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  • フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPをバッテリー問題でリタイア

    フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPをバッテリー問題でリタイア

    アストンマーティンにとって悪夢のレースとなった。ランス・ストロールに続き、フェルナンド・アロンソも2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝でリタイアを喫した。

    アロンソは41周目、ターン9手前でマシンをコース脇の芝生上に停止。自力で走行を続けることができず、その直後にバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入された。

    F1公式は「アロンソが芝生の上でストップした。ターン9の手前で動けなくなっている」と伝え、VSC発動のきっかけとなったことを報じた。

    その後、アストンマーティンはアロンソのリタイアについて「フェルナンドはバッテリーの問題によりマシンをリタイアしなければならなかった」と説明。電気系トラブルが原因だったことを明らかにした。

    アロンソのストップによって導入されたVSCは、優勝争いの行方を大きく左右した。

    首位を走行していたルイス・ハミルトンは42周目にピットイン。2.8秒のストップでハードタイヤへ交換すると、VSC中のタイムロスを最小限に抑えながらコースへ復帰し、首位を守ることに成功した。

    レース再開後、フェラーリは無線で「君はトップだ」とハミルトンに伝達。ハミルトンは「素晴らしい仕事だ、みんな」と応じ、フェラーリ移籍後初勝利に向けてプッシュを続けた。

    44周目時点でハミルトンはジョージ・ラッセルに2.9秒差を築いて首位を走行。3番手にはアンドレア・キミ・アントネッリが続き、4番手ランド・ノリス、5番手マックス・フェルスタッペン、6番手シャルル・ルクレールというオーダーとなった。

    F1 TV解説のジョリオン・パーマーは「ハミルトンにとってこれ以上ない展開だ。彼は最も新しいタイヤを履いており、マシンも非常に速い」とコメントした。

    またこの頃、ハミルトンには黄旗違反の疑いが記録されたが、その後FIAスチュワードは「さらなる調査は不要」と判断し、ペナルティは科されなかった。

    一方、アストンマーティンは序盤の7周目にランス・ストロールがギアボックス系トラブルの疑いでリタイアしていた。

    チームはレース中、「ランスはギアボックス関連の問題が疑われると報告したため、マシンをリタイアさせた。今後データを確認する」と説明している。

    ホームレースとなったアロンソはバッテリートラブルで無念のリタイア。ストロールも序盤に戦列を去り、アストンマーティンは2台とも完走を果たせず、地元スペインのファンの前で厳しい週末を終えることになった。

  • フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPはPU交換でピットレーンスタート

    フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGPはPU交換でピットレーンスタート

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1バルセロナ・カタルーニャGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。

    FIAのテクニカルデレゲートレポートによると、アロンソ車にはシーズン4基目となるMGU-K、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(PU-CE)が投入された。また、PU補機類(PU-ANC)も新たに搭載されている。

    アロンソは予選で22番手に終わっており、チームは決勝に向けてパワーユニット関連コンポーネントの交換を選択した。

    4基目のPUコンポーネントを投入
    レポートでは、アロンソの14号車に以下のコンポーネントが投入されたことが確認された。

    ■ MGU-K(4基目)
    ■ エナジーストア(ES/4基目)
    ■ コントロールエレクトロニクス(PU-CE/4基目)
    ■ PU補機類(PU-ANC/1基目)

    MGU-K、ES、PU-CEはいずれも年間使用上限である3基を超過しており、規則上のペナルティ対象となる。

    予選後は苦境を認める
    アロンソは予選後、自身の母国レースで最下位に沈んだ現状について率直な思いを語っていた。

    「マイク・クラックも言っていたが、ドライバーはアストンマーティンAMR26の不振の矢面に立たされる存在だ。もちろんメディアが質問するのは当然だと思う」

    一方で、同じ内容の質問が繰り返される状況には苛立ちも見せた。

    「毎週末同じ質問をされる。僕たちが最後尾にいることは分かっているし、現時点でマシンにはペースがない」

    「チームを苦しめたいなら、それでいい。おめでとう。でも僕たちは懸命に働いている」

    アロンソはまた、「現状ではポイント争いは現実的ではない」と認めつつも、決勝ではできる限りの結果を目指す姿勢を示していた。

    ピットレーンから母国GPに挑む
    さらにFIAは、これらのPUエレメントがテクニカルデレゲートの承認を得ることなく交換されたことを報告。案件はスチュワードに付託され、アロンソはピットレーンスタートとなった。

