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  • ピレリ、2016年以降のF1タイヤ供給は“未定”

    ピレリ、2016年以降のF1タイヤ供給は“未定”

    ピレリは、現在の契約終了後もF1にタイヤを供給するかどうかは未定だとしている。

    2011年にF1の公式タイヤサプライヤーに就任したピレリだが、最初の3年は賛否に巻き込まれてきた。だが、ピレリは2014年に契約を更新している。

    「F1は我々の人生の一部だ」とピレリのマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラ会長は Tuttosport に述べた。

    「我々の人材と我々のテクノロジーを際立たせるためにある。どこまでも続く、旅する研究所だ」

    だが、現在の契約が終了となる2016以降に再び契約を更新するかはまだ決断していないようだ。

    「我々には2016年までの契約がある」とマルコ・トロンケッティ・プロヴェーラは述べた。

    「それ以降のことはそれから考えよう」

    2013年にタイヤのバーストを相次いで経験したピレリは、新たなV6ターボ時代の幕開けでは一歩引いたアプローチをとった。

    2014年のタイヤについては、フェルナンド・アロンソ、ロマン・グロージャンやセルジオ・ペレスといったドライバーが“硬すぎて遅い”と述べている。

    「批判は耳にした」とピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは L’Equipe に述べた。

    「昨年はアグレッシブすぎる、今年はコンサバティブすぎるとね」とポール・ヘンベリーは肩をすくめた。

    しかし、ポール・ヘンベリーは、ピレリは常に改善の方法を考えていると語る。

    2014年の保守性を和らげる1つの方法として、ポール・ヘンベリーは前後で異なるコンパウンドを組み合わせることを提案した。

    「(マシンの)フロントとリアで異なるコンパウンドをテストする計画がある」

    「そうすればスタビリティを損なうことなくパフォーマンスを改善できる」

    ポール・ヘンベリーは、リアに硬めのコンパウンドを使うことによって“新エンジンのトルクに由来するスライディングを減らす”ことが可能だとし、さらにフロントを柔らかめにするとことで“ピットストップが2回から3回に戻る可能性”があり、ショーが盛り上がるはずだと述べた。

  • ファビオ・ライマー、ピレリのF1テストを完了

    ファビオ・ライマー、ピレリのF1テストを完了

    ファビオ・ライマーは、ピレリからの2013年のGP2チャンピオン獲得のご褒美としてロータス E20でのテストを実施した。

    今シーズン、レベリオンからWECに参戦するファビオ・ライマーは、ポールリカールで行われたテストでピレリのデモンストレーションタイヤを装着したE20で78周を走り込んだ。

    「本当に素晴らしい経験だったし、本当に楽しかった」とファビオ・ライマーは述べた。

    「午前中がコンディションによってちょっとアンダーステアだったけど、午後のロングランではクルマとタイヤにほんとに良いフィーリングを高めていくことができた」

    「素晴らしい機会だったし、テストした様々なコンパウンドの違いを確認することができた」

    「今回のチャンスを与えてくれたピレリに感謝したい。今後、間違いなく助けになるだろう。今はまだF1カーを走らせたくて仕方がないよ!」

    ファビオ・ライマーは、2011年末の若手ドライバーテストでザウバーのF1マシンをテストしている。

  • ピレリ:F1モナコGP 予選レポート 「決勝は1ストップを予想」

    ピレリ:F1モナコGP 予選レポート 「決勝は1ストップを予想」

    ピレリが、F1モナコGPの予選を振り返った。

    F1モナコGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、偉大な父ケケ・ロズベルグの記録を超えるキャリア通算6回目のポールポジションを獲得。初登場の2014年型ピレリP Zeroレッド・スーパーソフトを使用した今シーズン初のポールポジションとなった。

