タグ: フォーミュラ1

  • 2018年のF1世界選手権クイズ・・・正解は1年後 / 答え合わせ

    2018年のF1世界選手権クイズ・・・正解は1年後 / 答え合わせ

    2018年のF1世界選手権のトピックスをクイズの答え合わせという形で振り返る。

    2018年の元日、当サイトでは2018年のF1世界選手権に起こるであろう出来事をクイズ形式でピックアップ。1年が終了し、2018年シーズンがどのような展開になったのかを答え合わせをしながら振り返ってみる。

    (1)ウィリアムズのシートを獲得するのは誰か?
    フェリペ・マッサが引退し、唯一空席が残っているウィリアムズのシート。“17億円のロシアマネー”を持ち込むセルゲイ・シロトキンがF1デビューを果たすのか? もしくは“開幕7戦で8億円”というオファーを提示したロバート・クビサが電撃復帰を果たすのか? 答えは1月に下されるはずだ。

    1月16日、ウィリアムズはセルゲイ・シロトキンの起用を発表。ロバート・クビサはリザーブドライバーに就任した。しかし、最終戦アブダビGPで2019年にセルゲイ・シロトキンに代わり、ロバート・クビサが8年ぶりに復帰することが決定した。

    (2)マクラーレンは輝きを取り戻せるのか?
    ホンダとのパートナーシップを解消して、ルノーのカスタマーエンジンを搭載することになったマクラーレン。シャシー性能には自信をみせていたマクラーレンが、レッドブルと同じエンジンを搭載することで表彰台、そして、優勝争いに返り咲くことができるだろうか? プレシーズンテストでマクラーレンがどのようなタイムを記録し、首脳陣がどのような発言をするのかが楽しみだ。

    マクラーレンはプレシーズンテストから信頼性トラブルが多発。開幕戦こそ、フェルナンド・アロンソが5位入賞を果たして「僕たちは戦える!」と無線で叫んだが、徐々に後退。結果として、ホンダのエンジンではなく、マクラーレンのシャシーに問題があったことをチームも認めることとなった。

    (3)ホンダを搭載したトロ・ロッソの競争力は?
    2017年シーズン後半は定期的にQ3進出とポイントを争えるポジションまで競争力を改善させたホンダ。マクラーレンが低迷したのは本当にホンダだけの責任だったのか? 二人のルーキーを起用する中堅チームのトロ・ロッソがどのような戦いをみせるかでその答えが見えてくるだろう。レッドブルの“Bチーム”とフェラーリの“Bチーム”であるハース、ザウバーとのバトルは成り立つのか?

    ホンダは、トロロッソとのパートナーシップで信頼性とパフォーマンスの向上を示し、第2戦バーレーンGPではピエール・ガスリーが2015年にホンダがF1復帰してからの4位入賞を達成。“スペック3”エンジンを実戦投入した日本GPでは2台揃ってQ3に進出する速さをみせた。しかし、ハースが5位、ザウバーが8位だったのに対し、トロロッソ・ホンダは9位と成績を残すことはできなかった。

    (4)レッドブルは2019年にどのメーカーのエンジンを搭載するのか?
    ルノーは2018年末の契約終了をもってレッドブル・レーシングへのエンジン供給を終了するとされている。それは現実のものとなるのか? ルノーとレッドブルのメディアを通した攻撃合戦は? ホンダがトロ・ロッソで競争力を見せた場合、レッドブルはホンダを選択するのだろうか? 夏休み前から様々な噂が浮上することになるだろう。

    6月19日、レッドブル・レーシングはルノーとの12年間のパートナーシップを終了し、2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載することを発表。2019年にホンダは、レッドブルとトロロッソの2チームにワークスエンジンを供給することになった。

    (5)ダニエル・リカルドは2019年にどのチームを選ぶのか?
    2018年でレッドブルとの契約が終了するダニエル・リカルドは、次の契約がワールドチャンピオン獲得という目標を達成する上で重要な決断となる。レッドブルが搭載するエンジン、そして、シーズン序盤から競争力をみせるかが重要なポイントとなるだろう。

    8月3日、ダニエル・リカルドは、10年間過ごしたレッドブルを離れ、2019年からルノーに移籍することを発表。世界中のF1ファンを驚かせた。

    (6)キミ・ライコネンは2019年もF1シートを確保できるのか?
    しばらく勝利から遠ざかっているキミ・ライコネン。1年毎の契約更新となっているキミ・ライコネンは2019年もシートを確保できるのか? ダニエル・リカルドやシャルル・ルクレールといった候補者がすでに挙げられており、シーズン序盤の成績によっては早くから“キミ・ライコネン引退”の噂が流れるかもしれない。

    9月11日、フェラーリは2019年のドライバーとしてキミ・ライコネンに代えてシャルル・ルクレールを起用することを発表。キミ・ライコネンは、2001年にF1デビューを果たしたザウバーと2年契約を結んで現役を続行することが決定した。

    (7)ルイス・ハミルトンはメルセデスとの契約を何年延長するのか?
    ルイス・ハミルトンが2018年末にメルセデスとの契約を延長するのは確実かもしれないが、それが何年契約になるかが注目のポイント。メルセデスでミハエル・シューマッハのワールドチャンピオン記録を目指すのか? はたまた赤いレーシングスーツに袖を通す日が来るのか? 引退報道はなされるのか?

