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  • セルジオ・ペレスのホイール脱落でフォース・インディアに多額の罰金

    セルジオ・ペレスのホイール脱落でフォース・インディアに多額の罰金

    フォース・インディアは、F1フランスGPのフリー走行2回目に発生したセルジオ・ペレスのホイールが脱落するというトラブルに対して多額の罰金を科せられた。

    FIA(国際自動車連盟)は、フォース・インディアに1万5000ユーロ(約192万円)に加え、執行猶予で8万5000ユーロ(約1091万円)の罰金を追加した。

    セルジオ・ペレスが高速で走行していたことから、当初、FIAの技術代表を務めるジョー・バウアーはデブルがホイール脱落に至らしめた可能性があることを示唆していた。

    しかし、FIAスチュワードは、最終報告書でボルト保持装置の不具合がホイール脱落を引き起こしたと結論づけた。

    「問題はホイールの不正確もしくは不完全の取り付けによって引き起こされたのではなく、プレート保持装置上の3つの固定ネジの設置不良による組立不良によって引き起こされた」とFIAスチュワードは述べた。

    FIAは、突然の故障の性質からチームが適切な措置を取ることができなかったことを踏まえ、フォース・インディアに対して相対的に寛容さを示した。

    「したがって、今年の以前の決定と一致させ、スチュワードは規約で科せられる“可能性”のあるグリッド降格ペナルティが適用されないと判断した」

    「しかし、今回は過去2年間でチームが関与した3回目、今年2回目の事故だり、通常であればペナルティは大幅に増加することを言及しておく」

    「この罰金は、チームがこの種の潜在的な危険な事態が再発しないようにチームが組立と品質管理の手順を調査する必要があるとのスチュワードの見解を示しており、ペナルティは適切で、今後の抑止力として作用すると考えている」

  • ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目に発生したホンダのF1パワーユニットの故障によって6つ全てのコンポーネントを交換。決勝を最後列からスタートすることが確定した。

    F1フランスGPのフリー走行2回目のセッション終盤、ブレンドン・ハートレーは、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。エキゾーストからは炎が出ており、大きなダメージの可能性が予想されていた。

    セッション終了後、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」とコメント。

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    その後、ホンダF1は故障したブレンドン・ハートレーのF1パワーユニットを調査のために日本に輸送。金曜日の夜にブレンドン・ハートレーのマシンのF1パワーユニットの6つ全てのコンポーネントを交換。

    これにより、ブレンドン・ハートレーは内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを4基目、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを3基目とすべてのコンポーネントが年間使用制限の上限に達し、決勝では大量のグリッドペナルティを科せられることになった。

    ホンダのF1パワーユニットは、前戦F1カナダGPでもピエール・ガスリーのパワーユニットが故障。同じく全コンポーネントを交換して最後列からスタートしている。プレシーズンテストから信頼性の改善を示してきたホンダだが、ここへきて、またも信頼性への懸念が高まってきた。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • メルセデス 「“フェーズ2.1”版F1パワーユニットはコンマ2秒の改善」

    メルセデス 「“フェーズ2.1”版F1パワーユニットはコンマ2秒の改善」

    メルセデスがF1フランスGPに投入した“フェーズ2.1”パワーユニットは1周あたりコンマ2秒の改善を果たしているという。

    メルセデスは前戦F1カナダGPで“フェーズ2”パワーユニットを投入する予定だったが、信頼性に懸念が生じたため延期。今週末のF1フランスGPでさらに改善を加えた“フェーズ2.1”と呼ぶ新スペックを投入した。

    「1レース遅れたが、今使用しているのは新しいエンジンだ」とメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダはコメント。

    金曜日に行われたフリー走行では、ルイス・ハミルトンが両方のセッションでトップタイムを記録。新しいエンジンは“クリーンでフレッシュ”に感じたとの感想を語っている。

    「その差はコンマ1~2秒くらいあるだろう」とニキ・ラウダは付け加えた。

    以前、ニキ・ラウダは、現在F1で最速のパッケージはフェラーリであることは“明白”だと語っていた。

    「他が何をやっているかは誰にもわからないし、我々のエンジンがここでうまく機能することを願っている。ポールポジションに戻れることが重要だ」とニキ・ラウダは続ける。

    「新しいエンジンを送れて投入したのは、確実であることを望んだからだ。だが、アンディ・コーウェルは完璧な仕事をしている」

    「我々が望んでいることは、我々のエンジンが挽回する助けになることだ。前回のレースでは他の全員が改善していたからね」

  • F1フランスGP フリー走行3回目:降雨により各チームが走行を見送る

    F1フランスGP フリー走行3回目:降雨により各チームが走行を見送る

    2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPのフリー走行3回目が6月23日(土)にポール・リカール・サーキットで行われたが、開始直後の降雨により大部分のドライバーが走行を行わずにセッションを終えた。

