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  • フェルナンド・アロンソが皮肉 「ニューウェイがF1マシンに触れたら速くなった」

    フェルナンド・アロンソが皮肉 「ニューウェイがF1マシンに触れたら速くなった」

    フェルナンド・アロンソは、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンF1カーに“触れた”ことがチームの終盤戦での復調につながったと、冗談めかして語った。アブダビGP決勝で6位に入り、今季初めてドライバーズ選手権トップ10へ浮上したアロンソは、失望の多かった2025年シーズンの中でも随一の活躍を見せた。

    アロンソはアストンマーティン加入後、ランス・ストロールとの予選対決を完全制覇。キャリア3度目となる“予選全勝”を達成するという強さを示した。

    アブダビでの6位、シーズン終盤の強さ
    アブダビGP決勝後、アロンソはF1 TVに次のように語った。

    「とても強いレースだったと思う。あなたが言うように、僕たちは土曜日に速くても日曜日に競争力を少し失うことがある。でも今日はそうではなかった。今日は速かった。

    7位のカタール、そしてここで6位。シーズン終盤は明らかに強かった」

    アストンマーティンの再構築とニューウェイ就任
    カタールGP前、アストンマーティンはエイドリアン・ニューウェイの2026年チーム代表就任を発表した。昨年からマネージング・テクニカル・パートナーとしてデザイン部門を率いていたニューウェイは、2026年からチームのデイリー業務を統括する役割を担う。

    チームは組織再編を進めており、アンディ・コーウェルはホンダとの統合に注力する形へ移行。ニューウェイはカタールでアストンマーティンの現場をチェックしていた。

    「ニューウェイが触れたから速くなった?」アロンソが笑いを交えて説明
    アロンソは終盤戦の復調について「ニューウェイ効果」があったのかと問われ、次のように冗談めかして答えた。

    「分からないよ。エイドリアンはカタールに来ていた」

    アブダビには来ていなかったと指摘されると、アロンソは笑いながら続けた。

    「分かってる。彼がカタールでクルマに触れたんだ。もしかするとその何かが残っていて、今日の最終ラップまで効いたのかもしれない。正直なところ、今年ずっと見てきたようにサーキットによって違うんだ。

    イモラではすでに強かったし、ブダペストではポールまで0.2秒で5位フィニッシュ。なのに、あるレースではQ1落ちもあった。今季はアップダウンが激しかったし、僕たちは一貫性とパフォーマンスが少し足りなかった。来年はそこを改善したい」

    アロンソの言う“復調”は偶然ではない
    アロンソのジョークはさておき、アストンマーティンは本当に終盤戦で調子を取り戻した。低速・中速コーナー主体のサーキットでは依然として強さを見せ、セットアップの適合とアップデートの理解が深まったことが結果につながった形だ。予選での強さを決勝ペースへ反映できた点も改善ポイントといえる。

    アロンソ自身のパフォーマンスも突出しており、安定性、タイヤ管理、レースクラフトのすべてでトップクラスを維持している。2026年に向けて体制を大幅に刷新するアストンマーティンにとって、ニューウェイ加入とアロンソの存在は明確な武器になる。

  • フェルナンド・アロンソ 2025年F1シーズン総括「ドライバーズ10位はひどい」

    フェルナンド・アロンソ 2025年F1シーズン総括「ドライバーズ10位はひどい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年シーズンを振り返り、自身の走りには誇りを持ちながらも、最終的なドライバーズ選手権10位という結果には強い不満を示した。アブダビGPでは予選6番手、決勝6位と堅実にまとめたが、「表には反映されていない」と語っている。

    アロンソは、シーズン終了後すぐにシルバーストンのシミュレーター作業に戻る予定で、2026年の大規模なレギュレーション変更に向けた準備をすでに開始している。

    アロンソ「10位はキャリアでも最悪の部類。ひどい結果だ」
    アロンソは2025年の最終リザルトについて率直だった。

    「ドライバーズ選手権で10位というのは、僕のキャリアでもひどい部類の順位だ。自分にとって本当に“ひどい”」

    「アブダビでは予選6位、決勝6位だった。レースでは何も起きなかった。セーフティカーも、悪いピットストップもなかった。僕には“タダでもらえるポジション”なんてない。いつも戦って自分で獲らなければいけない」

