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  • フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ F1現行マシンを酷評「モナコで運転した中で最悪」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPの金曜プラクティス後、現行のハイブリッドF1マシンに対する不満を改めて表明し、「ハイブリッドカーはレースをするべきではない」と痛烈に批判した。

    アロンソは以前から、エネルギーマネジメントへの依存度が高まった現代F1に否定的な立場を取ってきた。モナコではその姿勢をさらに強め、「これまでモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」と語った。

    「モナコで運転した中で最悪の世代のマシン」
    アロンソは、現在のパワーユニットとエネルギー回生システムがドライビングの一貫性を損なっていると説明した。

    「おそらくモナコで運転した中で最悪の世代のマシンだ」

    「バッテリーの充電方法、ブレーキングやリフトオフなどによって、マシンのエンジンブレーキ特性に大きな不安定さが生まれている。ある時はエンジンブレーキが強く、ある時は弱い。プッシュできる時もあれば、できない時もある」

    「バッテリーが完全に満充電になると、それ以上は充電されない。するとエンジンブレーキがなくなり、まるで押し出されるような感覚になる」

    「これは単純にルールの問題だ。ハイブリッドカーはレースをするべきではない。それだけだ」

    アロンソは、ドライバーがコーナー攻略よりもバッテリー残量やエネルギー回生を意識しなければならない現状に不満を抱いており、現在のF1が本来のレーシングカーから離れてしまったと考えている。

    フェルナンド・アロンソ フォーミュラ1カー

    アストンマーティンの苦戦も不満を増幅
    もっとも、アロンソの発言はアストンマーティンの現状とも無関係ではない。

    今季のAMR26はグリッド後方に沈む苦戦が続いており、アロンソ自身もブレーキングやギアチェンジ時の不安定な挙動を繰り返し訴えている。モナコのFP1でもシケイン進入時にマシンをコントロールしきれず、バリアに接触した。

    アロンソは現行マシンについて次のように説明した。

    「今はブレーキング時に大量のエネルギー回生を行っている。リアアクスルがブレーキング中に大きくバッテリーを充電するんだ」

    「そのうえでダウンシフトがあり、次のギアを入れるためにエンジンのブリッピングとも連動させなければならない」

    「今年は多くのことが同時に起きていて、僕たちはまだそのレベルに達していないように思う」

    アロンソはAMR26を「一貫性がなさすぎる」と評しており、慢性的なアンダーステアにも悩まされているという。セットアップ変更を重ねても根本的な改善には至っていない。

    金曜プラクティスでは最後尾付近に低迷
    モナコGPの金曜プラクティスでは、アストンマーティン勢は厳しい状況に置かれた。

    FP2ではフェルナンド・アロンソとランス・ストロールが、キャデラックF1のバルテリ・ボッタスとともにタイムシート最後尾グループに沈み、チームの苦境を象徴する結果となった。

    アロンソは以前からハイブリッド時代のF1に批判的だったが、競争力不足に苦しむ現在の状況が、その不満をさらに強めていることは間違いない。

    それでも44歳の元ワールドチャンピオンは、自らの立場を変えるつもりはないようだ。モナコでの発言は、現行F1の技術的方向性に対する現役ドライバーからの最も強烈な批判のひとつとなった。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP予選21番手「今のパッケージでのベストラップ」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP予選21番手「今のパッケージでのベストラップ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1モナコGP予選で21番手に終わり、チームメイトのランス・ストロールとともに最後尾列から決勝に臨むことになった。

    アストンマーティンは金曜日からペース不足に苦しみ、夜通しセットアップ変更を行ったものの改善は限定的だった。アロンソはマシンの根本的な問題を指摘し、シーズン後半に予定されるアップデート投入まで厳しい状況が続くとの見方を示した。

