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  • フェルスタッペン ロビン・ライコネンのレッドブル加入を歓迎「キミとも話した」

    フェルスタッペン ロビン・ライコネンのレッドブル加入を歓迎「キミとも話した」

    マックス・フェルスタッペンが、キミ・ライコネンの息子ロビン・ライコネンのレッドブル・ジュニアチーム加入を歓迎した。前戦イタリアGPでは親子と直接会い、キミとロビンの双方と言葉を交わしたことも明かしている。

    元F1ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンを父に持つ11歳のロビンは、2027年からレッドブルの育成プログラムに加わる。

    スペインGPを前にフェルスタッペンは新たなジュニアドライバーについて質問を受け、「素晴らしいことだと思う」と加入を歓迎した。

    「キミとロビンと少し話した」
    フェルスタッペンは、前戦イタリアGPの決勝前にライコネン親子と顔を合わせていたという。

    「レース前の日曜日に彼らに会った。上の階にいたから、そこでキミとロビンと少し話したんだ。よかったよ」

    「もちろん、彼らに会えばいつも話をするし、ロビンが契約したこともすでに聞いていた。素晴らしいことだと思う」

    ロビンはヨーロッパのカート界で経験を積み、将来を期待される若手のひとりとして注目を集めている。

    レッドブルは若手育成をF1ドライバー発掘の重要な柱としており、フェルスタッペン自身もレッドブルの支援を受け、2015年に17歳でF1デビュー。翌2016年にはレッドブル・レーシングへ昇格した。

    キミ・ライコネン レッドブル F1

    将来のチームメイト?「僕が退いているかも」
    一方、まだ11歳のロビンがF1までたどり着くには長い道のりが残されている。

    フェルスタッペンは、将来的にロビンとレッドブルでチームメイトになる可能性についても質問された。

    「誰に分かる? そうなるかもしれないし、ならないかもしれない」

    「最終的には、もちろんチーム内で彼のためのシートが必要になる。その頃には僕が退いているかもしれないね」

    現在28歳のフェルスタッペンは、これまでもF1で可能な限り長く走り続けること自体を目標にはしていないとの考えを示してきた。ロビンが最高峰カテゴリーに到達する頃には、自身がF1を離れている可能性もあるとみている。

    父キミとは7シーズンにわたってF1で対決
    フェルスタッペンとライコネン家にはすでにF1での接点がある。2015年にF1デビューしたフェルスタッペンは、2021年限りで引退したキミ・ライコネンと7シーズンにわたって同じグリッドで戦った。

    両者はコース上で激しく争う場面もあり、2016年ハンガリーGPではフェルスタッペンのディフェンスを巡ってライコネンが厳しい言葉を口にしたこともあった。

    そして、キミがF1から引退した2021年は、フェルスタッペンが自身初のF1ワールドチャンピオンに輝いたシーズンでもある。

    それから5年を経て、今度はキミの息子ロビンがレッドブルの育成プログラムに加わることになった。F1への道のりはまだ始まったばかりだが、フェルスタッペンもライコネン親子と直接言葉を交わし、新たな挑戦を歓迎している。

  • フェルスタッペン F1初開催マドリンクに“大クラッシュ”警告「ジェッダに似ている」

    フェルスタッペン F1初開催マドリンクに“大クラッシュ”警告「ジェッダに似ている」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1第14戦スペインGPで初開催を迎えるマドリンクについて、レッドブルのシミュレーターで走行した印象を明かし、「大きなクラッシュ」が起きる可能性があると警告した。

    マドリード市街地に新設されたマドリンクは、壁が迫る高速区間を含む難易度の高いレイアウトが特徴だ。フェルスタッペンは、その性格をF1屈指の高速市街地コースであるジェッダに例え、1周を完璧にまとめることは非常に難しいと語っている。

    シミュレーターでも「非常に難しい」
    フェルスタッペンは自身のシミュレーターだけでなく、レッドブルのF1シミュレーターでもマドリンクを走行しており、すでに新コースの特徴を確認している。

    「自宅でも走ったし、F1のシミュレーターにも入っている」

    「ものすごく難しくなると思う。簡単なコースではない。何周か続けて走っても、ラインを通過したときに『よし、完璧なラップだった』と言うのはいつも難しい」

    マドリンクは完全な新設コースであり、F1ドライバーの大半にとって実車での経験がない状態で週末を迎える。初開催という条件に加え、壁に囲まれた区間では小さなミスが即座に大きな代償につながる可能性がある。

    フェルスタッペンが特に懸念しているのが、速度の高いコーナーと壁との距離だ。

    「本当に難しい。それに、場所によっては大きなクラッシュが起きやすいようにも感じる」

    「ある意味ではジェッダを少し思い出す。高速コーナーがあって、壁がすごく近いんだ」

    サウジアラビアGPの舞台であるジェッダ市街地コースも、高速コーナーが連続する一方でランオフエリアが限られ、コースのすぐ近くに壁が迫ることで知られる。フェルスタッペンは、マドリンクにもそれに近い緊張感があると感じている。

