを収集しています」

    「今日でテスト1が終了となり、これでオフシーズンに走行可能な6日のうち半分を終了しました。この3日間は天気もよく、赤旗による中断が比較的少なかったため、大きなトラブルもなく十分に走り込むことができました」

    「ホンダとしてトータルで855周、3980kmを走破し、我々にとって有意義なテスト前半になりました」

    「ここから来週水曜のテスト2の開始まで4日を挟みますが、日本、イギリス、スペインにいるエンジニアにとっては、さらなる改善にむけて膨大なデータを分析する多忙な日々が続きます」

  • レッドブル、ホンダのPU交換も「すべてのテスト項目を消化できた」

    レッドブル、ホンダのPU交換も「すべてのテスト項目を消化できた」

    レッドブル・ホンダのレースエンジニアリング責任者を務めるギヨーム・ロケリンが、F1バルセロナテスト2日目の作業を振り返った。

    2日目はアレクサンダー・アルボンがテストを担当。アルボンにとって初めてのRB16のドライブになったが、すぐにペースをつかむと134周を周回。ポジティブな感触とともに初走行を終えた。

    だが、ランチタイム前、レッドブル・ホンダのガレージには衝立が立てられ、アレクサンダー・アルボンがドライブしたRB16はフロアが外されてメカニックたちが作業を行っていた。だが、アレクサンダー・アルボンは午後から順調に走行を進め、最終的に134周を走行している。

    「今日もRB16で非常に生産的な一日を過ごした。昨日ほど多くのラップを完了することはできなかたが、リストにあるすべてのテスト項目をもう一度消化するうことができた」とギヨーム・ロケリンはコメント。

    「昼食直前にホンダのスタッフがデータ上に何かに気づいたため、予防的なエンジン交換を行うという小さな問題があった。彼らは徹底的なチェックを行い、問題はなかったので、元のPUは明日車に戻される」

    「また、大量の周回数を走らなければならないことに加えて、これらのテストでは作業が圧縮されるため、明日は通常のプランを変更し、ドライバーの担当を分けるつもりだ。マックスが午前中に走り、アレックスが午後を担当する。すべて予定通りにいけば、明日もかなり忙しい日になるだろう。生産的な1日になることを願っている」

    PU交換についてホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治はSakuraのベンチテストにてPUに関する懸念が発生したことから、万全を期す目的でアルボン選手のPUをマシンから切り離し、別のPUに乗せ換えました」と説明。

    「確認の結果、特に問題は見られなかったため、今日の午前に使用したPUは明日のセッションからも使用を再開します」
    テストを担当したアレクサンダー・アルボンも「ランチタイム前後にPUに関する確認を行っていたためいくらかの時間を失ったが、それを除けばスムーズな一日になった」と語っている。

    関連:ライコネン最速、ホンダF1勢は281周を走破 / F1バルセロナテスト 結果(2日目)

  • MotoGP | ホンダ、マルク・マルケスとの契約を2024年まで延長

    MotoGP | ホンダ、マルク・マルケスとの契約を2024年まで延長

    ホンダは、FIMロードレース世界選手権(MotoGP)の最高峰MotoGPクラスに、ワークスチーム「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」から参戦しているマルク・マルケス(27歳、スペイン出身)と、2021年からの4年間の契約更新に合意したことを発表した。

    マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213Vで参戦し、史上最年少でチャンピオンになった。

    翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっている。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績は、ポールポジション獲得62回(史上1位)、通算56勝(史上3位)としている。

    マルク・マルケス
    「HRCとの契約の4年間更新について発表できたことを誇りに思います。2013年にHondaは、最高峰クラスをワークスマシンで闘うチャンスを与えてくれました。MotoGPクラスデビュー以来、Hondaとともに数々の勝利を得ました。今後もHondaファミリーの一員でい続けられることを光栄に思います。HRCの強力なサポートのおかげで、このパートナーシップを更新し、共通のゴールを追い続け、成功のストーリーを作り続ける自信があります」

