タグ: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ マクラーレンのF1タイトルに見解「2007年とは全く違う」

    フェルナンド・アロンソ マクラーレンのF1タイトルに見解「2007年とは全く違う」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、今季マクラーレンで展開されているランド・ノリスとオスカー・ピアストリのタイトル争いについて、自身が2007年にマクラーレンでルイス・ハミルトンと争った状況とは「決定的に違う」と語った。

    2007年、アロンソは2度の世界王者としてマクラーレンに加入し、開幕2戦目でランキング首位に立った。しかし、その後ルーキーのハミルトンが追い上げ、最終戦までフェラーリのキミ・ライコネンを交えた三つ巴のタイトル争いを展開。最終的にライコネンがわずか1ポイント差で逆転王者となった。

    2025年のマクラーレンは、ノリスがピアストリに1ポイント差でタイトルをリードする一方、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が過去5戦連続で差を縮めている。
    それでもチームは一貫して「どちらか一方を優先しない」姿勢を貫いており、ザック・ブラウンCEOも「どちらかを優先するくらいなら、2007年のような結末になっても構わない」と語っている。

    アロンソは、この“二人の争い”が当時と根本的に異なると指摘した。

    「2007年と全く同じ状況ではないと思う」とアロンソはF1公式チャンネルに語った。
    「当時の中国GPで、ロン(デニス)が“我々のライバルはキミではなくフェルナンドだ”と言ったことをよく覚えている」

    「もし今、ザックが“我々のライバルはマックスではなくオスカーだ”と言ったらどうだろう? 全く違うシナリオだよ」

    当時、デニスのこの発言は、タイトル争いの渦中にあったハミルトンが上海でリタイアした直後に発せられたもので、アロンソは驚きをもって受け止めたという。その後、両者の関係は悪化し、アロンソはシーズン終了後にチームを離脱した(なお、2015年には再びマクラーレンに復帰している)。

    一方、ハミルトン(フェラーリ)は、自身もメルセデス時代にニコ・ロズベルグとのタイトル争いを経験しており、チームがどちらかを優先する判断の難しさを認めた。

    「僕自身、チーム内で2人のドライバーがタイトルを争う状況を経験した。最終戦まで戦って、結局2人ともタイトルを逃したんだ」とハミルトンは語った。

    「ファンはコンストラクターズタイトルよりもドライバーズタイトルを気にしている。でも、チームにとっては全体の結果も重要だ。どちらかを選ぶのは本当に難しいよ。幸い、僕はチーム代表じゃないからその判断を下さなくていいけどね」

    マクラーレン

    2007年との決定的な違いは「チームの姿勢」
    アロンソが示唆したように、2007年のマクラーレンでは内部対立が結果的にタイトル喪失へとつながった。一方で、現在のマクラーレンは透明性を保ち、ノリスとピアストリを平等に扱う方針を貫いている。

    ザック・ブラウンの発言からも、当時のような“チーム内バトルによる崩壊”を避けたい意図が明確だ。

    フェルスタッペンが再び勢いを増す中、マクラーレンが両ドライバーをどう支えるかが、2025年タイトル争いのカギを握る。

  • ガブリエル・ボルトレト 「アロンソは史上最高の一人。F1王座2回じゃ足りない」

    ガブリエル・ボルトレト 「アロンソは史上最高の一人。F1王座2回じゃ足りない」

    フェルナンド・アロンソを「史上最高のドライバーの一人」と称える声が、同じA14マネジメントに所属するガブリエル・ボルトレトから上がった。ボルトレトは「2回のタイトルでは彼の実力を正当に表せていない」と語り、アロンソがさらなる王座にふさわしい存在であると強調した。

    2006年のドライバーズタイトルから19年が経過した今も、アロンソはF1の頂点を目指し続けている。2010年と2012年には惜しくも王座を逃し、以来3度目の戴冠を果たせていないが、その執念が彼を今もレースの世界に駆り立てている。

    ボルトレト「フェルナンドはもっと多くのタイトルを取るべきだった」
    アロンソが設立したマネジメント会社「A14マネジメント」に所属するボルトレトは、44歳のアロンソを深く尊敬しており、そのキャリアを高く評価している。メディアの取材に対し、ボルトレトは次のように語った。

    「間違いなくそう思う。僕にとって彼は史上最高のドライバーの一人だ」

    「残念ながら、F1とはそういう世界なんだ。正しい場所で、正しいタイミングにいなければならない。才能があってもチャンピオンになれなかったドライバーはたくさんいる。逆に、チャンピオンになった人たちはみんな素晴らしいドライバーだし、それに値している。でも、フェアな比較とは言えないと思う」