    その一方で、自身のパフォーマンスには満足しているという。

    「シーズンを通して自分が示したレベルは良かったと思っている。ただ、正直なところ、早く終わってほしかった」

    「24年間ずっと同じ。倒すべき相手はチームメイトだけ」
    現在のF1での自身の目的について、アロンソは明確だ。

    「僕にできる唯一のことはチームメイトより前でフィニッシュすることだけだ。ドライバーは20人いて、10人はチームメイトに勝ち、10人は負ける。それが唯一のベンチマークだ」

    「24年間ずっと同じことをやってきたし、ほとんど問題を抱えたことはない」

    2026年は“未知の領域”。本当に重要なのはシーズン序盤後の開発力
    アロンソはアブダビから間を置かずにイギリスへ戻り、アストンマーティンの新シミュレーターで2026年マシン開発に取り組む。

    「これから未知の領域に入る。期待値は“事実以上”に高い。誰も来年の速さを語ることはできない。参考になるデータも噂もないからだ。バルセロナとバーレーンでようやく全体像が見えてくる」

    特に重要なのは開幕仕様ではなく、その後のアップデートだと強調する。

    「僕にとって希望があるのは、オーストラリアで発表するマシンよりも4戦目のマシンだ。こういう大きな革命期では、2か月後に突然コンマ5秒速くなることだってある」

    ニューウェイ加入への期待「彼が手掛ける初のアストンマーティン」
    アロンソは、アストンマーティンの新体制に明確なポジティブ要素を見ている。

    「新しいファクトリー、新しい風洞、そしてエイドリアン・ニューウェイが初めてこのチームのマシンに関わっている。誰が最も良い仕事をするかで前に行くかどうかが決まる」

    「もし最初にうまくいかなくても、2回目で正さなければならない。それだけの話だ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ノリス初タイトルに賛辞「3人とも“ふさわしい”シーズンだった」
    アロンソは2025年ワールドチャンピオンとなったランド・ノリスについても温かい言葉を述べた。

    「ランド、おめでとう。本当にうれしい。3人ともチャンピオンにふさわしいシーズンだった。ピアストリは非常に堅実で、マックスは間違いなくグリッドで最強だ。そしてランドはとても速かった」

    さらに、自身との縁にも触れている。

    「僕がマクラーレンを去ったとき、彼はテストドライバーだった。その後デイトナで一緒に走った。彼はいい奴で、信じられないほどのドライバーだ」

  • フェルナンド・アロンソ F1新王者ノリスを祝福「いい子で素晴らしいドライバー」

    フェルナンド・アロンソ F1新王者ノリスを祝福「いい子で素晴らしいドライバー」

    マクラーレン時代にテストドライバーとして過ごした若き日から、デイトナ24時間レースでの共闘まで。フェルナンド・アロンソは、F1アブダビGPで初のF1ワールドチャンピオンに輝いたランド・ノリスを、心のこもった言葉で祝福した。

    アロンソはスペインメディアに対し、タイトル争いを演じた3人全員を称えながら、とりわけ旧友ノリスの戴冠を喜んだ。「カートの頃から夢見てきた世界王者の座を今日つかんだ」と語り、彼の成長を振り返った。

    ノリスの初タイトルを称賛「いい子で、信じられないほどのドライバー」
    「ランドは本当によくやった。とても嬉しい。3人ともチャンピオンに値したし、素晴らしいシーズンを戦ってきた」とアロンソは口火を切った。

    「ピアストリは非常に堅実だった。シーズン最後の3分の1で多くのポイントを失った理由は分からないが、シーズン中盤は無敵に見えた。マックス?マックスを疑う人なんているのか。おそらくグリッドで一番のドライバーだ。そしてランドはとても速かった。こういう緊張感のある週末で、とてもよくやった」

    3人は予選トップ3を占め、決勝でも表彰台に並んだ。「誰も失敗しなかった。全員が勝つに値した。でも勝てるのは1人だけで、ランドが勝った。彼のために喜ぶべきだと思う。カート時代からの夢であるF1に到達し、世界選手権を獲った。今日はそれを叶えた日だ」

    「僕がマクラーレンを去ったとき、彼はまだとても若いテストドライバーだった。その後デイトナも一緒に走ったし、彼はいい子で、信じられないほどのドライバーだ」と振り返り、改めてノリスを称えた。

    アロンソ「10位はキャリア最悪レベル」──不本意な最終順位
    今季終盤の2戦で16ポイントを加算し、アロンソはドライバーズ選手権10位でシーズンを終えた。しかしこの順位について満足はしていない。