    7月20日、メルセデスはルイス・ハミルトンと2020年まで契約を2年間延長することを発表。年俸は推定5200万ポンド(約58億円)と報じられている。ルイス・ハミルトンは自身5度目のF1ワールドチャンピオンを獲得。今後2年で連覇を果たせば、ミハエル・シューマッハの記録に並ぶことになる。

    (8)3基のパワーユニットの制限内でシーズンを終えられるチームは?
    2018年からはドライバーが年間に使用できるエンジンは3基までとなり、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアは年間2基に減少する。今季はICEだけで19基を投入したホンダやホンダは信頼性を確保できるのか?

    ルイス・ハミルトン(メルセデス)、フェラーリ、フォースインディア、ウィリアムズ、シャルル・ルクレール(ザウバー)が制限内でシーズンを終了。ホンダは技術トラブルが理由の変更は少なかったものの、2019年に向けて最新スペックを続々と投入したことで最多のパワーユニットコンポーネントを投入した。

    (9)F1史上初の3連戦 「物流面のチャレンジ」という言葉は何度発せられるか?
    2018年はF1史上初となる3連戦がシーズン中盤にヨーロッパで行われる。6月末から7月末まで6週間で5戦という過密スケジュールに対してリバティメディアへの不満の声はどれくらい挙がるだろう?

    3連戦中に不満を述べるチームはほぼなかったが、オーストラリアGPが開催されたレッドブル・リンクでは、各チームは通常のモーターホームではなく、仮設のモーターホームを使用。今季の3連戦はサッカーのワールドカップ開催が原因であり、2019年からは3連戦は回避される。

    (10)フェルナンド・アロンソのル・マン24時レース参戦は実現するのか?
    1月にデイトナ24時間レースへの参戦が決定しているフェルナンド・アロンソ。トヨタからのル・マン24時間レース参戦は実現するのか? モナコGPに次ぐ“2冠”は達成できるのか?

    1月30日、トヨタはフェルナンド・アロンソを8号差のドライバーに起用することを発表。そして、6月のル・マン24時間レースでは見事優勝し、“2冠”を達成。今シーズン限りでF1キャリアにピリオドを打ったアロンソは、2019年にマクラーレンからインディ500に再挑戦し、“3冠”達成を目指す。

    (11)アルファロメオはザウバーに違いをもたらすか?
    フェラーリとの提携を強化し、アルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるザウバーは最下位を脱却できるのか? 期待のルーキーであるシャルル・ルクレールの実力、マーカス・エリクソンの2015年のF1イタリアGP以来となるポイントを獲得することができるのか?

    今年、ザウバーはコンストラクターズ選手戦を8位で終了。最も改善を果たしたチームのひとつとなった。シャルル・ルクレールは第4戦アゼルバイジャンGPで6位入賞を果たすと、最終3戦では連続で7位入賞を果たすなどのパフォーマンスを見せ、2019年にフェラーリ移籍が決定。マーカス・エリクソンも第2戦バーレーンを含め、6戦で入賞を果たした。

    (12)2021年のF1エンジン案は? フェラーリはF1から撤退するのか?
    既存メーカーから猛反発を受けている2021年のF1エンジン案。リバティメディアとエンジンメーカーの対立関係はどう発展していくのか? フェラーリはF1撤退の脅迫を続けるのか? アストンマーティンとのエンジンパートナー契約が噂されるレッドブルの立ち位置は? この問題もシーズンを通して再び論争になることだろう。

    既存のF1エンジンメーカーは、2021年まで現行のパワーユニットの開発を続けながら、新しいテクノロジーに莫大な投資をすることに反対。F1はその要求を飲み、燃料規制や最大回転数など現行エンジンにわずかな変更を加えるだけに留めることになった。それはアストンマーティンやコスワース、ポルシェといったF1参入を思いとどまらせることになった。

    (13)メルセデスの支配は続くのか? 中団の勢力図はどう変わる?
    2014年のV6ターボハイブリッドが導入されて以来、メルセデスが支配しているF1。今年はフェラーリが脅威をもたらしたが、後半戦は自滅。2018年はフェラーリとレッドブルがどこまでメルセデスを苦しめるのか? 2年連続で“ベスト・オブ・ザ・レスト”となったフォース・インディアを脅かすチームは? ウィリアムズ、ルノーは反撃できるのか? マクラーレンの実力は?