    アロンソ「今のパッケージでのベストラップだった」
    アストンマーティンはモナコで期待されたパフォーマンスを発揮できず、アロンソは現状の限界を認めた。

    「昨日と大きな違いはなかったし、単純に僕たちにはペースがない」

    「モナコには少し期待を持って来たけれど、マシンへの信頼感があまりなく、週末を通してフロントのグリップが不足していた」

    「今日は今のパッケージで可能な限り最高のラップができたと思う」

    チームはAMR26のパフォーマンス改善を目指して作業を続けたが、アロンソは予選後も状況は変わらなかったと説明した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 モナコGP

    「セットアップではなく根本的な問題」
    予選後のインタビューでアロンソは、今回の不振がセットアップによるものではないと強調した。

    「本当に厳しい週末だった。モナコではもう少し良い結果を期待していた」

    「でも昨日のフリープラクティスの時点で、僕たちはペースがないと感じていたし、ブレーキングやダウンシフトでマシンへの信頼感がなかった」

    土曜日に改善があったかと問われると、アロンソは首を横に振った。

    「そうでもない。状況はほぼ同じだ」

    「僕たちはいろいろなセットアップを試したけれど、これはセットアップの問題ではない。マシンの根本的な問題なんだ」

    さらにアロンソは、短期的な解決策は見当たらないとの認識を示した。

    「だからシーズン後半にアップデートを投入するまでは、誰にとっても厳しい状況が続くだろう」

    「それでも僕たちは強く、そして団結して戦い続けるつもりだ」

    決勝のモナコGPは78周で争われる。オーバーテイクが難しい一方で、セーフティカーや戦略による順位変動も起こりやすいだけに、アストンマーティンはレース展開の混乱を生かしてポジションアップを狙うことになる。

    【関連】
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  • アロンソ アストンマーティンF1苦戦に理解「ニューウェイは限界を追い求める」

    アロンソ アストンマーティンF1苦戦に理解「ニューウェイは限界を追い求める」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、2026年シーズンの苦戦や信頼性問題の背景に、エイドリアン・ニューウェイの攻めた設計哲学があることを明かした。

    ニューウェイは今週末のF1モナコGPで久々にパドックへ復帰する予定だが、アロンソは短期的なパフォーマンス向上よりも将来の大きな成果を見据え、チームがその哲学を維持していると説明した。

    アロンソが語るニューウェイの設計思想
    一方、フェルナンド・アロンソは、アストンマーティンの信頼性問題の一部が、ニューウェイの攻めた設計思想に直接由来していることを明かした。

    「エイドリアンは常に限界を見つけようとし、見つけたらそこから半歩戻る」とアロンソは語った。

    「それが彼の仕事のやり方だ」

    アロンソは、チームがより保守的な解決策へ戻る誘惑にあえて抵抗していると説明した。

    「僕たちは、より伝統的な解決策に戻れば、すぐにパフォーマンス向上を得られるかもしれないことは分かっている」

    「でも僕たちはこの哲学を維持することを選んでいる」

    「近い将来、もっと大きなポテンシャルを引き出せると信じているからだ」

  • アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アロンソ アストンマーティンF1に危機感「このままならレースもできない」

    アストンマーティンは2026年F1モナコGPを前に、新たな技術的課題に直面している。シーズン序盤に苦しんだホンダ製パワーユニット関連の信頼性問題が改善されつつある一方で、今度はギアボックスの不具合がチームを悩ませている。

    フェルナンド・アロンソは、この問題が単なるパフォーマンス低下ではなく、安全性にも関わる深刻なものだと警告した。

    市街地コースのモンテカルロではわずかな挙動の乱れが即クラッシュにつながるため、アストンマーティンにとっては週末全体を左右しかねない懸念材料となっている。

    マイアミGPから続くギアボックスの問題
    アロンソによれば、問題はマイアミGPから発生しており、マシンのドライバビリティに大きな影響を及ぼしているという。

    「マイアミ以来、ギアボックスには苦しめられている」とアロンソは語った。

    特に問題となっているのはダウンシフト時の予測不能な挙動だ。モナコでは高速域からタイトコーナーへ何度も減速するため、ギアボックスの異常は致命的な結果を招く可能性がある。

