タグ: フォーミュラE

  • 電気自動車SUVによる新シリーズ『エクストリームE』が旗揚げ

    電気自動車SUVによる新シリーズ『エクストリームE』が旗揚げ

    電気自動車SUVで過酷なオフロードを戦う新たなレーシングシリーズ『エクストリームE』を創設する構想を発表した。

    フォーミュラE会長のアレハンロド・アガグとマクラーレンF1チームのスポーティングディレクターを務めるジル・ド・フェランが計画している『エクストリームE(Extreme E)』は、「電気自動車SUVを極限の環境で競争させることでマシン性能やドライバーの腕、新たな技術を鍛えていくととともに、我々が直面している環境問題にも取り組む」というコンセプトを掲げ、2021年1月をスタートを目指す。

    地球温暖化による環境的問題に光を当てるべく、レースは北極圏やヒマラヤ、サハラ砂漠、アマゾンの熱帯雨林、インド洋の海抜の低い島々での開催を計画している。

    『エクストリームE』はフルEVのSUVで10km以上のステージを戦う。12チームが1台のマシンでエントリーし、年間5ラウンドを戦う。“カーボンニュートラル”を目標としいて、パドックは元英国郵便船のセントヘレナ号(RMS St Helena)の上におかれ、この船でマシンやチームメンバー、備品等がレース会場に輸送される。

    1月31日(木)のエクストリームEの発表イベントは、ロンドンのテムズ川に停泊されたこのセントヘレナ号で行われた。船内は数百万ポンドをかけてリノベーションされ、貨物室には12台のマシンを収容できるよう改修されている。この船には各チームやドライバー、組織の拠点が置かれるほか、研究船として使用することも可能となるという。

    エクストリームEはライブ放送を計画していないが、アカデミー賞映像作家であるフィッシャー・スティーブンスがドキュメンタリーシリーズを編集する。このドキュメンタリーでは、各レースのストーリーだけでなく、舞台となった地域の環境問題を取り上げていくという。

    アレハンロド・アガグは、フランスの探検家であり、環境活動家のジャック・クストーにインスピレーションを得て、エクストリームEのプロジェクト、打ち出したいメッセージが浮かんだと述べた。

    アレハンドロ・アガグは「海への憧れは子どもの頃に始まった。その理由はたった一つだ。フランスの生物学者、ジャック・クストーのドキュメンタリーを見たからだ」とコメント。

    「あのドキュメンタリーを見てから私の見方は変わった。海への愛情も変わった。ドキュメンタリーにはそれくらいの力がある」

    「なによりも、ジャック・クストーは私に夢を与えてくれた。彼はカリスポという船を持っていた。私の夢はこの船(セントヘレナ号)が新たなカリスポ、21世紀のカリスポになることだ。しかし、これはただ言えば叶うものではなく、勝ち取らなければならない名声だ。だからこそ、私はこの船が巨大なアドベンチャーを見せられるものになることを願っている。クストーが描いた美しい環境ではなく、我々の星が直面している非常に大きな問題を示す船だ」

    車両となるSUVにはフォーミュラEのテクノロジーが採用されるが、パワーは2倍になり、4輪駆動が採用される。マニュファクチャラーはマシンを駆動させるモーター発電ユニットを開発することが可能となり、公道を走行するSUVに似せてボディワークを加工する自由が与えられる。

    バッテリーはフォーミュラEと同じマクラーレン・アプライド・テクノロジーが供給する。また、第2世代のエクストリームEの車両には液体水素燃料セルが導入される予定だという。予算は各チーム500万ポンド(約7億1,000万円)ほどに制限され、公平な競争のためにマニュファクチャラーは独立系チームと技術を共有しなければならない。

    現状ではまだ契約を結んだチームやドライバー、開催地はないが、自動車メーカー9社がすでに関心を示しているいう。タイヤサプライヤーについてはコンチネンタルタイヤがパートナーを務めることが決定している。

    「我々は各メーカーと話し合っており、このシリーズはマニュファクチャラーにとって素晴らしいプラットフォームだというのが私の個人的な意見だ。なぜなら、彼らは公道を走る一般車両として販売するクルマで参戦できるからだ」とアレハンロド・アガグはコメント。