    もっとも、予選順位は22番手だったため、実質的な順位面での損失はほとんどない。アストンマーティンとしては、母国グランプリの決勝に向けて信頼性と将来のレース運営を優先した判断とみられる。

    モナコGPで今季初ポイントを獲得したアロンソだが、母国スペインでのレースはピットレーンからの追い上げという厳しい戦いになる。

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  • フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGP予選「最悪のマシンと最悪のエンジン」

    フェルナンド・アロンソ F1バルセロナGP予選「最悪のマシンと最悪のエンジン」

    フェルナンド・アロンソはF1バルセロナ・カタルーニャGP予選で22番手に終わり、地元スペインのファンの前で厳しい結果を受け入れざるを得なかった。アストンマーティンAMR26の深刻な競争力不足に苦しむなか、レース後の取材ではメディアに対して苛立ちを見せる場面もあった。

    アストンマーティンは今季ここまで低迷が続いており、アロンソはマシンの欠陥について繰り返し説明を求められている。

    予選後のインタビューでは、チームの苦境に関する質問に対して皮肉を交えながら現状を語った。

    アロンソ「問題はいつもと同じ」
    予選最下位という結果についてアロンソは、もはや驚きはないと語った。

    「いつもの欠点と同じだ」

    さらに取材陣に対し、やや感情をあらわにしながら次のように続けた。

    「チームを苦しめたいのは分かっている。この状況が現実だし、その目的は達成できている。おめでとう」

    その上で、AMR26が抱える問題を具体的に列挙した。

    「エンジンは非常に悪い。おそらく最悪だ。エネルギー配分も悪いし、ギアボックスにも問題がある。空力面にも問題を抱えている」

    「すべて改善しようと取り組んでいる。シーズン後半には少しでも良いニュースを届けられればと思う」

    夏の大幅アップデートに期待
    アストンマーティンは現在のAMR26への細かな開発を事実上停止し、夏に投入予定の大規模アップデート版に開発リソースを集中している。

    アロンソはその方針を改めて説明した。

    「最悪のマシンと最悪のエンジンだ。僕たちはずっと明確に説明している。シーズン後半に新しいクルマと新しいエンジンが来る」

    「この戦略を選んだし、毎週末同じことを言っている。2週間後のオーストリアでも予選最下位だろう」

    また、この日の予選ではギアボックスの不具合が特に深刻だったという。

    「一番ひどかったのはギアボックスだ」

    「あるコーナーではサイドブレーキを引いたような状態になり、リアタイヤがロックした。別のコーナーではブレーキング中なのにスロットルが半分開いたままで、そのまま直進してしまった」

    「今は毎周回がコイントスみたいなものだ。予選は本当に難しかった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) バルセロナ

    42戦連続の対ストロール予選勝利がストップ
    今回の予選では、ランス・ストロールが21番手、アロンソが22番手となり、アロンソの連続記録も途切れた。

    アロンソはこれまで42戦連続でストロールを予選で上回っていたが、その記録はバルセロナで終了した。

    それでもアロンソはチームメイトを高く評価した。

    「良い記録だった」

    「彼は以前セバスチャン・ベッテルとも組んでいたし、とても速いドライバーだ。見た目以上に差は小さいし、実際には前にいることも多い。みんなが覚えている以上にね」

    決勝への期待も薄い状況
    通常であれば好スタートでポジションアップを狙うアロンソだが、現在のマシンではそれすら意味がないと感じている。

    「むしろスタートで失敗して自分の位置に残った方がいい」

    「良いスタートを決めて11番手や12番手、14番手まで上がっても、最初の6周で6台に抜かれる」

    「それは楽しくない」

    アストンマーティンは7月のベルギー投入を目指す大規模アップデート車に望みを託している。しかし現状の競争力を見る限り、アロンソにとっては我慢の時間がまだ続きそうだ。