    金曜日のフリー走行では、アロンソのマシンがヌーベルシケインへの進入時に突然リアタイヤをロックさせる場面もあった。クラッシュ寸前の状況だったが、この現象がギアボックス問題と直接関係していたかは明らかになっていない。

    「ドライバーが愚かに見えてしまう」
    アロンソはモナコの特殊性を踏まえ、この問題の危険性を強調した。

    「モナコはランダムなダウンシフトが起きていい場所ではない。リアがロックしたり、エンジンが押し出したり、そういったことが起きれば壁に突っ込むことになる。そしてドライバーが愚かに見えてしまう」

    さらにアロンソは、マシンが突然加速するような挙動すら発生していると説明した。

    「ギアをひとつ落とした時に、まるで全開加速しているかのようにエンジンから押し出されることがある。僕たちは時々ただのパッセンジャーだ」

    アストンマーティンはカナダGPまでに改善を進めることを目標としているが、アロンソはモナコこそが真の試金石になると考えている。

    「カナダまでに正しい方向へ前進できるようにしなければならない。そしてモナコが真実を教えてくれるだろう」

    「この状態ならレースもできない」
    アロンソは問題が解決しない場合の最悪のシナリオについても率直に語った。

    「もしマイアミで経験したようなダウンシフトの問題が残っているなら、おそらくレースすらできないだろう」

    「ブレーキングポイントのひとつでクラッシュしてしまうことになるからだ」

    さらに、シーズン序盤に発生していた信頼性問題についても言及した。

    「もしシーズン序盤のような信頼性の問題があれば、走行できるのは8周や12周程度だ。それではモナコでも状況は変わらない」

    「だから我々はすべてをまとめ上げなければならない」

    アストンマーティンにとって重要な週末
    アストンマーティンはカナダGP以降の2週間を、この問題の解決に集中して費やしてきたという。

    「これは重要な週末だと分かっている。我々はこの週末に非常に大きな注意を払っているし、あらゆる細部に取り組んでいる」

    通常であれば各チームがセットアップや予選パフォーマンスの最適化に集中するモナコGPだが、アストンマーティンはまずマシンが安全にレース距離を走り切れる状態にあることを確認しなければならない。

    モンテカルロの狭い市街地コースは、ギアボックスの不具合を抱えたマシンにとって最も厳しい舞台のひとつだ。アロンソの発言は、アストンマーティンが単なる競争力不足ではなく、週末を無事に乗り切れるかどうかというレベルの課題に直面していることを示している。

  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP初日「非常に扱いにくいマシン」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP初日「非常に扱いにくいマシン」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGP初日のフリー走行を20番手で終えた。モンテカルロ市街地コースで苦戦を強いられたアロンソは、マシンのドライバビリティ不足やフロントグリップの欠如を課題として挙げ、セットアップ変更による改善を目指している。

    アロンソによると、コーナー進入時のアップシフトやダウンシフトの挙動、エネルギー回生システムとの連携に問題があり、マシンは「非常に扱いにくい状態」だという。

    一方で、カナダGPで悩まされたシートポジションの問題は解消されており、予選に向けてはパフォーマンス改善に集中していく考えを示した。

    「モナコでは厳しい一日だった」とアロンソはコメントした。

    「僕たちはフロントのグリップ不足に苦しんでいて、マシンには強いアンダーステアがある」

    「非常に一貫性がなく、運転するのも簡単ではない。今夜セットアップ変更を行い、状況を改善できることを願っている」

    「シートについては以前より快適になっていて、その点は改善できたようだ」

    予想以上の苦戦を強いられた初日
    セッション後のインタビューでアロンソは、モナコGP初日が想定以上に厳しい一日になったと振り返った。

    「厳しい、本当に厳しい一日だった。正直なところ、もう少し期待していたし、もう少し楽に走れると思っていた」

    「モナコは特殊なサーキットだし、何かを争えるチャンスがあると思っていた。しかし残念ながら、非常に扱いにくいマシンになっている」

    「アップシフトやダウンシフトも非常に難しく、モナコではコーナー進入で完璧さが求められる。壁も非常に近い」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) モナコGP