    結果的に今年も前半戦はフェラーリがメルセデスを上回る速さを見せるも、後半戦は失速。蓋を開ければメルセデスがダブルタイトルを5連覇。フォースインディアは開幕前から財政難が報じられ、夏休み後にチームのオーナーシップが変わって0ポイントから再出発。中団のトップとなる“ベスト・オブ・ザ・レスト”の座にはルノーがつけた。

  • マクラーレン 「5年計画でF1ワールドチャンピオンへの挑戦を開始する」

    マクラーレン 「5年計画でF1ワールドチャンピオンへの挑戦を開始する」

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、チームはF1ワールドチャンピオンを獲得するための5年計画を開始したばかりであり、2019年について特定の目標を定めてはいないと語る。

    マクラーレンは、2018年のF1世界選手権をコンストラクターズ6位で終えたが、ホンダからルノーにF1パワーユニット変更した当初に期待していた大きな進歩は達成できなかった。

    シーズン途中にはレーシングディレクターを務めてきたエリック・ブーリエがチームを去り、ジル・ド・デ・フェランがスポーティングディレクターとして加入。2019年にはトロロッソからジェームス・キーが加入するなど、チームはF1活動のオペレーション全体の再構築を開始している。

    マクラーレンは、2012年のブラジルGPを最後に勝利から遠ざかっており、表彰台に関しても2014年の開幕戦から到達できていない。

    今シーズン限りでフェルナンド・アロンソがF1活動にピリオドを打ち、ストフェル・バンドーンもチームを離れる。2019年からはカルロス・サインツとルーキーのランド・ノリスがチームの再建を担っていくことになる。

    以前から再建への道のりはまだかなり先が長いと認めていたザク・ブラウンだが、新たにF1でチャンピオンシップに返り咲くまでのタイムラインを設定した。

    マクラーレンはいつグリッドの先頭に戻れることを期待しているかと質問されたザク・ブラウンは「ちょうど5年計画をプレゼンしたばかりだ」とコメント。

    「その計画のなかで我々は再びレースに勝てるようにならなければならない。そして、一旦レースに勝てるようになれば、チャンピオンシップを争うことになる」

    「以前に議論していたスポーツの変更をリバティメディアが実施することが重要だと思う。現状のF1の状況では2~3チーム以上がチャンピオンシップを争うのは難しいからね。我々にはコントロールできないこともあると思っているが、複数のチームがレースの優勝やチャンピオンシップを争うために必要な変更に影響を与えることができることを願っている」

    「我々は、そのスケジュール感でグリッドの上位に返り咲くために挽回するための旅、投資、道のりを進んでいく」

    今シーズンの開幕前、マクラーレンはシーズン中に表彰台にチャレンジする可能性を公言していた。しかし、201年に関しては同じことをしたくないとザク・ブラウンは語る。

    「予測からは距離を置きたいと考えている。ここ数年のあまり印象が良くなかったのはわかっているし、再びそのような間違いは犯したくない」

    「我々の予想は引き続き前進を続けていくということだ。今年はかなり良いスタートだった。以前は数100だったグリッドペナルティが、2018年は15になっている。思ったほどではなかったが、確かな一歩であることは間違いない」

    「2019年もその道のりを進み続けるというのが我々の予想だ。だが、コンストラクターズ選手権でどこになるかということについては口にしたくない。自分の希望はわかっている。だが、実際に走り始めるまではわからないことだ」

    ホンダとのパートナーシップを解消するという決断に後悔はないかと質問されたザク・ブラウンは、マクラーレンの長期的な将来のために正しい判断だったという考えに変わりはないと述べた。

    「我々はルノーに非常に満足している。今年のチャレンジはパワーユニットに関連したものではなく、我々の問題だった。パワーユニットが今年の我々のチャレンジだったとは思っていない」とザク・ブラウンはコメント。

    「もちろん、ホンダは発展し続けているし、素晴らしい仕事をしている。そこは我々を驚かせてはいない。私は彼らがまだF1にいることを嬉しく思っている。彼らは社内でそれらを議論していたと思っているからね」

    「ルノーは、4~5回表彰台を獲得し、いくつかのレースに勝ってシーズンを終えたと思うし、我々は長期的な将来のために正しい決断ができたと確信している。コース上で優れたレースカーを並べられるかが我々のチャレンジだ」

    McLaren Formula1 Team

  • レッドブル、ホンダとのF1活動に成功が見えなければWECに転向の可能性

    レッドブル、ホンダとのF1活動に成功が見えなければWECに転向の可能性

    レッドブルは、2020年までにホンダとF1での成功した未来を見い出すことができなければ、F1から撤退し、アストンマーティンとともにハイパーカーのヴァルキリーでル・マン24時間レースでの成功を目指すことになるかもしれない。

    エナジードリンク会社のレッドブルは、2005年にジャガーのワークスエントリーを引き継いでF1に参入。2010年から2013年まで圧倒的な強さでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇した。