    マックス・フェルスタッペン マドリンク

    F3テストでは2日間で赤旗19回
    フェルスタッペンの警告を裏付けるように、F1に先立ってマドリンクで行われたFIA F3のテストでは、2日間で計19回の赤旗が提示された。

    そのうち11回はバリアへの接触が原因で、10人のドライバーが壁にヒット。ターン3やターン5~7、ターン17など複数の場所で事故が発生しており、特定のコーナーだけではなく、コースのさまざまな場所にリスクが存在することが浮き彫りとなった。

    特にターン7はブラインドの頂点を越えて右へ向きを変える難しい区間となっており、出口側には壁が迫る。また、ターン17周辺も壁に囲まれた90度コーナーが続くセクションへの入口となり、F3テストでは複数のアクシデントが確認された。

    もちろん、F3で赤旗が相次いだことが、そのままF1でも同じ状況になることを意味するわけではない。それでも、フェルスタッペンがシミュレーター上で感じた難しさと、実際のF3テストで起きた出来事は、新コースがミスに厳しい性格を持っていることを示している。

    初開催ならではの未知数も
    さらにF1各チームにとって難題となるのが、実戦データがほとんど存在しないことだ。

    フェラーリは7月にマドリンクでフィルミングデーを実施しているものの、走行距離や使用できるタイヤには制約があり、通常のテストとは性格が異なる。F1フィールドの多くはシミュレーションを頼りに金曜日のフリー走行を迎え、路面のグリップやタイヤの挙動、セットアップの方向性を短時間で見極めなければならない。

    フェルスタッペンにとっても、シミュレーターでの準備と実際のコースを走ることは別物だ。壁が迫る高速区間では、金曜日から限界を探る必要がある一方、わずかなミスがマシンの損傷やセッション中断につながるリスクもある。

    2026年F1スペインGPでは、純粋な速さだけでなく、新しいマドリンクにどれだけ早く適応できるかが重要になる。フェルスタッペンが「ジェッダに似ている」と評した高速コーナーと壁の組み合わせが、初開催の週末でどのようなドラマを生むのか注目される。

  • フェルスタッペンのレッドブルF1契約延長で明暗 ドライバー市場の勝者と敗者

    フェルスタッペンのレッドブルF1契約延長で明暗 ドライバー市場の勝者と敗者

    マックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングとの契約を2030年まで延長したことで、F1のドライバー市場をめぐる構図は大きく変化した。表面的には「残留」という現状維持だが、1年以上にわたって続いてきた移籍の可能性が事実上消えた影響は、ライバルチームや複数のドライバーにまで及ぶ。

    フェルスタッペンの去就は、メルセデスやアストンマーティンをはじめとするトップチームの将来計画と密接に結びついてきた。

    それだけに今回の長期契約は、レッドブルにとって最大の戦力を確保したというだけではなく、F1全体のドライバー市場を中期的に固定化させる可能性を持つ決定でもある。

    The Raceは、今回の大型契約によって恩恵を受ける「勝者」と、選択肢を失うことになった「敗者」を分析している。

    勝者:レッドブル・レーシング
    最大の勝者がレッドブル・レーシングであることに疑いの余地はない。

    契約の金銭的な条件は公表されていないものの、フェルスタッペンを2030年まで引き留めるためには巨額の報酬が必要になったとみられる。また、フェルスタッペンが強い関心を持つF1以外のレース活動についても、これまで以上に自由度が認められている可能性がある。

    それでも、レッドブルにとってその代償を支払う価値は十分にある。

    近年は主要スタッフの流出が続き、かつての圧倒的な強さにも陰りが見えている。しかし、チーム最大の資産であり、現在のF1で最も価値の高いドライバーのひとりであるフェルスタッペンを失うという最大のリスクを取り除くことに成功した。

    2027年型マシンの競争力が著しく低ければ再び将来をめぐる憶測が生まれる可能性はある。それでも今回の契約延長は、レッドブルが今後もF1のトップチームとして戦い続ける意思を示す大きな成果となった。

    敗者:カルロス・サインツJr.やオスカー・ピアストリら
    フェルスタッペンの残留によって選択肢を狭められたのが、将来的なトップチーム移籍を視野に入れるドライバーたちだ。

    カルロス・サインツJr.がウィリアムズとの新たな複数年契約を発表したのは、フェルスタッペンの契約延長発表の前日だった。

    仮にフェルスタッペンがレッドブルを離れたとしても、サインツJr.がその後任候補の筆頭だったとは限らない。しかし、トップチームでひとつシートが空けば、そこから連鎖的な移籍が発生する可能性がある。サインツJr.にとっては、その動きが再び上位チームへ戻るチャンスにつながる可能性があった。

    同じことはオスカー・ピアストリにも当てはまる。仮にマクラーレンでの立場に不満を抱き、自らを中心とするチームへの移籍を検討することになった場合、レッドブルは有力な選択肢になり得た。しかしフェルスタッペンが2030年まで残留することで、その可能性は大幅に低下した。

