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  • ピレリ:F1アメリカGP プレビュー

    ピレリ:F1アメリカGP プレビュー

    ピレリが、2012年 第19戦 F1アメリカGPが開催されるサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    今週末、F1チームとピレリは、初めてレースが行われる新設サーキットのサーキット・オブ・ジ・アメリカで開催される初のアメリカGPに臨む。

    ピレリは、F1アメリカGPにP Zeroシルバー・ハードタイヤとP Zeroホワイト・ミディアムタイヤを持ち込む。

    これはタイヤ性能に関して多くの未知の要素が存在するサーキット用として、適度に保守的な選択となっている。

    また、全く新しいこのサーキットについて習熟するため、各チームには、金曜日に行われる2回のフリー走行セッション用に1セットのハードタイヤが追加供給される。

    ひとつ確実なことは、このテキサスのサーキットが高速であり、高い気温がタイヤにメカニカルな要求を課す厳しいサーキットであること。全長5.515kmのトラックは高低差があり、低速でテクニカルなセクションと高速セクションを併せ持っている。路面は非常にスムーズである。

    ラップ序盤のセクターが特に厳しく、ターン1にユニークに配置されたヘアピンや、シルバーストンやスパを思い起こさせるターン4〜6の急速で連続した方向転換がある。このセクターでは、特にコーナリング時の荷重の大半を受け止めなければならない外側のタイヤ構造に大きな負荷がかかる。低速コーナー脱出時の適正なグリップを見出すために、トラクションもアメリカGPでのタイヤ性能の不可欠な要素となる。

    オースティンのサーキットに関する過去のデータは存在しないため、ピレリは先進的なシミュレーション技術を使用してこのサーキットでのタイヤ動作を予測。各チームは、レース戦略イメージを構築する際に過去の類似したデータを使用すると思われるが、今回のフリー走行で得られる情報は通常よりも大きな重要度を持つことになる。各チームは、様々な燃料搭載量で、できる限り多くのタイヤデータの収集を試みようとし、追加供給されるハードタイヤが各チームの最大限の走行を可能にする。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「オースティンは、バーレーンやホッケンハイムとともに今年のF1グランプリにおいて、我々にとって初めてとなる3つのサーキットのひとつですが、バーレーンでは過去にテストを実施しており、ホッケンハイムではGP3の経験があります。したがって、あらゆる意味で、アメリカGPは我々にとって今シーズンで最も大きなチャレンジとなります。しかし、我々は未知の領域へ入っていくことには慣れています。昨年は、ほとんどのサーキットが我々にとって初めてだったのですから。収集したアスファルトのサンプルとシミュレーションデータから、ここは非常に厳しいサーキットであると判断したため、ハードコンパウンドとミディアムコンパウンドを選択しました。初体験のサーキットにおいてあらゆる可能性をカバーしようとすると、当然、やや保守的な選択となりますが、アブダビでは保守的な選択の中でも、今シーズン最もエキサイティングなレースのひとつを見ることができました。私たちはF1とともにアメリカに戻ってきたことを本当に嬉しく思います。アメリカは我々にとって重要なマーケットですし、ファンも非常に熱狂的です。このレースの大きな盛り上がりを感じています。チャンピオンシップが大接戦となっているため、これ以上ない最高のレースとなるでしょう」

  • ピレリ、小林可夢偉をF1テストドライバー候補に挙げる

    ピレリ、小林可夢偉をF1テストドライバー候補に挙げる

    ピレリのモータスポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、2013年のF1テストドライバー候補に小林可夢偉を含めた3名の名前を挙げた。

    また、ポール・ヘンベリーは、ルーカス・ディ・グラッシとの契約が2013年末であることを明らかにした。

    「ルーカスは、我々のために素晴らしい仕事をしてくれている。来年以降、彼が2013年に残留するかそうではないかは我々の決定次第だ」とポール・ヘンベリーは Totalrace に述べた。

