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  • ヘルムート・マルコ、2025年末でレッドブルF1を退団へ “21年の時代”に幕

    ヘルムート・マルコ、2025年末でレッドブルF1を退団へ “21年の時代”に幕

    レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、当初2026年までとされていた契約に先立ち、2025年末をもって退任する見通しとなった。アブダビGP翌日の月曜、レッドブル上層部との会談で方針が固まったとオランダメディアが報じている。

    ヤス・マリーナでのタイトル決戦後から、マルコの去就には不透明感が漂っていた。82歳のマルコ本人も契約継続について明言を避け、「複雑な要素がいくつもある」「一晩考えてから決める」と語っていた。

    レッドブル上層部との会談で“退任”が決定
    日曜夜に示唆された「話し合い」は、アブダビで月曜に実施され、スポーティングCEOのオリバー・ミンツラフらレッドブル幹部が出席。その結果、マルコは2025年末をもってレッドブルのモータースポーツアドバイザー職を退く方向となった。

    マルコの契約は本来、2026年シーズンも含めて延長されていたが、この2年契約は完遂されないことになる。

    チーム代表ローラン・メキースも以前から組織見直しを示唆しており、「F1は静的な世界ではなく、常に組織全体を見直し続ける必要がある」とコメント。マルコの去就に関して直接は語らなかったものの、レッドブルが次世代に向けて体制強化を進めていることをにじませた。

    ヘルムート・マルコ レッドブル F1

    “ホーナー後”の再編。オーストリア本社の関与強化も
    パドックでは、オーストリア本社がF1運営への関与を強めるとの見方が広がっている。広報部門でも変化があり、ポール・スミス離脱後は本社から新たなPR責任者が送り込まれたとされる。

    メキースは「どれだけ小さくても組織を前進させるための“次のステップ”を常に探している」と語り、2025年シーズン中盤に直面した難局を乗り越えるうえでマルコが果たした役割に感謝を述べた。

    21年の歴史に幕。ベッテル、フェルスタッペン生んだ“育成の象徴”
    2005年、ジャガー買収を経てレッドブルがF1参戦を本格化させた際、創業者ディートリッヒ・マテシッツの右腕として選ばれたのがマルコだった。
    以降21年にわたり、彼はレッドブル・ジュニアの統括者としてセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペンらをF1へ押し上げた。

    特にフェルスタッペンを巡っては、当時メルセデスがGP2行きを想定する中、マルコが即座にトロロッソでのF1デビューを提示し、その後の“最強エース育成”へつながった。

    2024年サウジアラビアGPでホーナーをめぐる内紛が激化した際も、フェルスタッペンはマルコを強く擁護していた。
    しかし2025年12月31日をもって、両者の長きにわたる公式な協力関係は幕を閉じることになる。

  • ヘルムート・マルコ レッドブルF1退団報道 フェルスタッペン去就に波紋

    ヘルムート・マルコ レッドブルF1退団報道 フェルスタッペン去就に波紋

    レッドブルのヘルムート・マルコが、2025年末でチームを離れると複数メディアが報じた。シーズン最終戦アブダビGP後、本人は「自分で決める」とだけ語っていたが、英『Telegraph』によれば、82歳のマルコは今季限りで退任する見通しとされている。

    独『BILD』は、レッドブルCEOオリバー・ミンツラフが2026年に向けて“刷新”を望んでいると伝えており、今年中にチーム体制が大きく変わる可能性を示唆した。

    マルコはヤス・マリーナ・サーキットで、自身の将来について「自分で決める」とコメントしていたが、仮に退任となればレッドブルは今年2度目の“大物離脱”となる。

    今季のイギリスGP後には、クリスチャン・ホーナーがチーム代表兼CEOの職を解かれ、後任にはローラン・メキースが就任している。

    マックス・フェルスタッペンにとっては、大きな動揺を生む局面となるかもしれない。フェルスタッペンとマルコの関係は極めて深く、過去には「マルコが去るなら自分も去る」と語ったほどだ。これは昨年、チーム内の権力闘争でマルコの立場が揺らいだ際の発言として知られている。