    さらに今後レッドブル入りを狙うドライバーは、移籍できたとしてもフェルスタッペンと直接対決しなければならない。

    勝者:ローラン・メキース
    チーム代表ローラン・メキースにとっても、今回の契約延長は大きな成果である。

    メキース体制となったレッドブルは2025年後半に好成績を残し、2026年も一定の競争力を維持している。一方で、チームを長年支えてきた重要人物の流出は続いている。

    レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼはマクラーレンへの移籍が決まり、チーフエンジニアのポール・モナハンについてもキャデラックへの移籍が報じられている。

    そうした状況でも、メキースはフェルスタッペンをチームに残すことに成功した。

    The Raceは、クリスチャン・ホーナー体制が続いていた場合に今回の契約延長が実現していたかについて疑問を呈しており、フェルスタッペンの長期残留はメキース体制への信任を示す材料にもなると評価している。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    敗者:アストンマーティン
    アストンマーティンにとって、フェルスタッペン獲得は現時点で最優先事項ではない。2026年はマシンとホンダ製パワーユニットの競争力向上という、より差し迫った課題を抱えている。

    それでもフェルスタッペンが市場から消えたことは、長期的なドライバー戦略に影響する。

    エイドリアン・ニューウェイの下でシャシーが大幅に改善し、ホンダF1パワーユニットもトップレベルに近づいたとしても、アストンマーティンがトップクラスのドライバーを簡単に獲得できる状況ではなくなった。

    フェルスタッペン本人を獲得できなかったとしても、彼の移籍によって他チームから押し出されたトップドライバーを狙うという選択肢は存在した。

    しかし主要ドライバーの多くが長期契約を結んでいる現在、その連鎖も期待しにくい。将来的にフェルナンド・アロンソが引退した際、アストンマーティンはトップクラスではなく、中団勢から後任を探さなければならない可能性がある。

    もちろん、それが大きな問題になるのはアストンマーティンが実際にタイトルを争えるマシンを作れるようになった場合だ。

    勝者:ジョージ・ラッセル
    ジョージ・ラッセルにとっても、フェルスタッペンのレッドブル残留は朗報と言える。

    これまでメルセデスにはフェルスタッペン獲得の可能性がたびたび取り沙汰されてきた。もし実現する場合、2026年に好調なアンドレア・キミ・アントネッリではなく、ラッセルのシートが対象になる可能性が高いとみられていた。

    その脅威が今回の契約によって消えた。

    2026年のラッセルは必ずしも順調なシーズンを送っているわけではないが、中期的に見ればメルセデスは依然として最適な環境のひとつだ。

    自身初のF1ワールドチャンピオンを目指すのであれば、アントネッリとのチーム内争いで主導権を取り戻しながら、メルセデスの競争力が維持されることに期待するのが最も現実的な道となる。

    2026年中の逆転は難しいとしても、2027年には再びチャンスが訪れる可能性がある。そしてメルセデスがラッセルに代えて獲得する合理的な理由を持つ最大の候補だったフェルスタッペンは、少なくとも当面市場から姿を消した。

    敗者:レッドブル系ドライバー
    フェルスタッペンの残留は、レッドブルの育成システムに所属するドライバーたちにも大きな意味を持つ。

    現在レッドブル・レーシングで走るアイザック・ハジャーをはじめ、アービッド・リンドブラッド、リアム・ローソン、F2で戦うニコラ・ツォロフらにとって、将来的に狙えるレッドブルのシートがひとつ減ったことになる。

    もちろんフェルスタッペンが離脱していた場合、レッドブルが外部からトップドライバーを獲得した可能性も高い。それでも、少なくとも昇格の可能性が広がる余地はあった。

    もうひとつの問題は、彼らがレッドブル・レーシングへ昇格した場合、フェルスタッペンと同じチームで戦わなければならないことだ。

    過去の例が示してきたように、フェルスタッペンとの直接比較は若手ドライバーにとって極めて厳しい試練となる。トップチームへの昇格がキャリア最大のチャンスである一方、それがキャリアを大きく左右するリスクにもなり得る。

    勝者:F1
    F1そのものにとっても、フェルスタッペンの残留には大きな意味がある。

    フェルスタッペンは2026年シーズンを通じて、現在のF1レギュレーションやレースのあり方に対する不満を繰り返し口にしてきた。そのため、現行レギュレーションのサイクルが終了する前にF1から離れる可能性も現実味を持って語られていた。

    しかし今回、2030年までレッドブルと契約した。

    今後もF1の方向性について厳しい発言を続ける可能性はあるものの、現役最強クラスのドライバーが競技そのものへの不満を理由に離脱するという、F1にとって大きなダメージになり得る事態はひとまず回避された。

    その意味でフェルスタッペンの長期残留は、現在のF1に対する一定の信任票とも解釈できる。

    敗者:それでもF1
    一方で、同じF1が「敗者」でもあるという皮肉な側面もある。

    かつてF1のドライバー市場では、トップドライバーの移籍によって大きな連鎖が起きることが珍しくなかった。しかし近年は、ドライバーが長期契約による経済的・競技的な安定を優先し、チーム側もそれを提供する傾向が強まっている。

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍は市場を大きく動かしたが、むしろ近年では例外的なケースになりつつある。