    「キャリアの中でも最悪レベルだ。ドライバーズ選手権で10位なんて、僕にとってはひどい」と語る。

    自身のパフォーマンスについて問われると、「分からないよ。僕ができる唯一のことはチームメイトの前でフィニッシュすること。20人のうち10人はチームメイトの前に行き、10人は後ろになる。それが唯一の指標だ」と説明した。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    トラブル続きの終盤戦を回顧「僕はいつも自力で戦ってきた」
    最終戦前の数戦については、こう振り返る。

    「ラスベガスでは悪い形で終わった。多くのポイントを失った。モナコでは6番手を走っていたのに、突然エンジンが止まった。そういう瞬間がいくつかあった。だけど、僕は自分の結果にいつも満足している。なぜなら、あまり“プレゼント”をもらったことがないからだ」

    「24年間ずっと同じことをやってきた」 来季への自信は揺るがず
    来年、競争力あるマシンさえあれば再びトップ争いに加われるのか——その問いにも、アロンソは迷いなく答えた。

    「疑ってはいなかった。傲慢に聞こえたら申し訳ないが、24年間ずっと同じことをやっている。チームメイトと同じマシンに乗り、問題を抱えることはほとんどなかった。ほかのカテゴリーに乗っても同じだ。毎週末カートに乗っても問題ない。僕のことを疑う人は、この24年間を見ていなかっただけだ」

    アロンソはなお強く、なお勝利を求めている。今年10位という結果は受け入れがたいものの、彼の競争心と自信は揺らいでいない。来季、アストンマーティンとともに再び上位へ返り咲くことを目指す。

  • フェルナンド・アロンソ 三つ巴F1タイトル最終決戦に興奮「絶対に見逃さない」

    フェルナンド・アロンソ 三つ巴F1タイトル最終決戦に興奮「絶対に見逃さない」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今週末アブダビで行われる歴史的な三つ巴タイトル決戦を「世界がどうあっても見逃せない」と語り、自身がコックピットにいるかどうかに関わらず最後まで見届ける決意を示した。

    今季は苦しいシーズンとなったアロンソだが、ランド・ノリス、マックス・フェルスタッペン、オスカー・ピアストリの3人が数ポイント差でアブダビ入りすることを知らされると、表情を明るくした。

    「そう、全員すぐそこにいる。信じられない展開だ」とアロンソは日曜に笑顔で語った。

    「またしてもマクラーレンが少し速かったと思うけど、状況というものは常に影響する。そして次はアブダビだ。スポーツにとって素晴らしいし、3人にとっても素晴らしい。どの3人がチャンピオンになってもおかしくない」

    アロンソは優勝候補を挙げることを拒み、次のように続けた。

    「僕は車に乗っているつもりだ――そう願っている。でももし乗れなかったとしても、ここに来てあなたたちと一緒に見るよ。世界がどうあっても見逃さない。3人全員の成功を願っている」

    スペイン紙『Marca』にも同様に語り、「3人全員がタイトルを争っている。スポーツにとって素晴らしい状況だ」と述べた。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    一方、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は、カタールGPで起きたポイント変動の大きさをまったく把握していなかったことを明かし、報道陣を驚かせた。

    「どうしてマックスが12ポイント差なの?」とハミルトン。フェルスタッペンが優勝し、ノリスが表彰台を逃したことを聞かされると、「本当に?どこでピアストリはフィニッシュしたんだ?」と目を瞬かせた。

    多くのドライバーはコース脇の大画面でレース状況を把握するが、ハミルトンは「もっとスクリーンがあれば助かる」と微笑み、「レースは見えなかったけど、すごくエキサイティングだね」と付け加えた。

    その後ハミルトンはこう続けた。

    「マックスには素晴らしい車がある。でも彼自身もその車で信じられないことをやっている」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、カタールでの惨敗の中で唯一楽しめたのは「頭の中でタイトル争いの計算をすることだった」と苦笑した。

    「大画面でレースを見ながら、計算していた。それが僕のレースで一番エキサイティングだった」と語った。

    さらに、カタールGPでノリス寄りの展開に影響したと批判されたメルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリは、どのドライバーを応援しているかについて隠さなかった。

