タグ: ピレリ

  • ピレリ:F1オーストリアGP 決勝レースリポート

    ピレリ:F1オーストリアGP 決勝レースリポート

    ピレリが、F1オーストリアGPの決勝レースを振り返った。

    レース戦略が鍵となり、3番グリッドからスタートしたメルセデスのニコ・ロズベルグがオーストリアGPで優勝した。ニコ・ロズベルグは、ウィリアムズの両ドライバーの後方からのスタートだったが、彼らよりも先にピットストップを行い、交換後のニュータイヤを最大限に活用することによって(この戦略は“アンダーカット”と呼ばれる)、ウィリアムズ両ドライバーの1回目のピットストップ後に逆転に成功した。

    ニコ・ロズベルグのチームメイトのルイス・ハミルトンは、同様の戦略をより効果的に活用した。ルイス・ハミルトンはP Zero レッド・スーパーソフトでスタート後、続く2スティントをP Zero イエロー・ソフトで走行し、9番グリッドからのスタートにも関わらず、ニコ・ロズベルグとわずか1.9秒差の2位でフィニッシュした。両ドライバーは最後まで接戦を繰り広げた。ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが、トップからわずか8秒差の3位でフィニッシュし、初の表彰台を獲得した。

    ソフトタイヤで15番グリッドからスタートしたフォース・インディアのセルジオ・ペレスは、29周でソフトタイヤへ交換し、その後の最終スティントでスピードのあるスーパーソフトコンパウンドを使用した。大半のドライバーとは逆の戦略によって、ペレスは6位まで順位を上げてフィニッシュした。

    路面温度が40℃を超えたコンディションにも関わらず、マルシャの両ドライバー(ジュール・ビアンキとマックス・チルトン)とケータハムの小林可夢偉は、1回のみのストップでレースを完走した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「より暖かくなったコンディションにも関わらず、我々がまさに期待したタイヤの性能が見られました。気温が情趣したことによって、デグラデーションが昨日までよりも若干大きくなりました。したがって、1ストッパーに意欲的なチームが減り、2ストップが主流のレースとなりました。タイヤ戦略が極めて重要になる見応えのあるグランプリでした。そして、表彰台に新しい顔ぶれを迎えることはいつ見ても素晴らしいことですね。メルセデスとともにウィリアムズとバルテリも祝福したいと思います。彼らは、レース週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」

    関連:F1オーストリアGP 結果:ニコ・ロズベルグが今季3勝目

  • ピレリ:F1オーストリアGP 予選レポート

    ピレリ:F1オーストリアGP 予選レポート

    ピレリが、F1オーストリアGPの予選を振り返った。

    F1オーストリアGPの予選では、フェリペ・マッサが、P Zero レッド・スーパーソフトを使用してポールポジションを獲得し、ウィリアムズがフロントローを独占した。フェリペ・マッサにとっては、2008年のブラジルGP以来、キャリア通算16回目のポールポジション獲得であり、ウィリアムズにとっては2003年のドイツGP以来のフロントロー独占となった。また、今シーズン初のメルセデス以外のチームによるポール獲得となった。

    Q2では、大半のドライバーが2セットの新品スーパーソフトを使用した中、メルセデスのルイス・ハミルトンは1セットのみのスーパーソフトを使用。しかし、Q3では、ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが最初のランでベンチマースを記録し、その後、チームメイトのフェリペ・マッサが新品スーパーソフトを使用した2回目のランでボッタスのタイムを破った。予選は気温が20℃を超える温暖なコンディションの下で行われ、明日の決勝字も同様のコンディションが予想されている。

    午前中に行われた最終フリー走行では、バルテリ・ボッタスがスーパーソフトを使用した最終ランでハミルトンを上回る最速タイムを記録した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「明日の決勝では、ウィリアムズが2003年以来フロントローに並ぶこととなり、今シーズンがエキサイティングなシーズンであることを物語っています。各チームが多様なタイヤ使いを展開し、シーズン中でも屈指と言える素晴らしい予選が見られました。その結果、トップ10に8チームが入り混じり、明日の決勝では非常に興味深いバトルが見られると思います。2ストップが主流の戦略になると予測していますが、カナダ同様、セーフティカーなどの要素によっては1ストップにトライするチームが現れるかもしれません。明日も今日と同様の温暖なコンディションになりそうですので、最適な戦略を構築するためのデータはすでに各チームの手中にあります」

    関連:F1オーストリアGP 予選:フェリペ・マッサがポールポジション!