    エンジン挙動とフロントグリップが課題
    アロンソは問題点について、パワーユニットのレスポンスとシャシーの両面に改善の余地があると説明した。

    「何を変えるべきかは非常にはっきりしている」

    「エンジンレスポンスやアップシフト、ダウンシフト時のエンジンの挙動を改善する必要がある」

    「さらにエネルギー回生の問題もある。ブレーキング時にエネルギーを回収する複雑なシステムがあるが、それがダウンシフトやコーナー進入時の挙動と連動している」

    「そしてシャシー側では、今日はフロントエンドが大きく不足していた。フロントグリップを改善するための変更を今夜行う予定だ」

    「やるべきことはたくさんあるが、僕たちは全力を尽くす。FP3と予選までに解決策を見つけられることを願っているし、マシンには大幅な変更を加える予定だ。良い方向に向かうことを期待している」

    シート問題は解決 パフォーマンス改善に集中
    一方で、カナダGPで問題となったシートポジションについては解決したことを明らかにした。

    「シートポジションについては2025年とまったく同じ位置に戻した」

    「今日はまったく問題なく快適に感じられた」

    「だから今はパフォーマンスに集中する時だ」

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  • フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ F1モナコGP「Q3進出ならポイント獲得の可能性」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年F1モナコGPを前に、厳しい現状を認めながらもポイント獲得への可能性を語った。

    アストンマーティンは今季ここまで苦戦が続いており、メルセデス、マクラーレン、フェラーリ、レッドブルのトップ4勢力との差は大きい。さらにアルピーヌを筆頭に、ウィリアムズ、ハースF1チーム、レーシングブルズもライバルとして立ちはだかる状況だ。

    モナコは今季最も走りたいレースのひとつ
    アロンソはモナコGP開幕を前に行われたメディアセッションで、今季の中でも特に走るのを楽しみにしている週末だと明かした。

    ただし、好結果を残すためにはすべてが完璧に噛み合う必要があると強調している。

    チームが警戒している課題のひとつは冷却系統の問題だ。ホンダも数日前にその重要性について言及していた。

    そしてもうひとつが、マイアミGP以降に続いているギアボックスの問題である。特にシフトダウン時の挙動が懸念されている。

    ギアボックス問題への警戒
    「ここでは間違いなくギアボックスの問題は起きてほしくない。マイアミ以来ずっと抱えている問題だし、ここはそれが起きるのに最悪の場所だ」