    「僕は信じているよ」とアントネッリはフェルスタッペンの逆転タイトルへの期待を口にした。

    「彼は成し遂げると思う。失うものが何もない状況にいるからね」

    三つ巴決戦が生む“F1らしさ”──ベテランドライバーの視点が示すもの
    アロンソの発言には、タイトル争いの核心が描かれている。

    自身のシーズンが上手くいかなくても、レースそのものへの情熱が衰えない。特に今年は、マクラーレン勢とフェルスタッペンが互いに異なる強みを持ちながら、最後の最後まで激しく競り合ってきた。

    アロンソが言う「状況が常に影響する」という一言は、今年の混迷を象徴している。

    マクラーレンのスピード、レッドブルの経験値、各レースでの偶発要素。どれが決定打になるのか、アブダビまで読めない。

    ハミルトンとルクレールのコメントも、別の角度から“今年の異常さ”を物語る。

    フェラーリの2人は、タイトル争いに直接絡めない状況でありながら、その推移には強い関心を寄せている。特にハミルトンがポイント差を知らなかったという場面は、カタールの混戦ぶりと混乱を象徴している。

    メルセデスのアントネッリがフェルスタッペンを推す姿は、若い世代が“勝者のメンタリティ”をどう捉えているかを示し、次世代ドライバーの価値観が垣間見える。

  • フェルナンド・アロンソ 「44歳・24年のF1経験には“利点と欠点”がある」

    フェルナンド・アロンソ 「44歳・24年のF1経験には“利点と欠点”がある」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が2025年F1カタールGPのスプリント予選で今季最高位となる4番手を獲得した。マクラーレン勢とジョージ・ラッセル(メルセデス)に続く2列目スタートを確保し、同僚ランス・ストロールを大きく上回る結果となった。

    現役最年長の44歳、F1参戦23年目、423戦出走という圧倒的キャリアを誇るアロンソは、年齢ゆえの弱点と莫大な経験がもたらす強みを冷静に語りつつ、チームの低迷期でも揺るがないモチベーションの源を明かした。

    「44歳・24年の経験は“利点と欠点”がある」
    アロンソは予選後、年齢による影響と経験の価値について率直に語った。

    「うん、まあ、24年の経験、44歳というのは、いくつか不利な点がある。時差ボケや移動でちょっと疲れやすい。でも、コースも知っているし、タイヤも知っている、クルマも知っている。金曜のうちにすべてチェックできるんだ」

    「それに、土曜にはパルクフェルメを開けられる。少しだけどクルマを調整できるし、みんながサーキットをつかむようになる。でもまあ、ひとつずつだ。まず明日のスプリント、それから日曜の予選へ進みたい」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    低迷するアストンマーティンでも揺るがない意欲
    アロンソのモチベーションの高さは、現在のアストンマーティンの状況を踏まえると際立つ。チームは2025年コンストラクターズ選手権で8番手、表彰台は2023年シーズンを最後に遠ざかっている。

    それでもアロンソは、2026年に控える大規模レギュレーション変更を前向きに捉えている。

    「2022年の冬、アストンマーティンに加入したとき、チームが良い方向へ進んでいると分かっていて、2023年はいいシーズンになると思っていた。あのときはワクワクしていた」

    「今回は規則が大きく変わる。どんなレギュレーションになるのか、どのチームが良いスタートを切るのか、分からないことが多い。でも、ワクワクしているのは確かだ」

    また、現在の戦いについても冷静に語る。

    「今年は厳しい。大きな成果を狙える状況ではない。でも残り2戦をできる限り良い形で終えたい。コンストラクターズでは5〜7点差の中に数チームがいる。カタールで2回、アブダビで1回、計3回ポイントを取れるチャンスがある。ライバルを上回りたい」

    スプリントでの好結果がチームにもたらす意味
    今回の4番手スタートは、アストンマーティンが7位ハースを逆転するうえで重要な材料になる。両者の差はわずか1ポイント。さらに後方のザウバーも4点差で迫っており、アロンソの位置取りはコンストラクターズ争いにおいて非常に大きい。

    アロンソは「まずはスプリントでしっかり戦う」と強調しており、アストンマーティンが苦しいシーズン終盤に希望をつなぐ1日となった。

  • フェルナンド・アロンソ ニューウェイのアストンマーティンF1新代表就任を歓迎

    フェルナンド・アロンソ ニューウェイのアストンマーティンF1新代表就任を歓迎

    フェルナンド・アロンソは、エイドリアン・ニューウェイがアストンマーティンの新しいチーム代表に就任したことについて、「チームが将来ワールドチャンピオンになるための“普通の論理的ステップ”だ」と語った。