    特にトップチームでは、年齢的に将来が注目されるハミルトンのシートと、頻繁に交代が起きてきたレッドブルのセカンドシートを除けば、中期的にラインアップがほぼ固定されている。

    新しいチームへの適応の難しさや長期契約がもたらすメリットもあり、現在のF1ドライバー市場は、かつてのような「椅子取りゲーム」から遠ざかりつつある。

    フェルスタッペンの2030年までの契約延長は、レッドブルにとって絶対的エースを確保する大きな勝利となった。その一方で、彼の移籍を起点として起こり得たトップチーム間の大規模な人材移動も封じることになった。

    ひとりのドライバーが同じチームに残るという一見シンプルな決断だが、その影響はレッドブルだけにとどまらない。フェルスタッペンの長期残留によって、F1のドライバー市場は今後数年間、これまで以上に動きにくい状況へと向かうことになりそうだ。

    【関連】
    ・マックス・フェルスタッペン レッドブルF1と2030年まで契約延長 移籍説に終止符

  • メルセデス会長 フェルスタッペンとの交渉決裂「信念を売ることになる」

    メルセデス会長 フェルスタッペンとの交渉決裂「信念を売ることになる」

    2027年シーズンのドライバーラインアップをジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリで固めたメルセデスF1。その裏では、マックス・フェルスタッペンとの交渉が進められていたものの、最終的には契約条件を巡る考え方の違いが決裂の要因となったようだ。

    イタリア人ジャーナリストのフランコ・ヌニェスは、メルセデス会長オラ・ケレニウスが「信念を売ることになる(sell his soul)」と感じたことが、交渉打ち切りにつながったと明かしている。

    フェルスタッペンは大幅減俸も受け入れる姿勢
    Motorsport ITのYouTubeチャンネルでフランコ・ヌニェスは、フェルスタッペンがオラ・ケレニウス会長と直接交渉を行っていたと報告した。

    メルセデスはF1チームの株式を3分の1保有しており、ジム・ラトクリフが同じく3分の1を所有。残る28.3%をチーム代表のトト・ヴォルフが保有している。

    ヌニェスによると、フェルスタッペンはレッドブルで受け取っている年間約8000万ユーロ(約145億円)から、約5000万ユーロ(約91億円)まで大幅な減俸を受け入れる用意があったという。

    これまでメルセデスの給与体系ではフェルスタッペンの高額年俸が障害になると報じられていたが、本人は移籍実現のために条件面で譲歩する姿勢を示していたとされる。

    3年契約を巡る考え方の違いが決定打
    しかし、交渉は契約期間を巡って行き詰まった。

    フェルスタッペンは3年契約を希望していた一方、ケレニウス会長の任期は残り約2年。そのため、自身の任期を超える長期契約を結ぶことは「信念を売ることになる」と考えたという。

    こうした原則的な判断から交渉は決裂し、ヴォルフ代表はチームの安定性を優先。ジョージ・ラッセルとアントネッリのコンビを2027年も継続する決断を下したと報じられている。

    ラッセル自身も最近、「来季も100%メルセデスのドライバーだ」と語っており、契約延長への自信を示している。

    移籍先候補はマクラーレンのみとの見方
    メルセデスとの交渉が実現しなかったことで、フェルスタッペンの移籍先候補はさらに限られることになった。

    フェラーリは2027年も現行ラインアップを維持する見通しであり、仮にレッドブルを離れるとしても、有力候補はマクラーレンくらいしか残されていない。

    しかし、マクラーレンもランド・ノリスとオスカー・ピアストリが長期契約下にあるとみられており、ヌニェスは「フェルスタッペンのマクラーレン移籍を語る人は幻を見ているようなものだ」と否定的な見方を示した。

    今回の報道が事実であれば、メルセデスはフェルスタッペン獲得という大きなチャンスよりも、組織としての原則と長期的な安定を優先したことになる。一方で、フェルスタッペンの将来については依然として不透明な部分も多く、今後の動向に引き続き注目が集まりそうだ。

  • メルセデス会長に社内外から圧力 フェルスタッペン獲得反対派に逆風

    メルセデス会長に社内外から圧力 フェルスタッペン獲得反対派に逆風

    メルセデスF1によるマックス・フェルスタッペン獲得の可能性を巡り、親会社メルセデス・ベンツの会長オラ・ケレニウスが社内外から強い圧力を受けていると報じられた。

    チーム代表のトト・ヴォルフは近年フェルスタッペン獲得への関心を公言してきたが、最近ではその可能性を否定する姿勢を見せており、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの現ラインアップを維持する意向を示している。

    その背景には、フェルスタッペン獲得に慎重な姿勢を取るケレニウス会長の意向もあるとみられている。

    ケレニウス会長に高まる社内の不満
    ドイツメディア『F1 Insider』のラルフ・バッハによると、ケレニウス会長はアントネッリを「理想的な社員」の模範として社内で紹介するほど高く評価しているという。

    メルセデスは19歳のアントネッリを将来のスター候補と位置付けており、チームメイトのキャリアに大きな影響を与えてきたフェルスタッペンを迎え入れれば、その成長を妨げる可能性があると考えているようだ。