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  • フェルナンド・アロンソ 2027年アルピーヌF1復帰で「最後の1年」説が浮上

    フェルナンド・アロンソ 2027年アルピーヌF1復帰で「最後の1年」説が浮上

    フェルナンド・アロンソの将来について、F1パドックで新たな憶測が広がっている。2026年限りで現役引退する可能性を示唆した一方で、2027年にアルピーヌF1へ復帰するという驚きのシナリオが取り沙汰されている。

    アロンソはバルセロナ・カタルーニャGPを前に、「おそらくここで走る最後の母国GPになる」と語り、自身の将来について今夏に決断する考えを明かした。

    「今週末は特別なものになる。おそらくバルセロナでの最後のレースになるからだ。みんなに感謝したい。夏以降に続けるかどうかを決める」

    2018年末に一度F1を離れたアロンソは、その後世界耐久選手権(WEC)やインディ500への挑戦を経て、2021年にアルピーヌからF1へ復帰した。現在45歳となった2度のF1ワールドチャンピオンは、2026年シーズン終了後に現役生活へ終止符を打つ可能性があるとみられている。

    しかし、Motorsport Italiaによれば、アロンソの将来には2つの選択肢が存在するとされる。

    アストンマーティン残留の可能性
    まずひとつは、現在所属するアストンマーティンに残留するケースだ。

    チームはベルギーGPで投入予定の大規模アップデート仕様車に大きな期待を寄せている。事実上の「AMR26B」とも呼べるマシンで、シーズン序盤の苦戦から巻き返しを図る構えだ。

    アストンマーティンは2027年もホンダとのワークス体制を継続し、エイドリアン・ニューウェイの開発力も加わる。しかし、2027年の新レギュレーション下で即座に優勝争いができる保証はない。

    アルピーヌ復帰という驚きの選択肢
    一方で、バルセロナのパドックで注目を集めているのがアルピーヌ復帰説だ。

    現在のアルピーヌを率いるのは、アロンソのマネージャーでもあるフラビオ・ブリアトーレ。チーム再建を最優先課題としているが、アロンソにとって最後のシーズンとなる可能性がある2027年に、再び迎え入れる案は決して非現実的ではないという。

    実現すれば、アロンソとエンストン拠点チームの関係は4度目となる。

    最初はルノー時代の2003年から2006年。この期間にアロンソは2005年と2006年のワールドチャンピオンを獲得した。

    その後、マクラーレンとの決別を経て2008年から2009年に再加入。そして2021年にはアルピーヌからF1復帰を果たしている。

    2027年の復帰が実現すれば、「アロンソ第4章」と呼べるキャリア最終章になる。

    メルセデスPUも魅力
    この構想には感傷的な意味合いだけではなく、競争力という現実的な側面もある。

    アルピーヌは2027年からメルセデス製パワーユニットを搭載する。現時点では新規則下の勢力図は不透明だが、パドックではメルセデスPUへの期待が高い。

    そのため、現役最後にもう一度表彰台や上位争いを目指すのであれば、アルピーヌはアロンソにとって魅力的な選択肢になる可能性がある。

    バルセロナとの別れは本当だった
    アロンソが「最後のバルセロナ」と語った背景には、2027年のF1カレンダー事情もある。

    2027年からはサーキット・デ・バルセロナ=カタルーニャがスパ・フランコルシャンと同様に開催ローテーション制度へ組み込まれ、カレンダーから外れる予定となっている。

    そのため、アロンソが今年を最後のバルセロナGPと表現したのは事実に基づく発言だった。

    ただし、それはF1からの引退を意味するものではないかもしれない。

    2027年のグリッドにアロンソの姿が残っている可能性は、依然として消えていない。むしろ今、パドックではアルピーヌとの「最後のダンス」が現実味を帯び始めている。

  • フェルナンド・アロンソに警告処分 キャデラックF1は罰金 FIAがFP2裁定

    フェルナンド・アロンソに警告処分 キャデラックF1は罰金 FIAがFP2裁定

    FIAはF1バルセロナ・カタルーニャGPのフリー走行2回目(FP2)後、フェルナンド・アロンソとキャデラックF1に関する複数のインシデントについて裁定を発表した。アロンソには警告処分が科され、キャデラックF1には合計600ユーロ(約9万6000円)の罰金が科された。