    野村欣滋(株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「マルク・マルケス選手を、来年から4シーズンにわたり、引き続きワークスチームの一員として迎えられることを大変うれしく思っています。数カ月前からマルケス選手と話し合い、共に勝ち続ける意思を再確認いたしました。マルケス選手は2013年に最高峰クラスにデビューして以来、7年のうち6回チャンピオンに輝き、我々Hondaに数多くのタイトルをもたらしてくれました。唯一無比のチャンピオンですので、我々もそれに負けないよう応えていきます。このパートナーシップに自信を持っています。また今後とも関係者全員の成功を祈っています」

    マルク・マルケス プロフィール
    生年月日
    1993年2月17日

    出身地
    スペイン

    戦績
    2008ロードレース世界選手権デビュー、ロードレース世界選手権 125ccクラス 13位
    2009ロードレース世界選手権 125ccクラス 8位
    2010ロードレース世界選手権 125ccクラス チャンピオン
    2011ロードレース世界選手権 Moto2クラス 2位
    2012ロードレース世界選手権 Moto2クラス チャンピオン
    2013ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
    2014ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
    2015ロードレース世界選手権 MotoGPクラス 3位
    2016ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
    2017ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
    2018ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン
    2019ロードレース世界選手権 MotoGPクラス チャンピオン

    MotoGPクラス
    ・チャンピオン獲得:6回(2013年、2014年、2016年、2017年、2018年、2019年)
    ・参戦数:127回
    ・表彰台登壇回数:95回(優勝:56回、2位:29回、3位:10回)
    ・ポールポジション回数:62回
    ・最速ラップ獲得数:56回

    Moto2クラス
    ・チャンピオン獲得:1回(2012年)
    ・参戦数:32回
    ・表彰台登壇回数:25回(優勝:16回、2位:6回、3位:3回)
    ・ポールポジション回数:14回
    ・最速ラップ獲得数:7回
    125ccクラス(現Moto3クラス)
    ・チャンピオン獲得:1回(2010年)
    ・参戦数:46回
    ・表彰台登壇回数:14回(優勝:10回、3位:4回)
    ・ポールポジション回数:14回
    ・最速ラップ獲得数:9回

  • ホンダF1 「アルファタウリとは全員が同じ戦いの精神を共有している」

    ホンダF1 「アルファタウリとは全員が同じ戦いの精神を共有している」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、アルファタウリとしてのチームとの3年目のシーズンでさらなる飛躍を期待していると語る。

    ホンダF1は、マクラーレンと決別後の2018年シーズンからトロロッソへのパートナーシップを開始。チームとの良好な関係によって信頼性とパフォーマンスを向上させ、2019年にはレッドブルとトロロッソと合わせて3勝、11回の表彰台を獲得した。

    トロロッソは2020年からアルファタウリへと名前を変えるが、組織にまったく変更はなく、田辺豊治はチームとの協力関係がいかにうまくいっているかを語った。

    「2020年はこのチームとの3年連続のシーズンになりますし、とても楽しみにしています」と田辺豊治は語った。

    「2017年の冬に我々が初めて共同作業を始めて以来、ホンダにいたすべての人にとって、我々とすべてを共有することを望んでくれる組織であることは明らかでしたし、日本の働き方を理解しようとさえくれました」

    「真のパートナーシップであり、2018年シーズンからまさに成果をもたらし始めました。昨年、トロロッソとしての最終シーズンでは、10年以上にわたる最高の結果を残しましたし、ドイツとブラジルで3位と2位はそれぞれハイライトでした」

    「これらの結果は、シャーシ、空力、PU側の改善のおかげです。しかし、素晴らしい仕事上の関係にも多くの責任があります。すべての問題が学びの機会であり、すべての成功が我々の間で共有されています」

    アルファタウリ AT01のホワイト×ネイビーのボディには、赤でHONDAのロゴが輝く。

    「レッドブルテクノロジーによってリンクされた同じファミリーの一員であるため、開発のスピードを上げることができましたし、それが今シーズンにも引き継がれます」と田辺豊治はコメント。

    「当然のことならが、PUからさらにパワーを引き出すために非常に懸命に取り組んでいます。もちろん、パワーは信頼性なしではありません。今年は、F1で22レースとなるので史上最長のカレンダーになるので、さらに挑戦的です」