    また、フェルスタッペンとの契約には数年に及ぶ総額1億ドル規模ともされる大型契約が必要になる可能性があり、任期を2年残すケレニウス会長は、そのような長期的なコミットメントにも慎重な姿勢を示していると報じられている。

    しかし、バッハによれば現在のケレニウス会長は社内外から大きなプレッシャーを受けているという。

    「メルセデスは今、別の問題を抱えている」とバッハは語った。

    「ケレニウスは従業員から非常に強い圧力を受けている。3週間前にはメルセデス博物館や工場の前で抗議活動まで行われた」

    さらに在宅勤務制度の見直しなど会社運営を巡る方針にも反発が広がっているとされる。

    「一貫性がない。今度は在宅勤務も廃止して全員を出社させようとしている。何の計画があるのか誰にも見えていない。従業員だけでなく監査役会もそれに気付き始めており、彼は大きなプレッシャーを受けている」

    F1より本業優先を求める声も
    バッハは、ケレニウス会長がイギリスGPを訪問した際の行動についても批判的に言及した。

    「本来の業務よりもシルバーストンへ行くことを優先している。そして現地ではプレッシャーが大きすぎたため、予定されていたSkyのインタビューもキャンセルしたと聞いている」

    また、アントネッリへの評価は依然として非常に高いという。

    「彼はアントネッリの熱烈な支持者だ。従業員向けのメルセデスの動画でも、理想的な社員の例としてアントネッリを取り上げている。彼がいる限り、フェルスタッペンに居場所はない」

    経営トップ交代ならF1戦略も変化する可能性
    メルセデス・ベンツはメルセデスF1チームの株式の3分の1を保有しており、親会社トップの交代はF1チームの意思決定にも影響を与える可能性がある。

    仮にケレニウス会長の立場が変化すれば、フェルスタッペン獲得に対する障壁の一つが取り除かれる可能性もある。一方で、チーム首脳陣はアントネッリを中心とした長期的なプロジェクトを高く評価しており、経営体制が変わったとしても方針が直ちに転換するとは限らない。

    なお、週末にはレッドブルがフェルスタッペンに対し、2029年までの契約延長を提示したとの報道も浮上している。ただし、その条件として、今季終了後にも行使可能とされる成績条項による離脱オプションを放棄する必要があると伝えられている。

    メルセデスを巡る経営環境の変化は、フェルスタッペンの将来にも少なからず影響を及ぼす可能性があり、今後の動向が注目される。

  • レッドブルF1 フェルスタッペン流出阻止へ契約解除条項の買い取りを検討か

    レッドブルF1 フェルスタッペン流出阻止へ契約解除条項の買い取りを検討か

    マックス・フェルスタッペンの将来を巡る憶測が再び加熱している。ドイツ紙『Bild』によると、レッドブルは契約に盛り込まれているパフォーマンス条項付きの解除条項を買い取る案を検討しているという。

    フェルスタッペンは2028年までレッドブルと契約を結んでいるが、その契約には一定の成績条件を満たせなかった場合に発動できる解除条項が存在するとされている。2026年シーズン序盤の苦戦によって、この条項が現実的なリスクとして浮上している。

    現在フェルスタッペンはドライバーズランキング7位に位置しており、以前から報じられている「ランキング上位2位以内を維持できなかった場合に契約解除が可能」という条件が話題となっている。

    ザルツブルク会談で将来を協議
    今月初めにはオーストリア・ザルツブルクで重要会談が行われたと報じられた。

    会談にはフェルスタッペン本人とマネージャーのレイモンド・フェルミューレンに加え、レッドブルのマルク・マテシッツ、チャレーム・ユーウィッタヤ、オリバー・ミンツラフCEO、そしてチーム代表のローラン・メキースが出席したという。

    議題の中心はフェルスタッペンの将来だったとみられており、レッドブル首脳陣は解除条項発動の可能性を強く警戒しているとされる。

    さらに『Bild』は、この解除条項が10月頃まで有効である可能性があると報道。仮にフェルスタッペンがシーズン終盤まで判断を先送りした場合、レッドブルはドライバー市場がほぼ閉じた段階でエースを失う危険性を抱えることになる。