    今回の裁定は、アルピーヌによるモナコGPの再審請求が認められた直後の忙しい一日となったスチュワードの追加審議の一環として行われた。

    アロンソはピットレーン出口横断で警告
    FP2の中盤、フェルナンド・アロンソがピットレーン出口のラインを横断した行為について審議対象となった。

    スチュワードはこの件について調査を行い、国際競技規則付則L第4章第6条c項違反と判断。アロンソには警告処分が科された。

    一方で、ドライバーズランキングや予選に影響するような重いペナルティは科されていない。

    キャデラックF1はピットレーン速度違反で罰金
    キャデラックF1の2台は、ともにピットレーン速度制限違反が認定された。

    まずバルテリ・ボッタスは制限速度80km/hを0.5km/h超過。これによりチームには100ユーロ(約1万6000円)の罰金が科された。

    さらにセルジオ・ペレスは4.4km/h超過していたことが判明。この違反に対して500ユーロ(約8万円)の罰金が科され、チームの合計罰金額は600ユーロとなった。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    アストンマーティンとホンダは苦戦認める
    アロンソはFP2を21番手で終え、アストンマーティンの厳しい状況が続いている。

    ホンダF1の折原伸太郎トラックサイドゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアは、初日の走行を振り返った。

    「まず何よりも、このような情熱的なスペインのファンの前でレースができることはいつも喜びです。今年のバルセロナ・カタルーニャGPも例外ではありません」

    「今日のフリー走行は大きな問題なく進み、パワーユニットのセッティング調整を進めることができました」

    「残念ながら現時点でのペースは期待しているレベルには達していません。明日の予選に向けて収集したデータを活用し、セットアップを最適化していきます。現在のPUパッケージから可能な限りのパフォーマンスを引き出すことが目標です」

    アロンソ「おそらく最後のバルセロナ」
    2027年以降、バルセロナ・カタルーニャ・サーキットはF1カレンダーから外れる予定となっており、アロンソは今回が自身最後の母国バルセロナ戦になる可能性を認めた。

    「特別な週末になる。おそらくF1での最後のバルセロナになるだろう。だから皆に感謝したい」

    「この週末を楽しみたい。競争力はないだろうし、予選では長く走れないと思う。決勝ではそうならないことを願っているが、みんなが望むようなペースではない」

    「今回で23回目の母国GPになる。これまでのすべてが魔法のようなレースだった。そして最後になるかもしれない今回も、やはり特別なものになってほしい」

    アロンソはFP1を19番手、FP2を21番手で終えた。なお、アストンマーティンの金曜公式リリースではアロンソ本人のコメントは発表されておらず、現時点でF1公式チャンネルでもセッション後のインタビュー映像は公開されていない。

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    ・フェルナンド・アロンソ F1引退を今夏決断「バルセロナは最後かもしれない」

  • フェルナンド・アロンソ F1引退を今夏決断「バルセロナは最後かもしれない」

    フェルナンド・アロンソ F1引退を今夏決断「バルセロナは最後かもしれない」

    フェルナンド・アロンソが、自身のF1キャリアの終わりが近づいている可能性を改めて認めた。2026年限りでアストンマーティンとの契約が満了する中、今夏にも現役続行か引退かを決断する考えを明かしている。

    今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、アロンソは「おそらくF1で最後のバルセロナになる」と語り、母国ファンへの感謝を口にした。一方で、自身の将来についてはまだ結論を出しておらず、シーズン後半に判断すると説明している。

    バルセロナでの別れを意識
    バルセロナ・カタルーニャ・サーキットは2027年からベルギーGPとのローテーション開催に移行するため、次回の開催は2028年となる。

    そのため、来季以降の去就が不透明なアロンソにとって、今回が同地での最後のF1レースになる可能性が高い。

    「特別な週末になる。おそらくF1で最後のバルセロナになるだろうから、みんなに感謝を伝えたい」

    「週末を楽しみたいと思っている。競争力はないだろうし、予選で長く走ることもないだろう。決勝ではそうならないことを願っているが、みんなが望むようなペースではないと思う」