    しかし、F1がV6ターボハイブリッド時代に突入して以降、散在的なレースウイナーに甘んじることになった。

    レッドブル・レーシングは、再びF1でタイトルを争うために12年間に及んだルノーとのカスタマーエンジン契約を終了し、2019年からホンダの事実上のワークスチームとしての活動を開始する。

    現在のコンコルド協定は2020年末で期限を迎えることになり、F1の新オーナーであるリバティメデャは、商業面とレギュレーション面で改革を目指しているものの、大きな進展は果たせていない。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、レッドブル・レーシングは再びカスタマーチームになることに興味はないとし、計画されているレギュレーション変更がレッドブルにとっての身代金になるわけではないと明言した。

    「我々は2020年まで合意している」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「エンジンレギュレーションやコンコルド協定がない限り、レッドブルもホンダも決断を下すことができない」

    「だが、我々が過去のように再びカスタマーになるつもりがないのは確かだ。その際、我々は他にはぐらかされ、声明と約束が守られることはなかった」

    レッドブルのホンダとの契約は2019年と2020年の2年契約となっている。それ以降、レッドブルにいとって継続するための好ましい状況がない場合、レッドブルの選択肢は限られているようだ。

    「止めることも選択肢だ。もしくは他のこと、他のレースシリーズをやる可能性もある」とヘルムート・マルコはコメント。

    「ハイパーカー規則が導入されれば、ヴァルキリーでル・マンというのも選択肢になるだろう。我々はヴァルキリーを完成させた。それはセンセーショナルな成功だった」

    「クルマはすぐに全台数が完売した。それはレッドブル・テクノロジーズにとってもう一本の優れた柱だ」

    ハイパーカーであるヴァルキリーの開発においては、レッドブルの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューウェイが重要な役割を担っており、レッドブルはアストンマーティンを手助けした。サーキット仕様のヴァルキリーもすでに生産されている。

    FIA 世界耐久選手権(WEC)は、2020/2021年シーズンからLMP1クラスに代えてハイパーカーをベースとする新しいレギュレーションの策定に取り組んでいる。

    一方、F1の新オーナーであるリバティメディアが2021年に見据えているビジョンの根本的な部分のひとつはコスト削減であり、ヘルムート・マルコは、レッドブルのWECの最高峰クラスへの関心は、F1からの完全な撤退に完全に依存するわけではないと示唆する。

    「F1にコスト制限があったら、我々は人員を削減していただろう。我々は必ずしもそれを望んではいない」とヘルムート・マルコはコメント。

    「そうなった場合、我々は彼らをル・マンのようなプロジェクトに活用していく可能性がある。それでも、ヴァルキリーをベースとして手ごろなコストでWECを運営できそうだ」

    「レッドブルは24時間レースを戦ったことは一度もないが、我々はそれについて考えている。主な財政的な負担はアストンマーティン側にある。それも明らかだ。なぜなら、ル・マンではマニュファクチャラーが勝つからだ。だが、それは我々のコンセプトに合っているだろう」

  • メルセデス 「ミハエル・シューマッハはF1での成功の“生みの親”の一人」

    メルセデス 「ミハエル・シューマッハはF1での成功の“生みの親”の一人」

    メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、ミハエル・シューマッハは現在のメルセデスのF1の成功における“生みの親”の一人だと語る。

    7度のF1ワールドチャンピオンであるミハエル・シューマッハは、2010年にワークス参戦を開始したメルセデスのドライバーとしてF1に復帰。2012年にルイス・ハミルトンと交代するかたちで2度目のF1引退をした。

    メルセデスは、2010年にタイトルを獲得したブラウンGPを引き継いで誕生したが、ミハエル・シューマッハはメルセデスとの3年間で自身が保有するF1最多勝利記録である91勝に勝利を加えることができなかった。

    その後、メルセデスは2014年からドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のチャンピオンシップを5連覇。その間、ルイス・ハミルトンは4度のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    ルイス・ハミルトンは、2018年に11勝を挙げ、勝利数を73周まで伸ばし、ミハエル・シューマッハのF1最多勝利記録を射程圏内に入れている。

    メルセデスの成功は、2012年にミハエル・シューマッハが2度目の引退をした後に始まったが、トト・ヴォルフはメルセデスのワークスF1チームの創設の年月にシューマッハがいかに影響を与えたかについて語った。

    「ミハエルは、私個人の人生、そして、チームのなかに常に存在している」とトト・ヴォルフは Bild にコメント。

    「我々はいつも彼のことを考えている。私にとって、彼は史上最も優れたレースだ。そして、信じられないほどの人格者だ」

    「メルセデスの我々全員が、コンサルタント、そして、メンターだった彼がいないことを寂しく思っている。ミハエルはF1におけるメルセデスの近年の成功の生みの親の一人だ」