    昨年もモナコでポールを獲得したニコ・ロズベルグは、P Zeroイエロー・ソフトタイヤでQ1を通過し、Q2とQ3で2セットのスーパーソフトタイヤを使用。

    しかし、両タイヤの摩耗とデグラデーションは最小限度で、大半のドライバーが決勝では1ストップのみになることが予想されるため、タイヤの温存は優先事項ではなかった。

    タイヤは、大接戦のレースに非常に大きな影響を及ぼす。しかし、歴史的にモナコではセーフティーカー導入率が80%と高く、昨日のGP2レースで見られたようにレースの中断もあり得る。したがって、起こり得るあらゆる事象に即座に対応するには柔軟な戦略が必要になる。潜在的な勝利の戦略は、フリー走行で収集されたタイヤデータに基づいて決定されることから、本日午前中に行われたFP3セッションもまた特に重要となった。

    木曜日に行われたFP2はダンプコンディションによる影響を受けたため、ドライバーたちは、多様な燃料搭載量で両タイヤでのドライレースペースを決定するためにFP3を活用。FP3では、ルイス・ハミルトンが最速タイムを記録しました。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「ここモナコでは、両コンパウンドともに昨年よりもやや硬めのスーパーソフトとソフトコンパウンド間でラップあたり約1秒の性能差となっています。スーパーソフトを使用した場合でも、ベストタイムが2回目のフライングラップで計測される傾向にありました。特に上位勢はスーパーソフトで大接戦となることが明らかですから、レース戦略、中でもピットストップのタイミングが、モナコグランプリの結果を大きく左右する可能性があります。予想通り、大幅な路面の改善が見られ、各セッションの終了間際に最速タイムが計測されました。明日の決勝も好天が予想されているため、引き続き路面の改善は進み、終盤での最速タイム更新のパターンは継続するでしょう」

  • ピレリ:F1モナコGP初日 「ターボエンジンでのモナコ最速ラップを更新」

    ピレリ:F1モナコGP初日 「ターボエンジンでのモナコ最速ラップを更新」

    ピレリが、F1モナコGPの木曜フリー走行を振り返った。

    モナコGPのフリー走行において、3種類のピレリコンパウンドによる走行が見られた。モナコでは、その伝統に従い、シーズン中で唯一、木曜日にフリー走行が開催される。

    ドライコンディションで行われたフリー走行1回目(FP1)では、全ドライバーがP Zeroイエロー・ソフトタイヤを使用。

    今週末用として、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトが選択されている。フリー走行2回目(FP2)では、ソフト、スーパーソフトとともにCinturatoグリーン・インターミディエイトも使用された。

    FP2前の暴風雨によって、路面がウェットで滑りやすくなったため、大半のチームがFP2序盤に走行するリスクを取ることをためらっていた。週末はドライとなることが予想されているため、ウェットでの詳細な学習は好機ではなかった。大半のラップで使用されたCinturatoグリーン・インターミディエイトタイヤは、急速に乾いていく路面においても性能が持続する汎用性を示した。

    FP2残り10分時点で、各チームはスリックタイヤへ移行し、大半のドライバーがスーパーソフトを装着。フェラーリのフェルナンド・アロンソが、スーパーソフトを使用してFP2の最速タイムを記録したが、メルセデスのルイス・ハミルトンがソフトタイヤで記録したFP1の最速タイムにはわずかに及ばなかった。

    ターボエンジンのF1マシンが最後にモナコを走行した1988年以来、本日の両セッションの最速タイムは、ともにモンテカルロでのターボエンジンによる最速タイムとなった。1988年のモナコGPは、アイルトン・セナがチームメイトに1.4秒差をつけてポールポジションを獲得した偉大な予選パフォーマンスが見られたグランプリとして語り継がれている。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「例年通り、路面は“グリーン”で滑りやすい状態でしたが、FP1で路面に乗ったラバーがFP2前の激しい雨によって洗い流されたため、トリッキーなコンディションは一層複雑な様相を呈しました。このため、モナコの週末で最も重要なパートのひとつである予選で主役となるスーパーソフトによる走行が限定的なものとなりました。各チームは、レース戦略を計算するために多様な燃料搭載量での両コンパウンドのデータ収集など、多くの作業を土曜日午前中に行われるFP3で行うことになりました。しかし、モナコでのタイヤの摩耗とデグラデーションは、他のサーキットと比較して大きな要素ではありません。特に、我々の全コンパウンドは昨年よりもやや硬めになっていますのでなおさらです。インターミディエイトタイヤは、ドライになりつつある路面においても一貫したラップタイムを刻み、ここモナコでもその汎用性を示しました。他の全てのグランプリと比較するとデータを分析するための時間が1日多くありますので、各チームは潜在的な戦略について検討する機会が十分に持てます」