    「また、マニュファクチャラーが電気自動車、特に電動SUVを走らせることには非常に重要なメッセージがある。そのようなクルマが暑さ、寒さといったあらゆる気温、いかなる路面、コンディションでも走行できるというメッセージだ。これはマニュファクチャラーにとって非常に魅力的なコンセプトだと考えている」

    エクストリームEは、レースに適したロケーションを探すためにイギリスの探検家であり、環境保護主義者のデビッド・デ・ロスチャイルドを“チーフエクスプローラー”として起用する。

    アレハンロド・アガグは、地域の環境にダメージを与えることなく極限的な環境でレースすることで各政府がレース開催を前向きに検討してくれるはずだと語る。

    「我々が望んでいることを知れば、各政府はこのコンセプトに関心を持ってくれるはずだ。フォーミュラEでは“どうやって市街地でレースをする許可を各都市から取るか”が大きな問題だったが、その答えはシンプルでだ。『我々はエレクトリックだ』ということに尽きる」

    「また面積も非常に小さい。我々は10kmのループを4つ設定する予定だが、大きな面積を占有するつもりはない。まだ政府との話し合いは始まっていないが、調査が始まれば政府との話し合いに取り組むことになるだろう。しかし、フォーミュラEと各都市の話し合いよりも容易になると考えている」

    Extreme E

  • アウディ | フォーミュラE第3戦でAudi e-tron FE05が表彰台を獲得

    アウディ | フォーミュラE第3戦でAudi e-tron FE05が表彰台を獲得

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第3戦がチリのサンティアゴで開催された。フォーミュラE史上もっとも高い気温の中で開催されたこのレースで、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)が、今季初の表彰台を獲得した。さらに、アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)のサム・バードが、Audi e-tron FE05で初優勝を果たした。

    アウディと技術パートナーのシェフラーが共同開発したモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載した新しい電気自動車のレーシングカーは、非常に難しいコンディションの中で、レースの序盤から素晴らしい走りを展開した。ルーカス・ディ・グラッシは、サンティアゴのオヒギンズパークに設営された市街地サーキットで行われた最初のフリー走行で、最速タイムを記録した。Team Audi Sport ABT Schaefflerの両ドライバーは、トップ6のドライバーで争われる最終予選のスーパーポールに進出。ディ・グラッシはキャリア最高の走りを見せ、2番手のドライバーと0.526秒の大差をつけてベストラップを叩き出した。

    決勝レースは、最高気温が37℃にも達する炎天下で開催され、3番グリッドからスタートしたダニエル・アプトが3位でチェッカーを受け、ディフェンディングチャンピオンのTeam Audi Sport ABT Schaefflerに2018/2019シーズン初の表彰台をもたらした。さらに、アプトはファステストラップを記録して、追加のポイントも獲得した。

    ダニエル・アプトは「信じられないほどタフなレースでした。厳しい暑さの中でレースが行われました。しかし、レースでは冷静さを保つことが重要です。私たちは、今日それを実行しました。それによって、チームにとって貴重なシーズン初の表彰台を獲得することができました。チームは、今日の結果以上にハードワークを続けてきました。僕たちは進化しており、正しい道を進んでいます。これからも勝利を目指して戦い続けます」とコメント。

    ルーカス・ディ・グラッシは、グループ予選におけるルール違反のため、ポールポジションから最終グリッドに降格されてしまいる。それでも決勝レースでは、22番グリッドから9番手まで一気にポジションを上げたが、衝突によるタイムペナルティにより、最終的な順位は12位となった。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler代表のアラン・マクニッシュは「今日は、非常に厳しいコンディションにより、多くのドライバーがミスを犯していました。ダニエルをとても誇りに思います。予選では、困難な状況の中で力強いパフォーマンスを見せ、レースでは最初から最後までクリーンなレースを展開して、シーズン初の表彰台をチームにもたらしてくれました。素晴らしいレースでした!予選で問題が発生したルーカスは、最終グリッドに降格されて、残念ながら今回はポイントを獲得することができませんでした」と述べた。