    「フェルナンドのようなドライバーは、ドライブの仕方から見ても、もっと多くのタイトルに値する。実際、彼は何度もあと一歩のところまで行っていた」

    ガブリエル・ボルトレトとフェルアンド・アロンソ

    ボルトレトが語る“アロンソ世代”への敬意
    ボルトレトの言葉は、若手世代が今なおアロンソを手本とし、彼の存在に影響を受けていることを示している。彼自身もアロンソの支援を受けながらキャリアを築いており、世代を超えた尊敬関係が垣間見える発言だ。

    また、「正しい場所・正しいタイミング」という言葉は、F1の残酷な現実を的確に表している。アロンソが2000年代後半から2010年代にかけてチーム移籍のタイミングに恵まれなかったことはよく知られており、ボルトレトの指摘はそのキャリアの象徴的側面を突いている。

    いまや44歳となったアロンソだが、2026年からのホンダ製PU搭載ワークス体制で再び頂点を目指す姿勢に変わりはない。若きボルトレトの言葉は、その闘志と影響力の大きさを改めて証明したと言える

  • フェルナンド・アロンソに同僚爆笑 F1メキシコGPにルチャマスク姿で登場

    フェルナンド・アロンソに同僚爆笑 F1メキシコGPにルチャマスク姿で登場

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、F1メキシコGPのドライバーズパレードに緑のルチャドール(メキシコの覆面レスラー)マスクを着用して登場し、会場を大いに沸かせた。

    マスクにはチームカラーのグリーンが施され、さらにバイザーまで取り付けられており、メキシコ文化への敬意をユーモアたっぷりに表現した姿だった。

    パレードでは、ジョージ・ラッセルやエステバン・オコン、オリバー・ベアマン、アレクサンダー・アルボン、オスカー・ピアストリ、そしてザウバーのガブリエル・ボルトレトらがアロンソの姿を見て爆笑。F1公式はこの様子を「Nando Libre」と題してSNSで公開し、ファンからも「最高すぎる」「まさにメキシコ流!」と話題を呼んだ。

    しかし週末のパフォーマンスは厳しく、アロンソは予選14番手、決勝ではブレーキトラブルにより36周目でリタイア。チームメイトのランス・ストロールも14位に終わり、アストンマーティンにとっては無得点のレースとなった。

    メキシコ文化への敬意を込めた“遊び心”
    アロンソはレース前、「メキシコの文化、特に“ルチャ・リブレ”の精神を感じたかった。みんなで少し楽しもうと思ったんだ。マスクを着けたらドライバーたちも笑ってくれて、最高の雰囲気だった」と語った。

    ベテランらしい余裕とユーモアで周囲を和ませたアロンソだが、その一方でコース上では苦戦が続いている。週末を通してグリップ不足とペースの不安定さに悩まされ、決勝ではマシンを守るためにやむなくリタイアを選択した。


    「フェルスタッペンはF1史上屈指のドライバー」
    メキシコGP週末中、アロンソはメディアの取材でマックス・フェルスタッペンを「F1史上屈指のドライバー」と称賛した。

    「彼はまず“四度のワールドチャンピオン”だ。それは偶然ではない。F1の歴史の中でもトップクラスのドライバーだと思う。マシンが優れているときはチャンピオンを勝ち取り、そうでないときでも常に最大限を引き出して結果を残す」

    「支配的なマシンがあれば記録を次々と塗り替えるし、そうでないときも予選で好ラップを刻み、レースで戦い抜く。その一貫性が彼を偉大にしている」

    フェルスタッペンはこの週末、3位でフィニッシュ。勝利したマクラーレンのランド・ノリスがドライバーズランキング首位を奪還し、フェルスタッペンは3位(321ポイント)で残り4戦に臨む。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    笑顔の裏にあるアロンソの現実と焦燥
    今回の“ルチャドール・マスク姿”は、アロンソのサービス精神とファンへの感謝を象徴する一幕だった。メキシコの文化をリスペクトしつつ、場を和ませる姿勢は20年以上のキャリアを重ねたベテランらしい余裕の表れだ。