    「彼は2010年から2012年までこれらの構造を確立する助けとなった」

    ミハエル・シューマッハは、2013年12月にフランスでのスキー事故で頭部に重傷を負って以降、公の場に姿をみせていない。

  • ルイス・ハミルトン、F1ドライバーが選ぶ2018年最優秀ドライバーに選出

    ルイス・ハミルトン、F1ドライバーが選ぶ2018年最優秀ドライバーに選出

    ルイス・ハミルトンは、同僚のF1ドライバーが選ぶ2018年の“ドライバー・オブ・ザ・イヤー”に輝いた。

    F1公式サイトは、現役ドライバーたちに2018年に優れたパフォーマンスを示したドライバーのトップ10を選出してもらい、現在のF1ポイントシステムと同様に1位から10位まで25ポイントから1ポイントを与えてランキングを作成した。

    投票は無記名で行われ、ドライバーは自分自身にも投票することができるルール。2018年のF1世界選手権に参戦した20名のドライバーのうち、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタス(メルセデス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)を除く16名が投票に協力した。

    F1ドライバーからの投票によって1位を獲得したのは2018のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトン(メルセデス)。今年、11勝、11回のポールポジションを獲得する圧倒的な強さをみせたルイス・ハミルトンは、自身5回目のF1ワールドチャンピオンを獲得している。

    2位に選出されたのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペン。序盤は苦戦を強いられたものの、2勝を挙げ、シーズン後半は5連続表彰台を獲得するパフォーマンスをみせた。

    3位に選出されたのは、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ。今シーズン限りでF1キャリアに一旦ピリオドを打つフェルナンド・アロンソだが、予選でチームメイトのストフェル・バンドーンに一度も負けることなく、その実力を示した。

    4位にはランキング2位で終えたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、5位には来季からルノーに移籍するダニエル・リカルド(レッドブル)、6位にはザウバーで目覚ましいF1デビューを飾り、来季からフェラーリに移籍するシャルル・ルクレール、7位にはピエール・ガスリー(トロロッソ)、8位にはニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)、9位にはキミ・ライコネン(フェラーリ)、10位にはセルジオ・ペレス(フォースインディア)が続き、ドライバーズランキングとは一味違ったランキングとなった。

    F1ドライバーが選出した2018年トップ10ドライバー
    1位:ルイス・ハミルトン(メルセデス/1位)
    2位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル/4位)
    3位:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン/11位)
    4位:セバスチャン・ベッテル(フェラーリ/2位)
    5位:ダニエル・リカルド(レッドブル/6位)
    6位:シャルル・ルクレール(ザウバー/13位)
    7位:ピエール・ガスリー(トロロッソ/15位)
    8位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー/7位)
    9位:キミ・ライコネン(フェラーリ/3位)
    10位:セルジオ・ペレス(フォースインディア/8位)

    圏外
    バルテリ・ボッタス(メルセデス/5位)
    カルロス・サインツ(ルノー/10位)
    ロマン・グロージャン(ハース/14位)
    ケビン・マグヌッセン(ハース/9位)
    ストフェル・バンドーン(マクラーレン/16位)
    エステバン・オコン(フォースインディア/12位)
    ブレンドン・ハートレー(トロロッソ/19位)
    マーカス・エリクソン(ザウバー/17位)
    ランス・ストロール(ウィリアムズ/18位)
    セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ/20位)

  • 【動画】 F1公式サイト、ホンダF1の特集動画を公開

    【動画】 F1公式サイト、ホンダF1の特集動画を公開

    F1公式サイトが、ホンダF1の歴史を振り返る動画『Honda’s Greatest Hits in F1』を公開した。

    1964年にF1に初参戦したホンダは、1965年にF1初勝利。2度の撤退を経て、2015年に再びエンジンサプライヤーとしてF1に復帰。2019年からは3強チームであるレッドブル・レーシングにパワーユニット供給を開始。再びF1の頂点を目指す。

    1965年: HONDA RA272
    1964年にホンダはフルコンストラクターズとしてF1への参戦を開始。それから1年後の1965年の最終戦メキシコGP、リッチ・ギンサーがスタートからチェッカーフラッグまでトップを快走し、ホンダに史上初のF1優勝をもたらしました。

    1984年: WILLIAMS FW09
    1983年、15年の時を経て、F1の技術的な進化が再びホンダを呼び戻す。1984年を迎えると、徐々に結果が出始める。ダラスGPでは、ケケ・ロズベルグがホンダエンジンを搭載したウイリアムズのマシンで優勝。ホンダは久しぶりに表彰台の中央に戻ってきた。

    1986年: WILLAMS FW11
    V6ターボエンジン「RA166E」が徐々にコース上を席巻し始める。ウイリアムズ・ホンダFW11は1000馬力を超え、1986年シーズンで最もパワフルなマシンの一つとなった。ナイジェル・マンセルがわずか2ポイント差でドライバーズタイトルを逃したものの、ウイリアムズがコンストラクターズチャンピオンに。ここからホンダにとっての黄金時代が始まる。