    ハイメ・アルグエルスアリも2012年のピレリのテストドライバーを務めていたが、アルグエルスアリは来季レースシートに戻ることを望んでいる。

    「ルーカスに加え、我々は(エイドリアン)スーティルやアルグエルスアリといった市場に出ている他の名前も評価している」

    だが、エイドリアン・スーティルは、来年レースに復帰する計画を立てており、公式ウェブサイトには“次の目的地:オーストラリア”の文字が掲載されている。

    小林可夢偉については「可能性はある」とポール・ヘンベリーはコメント。

    小林可夢偉は、テルメックスの支援を受けるエステバン・グティエレス、また印象的なルーキーのロビン・フラインスにシートを奪われるとの見方が強い。

    「彼(小林可夢偉)がどうなるか見守っていく。彼はまだ(レース)シートを獲得しようとしていると思っているので、待ってみるつもりだ」

    また今年でF1を退くミハエル・シューマッハについては「日本で彼を説得しようとしてみたよ」とポール・ヘンベリーは笑いながらコメント。

    「でも、うまくはいかなかった。彼はスカイダイビングなどをしたいんだと思う」

  • ピレリ 「2013年F1タイヤはかなり異なる」

    ピレリ 「2013年F1タイヤはかなり異なる」

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、2013年のタイヤが現在の世代とはかなり異なることを明らかにした。

    F1チームは、今月後半のF1ブラジルGPのフリー走行でピレリの2013年タイヤで初走行を行う。

    ポール・ヘンベリーは「(2013年の)タイヤは、今年とはかなり異なる。クルマは実質的に同じであり、レギュレーションもほとんど変更がないので、チームにとってはチャレンジとなるだろう」

    「だが、2012年から2013年の違いは、クルマの空力に強い影響を及ぼすので、チームは懸命に働かなければならないだろう」

    またポール・ヘンベリーは、2013年にはコンパウンド間により大きな差があると述べた。

  • ピレリ、F1インドGP決勝は1ストップが主流と予想

    ピレリ、F1インドGP決勝は1ストップが主流と予想

    ピレリが、F1インドGP決勝でのタイヤ戦略についての展望を語った。

    F1インドGP予選では、セバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで1分25秒283を記録し、通算35回目(今シーズン5回目)のポールポジションを獲得。ベッテルは、ブッダ・サーキットで開催されている今週末ここまでの全てのセッションで最速タイムを記録している。

    ピレリは、F1インドGPにP Zeroシルバー・ハードタイヤとP Zeroイエロー・ソフトタイヤを持ち込んでいるが、ソフトタイヤはハードタイヤよりもラップあたり1秒も速いとしている。

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは「路面の改善が大きな影響を与えた非常に興味深い予選を終え、戦略を示唆するものが見られました」とコメント。

    「ハードもソフトも一貫性を保っており、タイヤの摩耗状態は良さそうです。ここまで見た限りでは、大半のチームが1ストップ戦略を採用すると思われます」

    「マシンにもよりますが、ソフトタイヤはハードタイヤよりもラップあたり1秒も速く走行することが可能となります。この点を上手くバランスさせることがインドでのタイヤ戦略の見せ場となるでしょう」

    「ここではスピードが重要であることは明白ですが、戦略も同様です。これは、シーズン中何度も繰り返されてきたテーマです」

  • ピレリ:F1インドGP プレビュー

    ピレリ:F1インドGP プレビュー

    ピレリが、2012年 第17戦 F1インドGPが開催されるブッダ・インターナショナル・サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    今週末、今年で2回目となるF1インドGPが開催される。ピレリは昨年同様、P Zeroシルバー・ハードタイヤとP Zeroイエロー・ソフトタイヤを持ち込む。しかし、今年のコンパウンドは昨年よりも軟らかくなっており、昨年のブッダ・サーキットでの経験と実データもあるため、昨年よりも保守的ではない姿勢で臨むことが可能となる。したがって、より接戦のレースが展開されることになるだろう。

    ピレリが最も軟らかいコンパウンドの組み合わせを持ち込んだ韓国グランプリと比較して、インドではタイヤに非常に大きな負荷が課せられる。30°Cを超える高い気温の下、いくつもの負荷の要因が指摘される。