    数千万ユーロ規模の提案を準備か
    こうしたリスクを回避するため、レッドブルは解除条項そのものを消滅させるための提案を検討しているという。

    報道によると、その金額は「数千万ユーロ前半」とされており、日本円に換算すると20億円前後に達する可能性がある。

    レッドブルがここまで踏み込もうとしている背景には、フェルスタッペンに代わる同等レベルのドライバーを短期間で確保することが極めて困難という事情がある。

    もしフェルスタッペンが10月近くになって離脱を決断した場合、有力ドライバーの大半はすでに契約を済ませている可能性が高い。

    フェルミューレン「勝てることが前提」
    フェルスタッペン陣営は現時点で離脱を示唆してはいない。

    マネージャーのレイモンド・フェルミューレンは、解除条項の存在を認めつつも、これまで一度も発動したことはないと説明した。

    「2028年まで契約がある。もちろん解除条項は存在するし、これまでも常にあった」

    「だが私たちは一度もそれを行使したことがない。むしろ常に忠実であり続けてきたし、これからもそうだ」

    一方で、将来については重要な条件を付け加えた。

    「私たちはレッドブルとの旅を続けたいし、マックスもここでキャリアを終えたいと考えている」

    「ただし当然ながら、勝つチャンスがあることが前提だ」

    この発言は、チームの競争力が将来を左右する最大の要素であることを改めて示している。

    夏休み前にも決断の可能性
    フェルミューレンは決断の時期についても言及した。

    「近いうちに決断したい。全員が自分たちの立場を理解できるようにするためだ」

    「夏休み前に決まる可能性もある」

    F1のサマーブレイクは例年8月に行われるため、フェルスタッペンの去就は今後数週間のうちに大きく動く可能性がある。

    ピアストリ獲得説も浮上
    こうした状況を受け、レッドブルがすでに後継者候補の検討を進めているとの見方も出ている。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、双方の信頼関係に変化が生じている可能性を指摘した。

    「お互いへの信頼を少し失っているように感じる」

    さらにラルフ・シューマッハは、レッドブルがフェルスタッペンとの契約延長を打診したものの断られたと主張した。

    「マックスは『今は必要ない。2028年まで契約があるし、様子を見たい』と答えたようだ」

    また、レッドブルが水面下で後継者候補を探しているとも指摘する。

    「彼らが話している相手は明らかだ。オスカー・ピアストリだ」

    ラルフ・シューマッハによると、マルク・マテシッツとピアストリのマネージャーであるマーク・ウェバーの間で接触があったとされている。

    レッドブルはフェルスタッペン残留を最優先としているものの、2026年シーズンの競争力と契約解除条項の存在が、F1ドライバー市場全体を左右する大きな焦点となりそうだ。

    【関連】
    ・ブリアトーレが2027年F1移籍市場を予測「フェルスタッペン以外は動かない」

  • フェルスタッペン レッドブルF1首脳会談の詳細を拒否「誰にも関係ない」

    フェルスタッペン レッドブルF1首脳会談の詳細を拒否「誰にも関係ない」

    マックス・フェルスタッペンの去就を巡る憶測が再びF1パドックを賑わせている。メルセデス移籍説が続くなか、先週オーストリア・ザルツブルクでレッドブル首脳陣との会談が行われたことが明らかとなり、その内容に注目が集まった。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは会談の詳細について語ることを拒否。さらに周辺関係者も契約交渉説を否定しており、今回の会談はシーズン前半戦の総括が主な目的だったとみられている。

    フェルスタッペン「知る必要があれば私から話す」
    バルセロナ・カタルーニャGPの週末を前に、フェルスタッペンはレッドブルGmbHの幹部らと会談するためオーストリアを訪問した。

    会談にはレッドブルのF1活動を統括するオリバー・ミンツラフCEOのほか、共同オーナーのチャレルム・ユウウィッタヤ、後継者のマーク・マテシッツ、そしてマネージャーのレイモンド・フェルミューレンも同席していたと報じられている。

    会談の内容について質問されたフェルスタッペンは詳細を明かさなかった。

    「それは誰にも関係ないことだ」

    「もともと予定されていた会談だ。モナコの後に突然決まったわけではない」

    さらに、プライベートジェットの移動履歴から自身の行動が追跡されていることについても冷静な姿勢を示した。

    「もちろん飛行機は追跡できる。別に問題はない」

    「みんなが僕の居場所を知ることはできるし、質問することもできる。でも答えるかどうかは僕が決める」

    「何か伝えるべきことがあれば、私から知らせる」

    契約交渉説を側近記者が否定
    会談が注目を集めた背景には、フェルスタッペンとメルセデスを結び付ける移籍説がある。

    特にフェルスタッペンのプライベートジェットがメルセデス本拠地に近いイギリスを経由した後にオーストリアへ向かったことで憶測はさらに加熱した。

    しかし、フェルスタッペン陣営に近い『De Telegraaf』のエリック・ファン・ハーレン記者は、今回の会談が契約や移籍に関するものではなかったと報じている。

    「誤解を解いておくと、フェルスタッペンは先週の会談でそのような話はしていない」

    関係者によれば、この会談は以前から予定されていたもので、各関係者の日程調整を経て実現したという。

    また会談の主なテーマは2026年シーズン前半戦のレビューだったとされている。

    苦戦するレッドブルが憶測を加速
    もっとも、今回の憶測が完全に消えない理由もある。

    レッドブルは2026年シーズンに苦戦しており、フォードとの共同開発による新パワーユニットは有力視されながらも、マシン全体の競争力不足が続いている。

    バルセロナでフェルスタッペン自身もRB22の現状を厳しく評価した。

    「高速コーナーでも低速コーナーでもタイムを失っている。つまり、ほぼすべての場所でだ」

    「一日中グリップがなく、クルマのフィーリングもバランスも良くなかった」

    「上位争いができるとは思わない」

    「これが今の僕たちの立ち位置だ」

    現在の成績不振が続く限り、フェルスタッペンの将来を巡る憶測が消えることはなさそうだ。

    ヴォルフはメルセデス移籍説を改めて否定
    一方で、移籍先候補として名前が挙がるメルセデスのトト・ヴォルフ代表は、フェルスタッペン獲得説を改めて否定している。

