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  • ブリヂストン F1第13戦イタリアGPの展望

    ブリヂストン F1第13戦イタリアGPの展望

    ブリヂストンが、2009年のF1第13戦 イタリアGPの展望をタイヤサプライヤーの立場から語った。

    第13戦イタリアGPがミラノ北部に位置する高速のモンツァ・サーキットで開催される(9月11日〜13日)。このコースでは、ミディアムタイヤとソフトタイヤを使用する。

    8月末のベルギーGPで今シーズン初めてミディアムタイヤとソフトタイヤを組み合わせて使用したが、イタリアGPでも同じ組み合わせになる。

    安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
    「イタリアは自動車レースの伝統をもつ素晴らしい国です。また、ブリヂストンはローマ近郊に大型の工場、販売事務所、技術センターとプルービング・グラウンドを有しているので、私たちにも関わりの深い国であり、イタリアでGP2タイヤも製造しています。ブリヂストンのプルービング・グラウンドは最先端技術を駆使した施設で、ここでF1用タイヤのテストを実施するのと同じ厳格な基準で一般車用タイヤのテストも行っています。実際に、元F1ドライバーが私たちのテストドライバーとして開発に携わっています。彼から得られるフィードバックはとても重要で、私たちがより良い製品を作る後押しをしてくれています」

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    ――モンツァの課題は何か?
    「モンツァは長い高速ストレートがあるので、タイヤ回転数は1秒あたり最高50回転に達し、タイヤを通じて大きな力がかかります。つまり、長いストレートの空冷効果があるにもかかわらず、タイヤはかなり熱くなるということです。ピットストレート出口にはハードブレーキング・ゾーンがあるため、ドライバーはここでブレーキをロックさせないように気をつけなければなりません。モンツァではマシンのダウンフォースを低く設定するため、相対的にメカニカルグリップへの依存率が高くなります」

    ――タイヤのパフォーマンスで主に考慮すべき点は何か?
    「スパで経験したように、ミディアムコンパウンドとソフトコンパウンドの組み合わせは興味深い結果を引き出す可能性があります。ミディアムコンパウンドは機能範囲の温度設定が高めのタイヤの中で一番ソフトなタイヤで、ソフトコンパウンドは機能範囲の温度設定が低めのタイヤの中で一番ハードなタイヤです。つまり、それぞれのコンパウンドの特徴が違っていても、総合的なパフォーマンスは似通ったものになる可能性があるということです。スパでは、それぞれのタイヤが、個々のマシンの特徴、セットアップ、ドライバーの嗜好に適合していたので、おそらくモンツァでも同じような状況になるでしょう。しかし、モンツァはタイヤにとってはより厳しいサーキットなので、タイヤ管理を上手に行うことの重要性は高くなるでしょう」


    浜島裕英のF1 イタリアGP 解説
    こここそKERSを使いこなすチームが強いのではないでしょうか。ただ、心配なのはKERSで充電する時のブレーキバランス。後輪だけで充電するから、エンジンブレーキだけの時以上にヘビーになる。リヤタイヤは傷んでいることもあるから、グリップが足りずにジェネレーター(発電機)を回せず、リヤがロックする可能性があります。

    つまり、グリップがある状態でブレーキバランスを設定してあると、リヤタイヤが傷んだ時にはKERSの抵抗分でブレーキロックする可能性が出てくるということです。

    だからブレーキバランスを、より前にもっていかないといけない。KERSとブレーキをどう組み合わせるかが難しいでしょうね。

    コーナーとしてはターン1とパラボリカが難しいです。

    開催日程:2009年 F1 イタリアGP

  • ブリヂストン:F1ベルギーGP レースレポート

    ブリヂストン:F1ベルギーGP レースレポート

    ブリヂストンが、2009年F1第12戦 ベルギーGPの決勝レースを振り返った。

    スパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGP決勝は、スリリングで戦略的なレースをソフト・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略で戦ったキミ・ライコネン選手(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)が、今季初優勝を飾った。

    ライコネン選手に一秒以下のタイム差で続いたのは、ポールポジションからスタートしたジャンカルロ・フィジケラ選手。フィジケラ選手はソフト・ソフト・ミディアムのタイヤ戦略で、フォース・インディア初の2位という過去最高の結果をもたらした。3位は、ミディアム・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略を使ったセバスチャン・ベッテル選手が入った。