  • ピレリ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリ:F1オーストリアGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリが、F1オーストリアGP 金曜フリー走行を振り返った。

    各チームは、断続的に降る雨の中、スティリアの山間部に位置するレッドブル・リンクの特性である変わりやすい天候を経験した。ドライコンディションで行われたフリー走行2回目では、メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroレッド・スーパーソフトで1分09秒542(シーズン中の最短ラップ)を記録した。今週末用のコンパウンドは、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeroイエロー・ソフトが選択されている。

    雨によってグリップレベルを向上させる路面上のラバーが洗い流されたため、サーキットはほぼ“グリーン”な状態だったたが、今回のコンパウンドの組み合わせは、今シーズンからカレンダーに加わったレッドブル・リンクに適応してした。摩耗とデグラデーションは想定の範囲内にあり、滑りやすいコンディションの下、特にリアタイヤにごくわずかなグレイニングが発生していた。レース週末の進行とともに、この現象は落ち着いていくと予想される。

    レッドブル・リンクは全長が短く全体的に低速なため、ラップを通したタイヤへの負荷は大きくない。したがって、現時点でソフトよりもラップあたり0.6秒速いスーパーソフトは、予選でスピードを発揮するとともに決勝でのメインタイヤとなる可能性がある。

    頼るべき過去のデータが存在しないため、現時点のデータ分析によれば決勝では2ストップが予想される。局所的な雨が継続する可能性があるものの、明日以降のレース週末は、より暖かくなることが予想されている。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「今日の路面は非常にグリーンでしたが、特にソフトタイヤの摩耗とデグラデーションは低いレベルでした。決勝に関しては、今回のタイヤは完璧にサーキットにマッチするでしょう。適度なデグラデーションが興味深い展開を維持させつつも、大半のドライバーが2回のストップになるものと見ています。したがって、初めてのサーキットですが、カナダ同様、今回のタイヤ選択が非常に適正であると確信しています。チーム間でリアタイヤの使い方に大きな差異が見られたケースがありましたが、各チームが今日のデータを分析すれば明日はそういったことは少なくなると思います。短いラップゆえに非常に接戦となりそうな予選に備え、今晩、我々もデータを分析します」

  • ピレリ:F1オーストリアGP プレビュー

    ピレリ:F1オーストリアGP プレビュー

    ピレリが、2014年 第8戦 F1オーストリアGPが開催されるレッドブル・リンクをタイヤメーカーの観点から解説した。

    オーストリアグランプリが最後にF1カレンダーに登場したのは、A1リンクで開催された2003年。11年を経て、改修されたA1リンクはレッドブル・リンクと改名され、今シーズン第8戦の開催場所として戻ってきた。

    ピレリは、モンテカルロとカナダに続き、3戦連続でソフトとスーパーソフトタイヤを今週末のグランプリに持ち込む。しかし、2本のメインストレートと大半が鋭いコーナーで構成されるレッドブル・リンクは、異彩を放つ特性を持ったサーキット。したがって、平均速度が全体的に遅くなり、マシンは空力ダウンフォースよりもタイヤが供給するメカニカルグリップに依存しなければならない。

    しかし、どのチームもレッドブル・リンクでテストを行ったことがないため、今週末は各チームおよびドライバーにとって未知の領域となる。

    このトラックでは、非常に低速なコーナーとハイスピードセクションが交互に現れる。トラクションと横方向の荷重により、特にターン5とターン6では、タイヤには中〜高レベルの負荷がかかる。

    レッドブル・リンクでは、平均速度が非常に遅いサーキット上での空力グリップを最大限に供給するため、最大限のダウンフォースセッティングが求められる。しかし、ダウンフォースによって、より大きな縦方向の荷重がマシンにかかる。マシンがコーナーを通過する際、横方向の荷重も加わり、多様な負荷がタイヤに課せられる。

    スーパーソフトタイヤは作動温度領域が低く、低温下でも最適な性能を発揮できるコンパウンド。ソフトタイヤは、作動温度領域が高く、高温のコンディションや厳しい路面状態に適したコンパウンド。スピルバーグの気温は変動しやすいものの、概して22℃前後。また、雨のリスクは高くなっている。