    ジョージ・ラッセルの成績不振や、アンドレア・キミ・アントネッリの5連勝によって憶測が再燃するなか、ヴォルフは現在のドライバーラインアップに満足していると強調した。

    「今の2人以上にチームにいてほしいドライバーはいない」

    また、アントネッリとラッセルの実力差についても否定した。

    「2人はペースもレース結果も非常に近いレベルにある」

    「互いに刺激し合っているし、それは良いことだ」

    「キミはF1に求められるものを理解し、自分の才能を結果へ結び付けられるようになった。私たちは非常に感銘を受けている」

    レッドブルとの重要会談が行われたにもかかわらず、フェルスタッペン本人もメルセデス側も移籍の可能性を示唆する発言はしていない。少なくとも現時点では、ザルツブルクでの会談は契約交渉ではなく、苦戦する2026年シーズンを立て直すための戦略会議だった可能性が高そうだ。

  • メルセデスF1代表 フェルスタッペン獲得説をけん制 アントネッリ体制に自信

    メルセデスF1代表 フェルスタッペン獲得説をけん制 アントネッリ体制に自信

    メルセデスF1のトト・ヴォルフ代表が、長らく続いてきたマックス・フェルスタッペン獲得の噂に冷や水を浴びせた。2026年シーズンはアンドレア・キミ・アントネッリが圧倒的な強さを見せており、ヴォルフは現在のドライバーラインアップへの満足感を強調している。

    一方で、フェルスタッペンにはレッドブル・レーシング離脱の可能性も取り沙汰されているが、今回の発言はメルセデスが以前ほど積極的に獲得を目指していないことを示唆するものとして注目を集めている。

    ヴォルフ「今以上のラインアップは想像できない」
    ドイツ紙『Bild』の取材でトト・ヴォルフは、現在のアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルのコンビに強い信頼を示した。

    「今の僕たちのドライバーラインアップ以上の組み合わせは想像できない」

    2026年シーズンのメルセデスは開幕から好調を維持しており、とりわけアントネッリはモナコGPで今季5連勝を達成。ランキング首位を独走している。

    ヴォルフはスイス紙『Blick』に対し、19歳の若きスターへの過度な期待を戒めた。

    「僕がこれまで見てきた中でも最高クラスの才能のひとりによる、自由で伸び伸びとしたパフォーマンスを楽しもう」

    さらに、その人気ぶりについても次のように語った。

    「ルイス・ハミルトンの後、メルセデスには新たな世界的ロックスターが現れた」

    「彼は大勢のファンを魅了している。若い人も年配の人も関係ないし、応援する人の性別も関係ない」

    アントネッリ人気は想像以上に拡大
    アントネッリの急激な知名度上昇について問われたヴォルフは、冗談交じりにその影響を明かした。

    「そうだね。もう一緒にレストランへ食事に行けなくなった」

    「すぐにサインを求める人たちの列ができてしまう。そうなると静かに過ごせなくなるんだ」

    メルセデス陣営は、タイトル争いやドライバー市場の話題よりも、アントネッリの成長そのものに焦点を当てたい考えを示している。

    父マルコもフェルスタッペンとの比較を否定
    アントネッリの父マルコ・アントネッリも、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』に対し慎重な姿勢を崩していない。

    「僕たちは1戦ずつ取り組んでいる」

    「世界選手権を意識するのは残り3戦になってからだ。それより前ではない」

    また、フェルスタッペンとの比較についても時期尚早だと語った。

    「マックスは素晴らしい人格の持ち主だ」

    「だが、キミとマックスを比較するにはまだ早すぎる」

    「マックスはすでに4度のワールドチャンピオンだ。一方でキミには、彼が達成したことに到達するまで長い道のりが残されている」

    「いつか近づいてくれればと思うが、現時点ではマックスはキミにとって模範となる存在だ」

    フェルスタッペンとアントネッリの意外な関係
    マルコ・アントネッリは、両者の間に親しい関係が築かれていることも明かした。

    「マックスとキミはほぼ毎週末のように話をしている」

    「彼は僕たちの友人なんだ。実は僕たちは同じくメルセデスGT3チームを運営しているからね」

    そのうえで、両者に共通点があることを認めながらも、現段階ではフェルスタッペンが依然として別格の存在だと強調した。

    「もちろん共通点はある。しかし同時に、ドライバーとしてのレベルでは今のところマックスがまだ別次元にいることも明らかだ」

  • レッドブルF1加入ロザートが語るフェルスタッペン親子「ヨスは本物のアウトロー」

    レッドブルF1加入ロザートが語るフェルスタッペン親子「ヨスは本物のアウトロー」

    マックス・フェルスタッペンと父ヨス・フェルスタッペンの“内側”を知る人物が、レッドブルF1の新体制に加わった。

    フェラーリ黄金期を支え、2026年からレッドブルのコンサルタントに就任したジーノ・ロザートは、ポッドキャスト番組『Pitstop』でフェルスタッペン親子との関係を赤裸々に語り、ヨスについて「本物のアウトローだ」と表現した。