    土曜日のル・キャステレは曇り空。降水確率は80%となっており、今にも雨が降りそうな空の下、気温25℃、路面温度38℃のドライコンディションでセッションは現地時間13時にスタート。

    だが、開始直後にコースに出たドライバーは雨が降っていることを報告。10分が経過する頃には雨脚は強くなり、路面は一気にウェットコンディションとなった。

    各グランプリでウェットタイヤはインターミディエイトが4セット、フルウェットが3セットが配給されないこともあり、予選を見据えてか、ほとんど走行する気配がないまま時間は経過していく。

    残り10分でフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がフルウェットを装着してガレージを出ていく。続いてランス・ストロールとセルゲイ・シロトキンのウィリアムズ勢もフルウェットで走行を開始。他にもトロロッソ・ホンダの2台、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(ザウバー)が確認のため走行を行った。

    全20名のドライバーの合計周回数は61周に留まった。

    F1フランスGPの予選はこのあと23時(現地時間16時)から行われる。

    2018年 第8戦 F1フランスGP フリー走行3回目

    順位 No ドライバー チーム ベストタイム 周回
    1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1分33秒666 3
    2 55 カルロス・サインツ ルノー 1分34秒953 3
    3 16 シャルル・ルクレール ザウバー 1分35秒012 5
    4 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 1分36秒365 4
    5 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1分36秒756 5
    6 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 1分37秒547 4
    7 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 1分38秒317 5
    8 9 マーカス・エリクソン ザウバー 1分38秒450 3
    9 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 1分39秒641 4
    10 3 ダニエル・リカルド レッドブル 1分39秒738 3
    11 31 エステバン・オコン フォース・インディア 1分40秒087 4
    12 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1分40秒743 3
    13 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1分49秒711 3
    14 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 2分02秒399 4
    15 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 2分04秒093 5
    16 20 ケビン・マグヌッセン ハース   1
    17 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ   3
    18 8 ロマン・グロージャン ハース   1
    19 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー   2
    20 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル   3
  • F1 フランスGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    F1 フランスGP 金曜フリー走行:トップ10ドライバーコメント

    2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPのフリー走行が6月22日(金)にポール・リカール・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が両方のセッションでトップタイムを記録した。

    シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開幕。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1グランプリは1990年以来28年ぶりとなる。

    初日のフリー走行でトップタイムを記録したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。今週末、新スペックの“フェーズ2.1”パワーユニットを投入したメルセデスは序盤から速さを見せた。一方でバルテリ・ボッタスには水漏れのトラブルが発生し、懸念を残している。

    2番手には0.704秒差でダニエル・リカルド、3番手には0.732秒差でマックス・フェルスタッペンとレッドブル勢、4番手はキミ・ライコネン、5番手はセバスチャン・ベッテルとフェラーリ勢が続いた。6番手タイムを記録したのはロマン・グロージャン。チームメイトのケビン・マグヌッセンも9番手タイムを記録するなど、ハースは好調な初日を迎えた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップ10入りしている。

    1番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「ここは美しいし、本当に素晴らしい場所だ。新しいサーキットに来るのはいつも挑戦だけど、常に新しいことを学んでいるものだし、僕は他の誰よりも先にそのリズムの中に入り込もうとするのが大好きなんだ。多くの異なるラインを取ることができるし、トラックのリファレンスポイントを見つけるのはトリッキーだ。カラフルなラインはさており、自分がどこにいるかを伝えるのが難しい。例えば、バックストレートにはコーナーがどこかを知るための場所がいくつもある。見極めるのが本当に難しい。新しいエンジンはクリーンでフレッシュな感じがするけど、全員がエンジンのパワーを上げる明日になるまで完全なポテンシャルはわからない。ファクトリーのみんなが正しい方法でこのエンジンを用意するために本当に懸命にプッシュしてきたし、彼らに心から感謝したい。これを使って素晴らしい結果を出せることを願っているよ! 今日は良いセッションだった。今後も週末を通してこのパフォーマンスを維持する必要がある」