    スピルバーグのアスファルトは、近年広範囲に渡って再舗装されたため、非常に滑らか。したがって、特にレース週末の序盤、マシンは滑りやすくなり、コントロールできない場合はグレイニングが発生する可能性がある。

    各チームは、フリー走行のデータを分析後、戦略を決定するが、スーパーソフトでスタート後、続く2スティントをソフトで走行する戦略が、最も可能性の高い選択肢と予想される。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「新しいサーキットを訪れる時は、常にエキサイティングに感じます。各チームおよびドライバー全員が同じスタートラインに立ち、未知のコンディションに適合し、いち早くトップに立とうと自らを鼓舞するためです。アスファルトのサンプルと我々のエンジニアが行った路面の調査に基づき、我々のタイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせのコンパウンドが、各チームがハイダウンフォースで走行すると予想されるサーキットでのパフォーマンスとグリップのベストな妥協点を見出せると確信しています。ひとつの興味深い疑問符は、サーキット全般に渡って予測が難しいことで知られている天候です。全ての新しい開催地では、フリー走行での作業が特に重要になります。各チームは、多様な燃料搭載量とセットアップによるトラック上でのタイヤの動きを評価するために、金曜と土曜のセッションを通じて出来る限り多くの情報を収集することに集中するでしょう。収集された情報は、予選と決勝での戦略の鍵となります。シミュレーションデータを見る限り、2ストップのレースになると思いますが、この予測は天候状態や路面の改善によって左右されます。フリー走行後には、より正確な予測ができると思います」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「スピルバーグが世界選手権に戻ってきました。誰もが、金曜のフリー走行で、改修されたサーキットを初めて経験することになります。しかし、このサーキットは改修前とほぼ同様です。スピルバーグの素晴らしい点は、トラックが起伏に富んでいることです。ドライバーにとってはドライビングを楽しめるサーキットです。トリッキーな側面は、多くのブレーキングエリアが上り勾配にあることで、これがオーバーテイクを難しくしています。ここには面白いエピソードがあって、昔、F1開催中にマシンの騒音のせいで地元の乳牛が1週間もミルクを出さなかったということです。今年はマシンのノイズが小さくなっているので、ミルクのストップが2〜3日であることを祈りたいです」

  • ピレリ:F1カナダGP 決勝レースレポート

    ピレリ:F1カナダGP 決勝レースレポート

    ピレリが、F1カナダGPの決勝レースを振り返った。

    上昇した気温とレース開始直後の長いセーフティカー導入周回によって、タイヤ戦略がスリリングなカナダGPの主要部分を構成した。各チームは、フリー走行と予選時の冷涼なコンディションと比較して、高温下でのタイヤ特性を理解する必要があった。

    レース終盤にトップ5がわずか5秒差にひしめく中、レッドブルのダニエル・リカルドが優勝した。

    タイヤ戦略が主役となり、フィニッシュが近づくについて、ドライバーたちはアドバンテージを得るためによりフレッシュなタイヤを使用した。

    リカルドは、残りわずか2周時点でメルセデスのニコ・ロズベルグから首位の座を奪い、また、レッドブルのセバスチャン・ベッテルは表彰台を獲得した。トップ3全員が採用したのは、2ストップ戦略だった。

    1ストッパーで最上位となったドライバーは、5位入賞を果たしたフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグだった。ヒュルケンベルグはソフトタイヤでスタートし、41周の第1スティントを走行後、唯一のピットストップでスーパーソフトへと交換した。

    ヒュルケンベルグのチームメイトのセルジオ・ペレスも1ストップ戦略を採った。ペレスはスーパーソフトでスタートし、レースのちょうど半分の35周目にソフトタイヤへ交換した。表彰台を賭けて争っていたペレスとウィリアムズのフェリペ・マッサとの間にファイナルラップで事故が発生し、セーフティカー同ニュのままレースのフィニッシュを迎えることになった。ともああれ、彼らの戦略は表彰台獲得のチャンスをもたらしており、マッサは、ファイナルスティントでライバルよりもフレッシュなタイヤによるスピードをアドバンテージを活かしていた。