    レッドブルは再び“権力構造の転換期”へ
    ホーナー解任に続くマルコ離脱報道は、レッドブルが内部体制の大規模再編に踏み込んでいる印象を強める。2026年の新レギュレーションを前に組織のバランスを再構築する狙いがあるとみられ、ミンツラフ主導のガバナンス強化が進行している可能性もある。

    フェルスタッペンとの関係悪化リスクは依然として無視できず、特に2026年以降の体制はドライバー市場にも影響しうる重要テーマとなる。

    フェルスタッペン去就の“再燃”を招くのか
    フェルスタッペンはかつて「マルコがいなくなれば自分も考える」と発言した経緯がある。現状、この言葉が即座に行動へつながるとは限らないものの、チームの継続的な変化が彼の忠誠心にどこまで影響するかは注視される。

    マルコの功績は若手育成システムの根幹そのものに及んでおり、その離脱はレッドブル全体に長期的な構造変化をもたらす可能性が高い。

  • レッドブルF1の未来を左右? ヘルムート・マルコ去就問題が表面化

    レッドブルF1の未来を左右? ヘルムート・マルコ去就問題が表面化

    2025年F1アブダビGP後、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコの将来を巡って不確実性が高まっている。マックス・フェルスタッペンがランド・ノリスにわずか2ポイント差でタイトルを奪われた直後、マルコ自身が「将来について考える必要がある」と発言したことが引き金となった。

    さらに、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼがチェッカーフラッグ直後に涙を見せた理由についても注目が集まっている。

    ランビアーゼはシーズン途中に私的な事情で2戦を欠場するなど、彼にとっても2025年は試練の年だった。

    マルコの去就に再び不透明感──「複雑な要素がある」
    アブダビGP後、マルコは報道陣に対して自身の将来について次のように語った。

    「疑問はない。しかし話し合いをして、そのあとでどうするか決める」

    「複数の複雑な要素がある。よく考える必要がある。眠ってから決める」

    この発言は、レッドブルのF1参戦に20年間携わってきた82歳のマルコが、2026年に向けて役割を続けるかどうか「真剣に検討している」ことを示唆するものだった。マルコは2004年、ディートリッヒ・マテシッツがジャガーF1を買収した直後から現在までレッドブルF1の中枢に関わり続けてきた“最後の生き残り”であり、チームのジュニア育成プログラムを20年以上統括してきた人物でもある。

    2025年夏にはクリスチャン・ホーナーが退任し、ローラン・メキースがチーム代表に就任。これにより、レッドブルGmbH側の影響力が強まり、マルコの決定権との調整が課題として浮上していたという。

    PlanetF1.com によれば、・マルコの後任候補としてセバスチャン・ベッテル、ゲルハルト・ベルガーなどの名が“非公式”に挙がった・新経営体制(ミンツラフ、メキース)との関係が一部で緊張状態になったとされ、すでに「継承プラン」が議論されてきたと報じられている。

    さらに、カタールGPでマルコがキミ・アントネッリに関する発言を行い、それがSNS上の過激な反応につながった件が“決定打になった”可能性も指摘されている。メキースは次のように語り、組織の見直し自体は否定せず、マルコへの感謝を強調した。

    「ヘルムートは我々がシーズン中に困難を乗り越え、改善するために大きく貢献してくれた」「F1は静的な環境ではない。常に組織を見直し、どう改善できるかを検証していくものだ」

    こうしたコメントからも、マルコの将来が“チーム内部で正式に協議される段階”に入ったことは確実とみられる。

    レッドブル・レーシング ヘルムート・マルコ

    ランビアーゼが涙を見せた理由──「友人として誇りに思う」
    アブダビGPのチェッカー直後、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼ(“GP”)が涙を浮かべ、チームメイトやマルコに慰められる姿が放送に映し出された。ランビアーゼは2025年、私的な事情によりオーストリアGPとベルギーGPを欠場しており、シーズンは精神的にも大変厳しいものだったという。