    1988年: McLAREN MP4/4
    1988年シーズンは連勝に次ぐ連勝の年となった。数年にもわたる成功を収めてなお、ホンダのV6ターボエンジン「RA168E」を積んだマクラーレンのマシンは向かうところ敵なしだった。このマシンを駆って、稀代の名ドライバーであるアラン・プロストとアイルトン・セナは、実に16戦中15勝を挙げる快挙を成し遂げた。セナがドライバーズチャンピオンに輝き、ホンダは再び、コンストラクターズの頂点に立った。

    1991年: McLAREN MP4/6
    1989年シーズンから、レギュレーションによりターボエンジンが禁止されることに。競争相手がV8やV12に移行する中、ホンダはV10エンジンを選択。すぐにその選択が正解だったことが明らかにった。マクラーレン・ホンダがシーズンを席巻し、コンストラクターズチャンピオンに輝いただけでなく、プロストがドライバーズタイトルも獲得してみせた。

    2004年: BAR 006
    BARホンダとして4年目のシーズンとなったこの年、ホンダはコンストラクターズ・チャンピオンシップで2位となった。ジェンソン・バトンはシーズンを通して10度の表彰台に登壇し、ドライバーズランキングで3位につけた。

    2006年: HONDA RA106
    2005年、ホンダはBARを買収し、それまでの50年の間で初めて、F1専用のファクトリーを建設する。それは大きな決断だったが、このプロジェクトに関わった者すべてのあくなき努力は、ジェンソン・バトンがハンガリーGPでキャリア初勝利を飾ったときに労われることとなった。第一期・第二期よりも時間はかかったものの、開発が成果を上げていることは明らかだった。バトンの愛機として優勝を勝ち取ったRA106は、V8デザインの中でも最もパワフルなマシンの一つとして認知された。バトンが劇的なウエットレースを制したあとも、ホンダはレースに挑み続け、コンストラクターズチャンピオンシップでは4位となった。

    2019年: RED BULL RB15
    ホンダは、2019年からレッドブル・レーシングへのF1パワーユニット供給を開始。再びF1の頂点を目指す。

  • 2018年のF1世界選手権:全グランプリの観客動員数

    2018年のF1世界選手権:全グランプリの観客動員数

    F1は2018年のF1世界選手権の全21戦の観客動員数を発表。シーズン全体で400万人以上がF1を観戦するためにサーキットを訪れた。

    2018年は昨年より1戦増えて史上最多となる21戦が開催され、昨年から2万1905人(+7.83%)の増加となる409万3305名が21戦のうち少なくとも1つのセッションを観戦。週末で平均すると約20万人がサーキットを訪れたことになる。

    全グランプリの3分の1となる7戦で20万人以上の動員を記録。最多の動員を記録したのはF1イギリスGPの34万4000人。以下、メキシコ(33万4946人)、メキシコ(33万4946人)、アメリカ(26万3160人)、シンガポール(26万3000人)、ベルギー(25万人)、ハンガリー(20万人)と続いている。

    レース週末ごとの平均動員数は2017年と比較して2.7%上昇。日本GPを含め、4つのグランプリが10%以上の伸び率を記録した。アゼルバイジャン(+31.6%)、オーストリア(+27.6%)、日本(+20.4%)、カナダ(+11.4%)

    決勝日には170万2959人が現地でレースを観戦。平均で8万1093人がサーキットでレースを観戦している。決勝日でもトップはF1イギリスGPで14万500人を記録。ルイス・ハミルトンが5回目のワールドチャンピオンを獲得したメキシコGPでは13万5407人がその現場を目撃した。また、アゼルバイジャン(+29.1%)、オーストリア(+25.2%)、バーレーン(+22.1%)、カナダ(+21.4%)、日本(+19.1%)、ハンガリー(+10.1%))が動員を伸ばしている。

    2018年はフランスとドイツがカレンダーに追加され、ポール・リカールは15万人、ホッケンハイムは16万5000人を動員。前年に11万604人を動員していたマレーシアGPがなくなった穴を埋め合わせた。

    F1のコマーシャルマネージングディレクターを務めるショーン・ブラッチズは「各グランプリには20万人近くの観客が集まり、シーズン中の日曜日のレースには8万人以上がグランドスタンドが詰めていた。これらの大きな数字は他のメジャースポーツイベントと比較しても有利であることを示しており、したがって、成長の傾向が確認された」とコメント。

    「特にシーズンを通して行われた観客満足度の研究と結果には満足している。それらはファンを巻き込むための我々の努力がうまくいっていることを証明するものだからね。グランプリの週末のすべてのショー(F11レース、すべてのサポートシリーズとトラックのまわりの活動)がファンのために素晴らしいエクスペリエンスを構成していることが、出席と研究データによって確認されている」