    安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
    「今年初めての優勝を果たしたキミ・ライコネン選手とスクーデリア・フェラーリ・マールボロ にお祝いを申し上げます。また、見事2位を獲得したジャンカルロ・フィジケラ選手とフォース・インディアにもお祝いを申し上げます。今日は、ブリヂストンのタイヤが素晴らしい演出に一役を買い、非常にエキサイティングなレースを観ることができました。今回はブリュッセルを本拠地とするブリヂストン・ヨーロッパのホーム・レースでもありましたので、サーキットの観客及び世界中の大勢のTV視聴者が、このような素晴らしいレースを観ることができたのは、大変嬉しいことです」

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    「タイヤに関しては非常に興味深い週末でしたし、これがとてもエキサイティングなレースを提供したと思います。ミディアムとソフトのブリヂストンタイヤは、どちらを選択しても期待する高い性能を発揮しました。表彰台の全員がそれぞれ異なるタイヤ戦略で、このリザルトを達成しました。どのタイヤがどのチームにとってベストだったかは、クルマの特徴、セットアップ、ドライバーの好みなどによって異なり、かなり幅広い戦略のチョイスが見られました。今日は、今シーズン初めて非常に小さいブリスターが発生しました。これは、今回のコースでタイヤが酷使されたことを示しています。モンツァでも同じタイヤ選択となりますので、ここで学んだことをチームがいかに次のレースで活かすかというのが興味深い点です」

  • ブリヂストン:F1ベルギーGP予選

    ブリヂストン:F1ベルギーGP予選

    ブリヂストンが、2009年F1ベルギーGPの予選を振り返った。

    スパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGP予選は、ブリヂストンのソフト・タイヤを装着したジャンカルロ・フィジケラが、フォース・インディアに初のポールポジションをもたらした。

    2006年マレーシアGP以来のポールポジションを達成したフィジケラのタイムは1分46秒308。2位に入ったヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング)と共に、明日の決勝ではふたりのイタリア人ドライバーがフロントローに並ぶことになった。

    午前中のフリー走行では、ブリヂストンのミディアム・タイヤを装着したBMWザウバーF1チームのニック・ハイドフェルドがセッションの最速ラップタイムを記録した。今日は天候がめまぐるしく変化し、ブリヂストンのミディアム及びソフト・コンパウンドのパフォーマンスは非常に接近していた。

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    今日の走行のポイントを教えて下さい。
    「タイヤの観点からも今日は非常に興味深い1日でしたし、初ポールポジションを獲得したフォース・インディアとジャンカルロ・フィジケラにとっても素晴らしい日になりました。ソフトとミディアムのどちらを選択するかは、気温次第でしたので、チームにとっては決定が難しかったと思います。特に予選は路面温度がかなり変化したので難しかったと思います。燃料が軽いQ1とQ2では、ソフト・コンパウンドが非常に高い性能を発揮しましたが、燃料が重いQ3ではミディアム・タイヤの方が有利だったようです」

    明日のレースではどのような戦略が考えられますか?
    「ラップタイムではどちらのタイヤも非常に接近しています。ソフトの方がグリップに優れていますが、ミディアムの方が耐久面で勝っています。金曜日と同じように、今日もグレーニングは全く見られませんでした。これは、どちらのコンパウンドも高い性能を発揮しているということです。タイヤの性能にほとんど差がないので、明日のレースでは幅広い戦略の可能性があると思います。どのようなレースが見られるか楽しみです」

  • ブリヂストン F1第12戦ベルギーGPの展望

    ブリヂストン F1第12戦ベルギーGPの展望

    ブリヂストンが、2009年のF1第12戦 ベルギーGPの展望をタイヤサプライヤーの立場から語った。

    今週末第12戦ベルギーGPがスパ-フランコルシャン・サーキットで開催される(8月28日〜30日)。今年最長の全長7kmのこのコースでは、ミディアム、ソフト両コンパウンドを使用する。

    スパ-フランコルシャンはアルデンヌ地方の森林地帯に位置する伝説的なサーキットである。19ヶ所にコーナーを擁する、高低差が大きい高速コースだ。連続したレンジであるミディアムタイヤとソフトタイヤを1レースで使用するのは今回が初めてになる。