    「PUに関連する技術規制は昨年からほとんど変わっていません。したがって、2019年に4台すべてのクルマで得た経験に基づいて進歩を遂げることができた。どのスポーツでも、パフォーマンスは競技者のパフォーマンスとの関係でのみ判断できるため、レースを開始するまで、我々がどれだけ成功できるかを予測することは不可能です」

    「新しい名前のスクーデリア・アルファタウリが大きな関心を集めることは間違いありませんが、その背後には、過去2年間にわたって我々に貢献してきた同じ戦いの精神を誰もが共有していることをわかっています」

  • F1 | アルファタウリ・ホンダ AT01 / F1マシン 画像ギャラリー

    F1 | アルファタウリ・ホンダ AT01 / F1マシン 画像ギャラリー

    アルファタウリ・ホンダは、2020年F1マシン『AT01』を発表。新しいカラーリングはネイビー×ホワイトが採用された。

    昨年までトロロッソとしてF1に参戦していたチームは、2020年からレッドブルの衣料ブランドである『アルファタウリ』を宣伝するために『スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ(Scuderia Alpha Tauri Honda)』として参戦する。

    新生アルファタウリ・ホンダは2月14日(金)、オーストリアのザルツブルク空港内に作られたレッドブル・ハンガー7で2020年のF1世界選手権の体制発表会を開催。アルファタウリとしての初マシンは、チームのアルファタウリの頭文字と1号車であることを示す『AT01』と命名され、ネイビーとホワイトのカラーリングが施された。

    アルファタウリ・ホンダ AT01

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ①

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ②

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ③

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ④

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ⑤

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ⑥

    アルファタウリ・ホンダ AT01 ⑦

  • レッドブルF1代表 「ホンダのホームレースを4位とDNFで離れるのは残念」

    レッドブルF1代表 「ホンダのホームレースを4位とDNFで離れるのは残念」

    レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、鈴鹿サーキットでのホンダのホームレースであるF1日本GPを4位とDNFという結果で離れるのは残念だと語る。

    レッドブル・ホンダは3列目グリッドからスタート。しかし、マックス・フェルスタッペンは、オープニングラップのターン2でシャルル・ルクレール(フェラーリ)との接触でマシンにダメージを負ってリタイアすることになった。

    「マックスは、素晴らしいスタートの後、残念ながら第2ターンでルクレールとの接触に巻き込まれ、その結果、レースからリタイアすることになった。マックスはシャルルに十分なスペースを与えていたように見えたが、我々はスチュワードに対応を委ねるつもりだ」

    ※レース後、シャルル・ルクレールには、マックス・フェルスタッペンとの接触に5秒、破損したフロントウイングで走行を続けたことに10秒の加算ペナルティが科せられた。

    アレクサンダー・アルボンは、スタートで8番手まで順位を落としたものの、堅実なレースで自己ベストとなる4位でレースをフィニッシュした。

    「アレックスの蹴りだしは完璧ではなく、マクラーレンの後方に下がってしまったが、彼はうまく挽回し、2ストップ戦略を機能させた。彼は4周目にノリスを強引だがヘアに抜き去り、サインツとの差を素早く縮めた。残りのレースはかなり孤独なものだったが、アレックスは完璧な走りで、これまでのベストF1リザルトとなる4位でマシンを持ち帰った」

    「非常に熱狂的な観客によるこのような素晴らしい盛況ぶりだっただけに、ホンダのホームレースである鈴鹿を4位とDNFで離れるのは少し残念だ。今日ここで6回目のコンストラクターズ選手権を獲得したメルセデスを祝福したい」

  • マルク・マルケス、MotoGPで4年連続6回目のチャンピオンを獲得

    マルク・マルケス、MotoGPで4年連続6回目のチャンピオンを獲得

    2019 FIM ロードレース世界選手権権シリーズ 第15戦タイGP(10月6日決勝)において、株式会社ホンダ・レーシングの契約ライダーで、レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のマルク・マルケスが優勝。4年連続6回目のシリーズチャンピオンに輝いた。

    マルク・マルケスはHondaのワークスマシン「RC213V」を駆り、今シーズンの開幕戦で2位獲得、第2戦で優勝し4連覇に向け順調なスタートを切った。

    第3戦アメリカズGPでは表彰台を逃したものの、その後は優勝8回、2位4回とすべてのレースで表彰台に登壇する安定した戦績でポイントを獲得。全19戦で争われるMotoGPクラスにおいて、残り4戦を残しシリーズチャンピオン獲得を決定した。