    レース開始直後の8周のセーフティカー導入により、最も重要な燃料が重い状態でのデグラデーションは最小化され、タイヤ戦略に影響を及ぼした。路面温度45℃、気温30℃を超えるコンディションにも関わらず、両コンマウンドの摩耗は全体的に低いレベルだった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「またしても、カナダはスリリングなグランプリの舞台となりました。今回は暑いコンディションの下で多くの興味深いタイヤ戦略が展開されました。アクション満載のレースで、ベストなアドバンテージを得るためのタイヤ戦略にトライするドライバーたちの臨機応変な対応が見られました。記憶に残るレースで初優勝を遂げたダニエル・リカルドを祝福したいと思います。また、フォース・インディアにも祝福の言葉を贈ります。彼らは、我々のF1復帰以来、しばしばライバルたちとは異なるタイヤ戦略を採っていました。カナダでも、最後にポジションをアップするためにいかなるタイヤ戦略の使用が可能であるかを示し、もし終了間際での事故が無ければ、彼らにとってのベストリザルトへと導いたタイヤ戦略だったと思います」

  • ピレリ:F1カナダGP 予選レポート

    ピレリ:F1カナダGP 予選レポート

    ピレリが、F1カナダGPの予選を振り返った。

    最高気温27℃、路面温度40℃超えの暑いコンディションで行われたF1カナダGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zero レッド・スーパーソフトで1分14秒874を記録し、キャリア通算7回目のポールポジションを獲得した。

    今回も、ロズベルグとチームメイトのルイス・ハミルトンとの愛大でポールポジション争いが展開され、ハミルトンは2番グリッドを獲得した。

    メルセデス、レッドブル、ウィリアムズの両ドライバーは、スーパーソフトを使用することなくQ1を通過し、Q2とQ3でスーパーソフトを使用。上記3チームの両ドライバーとフェラーリのフェルナンド・アロンソは、Q3で2セットの新品スーパーソフトを使用できる状況だった。

    午前中に行われた最終フリー走行(FP3)では、ハミルトンが最速タイムを記録し、ウィリアムズのフェリペ・マッサが2番手タイムを記録。マッサはスーパーソフトを使用したが、ハミルトンはソフトタイヤで最速タイムを記録した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「予選での気温が非常に上昇したため、各チームがセットアップ作業を行った機能のフリー走行時のタイヤ動作との違いが見られました。当然、タイヤ戦略にも影響を及ぼすことが予想されます。しかし、マシンに依存しますが、決勝では大半のマシンが1〜2回のピットストップになると思います。これは、高い気温の下、ヘビートラクションが要求されるサーキットで、ソフトタイヤでさえもペースの下降がごくわずかであったほど、摩耗とデグラデーションのレベルが低かったことから想定されます。予選でもすでに多くの戦略が展開されました。また、スピードが速いスーパーソフトよりもソフトお方がマシンに合っているようなチームもありました。その結果、タイムが非常に僅差となりました。明日の決勝でも同様のことが見られるでしょう」

    関連:F1カナダGP 予選:ニコ・ロズベルグが2戦連続ポールポジション

  • ピレリ:F1カナダGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリ:F1カナダGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリが、F1カナダGPの金曜フリー走行を振り返った。

    カナダのジル・ヴィルヌーブサーキットでは大きなトラクションとブレーキングが要求されるが、今週末用に選択されているP Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトタイヤは、限定的な摩耗と非常に小さいデグラデーションを示した。スーパーソフトには、わずかにグレイニングが発生。通常のレースコンディションでは、1〜2回のピットストップが予想される。

    しかし、カナダは、シーズン中で最も予測不可能なレースのひとつとして知られており、歴史的にセーフティーカー導入率は50%を超えている。

    ミディアムとスーパーソフトが選択された2013年のカナダグランプリでは、2ストップ戦略が勝利戦略となりました。

    冷涼なドライコンディションで行われた午前中のフリー走行1回目(FP1)では、フェラーリのフェルナンド・アロンソが最速タイムを記録。気温が上昇した午後のフリー走行2回目(FP2)では、メルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムを記録した。FP1ではソフトタイヤのみが使用され、予選と決勝時も同様のコンディションが予想される暖かくなったFP2で、各チームはスーパーソフトへ移行した。ここまで、両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり約0.6〜0.8秒となっている。