    安川ひろし (ブリヂストン・モータースポーツ推進室長)
    「ベルギーはブリヂストン・ヨーロッパの母国なので、ベルギーGPは私たちにとっていろいろな意味で母国GPのようなものです。ブリヂストン・ヨーロッパは、ヨーロッパ全域で8ヶ所のタイヤ工場、技術センター兼プルービング・グラウンド、そしてさまざまな国々の販売組織を擁し、その従業員は13,000人を超えます。ベルギー国内だけでもブリヂストン・グループは1,100人を雇用し、またブリヂストン・ヨーロッパ本社と子会社バンダグ・ヨーロッパ社を開設しています。スパは歴史の古い素晴らしいサーキットで、エキサイティングなレースが見られることを期待しています」

    浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長)
    ――スパの課題は何か?
    「スパは由緒あるレース・サーキットです。高速で、1周を通じ数々の興味深い技術的な課題を呈し、また今シーズンF1レースが開催されるサーキットの中で最長のコースでもあります。高速コーナーを擁する、複数の長い高速セクションがあります。高速コースではありますが、マシンが採用するダウンフォースのレベルはかなり高く、タイヤを通じて大きな負荷がかかり、さらに1周あたりの高低差も大きくなります。オールージュは高速コーナーで、コーナーの底ではタイヤを通じて大きな力がかかります。ここでは十分なタイヤ圧をもたせることが非常に重要です」

    ――タイヤのパフォーマンスで主に考慮すべき点は何か?
    「スパはタイヤについては厳しいサーキットです。1周を通じてタイヤに大きな負荷がかかります。また気温が低くなる可能性もあるため、特に機能温度が高いミディアムコンパウンドについては、走り始めのタイヤを温めることが課題になります。もちろん、天候のことも忘れてはなりません。これまでスパでは何度もウェットレースを経験してきました。距離が長いコースなので、ある地点はドライで別の地点はウェットということも起こります。レース中のタイヤ選択が決定的な要因になる可能性は十分にあります」


    浜島裕英のF1 ベルギーGP 解説
    キーポイントはズバリ気温。それにエリアが広すぎるので、天候が読めないというのも辛い。あるところで雨が降っているのに、あるところでは降っていないなんてよくあります。
    勝負所はオールージュを駆け上がった先の長いストレート・エンドの“レ・コンブ”5。

    怖いのはペースカーが入った時。タイヤ温度が下がってタイヤの内圧が一旦下がる。それでリスタートすると、タイヤ温度が上がらない状態で長い直線に入り、そうするとタイヤの耐久性上のリスクが上がります。路面が荒く路面温度が低いサーキットであることと相まって、グレイニングを誘発する可能性もあります。最高速が高いし、気温が意外と低いですから、内圧を守っていないチームは非常に危険です。

    典型的ドライバーズサーキットですから、誰が勝ってもおかしくないとも言えるでしょう!

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ブリヂストン F1最終戦までのタイヤスペックを発表

    ブリヂストン F1最終戦までのタイヤスペックを発表

    ブリヂストンは、2009年F1世界選手権の最終戦までのタイヤスペックを発表した。

    日本GPとブラジルGPでは、これまでの2ステップ離れたタイヤコンパウンドに戻ることになる。

    シンガポールGPではスーパーソフトとソフトが使用されるが、日本GPは、ソフトとミディアムが採用される。

    初開催となる最終戦アブダビGPではソフトとミディアムのタイヤセットが使用される。

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    「最後のアロケーションを発表できて嬉しく思っています。シンガポールはストリートコースであり、昨年の経験をもとにソフトとスーパーソフトがベストチョイスだと感じています。鈴鹿では硬いコンパウンドのギャップを持ち込みます。サーキットの半分が新しい路面になっているのでタイヤの使い方を考えるとチャレンジングになると思いますし、興味深い復帰になると思います。ブラジルは軟らかいギャップのままです。昨シーズンと同じくらいエキサイティングなレースになるのは難しいと思いますが、サンパウロは非常に暑くなるでしょうし、たいてい良いレースを見ることができます。アブダビは我々にとって新しい行き先です。テクニカルなストリートコースですが、他のストリートコースで使っているものより硬めのコンパウンドを持ち込みます。ハードコンパウンドは新しいサーキットには硬すぎると思うので、連続したソフトとミディアムのコンパウンドをもちこみます」