    マルク・マルケスは、2013年にHondaワークスチームのレプソル・ホンダ・チームからMotoGPクラスにRC213Vで参戦し、史上最年少でチャンピオンになった。翌2014年には開幕10連勝を含む、年間13勝を挙げ2年連続でチャンピオンを獲得。2015年はタイトルを逃したものの、2016年から4年連続でチャンピオンとなっている。なお、マルケスのMotoGPクラス通算成績は、ポールポジション獲得61回(史上1位)、通算53勝(史上4位)としている。

    マルク・マルケス
    「今年もHondaとともに世界チャンピオンになることができて光栄です。2019年は自分にとって、最も一定したパフォーマンスが出せた一年です。必要な時に踏ん張ってこのレベルで戦えたのは、Honda、そしてチームの素晴らしい仕事のおかげです。世界選手権参戦60周年を迎えたHondaのためにMotoGPタイトルを獲得できたことを誇りに思います。関係者の皆様、そして今シーズンもずっと支えてくれたファンに感謝しています」

    野村欣滋(株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長)
    「Hondaにとって世界選手権参戦60周年の節目にあたる年に、MotoGPのチャンピオンを4年連続で獲得してくれた、マルケス選手の栄誉を称えたいと思います。ファンの期待に応える果敢なライディング、それを支える不断のトレーニング、彼のレースに取組む姿勢、全てに心から敬意を表します。チャンピオン獲得にあたって、最大限の努力をしてくれたチームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のMotoGPファンに感謝いたします」

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 決勝レポート

    マルク・マルケスが優勝。4戦を残し王座確定
    マルク・マルケス(Repsol Honda Team)のタイトル王手で迎えた第15戦タイGPの決勝レースは、予選3番手のマルケスとPPスタートのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との一騎打ちとなり、最終ラップに先行するクアルタラロをかわしたマルケスが今季9勝目を達成。同時に最高峰クラスで4年連続6回目のタイトルを獲得した。

    スタートから最終ラップまで、クアルタラロが先行、それをマルケスが追うという展開だった。2人のペースは1分31秒台前半のハイペースで、2人の差は、もっとも差が広がったレース中盤で0.6秒。後半の10ラップは、その差が0.2秒から0.3秒に接近した。

    そして最終ラップを迎える。前日、予選で転倒を喫し3番手に終わったマルケスは、「明日の決勝は優勝を狙う」とコメントしており、勝ってチャンピオンを決める意気込みだった。その言葉通り、最終ラップの3コーナーでクアルタラロをかわしトップに浮上。そしてチャーン・インターナショナル・サーキットで最大の勝負どころとなる最終コーナーでクアルタラロの逆転を許すが、クロスラインで立ち上がったマルケスが、0.171秒差で先着。今季9勝目を挙げてチャンピオンを獲得した。

    史上最年少優勝、史上最年少チャンピオン記録はもちろんのこと、これまで数々の記録を更新してきたマルケスだが、今年も多くの記録を樹立した。史上最年少26歳で最高峰クラス6回目のタイトル獲得、3クラス通算8回目のタイトル獲得など、多くの記録を塗り替えた。また、Hondaライダーでは、これまでミック・ドゥーハン氏の5回が最多獲得記録だったが、その記録も塗り替えた。

    シーズンは残り4戦。Hondaは、次戦日本GPではコンストラクターズタイトルに王手を掛けて挑む。さらにRepsol Honda Teamは、チームタイトルでもドゥカティとし烈な戦いを繰り広げており、今年も3冠を目指し、チーム一丸となって戦い続けることになる。

    予選14番手から好スタートを切った中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、2戦連続トップ10フィニッシュとなる10位でチェッカーを受けた。中上のマシンは、今大会からカーボンスイングアームを装着してレースに挑んでいる。今大会はアルミスイングアームとの比較テストを行いながらの走行だったが、ホームGPとなる次戦日本GPからは2台ともにカーボンスイングアーム仕様になり、ベストリザルトに挑む。