    今回のレースでは、アウディカスタマーチーム Envision Virgin Racingのサム・バードが優勝を果たした。バードは、トップを走行していた日産のセバスチャン・ブエミのミスを誘い、マヒンドラレーシングに所属する元DTMチャンピオンのパスカル・ウェーレインの追撃を抑えて、このレースを制した。バードのチームメイトのロビン・フラインスは、Audi e-tron FE05の力強いパフォーマンスにより、5位でチェッカーを受けた。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「厳しい暑さの中、波乱の展開となった今日のレースで、アウディは素晴らしい結果を残しました。カスタマーチームのEnvision Virgin Racingが初優勝を飾り、ファクトリー チームも今季初の表彰台を獲得することができました。ルーカスのポールポジションが、わずかな違反によって剥奪されてしまったことは残念でした。ポールからスタートしていたら、彼は間違いなく優勝争いをしていたでしょう。今週末は、次戦のメキシコにつながる、数多くの収穫を得ることができました」と述べた。

    フォーミュラEの第4戦は、2月16日にメキシコシティで開催される。昨年のメキシコでは、アプトがフォーミュラEで初優勝を飾り、チームタイトル獲得する原動力となった。

    アウディ フォーミュラE サンティアゴE-Prix関連:【動画】 フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

  • 日産 | フォーミュラE 第3戦 サンティアゴePrix レースレポート

    日産 | フォーミュラE 第3戦 サンティアゴePrix レースレポート

    日産自動車は、1月26日(土)にチリのサンティアゴで開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の第3戦サンティアゴePrixに参戦した。

    今回のレースでは、セバスチャン ブエミが日産e.damsチームとして初のポールポジションを獲得した。ブエミはスタートからレースをリードしたが、残り15分の時点でブレーキがロックし、路面の悪さに影響を受けてマシンを壁にヒットさせ、リタイヤとななった。

    一方、オリバー ローランドは13番グリッドからスタートし、トップ10までポジションを上げた。レース後半まで激走を見せたが、最後は悪路面の影響を受けてマシンを壁にヒットさせ、リタイヤとなった。

    今回のサンティアゴePrixは22台が出走し、完走は14台のみと、これまでの3戦の中で最も過酷なレースとなった。

    「あと15分で、完ぺきなレースウィークを送れるはずでした。日産初のポールポジションを獲得し、レースの半分以上をリードしましたが、わずかなミスでレースを終えることになり、勝利することの難しさを学びました。しかし、私たちのパワートレインが素晴らしいパッケージであることは証明できましたし、今はもう次のレースに照準を合わせています」と日産のグローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル カルカモは語った。

    「レースの大半をリードできたのは素晴らしかったのですが、私たちが本当にリードしたかったのは最終ラップです。今日は不運でした。全てのチームスタッフが懸命に努力しており、私たちのパフォーマンスはすぐに結果につなげられるはずです。今シーズンは過去のシーズンに比べてレベルが高く、厳しい戦いになっていますが、私たちは挑戦し続けます。今日の結果をメキシコでの次戦につなげるよう最善を尽くします」と 日産e.damsチーム監督であるジャンポール ドリオは述べた。

    第4戦は2月16日にメキシコのメキシコシティで開催される。

    セバスチャン ブエミ
    「今日の結果をポジティブに受け止めたいと思っています。ポールポジションを獲得し、レースの大部分をリードしました。日産e.damsチームのマシンは、開幕戦時点と比較すると大きく改善されました。この週末から立ち直り、メキシコでさらに強くなることを目指します」

    オリバー ローランド
    「プラクティスではよい調子だったのですが、予選は完璧ではありませんでした。予選がうまく行けば、トップ6に入りスーパーポールにも進出できたでしょう。レースではポジションを上げたのですが、路面の悪さでマシンの制御を失い、壁にぶつかってしまいました。再舗装された路面がはがれ、今までに見たことのないような路面でした。悔しいですが、次のラウンドで雪辱を果たすチャンスが訪れることを楽しみにしています」

    関連:【動画】 フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

  • 【動画】 フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

    【動画】 フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prix 決勝ハイライト

    フォーミュラE 第3戦 サンティアコ E-Prixの決勝レースが1月26日(土)にチリの首都サインティアゴに位置するパルケオヒギンスサーキットで行われた。

    決勝レースは、最高気温が37℃にも達する炎天下で開催され、サム・バード(ヴァージン)が日産のセバスチャン ブエミのミスを誘い、マヒンドラに所属する元DTMチャンピオンのパスカル・ウェーレインの追撃を抑えて、このレースを制した。