    2009年 F1 タイヤコンパウンド

    第14戦 シンガポールGP スーパーソフト&ソフト
    第15戦 日本GP ソフト&ハード
    第16戦 ブラジルGP スーパーソフト&ミディアム
    最終戦 アブダビGP ソフト&ミディアム

  • ブリヂストン:F1ヨーロッパGP レースレポート

    ブリヂストン:F1ヨーロッパGP レースレポート

    ブリヂストンが、2009年F1第11戦 ヨーロッパGPの決勝レースを振り返った。

    バレンシア市街地コースで行われたF1ヨーロッパGPは、ソフト・ソフト・スーパーソフトの戦略を使ったルーベンス・バリチェロ(ブラウンGPフォーミュラ1チーム)が、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤ装着ドライバーによる150回目のレース優勝を達成した。

    バリチェロが通算10回目のレース優勝を果たした今回のレースは非常に戦略的なレースとなり、ブリヂストンのソフトとスーパーソフト・タイヤが接戦の戦いを見せた。バリチェロに2.3秒差の2位でフィニッシュしたのは、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)。スクーデリア・フェラーリ・マールボロのキミ・ライコネンが3位だった。

    安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
    「ブリヂストン・ポテンザF1タイヤ装着ドライバーによる150回目のレース優勝を達成したルーベンス、おめでとうございます。過去13シーズンのF1世界選手権における大勢のドライバーの勝利を支えてくることが出来たことを、我々は非常に誇りに思っていますが、1997年に我々がF1参戦を開始して以来、1シーズンを除く全シーズンをブリヂストン・タイヤで戦い続けたルーベンスが、今回の特別な勝利を手にしたのは喜ばしいことです。ブリヂストンがF1にタイヤを供給し始めた当時は、スリックタイヤが使われていました。それ以来、タイヤ技術及びスペックにも数々の進化がありましたが、一貫して、我々はチーム、FIA及びFOMからの素晴らしいサポートを得ることが出来ました。また、弊社のブランドに対する認識も世界中で非常に大きく高まり、これは、我々のF1関連活動によるところが大きいと考えています。F1に携わる全ての関係者のサポートに対し心より感謝しています。3年間の公式タイヤサプライヤーとしての2年目を迎え、我々はさらに数多くのエキサイティングなバトルがブリヂストン・タイヤで展開されていくことを期待しています」

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    「ルーベンスの優勝を非常に嬉しく思います。彼が我々のF1タイヤを初めて使ったのは1997年のことですから、彼がこの非常にコンペティティブなスポーツで優勝するだけの闘争心を持ち続けているというのは、素晴らしいことだと思います。今日のソフト及びスーパーソフト・ブリヂストン・ポテンザタイヤのパフォーマンスには満足しています。予想通り、サーキットのコンディションは急速に向上し、その結果、スタート直後の第1スティントでもドライバーはスーパーソフトでコンペティティブな走りを見せました。しかし、ソフトの方がより安定した性能を発揮し、1ストップ戦略の選手もいたほどです。中嶋一貴のタイヤに関してはパンクだと思いますが、これに関してはチームと調査中です」

  • ブリヂストン:F1ヨーロッパGP予選

    ブリヂストン:F1ヨーロッパGP予選

    ブリヂストンが、2009年F1ヨーロッパGPの予選を振り返った。

    バレンシアで開催されたヨーロッパGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着して1分39秒498を記録したボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

    今日は路面温度が45度まで上昇したが、ブリヂストンのソフト及びスーパーソフト・タイヤは素晴らしい性能を発揮した。路面コンディションが向上すると共に、タイヤのパフォーマンスも向上し、タイムは伸び続けた。

    午前中のプラクティス・セッションでは、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルがスーパーソフト・タイヤで1分39秒143の最速ラップタイムを記録した。このセッションは、ベッテルのクルマから路面に流れ出た液体の清掃作業の為、25分間走行が中断された。