  • ピレリ:F1モナコGP プレビュー “スーパーソフトタイヤが今季初登場”

    ピレリ:F1モナコGP プレビュー “スーパーソフトタイヤが今季初登場”

    ピレリのP Zero レッド・スーパーソフトタイヤが、モナコで2014年のデビューを飾る。組み合わせとなるタイヤは、今シーズンここまで5戦中3戦で使用されているP Zero イエロー・ソフトタイヤ。

    モナコは、シーズン中で最も平均ラップスピードが遅く、また、最も低速なコーナーが存在するため、マシンは空力グリップではなく、タイヤによって生成されるメカニカルグリップに大きく依存する。

    コンパウンドが可能な限り迅速に最大限のアドヒージョンを供給するためには、急速なタイヤ・ウォームアップが不可欠。市街地サーキットにつきものの白線、マンホールカバー、バンプなどを伴う滑りやすい路面は、タイヤへの厳しさをさらに増加させる。今年、トンネル出口付近のサーキットの一部が再舗装されている。

    モナコGPの開催方式はユニークで、木曜にフリー走行が行われ、金曜日にはF1の走行は行われず、午後、路面は公道として解放される。このため、通常の路面改善のパターンに影響を及ぼす。すなわち、木曜日に路面上に乗ったラバーが金用意bには消えてしまい、公道での走行が埃やデブリを路面上にもたらすことになる。

    モナコの特徴である低速コーナーからの出口では、常にホイールスピンのリスクがある。今年は、ターボエンジンによるトルクの増大によって、そのリクスはさらに高くなっている。したがって、ホイールスピンを回避することによってタイヤをケアすることがより重要になる。

    空力グリップよりもメカニカルグリップが重要なため、タイヤを理想的な作動温度領域に入れ、その状態をキープすることが極めて重要となる。そのためには、適切なタイヤ・ウォームアップを伴った一貫したスムーズなドラインビングスタイルが不可欠となる。

    スーパーソフトタイヤは作動温度領域が低く、低温下でも最適な性能を発揮できるコンパウンド。ソフトタイヤは、作動温度領域が高く、高温のコンディションや厳しい路面状況に適したコンパウンド。モナkの天候は変わりやすい可能性がある。

    モナコではフロントロー以外からの優勝は稀であるため、予選が重要になる。しかし、速いマシンでもタイトなトラックでのトラフィックに捕まってしまう可能性があるため、予選では、クリアな空間を見つけることがペース同様に重要になる。

    昨年は、ポールポジションを獲得したメルセデスのニコ・ロズベルグが優勝。ロズベルグは、スーパーソフト−ソフト−スーパソフトと繋いだ2ストップ戦略で勝利を掴んだ。しかし、レースは、ドライバーたちに“フリー”なストップを効果的に促した2回のセーフティカー導入による影響も受けた。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「モナコは、言うまでもなくF1に関わる全ての人々にとってのショーケースイベントであり、特有の雰囲気と比類のない特別な厳しさがあるグランプリです。スーパーソフトタイヤがモナコで今シーズン初めて登場します。スーパーソフトは、他の2014年型スリックタイヤ同様、耐久性を改善するために設計された新型のコンパウンドとタイヤ構造で構成されています。モナコでは、伝統的に摩耗とデグラデーションが非常に低いため、1ストップによるレースも可能です。しかし、必ずしも1ストップ戦略が最速の戦略とは限りません。特にモナコではオーバーテイクが困難なため、戦略が常に重要な役割を演じます。同様に予選の重要性も大きくなります。道幅が狭いサーキットではセーフティカー導入率も高いため、どんあレース戦略も柔軟でなければなりません。また、起こり得るあらゆるチャンスを活用するために、それらが発生した際に正確にレースの状況を読むことがモナコでも成功への鍵となるでしょう」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「私はモナコでのレースを12回経験しています。モナコは、ドライバーが力の差を見せつけることができる場所だと思います。常に思い出すのは、1990年、ピレリタイヤを装着したティレル・フォードで挑んだモナコでの初レースです。このレースでは、いいペースで走ることができ、優勝したアイルトン・セナとわずか1秒差の2位でフィニッシュしました。翌年はフェラーリで、セナとナイジェル・マンセルに次いで3位を獲得しました。モナコは、エンジンパワーよりもマシンセットアップとドライバーのスキルが報われるサーキットです。全長3.3kmのサーキットの大部分を構成するコーナーを、最大限のダウンフォースで通過することになります。明らかにタイヤが重要となり、スーパーソフトの登場によって、マシンがその性能を最大限に引き出すことができるでしょう。モナコでは、木曜日の路面が非常にダーティーな状態なため、路面の改善が大幅に進みます。したがって、速いラップタイムが見られるのは、土曜日に路面にラバーが十分に乗ってからになります。戦略が興味深いところです。レース終盤の新品スーパーソフトが大きな差を生むでしょう」