    「それでもファンにはこの週末を楽しんでほしい。バルセロナに来るたびに祝祭のような雰囲気だった。今回で23回目のグランプリになると思うが、どれも魔法のような時間だった。この最後のレースもそうであってほしい」

    去就は夏休み後に判断
    アロンソは以前から2026年以降も何らかの形でレース活動を続けたい考えを示していたが、現時点では将来について何も決めていないという。

    「今のところ何も考えていない。夏休みの後に続けるかどうか決断するつもりだ」

    「来年はバルセロナでレースが行われない。来年自分が何をしているかも分からないのに、2年後のことを確信するのはほぼ不可能だ」

    さらにアロンソは、今季のすべてのレースを“最後になるかもしれないグランプリ”という意識で戦っていることも明かした。

    「今年出場するすべてのレースが最後になる可能性があると思っている。オーストラリアも、中国も、モナコもそうだった」

    「そしてバルセロナは来年開催されないから、ここは少しだけその可能性が高い」

    フェルナンド・アロンソ カタルーニャ・サーキット

    『引退』よりも苦しいのは競争力不足
    ただし、アロンソ自身は引退が近づくことに特別な感傷は抱いていないという。

    むしろ現在のアストンマーティンの戦闘力不足こそが最大の苦しみだと語った。

    「僕にとって一番つらいのは、レースに勝てず競争力がないことだ」

    「これが最後かどうかは、それほど大きな影響はない」

    「自分のキャリアや人生には満足している。これから何かが得られれば歓迎するし、そうでなくても気持ちは変わらない」

    「子どもの頃に思い描いていた以上のものを手に入れた。スペインでレースをしていた頃はF1ドライバーになることすら夢見ていなかったし、その後パドック最高のチームで戦い、長いキャリアを築くことができた」

    「だから今起きていることはすべてプラスだ。ただ、僕たちは望むほど競争力がない。それが毎週末感じている最大の痛みだ。個人的な感情の面では、それほど難しいことではない」

    アロンソの決断が注目される夏へ
    来月45歳を迎えるアロンソは、今年初めに父親となったことで人生観に変化があったことも認めている。しかし、その一方で依然としてレースへの情熱は衰えていない。

    今回の発言からは、引退を強く意識しているというよりも、「いつ終わっても後悔はない」という境地に達していることがうかがえる。

    アストンマーティンは2026年シーズンも苦戦が続いており、モナコGPでようやく今季初ポイントを獲得したばかり。アロンソの最終判断は、チームの将来性や2027年以降の競争力も大きな材料になるとみられる。

    バルセロナ・カタルーニャGPは、母国ファンにとってだけでなく、F1史上屈指のキャリアを築いたアロンソにとっても特別な意味を持つ週末となりそうだ。

  • フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソ 母国F1ファンへの責任感「国中が結果を気にしている」

    フェルナンド・アロンソは、今週末のバルセロナ・カタルーニャGPを前に、自身がスペイン国内のF1人気拡大に果たした役割と、その重圧について率直に語った。アロンソは、自身の成績がファンの週末の気分を左右するほどの存在になったことに誇りを感じる一方で、大きな責任も背負っていると明かした。

    現在ではスペインで高い人気を誇るF1だが、アロンソがキャリアをスタートさせた当時は状況が大きく異なっていたという。

    カート時代にはF1参戦は現実味のない夢であり、自身や家族は将来的に地域レベルのモータースポーツ活動やメカニックとしての道を想像していたと振り返った。

    憧れだったカルロス・サインツと運命的な出会い
    アロンソは幼少期に大きな影響を受けた存在として、ラリー世界選手権(WRC)で活躍したカルロス・サインツの名前を挙げた。

    当時、スペイン人ドライバーは非常に少なく、サインツは国内モータースポーツ界最大のスターだった。アロンソは地元で開催されたイベントでサインツのコ・ドライバー役を務めた経験を振り返り、「スペインで最も重要なモータースポーツ選手と一緒に座れた特別な瞬間だった」と語った。