    参戦2戦目となったパスカル・ウェーレインは初表彰台。3位にはアウディのダニエル・アプトが入った。

    日産e.damsのセバスチャン・ブエミは、ルーカス・ディ・グラッシの予選失格によってポールポジションからスタートした前述のクラッシュによってリタイア。オリバー・ローランドもリタイアでレースを終えた。

    ストフェル・バンドーン(HWA)、フェリペ・マッサ(ベンチュリー)もリタイア。今回のサンティアゴePrixは22台が出走し、完走は14台のみと、これまでの3戦の中で最も過酷なレースとなった。

  • フォーミュラE | サンティアゴE-Prix 結果:サム・バードが優勝

    フォーミュラE | サンティアゴE-Prix 結果:サム・バードが優勝

    フォーミュラE 第3戦 サンティアゴE-Prixの決勝レースが1月26日(土)に行われ、サム・バード(ヴァージン)が優勝を飾った。

    チリでフォーミュラE選手権が行われるのは2回目で、今年はチリの首都サンティアゴの185エーカーの広さの公園内につくられた全長2.4kmのパルケオヒギンスサーキットでレースが行われた。

    レースはスタート前から波乱。圧倒的な速さでポールポジションを獲得していたルーカス・ディ・グラッシ(アウディ)がアタック後のインラップでのブレーキ使用の違反によってタイム抹消となり、最後尾へと降格となった。

    この裁定により、セバスチャン・ブエミ(日産e.dams)がポールポジションを獲得。日産にとってはフォーミュラEでの初ポールポジションとなった。フロントローにはパスカル・ウェーレイン(マヒンドラ)が並ぶことになった。

    また、ストフェル・バンドーン(HWA)もスーパーポールセッションで規定時間以内にコースインできなかったことでタイム抹消となったが、ディ・グラッシのペナルティにより、予選順位通りの5番グリッドからのスタートとなった。

    気温37℃、路面温度45℃とフォーミュラE史上最も高温のコンディションのなかで45分+1周の決勝レースはスタート。

    オープニングラップではセバスチャン・ブエミがトップを維持。パスカル・ウェーレイン、サム・バード、ダニエル・アプトの順で1周目を終える。

    10周目にサム・バードがアタックモードを使用してパスカル・ウェーレインをオーバーテイクして2位に浮上する。

    13周目、マキシミリアン・ギュンター(ドラゴン)がコース上でストップ。残り26分でフルコースイエローとなる。また、ウォールに接触したフェリペ・マッサ(ベンチュリー)がピットに入りレースをリタイアする。

    残り22分でレースは再開。セバスチャン・ブエミがサム・バードを抑えてトップを維持する。ここでストフェル・バンドーンがウォールにクラッシュしてレースをリタイアする。

    残り15分の22周目。トップを維持してきたセバスチャン・ブエミがウォールにクラッシュ。ピットに戻ってレースをリタイアする。

    トップに立ったサム・バードは、パスカル・ウェーレインからのプレッシャーを受けながらもトップでチェッカー。今シーズン初勝利を挙げた。

    2位には参戦2戦目のパスカル・ウェーレイン、3位にはダニエル・アプトが表彰台を獲得した。

    2018/19 フォーミュラE 第3戦 サインティアゴE-Prix 決勝 順位・結果

    Pos # ドライバー チーム
    1 2 サム・バード エンビジョン・ヴァージン・レーシング
    2 94 パスカル・ウェーレイン マヒンドラ・レーシング
    3 66 ダニエル・アプト アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    4 48 エルアルド・モルタラ ベンチュリ・フォーミュラEチーム
    5 4 ロビン・フラインス エンビジョン・ヴァージン・レーシング
    6 20 ミッチ・エバンス パナソニック・ジャガー・レーシング
    7 27 アレクサンダー・シムズ BMW i アンドレッティ・モータースポーツ
    8 64 ジェローム・ダンブロシオ マヒンドラ・レーシング
    9 16 オリバー・ターベイ NIOフォーミュラEチーム
    10 7 ホセ・マリア・ロペス ジェオックス・ドラゴン
    11 3 ネルソン・ピケJr. パナソニック・ジャガー・レーシング
    12 11 ルーカス・ディ・グラッシ アウディスポーツ・アプト・シェフラー
    13 36 アンドレ・ロッテラー DSテチーター
    14 17 ゲイリー・パフェット HWAレースラボ
      22 オリバー・ローランド 日産 e.dams
      28 アントニオ・ダ・コスタ BMW i アンドレッティ・モータースポーツ
      25 ジャン・エリック・ベルニュ DSテチーター
      23 セバスチャン・ブエミ 日産 e.dams
      5 ストフェル・バンドーン HWAレースラボ
      6 マキシミリアン・ギュンター ジェオックス・ドラゴン
      19 フェリペ・マッサ ベンチュリ・フォーミュラEチーム
      8 トム・ディルマン NIOフォーミュラEチーム
  • ルーカス・ディ・グラッシ、レッドブルのフォーミュラE批判に反論