    だが、パドック内では笑顔とは裏腹に、アストンマーティンの競争力低下が深刻視されている。アロンソが自らのリタイアを「ブレーキに問題があった」と説明したように、今季中盤以降は信頼性とペースの両面で苦戦が続く。特に一発の速さとレースペースの落差が顕著で、「マシンのウィンドウが狭い」という課題が再び露呈した。

    アロンソは残り4戦で再びポイント圏内に戻れるかが焦点となる。ベテランの経験とモチベーションは依然として高く、今回のような“メキシコ流のユーモア”を保ちながらも、来季に向けた実質的な立て直しが求められる。

  • フェルナンド・アロンソ F1メキシコGP決勝「FIAが何も見ていないのは2回目」

    フェルナンド・アロンソ F1メキシコGP決勝「FIAが何も見ていないのは2回目」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、F1メキシコGP決勝のオープニングラップで一部ドライバーがコーナーをカットして順位を上げたにもかかわらず、FIAが何の対応も取らなかったことに不満を示した。

    レース序盤、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を含む5台のマシンがターン1〜3でコースを外れた。ルクレールはすぐにランド・ノリスへポジションを返したが、その他のドライバーには警告もなく、アロンソは「不公平だ」と憤った。

    「いいスタートを切ってターン1でもアグレッシブに攻めたけど、ターン2と3でまっすぐ突っ込んだクルマが何台かあって、僕の3、4台前に戻ってきた。ちょっと不公平だと思う」とアロンソはレース後に語った。

    「FIAが最初のコーナーで何も見ていないのはこれで2回目だ。教訓だね」

    アロンソはスタート直後の混乱について即座に無線でチームへ報告したが、最終的に何の裁定も下されることはなかった。

    「僕はいいスタートを切って(カルロス)サインツより前にいたのに、ターン2をミスした連中が3台も前に戻ってきた。すごく不公平だ。何とかしてくれと伝えた」と、アロンソは無念さを滲ませた。

    その後、アロンソはマシントラブルでリタイアしており、レースを最後まで走り切ることはできなかった。

    フェルナンド・アロンソ F1

    公平性をめぐる問題が再燃
    アロンソは前戦アメリカGPでも、同様に「FIAが特定の場面を見逃している」と発言しており、連続して審判基準の一貫性に疑問を呈している。

    メキシコGPの第1コーナーは例年混乱が多く、ランオフエリアが広いことが「安全性と公平性のバランス」を難しくしている。

    今後、FIAがこうしたスタート時のコーナーカットをどのように取り締まるかが注目される。

  • フェルナンド・アロンソ F1アメリカGP決勝「レーシングブルズの方が速かった」

    フェルナンド・アロンソ F1アメリカGP決勝「レーシングブルズの方が速かった」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2025年F1アメリカGP決勝でリアム・ローソン(レーシングブルズ)との接戦を振り返り、チームがさらなる改善を必要としていると語った。

    アロンソは10位でフィニッシュし、ローソンとの差はわずか3秒。コンストラクターズ選手権6位争いでは、レーシングブルズが72点でリードし、アストンマーティンは69点で続く。残りは5戦、うち2戦はスプリントを含む。サウバーもニコ・ヒュルケンベルグの8位入賞で59点に迫り、三つ巴の戦いが激化している。

    アロンソ「1ポイント獲るのも大変だった」
    「正直、ペースが足りなかった。今日の1ポイントは本当に厳しかった」とアロンソはRacingNews365などに語った。

    「前のマシンに比べて僕たちは遅かったし、後ろのレーシングブルズを抑えるのが精一杯だった。彼(ローソン)はレースを通してずっと1秒以内にいたということは、彼らの方が僕たちより速かったということだ。レースでは週末の他のセッションよりも苦戦した。残り5戦で改善が必要だ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「今は下から2番目くらいのチーム」
    「今日はおそらく9番目の速さだったと思う。アルピーヌを除けば、僕たちのチームが最も苦しんでいるチームだ。ハースは明らかに前にいて、サウバーも確実に上、ウィリアムズはもう別のリーグ。そしてトップ4がいて……今、僕たちより後ろにいるチームはほとんどない」

    「だから10位で1ポイントを取れたのは悪くない結果だけど、もっと良くならなければならない。次のメキシコでは、紙の上では残りの中で最も厳しいサーキットのひとつだと思う。ラスベガスも同様だ。一方でブラジルとカタールは僕たちに合っているかもしれない。もしメキシコで1〜2ポイントでも取れたら、それはとてもありがたい」