    フェルスタッペンはレース後、ランビアーゼについて熱い思いを語った。

    「今年は感情的な一年だった。詳細には踏み込まないが、彼にとって簡単ではなかった」

    「彼はレースエンジニアというだけでなく、友人だ。僕たちは多くのことを一緒に経験してきた」

    「最後に感情的になったのは当然だと思う。今日はゆっくり彼と話したい。彼のような人と働けることを誇りに思う」

    フェルスタッペンにとってランビアーゼは単なるエンジニアではなく、キャリアを共に歩んできた“戦友”でもある。タイトルこそ失ったが、二人にとってこの日がいかに大きな意味を持つものだったかが感じ取れる。

    レッドブルは今どこへ向かうのか
    ホーナー退任、メキース体制の確立、そしてマルコの去就問題。2025年のレッドブルは大きな転換点を迎えている。

    メキースは表向きには「通常の見直し」と説明しつつも、組織再編の可能性を否定しない姿勢を明確にしている。

    フェルスタッペンは2025年終盤に大逆襲を見せたものの、タイトルには2ポイント届かなかった。この結果がマルコの心境に影響を与えた可能性も指摘されている。

    PlanetF1.com の報道によれば、マルコに関する正式な協議はシーズン終了後に行われる予定であり、2026年体制の最終決定はこれから下されることになる。

  • レッドブルF1マルコ アントネッリに中傷拡大で発言を謝罪「意図的ではない」

    レッドブルF1マルコ アントネッリに中傷拡大で発言を謝罪「意図的ではない」

    レッドブルのヘルムート・マルコは、アンドレア・キミ・アントネッリがランド・ノリスを意図的に前に行かせたと示唆した自身のコメントがSNSでの過剰な中傷を招いたことを受け、発言を撤回し謝罪した。

    カタールGP終盤、アントネッリは最終盤でコースオフし、4位走行のノリスにポジションを譲る形となった。これによりノリスは重要な2ポイントを確保し、マックス・フェルスタッペンとの差12ポイントのランキング首位を維持している。

    マルコ「意図的ではなかった」映像再確認で発言撤回
    レース中、フェルスタッペンのレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼが「アントネッリが道を譲ったように見える」と発言。さらにレース後、マルコが「明らかに“通した”ように見えた」とコメントしたことで、SNS上で18歳のアントネッリに対する誹謗中傷が一気に拡大した。

    しかし、マルコはその後映像を見返したうえで、F1-insiderに次のように語り、発言を修正した。

    「映像を見直した。1回目(ピアストリに抜かれた場面)はもう少し踏ん張れたかもしれないが、2回目はドライビングミスであって意図的ではない。アントネッリがこれほど批判を浴びたのは残念だ。改めて強調するが、彼はノリスをわざと前に行かせたわけではない」

    レッドブルも翌月曜に声明を発表し、アントネッリへの中傷が誤った前提から発生していることを明確化した。

    「カタールGP前後のコメントの一部に、アントネッリ選手が意図的にノリス選手を前に行かせたという誤解を招くものがあった。しかし映像では、アントネッリ選手が一瞬コントロールを失ったことが確認されている。彼への中傷が生じてしまったことは遺憾だ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    メルセデスは“1100件超の悪質コメント”を確認 FIAへ報告へ
    英オートスポーツ誌の調べでは、メルセデスの管理ツールがアントネッリのSNSアカウントで 1100件以上の深刻な不適切コメント を検知し、チーム公式アカウントでも330件以上の誹謗中傷が確認されたという。中には深刻な脅迫も含まれていたとされ、メルセデスはこれらをFIAに提示する方針だ。

    FIAはこれまでも「United Against Online Abuse」キャンペーンを通じ、SNS上の攻撃的言動を抑制する取り組みを進めている。

    トト・ヴォルフはマルコ発言に激怒「どうかしている」ただしランビアーゼとは和解
    メルセデスのトト・ヴォルフ代表は、マルコの当初の発言に強く反発した。

    「まったくのナンセンスだ。我々はコンストラクターズ2位を争っており、キミ自身も(レースで)3位を争っていた。意図的に順位を譲るなんてあり得ない。こんなことを言うなんて正気を疑う」