    コースレイアウトには、有名なトルコのターン8に似た、バンクのあるターン10などのタイヤに大きな横荷重を課す高速コーナーが複数存在する。レーシングラインをキープするために必要な最大限のグリップが求められるコーナー出口では、左フロントタイヤには4Gの加速Gがかかる。その一方で、コーナーを通過する6秒間、タイヤは横方向の荷重を受け続けており、タイヤの摩耗が増大する。

    特にラップの序盤には大きな高低差があり、ターン4入口での3.6Gの減速Gとともに、タイヤには縦方向の荷重が課せられる。1km以上のメインストレートは、シーズン中でも最長のストレートのひとつ。タイヤトレッドの温度はラップ中に100°Cを超えるが、ストレートエンドではかなりクールダウンされる。

    サーキットは年間であまり使用されていないため、週末を通して大幅な路面の改善が予測される。マシンがグリップを求める際、ダーティーな路面は過度のホイールスピンを招き、この点も摩耗を増大させることになる。しかし、ブッダ・サーキットの路面は非常にスムースなため、デグラデーションは抑制される。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「昨年のインドGPは、素晴らしい雰囲気の中で行われ、我々は非常に暖かい歓迎を受けました。したがって、再びインドを訪れることを一同楽しみにしています。今年はサーキットについて昨年よりも理解しているため、より保守的でないタイヤ選択を行い、性能と耐久性に関してバランスの取れたハードタイヤとソフトタイヤを持ち込みます。サーキットレイアウトは、シーズン後半戦で最も我々のタイヤに厳しいもののひとつです。そして、今回がハードとソフトの組み合わせが登場する今シーズン最後の機会となります。この組み合わせは、バルセロナ、イギリス、日本で使用されました。このことからも、このサーキットの厳しさを伺い知ることができます。ブッダ・サーキットは、オーバーテイクのチャンスが増えるように設計されており、我々のタイヤ設計フィロソフィーの背景にある目的のひとつと共通しています。チャンピオンシップ争いの佳境で、アクション満載のレースへ向けて万全を期したいと思います」

  • ピレリ、最終戦F1ブラジルGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリ、最終戦F1ブラジルGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリは、ラスト3戦のタイヤコンパウンドを発表した。

    ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とするF1アブダビGPでは、P Zero イエロー・ソフトタイヤとP Zero ホワイト・ミディアムタイヤが各チームに供給される。トワイライトレースとして開催されるF1アブダビGPは、レースの終盤には日が沈んで照明が灯され、路面温度が比較的低くなる。

    F1アメリカGPには、P Zero ホワイト・ミディアムタイヤとP Zeroシルバー・ハードタイヤを選択。ピレリは、初開催となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズにややコンサバティブなアプローチをとったと認めており、エンジニアはタイヤに“大きなエネルギー負荷”がタイヤにと予想している。

    インテルラゴスで開催される最終戦F1ブラジルGPにも、同じくP Zero ホワイト・ミディアムタイヤとP Zeroシルバー・ハードタイヤの組み合わせを採用。

    ちなみにピレリが今季、ミディアムとハードの組み合わせを持ち込んだ、マレーシア、ベルギー、イタリアでは、マクラーレンが1回のポールポジションと2勝を達成している。

    2012年 F1 タイヤコンパウンド

    開幕戦 オーストラリアGP  ソフト(黄)&ミディアム(シルバー)
    第2戦 マレーシアGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第3戦 中国GP  ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第4戦 バーレーンGP  ソフト(黄色)&ミディアム(白)
    第5戦 スペインGP  ソフト(黄色)&ハード(シルバー)
    第6戦 モナコGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第7戦 カナダGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第8戦 ヨーロッパGP  ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第9戦 イギリスGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第10戦 ドイツGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第11戦 ハンガリーGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第12戦 ベルギーGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第13戦 イタリアGP  ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    第14戦 シンガポールGP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第15戦 日本GP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第16戦 韓国GP  スーパーソフト(赤)&ソフト(黄色)
    第17戦 インドGP  ソフト(黄)&ハード(シルバー)
    第18戦 アブダビGP ソフト(黄)&ミディアム(白)
    第19戦 アメリカGP ミディアム(白)&ハード(シルバー)
    最終戦 ブラジルGP ミディアム(白)&ハード(シルバー)