    関連:F1モナコGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ:F1バルセロナテスト レビュー

    ピレリ:F1バルセロナテスト レビュー

    ピレリが、バルセロナのカタロニアサーキットで2日間にわたって行われたインシーズンテストを振り返った。

    スペインGP後、今シーズン2回目のインシーズンテストが開催され、2015年に向けたタイヤ構造とコンパウンドがテストされた。ザウバーとトロ・ロッソがテスト1日目に、フォース・インディアとマクラーレンが2日目にタイヤテストを行った。

    大半がウェットコンディションとなった1日目の午前中は、新型のインターミディエイトコンパウンドがテストされたのみだった。午後には、ドライ走行を最大限に行うためにテストのタイムテーブルが変更され、2015年に向けたプロトタイプのスリックタイヤがバルセロナのサーキットに初登場した。午後のテストでは新型タイヤ構造に焦点が置かれ、予定されたプログラムの約半分が実行された。

    最高路面温度が40℃を超えたドライコンディションの下で行われたテスト2日目は、マクラーレンとフォース・インディアが、新型タイヤ構造とコンパウンドをテストした。ストフェル・バンドーンがマクラーレンのテストを担当した。ストフェル・バンドーンは、現行レギュレーションで認められているチーム独自のテストにおいて、2014年型ミディアムタイヤでテスト2日目の自己ベストタイムを記録した。フォース・インディアではダニエル・ジュンカデラがテストを行ったが、遅れが生じて予定された作業を完了することができなかった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「テスト1日目は雨の影響を受けたため、プログラムは出鼻をくじかれたかたちになりましたが、この種のことは折り込み済みです。来シーズン用の新型インターミディエイトタイヤをテストできて良かったと思います。天候がドライになった後は2015年型スリックタイヤのテストに専念することができました。バーレーンでのテストに続き今回のテストを経て、我々は来シーズン用の開発の青写真を構築し始めていますので、次回のシルバーストンでのインシーズンテストへ向けて分析する大量の有益なデータを収集することができました」

    テストの数値:
    テスト1日目は雨となり、最高気温11℃、最高路面温度20℃以下の非常に低温なコンディションとなった。

    2日間を通した最速タイムは、2日目の終盤、パストール・マルドナドがスーパーソフトタイヤで記録した1分24秒871だった。

    トロ・ロッソのジャン・エリック・ベルニュは、テスト1日目午前中のテクニカルトラブルのため、この日合計52周しか走行できなかった。一方、ザウバーのギト・ヴァン・デル・ガルデは、86周を走行。両ドライバーともに悪天候の影響を受けた。

    テスト2日目、F1マシンでの初走行を行ったストフェル・バンドーンは、ピレリのプロトタイプタイヤで印象に残る136周を走行した。フォース・インディアのダニエル・ジュンカデラも91周の走行を完了しました。

    各チームは、プロトタイプタイヤでの走行とともに、現行タイヤを使用したチーム独自のテストも行った。各チームには、インシーズンテストを含めて、年間のテスト用に最大135セットのタイヤが供給されます。