    ただし、発端となったランビアーゼとは、レース後に直接会話し「その場の感情的な発言」だったことを確認したという。

    「GPとは話をしてクリアになった。彼らはタイトル獲得に向けて1つでも順位が欲しかったのだろう。彼は状況を見ていなかったと言い、SNSでの騒ぎを引き起こしたことを謝っていた」

    ヴォルフは「なぜ我々がドライバーズ選手権に介入する必要があるのか。幽霊でも見ているのか」と述べ、疑惑自体が根拠のないものだと強調した。

  • ヘルムート・マルコ “F1チーム代表ニューウェイ”に疑問「彼の強みではない」

    ヘルムート・マルコ “F1チーム代表ニューウェイ”に疑問「彼の強みではない」

    アストンマーティンが2026年からエイドリアン・ニューウェイをチーム代表(チームプリンシパル)に起用するという発表は、パドックに大きな衝撃を与えた。2025年F1カタールGP前夜に明らかになったこの人事では、アンディ・コーウェルがチーフ・ストラテジー・オフィサーへ移動し、ニューウェイがトラックサイド運営のトップに立つ。

    今年からアストンマーティンに加入したニューウェイは、現在すべての労力を2026年の新レギュレーションに基づくマシン開発へ注ぎ込んでいる。

    その彼が一転、組織運営の最前線へ。これに対し、レッドブルのヘルムート・マルコは「本当に驚いた」と率直な心境を語っている。

    「それは彼の強みではない」 マルコが語るニューウェイ像
    マルコはオーストリアの『Kleine Zeitung』に対し、次のようにコメントしている。

    「本当に驚いた。現場でどう機能するのか、様子を見なければならない」

    さらにマルコは、ニューウェイの最大の価値はあくまで“マシン開発そのもの”にあると強調し、チーム運営への適性には疑問を呈した。

    「それは間違いなく彼の強みではない。彼の偉大な強みは、デザイン、車のチューニング、そして生産と開発のクオリティという部分にある。だからこそ、彼がチームマネジメントの方向へ進むということには本当に驚いた」

    F1史上最も成功したデザイナーの一人とされるエイドリアン・ニューウェイ。ウィリアムズ、マクラーレン、レッドブルで数々のタイトルを生み出しながら、徹底して“エンジニアリングの現場”に身を置いてきた彼が、2026年からはチーム代表としてアストンマーティンを率いる。

    メカニカル開発の天才が、組織のトップとしてどのような成果を生むのか。マルコの驚きと懸念をよそに、アストンマーティンの新体制は早くも2026年へ向けて本格始動している。

  • ヘルムート・マルコ、ルクレールを冗談交じりに称賛「レッドブルを何箱か送る」

    ヘルムート・マルコ、ルクレールを冗談交じりに称賛「レッドブルを何箱か送る」

    レッドブル・レーシングのアドバイザー、ヘルムート・マルコは、F1アメリカGP決勝で見せたシャルル・ルクレール(フェラーリ)の防御を「助かった」と評し、冗談交じりに「レッドブルを何箱か送る」とコメントした。

    レース序盤、フェルスタッペンの優位を後押ししたのは、ランド・ノリスに対して激しく防御したシャルル・ルクレールの走りだった。ルクレールはトップ15台の中で唯一ソフトタイヤでスタートし、そのグリップを活かしてターン1でノリスの外側から抜き去った。

    その後、タイヤのデグラデーションに苦しみながらも、ルクレールはノリスの猛攻をしのぎ続けた。この防御により、フェルスタッペンは序盤で大きなリードを築き、終盤にノリスからのプレッシャーを受けることなくレースをコントロールした。

    レース後、ヘルムート・マルコはそのルクレールの走りを「助かった」と評し、冗談を交えて称賛した。

    「ルクレールにレッドブルを何箱か送らないといけないね。彼の防御は我々にとって助けになった。だから我々は直接的なプレッシャーを受けずに済んだ」とマルコはGP Blogに語った。