    「我々は、F1がまだ十分に活用されていない大きな可能性を秘めていると強く信じており、今後ファンエクスペリエンスを改善することに全力で取り組んでいる」

    毎週日曜日の決勝日の81,093人の観客は、2017/18シーズンのブンデスリーガ(1試合平均44,657人)とチャンピオンズリーグ(平均46,630)を観戦した人々のほぼ2倍の数値となる。

    また、2017/18年の平均試合観戦者数67,405人を記録したNFLや今年最も重要なスポーツイベントであるロシアのサッカーワールドカップ(試合平均47,371)と比較しても平均参加者数ではF1が上回る。ワールドカップのピークは、決勝の78,011人だった。

    F1は、Netfluentialと共同で2018年にはグランプリに参加した5万人を超える観客への調査を実施。100人以上に綿密なインタビューを行い、アプリを通して300人以上がコメントが送信した。グランプリに参加した観客の満足度レベルを調べるために、F1の研究部が大量のデータを徹底的に分析した。

    調査が行われた16戦のうち15戦で、70%の観客が経験を「とても楽しい」と判断し、最高はイギリスGPで90%、次いでオーストリアで85%だった。これら2つのレースは、ベルギー、ハンガリー、イタリアのレースと合わせて、昨年と比較して4~14%の間で上昇し、顧客満足度が最も急上昇した。

    調査によると、平均65%の観客(2017年と比較して+3%)が、レース週末に提供された経験が「お金の価値に対して非常に良い、もしくはかなり良い」と感じている。レッドブル・リンクでのレースは、金額に見合う価値では前年比で最大の25%の増加を示した。一方、モンツァは+11%と大幅な上昇を示し、スパ・フランコルシャンも+8%の上昇を記録した。

  • デンマーク、F1グランプリ開催を諦めず

    デンマーク、F1グランプリ開催を諦めず

    デンマークは、同国でF1グランプリを開催することを諦めていはない。

    現在、F1グリッドにはデンマーク出身のケビン・マグヌッセンがハースF1チームから参戦しており、近年、デンマークの首都コペンハーゲンでF1を開催する計画があり、F1オーナーのリバティメディアもその動きを歓迎していた。

    デンマークのF1プロジェクトの調査と研究には数百ドルが費やされ、元科学大臣のヘルゲ・サンダーが主導。同国の産業大臣であるブライアン・ミケルセンは“ますます現実的になっている”と述べ、かつてロータスF1チームを後援していたサクソ銀国の創設者ラース・セイヤー・クリステンセンも支持していた。

    しかし、今年9月にコペンハーゲンのフランク・イェンセン市長はF1を開催するのは“リスクが高すぎる”として公的資金による補助を行わない方針を表明。F1デンマークGPの計画は暗礁に乗り上げた。

    また、11月19日にはコペンハーゲンでのF1開催を準備するために設立された会社が解散したことも明らかとなり、デンマークでのF1開催計画は事実上白紙に戻っていた。

    しかし、これまでコペンハーゲンのF1プロジェクトを率いていた元科学大臣のヘルゲ・サンダーは、まだデンマークへのF1誘致を諦めてはいないと語る。

    「F1についてのポジティブなムードには、当然ながら、他の自治体も反応を示している」とヘルゲ・サンダーは Ekstra Bladet にコメント。

    「もし、デンマークの他の場所で十分に興味深いプロジェクトがあるならば、もちろん、実現性、政治面、おそび財政的な条件などのすべてが揃っているかどうかを調査するべきだ」

    「市長からの発表にはショックを受けたと言わざるを得ない。だが、我々はコペンハーゲンにF1レースを誘致することが可能ではなかったなかったことを受け入れなければならない。だが、市長の発表以来、ほぼ毎日ポジティブなメッセージを受け取っている」

    「F1カレンダーを見れば、グランプリがその国の首都で開催されることが決して前提条件というわけではない」

  • ロンドン市長、市街地でのF1レース開催に前向き

    ロンドン市長、市街地でのF1レース開催に前向き

    F1はロンドンGPの開催を目指しており、ロンドン市長も市街地でのグランプリ開催は“可能であるはず”だと語っている。

    F1ロンドンGPの開催は過去数年間、単なる夢のようなものとして語られてきたが、F1のオーナーであるリバティメディアは実現への道を探求し続けている。

    現在、イギリスGPの将来には暗雲が垂れ込めている。シルバーストンは、以前のオーナーとの間で締結したF1開催契約の解除条項を行使。現在の契約下では2019年が最後のレースとなっている。

    シルバーストンの解除条項の行使は、より有利な条件で契約を結び直すための駆け引きだと考えられてるが、新しい契約交渉は進展していない。

    しかし、F1は英国でのグランプリ開催を維持したいと考えている、状況が発展しなければ、ロンドンでのレース開催が新たな選択sとして検討されていることが明らかになった。