    また、国際的な憧れの存在としてはアイルトン・セナを挙げる一方、スペイン国内ではサインツこそが最大のインスピレーションだったと説明した。

    F1を身近なスポーツに変えた存在
    アロンソは、自身の活躍によってスペインにおけるF1人気が劇的に変化したことも振り返った。

    デビュー当時は国内での注目度が低く、家族はドイツのテレビ局を通じてレースを視聴していたという。しかし好成績を残し始めると、国全体がF1に関心を持つようになり、短期間で大きな変化が起きたと語った。

    さらに、ペドロ・デ・ラ・ロサやマルク・ジェネの存在も大きかったと明かした。自身が下位カテゴリーで戦っていた頃、知っているスペイン人ドライバーがF1で活躍する姿を見たことで、「F1は特別なエリートだけの世界ではない」と感じられるようになったという。

    『アロンソマニア』が生んだ責任感
    アロンソは、スペイン国内で絶大な人気を集めるようになったことで感じているプレッシャーについても率直に語った。

    「国中の人たちがF1そのもの以上に僕を追いかけているように感じるし、僕の結果次第でその人たちの午後が良いものになるかどうかが決まることもある」

    そう語ったアロンソは、サッカーファンが競技そのものよりも応援するクラブの結果を重視する感覚に近いと説明した。

    2006年スペインGPで感じた最大の重圧
    アロンソは、自身初の母国優勝となった2006年スペインGPを特に印象深いレースとして挙げた。

    予選でポールポジションを獲得したものの、当時は決勝スタート時の燃料搭載量で予選を戦うレギュレーションだったため、実際には優勝を保証する内容ではなかったという。

    しかし国内では優勝確実との期待が高まり、アロンソは「勝てなかったら国全体を失望させてしまうのではないか」と不安を抱えながら一夜を過ごしたと明かした。

    結果的には決勝日に気温が変化し、チームのタイヤに有利な状況となったことで優勝を達成。「大きな安堵だった」と振り返った。

    今も忘れられないファンの支え
    アロンソは最後に、長年にわたって応援を続けてくれたファンへの感謝を語った。

    20代前半の頃には、故郷アストゥリアスをはじめ、マドリードやバレンシアなど各地から大勢のファンがバスを連ねてバルセロナへ駆けつけていたという。

    「そんなことが起こるとはまったく予想していなかった」

    アロンソはそう振り返り、多くのファンから受けた支援が今も特別な思い出として残っていると語った。

  • アロンソ「シーズンは終わっていない」 アストンマーティンF1後半戦反攻に自信

    アロンソ「シーズンは終わっていない」 アストンマーティンF1後半戦反攻に自信

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1シーズン序盤の苦戦にもかかわらず、チームの反攻を確信している。モナコGPで今季初ポイントを獲得したアロンソは、現在進行中の大型開発プログラムによって「シーズン後半から新しい戦いが始まる」との見方を示した。

    ホンダとの新たなワークス体制で迎えた2026年シーズンだが、アストンマーティンはエンジン、ギアボックス、空力と複数の問題に苦しみ、ここまで最後尾グループに沈んでいる。

    しかし、エイドリアン・ニューウェイ主導の開発が進んでおり、チーム内部では状況改善への期待が高まっている。

    モナコで初ポイントも実力以上の結果と認める
    モナコGPで10位に入り、アストンマーティンとホンダに今季初ポイントをもたらしたアロンソだが、その結果には冷静な評価を下した。