    「たとえランド(ノリス)がすぐ後ろにいたとしても、我々にはスピードがあった」

    フェルスタッペンはこれで、異なる特性のサーキットでレース勝利を挙げている。モンツァやバクーといったローダウンフォースのコースを制し、ハイダウンフォースが求められるシンガポールでも2位を獲得。アメリカGPが行われたCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)は、低速・中速・高速コーナーが混在する中間特性のサーキットだ。

    シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)

    マルコは、残りのシーズンで特定のチームに有利なコースはないと見ている。

    「もう“マクラーレン向き”や“メルセデス向き”のトラックはない。コーナーごとの違いなんて数十、数千分の秒の差でしかない。そして、我々は何が最も大きな違いを生むかをよく知っている」

    またマルコは、現在のレッドブルの強さを“マシンの速さ”ではなく、“ドライバーの速さ”によるものだと強調した。マクラーレンのアンドレア・ステラ代表が「レッドブルが開発競争で一歩リードした」と語ったことに対し、マルコは次のように反論した。

    「いや、そうは思わない。我々には最速のドライバーがいる」

    レッドブルの勢いを支える“最速ドライバー”の存在

    フェルスタッペンはシーズン終盤に入り、再びタイトル争いの主導権を握りつつある。ローダウンフォースからハイダウンフォースまであらゆるサーキットで結果を出しており、マルコの言葉どおり「マシンよりもドライバー」が勝利の決定要因になっている。

    今季残り5戦の舞台はいずれも特定チームの得意分野ではなく、タイヤマネジメントや戦略判断が勝負を分ける可能性が高い。レッドブルは再びシーズン終盤の主役として、そのポテンシャルを余すところなく示している。

  • ヘルムート・マルコ「2026年がハジャーのレッドブルF1昇格のベストタイミング」

    ヘルムート・マルコ「2026年がハジャーのレッドブルF1昇格のベストタイミング」

    ヘルムート・マルコが、レーシングブルズで活躍するアイザック・ハジャーの2026年レッドブル昇格について、これまでで最も強い示唆を与えた。8月のオランダGPでルーキーとして表彰台を獲得したハジャーは、早くも将来のエース候補と目されている。

    マルコは、2026年に導入される新レギュレーションを「全員がゼロからのスタートになる」と強調し、昇格の最適なタイミングだと明言。角田裕毅の去就が注目される中、レッドブルの来季ラインアップは大きな転換点を迎えようとしている。

    アイザック・ハジャーは、2025年にレーシングブルズで見せた走りによって、現ルーキー世代の中でもっとも印象的な存在の一人となっている。そしてヘルムート・マルコが、来季ハジャーがレッドブルへ移籍する可能性について、これまでで最大の示唆を与えた。

    このフランス人ドライバーのシーズンを象徴するのは、8月のオランダGPでの表彰台だ。彼はメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリに続き、デビューシーズンで表彰台を獲得した2人目のルーキーとなった。

    オランダでの3位入賞以前から、ハジャーはレッドブル昇格の噂が立っており、レッドブルのシニアチームでキャリアをスタートして以降低迷している角田裕毅に結果を求めるプレッシャーが高まっていた。

    マックス・フェルスタッペンは、ハジャーの実力だけでなく、コース外での立ち振る舞いについても評価している。マルコの最新発言を受け、両者が2026年にレッドブルでコンビを組む可能性は一層高まっている。

    ヘルムート・マルコ「2026年がハジャー昇格に最適な時期」
    以前は昇格に懐疑的な姿勢を示していたハジャーだが、最近になって「何が来ても受け入れる準備ができている」と語り、2026年に向けたレッドブル移籍について心境を変えている。

    パドック内から、記者ロナルド・フォルディングはマルコの最新の考えを伝えた。

    「パドック内の人々は、ハジャーが来年フェルスタッペンの隣のシートに昇格する最有力候補であることをはっきりさせている。今日もまた新たなヒントがあった。ハジャー自身がザントフォールトとモンツァで、2026年のレギュレーション変更が昇格にとって最適なタイミングだと語っていたんだ」