    フェラーリ黄金期を支えたロザートがレッドブル入り
    ジーノ・ロザートは1991年にフェラーリの物流スタッフとしてモータースポーツ界に入り、1997年からフルタイムでスクーデリアに加入。ミハエル・シューマッハ時代のフェラーリを支えた人物として知られている。

    その後、2014年には管理職としてフェラーリへ復帰。そして現在は、レッドブルのコンサルタントとして新たな役割を担っている。

    ロザートとフェルスタッペン家の関係は、ヨス・フェルスタッペンとミハエル・シューマッハの交流を通じて築かれたものだった。

    1994年、ヨスはベネトンでシューマッハのチームメイトを務めた。コンビは1シーズンのみだったが、その後も親交は続き、幼少期のマックスも自然とその輪の中にいたという。

    「ヨスは本物のアウトロー」
    ロザートは、若き日のフェルスタッペン親子について次のように振り返った。

    「彼らは僕のことを覚えていないかもしれないけど、僕は彼らをよく覚えている。ヨスは本当に、本当にアウトローだ。ヨスをナメちゃいけない」

    さらにロザートは、現代F1では失われつつある“昔気質”の存在としてヨスを高く評価した。

    「彼は純粋な人間だ。正直者だし、昔ながらのタイプだ。何を言える? 彼はF1最大級のモンスターを育て上げたんだから」

    「マックスを見れば分かる。彼は偉大なドライバーであり、古い時代の労働倫理を持った人間だ」

    “厳格な父”が育てたF1最強ドライバー
    ロザートは、ヨスによる厳格な教育スタイルについても言及した。

    「ヨスは時にはマックスをサーキットに置いて帰ったこともあったと聞く。でも、今の世界は少し甘やかしすぎなんだと思う」

    「最高になりたいなら、それだけの覚悟が必要だ。そしてヨスは、ただ速いドライバーを作っただけじゃない。人間としても素晴らしい人物を育てた」

    ロザートは、現在のマックス・フェルスタッペンについても独特な表現で称賛した。

    「マックス・フェルスタッペンは“宇宙飛行士”みたいな存在なんだ。誰もが彼になりたがる。それが人間の本能だ」

    「マックスはキミ・ライコネンに似ている」
    ロザートは、マックスの素顔についても語っている。

    「彼はキミ・ライコネンにすごく似ている。ただ、マックスの方が少しスパイシーで、感情を外に出すタイプだ」

    「キミは黙って耐える。でもマックスは時々爆発する」

    さらに、フェルスタッペン親子の“変わらない距離感”も明かした。

    「今でも僕がマックスにメッセージを送れば、2分以内に返信が来る。ヨスも同じだ」

    「彼らは金や利害で人を見ない。駆け引きもしない。ただ純粋に、いい人たちなんだ」

    レッドブル内で高まる“フェルスタッペン包囲網”への備え
    ロザートのレッドブル加入は偶然ではないとの見方もある。

    2026年の新PUレギュレーションに強い不満を抱くマックス・フェルスタッペンは、現在のF1の方向性に対して繰り返し批判を展開している。また、レッドブル内部では長年の盟友ジャンピエロ・ランビアーゼの離脱も取り沙汰されており、周囲の支援体制が変化しつつある。

    そうした中で、幼少期からフェルスタッペン家を知るロザートの存在は、単なるコンサルタント以上の意味を持つ可能性がある。

    フェラーリ黄金期を知る男が、今度はレッドブルで“フェルスタッペン時代”を支えることになるのかもしれない。

  • フェルスタッペン F1カナダGPスプリント予選「ペダルから足が浮いていた」

    フェルスタッペン F1カナダGPスプリント予選「ペダルから足が浮いていた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選を7番手で終えた。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット特有の激しいバンピーな路面に苦しみ、RB22の挙動に強い不満を示した。

    フェルスタッペンはポールポジションを獲得したジョージ・ラッセルから0.5秒以上遅れを取っており、メルセデス、マクラーレン、フェラーリとの差を痛感するセッションとなった。

    「ペダルから足が浮くほど跳ねていた」
    フェルスタッペンは、マシンの乗り心地が極めて悪かったと説明し、特に路面のギャップとバウンシングに苦しめられたことを明かした。

    「別に驚いてはいない。マシンのフィーリングはあまり良くなかったし、コース全体のバンプでかなり苦労していた」

    「アクセルを踏み込めなかった。ペダルから足が浮いてしまうほどだったんだ。一貫性を持って走るのがすごく難しかったし、そこは調査しなければならない」

    「良くはなかった。もちろんスプリントではこの状態のままだ。でも、理解しなければならないことはいくつかあるし、予選までには少しでも改善していることを願っている」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) カナダグランプリ

    レッドブルはモントリオールで苦戦
    フェルスタッペンは終始マシンバランスに苦しみ、特に縁石を跨ぐ場面でRB22の不安定さが目立った。バンピーな路面への対応力不足は、カナダGP週末におけるレッドブルの大きな課題となっている。

    スプリントでは4列目からのスタートとなるが、レースペースとセットアップ変更によってどこまで巻き返せるかが焦点となる。