    「ポイントを獲得できたのでチームとしてはうれしい」

    「前で何かが起きることを待っていた。実際にそうなった。誰かにペナルティが出て、また別の誰かにもペナルティが出た」

    アロンソは、今回の結果が純粋な競争力によるものではなく、レース終盤の混乱に助けられた面が大きかったことを認めている。

    苦戦の原因はエンジンだけではない
    アストンマーティンの不振について、アロンソは特定の分野だけの問題ではないと説明した。

    「オーストラリアとバーレーンではエンジンだった」

    「マイアミとモナコではギアボックスだった。そして鈴鹿ではフロント側の空力だった」

    ホンダ製パワーユニットへの注目が集まる一方で、実際にはマシン全体の完成度に課題があるというのがアロンソの認識だ。

    「シーズンはまだ終わっていない」

    DAZNの取材に対し、アロンソはそう強調した。

    「僕たちにとっては後半戦から新しいシーズンが始まるかもしれない」

    「僕たちは自分たちの取り組みを信じている。間違いなく厳しいシーズンのスタートになった。エンジンだけではなく、プロジェクト全体のあらゆる部分で苦労している」

    「それでも僕たちはシーズン後半を信じている」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    ニューウェイ主導の大型アップデートに期待
    アロンソによれば、改善が実際に結果として表れるまでにはまだ時間が必要だという。

    「その効果を見るにはあと4〜5レース待たなければならない」

    それでもチームへの信頼は揺らいでいない。

    「マシンは変わるという感触があるので、僕はチームを完全に信頼している」

    「エイドリアン・ニューウェイは非常に細部までこだわる人物だ。僕たちは最高の人物を迎えている」

    そのニューウェイもモナコGPでオーストラリアGP以来となる現地入りを果たし、開発状況について言及した。

    「アップグレードの開発を進めている。おそらく夏休み前には投入できるだろう」

    最後尾でも実際の差は小さいと分析
    アロンソは現在の順位表が実力以上にチームを悪く見せているとも考えている。

    「アップグレードによって12番手から15番手付近の争いに入ることができれば、ポイント獲得の可能性はずっと高くなる」

    現状については厳しい表現も使った。

    「僕自身は好調だし、いいドライビングができている」

    「だからこそ残念なんだ。僕たちは今、最後尾の目立たない状況にいる」

    ただし、その言葉の裏には悲観論ではなく、後半戦に向けた確かな期待がある。アストンマーティンは2026年シーズン序盤を苦しみながらも、ニューウェイが主導する開発計画とホンダとの協力体制を武器に、夏以降の巻き返しを目指している。

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  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで今季初ポイント「チーム全員へのご褒美」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGPで今季初ポイント「チーム全員へのご褒美」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1モナコGPで11位でチェッカーを受けたが、レース後にセルジオ・ペレス(キャデラックF1)へ10秒加算ペナルティが科されたことで10位に繰り上がり、チームに今季初ポイントをもたらした。

    予選20番手からスタートしたアロンソは、序盤から大胆な戦略を採用。3周目にミディアムタイヤからソフトタイヤへ交換し、1ストップで走り切るプランを選択した。

    アストンマーティンは決勝序盤に両ドライバーを早めにピットへ呼び込み、ミディアムタイヤからソフトタイヤへ交換。1ストップ戦略で完走を目指した。

    レース終盤にはストロールが19コーナーでバリアに接触してリタイア。その後のセーフティカー導入でアロンソは新品ソフトタイヤへ交換した。

    さらに同じ19コーナーでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュし、路面損傷の確認のため赤旗中断となる。最終リスタート後、アロンソは11位でフィニッシュ。その後、ペレスへのペナルティが決定したことで10位へ繰り上がり、アストンマーティンは今季初ポイントを獲得した。

    アロンソ「チーム全員へのご褒美だった」
    アロンソはレース後、積極的な戦略が実を結んだと振り返った。

    「1周目とリスタートではかなりリスクを取ったし、その時点でいたポジションを何とか守ろうとした」とアロンソはコメント。

    「今日は本当に難しいレースだった。でも僕たちは3周目にピットインするという攻撃的な戦略を選び、残りを1ストップで走り切ることを考えていた」

    「赤旗後のリスタートは僕たちに有利に働いたし、利用できるチャンスは確実につかんだ」

    「レース運びはうまくできたと思うし、チーム全員にとって今季初ポイントという素晴らしいご褒美になった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 モナコGP

    「前で何か起きるのを待っていた」
    レース後のインタビューは、ペレスへの裁定が下る前に行われた。そのためアロンソ自身は11位フィニッシュという認識で取材に応じていた。