    「シフトダウン時に不具合が出れば壁に突っ込むことになるし、ドライバーはまるで自分がミスしたように見えてしまう。その瞬間にクルマは全開加速してしまうからだ」

    「そうならないよう確実にしなければならないし、カナダで進めた方向性を維持する必要がある」

    アロンソはさらに、モナコは現在のアストンマーティンにとって比較的チャンスのあるサーキットだと考えている一方で、現実的な見方も崩していない。

    「僕はモンツァよりもここで走る方が好きだ」

    「すべてが完璧に噛み合う必要がある。シフトダウン時の問題が起きず、すべてが正常に機能しなければならない」

    「カナダは重要な週末だった。クルマに乗るのが楽しみだし、モナコは特別な場所だ」

    「ただ同時に現実的でなければならない。僕たちはトップ10からかなり離れている」

    「13番手や14番手から少しリスクを取ればポイント圏内に入れるような状況ではない。むしろ20番手や21番手まで落ちる可能性もある。それほど大きな差がある」

    予選がすべてを決める週末
    モナコでは例年どおり予選結果が決定的な意味を持つ。

    アクティブエアロが使用できない週末となるが、現在のF1マシンのサイズを考えればオーバーテイクは依然として極めて難しいとアロンソは見ている。

    決勝での順位変動はほとんど期待できないというのがスペイン人ベテランの見立てだ。

    「Q3まで進めればポイント圏内でフィニッシュできるはずだ」

    「楽観的に聞こえるかもしれないが、良いプラクティスを重ねて自信を得られれば可能性はある」

    「路面がどう進化するか、2秒速くなるのか遅くなるのかも分からない」

    「予選の本番になれば、路面グリップ、路面温度、タイヤ温度、これまでより速くなるのかどうか、22台すべてがコース上にいる状況などを見極めなければならない」

    「我々のコントロール外にある要素も多いが、同時にコントロールできる部分もたくさんある」

    モナコで試されるアストンマーティンの改善効果
    アロンソの発言からは、カナダGPで見せた改善傾向に一定の手応えを感じている様子もうかがえる。

    ただし現状ではポイント獲得を当然視できる位置にはおらず、ギアボックスの信頼性確保と予選での一発の速さが不可欠だ。特にモナコではオーバーテイクがほぼ不可能なため、アロンソが語るように「Q3進出」が日曜日の結果を大きく左右することになりそうだ。

    アストンマーティンにとっては、カナダで見え始めた改善の兆しが本物なのかを測る重要な週末となる。アロンソ自身も現実を見据えながら、その答えを確かめることを楽しみにしている。

  • アロンソ アストンマーティンF1のシート問題解消に自信「2025年仕様に戻した」

    アロンソ アストンマーティンF1のシート問題解消に自信「2025年仕様に戻した」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1カナダGPでリタイアの原因となったシートポジションの問題について、モナコGPに向けて解決できたとの見通しを示した。

    アロンソはカナダGP決勝で23周を走行した後、背中の痛みによりマシンを降りた。原因はAMR26の極端なシートポジションにあったとされ、チームはその後、対策作業を進めてきた。

    カナダGP後に大幅な見直しを実施
    フェルナンド・アロンソはモナコGPを前に、チームとともに複数のシートポジションを検討したことを明かした。

    「先週はオンライン会議を行い、マシン内で異なるポジションを試そうとしていた」

    「それから火曜日には、僕はここに住んでいるので簡単にガレージへ行くことができた。午後に少し作業をして、今は4種類ほどの異なるポジションを用意している」

    「カナダ以降、大きく変更した。だからカナダで感じていた不快感や痛みの問題は、もうなくなっていると非常に楽観的に考えている」

    「シートポジションはほぼ2025年仕様に戻した。つまり、今は既知のベースに戻っている。実験的なものではない」

    カナダでは週末を通じて違和感に苦しんだが、シート自体を変更しても十分な改善は得られなかったという。

    ニューウェイ主導の設計思想が背景に
    今回の問題は、シート形状だけでなく、AMR26におけるシート配置そのものに起因していたとみられている。

    アストンマーティンのマネージング・テクニカルパートナーであるエイドリアン・ニューウェイは、AMR26で従来よりも大きく寝かせたドライビングポジションを採用したとされる。

    これは重心を下げることに加え、ドライバーのヘルメットがエアボックス周辺の気流へ与える影響を抑えることを狙った設計だった。

    こうした考え方は1960年代から続くF1マシン開発の流れの一部であり、ニューウェイ自身も1995年型ウィリアムズFW17でドライバーの脚を腰より高い位置に配置するレイアウトを導入したことで知られている。

    その設計は空力性能向上に貢献した一方で、腰周辺への圧力増加など快適性を犠牲にする側面もあった。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    数ミリの違いが大きな問題に発展
    アロンソはF1マシンのシートがいかに繊細な要素であるかも説明した。

    「新しいシートや新しいコクピットスペースには常に小さな違いがある」

    「角度が1〜2ミリ違ったり、腰の下あたりに異なる圧力ポイントがあったりすると、神経を圧迫して感覚が失われ始めることがある」

    「今回がまさにそうだった」

    「この3〜4年のシートをいくつかガレージで座り比べても、おそらく違いは感じないだろう。どれも非常によく似ているからだ」

    「でも20周、30周と走り続けると、その違いを感じ始める」

    カナダGPではシートポジションが背中の痛みと神経への圧迫を引き起こしたとみられるが、アストンマーティンはモナコGPに向けて2025年仕様に近いレイアウトへ戻すことで問題解決を図った。アロンソ自身もその変更に強い手応えを感じており、市街地コースでのポイント獲得に期待を寄せている。