    ロンドンGPの開催には物流面で多くの課題があるが、市長のサディク・カーンは実現可能だと考えていると語る。

    ロンドン市長の広報担当は「ロンドンは、2020年のUEFA Euro決勝やNFL、クリケットワールドカップ、メジャーリーグベースボールなど、常に世界で最大かつ最高のスポーツイベントを開催することにオープンです」とコメント。

    「市長は、将来ロンドンでレースを開催することは可能であるはずだと信じており、彼のチームにF1との選択肢を模索するよう依頼しています」

    今年7月、F1はロンドン市内でF1史上最大規模のファンイベント『F1 LIVE LONDON』を開催。全チームとルイス・ハミルトンを除く全ドライバーが参加し、市街地でF1マシンによるデモンストレーション走行を実施。イベントには10万人以上のファンが集まり、大成功を収めた。

    しかし、本格的なレース開催については、同国の統治機関であるMotorsport UKの会長デビッド・リチャーズが“不適切”だとの烙印を押していた。

    フォーミュラEは、ロンドンで2年間レースを開催していたが、バッターシー・パーク内に建てられたサーキットのみが使用されていた。

    F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、ロンドンの新聞 Evening Standard のインタビューで、ロンドン郊外でのレースがベストな選択肢だと語っている。

    「F1は最低一週間を要するアクティビティであり、ロングンの中心部で混乱が生じることは容認されないと思っている」とロス・ブラウンはコメント。

    「私はロンドン市民は、ロンドンの中心部が1週間にわたって乗っ取られることについてあまり心配する必要はないと思う。だが、周辺での調査も行われている。ロンドンのど真ん中というわけではないが、グレーター・ロンドンだ」

    今週、シルバーストンの統治機関であるBRDC(ブリティッシュ・レーシングドライバーズ・クラブ)はF1に新契約案を提示したとの報道を否定しており、交渉については進展していない。

    今シーズン終了前、F1のコマーシャルディレクターを務めるショーン・ブラッチズは、F1イギリスGPのためにシルバーストン以外の選択肢があることを示唆していた。

    しかし、ロス・ブラウンは、ロンドンでレースを開催するというF1の努力は、必ずしも1987年からイギリスGPを開催していたシルバーストンを犠牲にするわけではないと語り、英国での2レース開催の可能性も示唆した。

    「ロンドンがシルバーストンの代わりになるのではなく、補完することを望んでいる。両方を機能させられる道も検討できる」とロス・ブラウンはコメント。

    「ロンドンはスポーツに差異規模な歴史をもった象徴的な都市であり、ここには大きな熱意がある」

  • メルセデス、F1チームメンバーの状態維持のために心理学者も活用

    メルセデス、F1チームメンバーの状態維持のために心理学者も活用

    メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフは、常勝軍団としての地位を維持するために最近のシーズンではチームメンバーの心理状態にまで気を配っていると語る。

    今年でメルセデスはドライバー選手権とコンストラクターズ選手権の両方のチャンピオンシップを5連覇。来シーズンもコンストラクターズ選手権を獲得すれば、フェラーリが1999年から2004年に達成した6連覇に並ぶ。

    2014年にF1にV6ターボハイブリッドエンジンが導入されて以来、圧倒的な優位性を誇ってきたメルセデスだが、過去2シーズンではフェラーリからの反撃を受けてきた。

    トト・ヴォルフは、その期間もメルセデスはレースに勝てるマシンを製造してきたが、チームのベストな状態を維持するために舞台裏で大変な努力がなされてきたと語る。

    「我々のチームで自己満足というものが問題になったことは一度もない。なぜなら、グループとしてモチベーションは高く、全員で一緒に情熱を注ぐものについて目標を設定しているからだ」とトト・ヴォルフはコメント。

    「そのようなレベルのエネルギーをどのように維持するかの方が重要だと言える。エネルギーレベルが不健康な状態を招くこともあるし、我々ははその分野に熱心に取り組んでパフォーマンスレベルを維持しようとしている。組織として、職場環境には気を配っている」

    「栄養、睡眠、メディカルサポート、運動などに配慮し、心理状態が良くないと感じられる場合には休日を与え、彼らを家に帰すようにしている。心理学者を利用してチーム内の心理状態を健全にしようとしている。我々の取り組みについてここで小一時間語ることだってできる」

    連覇を達成しているメルセデスだが、トト・ヴォルフは2019年にはまだ改善の余地が多くあると語る。

    「5歳児のサッカーのように全員がボールの後ろを走って追いかけるような状況にならないよう気をつけている。自然とボールが転がっていくようにしたい。それぞれの専門分野において、フェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズなど、ライバルの中で自分に対応する人物よりも良い仕事をしようと努力している」

    「私自身もそれをベンチマークとし、目標として自分に課している。今は来年について考えている。どうしたら自分を改善できるか、どこをもっと良くしたいか。それはプライベートであれ、ビジネスライフであれ、私の生活全体に適用されている」