    通常通り、各チームは、ショートランとロングランの両方を行い、多様な燃料搭載量でのペースを評価。ここで得られた情報によって、レース戦略の基盤が形成されていく。しかし、いかなる戦略も、変化の可能性を考慮に入れて柔軟である必要があります。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「今日は全てが順調に進みました。明日以降も今日の午後のような温暖な天候が続きそうですし、気温がより上昇する可能性もあります。今晩、データを分析する必要がありますが、ここまで見た限りでは、摩耗とデグラデーションは非常に抑制されています。摩耗に関しては、カナダではソフトタイヤは70周、スーパーソフトタイヤは25周ほどの走行が可能です。デグラデーションについては、ソフトタイヤは無視できるレベルであり、スーパーソフトはラップあたり0.1秒未満となっています。したがって、1〜2回のピットストップを予想しています。より気温が上昇した場合、摩耗とデグラデーションに変化が見られる可能性がありますが、それほど大きな違いには至らないと思います」

    関連:
    ・F1カナダGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1カナダGP フリー走行1回目:フェルナンド・アロンソがトップタイム

  • ピレリ、F1ハンガリーGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリ、F1ハンガリーGPまでのタイヤコンパウンドを発表

    ピレリは、第8戦F1オーストリアGPから第11戦F1ハンガリーGPまでのタイヤコンパウンドを発表した。

    今季11年ぶりにF1カレンダーに復活するF1オーストリアGPのためにピレリはソフトとスーパーソフトを選択。ドイツGPでも同じコンパウンドを採用。昨年ドイツではソフトとミディアムだったため、戦略に変更がみられるだろう。

    F1イギリスGPではミディアムとハード、F1ハンガリーGPでは、ソフトとミディアムという昨年と同じコンパウンドが選択された。

  • ピレリ:F1カナダGP プレビュー

    ピレリ:F1カナダGP プレビュー

    ピレリが、2014年 第7戦 F1カナダGPが開催されるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットをタイヤメーカーの観点から解説した。

    モナコ同様、ピレリのP Zero イエロー・ソフトとP Zero レッド・スーパーソフトタイヤがジル・ヴィルヌーヴサーキットに登場する。このサーキットは、常設サーキットのセクションと公園内の公道を組み合わせた半常設サーキット。

    しかし、モントリオールはモナコとは大きく異なり、平均スピードが速く、変わりやすい天候や経験豊富なドライバーであえもミスを犯しやすいグリップレベルの低い路面が特徴的。過去には、多くのドライバーが有名な“wall of champions”に接触している。

    モントリオールにおけるもうひとつの重要な要素はブレーキングであり、ブレーキによる熱がタイヤ温度を上昇させる(しかし、新しく導入されたブレーキ・バイ・ワイヤシステムによって、今年のブレーキの動作は昨年までと異なっている)。さらに、モントリオールには悪名高い縁石が存在し、タイヤは、マシンのサスペンションの一部として衝撃を吸収しなければならない。

    トラクションとブレーキングが、モントリオールではタイヤに影響を及ぼす2つの主な要素。トルクが増大し、ダウンフォースが減少している2014年型マシンは、このトラックをより難しいものにしている。最も大きなリスクであるホイールスピンは、トレッド表面をオーバーヒートさせる。レイトブレーキングは、ホイールがロックしたバイイにフラットスポットを生成する可能性がある。しかし、2014年型タイヤは、フラットスポットが生成されにくいように設計されている。

    モントリオールでは、ストレートで300km/hを超えるトップスピードを最大限にするために、マシンはローダウンフォースのセットアップで走行する傾向にある。そのトレードオフとして、コーナーでの空力グリップが減少するため、マシンはスライドしやすくなり、タイヤコンパウンドによるメカニカルグリップに依存することになる。

    スーパーソフトタイヤは作動温度領域が低く、低温化でも最適な性能を発揮できるコンパウンド。ソフトタイヤは、作動温度領域が高く、高温のコンディションや厳しい路面状況に適したコンパウンド。カナダの天候は変わりやすく、レースが中断になることもしばしば。ピレリがF1に復帰した2011年のカナダGPは、度重なる中断によってF1史上最長のレースとなった。

    カナダでのタイヤにとって最も大きな課題のひとつは、アスファルトに非常に大きなばらつきがあるという事実であり、不均等なグリップレベルを提供する多様な路面によって構成されている。タイヤコンパウンドは、このような多様性を取り払い、可能な限り一貫したグリップレベルを提供する役割を担う。