    次回のインシーズンテストは、イギリスGP後に行われる予定です。タイヤテストは、テスト初日にフェラーリとロータスが、2日目にレッドブルとマルシャが行う予定。各チームが最新の2015年型タイヤレンジを試す最初の機会を得る最終インシーズンテストは、アブダビグランプリ後に行われる予定となっている。

  • ピレリ:F1スペインGP 決勝レースレポート

    ピレリ:F1スペインGP 決勝レースレポート

    ピレリが、F1スペインGPの決勝レースを振り返った。

    バルセロナは、シーズン中でタイヤに最も厳しいトラックのひとつとして知られているが、決勝の上位10名中8名のドライバーが、66周で争われたグランプリをわずか2ストップで完走した。昨年のバルセロナでの優勝ドライバーは4ストップであったことを見れば、今回の結果は、今シーズンのピレリF1タイヤに投入された改善と耐久性の向上を物語っている。今シーズンの改善は、性能面を損なうことなく、摩耗およびデグラデーションレベルの低下とトラック上のマーブルの減少に繋がっている。

    タイヤ戦略がスペイングランプリの効果的な手段となり、メルセデスのルイス・ハミルトンは、4連勝を達成しドライバーズ選手権の首位に立った。ハミルトンは、ポールポジションのスタートからミディアム〜ミディアム〜ハードと繋ぐ戦略を採り、チームメイトのニコ・ロズベルグをわずか0.6秒差で破った。ロズベルグは、ミディアム〜ハード〜ミディアムと繋ぐ戦略を採った。レース終盤、ロズベルグがハミルトンよりフレッシュで速いタイヤを使用できるアドバンテージを得たため、この2つの戦略がスリリングなホイールトゥーホイールのバトルを決定付けた。

    レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、15番グリッドからのスタートながら、レースの大半を速いミディアムタイヤで走行する3ストップ戦略を採り、ファステストラップを記録するとともに4位でフィニッシュした。ベッテルは、レース終盤に大きく順位を上げることに成功した。

    今シーズン2回目のインシーズンテストが、スペイングランプリ後の火曜日から2日間に渡って開催される。テスト1日目にザウバーとトロロッソが、2日目にフォース・インディアとマクラーレンが、ピレリとともに2015年型タイヤのテストを行う。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「多くのドライバーが異なる戦略を採っていたにも関わらず、レース終盤、トップ10圏内で非常にエキサイティングな複数のバトルが見られました。これは、今シーズン全てのレースにおいて、ピットストップの回数のみならずタイヤの使用順序が差を生じさせる戦略の重要性を強調するものです。夜間に雨が降り、今日の気温と路面温度が低下したため、ハードとミディアム間の性能差が短縮され、戦略の方程式に新たな要素が加わりました。バルセロナは、シーズン中で最も厳しいサーキットのひとつですが、大半のドライバーがわずか2ストップで完走した事実が証明する通り、摩耗とデグラデーションはコントロールの範囲内でした。これは、我々のミラノとイズミットのチーム全員による昨年からのハードワークの賜物です。あらためてチーム全員に感謝したいと思います。これから、2015年型タイヤを開発する今シーズン2回目のインシーズンテストに臨みます」

    関連::F1スペインGP 結果:ルイス・ハミルトンが4連勝

  • ピレリ:F1スペインGP プレビュー

    ピレリ:F1スペインGP プレビュー

    ピレリが、2014年 第5戦 F1スペインGPが開催されるカタロニアサーキットをタイヤメーカーの観点から解説した。

    F1はヨーロッパラウンドに突入し、伝統的に重要なレースとなるスペインGPに臨む。ムンマローに位置するカタロニアサーキットは、各チームにとって馴染みの深い場所であり、各チームは、ヨーロッパランド開始とともに、性能改善とダウンフォース増加を狙った大きなアップグレードを導入することが恒例となっている。

    このため、タイヤにエクストリームな負荷を課す高速で流れるようなコーナーを有するサーキットでのタイヤの厳しさがさらに大きくなる。したがって、ピレリは、F1タイヤレンジ中で最も硬い組み合わせとなるコンパウンドを持ち込む。