    2番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「このトラックはかなり楽しいね。通常、このようなオープンサーキットではいくつかの特性が失われてしまうものだけど、実際、ここのレイアウトは楽しいし、速いので、思っていた以上に楽しんでいるよ。ウォールがかなり近いモナコやカナダのようなトラックからここに来るといつも違った感じがするけど、それを楽しんでいる。ターン1とターン2はいい感じだ。ラップのスタートなので正しくまとめることがもちろん重要っだけど、特にそれらを楽しんでいる。今日の僕たちは比較的速かったけど、ロングランではちょっとアップダウンがあったし、今夜もう少し取り組んでいかなければならないのは確かだけど、悪い金曜日ではなかった。今日は多くの情報を得ることができた。ダウンフォースは疑問点だし、変更することになるかもしれない。週末ずっと改善を続けて強い状態でいられることを願っている。今日は2台で異なる方向性で進めたけど、明日にむけてクルマがどのように機能し、どのようにベストなセットアップの方向性を得られるかを学ぶという点で本当に良かったと思う」

    3番手:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
    「1回目のプラクティスはちょっと妥協を強いられた。数周でホイールにダメージを負ってしまったからね。新しいトラックなので出来る限り多く走行したいものだし、あんなに時間を失ってしまったのは理想的ではなかった。トリッキーな1回目のセッションの後、僕たちはクルマに多くの変更を施して、感触は良くなった。トラックでの初めての経験を楽しむことができた。お気に入りのトラックとは言えないけど、最悪と言うわけではないのは確かだ。このトラックがオーバーテイクに関してどうかはまだわからな。プラクティスではできるだけ多くの余白を残しておくものだし、まだ誰にも追従していないので、それを見つけるのはレースまで待つことになるけど、ロングコーナーが多いので追従するのは難しいだろう。タイヤは熱にとても敏感だし、ここはかなり暖かいので、クルマの最大限を引き出すためには予選までにスイッチを入れられるようにすることが重要だ。今夜はラインをもう少し見直して、タイヤについて考えてみるつもりだし、明日はいくつか改善して戻ってこれることを願っている」

    4番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「良い一日だった。新しい場所は楽しいし、異なるものなので楽しかった。午後のセッションは気象条件がかなりトリッキーだった。コース上は最も楽な状況ではなかったけど、全体的にはOKだった。タイヤに関してもかなりいい感じだと思う。もちろん、全員にとって新しいトラックなので、過去と今日を比較することはできないけど、特に問題はなかったと思う」

    5番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「他チームが何をしていかはあまり見ていないけど、ロングランの感触はかなりいい感じだったし、かなり一貫性があった。ここではクルマにもっと多くのポテンシャルがあると思う。特に速いラップは明日解放していく必要がある部分だし、それができればうまくいくはずだ。セッション序盤は風がかなり問題だったけど、落ち着いた後はすべてがまとまってきた。最終的に今日の走行にはそれなりに満足している」

    6番手:ロマン・グロージャン (ハース)
    「非常にポジティブな一日だった。多くのフランスの旗が目に入ったし、母国で走るのはとても特別な気分だ。クルマはとても速かったし、それにはとても満足している。いくつか良いラップを走れることができた。クルマを改善できることはいくつかあるけど、チーム全体にとって良いスタートだった。今日のような仕事を続けて、明日も良いパフォーマンスを発揮して、トップ3チームの真後ろを争えることを期待している」

    7番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「フランスにレースのために戻ってきたことを楽しんでいる。ここではジュニアフォーミュラでしかレースをしたことがないし、グランプリが開催されるのはクールなことだ。好きなサーキットだけど、難しいし、非常にテクニカルなトラックだ。特にターン6とターン7からバックストレートへ入るところはね。FP1はまずまずだったけど、FP2はちょっとトリッキーだった。少ししか走れなかったし、そのあと水漏れが発生してしまった。現在、調査中だ。残念ながら、それによってあまり多くのロングランができなかった。今日は新スペックのエンジンを走らせたけど、フレッシュでいい感じだ。でも、まだフルパワーでは走っていないし、もっと多くのポテンシャルを発見できるはずだ。水漏れの原因を特定する必要があるけど、新しいエンジンで走行を続けられると確信している。両方のセッションで競争力があったけど、フェラーリが金曜日にパフォーマンスを隠しているのはわかっているし、明日と日曜日が僕たちにとってどのような展開になるか見てみよう」