  • ピレリ 「1ストップも可能」 (F1韓国GP 予選)

    ピレリ 「1ストップも可能」 (F1韓国GP 予選)

    ピレリが、F1韓国GPの予選をタイヤサプライヤーの視点で振り返った。

    F1韓国GPの予選ではレッドブルのマーク・ウェバーが、チームメイトのセバスチャン・ベッテルを抑えて、ヨンアム・サーキットで初のポールポジションを獲得。マーク・。ウェバーはP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤで1分37秒242を記録。今回の韓国グランプリ用には、P Zeroイエロー・ソフトタイヤとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤが選択されている。

    気温22℃のコンディションの下、予選は3つの異なるセクターで構成されるサーキットで行われました。高速でオープンな第1セクターでは、4Gもの横方向の荷重がタイヤに課せられる。第2セクターは、やや低速でよりテクニカルな特性を持ち、第3セクターは、市街地サーキットのようなタイトでツイスティなレイアウト。タイヤ構造への負荷は極めて大きいものの、路面がスムースなため摩耗率は高くない。したがって、1ストップ戦略に挑戦するチームも現れる可能性がある。

    ケータハムのヴィタリー・ペトロフとHRTの両ドライバー以外は、ソフトタイヤを使用してQ1を開始。フェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサが、Q1終盤の最終ランで、上位勢では最初にスーパーソフトタイヤを使用した。Q1の最速タイムはセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで記録。一方、スーパーソフトを使用したドライバー中での最速は、4番手タイムを記録したザウバーのセルジオ・ペレスだった。

    Q2に進出した17台のマシンは、すべてスーパーソフトタイヤでセッションを開始。スーパーソフトをQ1で使用した多くのドライバーたちは、中古のスーパーソフトを使用してQ2最初のランを行った。わずか4ポイント差でドライバーズ選手権首位のフェルナンド・アロンソが、Q1で使用したタイヤで一時トップになったが、後にベッテルが最速タイムを更新した。

    Q3でもスーパーソフトのみが使用され、最後にピットを出たベッテルは、1回目のランでベンチマークとなるタイムを記録。メルセデスの両ドライバーとフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは、1回目のランではタイム計測を行わなかった。全ドライバーが2回目のランを行い、セッションの終盤、ウェバーがベッテルを抑えて通算11回目のポールポジションを獲得した。

    午前中に行われた最終フリー走行では、ベッテルが1分37秒642の最速タイムを記録していた。ベッテルと約0.5秒差の2番手タイムを記録したのは、決勝で3番グリッドからスタートするマクラーレンのルイス・ハミルトンだった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「明日の決勝で展開される可能性がある戦略を示唆する興味深い予選が見られました。2つのコンパウンド間の性能差はラップあたり0.2〜0.6秒で、決勝では2ストップが主流になると予測しています。しかし、路面がスムースで摩耗率が低いため、1ストップに挑戦するチームも登場する可能性があります。したがって、フロントタイヤが制限要因となるこのサーキットで、予想よりも長いスティントが見られそうです。ここでは広範囲に渡る厳しさがタイヤに課せられますが、複数回のフライングラップ後でさえ、ソフトとスーパーソフト間の性能差はそれほど大きなものではありません。予想通り、セッションが進むにつれて大幅な路面の改善が見られ、デグラデーション抑制につながりました。しかし、特にタイヤ温度を下げる長いストレートが存在するこのサーキットでは、タイヤを作動温度領域に入れることが極めて重要になるでしょう」

  • ピレリ:F1日本GP プレビュー

    ピレリ:F1日本GP プレビュー

    ピレリが、2012年 第15戦 F1日本GPが開催される鈴鹿サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    今年、ピレリはP Zeroシルバー・ハードとP Zeroイエロー・ソフトタイヤを日本GPに持ち込む。昨年はミディアムとソフトという組み合わせだったが、今年のコンパウンドは全般的に軟らかくなっているため、今シーズンのこれまでのレース同様、日本でも昨年以上の性能を発揮するとピレリは考えている。