    アストンマーティンは水曜日、2025年初頭にレッドブルから加入したニューウェイが株主兼マネージング・テクニカル・パートナーとしての役割に加え、チーム代表を務めると発表。アンドレアス・コーウェルはパワーユニットとホンダ連携側に専念する体制へと移行する。

    「2人の最高の人物が揃った」アロンソが語るチーム体制
    アロンソは、低迷するシーズンを背景にした今回のリーダーシップ変更は妥当だと強調した。

    「良いニュースだ。彼(ニューウェイ)はすでに技術開発だけでなく、どの分野を強化すべきか、どこを優先すべきでないかを見極めるなど、内部で多くのマネジメントをしていた。一方、アンディ(コーウェル)はエンジン側のマネジメントや、シャシーとの統合面を担当していた」

    「だから2026年へ向けた普通の論理的ステップかもしれない。シャシーとチームを担当する人物、そしてエンジン統合とチームを担当する人物という、恐らく2人の最高の人材が揃った。さらにローレンス(ストロール)の強いリーダーシップがある。3人がいれば我々は良い手に委ねられている。2026年にはより良いクルマで臨めるはずだ」

    ニューウェイの“性能のみを追求する”哲学を絶賛
    F1で最も多くのタイトルマシンを生み出したニューウェイは、新プロジェクトのたびにドライバーから意見を求めることで知られる。長く共演を待ち望んできたアロンソは、その姿勢がアストンマーティンに最適だと語った。

    「エイドリアンのスタイルは一つだけ、それは“性能”だ。性能と完璧さを無限に追い求める。素晴らしい競争者であり、偉大なリーダーだ。チームはすでに性能方向へ向かっているが、彼とならその方向性はさらに極端になるはずだ」

    指揮官交代の多さは「自然な流れ」
    アストンマーティンでは、コーウェルがマイク・クラックに代わってチームを率いた今季から、ニューウェイで3年連続のチーム代表交代となる。しかしアロンソは、これはプロジェクトの規模を考えれば自然な現象だと語る。

    「チーム内の結束はとても強い。皆が団結している。今は将来に向けて特別なものを作り上げている最中だ。新しいファクトリー、風洞、そして今回の名前の数々。すべては効率を最大限にするための小さな調整なんだ」

  • フェルナンド・アロンソ 「もうこのF1マシンともお別れ…残り2戦はお祝いだ」

    フェルナンド・アロンソ 「もうこのF1マシンともお別れ…残り2戦はお祝いだ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1ラスベガスGP決勝で13位でフィニッシュした。

    ウェットの予選で光った7番手スタートは実りにつながらず、決勝では直線スピード不足と低い効率が露呈。終始厳しいレースとなり、ポイント圏には手が届かなかった。

    アロンソは雨の予選で入賞圏内に食い込み期待を集めたが、ドライの決勝では50周にわたりペース不足が明確となった。レース後、本人は「孤独で退屈なレースだった」と語り、自身の好走が結果に結びつかなかった現実を淡々と受け止めた。

    「孤独で退屈なレースだった」
    アロンソは決勝後、「週末ずっと普通だったし、ラスベガスで魔法のように速くなることもなかった。ポジションを落として、アクションもなく、孤独で退屈なレースになった」と振り返った。

    予選の7番手は“雨がつくった例外”だったと捉えており、「ああいうのは滅多にないし、決勝を走って初めて、本当の位置が分かる」と話した。

    アストンマーティンのブランドアンバサダーでDAZN F1の解説を務めるペドロ・デ・ラ・ロサも、
    「戦略は良かったがスピードとトップエンドが足りなかった。予選の雨が現実を歪めていた」
    と分析した。

    見せ場は「あの1回だけ」
    アロンソはレース中、角田裕毅とフランコ・コラピントをまとめてかわす場面や、ハミルトンやハース勢とのバトルがあったが、最終的にはペース不足で後退した。

    「良かったオーバーテイクは1回だけだと思う。でもテレビで“良かった”と言われたなら、それは嬉しい。たぶんレース中に唯一できたオーバーテイクだった」
    と冗談交じりに語った。

    「6位を期待するのは非現実的。2026年に集中している」
    アロンソは残るカタール、アブダビの2戦についても慎重だ。

    「良くなるといいけど、現実的にならないといけない。何戦も正当にポイントを取れていないんだから、カタールで6位以内に入れると期待する方が非現実的だ」
    と語り、現在のパフォーマンスではポイント争いが厳しいことを認めた。