    「マルコにも今日尋ねたが、彼も同意した。これらのグラウンドエフェクトカーは非常に特殊であり、来年は異なるドライビングスタイルが必要になる。多くのドライバーがゼロからのスタートを切ることになるため、それは確かに最良の時期だと言っていた。さらに彼は、予定通りメキシコGPまで決定を先延ばしにし、今後のレースを注意深く観察すると付け加えた。だが、すべての兆候がどこへ向かっているのかを明確に示している」

    イギリス人レーシングドライバーのジェイミー・チャドウィックも、角田裕毅のパフォーマンスを踏まえれば、ハジャーの昇格は避けられないと考えている。チャドウィックは、レッドブルはレーシングブルズではなく、トップチームである自チームのラインアップを優先すべきだと主張している。

    ハジャー昇格後、角田裕毅はどうなる?
    もし角田裕毅がレッドブルのシートを失えば、自然な行き先は、彼がキャリアの大半を過ごしてきたファエンツァ拠点のチーム(レーシングブルズ)となるだろう。

    しかし、そこでも競争が待ち構えている。マルコはアービッド・リンドブラッドにフルタイムでのF1デビューを与えたいと考えているからだ。

    もしマルコの思惑通りになれば、25歳の角田裕毅は2026年にF1のシートを失い、他チームでの居場所を見つけられなければグリッドを去ることになる可能性もある。

    その中で現実的な選択肢として残っているのはアルピーヌだ。チームに在籍するフランコ・コラピントの将来が不透明であるためだ。

    しかし、7月にクリスチャン・ホーナーから引き継いでチーム代表となったローラン・メキースは、角田裕毅をレッドブル・ファミリーから離すことに反対している。彼は、才能あるドライバーを早すぎる段階で手放すという前任者の過ちを繰り返したくないと考えている。

  • レッドブルF1 ヘルムート・マルコがメキース体制を称賛「技術面で体系的に」

    レッドブルF1 ヘルムート・マルコがメキース体制を称賛「技術面で体系的に」

    レッドブルF1チームのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、チーム代表に就任したローラン・メキースの影響力を称賛した。

    フランス人のメキースは、レーシングブルズから7月に加入。前任者クリスチャン・ホーナーが20年にわたる職務の後に解任されたことを受けての就任だった。レッドブルは2023年のタイトルを圧倒的に制した後、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスに次ぐ4番手に後退していた。

    しかしメキース就任後の4戦でチームは改善を見せ、直近2戦でマックス・フェルスタッペンが表彰台を獲得、モンツァでは優勝、さらにベルギーではスプリント勝利も挙げている。

    イタリアGP後、マルコはメキースがもたらした変化、とりわけ技術面での功績を強調した。メキースは2000年代初頭にミナルディでレースエンジニアを務めた経歴を持つ。

    「技術チーム全体がよりオープンになり、議論を交わすようになった」とマルコは語った。「シミュレーションが示すことに盲目的ではなくなった」

    これはドライバーのフィードバックを重視する姿勢にも表れている。イタリアGPではチーム内でハイダウンフォース仕様を望む声もあったが、フェルスタッペンはそれに反対。最終的に彼の意見が採用され、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは2台のマクラーレンを抑えて優勝した。

    「エンジニアがドライバーの声に耳を傾けるようになった。速くて経験豊富なドライバーがいるのだから、それが正しいやり方だ」とマルコは続けた。

    「彼が実際にマシンを走らせるわけであり、トップスピードの改善は重要だ。我々はマクラーレンを引き離せることを証明したし、他の変更点も含めて、ドライバーの意見が反映された」

    ローラン・メキース レッドブル・レーシング チーム代表

    メキースの就任は、F1チームが経営型リーダーではなく元エンジニアをトップに据える最近の流れを象徴する。昨年、ハースはギュンター・シュタイナーを解任して旧トラックサイドエンジニアリングディレクターの小松礼雄を代表に任命。マクラーレンは元フェラーリエンジニアのアンドレア・ステラ、レーシングブルズは元ルノーのレースエンジニア、アラン・パーメインを代表に据えている。