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  • フェルナンド・アロンソ 22回目のF1モナコGP 今季初ポイント獲得への7つの鍵

    フェルナンド・アロンソ 22回目のF1モナコGP 今季初ポイント獲得への7つの鍵

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)にとって、2026年F1モナコGPは今季ここまでで最も大きなチャンスとなるかもしれない。

    2026年シーズンのアストンマーティンは厳しい戦いを強いられている。AMR26はグリッド後方に沈み、アロンソはいまだポイントを獲得できていない。しかし、モナコという特殊な舞台は、その流れを変える可能性を秘めている。

    今週末、アロンソは自身22回目となるF1モナコGPに臨む。

    「僕はまだ最速だ」 アロンソの揺るがぬ自信
    アロンソは、自身の能力に対する確信をまったく失っていない。

    「何かを測る必要はない。僕は最高だからだ。何かを証明する必要もないし、自分が正しいレベルにいると信じるために何かを感じる必要もない」とアロンソは語った。

    2013年スペインGPでの勝利以降、優勝からは遠ざかっている。しかし、本人の考えは変わらない。

    「僕はチャンスを待っている。その間もチームを助け、F1で必要な競争力を失わないようにしている」

    「その間もいろいろなカテゴリーで、いろいろなクルマを運転して、自分自身を試している。もしカートコースへ行って最速でなければ心配するだろう。GTカーに乗って最速でなければ心配するだろう」

    「でも今のところ、僕はまだ最速だ。だからF1でその週末が訪れるまでは、より良いクルマが手に入るのを待つだけだ」

    その言葉を裏付ける数字も存在する。

    アロンソは2024年ハンガリーGP以降、41戦連続で予選でランス・ストロールを上回っている。ストロールはF1でポールポジション1回、表彰台3回を獲得した経験を持つドライバーだが、そのチームメイトを約2年にわたり予選で圧倒し続けている。

    モナコがアストンマーティンに与える最大の好機
    今季のアストンマーティンにおいて、光るパフォーマンスを見せているのはほぼアロンソだけだ。

    カナダGPではQ2進出を果たし、レース序盤には10番手まで浮上した。しかしマシンの根本的な競争力不足により、最終的には後退を余儀なくされた。

    ところがモナコは事情が異なる。

    このサーキットは低速コーナー中心で、パワーユニット性能の影響が小さい。さらにオーバーテイクが極めて困難なため、予選順位の価値が他のどのサーキットよりも高くなる。

    アストンマーティンが苦しんでいる高速コーナー性能やパワー不足の影響は大幅に薄れ、比較的良好な低速コーナー性能が前面に出る。

    アロンソの予選での速さとモナコでの経験を考えれば、トップ10争いに加わる可能性は十分に存在する。

    モナコがアロンソに有利な7つの理由
    1.エンジンパワーの重要性が低い
    モナコはカレンダー中で最も低速なサーキットであり、長いストレートが存在しない。そのためホンダ製パワーユニットの出力不足が表面化しにくい。

    2.電力デプロイメント規則の変更
    2026年モナコGPではFIAがエネルギーデプロイメント規則を変更している。通常より早い速度域から電力出力が制限されるため、高効率なパワーユニットを持つチームの優位性が縮小される。

    3.アクティブエアロの無効化
    安全上の理由からアクティブエアロが使用されないため、空力性能差が縮まり、追い抜きもさらに難しくなる。

    4.メカニカルグリップ重視の特性
    モナコでは空力効率よりもメカニカルグリップやサスペンション設定が重要となるため、絶対性能で劣るマシンでも競争力を発揮しやすい。

    5.エネルギーマネジメントの負担が小さい
    頻繁なブレーキングによって回生エネルギーを確保しやすく、ホンダが他コースで苦戦してきたエネルギーマネジメントの問題も目立ちにくくなる。