    だが、性能の改善がラップタイムに反映されるとは限らない。それは、2012年の新しいレギュレーションによって、マシンスピードがわずかに遅くなっており、スピードという観点では各チームが接近している状況にあるためだ。

    しかし、タイヤ自体の性能ピークの幅は広くなっている。そして鈴鹿は、シーズン中で最もタイヤ性能が試される場所のひとつ。バルセロナと並び、鈴鹿は、130Rやスプーンのような長い高速コーナーの存在によって、P Zeroコンパウンドへの負荷がシーズン中で最も高いサーキットとなっている。

    実際、130Rは7速310km/hで駆け抜けるシーズン中で最も高速なコーナー。ここでは、タイヤに、ダウンフォース、コーナリング、加速の3つの負荷が同時にかかる。横荷重だけでも3.1Gに相当するが、130Rよりも大きな負荷が課せられるコーナーがターン7(ダンロップカーブ)で、横荷重は3.4Gに達する。このようにコンパウンドへの負荷が高いため、トレッドの温度が110°Cを超えることがまれではない。

    日本では天候状態が複雑になる可能性がある。過去には、豪雨のために予選が日曜日の午前中に延期されたことがあった。通常通り、ピレリはCinturatoグリーン・インターミディエイトとCinturatoブルー・フルウェットタイヤも用意している。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「間違いなく、鈴鹿は我々にとってFormula Oneカレンダー中のハイライトのひとつです。それは、テクニカルな観点のみならず、特別な雰囲気のためといえるでしょう。日本のファンは、知識が豊富で熱狂的です。そして、いつも我々をとても暖かく迎えてくれます。鈴鹿のコースレイアウトは、テクニカルな面でチャレンジングです。鈴鹿は、わずかなミスも許されない素晴らしいコーナーが存在するスパやモンツァにも似た伝統的なサーキットです。今年日本に持ち込むコンパウンドは、名前から昨年よりハードになった印象がありますが、実際はよりソフトになっています。コンパウンドやストラクチャーへの厳しさが大きいにも関わらず、我々のタイヤは、ラップごとに課せられる大きな負荷に十分対応することができます。コンパウンドが隣り合った組み合わせではないことも、伝統的なレースへさらなるパフォーマンスと熱狂をもたらすことが期待されます。今回のコンパウンドの組み合わせは、多様な戦略の機会を提供します。今シーズンこれまで見られてきたように、戦略が、記憶に残る勝利や後方グリッドからのジャンプアップを可能にしてきました。昨年は、日本でドライバーズ選手権タイトルが決定しましたが、今年はまだまだ決着まで時間がかかりそうです。このことは、全てのファンにとって大きな楽しみでもあります」

  • ピレリ、ロバート・クビサを2013年のテストドライバーとして検討

    ピレリ、ロバート・クビサを2013年のテストドライバーとして検討

    ロバート・クビサが、2013年にピレリのF1テストドライバーを務める可能性があることをピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーが明かした。

    現在、ピレリのテストドライバーを務めるハイメ・アルグエルスアリは、フォース・インディアでのF1復帰が噂されており、潜在的にテストドライバーの座が空席になる。

    今月レース復帰したロバート・クビサだが、負傷した右手はまだF1マシンを走らせるにはまだ十分に回復していないことを本人も認めている。

    だが、ポール・ヘンベリーは、ロバート・クビサの準備が整えば、チャンスを与えるつもりであることを認めた。

    ピレリが、F1タイヤ開発用に使用しているマシンは、ロバート・クビサが2年前にレースをしていたルノー R30であり、もう一年同じマシンを使う場合はクビサの起用は意味をなしてくる。