    番手:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン)
    「今日のコンディションはちょっとトリッキーだった。FP1では風が大きな役割を果たしたし、午後には風向きが変わった。コースは海に近いので常に風向きが変化する。かなり標準的な金曜日だった。サーキットを理解して習得し、良いベースセットアップを造り上げることに務めた。トラックはいい感じだ。とてもスムーズだし、新しいアスファルトはとてもグリップがある。それはドライバーにとって常に助かることだ。最終セクターがかなり気に入っているし、ターン11と12はかなりチャレンジングだ。日曜日にはそこでアクションが見られるかもしれないね。先行マシンにより接近するためにレーシングウラインを変更できるかもしれない。レース中にそれでオーバーテイクができるか見てみよう。FP2の最後にバーチャルセーフティカーが入ったことで、まだロングランでのタイアの情報が少し欠けているけど、明日のプラクティスで取り戻すつもりだ。明日はまだいくつかセットアップの可能性を追求できるし、もう少し競争力を上げられることを願っている」

    9番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
    「今日はいい感じだった。クルマはここで競争力がありそうだし、ポジティブだ。でも、タイヤに関して学ばなければならないことがある。タイヤを正しいウインドウに入れることが常に焦点を当てなければならないメインの部分だ。今夜はその部分を調べていく。高速な部分やいい感じのブレーキングゾーンがたくさんあるクールなトラックだ。実際、かなり楽しいトラックだ。明日、状況がどう進化していくかは様子を見てみなければならない。誰もが改善している。自分たちがどの位置にいるかはわからないものだ。でも、今週末をポイントを獲りたいし、そのためには予選をうまくやる必要がある。どうなるように頑張っていく」

    10番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
    「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分だった。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張る。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGP初日のフリー走行で、母国GPのピエール・ガスリーがP1で8番手、P2で10番手とトップ10入り、ブレンドン・ハートレーは両方のセッションで15番手だった。

    シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開催された。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1GPは1990年以来28年ぶりとなる。

    ミストラルと呼ばれる長いストレートにシケインが追加されたが、コースレイアウトに大きな変更はなく、ストレートを主体としたパワーサーキットであることが特徴。また、今年初めに路面の改修が行われ、グリップレベルが変わったこともポイントの一つとなっている。

    快晴の下、初日の金曜日はプラクティス1、プラクティス2が行われた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとって母国GPとなるフランスGPに、チームは強い意気込みを持って臨んでいる。

    正午、気温25℃で迎えたプラクティス1では、ガスリー、ハートレーともにスーパーソフトタイヤによる走行を行った。前戦より投入されたニュースペックのパワーユニットやマシンのセッティングのプログラムを順調に消化。ガスリーは1分33秒685のタイムで8番手、ハートレーは1分34秒664で15番手となっている。

    日差しも強く、気温29℃、路面温度は51℃に上昇したコンディションで、午後4時にプラクティス2が始まった。序盤、ガスリーとハートレーは、ウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーションを行い、ガスリーが1分34秒535、ハートレーが1分35秒697をマーク。その後、ガスリーはスーパーソフトタイヤで、ハートレーはウルトラソフトタイヤでロングランを行い、周回を重ねセッティングを進めた。

    セッション終盤、ハートレーが、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。チームは明日の予選に向けて、原因究明と対策を行う。プラクティス2ではガスリーが10番手、ハートレーが15番手でセッションを終了した。

    パワーユニットとしては、ストレートが長く、低速コーナーも多いコースに対応したエネルギーマネージメントの調整と、ドライバビリティーの調整を中心にプログラムを消化している。

    フランスGPは23日(土)、午後1時(日本時間日午後8時)よりプラクティス3、午後4時(日本時間午後11時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分でした。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートですし、いいペースで走れていると思います。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張ります。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変でした。正しいセッティングを見つけられたと思いますし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたいです」