    マルコはオーストリアの放送局Servus TVにこう語った。「彼を任命したのは正しい決断だった。F1の複雑さを考えれば、技術的な専門家をトップに据える方が恐らく適切だ」

    「技術面でより体系的になった。そしてすべてが連動し、ドライバーもプロセスに組み込まれると、結果が出る。クルマ自体は根本的に変わっていないが、このレベルの調整で我々はこうしたパフォーマンスを発揮できる」

    マルコは2025年シーズン残り8戦に向けて楽観的だ。次戦のアゼルバイジャングランプリに続くシンガポールGPは、フェルスタッペンがまだ勝利していない唯一の舞台である。

    「今のスピードがあれば、ほぼすべてのサーキットで実力で戦えるはずだ」とマルコはServus TVに語った。「シンガポールは特別だ。まだ勝ったことがない唯一のレースだからね。でもうまくいくかもしれない。ザントフォールトでも悪くはなかった(フェルスタッペンは2位)」

    「我々はまだ微調整を続けている。さらに改善できれば素晴らしい。選手権は失ったが、あと数勝できればとても嬉しい」

  • ヘルムート・マルコ アストンマーティンF1復活に「ニューウェイの影響」確信

    ヘルムート・マルコ アストンマーティンF1復活に「ニューウェイの影響」確信

    レッドブル顧問ヘルムート・マルコは、エイドリアン・ニューウェイの「影響力」がアストンマーティンの最近のF1 2025での復活に現れ始めていると確信している。

    ニューウェイは昨年レッドブルを電撃的に去った後、今年3月に正式にアストンマーティンでの仕事を開始した。

    66歳のマルコは、ニューウェイが新設されたマネージング・テクニカル・パートナーという役職に就任し、さらにF1チームの株主にもなったことを指摘した。

    ニューウェイは、ホンダとの技術提携が始まる2026年の新規則に向けたアストンマーティン初のマシン(AMR26と予想される)の開発を主導している。

    彼の主な焦点はF1 2026にあるが、アストンマーティンのチーム代表アンディ・コーウェルは今シーズン初め、英PlanetF1.comを含むメディアに対し、デザインの巨匠が「ランチタイムの会話」で2025年型マシンを改善するための方法について何度も意見を出していると語っていた。

    アストンマーティンは夏休み前に大規模なアップグレードパッケージを投入し、ここ数週間で大幅なパフォーマンス向上を遂げている。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは直近4戦のうち3戦でポイントを獲得し、その流れの中でアロンソはハンガリーGPで今季チーム最高位となる5位を記録した。

    このパフォーマンスの好転により、マルコはニューウェイがすでに新チームに影響を及ぼしていると確信するに至った。

    「よくは分からないが、ニューウェイは常にアドバンテージなんだ」とマルコは彼は独Skyに語った。

    「ジャンプアップは本当に大きい。スパではまだ最後尾か後ろから2番目の速さだったが、今ではレギュラーでポイント圏内を走っている。確実に誰かがそこに影響を及ぼしていることを示している」

    ヘルムート・マルコとエイドリアン・ニューウェイ

    マルコの発言は、オランダGPを前にアロンソとストロールがアストンマーティンでのニューウェイの影響について絶賛した直後に出てきた。

    アロンソはザントフォールトで、ニューウェイの思考法を理解し始めているかと問われ、英PlanetF1.comを含むメディアに次のように語った。

    「そうだ、間違いない。彼と一緒に時間を過ごすほどに、彼の仕事の仕方や課題へのアプローチなど、F1の日常的な事柄から多くを学んでいる」とアロンソはコメント。

    「でも彼は非常に特別な人物だと思う。完全に彼を理解できるのはほんの一握りの人間だけだろうし、彼が何を考え何をしているのかを正確に知ることができる人はごく少数だ。だから我々はもっと時間が必要だ。今は彼から学ぶ段階にある。彼の一言一言、アイデア、すべての発言を注意深く受け止め、彼がどういうアプローチをしているのか理解しようとしている。そのおかげでチームは成長しているので、間違いなく特別な経験だ」