    昨年は、ポールポジションからスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルが優勝。ベッテルは、ウェットでの予選でインターミディエイトタイヤを私用し、決勝では、スーパーソフト-ミディアム-ミディアムと繋いだ2ストップ戦略で優勝した。今年、ミディアムではなくソフトをスーパーソフトとともに選択しているが、2014年型の全コンパウンドは、昨年型よりもわずかに硬めになっている。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「カナダはモナコよりも非常に高速になっているため、タイヤは、より大きな負荷とともに酷使されることになります。モントリオールで不可欠な最大限のメカニカルグリップを導き出す必要があります。路面の改善は大きく、特に今年のダウンフォースは減少しているので、スタイドが多発することもタイヤへの負荷を明らかに増大させます。しかし、レンジ中で最も軟らかい組み合わせのタイヤでも、今週の摩耗とデグラデーションは抑制されると思います。カナダは、セーフティカー導入率が高いこともあり、戦略が差を生じさせる常に予測不可能なレースになる傾向があります。セーフティカー導入率が高いこともあり、戦略が差を生じさせる常に予測不可能なレースになる傾向があります。モナコでも見られたように、臨機応変な戦略を採ることが、カナダのような一般的ではないサーキットで成功を収めるためには必要要素となります。歴史的に雨の確率も高いため(特にはドライセッション後にデータが無い状態であることも)、クロスオーバーポイントを判断することが極めて重要になります」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「モントリオールは、高速で市街地サーキットと常設トラックの組み合わせを特徴とする極めて特殊で例外的なサーキットです。ドライバーの観点から最も重要な点は、リアタイヤを可能な限りベストな状態に保つことです。長いコーナーが存在しないため、カナダでのタイヤへの負荷は、加速と減速時の縦方向の負荷が主なものです。加速時には特に注意を払う必要があります。さもなければ、タイヤをすり減らしてしまし、ブレーキングも困難になります。ドライバーにとってフィジカル的に厳しいトラックではありませんが、特に有名な“wall of champions”が待ち受けるピット直前のスケインでは、ブレーキング時に最大限の集中が必要です。個人的には、1995年のカナダでの優勝が思い出に残っています。それは私のF1で唯一の勝利であり、誕生日にジル・ヴィルヌーヴと同じ伝説的なカーナンバー27をつけて成し遂げた優勝に信じられないほどの感動を味わいました」

    関連:F1カナダGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ、ワイドタイヤの導入にオープンな姿勢

    ピレリ、ワイドタイヤの導入にオープンな姿勢

    ピレリは、F1レースを改善するために、ワイドタイヤをもたらすことを含め、メカニカルグリップと空力グリップのリバランシングするという考えに対してオープンな姿勢を見せている。

    フェリペ・マッサは、各マシンがより近づけるように、ワイドタイヤを導入しつつ、ダウンフォースを削減することの利点を研究するよう力説した。

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、ピレリは今シーズンにむけてワイドタイヤの導入を研究したが、チーム側がその動きに反対したと述べた。

    「それは去年、空力が減る新しいレギュレーションを初めて見たときに我々が議論したことのひとつだ。我々はワイドタイヤを与えるとね」

    「その時は、チームはその必要性を感じていなかったし、同じサイズのタイヤを続けることを望んだので、我々はそれを進めることはできなかった」

    「しかし、我々は常にスポーツが望むことをすると言っている」

    「彼らが古い、スーパーワイドタイヤに歩み寄ることを望むのであれば、我々はそうするつもりだ。15インチ、20インチ、何を望むかを伝えられれば、我々はそれをやってみるつもりだ」

    「しかし、何を達成しようとしているのかを決めてもらわなければならない」

    ピレリは、今年の新車に対してタイヤレンジの開発があまりに硬すぎると非難されているが、ポール・ヘンベリーは、カレンダーのサーキットの
    全体の範囲内で機能するラバーを造ることが必要なのであれば、妥協は回避不可能だと述べた。

    「タイヤの観点で言えば、4つのコンパウンドがある。場合によっては妥協が必要であり、場合によってはスウィートスポットに入る」

    「しかし、そのバリエーションがレースに予測不可能性を加えていると思う」