    バルセロナは、多くのドライバーの記憶に残っているように、伝統的にシーズン前のウィンターテストの開催地として使用させてきた。しかし今年は、ヘレスとバーレーンでプレシーズンテストが行われた。したがって、各チームとピレリは、カタロニアサーキットにおける新生代のマシンの情報が無いままバルセロナに臨むことになる。

    特に左リアタイヤに大きなトラクションが求められるため、スペインではマシンの左側が酷使される。左側のタイヤにかかる横方向の荷重は、シーズン中でも2番目に大きい。

    コンパウンドにかかる負荷によって、タイヤ表面の温度は130℃に達する。長いストレートが1本のみのため、ラップ中にタイヤをクールダウンさせる機会が限定される。

    ハードタイヤは作動温度領域が高く、シーズン中の暑くエクストリームなコンディション用に設計されている。これに対し、ミディアムタイヤは作動温度領域が低く、多様なコンディション下で効果的に作動するように設計されている。この組み合わせは、バルセロナで見られる幅広いコンディションへの確実なソリューションとなっている

    バルセロナでの直近10レース中8レースがポールポジションからの優勝となっており、カタロニアサーキットにおける予選の重要性とオーバーテイクの難しさを強調している。したがって、2013年のレースが物語る通り、トラックポジションを挙げるためには戦略が極めて重要になる。

    昨年、フェラーリのフェルナンド・アロンソが4ストップのスプリント戦略で優勝し、3ストップ戦略を採ったロータスのキミ・ライコネンが2位を獲得した。アロンソは、カタロニアサーキットで5番グリッドからスタートして優勝した初のドライバーとなった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「バルセロナは、シーズンの行方を占う意味において最も正確な場所であると言われます。なぜなら、バルセロナで性能を発揮したマシンは、他のサーキットでも高性能を収めるためです。カタロニアサーキットはシーズン中でも屈指のタイヤに厳しいサーキットなので、タイヤに関しても同じことが言えます。ターン3のような長い高速コーナーは、タイヤに非常に大きな負荷を課します。したがって、デグラデーションは大きくなります。路面は非常に粗く、気温が高くなる可能性もあるので、タイヤの負荷はさらに増します。過去には、スペインで4ストップのレースを経験しました。今シーズンのタイヤへ加えた変更によって、大半のドライバーが3ストップを超えることはないと思います。我々は、バーレーンでの1回目のインシーズン・タイヤテストで、来シーズンへ向けた準備作業を着実に開始しました。グランプリ後、スペインで4チームとともに、さらに作業が進められることを楽しみにしています」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「バルセロナは、シーズン中でタイヤにとって最も厳しいサーキットのひとつです。路面が非常に粗いということもありますが、もっとも主要な要素は、特にリアタイアが酷使される、加速して通過する高速コーナーです。したがって、デグラデーションをコントロールするためには適切なセットアップが絶対的に不可欠となります。さもなければ、リタタイヤを壊してしまい、ペースを急速に落とすことになるでしょう。また、すり減ったタイヤでは制動距離も長くなり、コーナー出口でのトラクションのかかりも遅くなるため、プレキングと加速にも問題が生じます。バルセロナに登場する今シーズンのマシンがどのようになっているのが興味深いところです。理論的には、より少ないダウンフォースで、ドライバーにとっての疲労感も少ないでしょう。いずれにせよ、各チームが持ち込むアップグレードを観察したいと思います」

    関連:F1スペインGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ、F1タイヤテストは“巨大な前進”

    ピレリ、F1タイヤテストは“巨大な前進”

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、現在のF1カーを使ったF1タイヤテストはピレリにとって“巨大な前進”だと述べた。

    今年、全チームは8日間のインシーズンテストの1日をタイヤテストに捧げなければならない。すでに今月序盤のバーレーンテストではメルセデス、ウィリアムズ、ケータハムがタイヤテストを実施した。