    「今日はペースがなかった。僕たちが望んでいたほど速くなかったし、それは分かっていたことだった」

    「だからスタートでは非常にアグレッシブに攻めた。1コーナー、3コーナー、そして5コーナーでもポジション争いをして、その後は自分たちの位置を守りながら前で何か起きるのを待っていた」

    「実際にペナルティやアクシデントが起きて、ポイント争いに近づくことができた。あるいはポイント圏内に入れたかもしれない。もしそうなればチームにとって嬉しいことだ」

    「僕たちはニューウェイを信じている」
    また、週末にパドック入りしていたエイドリアン・ニューウェイへの期待について問われると、アロンソは現在の苦境を認めながらも将来への希望を語った。

    「ある意味で、僕たちは彼の手に委ねられていると思う」

    「だから僕たちは自分たちの取り組みを信じている」

    「シーズン序盤が厳しいものになっているのは間違いない。問題はエンジンだけではなく、プロジェクト全体にある。バルセロナやバーレーンに持ち込むべきものが遅れていることも含めて、僕たちは状況を理解している」

    「それでもシーズン後半には希望を持っている」

    「まだシーズンは終わっていない。僕たちにとっては後半戦から新しいシーズンが始まるかもしれない」

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    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダF1)は、2026年F1モナコGP予選でQ1敗退を喫した後、AMR26の問題点を厳しく指摘し、マシン全体に根本的な欠陥があるとの認識を示した。

    モナコはマシン性能よりもドライバーの腕が重要視されるサーキットとして知られるが、その舞台でもアストンマーティンは最後尾グループに沈んだ。アロンソは18番手、ランス・ストロールは最下位に終わり、チームの苦境が改めて浮き彫りとなった。

    モナコでも見えなかった復活の兆し
    アロンソはセットアップ変更を試みたものの、問題はそこではないと説明した。

    「セットアップは変更した。でもセットアップの問題ではない。車にはもっと根本的な問題があって、車高を変えるだけでは解決しない」

    「モナコは特殊なサーキットだから、もう少し速く走れるかもしれないという希望はあった。でもフリー走行の段階で、ここでも僕たちが遅いことは分かっていた」

    シーズン序盤から続く苦戦についても、状況は変わっていないと認めた。

    「同じことの繰り返しだし、うんざりしている。毎週末、『夏休み明けまでアップデートはない』『グリッド後方で戦うことになる』と言い続けている」

    「できる限り速く走ろうとしているし、僕自身は良いラップをまとめられたと思う。2台のアストンマーティンでお互いをプッシュしようとしたけれど、それ以外に戦う相手はいなかった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    マシン全体に問題が存在
    アロンソは、単一の弱点ではなくマシン全体に課題が存在すると説明した。

    「改善はない。シフトアップもシフトダウンも難しい」

    「フロントがまったく入っていかない。モナコでは正確に運転し、ウォール際まで寄せるためにフロントの反応が必要だ。でも僕たちにはマシンへの信頼感が足りなかった」

    さらにアロンソは、問題がパワーユニットだけではないことを強調した。

    「僕たちは2~3秒を見つけなければならない。その中にはエンジン、ギアボックス、コーナーでのエネルギー回生との連携、ストレートでのエネルギー使用、空力パッケージ、そしてマシンの哲学そのものが含まれている」

    「どこを見てもコンマ数秒ずつ失っている。そのすべてを集めて、夏休み後の新パッケージにまとめようとしている」

    ベルギーGP投入予定の改良型に期待
    アストンマーティンは現在、大規模アップデート版となる「AMR26B」の投入を進めており、チーム内ではベルギーGPでの導入が目標とされている。

    今回のアロンソの発言は、ホンダ製パワーユニットだけでなく、ギアボックス、エネルギーマネジメント、空力、さらにはマシンコンセプト全体に課題があることを示唆するものだった。

    エイドリアン・ニューウェイ加入による再建への期待は依然として大きいが、アロンソの言葉からは、現状のAMR26がグリッド最後尾を争うレベルにあるという厳しい現実がうかがえる。ベルギーGP以降の大型アップデートが、アストンマーティン・ホンダF1にとって本当の転機となるかが注目される。