    分析:アストンマーティン、シーズン終盤の正念場
    アロンソの言葉が示すように、アストンマーティンは中団グループの中で明確に苦しい立場に立たされている。オースティンではアップデート効果も限定的で、リアム・ローソンのレーシングブルズやハース、さらにはサウバーにまでペースで劣る場面が目立った。

    残り5戦での鍵は、トラクションが重要な低速区間とタイヤマネジメント。メキシコやラスベガスでは苦戦を覚悟しつつも、ブラジルやカタールで確実にポイントを拾えるかが、コンストラクターズ6位争いの行方を左右するだろう。

  • フェルナンド・アロンソ フェルスタッペンを絶賛「F1史上最高の一人」

    フェルナンド・アロンソ フェルスタッペンを絶賛「F1史上最高の一人」

    マクラーレン勢との激しいタイトル争いが続くなか、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、マックス・フェルスタッペンを「F1の歴史の中でも最高のドライバーの一人」と称賛した。

    フェルスタッペンは現在、ランキング首位のオスカー・ピアストリから63ポイント差の3位につけており、モンツァとバクーでの連勝によって再びタイトル争いに浮上。今週末のF1アメリカGP(オースティン)を前に、チャンピオンシップは残り6戦で混戦模様となっている。

    アロンソは木曜の記者会見で、今季のタイトル行方について次のように語った。

    「予想するのは難しいけど……マクラーレン勢はポイントで優位に立っているから、2人の間の争いになると思う。ただ、マックスは信じられないほどのドライバーだ。もし誰かがマシンの差を覆すとしたら、それは彼だと思う」

    「彼は4度のワールドチャンピオンであり、このスポーツの歴史に残る最高のドライバーの一人だ。マシンが支配的なときはシーズン中に多くの記録を打ち立てられるし、そうでないときでも予選やレースで素晴らしい走りを見せることができる。彼は非常に高いレベルにある。今年はマクラーレンという優れたマシンと戦っているけれど、もし最終戦まで僅差になったら、そのときは彼が注目すべき存在になるだろう」

    アロンソはまた、フェルスタッペンが2021年にメルセデスより劣るマシンでタイトルを獲得したことを引き合いに出し、「マクラーレンの2人が有利だが、マックスならまたやってのけるかもしれない」と付け加えた。

    ハースの新人オリバー・ベアマンも「マックスが最近のレースで取り戻しているポイントの勢いはすごい。3人の争いが最終戦までもつれたら面白い」とコメントした。

    一方のフェルスタッペンは、自身のタイトル争いについて「確率は50/50だね。勝つか、勝たないか。それだけだ。あまり気にしていない」と軽く受け流している。

    アロンソは以前からフェルスタッペンを高く評価しており、今季の日本GPでは彼の予選ラップを「マジック」と表現していた。

    Source: ESPN

  • フェルナンド・アロンソ、マクラーレンF1時代の“1000ユーロ事件”の真相

    フェルナンド・アロンソ、マクラーレンF1時代の“1000ユーロ事件”の真相

    フェルナンド・アロンソ(当時マクラーレンF1)は、2007年のヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)で、自身のクルー全員に感謝の気持ちとして1人あたり1000ユーロ(約15万円)を現金で贈っていたことが、当時のレースエンジニアであるマーク・スレイドの証言によって明らかになった。

    しかしこの“善意の行為”はチーム上層部の怒りを買い、スタッフが解雇されかねない事態に発展していたという。

    突然のリスト作成依頼から始まった出来事
    スレイドはスペイン紙『Marca』に対し、アロンソから「自分のクルー全員のリストを作ってほしい」と頼まれたのが始まりだったと語る。

    「ニュルブルクリンクの初日にフェルナンドがやって来て、『僕のクルー全員の名前をまとめてくれないか』と言った。最初はなぜそんなことを聞くのか分からなかったが、燃料担当、タイヤ担当、部品係など、関係するスタッフをリストアップした」とスレイドは回想する。

    「翌朝、フェルナンドが戻ってきて『このリストの人たちを裏に集めてくれ』と言った。週末の前に“自分の仲間たち”に話をしたいのかと思ったが、彼はこう言ったんだ――『僕はこれまでマクラーレンではやってこなかったけど、自分のクルーに感謝を伝えるのが好きなんだ』と。そして全員に封筒を配った。中には1000ユーロが入っていた」

    マクラーレン上層部が激怒、返金を命令
    ところがその後、チームマネージャーのデイブ・ライアンが険しい表情でモーターホームに現れ、スレイドに問い詰めたという。