    現在アロンソは最終戦を前にトップ10入りから後退しており、
    「ここ最近は本当に厳しい年だ。僕たちは2026年に集中している」
    と長期プロジェクトへ意識を向けている。

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム)

    「このクルマをもう運転しなくていい、お祝いの2戦」
    そしてアロンソは、残る2戦をこう総括した。

    「シーズンの最後は“お祝い”として受け止めるよ……もうこのクルマを運転しなくていいというね。カタールではスプリントがあるし、アブダビではまた別の“お祝い”があるだろう」

    2025年の終盤戦はアロンソにとって耐える時間が続くが、2026年の新規則に向けた準備をすでに見据えている。

  • フェルナンド・アロンソ ラスベガスGPを痛烈批判「この路面はF1基準じゃない」

    フェルナンド・アロンソ ラスベガスGPを痛烈批判「この路面はF1基準じゃない」

    フェルナンド・アロンソはF1ラスベガスGPについて「F1の基準ではない」と強く批判した。アロンソは路面の滑りやすさやタイヤ温度が入らない問題、そして“安全性ギリギリ”と感じるバンピーさを指摘している。

    ラスベガスGPは2023年に初開催。初年度はマンホール問題が発生し、カルロス・サインツのマシンが破損するなど混乱もあったが、以降は概ね成功と評価されてきた。だがアロンソは、依然として改善すべき点が多いと考えている。

    アロンソ「滑りすぎてタイヤが機能しない」
    アロンソは現行の路面について次のように語った。

    「サーキット自体は高速で楽しいんだが、このアスファルトの種類はF1の基準じゃないと思う。滑りすぎてタイヤに温度を入れられない。グリップがなくて、すごくバンピーなんだ。安全に走れるかどうか、ギリギリのレベルだ」

    「だから将来のために、これはFIAと話し合う必要があると思う。これが来年以降も許容できるものなのかどうかね」

    フェルナンド・アロンソ ラスベガスグランプリ

    過密日程と時差に不満「こんなスケジュール、他のスポーツじゃありえない」
    今年のラスベガスGPはシーズン終盤のトリプルヘッダーの初戦。

    アロンソはヨーロッパやブラジルからの移動、そして次戦カタールへの“過酷な時差移動”を問題視している。

    「正直に言うと、カレンダー上の位置も僕たちには厳しい。ここに来るまでの時差も距離も大きいし、ブラジルの2週間後で、今度はカタールに直行だ。飛行機で17時間、時差は13時間もある」

    「世界のどんなスポーツでも、こんなスケジュールを受け入れるとは思えないよ」

    アストンマーティンは2026年を見据える
    アロンソはラスベガスでトップ10圏外に終わり、アストンマーティンは2026年の新レギュレーションに向けた体制強化を進めている。

    来季はエイドリアン・ニューウェイ設計のマシンが初めて投入される予定となっている。

  • フェルナンド・アロンソ 2026年のF1大改革に抱く“唯一の疑問”とは

    フェルナンド・アロンソ 2026年のF1大改革に抱く“唯一の疑問”とは

    フェルナンド・アロンソは2026年、前人未到の23年目のF1シーズンに突入する。アストンマーティンのベテランドライバーは、シャシーとパワーユニットが同時に刷新される大改革を前に、1つだけ拭えない懸念を明かした。それは「オーバーテイクは本当に成立するのか」という根源的な問題だ。

    2026年マシンはダウンフォース低下とアクティブ・エアロの導入により挙動が一新され、DRSは廃止される。さらに、バッテリー出力は現行比で約3倍となる350kWへ引き上げられるため、エネルギー管理がレースの鍵を握る。

    アロンソはシミュレーター作業の段階で、この“エネルギーとオーバーテイクの両立”こそが最大のハードルだと感じているという。

    アロンソの懸念:“使ったエネルギーのツケ”が次のストレートで返ってくる
    フェルナンド・アロンソは今回の規則変更について「スポーツとしての本質は変わらない」と前置きしつつ、最も気になっている点としてオーバーテイクの難易度を挙げた。

    アクティブ・エアロが導入される2026年は、前走車・後続車ともにストレートでDRS相当の低ドラッグ状態を得られる。そのため、アロンソは「前にいる車と後ろにいる車で空力的な差がなくなる」ことを指摘している。