    「F1よりもむしろラリーに置いての方がロバートと働くことがありそうだが、様子をみてみるつもりだ」

    「しばらくロバートと話をしていなし、我々は彼を必要とするかもしれないいくつかのプロジェクトに取り組んでいる。その可能性は十分にある」

    「現時点では彼にそれができるかはわからない。しかし、体力的に回復することがあれば、彼はそれができる人間だ。我々と1年仕事をすれば、2014年に復帰するための良い状況に彼を置けるかもしれない。彼がそうすることができれば、素晴らしいだろう」

    「我々は、F1へドライバーを手助けするレベルの成功を続けたい。ピレリのテスト契約は、F1ドライブの次に世界で最高のドライブでなければならない」

    ポール・ヘンベリーは、2014年にF1の技術規約が大きく変更になることから、ルノーに代えて最新のマシンを確保することに時間をかけることはほとんど意味はないと述べた。

    「おそらく意味はないだろう。2014年のために来年テストをする場合、それは異なる挑戦だ。クルマはそれには関係ない。なので、ルノーの2012年マシンを大幅に改良することになるだろう」

  • ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリが、2012年 第14戦 F1シンガポールGPが開催されるマリーナ・ベイ・サーキットでのレースをタイヤメーカーの観点から解説した。

    ピレリは、シーズンで唯一のナイトレースとなるシンガポールGPのマリーナベイ・サーキット用にP Zero イエロー・ソフトタイヤとP Zero レッド・スーパーソフトタイヤを選択。

    シンガポールでのナイトレースは、通常のグランプリとは異なる変動要因を生成する。

    まず、通常よりもセッションの開始が6時間遅いため、ヨーロッパラウンドと同様の時間帯に行われる。また、レースの進行とともに気温と路面温度は上昇ではなく下降していく。変動しないものは湿度で、レース週末を通じて75%から90%のまま。

    マリーナ・ベイは、シーズン中で2番目位に多い23のコーナーを有する、トラクションが重要となる市街地サーキット。アスファルトはバンピーで滑りやすく、グリップはマンホールの蓋や路面上の白線によって損なわれる。アドヒージョンの不足にも関わらず、マシンは減速時に4.3Gに達する荷重をマネージしなければならない。

    反時計回りの前兆5,073kmのコースを61周する決勝は、2時間のタイミリミットに近いものとなるため、熱や温度、絶え間ないバンプも加わり、ドライバーにとって肉体的に非常に苛酷で、マシンとタイヤにもタフなものとなる。例えば、スタート直後のターン1からターン3にかけてのコーナーの連続では、特にタイヤに大きな負荷を課す切り返しがある。

    ドライバーは、ブレーキングを出来るだけ遅めにし、ターンインと減速を同時に行う。このため、タイヤには縦方向と横方向の荷重が同時にかかり、タイヤ構造への負荷は大きくなる。しかし、コンストラクションの完全性は、ミスが許されないシンガポールで不可欠。最適なドライビングプレシジョンと完璧なレースラインのためのアドヒージョンを保証する。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「個人的には、シンガポールGPは大好きです。ナイトレースならではの驚くべきシーンが見られ、素晴らしい雰囲気に包まれ、そして我々のタイヤにとって魅力的なチャレンジの場所です。無数のスポットライトの下、決勝時の状況は通常のレースとは異なるため、チームとドライバーはタイヤ戦略を懸命に練らなければなりません。路面の状況と改善は、日中のレースの場合といくらか異なります。また、セーフティカー導入の可能性もあります。2008年以降、シンガポールGPでは、セーフティカーが毎年登場しています。したがって、状況が振り出しに戻った場合に迅速にアドバンテージを得るために、戦略は柔軟かつ効果的でなければなりません。温度は常に高いものの、これまでのシンガポールGPでは雨を経験していません。今年も同様と思われ、我々のF1レンジ中で最も軟らかい組み合わせである2つのスリックタイヤの究極の性能が見られるでしょう。昨年は、セバステャン・ベッテルが3ストップ戦略で優勝しました。一方、ルイス・ハミルトンは、4回のピットストップと1回のドライブスルー・ペナルティを行いながらも5位に入賞しました。平均スピードは速くないため、低速コーナーからの出口で、オーバーヒートに繋がるホイールスピンをコントロールできれば、デグラデーションは問題にならないと思います」