    「彼は『ガレージで何が起きた?』と聞き、『フェルナンドがクルーにお金を渡した』と答えると、『そんなことは許されない。全額返却しろ。返さなければ解雇だ』とまで言った」とスレイドは語る。

    「一部ではフェルナンドがメカニックの忠誠心を“買おうとした”と受け取られたが、僕にはそうは見えなかった。むしろチームとの相性の悪さを象徴する出来事だったと思う。彼は謙虚で、僕は彼と働くのが好きだった」

    フェルナンド・アロンソ マクラーレン F1

    確執の果てに別れ、そして再会へ
    2007年シーズン、アロンソはルイス・ハミルトンと激しいタイトル争いを繰り広げる一方で、マクラーレン内部との対立が深まり、シーズン終了後にチームを離脱。翌年にはルノーへ復帰した。

    その後2015年から2018年にかけてマクラーレンに再加入したものの、再び厳しい戦いを強いられた。

    分析:アロンソの情熱とマクラーレン文化の衝突
    この“1000ユーロ事件”は、アロンソの人間味あふれる感謝の表現と、マクラーレンの厳格な企業文化の衝突を象徴している。個人の感謝を直接伝えるアロンソらしい行為が、チーム内の規律重視の体制にとっては“秩序の乱れ”と映った。

    結果的にこの誤解が両者の信頼関係を崩し、2007年の確執をさらに深める一因となった。今振り返れば、それはアロンソの情熱と、組織文化のすれ違いが生んだ“F1の裏舞台のドラマ”だったといえる。

    Source: Crash.net

  • フェルナンド・アロンソ ハジャー撃破「ヒーロー・オブ・ザ・レースにトロフィーを」

    フェルナンド・アロンソ ハジャー撃破「ヒーロー・オブ・ザ・レースにトロフィーを」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、2025年F1シンガポールGPで数周にわたってVCARBのアイザック・ハジャーを追走した末に見事なオーバーテイクを披露した。遅いピットストップで失った順位を取り戻したこのシーンの直後、スペイン人ドライバーは無線で熱い声を上げた。

    アロンソはプラクティスでトップ5を狙える速さを示し、決勝を10番手からスタートした。

    周囲のドライバーの多くが異なる戦略を選ぶ中、彼はソフトタイヤでレースを開始し、1周目でハジャーとオリバー・ベアマンを抜いてポジションを上げた。

    その後もソフトタイヤでスティントを長く引っ張ったが、先にピットインしたハジャーとベアマンの後に入る形となった。アロンソがピットを終えてコースに戻る際、右前輪の取り付けトラブルによって作業が遅れ、再び2台の後ろに戻ってしまった。

    一方のハジャーはパワーユニットの不具合を無線で知らされ、パワーを失っていた。アロンソはそのVCARBを数周にわたって追走した末、ターン1〜3の一連のコーナーで仕掛けた。ターン3の立ち上がりでやや早くスロットルを開けたために一瞬リアが滑ったものの、巧みにコントロールしながらオーバーテイクを成功させた。

    その直後、チームラジオでアロンソは冗談交じりに叫んだ。
    「今日のヒーローにトロフィーを授けろ!」(”Trophy for the hero of race”)

    その後、彼はすぐにベアマンをも追い抜き、スローピットストップ前にいた8位のポジションを取り戻した。

    フェルナンド・アロンソとアイザック・ハジャーノバトル F1シンガポールGP

    アロンソ、エンジニアに痛烈な一言「毎周しゃべるなら無線切る」
    2025年シーズン、フェルナンド・アロンソはリタイアやセーフティカーの影響など、不運に見舞われるレースが続いている。シンガポールでも右前輪の問題でピットに時間を要しながらも、往年のような闘志あふれる走りを見せた。

    ピットアウト後、レースエンジニアが残り周回数を報告すると、アロンソは苛立ちを隠さず応答した。
    エンジニア「残り34周」
    アロンソ「毎周話しかけるなら無線を切るぞ」(”If you speak to me every lap, I will disconnect the radio”)

    その後アロンソは冷静さを取り戻し、再びペースを上げてベアマンを抜き返すと、ルーキーに対して10秒以上のギャップを築いて8位でフィニッシュ。ルイス・ハミルトンに5秒ペナルティが科されたことで7位に昇格した。