    その結果、追い抜きのために大量のエネルギーを直線で投入すると、次のストレートで今度は自分が不利になる恐れがあるという。アロンソはこれを“エネルギーのツケ”と表現し、以下のように警鐘を鳴らした。

    「追い抜くためにエネルギーを多く使えば、次のストレートで代償を払うことになる。追い抜いた直後に今度は自分が抜き返される可能性があるからだ」

    この“抜いても抜かれてしまう”状況が続くと、ドライバーがリスクを取ってオーバーテイクに行く動機が薄れる可能性がある。アロンソはそれを「両者が時間を失うだけでメリットがない状況」と説明している。

    鍵を握るのは“タイヤ”──複数ストップのレースが増えれば自然と追い抜きは生まれる
    アロンソがもう一つ強調したのが、2026年のレースを決定づけるのはタイヤだという点だ。

    もしピレリのタイヤが現在よりも劣化しやすく、戦略の幅が生まれれば、アンダーカットやオーバーカットが増え、オーバーテイクは自然と増える。アロンソはこう語っている。

    「3回、4回のピットストップがあるレースになれば、タイヤ性能差が大きくなる。アウトラップで一気に抜けるから、エネルギーもDRSも必要ない」

    つまり、2026年の“オーバーテイク問題”はアクティブ・エアロだけの話ではなく、タイヤの設計方針が大きな影響を与えるという指摘だ。

    2026年は“過去にないレース展開”が生まれる可能性
    アロンソの懸念は、2026年規則がもたらす未知のレース構造を象徴している。エネルギー管理・アクティブ・エアロ・ダウンフォース低下・タイヤの特性といった複数要素が複雑に絡み合うため、オーバーテイクが増えるとも減るとも断言できない。

    アロンソ自身も「実際にマシンが走り始めるまでは、誰にも予測できない」としており、テスト初日の走行データこそが“真の答え”を示すことになる。

    ストレートで共通化された空力挙動と大量の電力をどう使うのか。2026年F1は、これまでとはまったく異なる“新しい勝負の形”を生み出すかもしれない。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1復調に手応え「正しい方向にいる」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1復調に手応え「正しい方向にいる」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1サンパウロGPのスプリント予選で5番手を獲得した後、チームの士気を高く維持する重要性を強調した。

    今季のアストンマーティンはシルバーストンの本拠地で苦しいシーズンを過ごしており、勢いを取り戻せずにいるが、現在ミッドフィールドの混戦の中におり、6位のレーシングブルズとは3ポイント差、さらにその後方のハースF1チームとは7ポイント差と、激しいポイント争いを繰り広げている。

    インテルラゴスで行われたスプリント予選では、この3チームの中でアストンマーティンが最も好調で、ランス・ストロールもアロンソから2つ下のポジションでフィニッシュ。スプリントで貴重なポイントを狙う絶好の位置につけた。

    FP1から安定した手応え
    「FP1からクルマの感触は良かった。僕たちは4番手で、今は5番手だ。つまり、週末のスタート時点でマシンの“ウインドウ”の中にいられたということだ」とアロンソは振り返った。

    「フリープラクティスが1回しかないフォーマットでは、最初から正しい方向に入っているとすべてが楽になるんだ」

    アストンマーティンは近年、一貫してポイント圏内での結果を出せず苦戦してきたが、今回の上位スタートはチーム全体にとっての好材料となった。

    「今日はチーム全体にとって良いブーストになったと思う。僕たちは諦めていないし、毎日全力で挑み続けている」

    「ドライのままだったらポジションを守るのは比較的簡単だっただろうけど、明日は雨が降る可能性が高い。何が起こるかわからないよ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム) F1 ブラジルグランプリ

    ストロールも手応え「楽しかった」
    スプリント当日のブラジルは雨と強風のリスクが高く、順位が大きく入れ替わる可能性もあるが、チームメイトのランス・ストロールは冷静に臨む構えだ。

    「クルマの感触はすごく良かったし、良いラップもいくつかあったから楽しかった」とストロールは語った。

    「まだスプリント予選が終わっただけだから、明日どうなるか見てみよう」

    アストンマーティンにとって再浮上のきっかけとなるか
    ここ数戦で苦戦を強いられてきたアストンマーティンにとって、今回の5番手・7番手スタートはチーム再建に向けた重要な一歩となる。アロンソが言うように「諦めない姿勢」が、今後の戦いで鍵を握りそうだ。