    ルーカス・ディ・グラッシ、レッドブルのフォーミュラE批判に反論

    アウディのフォーミュラEドライバーを務めるルーカス・ディ・グラッシは、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコのフォームミュラEへの強い批判に反論した。

    ヘルムート・マルコは“レース純粋主義者”であるうレッドブルがフォーミュラEに参戦することはないとし、フォーミュラEは「F3にバッテリーを積んだだけ」「ディーゼルスキャンダルから気をそらすための自動車業界のマーケティング的な言い訳にしか映らない」と痛烈に批判していた。

    現在、フォーミュラEにはアウディ、BMW、メルセデス、ポルシェ、日産といった大手自動車メーカーが次々と参入し、急速な成長を遂げている。

    アウディからフォーミュラEに参戦するルーカス・ディ・グラッシは、大手自動車メーカーの参入は電気自動車のレースシリーズが新しい技術の開発の場であることを正確に実証していると述べた。

    「アウディはF1よりおフォーミュラEの方が得られるものが多い」とルーカス・ディ・グラッシは Autosport にコメント。

    「実際、将来的にアウディのすべての車が電気自動車になるだろう。僕たちはどの要因が僕たちを制限しているのか、どれが最高のマテリアルなのか、エンジンをコントロールするソフトウェアを開発する方法を理解していく必要がある」

    「僕たちは将来使うことができる電気自動車のあらゆる開発を行っている。何円エンジンがどのような働きをするかはすでにわかっていることだ。興味深いことは、僕たちがどのように電気自動車を速く走らせて、より効率的で安価にする方法を発見することだ」

    「それが僕たちがここで行っていることだ。アウディだけではなく、全員がね。だから、これはF1よりもはるかに商業的な発展だ」

    また、2017年のフォーミュラEチャンピオンであるルーカス・ディ・グラッシは、ヘルムート・マルコがレッドブルを語った“レース純粋主義者”という表現にも噛みついた。

    「マルコ氏は彼が‟レース純粋主義者”だと言った。僕にとってそれは少し誤った議論だ。なぜなら、それは人々にとってそれが何を意味するかに大きく依存するからね」とルーカス・ディ・グラッシはコメント。

    「その考えは正確にどのようなことを言っているのか? 彼はクルマの代わりに馬でレースをする方を擁護するのだろうか?」

    「彼が本物のレース純粋主義者ならば、彼は競馬を擁護するべきだ。もしくは現在のF1のようにハイブリッドシステムを使わずに内燃エンジンだけでレースをするべきだ」

    「もしくは、現在のF1のようなパドルシフトのないマニュアルギアボックスを搭載したクルマでレースをするべきだね。議論の余地がある」

    「『見てみろ。私はフォーミュラEで競いたくはない。私はそれにはあまりに年をとりすぎているし、F1で内燃エンジンでレースをしたい』と言うのは彼の個人的な意見だ」

    「F1はまだモータースポーツの世界で最も重要なカテゴリーであり、誰もそれを否定することはできないあ。でも、マニュファクチャラーの未来は電気だ」

  • フェリペ・マッサ 「F1からフォーミュラEへの転向は簡単ではない」

    フェリペ・マッサ 「F1からフォーミュラEへの転向は簡単ではない」

    元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、フォーミュラEへの適応に苦戦していることを認める。

    2016年にF1を引退したフェリペ・マッサは、今季ベンチュリーからフォーミュラEに参戦。しかし、開幕戦を14位、そして、今週末に開催された第2戦では完走中最下位の18位とパフォーマンスを発揮できていない。