    予選13番手から決勝に挑んだカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、序盤、ブレーキのフィーリングに苦しみペースを上げられず17番手へとポジションを落としたが、その後、次第にペースを取り戻し、最終的に12位でチェッカーを受けまた。

    ケガから復帰4戦目となるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、高い気温と路面温度に苦戦。ペースを上げることができなかった。イギリス、サンマリノ、そしてアラゴンと調子を上げてきただけに厳しいレースとなった。

    マルク・マルケス(MotoGP 優勝)
    「とてもうれしいです。今回は大きなアドバンテージがあり、タイトル獲得の瞬間がとても近いことを感じていました。でもモチベーションをキープするためのなにかを見つけなければなりませんでした。今日はそれがレースに勝つことだったし、その通りのレースをしました。ファビオはとても速かったです。でも、決してあきらめませんでした。レース中盤、彼が逃げていくように見えてるときも、あきらめませんでした。すばらしい形でタイトルを獲得しました。最終ラップもタイトルのことは考えていませんでした。Repsol Honda Team全員がパルクフェルメに集まったのは最高の気分でした。ファンクラブ全員がそこに集まってお祝いするのが夢です。毎年タイトル争いをするために、すべてを完ぺきにこなすことは簡単なことではありません。冬の間はケガをしてとてもたいへんでしたが、僕とチーム、そしてHRCでうまく乗りきりました。今はこの瞬間を少し楽しみたいと思います」

    中上貴晶(MotoGP 10位)
    「暑くて長いレースでした。後ろにバニャイアがいることはサインボードで知っていました。そして、ミスもなくしっかり走り切って10位でフィニッシュすることができました。前回のアラゴンGPも10位でしたが、全く違うレース内容でした。アラゴンは追い上げての10位、今回はいいスタートを切ってポジションをキープしました。日本GPに向けて、この2戦、いいレースができたと思います。今回使用したカーボンスイングアームは、劇的な変化はありませんが、より安定した走りが実現していると思います。スロットルワークに対して、リアタイヤのスライドが、リニアにライダーに伝わってきます。こういう厳しいコンディションのレースでは、効果があると感じました。今日は1分31秒台で走りたかったのですが、コンディションが厳しくなり、32秒台で走ることになりました。コンディションが厳しくなった分ペースが落ちたのですが、上位に進出するには、こういう状況でもしっかりセットアップを合わせていかなくてはいけません。次は日本GPです。シーズンを通してもっともモチベーションの高い大会となります。みんなに喜んでもらえるレースにしたいです」

    カル・クラッチロー(MotoGP 12位)
    「今日の結果はあまりよくありませんし、序盤の5周はとても難しい走りを強いられました。スタートしたときにフロントブレーキに問題があり、その問題を抱えたままうまく走る方法を見つけなければなりませんでした。単独走行になりましたが、フィーリングがよくなってからは、追い上げられるようになりました。レース序盤にタイムをかなり落としましたが、そのあと自分のレースをしてなんとかポイントを獲得することができました。次の日本GPに向けて、チームも僕も前進しなければならないことは分かっています。タイトルを獲得したマルク・マルケスとHondaにおめでとうと言いたいです。次の日本が楽しみです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 18位)
    「まずは、8度目のタイトルを獲得したマルクとRepsol Honda Teamにおめでとうと言いたいです。とてもすばらしい功績をあげました。僕に関しては、今日の結果はとても残念であり、受け入れがたいものです。速く走れるようにベストを尽くしましたが、気温が上がると減速が難しくなりました。日本GPでは力強く走れることを願っています」

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 予選レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 予選レポート

    タイトル王手のマルケスが3番手フロントローから決勝へ
    第15戦タイGPの予選は、初日から好調な走りをみせるマルク・マルケス(Repsol Honda Team)と、クアルタラロ(ヤマハ)、ビニャーレス(ヤマハ)のヤマハ勢とのし烈なポールポジション(PP)争いとなり、マルケスは惜しくも3番手に終わり、今季10回目のPPを逃した。

    マルケスは、1回目のアタックで1分29秒台で走ると、2回目のアタックでは、さらにタイムを更新。セクター2までベストタイムで走ったが、セクター3の5コーナーでギャップに乗ってフロントからスリップダウンを喫した。これでマルケスは、初日のFP1に続き今大会2度目の転倒。タイトル王手というもっとも緊張する大会を迎えているマルケスだが、プレッシャーを感じさせない攻めの走りにファンは魅了された。