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    今日の走行のポイントを教えて下さい。
    「午前のプラクティス・セッションは30分近く走行が中断されましたが、今日は路面コンディションが昨日よりもさらに向上しました。路面コンディションが良くなると共に、2種類のタイヤのパフォーマンスも大きく向上しましたので、明日は自信を持ってレースに臨むことができます。KERS搭載車がポールポジションというのも興味深いです。KERSを搭載していないクルマがスタートでトップに躍り出る事は難しいのではないでしょうか」

    明日のレースではどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
    「スーパーソフト・タイヤは約0.3から0.4秒、ソフトタイヤよりも速いですが、ここで見られる横方向のグレーニングの影響を受けやすいです。しかし、今日は路面コンディションが向上したため、昨日よりもスーパーソフトがレースに向いていると思われます。ですから、明日、どのような戦略が実際に使われるのかが興味深い点です。今日のGP2シリーズのレースの戦略も分析し、参考にしたいと思います。今日の空模様を見る限りでは、明日のレースでインターミディエイト及びウェット・タイヤを使う必用はないと思います」

    結果&タイム:
    F1ヨーロッパGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブリヂストン:F1ハンガリーGP レースレポート

    ブリヂストン:F1ハンガリーGP レースレポート

    ブリヂストンが、2009年F1第10戦 ハンガリーGPの決勝レースを振り返った。

    ハンガロリンクで開催されたハンガリーGP決勝は、昨年度チャンピオンのルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)がスーパーソフト・スーパーソフト・ソフトのタイヤ戦略でスリリングで戦略的なレースの勝利を収め、今シーズン初の優勝を飾った。

    ハミルトンに11秒遅れて2位に入ったのは、同じタイヤ戦略で今季最高のリザルトを達成したスクーデリア・フェラーリ・マールボロのキミ・ライコネン。マーク・ウェバー(レッドブル・レーシング)はスーパーソフト・ソフト・スーパーソフトのタイヤ戦略で、今年2度目の3位入賞を果たした。

    安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)
    「今年の初優勝を達成したルイス・ハミルトンとボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにお祝いを申し上げます。彼らはこのリザルトのために大変な努力をしたと思いますし、今シーズン新たな優勝者が出たのは嬉しいことです。誰にとっても非常に難しい週末だったにも関わらず、キミ・ライコネンが今シーズン最高のリザルトを達成したフェラーリにもお祝いを申し上げます。言うまでも無く、我々の願いはフィリペ・マッサが1日も早く回復して元気な姿を見せてくれることです」

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    「ルイス・ハミルトンとマクラーレンは、低速サーキットでもKERS搭載車に優勝の可能性があることを見せてくれました。これは今日の最高の功績だったと思います。路面コンディションはレースを通して向上し、チェッカーフラッグの5周前にマーク・ウェバーがレースの最速タイムを記録しました」

    「様々なタイヤや燃料の戦略が使われていたのは興味深かったです。ブリヂストンの2種類のタイヤも高い性能を発揮しました。オーバーステアに苦しんだクルマもあり、今日は特にスーパーソフトのリヤタイヤにグレーニングがいくらか見られました。これをマネージできたドライバーが良いリザルトを達成することができました。総じて我々の持ち込んだ2種類のタイヤ選択は正解でした。今日の結果を踏まえると、夏の休暇が明けには、非常に興味深いシーズンの後半戦が我々を待っていると思います」

  • ブリヂストン:F1ハンガリーGP予選

    ブリヂストン:F1ハンガリーGP予選

    ブリヂストンが、2009年F1ハンガリーGPの予選を振り返った。

    ハンガロリンクで開催されたハンガリーGP予選は、ブリヂストンのスーパーソフト・タイヤを装着したINGルノーF1チームのフェルナンド・アロンソが1分21秒569のタイムでポールポジションを獲得した。

    今日の最終予選セッションでは、他のクルマから飛んできたと思われる破片がフィリペ・マッサ(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)に当たり、マッサはターン4のバリアに衝突。セッションが一時中断された。現場から救急車で運ばれたマッサはヘリコプターで病院に搬送された。

    午前中のプラクティス・セッションでは、スーパーソフト・タイヤでルイス・ハミルトン(ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス)がセッションの最速タイム1分21秒009を記録した。

    浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)
    今日の走行のポイントを教えて下さい。
    「まず最初に、フィリペ・マッサにお見舞いを申し上げます。我々は彼が早く回復することを願っています。今日のラップタイムは特に僅差で、予選セッションを通して興味深いバトルが見られました。全セッション終了後、しばらく予選の結果が出ない混乱もありましたが、2007年のモンツァ以来のポールポジションを達成したフェルナンド・アロンソにお祝いを申し上げます。ここはオーバーテイクが非常に難しく、トップからのスタートは非常に大きなメリットになります。おもしろいレースになると思うので、特にスタート時のクルマの重量にとても関心があります」

    明日のレースはどのようなタイヤ戦略が考えられますか?
    「昨夜は非常に激しい雨が降りましたが、どんどん路面コンディションも良くなっていますので、どちらのタイヤも金曜日よりも高い性能を発揮するでしょう。データを見ると、スーパーソフトのブリヂストンタイヤを主体にレースに用いるドライバーが多くなると思います。今日の午後の予選でソフト・タイヤを使うドライバーはあまり見ませんでしたが、午前中のセッションで、数名のドライバーがこのタイヤの方がグリップが足りず、タイムもスーパーソフトに比べ遅いとコメントしています。これは、明日のレースではソフト・タイヤの使い方が重要な鍵となるだろうということです」

  • ブリヂストン F1第10戦ハンガリーGPの展望

    ブリヂストン F1第10戦ハンガリーGPの展望

    ブリヂストンが、2009年のF1第10戦 ハンガリーGPの展望をタイヤサプライヤーの立場から語った。

    ブリヂストンは、カレンダーの中で最もグリップの低いサーキットの一つであり、コース幅が狭く曲がりくねった全長4.38kmのハンガロリンク用に最も粘着力の高い2種類のタイヤを用意する。

    ハンガリーで使用するのは、モナコで使用した組み合わせ同じソフトとスーパーソフト両コンパウンドである。通常は隣り合わないスペック同士を使用するのだが、今回は隣り合うスペックの組み合わせとなる。その理由は、ハンガロリンク・サーキットがF1グランプリ以外では1年を通じてあまり使用されないため路面が滑りやすいことにある。

    ハンガロリンクはブリヂストンにとって注目すべきコースだ。1997年にブリヂストンタイヤを装着したデイモン・ヒル(アロウズ)がハンガロリンクで首位を走行し、惜しくもファイナルラップで首位を譲ったものの、ブリヂストン装着車初優勝達成まであとわずかという活躍を見せたからだ。

    安川ひろし (ブリヂストン・モータースポーツ推進室長のコメント)
    「ハンガリーはブリヂストンにとって重要なマーケットです。また2008年に正式にオープンしたタタバーニャ工場の母国でもあります。この工場ではBIRD(Bridgestone Innovative & Rational Development)と呼ばれる完全自動化生産システムを採用しています。世界中でもっとも自動化が進んだタイヤ生産システムであり、ブリヂストンが、F1だけではなく一般車向け製品にも最先端技術とプロセスを採り入れていることを示すものです」

    浜島裕英 (ブリヂストンMS・MCタイヤ開発本部長)
    ハンガロリンクの課題は何か?
    「ハンガロリンクは、年間を通じてほとんど使われることがないため、とても興味深いサーキットです。つまり、金曜日と日曜日の決勝のサーキットのグリップ・レベルがまったく違ったものになる可能性が高いということです。このことがセットアップとタイヤ戦略の決定を難しくするので、チームとドライバーは懸命な作業が必要になるでしょう。特にグレイニングに関するタイヤ管理が重要です。またオーバーテイクが難しいため、予選順位が非常に大事になります。2006年にジェンソン・バトンがF1初優勝を果たしたレースで雨が降ったことはありますが、暑くなる可能性が高いため気候についても常に気を配っています」

    ――このレース用タイヤ・アロケーションが連続したコンパウンドになっている理由は?
    「ハンガリーには隣り合ったスペックのタイヤを用意します。その理由は滑りやすい路面とサーキットのレイアウトにあります。ハンガロリンクは今シーズン私たちが訪れる常設サーキットの中でもっとも低速のコースであり、路面自体にタイヤを発熱させるほどの攻撃性がありません。ブリヂストンのスーパーソフトとソフトはいずれも低温で機能するタイヤです。これを使うことでチームとドライバーはタイヤの発熱を促し、良好なパフォーマンスを引き出すことができるでしょう」