    ブレンドン・ハートレー
    「FP2の最後にパワーユニットに不具合が起こり、フランスGPの初日は残念な終わり方になりました。パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりと分かりませんが、走行を終了させなければなりませんでした。何が原因だったのか、これからチームスタッフが究明する必要があります。しかし、その前までは比較的順調な1日だったと思います。2台ともいいペースで走れていましたし、ピエールはFP2でスーパーソフトタイヤでいいラップタイムを出しました。マシンにポテンシャルはありますし、明日全ての力を出し切れるように今夜は夜を徹した作業を行います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「F1カレンダーに新しく加わったサーキットに来るのはいつも気分が高揚しますし、10年ぶりにフランスに戻ってこれてうれしいです。新しいサーキットなのでファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、さくらの各ファクトリーでの入念な準備が必要でした。午前のセッションでは、シミュレーションと実際のサーキットの違いにより、最適なエネルギーマネージメントを行えず、タイムを少しロスしましたが、 チームスタッフの作業によってセッション中にコースに戻ることが出来ました。しかし運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなりました。したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来ませんでした。ブレンドンは運よく戻ってきましたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずに、ペナルティーを負うことになりました。それ以降は多くの周回をこなし、普段よりも多くのプログラムを行うことが出来て、いいセッションになりました。事前にシミュレーションを数多く行いましたが、実際のサーキットではトラック温度や風など、さまざまな違いがありました。したがって、FP1は最適なセッティングを探ることに注力しました。FP2ではマシンにさらなるセッティングを試みましたが、風向きが午前から180°変わったため、向かい風が追い風になるなど、バランスがまったく変わることになりました。しかし、日曜にも同じような風が吹くことが予想されるので、日曜の予習が出来たという意味ではよかったです。タイヤマネージメントでは、ブレンドンはロングランでハードタイヤを選択したので、マシンのポテンシャルを最大限出し切ることは出来ませんでした。一方のピエールは、基本走行をスーパーソフトタイヤで行い、ウルトラソフトに履き替えたので、マシンの力をより引き出すことが出来て、いいラップタイムを記録しました。ブレンドンがセッションを途中で終えることになったパワーユニットの不具合は、原因を究明中です。彼はソフトタイヤを履いて走り始めたところで、ソフトタイヤに対する理解を十分に深めないまま日曜の決勝で走らなければなりません。タイヤに対する理解が足りなくはなりますが、それほど大きな問題にはならないでしょう。今日のデータを分析して、日曜のレースには最善の戦略で臨みたいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした。午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています。母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • ブレンドン・ハートレー、PU不具合でグリッド降格ペナルティの恐れ

    ブレンドン・ハートレー、PU不具合でグリッド降格ペナルティの恐れ

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目の終盤にホンダのF1パワーユニットにトラブルが発生。決勝でグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高まっている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1フリー走行2回目の終盤にパワー低下によってストップ。エキゾーストからは炎が上がった。

    ホンダはF1カナダGPでアップグレード版パワーユニットにトラブルが発生。そこではフリー走行3回目にピエール・ガスリーのパワーユニットにパワー低下の不具合が発生し、交換を余儀なくされている。

    チームメイトのピエール・ガスリーがトップ10入りするペースを見せていることから、ブレンドン・ハートレーは「残念な終わり方になった」と語る。

    「パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりとわかっていないけど、走行を終了させなければならなかった」とコメント。

    「ちょっと落胆しているけど、僕はポジティブなままだ。今回もペースはかなり良さそうだし、僕たちはタイトなミッドフィールドバトルにいる。7番手から集団のほぼ後方まで拮抗している」

    「全てをまとめられれば、ポイントを獲得できるペースがあるのは間違いない」

    「ペナルティを受けることになれば、厳しい週末になるだろうけど、どうなるかはまだわからない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」とセッション後に語った。

    ブレンドン・ハートレーは、すでに内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを3基、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを2基と年間使用制限の上限に達している。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPのフリー走行1回目でタイヤルール違反によって1万ユーロ(約128万円)の罰金を科せられた。

    規約では、初回セッション序盤40分で使用したタイヤのうち1セットの返却を義務付けられているが、ピエール・ガスリーはそれを超過。スチュワードはトロロッソ・ホンダに罰金を科すことを決定した。