    そして、アロンソ自身、シンガポールGPのドライバー・オブ・ザ・デイに選出された。

  • 2025年F1 シンガポールGP:フェルナンド・アロンソがDRIVER OF THE DAY

    2025年F1 シンガポールGP:フェルナンド・アロンソがDRIVER OF THE DAY

    レースには勝てなかった。表彰台にも上がらなかった。だが、諦めない戦いの夜を見せた末に、フェルナンド・アロンソがファンの投票で選ばれたのは当然のことだった。

    彼はグリッド上で最も経験豊富な男かもしれない。しかし、アロンソが今もなおどれほどレースを楽しんでいるかは、誰もが知るところだ。その姿が最も鮮明に現れたのがシンガポールの市街地だった。

    スペイン人ドライバーは、いつもながら闘志あふれる走りで10番グリッドからスタートし、最終的に8位でフィニッシュした。ピットストップでアストンマーティンのマシンが9秒以上も静止するというミスがありながらも、その結果を手にした。

    投票結果は以下の通り。

    フェルナンド・アロンソ:22.5%
    ジョージ・ラッセル:16.4%
    マックス・フェルスタッペン:14.5%
    ランド・ノリス:8.7%
    ルイス・ハミルトン:7.6%

  • フェルナンド・アロンソ F1シンガポールGP好調の裏に「ステアリング角トリック」

    フェルナンド・アロンソ F1シンガポールGP好調の裏に「ステアリング角トリック」

    フェルナンド・アロンソは、シンガポールGPでの好調なペースの要因の一つとして、ステアリングラックの調整を施しているようだ。

    アロンソはフリー走行1回目でトップタイムを記録し、赤旗が多発したフリー走行2回目でもアストンマーティンのマシンをトップ5内にキープした。

    この夏を通じてハイダウンフォースのサーキットで好調を見せてきたスペイン人ドライバーだが、元F1王者のジェンソン・バトンは、アロンソのAMR25が今週末「より大きな操舵角」を備えていると指摘している。

    バトンが指摘するアロンソの「ステアリング角トリック」
    シンガポールGP週末の初回プラクティスでタイムシートの頂点に立ったのは、他ならぬF1史上屈指のベテラン、フェルナンド・アロンソだった。

    フリー走行2回目では順位を少し落としたものの、アストンマーティンAMR25の速さは偶然ではなく、そのセッションでも4番手につけていた。

    シンガポールのようなハイダウンフォース・サーキットは、アロンソとアストンマーティンが今季を通じて得意としてきた舞台であり、この結果自体は大きな驚きではない。

    しかし、その速さの一因が「独自のステアリングラック角度」にあるのではないか――。それを真っ先に指摘したのがスカイF1解説者のジェンソン・バトンだ。

    44歳のアロンソが「身体とマシンの限界を押し広げている」姿を見るのは「実に素晴らしい」と語ったバトンは、彼のAMR25にはペースを引き出すための異なる要素があると述べた。

    「彼はおそらく異なるステアリングラック比を使っていると思う。クルマの操舵角がかなり大きいようだ」とバトンは説明する。

    「このようなコースではそうすることもある。最小の操舵角でマシンバランスが大きく変わらないようにして、全体を少し穏やかにするんだ。彼は多くのコーナーで腕を交差させているが、うまく機能しているように見える」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 シンガポールGP

    ステアリング比とは、ドライバーのハンドル操作がどの程度タイヤの舵角に影響するかを示すものだ。

    アロンソが今週末使用しているような「高いステアリング比」は、同じ舵角を得るためにより多くのハンドル操作が必要になることを意味する――その結果、アロンソはマリーナベイ・ストリート・サーキットを走る際、腕を交差させるほどステアリングを大きく切っているように見える。

    ステアリング比が高いほど、物理的にハンドルを回す力は小さくて済むが、同じ旋回角を得るためにはより大きな操作量が求められる。つまり、「軽く回せるが、より多く回さなければならない」ということだ。

    バトンが指摘するように、ドライバーが「腕を交差しすぎる」ことで、必要な舵角を確保できなくなる懸念もあるが、その点についてはアロンソほどの経験を持つドライバーなら十分理解しているだろう。

    シンガポールは現代F1カレンダーの中でも最も体力を要するサーキットの一つだ。

    狭く高速な市街地レイアウトに加え、高温多湿の気候がドライバーに大きな肉体的負担を強いる。これらの要素を同時にこなすのは精神的にも消耗が激しいため、他のグランプリ以上に疲労しやすい。

    したがって、アロンソが採用した高いステアリング比は、身体的負担を軽減するうえで有効な調整となっている可能性が高い。