    6.オーバーテイクが極めて困難
    一度前に出れば後方の速いマシンを抑え続けることが可能であり、予選順位の価値が非常に高い。

    7.アロンソの豊富な経験
    モナコで2勝を挙げ、20年以上にわたって走り続けてきた経験は大きな武器となる。ドライバーの自信と精度が問われるコースだからこそ、その価値はさらに高まる。

    鍵を握るのは土曜日の予選
    理論上、モナコはアストンマーティンにとって今季最高のポイント獲得機会と言える。

    ただし、そのためには完璧な週末が必要になる。

    まず金曜日のプラクティスで十分な周回数を重ねなければならない。モナコでは周回を重ねることで少しずつ限界を探り、自信を積み上げていく必要がある。

    土曜日午前の最終プラクティスも重要だ。各チームはここで予選シミュレーションを実施し、最終調整を行う。

    そして勝負の瞬間は予選だ。

    モナコではトラフィックの影響が大きく、1周のアタックをクリーンにまとめられるかが結果を左右する。アストンマーティンはセッション運営を完璧にこなさなければならない。

    最後はアロンソ自身の仕事になる。

    モナコで2勝を挙げ、20年以上にわたってこのコースを走り続けてきた経験を持つスペイン人ドライバーが、予選でどこまでマシン以上のパフォーマンスを引き出せるか。

    決勝では好位置を守り切るだけでポイント獲得の可能性が大きく広がる。

    難しい挑戦であることは間違いない。しかし、少なくともこれまでのサーキットとは違い、今回は現実的な希望が存在する。

    それだけでも、2026年のアストンマーティンにとっては大きな前進と言えるだろう。

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  • アロンソがスペインDAZNを“出禁”に? アストンマーティンF1批判巡り関係悪化

    アロンソがスペインDAZNを“出禁”に? アストンマーティンF1批判巡り関係悪化

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)とスペインの公式F1放送局DAZNとの関係が悪化していると、スペイン国内で報じられている。

    発端となったのは、マイアミGP期間中およびその後にDAZNのF1中継チームが行ったアストンマーティンに関する発言だ。スペイン人ジャーナリストのルベン・カナレスによると、アロンソ陣営はDAZNによる取材やガレージへのアクセスを制限する措置を取ったとされている。

    問題視されたホンダPUとアストンマーティン批判
    報道によると、アロンソ陣営が不満を抱いた理由は大きく2つある。

    ひとつは、DAZNのF1解説者アントニオ・ロバトがマイアミGP期間中に、アストンマーティンとホンダのパワーユニットに振動問題があると報じたことだ。

    しかしアロンソ側は、その問題はすでに解決済みだったと認識しており、不要な憶測を広げたとして快く思わなかったとされる。

    さらに問題となったのが、マイアミGP後にロバトが行ったインタビューだ。

    その中でロバトは、2026年のアストンマーティンの苦戦について「F1史上最大級の失敗」と評したとされる。また、その状況をマクラーレンとホンダが苦戦した過去の提携と比較しながら、アロンソはチーム選択の判断を誤る傾向があるとの趣旨の発言を行ったという。

    アロンソが具体的にどの発言を問題視したのかは明らかになっていないが、こうした一連のコメントが関係悪化の引き金になったとみられている。

    長年の盟友ロバトとの関係にも亀裂か
    アントニオ・ロバトは長年にわたりアロンソを取材してきたジャーナリストとして知られ、スペイン国内では両者の関係は極めて良好と見られてきた。