    トロロッソ・ホンダは、セッション開始から37分の時点でガレージの電源が落ちてしまったことが原因だと説明した。

    「運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなった」とトロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはコメント。

    「したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来なかった」

    「ブレンドンは運よく戻ってきたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずにペナルティーを負うことになった」

    ピエール・ガスリーは「FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う」とコメント。

    「まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張っていく」

    「今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」

  • ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、母国開催となるF1フランスGPへの思いを語った。

    今年のF1は全21レースで開催されており、その内20はなじみのあるサーキットで行われる。昨年からは新たに2つの開催地が加わり、その一つが、隔年でホッケンハイムにて開催されるドイツGPだ。

    もう一つが、10年振りに復活したフランスGP。2008年にはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年は南フランスのマルセイユにほど近いポール・リカール・サーキットで行われることとなった。

    今年がF1フル参戦1年目のピエール・ガスリーにとって、これはすばらしいタイミングだ。最後にフランスGPが開催されたのは、実にガスリー選手が12歳のときだった。

    「自分の故郷に降り立ち、その雰囲気を楽しむことはすばらしい体験になると思います」とピエール・ガスリーは語る。

    「僕にとっての初のF1フル参戦の年にフランスGPが復活するなんて、本当にすばらしいことです。いまから興奮しています」

    「アラン・プロストやほかのフランス人ドライバーは、“母国の国旗が至るところではためく中、レースをするのは本当に特別な体験だ。観客はみんな、フランス語で励ましの言葉をかけてくれるしね。ホームグランプリには、ほかのレースでは決して味わえない特別な雰囲気があるよ”と言っていました。F1ドライバーとして、それを体験できるのは本当にすばらしいことです」

    地元ドライバーにとって、初めてのホームレースは胸躍るイベントであると同時に、プレッシャーを感じるものでもある。ピエール・ガスリーはフランスGP用の特別デザインのヘルメットこそ着用するものの、初のホームグランプリに“できるだけ平常心で臨もうとしている”と語る。

    「今週末のホームグランプリに関しては、特別になにをしようなどという計画は立てていません。ですが、もちろん、ほかのレースに比べてより多くのサポートが得られると思います。パドックには僕の家族、スポンサー、そしてカート時代から応援してくださっている方々と時間を過ごすためのラウンジが用意されます。僕を応援してくれているたくさんの方々が一堂に会する、すばらしい時間になるでしょう」

    「彼らにとっても、F1のグリッドで僕と会うことは感慨深いものになるのではないでしょうか。カートを始めて以来、僕は周りの人たちにずっとF1で走りたいと言ってきましたからね」

    「まだ確定ではありませんが、水曜日にはサーキットでゴーカートのイベントも開催される予定です。それ以外はいまの特別なものは計画していません」

    「F1に参戦し始めてからというもの、忙しい毎日をただ生き抜くのに必死で、あまり先のことは考えないようにしてきました。考え過ぎると怖くなってしまいますからね(笑)。今週末にかけては、メディア対応はもちろん、さまざまな責任を果たさなくてはなりませんが、同時に楽しみでもあります」

    ピエール・ガスリーが生まれ育ったフランス北部にある町ルーアンは、ポール・リカール・サーキットから約1000km離れた場所にある。これはモナコと同程度の距離だ。すばらしい走りで7位入賞を果たしたモナコGPでも、多くの人がガスリーの応援に駆け付けたが、今週末も何人かの幼なじみがレースを観に来てくれるとガスリーは語る。

    「モナコでは、今シーズンで初めて僕の両親と4人の兄弟、そして彼女がそろって応援しに来てくれました。それに、兄弟たちの奥さんも駆けつけてくれたんです。家族みんながそろうのは本当にうれしいことでした」

    「今週末は、従妹や叔父さん夫婦など、いつもは応援に来れない人たちが集まります。うちは大家族なので、みんながそろうことはあまりないのですが、フランスGPにはたくさんの身内が応援しに来てくれるんです。僕の友達はほとんどがまだ学生なんですが、彼らも何人か来ます。モナコに応援しに来るのは、学生にはちょっとお金がかかり過ぎますから(笑)」