    2度の転倒を喫したマルケスだが、決勝に向けたロングランでは、十分に優勝を狙える安定したラップタイムで走った。雨の影響でセッション開始が遅れ、ウエットからドライへと路面が変化したFP3では、決勝が不安定なコンディションになった時のために、レインタイヤで走行を続けタイヤの消耗を確認した。

    完全なドライになったFP4では、フロントにハード、リアにソフトを装着し、決勝を想定したロングランを行い、1分30秒から31秒台というすばらしいタイムで周回を重ね、ドライコンディションの準備を進めた。

    タイトル王手のマルケスは、今大会、総合2位のドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)に2点差以上をつければタイトル獲得となる。今季8勝13回の表彰台に立ってきたマルケスが、タイGPでどんなレースをするのか、世界中のレースファンが注目している。

    初日のフリー走行でタイヤの選択に苦戦したカル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、不安定な天候とコンディションのため、思うようにセッティングを進めることができず13番グリッドから決勝に挑む。チームメートの中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)も、前後のバランスの悪さを解消できず、クラッチローに続いて14番グリッドから決勝に挑む。ともに厳しいグリッドからの決勝レースとなるが、ウォームアップでセットアップを進め、追い上げのレースに挑む。

    ケガから復帰4戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、ウエット、ドライともに、これまでよりリズム感あふれる走りで復調を感じさせた。19番グリッドと厳しいグリッドからの決勝となるが、粘り強い走りで調子を上げていく意気込みだ。

    マルク・マルケス(MotoGP 3番手)
    「予選セッションの最後に軽い転倒がありましたが、今日はとてもいい日になりました。転倒したことで心配をかけましたが僕は大丈夫です。少し痛みがありますが、明日のレースに向けて、言い訳にはなりません。とてもいいペースがあります。明日の重要なレースに向けて、一日を通して仕事に集中し、プッシュし続けました。今週末の転倒は問題ではありません。明日に向けていいペースがありますし、これまでのレースと同じように表彰台と優勝を目標にがんばります」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
    「昨日は13番手でしたが、今日も13番手でした。残念ですが、これが現実です。しかし明日のレースに向けて気持ちはポジティブです。がんばっていい結果を出したいと思います。今のペースよりももっと速く走れると思います。予選はもっと速いタイムを出せたし、直接Q2へ進めたのではないかと思います。明日のレースをどう戦えるのか、スタートまでしっかり考えていきたいです」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「今日は厳しい予選になると思っていました。1回目のアタックはそれほど差はなかったので、2回目のアタックでQ2に進出できるのではないかと思ったのですが、わずかに届きませんでした。Q1では1分30秒台に入れるのが目標でした。30秒台に入れられるマシンだったと思います。しかし、自分のミスもあり、30秒台に入れることができませんでした。明日も不安定な天候が予想されるので、午前中のウエットコンディションでは、しっかり走って準備をしました。決勝がドライでもウエットでも追い上げのレースにしたいです。今日もカーボンスイングアームとアルミスイングアームの比較テストを続けました。いいポイントが確実にわかってきたので、しっかりデータを蓄積していきたいです。サンマリノ、アラゴンの2戦はリアのグリップを出せず苦戦しました。今回はリアのグリップがあがった分、フロントを押す感じになり、その影響で1次旋回に苦労しています。昨日はわからなかったセッティングの方向性も見えてきたので、明日のウォームアップでしっかり調整したいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 19番手)
    「雨の影響でコンディションはあまりよくありませんでした。午後は路面がさらに滑りやすくなりました。このコンディションに合わせてセッティングを変えなければならず、トップとのギャップも縮めることができませんでした。予選ではレースウイークで一番速く走ることができましたが、高速コーナーで縁石の上を走ってしまい、最後のブレーキングに問題が出てしまいました。このためコンマ数秒遅れてしまいました。これがなければ16番手になれたと思います。アッセン以来のベストグリッドが獲得できたと思います。明日も引き続きがんばります」

  • MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 初日レポート

    MotoGP | ホンダ 第15戦 タイGP 初日レポート

    タイトルに王手のマルク・マルケス。初日を6番手で終える
    第15戦タイGPは、ライダーズタイトル王手で迎えたマルク・マルケス(Repsol Honda Team)が、6番手で初日を終えた。今大会は走り出しから好調で、FP1ではセッション開始直後から1分31秒台で連続周回を重ねて、ライバルを圧倒した。そしてセッション終盤、明日以降の不安定な天候を考慮してアタックするために前後にソフトタイヤを入れてコースインしたが、アウトラップの7コーナーで痛恨の転倒を喫した。

    この転倒で背中を強く打ったマルケスは、グラベルでしばらく動けない状態となり、サーキットは緊迫した空気に包まれた。その後、自力で立ち上がったマルケスは救急車に乗り込んで医務室へ。そして検査を受けるために市内の病院へ向かったマルケスだが、幸いにもケガはなく、FP2に挑むと、再び1分31秒台前半の好タイムでラップを重ね、6番手で初日を終えた。

    ハプニングはあったが、FP1、FP2ともに連続ラップで好走をみせたマルケスは、土曜日の予選では、今季10回目のポールポジション獲得に挑む。

    カル・クラッチロー(LCR Honda CASTROL)は、タイヤ選択に苦しむ一日となった。しかし、FP1とFP2で、すべてのタイヤのテストを行ったことで2日目のフリー走行、そして予選に向けて多くのデータを獲得した。2日目は、ダイレクトで予選Q2進出を果たすために、FP3でトップ10を目指し、予選ではさらに上位を目指す。

    中上貴晶(LCR Honda IDEMITSU)は、今大会からカーボンスイングアームを使用することになり、アルミスイングアームとの比較テストで初日を終えた。比較テストのためにフロントにミディアム、リアにソフトという組み合わせで走り続けた。その結果、初日は14番手だったが、2日目は、まだ試していないタイヤの組み合わせでタイム更新に挑む。そして、クラッチロー同様、FP3でダイレクトでの予選Q2進出を目指し、予選ではトップ10を狙う。

    ケガから復帰4戦目を迎えるホルヘ・ロレンソ(Repsol Honda Team)は、レースをこなすごとにアベレージを上げており、順調に周回を重ねた。ベストタイムでは20番手だったが、連続ラップでは、また一歩前進する内容だった。

    マルク・マルケス(MotoGP 6番手)
    「今日はいいスタートを切ることができましたが、FP1で最後のアタックに向かうときに大きな転倒をしてしまいました。メディカルセンターに着いたときは大丈夫でしたが、ひと通り診察をしてもらいました。大事なことはケガをしていないことです。少し痛みはありますが大丈夫です。午後はいい走りができました。今日の結果には満足しています。今日はプランを少し変更しましたが、すぐに速く走ることができました」

    カル・クラッチロー(MotoGP 13番手)
    「今日はあまりいい日にはなりませんでした。しかし、今日はすべてのタイヤを試すことができたので、タイヤからインフォメーションをしっかり得ることができました。マシンのセッティングに少し苦戦しましたが、明日は改善できることを願っています。今夜は明日のセッションのプランを決めたいと思います。前のライダーたちとのギャップを縮められることを願っています」

    中上貴晶(MotoGP 14番手)
    「今日はFP1、FP2ともに暑くて厳しいコンディションでした。着実にセッティングを進めることに集中しました。今回からカーボンスイングアームを導入してもらいました。初めてトライしましたが、アルミスイングアームと比較して、それほど大きなフィーリングの違いはありませんでした。しかし、場所によってはボジティブな部分が確実にあり、土曜日、日曜日としっかりセッティングを進めていきたいです。テストをしていたこともありますが、初日のフリー走行は、全体的には苦労しました。今日の時点では、どこでどのくらい遅れているのか理解できていないので、これからしっかりデータを分析して判断したいです」

    ホルヘ・ロレンソ(MotoGP 20番手)
    「FP1はいいペースで、かなり周回することができました。おかげで、とても満足のいくセッションとなりました。気温が上がったFP2はセッティングを変えましたが、思っていたようにはいきませんでした。最終的なポジションはあまりよくありませんが、トップとの差は悪くありません。明日の目標はトップと1秒以内のタイムを出すことです」