    そのため、今回の報道が事実であれば、単なるメディア対応の問題ではなく、長年続いた信頼関係に亀裂が生じた可能性もある。

    現時点では、この措置がカナダGP限定だったのか、それとも今後も継続されるのかは不明だ。

    アロンソ自身もカナダGP後に不満を吐露
    こうした騒動の一方で、アロンソ自身もカナダGPでの競争力不足に強い不満を示していた。

    19番手スタートからオープニングラップで10番手まで浮上したものの、その後は徐々に後退。最終的にはシートトラブルによってリタイアを喫した。

    「リタイアそのものよりもフラストレーションが溜まったのはペースだ」とアロンソは語った。

    「スタートは良かった。でもその後は徐々に後退し、結局は本来のポジションに戻ってしまった。あの好スタートを維持できるだけのペースがなかった」

    「それでも楽しかった。スタートでいくつか順位を上げられたしね。ポイント圏外にいるときは、他のドライバーより少しリスクを取ることもできる」

    アストンマーティンは2026年シーズン序盤から深刻なパフォーマンス不足に苦しんでおり、アロンソの苛立ちはチーム内部だけでなく、スペイン国内メディアとの関係にも影響を及ぼし始めているのかもしれない。

  • フェルナンド・アロンソの1周目は別格 苦戦アストンマーティンF1でも“王者の走り”

    フェルナンド・アロンソの1周目は別格 苦戦アストンマーティンF1でも“王者の走り”

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、苦戦が続く2026年型「AMR26」で依然として圧巻のレースクラフトを披露している。

    エイドリアン・ニューウェイ加入で期待を集めたアストンマーティンだが、2026年シーズン序盤は厳しい状況が続いている。ホンダ製パワーユニット由来の激しい振動問題にも悩まされ、アロンソとランス・ストロールの両ドライバーはマシンの扱いに苦戦してきた。

    それでもアロンソは、決勝スタート直後のオープニングラップで何度も驚異的な追い上げを見せている。

    “驚異的”な1周目の追い上げ
    2026年F1オーストラリアGPでは17番手スタートから、1周終了時点で10番手まで浮上。Sky Sports F1のマーティン・ブランドルは、このスタートを「驚異的」と評した。

    続く中国GPでも、アロンソは18番手から9番手までジャンプアップ。その後10番手へ後退したものの、序盤のオーバーテイク能力は際立っていた。

    さらに前戦カナダGPでも、19番手スタートからオープニングラップだけで15番手へ浮上。しかしその後、シートトラブルによりリタイアを余儀なくされた。

    対照的に、アルピーヌのフランコ・コラピントはオーストラリアGPでアロンソの1つ前からスタートしながら、1周目で順位を上げることはできなかった。

    中国GPでも、カルロス・サインツは17番手から12番手、ランス・ストロールは20番手から16番手まで順位を上げたが、アロンソの追い上げ幅は際立っていた。

    ペドロ・デ・ラ・ロサ「存在しない隙間を見つける」
    アストンマーティンのアンバサダーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサは、カナダGP後にアロンソの走りを絶賛した。

    「彼はクルマを抜き、存在しないような隙間に飛び込んでいく」

    「いつものように、多くの面で制限のあるクルマから最大限を引き出している。特に序盤のコーナーでは最高速よりも、駆け引きやタイヤのウォームアップ、そして隙間を見つける能力が重要になる」

    「そして彼は、それをまるでチャンピオンのようにやってのける」

    デ・ラ・ロサは、アロンソが遅いマシンでリスクを負いながら戦っている点にも言及した。

    「17番手からスタートして順位を回復し、より速いクルマと戦いながらも諦めない。追い抜いても、また抜き返されると分かっている状況なんだ」

    「オーバーテイク自体が難しいのに、遅いクルマで抜くのはさらに難しい」

    「現在のクルマ、そして我々が抱える制限の中で、フェルナンドがこれをやっているのは本当に驚異的だ」

    苦戦するAMR26でも際立つ“王者の技術”
    2026年型AMR26は、振動問題やストレートスピード不足など、多くの弱点を抱えている。デ・ラ・ロサによれば、アロンソのマシンはストレートでライバルより「20km/h遅い」という。

    それでもアロンソは、スタート直後の混乱を読み切る判断力、タイヤを瞬時に機能させる技術、そして接触寸前のスペースへ飛び込む勇気で順位を押し上げ続けている。

    アストンマーティンのパフォーマンス改善には時間が必要とみられるが、44歳となった現在でも、アロンソのレース巧者ぶりは衰えを見せていない。