    「家族や幼なじみに会えるのはいいものです。F1に参戦し始めてから、自分の家で過ごす時間はほとんどありませんでした。それに僕は13歳で学校に通うために家を出ているので、若いころから家族とあまりまとまった時間は過ごせなかったですから」

    ルーアンからポール・リカール・サーキットはかなり離れた距離にあるが、ピエール・ガスリ―も、昨年末にF1へのデビューが決まって以来、長い旅を続けてきた。

    ここまでの7レースですでに18ポイントを稼いでおり、第2戦バーレーンGPでは見事な走りで4位入賞。バーレーンでのレースは、ピエール・ガスリーの持つドライバーとしての才能と、トロロッソ・ホンダの進化が証明された瞬間でもあった。

    スーパーフォーミュラ全日本選手権に参戦していたころは、ホンダのチームメンバーがピエール・ガスリーに日本での過ごし方を紹介していた。しかし、ここフランスでは、それをするのはガスリーの役目。母国を離れてから多くの時間が流れたが、それでもポール・リカール・サーキット周辺での観光スポットについて、ガスリーにはチームメンバーに勧めたい場所を忘れてはいないようだ。

    「海岸沿いにある小さな町、バンドールは観光におススメなので是非、訪れてみて欲しいです。2時間程度のドライブが苦にならなければカンヌもおススメなのですが、バンドールはポール・リカール・サーキットから車で30分程度で行けますから」

    「海岸の反対側にも小さな村があり、そこもおススメです。僕はフランス北部の生まれなのであまり詳しくはないのですが、バンドールはかなり素敵な場所です。いい雰囲気のレストランもあるんですよ」

    7レースを終え、トロロッソ・ホンダは3度のトップ10フィニッシュを果たしている。そして、その内2つは若干22歳のフランス人ドライバーによってもたらされた。ピエール・ガスリーは、前戦カナダGPで投入した新型パワーユニットは明らかな進歩を遂げていると話す。もし今週末もガスリーがポイントを獲得できれば、チームはマシンのセッティングに関して、より多くのアドバイスを必要とするかもしれない。

    「そうなったら最高ですね。モナコでの初レースでポイントを獲得できたこともすばらしい体験でした。フランスGPがカレンダーに復活した年に、好リザルトを獲得できたらこんなにうれしいことはありません」

  • マクラーレン:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    マクラーレン:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    マクラーレンは、F1フランスGP初日のフリー走行で フェルナンド・アロンソが8番手タイム、ストフェル・バンドーンが13番手タイムだった。

    フェルナンド・アロンソ (8番手)
    「今日のコンディションはちょっとトリッキーだった。FP1では風が大きな役割を果たしたし、午後には風向きが変わった。コースは海に近いので常に風向きが変化する」

    「かなり標準的な金曜日だった。サーキットを理解して習得し、良いベースセットアップを造り上げることに務めた。トラックはいい感じだ。とてもスムーズだし、新しいアスファルトはとてもグリップがある。それはドライバーにとって常に助かることだ。最終セクターがかなり気に入っているし、ターン11と12はかなりチャレンジングだ。日曜日にはそこでアクションが見られるかもしれないね。先行マシンにより接近するためにレーシングウラインを変更できるかもしれない。レース中にそれでオーバーテイクができるか見てみよう。FP2の最後にバーチャルセーフティカーが入ったことで、まだロングランでのタイアの情報が少し欠けているけど、明日のプラクティスで取り戻すつもりだ。明日はまだいくつかセットアップの可能性を追求できるし、もう少し競争力を上げられることを願っている」

    ストフェル・バンドーン (13番手)
    「正直、リカールでの初日は僕たちにとって良い部分も悪い部分もあった。風が強かったので多くのクルマがスピンを喫していたけど、僕たちもFP1ではあまり競争力がなかった。午後にはクルマのフィーリングはだいぶ良くなった。風向きが変わって、すべてをよりまとめることができた。タイヤデグラデーションも問題なさそうだ。FP2の間にトラックはかなり進化していたし、そこは温度やクルマにも関係しているかもしれない。コース上に少しラバーが乗っていたしね。そこは週末を通して発展し続けていく部分だと思う。何よりも今週末はクルマを進歩させたい。過去数戦は僕たちにとって少しトリッキーだったし、今週末は何かしらのことを示せることを願っている」

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