    ニューウェイが彼自身のことも理解し始めていると思うかと尋ねられると、「そう思う!」とコメント。

    「彼が投げかける質問やアイデアには必ず、なぜそれがチームやクルマ、ドライバーにとって良い解決策だと思うのかを説明してくれる。コーナーへの進入のアプローチなどは、来年のクルマは今年と大きく違うかもしれない。来年はトップスピードも違うし、タイヤも違う。だから彼はドライバーが予選やレースの特定の場面で直面することを予測しようとする。とても教育的なんだ」

    ストロールは、ニューウェイがホンダ製パワーユニットを搭載する来季のAMR26の開発に集中していると明かした。

    「エイドリアンは今、来年のクルマを描くことに没頭している」とストロールはコメント。

    「僕たちは一緒に時間を過ごしたし、彼の話を聞いたり将来について話すのはいつだって素晴らしいことだ。でも今は来年のマシン作りに全力を注いでいる。彼はこれを長年やってきて、パドックで誰よりも多くのタイトルを勝ち取ってきた。それがすべてを物語っている」

    なぜニューウェイについて話すとき笑顔になるのかと聞かれると、「ニューウェイが来年のクルマを作っているんだ。笑顔にならない理由はないよ」とストロールは答えた。

    「すべてがワクワクすることだ。彼は新しい規則にすごく情熱を持っていて、それを見られるのは最高だ」

    「新しい規則に向けて情熱も集中力も努力もすべてが注ぎ込まれている。そしてチームも同じだ。新しい環境、新しいチームの中で、彼はみんなを鼓舞していて、工場全体に健全な文化を生み出している。それを見るのはすごく素晴らしいし、とてもワクワクする。すべてのピースが組み合わさってきていて、チームにとって本当にエキサイティングな時期なんだ」

  • ヘルムート・マルコ レッドブルF1のホーナー解任は「正しい決断だった」

    ヘルムート・マルコ レッドブルF1のホーナー解任は「正しい決断だった」

    レッドブルのヘルムート・マルコ博士は、マクラーレンの支配により勝利の可能性はほとんどないと最近まで認めていたにもかかわらず、2025年に再びレース勝利を狙えると考えている。

    日曜日のモンツァで、マックス・フェルスタッペンが2台のマクラーレンを圧倒して勝利したことで、ミルトンキーンズに拠点を置くチームの雰囲気は一変した。ほんの数週間前、あるいは数日前まで、フェルスタッペンとマルコは今年これ以上の勝利は望めず、選手権争いもすでに終わったと発言していた。

    しかしマルコはServus TVに対し、イタリアGPを転換点と表現した。

    「それは正しい決定だったと思う」と、クリスチャン・ホーナーに代わってローラン・メキースが就任したチームマネジメントの再編について語った。

    「F1の複雑さを考えると、トップにエンジニアがいる方がむしろ良い解決策だ。すべてがより技術的な観点から構造化されることになる」

    フェルスタッペンの5度目のタイトル獲得は依然として数学的には可能だが、マルコはこう認めた。「世界選手権は終わった」

    「だがいくつか勝利を挙げられればまだ良い。モンツァで我々が示したスピードがあれば、ほぼすべてのサーキットで先頭集団に加わるべきだと思う。できれば自力で」

    「うまくいっているのは、チーム全体が最適に協力しているからだ。ドライバーもセットアップに関与していて、我々は今ようやく潜在能力を最大限に引き出せている」

    ヘルムート・マルコ F1 レッドブル・レーシング

    今月28歳になるフェルスタッペンは、モンツァでの躍進についてより技術的な説明を加えた。

    「新しいフロアがあり、さらにモンツァ用リアウイングも手に入れた。ここ数年は持っていなかったものだ」と、4度のワールドチャンピオンは語った。

    モンツァ前にはさらなる勝利を諦めていたが、彼もまた見解を変えた。

    「もちろんまだサーキットに少し左右されると思うけど、僕たちが今はより接近できていて、これからいくつかチャンスが巡ってくるサーキットがあることを願っている」