    特に第2戦マラケシュ E-Prixでは、何人かのドライバーがフェリペ・マッサの走りに不満を述べていた。

    フェリペ・マッサは、F1からフォーミュラEへの転向に予想以上に苦戦していることを認める。

    「簡単ではない。特にF1に慣れているときは、多くのことを変更する必要があるからね」とフェリペ・マッサは RaceFans にコメント。

    「何度かテストをしているし、フォーミュラEの手順について段階的に理解していきていると思う」

    「多くの分野で異なることがある。特にレースはそうだけど、予選も1周のためにより多くのパワーで走らなければならない。多くのことが異なっている。学ばなければならないことはたくさんあるけど、正しい方法でやれると思っている」

    フォーミュラEの第3戦は、1月26日にチリのサンティアゴで開催される。

  • 日産e.dams、高星明誠とマーデンボローがフォーミュラEテストを完了

    日産e.dams、高星明誠とマーデンボローがフォーミュラEテストを完了

    日産自動車は、日産e.damsチームのリザーブドライバー兼テストドライバーの高星明誠と、公式シミュレータードライバーのヤン・マーデンボローがフォーミュラE第2戦マラケシュePrixのルーキーテストに参加したことを発表した。

    1月13日(日)に行われたルーキーテストは、フォーミュラE未参戦のドライバーを対象としている。日産e.damsチームからは高星明誠とヤン・マーデンボローが参加し、“Gen2”と呼ばれる新しいフォーミュラEマシンをドライブした。

    元GTアカデミーの優勝者ヤン・マーデンボローは、セバスチャン・ブエミがドライブする23号車で1分17秒672というタイムを記録し、総合5番手となった。昨年もマラケシュで行われたルーキーテストに参加した高星明誠は、今回は22号車に乗り、マシン開発にとって重要なテストを行った。

    「私たちはマーデンボローと高星のパフォーマンスに大きな感銘を受けました。チリのサンティアゴで行われる次のレースに向けて、彼らの努力は私たちにとって大きなサポートになるでしょう。彼らは昨日の練習、予選、そしてレースを通じてブエミとオリバーが学んだ教訓を生かしました」と日産e.damsチームの監督であるジャンポール・ドリオは語った。

    昨年、高星明誠とヤン・マーデンボローはともにSUPER GTのGT500クラスに日産ドライバーとして参戦した。高星は2017年の全日本F3選手権チャンピオンで、マーデンボローは2011年に「バーチャルからリアルへ」をテーマにした日産のGTアカデミープログラムを卒業した後、プロドライバーとしてのキャリアをスタートさせた。今回のルーキーテストの前に、両ドライバーはフランスのル・マンにある日産e.damsチームの本部で、シミュレーターを使った仮想テストを行った。

    「高星とマーデンボローは過去に他の多くのカテゴリーと日産車で活躍していましたので、私たちは彼らが良いパフォーマンスを見せることを確信していました。今回のテストはタイムではなく、新しいマシンの継続的な開発とサンティアゴのレースのために、できる限りの準備をすることが求められていました。彼らは日産e.damsチームがテスト兼リザーブドライバー、そしてシミュレータードライバーに2人を選んだ理由をしっかりと示してくれました」と日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル・カルカモは語った。

    全13戦で争われるフォーミュラE選手権の次戦は、1月26日に南アメリカのチリで開催されるサンティアゴe-Prixとなる。

    ヤン・マーデンボロー
    「日産e.damsチームのフォーミュラEマシンのドライブを本当に楽しみました。午後になって周回を重ねるにつれ、クルマの限界が分かり、自信をもって走行することができました。もっと良いタイムを出せたとは思いますが、次戦が行われるチリへマシンをダメージのない状態で運ぶことを意識しました。マシンに乗ったのは初めてですが、とても満足しています」

    高星明誠
    「昨年のルーキーテストで“Gen1”マシンをドライブしたマラケシュのサーキットで、新しい“Gen2”マシンをドライブするのは大変興味深く、素晴らしい経験でした。“Gen2”は“Gen1”よりはるかに速く、ブレーキやタイヤなど、多くの部分で性能が向上しています。今後、日産e.damsのためにテストすることに楽しみにしています」