    ポール・ヘンベリーは、テストは2015年の開発に大きな違いを生むと考えている。

    「レースから移動して現在のクルマでいくつかソリューションを試せることは、3年落ちのクルマで走ることからすれば巨大な前進だった」とポール・ヘンベリーは述べた。

    「実際のクルマで特定のいくつかのパラメーターを確認できたことはだいぶ助けになった」

    「我々は来年について学んでいるところだし、再びタイヤウォーマーなしで走ることを甘くみていた。それについてFIAに技術レポートを書かなければならない」

    「また、我々はプロフィールと構造も見ている」

    2015年のF1タイヤの課題のひとつは、負荷があまり細いバンドに集中しないようにタイヤの“接地面”を増やすことだ。

    「来年、クルマが我々が考えている速さで走るのであれば、中心への集中を減らすために接地面にいくつか変更を食らえるものがあるかもしれない」

    「我々は現在のタイヤで暫定的に解決しているマーブルの減少にも再び取り組んでいる」

    また、ポール・ヘンベリーは、ピレリが苦労しているエリアのひとつは雨天でのテストだと警告した。

    レギュレーションでは、1日をウェットタイヤにするよう指示されているが、ヘレスでのプレシーズンテストでの試みは効果がみられなかった。

    「ウェットタイヤにもっと多くの作業をする必要がある場合、どのようにそれを実施すればいいかわからない。やれることは小さなシミュレーション作業しかなく、ウェットサーキットに行く必要があるからだ」

    「今年、我々はウェットタイヤで良い前進を果たしたが、他に何かしなければならないとすれば、チームに行き、何らかのもうひとつのセッションを実施しなければならないと言うことだろう」

  • ピレリ、雨天時に316km/hで走行したバルテリ・ボッタスを称賛

    ピレリ、雨天時に316km/hで走行したバルテリ・ボッタスを称賛

    ピレリは、F1中国GPの予選でバルテリ・ボッタスがバックストレートで316km/hを記録したことを“奇跡の走り”と称賛した。

    周囲を走行するマシンからの水しぶきによって視界が非常に悪い中、バルテリ・ボッタスは、Cinturato グリーン・インターミディエイトタイヤでこの速度を計測した。バルテリ・ボッタスが通常使用するF1タイヤは、乗用車用タイヤと異なり、幅が非常に広いため、アクアプレーニングを抑制することが難しい。

    さらに、F1デビューからわずか2年目のバルテリ・ボッタスは、この離れ業をフルウェト用のタイヤではないピレリタイヤで成し遂げた。ボッタスが実践した通り、トレッドの溝の深さが2.5mmしかないインターミディエイトタイヤは、フルスピード走行時、タイヤあたり1秒間で25リッターを排水することができる。(すなわち、1台のマシンで秒あたり100リッターを排水することが可能) このため、タイヤと路面間の最適な接地面が維持される。フルウェットコンディション用のタイヤとして、Cinturato ブルー・フルウェットタイヤが供給されている。このタイヤは、フルスピード走行時、タイヤあたり1秒間に65リッターを排水することができる。

    この技術は、ピレリの乗用車用タイヤにも受け継がれている。特に雨天時の性能に重きを置いた乗用車用タイヤである Cinturato P7 Buleは、Cinturato Formula oneタイヤのエクストリームな雨天性能から学んだ教訓を活かして開発された。

    結果として、Cinturato P7 Blueは、競合製品と比較して、ウェット時のブレーキ制動距離を9%短縮。また、Cinturato P7 Blueは、新しいタイヤの性能を格付けする新ヨーロッパタイヤラベリング制動によって、初の“AA”認定を受けたタイヤでもある。

    今シーズンのF1レギュレーションはダウンフォースを削減したため、マシンのドラッグが減少し、トップスピードが昨年よりも速くなっている。したがって、モンツァのような長いストレートが特徴の高速サーキットにおいて、今シーズンのマシンはラップレコードを更新し、同時にストレートでの最高速度記録を樹立する可能性がある。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「中国でのウェットコンディションのした、ボッタスが計測したスピードには鳥肌が立ちました。これこそが、F1です。Cinturato グリーン・インターミディエイトタイヤは、我々のタイヤレンジ中で、2013年型から変更されていない唯一のタイヤですが、限界に近いコンディション下でも完璧なコントロールを可能にしました。今回のパフォーマンスは、今日のF1ドライバーの真の勇気と才能を示しています。そして、それは誰もが期待しているものです」