  • フォーミュラE | 日産e.dams、セバスチャン・ブエミが8位入賞

    フォーミュラE | 日産e.dams、セバスチャン・ブエミが8位入賞

    日産自動車は、日産e.damsチームがモロッコで開催された「ABB FIAフォーミュラE選手権」の第2戦に挑み、不運に見舞われながらも力強いレース展開を見せ、セバスチャン・ブエミが8位に入賞したことを発表した。

    今回の予選で第2グループの最速タイムを記録したブエミは予選総合で2位となり、スーパーポールシュートアウトに進んだ。ブエミはここで4番手となるタイムを記録し、開幕戦から2戦連続でスターティンググリッドの2列目からスタートした。

    素晴らしいスタートを決めたブエミは1コーナーにさしかかるまでに3位に上がったが、トラック上のアクシデントを避けるためにコース外に出ることを余儀なくされ、13位まで大きく順位を後退させた。しかし、ブエミは徐々に順位を挽回し、8位でゴールした。また、レース全体で2番目に速いラップタイムも記録した。

    オリバー・ローランドは、午前中に行われた2回の練習セッションで4番手と6番手という素晴らしいタイムを記録したが、予選で小さなトラブルとミスがあったため、12位のグリッドからスタートした。ローランドのマシンはレースで練習セッションでのペースを再現することができず、最終的に15位でゴールした。

    「午前中の練習セッションや予選での素晴らしい調子から期待した結果とはなりませんでした。まず、最初のコーナーで不運があり、ブエミはアクシデントを避けるためにベストを尽くしましたが、ポジションを後退させてしまいました。しかし、ブエミはポジションを挽回し、ポイントを獲るために素晴らしい仕事をしてくれましたし、私たちが確かな競争力を持っていることを証明してくれました。フォーミュラEはセッションの合間が短く、レースの長さも45分しかないので、レース展開を予測することが非常に難しく、1周目の小さなトラブルがレースの結果を左右することもあるのです」と日産グローバルモータースポーツダイレクターのマイケル カルカモは語った。

    また、1月13日(日)のフォーミュラEルーキーテストでは、日産e.damsチームのリザーブドライバー兼テストドライバーの高星明誠と、公式シミュレータードライバーのヤン マーデンボローがマシンをドライブする。

    「明日のルーキーテストで、高星明誠とマーデンボローの走りを見るのが待ちきれません。 彼らは今週のシミュレーターテストに参加していて、本物のレーストラックを走ることを楽しみにしています。私たちはサンティアゴで開催される次戦での良い結果を目指します。ライバルと比較して私達の性能を分析し、改善できる分野を探します」 と日産e.damsチーム監督のジャンポール ドリオは語った。

    第3戦は2週間後に、チリのサンティアゴにあるパルケ・オ・イギンスサーキットで開催される。

    セバスチャン・ブエミ
    「今日は非常に悔しいです。レースに対して自信を持っていましたが、残念なことに、最初のコーナーで2台のマシンが接触し、それらを避けるために私は順位を大きく落としました。できるだけ限り挽回して、最終的には8位でフィニッシュしましたが、トラブルがなかったら今日はもっと上位に行けたはずです。これまで2戦を戦い、6位と8位でフィニッシュしました。今日は表彰台に上がれるだけのペースで走行できたと思っていますし、サンティアゴでの次戦に向けてポジティブに考えていきたいと思います」

    オリバー・ローランド
    「2回の練習セッションで4番手と6番手になり、私にとって今日はいい流れで始まりました。しかし、予選では小さなトラブルを抱え、ミスも犯した結果、12位からのスタートとなりました。良いスタートを切ることができ、懸命に戦いましたが、残念ながらペースに乗れませんでした。これからデータを見て、その原因を調べる必要があります。素晴らしい経験になりましたが、開幕戦で学んだことを実践できず、少しフラストレーションも感じました。今週は十分な時間をかけてサンティアゴにおける次戦の準備をシミュレーターで行います。次戦でマシンをドライブするのを今から楽しみにしています」

    関連:【動画】 フォーミュラE 第2戦 マラケシュE-Prix 決勝ハイライト

  • フォーミュラE | アウディ e-tron FE05が第2戦でダブル表彰台を獲得

    フォーミュラE | アウディ e-tron FE05が第2戦でダブル表彰台を獲得

    電気自動車のレースシリーズ、FIAフォーミュラE選手権の第2戦がモロッコのマラケシュで開催された。このレースでは、アウディカスタマーチームのEnvision Virgin Racing(エンヴィジョン ヴァージン レーシング)が2位と3位でチェッカーを受け、アウディは新世代のフォーミュラEレースカーで初めてダブル表彰台を獲得したメーカーとなった。

    さらに、Team Audi Sport ABT Schaeffler(チーム アウディ スポーツ アプト シェフラー)の2台もポイント圏内でフィニッシュし、参戦した4台全てのAudi e-tron FE05がポイントを獲得した。2位、3位、7位、10位という結果に加えて、Audi e-tron FE05はファステストラップも記録した。

    昨年12月にサウジアラビアで開催された開幕戦では厳しい戦いを強いられたものの、アウディと技術パートナーであるシェフラーによって共同開発されたモータージェネレーターユニット(MGU)を搭載したニューマシン、Audi e-tron FE05は、北アフリカのモロッコで力強い走りを見せました。決勝レースは、最後の瞬間まで接近戦となった。レース後半でセーフティカーが導入されたため、最後の1周で激しいバトルが繰り広げられ、ジェローム・ダンブロシオ(マヒンドラ・レーシング)が勝利を収めた。テールトゥノーズの戦いとなったこのレースのトップから7位までのタイム差はわずか1.633秒で、何台かのマシンは横並びの状態でフィニッシュラインを通過した。

    アウディ モータースポーツ代表のディーター・ガスは「第2戦でも非常にスリリングなレースが展開され、アウディは素晴らしい結果を残しました。カスタマーチームEnvision Virgin Racingのロビン・フラインスとサム・バードが2位と3位でフィニッシュしました。ファクトリーマシンのステアリングを握るルーカス(ディ・グラッシ)とダニエル(アプト)は、素晴らしいスタートを切ったのですが、レース後半で苦戦してしまいました。なぜ彼らのペースが落ちてしまったのかを解明する必要があります」と述べた。

    予選では完璧なパフォーマンスを見せることができなかったディ・グラッシとアプトは、センセーショナルなスタートを切った。ディ・グラッシは1周目にポジションを5つ上げ、アプトは7つもポジションを上げた。11番手および16番手からスタートしたディ・グラッシとアプトは、わずか数周を走行しただけで、トップとのタイム差を一気に縮めた。波乱の展開となったこのレースで、ディ・グラッシとアプトはそれぞれ7位と10位でフィニッシュした。

    ルーカス・ディ・グラッシは「クレイジーなレースでした。ポジションを挽回した後、トップのマシンを射程圏内に捉えたのですが、セーフティカーが導入されたために戦略が狂ってしまいました。しかし、7位とファステストラップを記録することができたので、手ごたえを感じています」とコメント。

    ダニエル・アプトは「素晴らしいスタートを切ることができました。その後は、すべてが良い感触でした。7番手までポジションを上げて、上位グループに迫りました。しかし、初めてアタックモードを有効にした後に、突然機能を使用できなくなってしまいました。この原因を解明する必要があります」と語った。

    Team Audi Sport ABT Schaeffler代表のアラン・マクニッシュは「ルーカスは、レース全体を通して表彰台争いをしていました。しかし、非常に悪いタイミングでセーフティカーが入ってしまいました。どのドライバーも新しいアタックモードを使って賭けに出ていましたが、私たちの場合はそれが裏目に出てしまいました。ダニエルは、レース序盤に一気にポジションを挽回しました。しかし、彼もまた、少し不運なタイミングでセーフティカーが入ってしまいました。私たちにとって最も重要なことは、Audi e-tron FE05がハイペースで走れるということです。2台のアウディが表彰台を獲得したことは嬉しいことですが、次戦のサンティアゴでは、私たちのファクトリーチームが素晴らしい結果を残せるようにしたいと思っています」との述べた。

    フォーミュラEの第3戦は、1月26日にチリのサンティアゴで開催される。

    関連:【動画】 フォーミュラE 第2戦 マラケシュE-Prix 決勝ハイライト