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  • ピレリ:F1ドイツGP 予選レポート

    ピレリ:F1ドイツGP 予選レポート

    ピレリが、F1ドイツGPの予選を振り返った。

    メルセデスのニコ・ロズベルグが、昨日と同様の高い路面温度の下、ホームグランプリとなるドイツグランプリ予選でポールポジションを獲得した。ウィリアムズのバルテリ・ボッタスとフェリペ・マッサが、それぞれ2番手と3番手に続いた。ボッタスとメルセデスのルイス・ハミルトンのみが、PZeroレッド・スーパーソフトを使用せずにQ2へ進出した。

    ニコ・ロズベルグを含む他のドライバーは、Q1からスーパーソフトを使用した。Q2以降は、進出した全ドライバーが、タイヤレンジ中で最も軟らかいスーパーソフトコンパウンドを使用した。スーパーソフトは、ホッケンハイム用にともに選択されているP Zeroイエロー・ソフトよりもラップあたり約1秒速い性能を示した。

    しかし、依然として最も大きな話題の中心は天候。現状の暑い天候状態が、明日の午後には雷を伴ったにわか雨に一転するとの予報も出ている。

    午前中に行われた最終フリー走行では、ロズベルグがチームメイトのハミルトンに0.6秒差をつける最速タイムを記録。ハミルトンは、Q1でメカニカルトラブルのためにクラッシュしたが、16番グリッドを確保して予選を終えた。ハミルトンは、下位グリッドに後退したものの、決勝スタート時に装着するタイヤを自由に選択することが可能となり、それを戦略に効果的に活用することができる。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「昨日よりも高くなった路面温度の下、ドラマティックな予選が見られました。予想通り、ソフトよりもラップあたり約1秒速いスーパーソフトが予選でのメインタイヤとなりました。両コンパウンド間のタイム差が明らかに予選の戦略に影響を及ぼし、ボッタスとハミルトンを除く全ドライバーがQ1からスーパーソフトを使用しました。各チームは、もちろん明日の決勝のことを考えていますが、激しいにわか雨の可能性もあるため、戦略に関する確固たる予測を立てることは困難です。もし雨天用タイヤが必要になった場合は、決勝用にタイヤを温存できたチームは、そのメリットを活かすことができないかもしれません。さらに、各チームはホッケンハイムの適切な雨天データを全く持っていませんので、雨は明らかに興味深い予想外の展開をもたらすでしょう」

  • ピレリ:F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリ:F1ドイツGP 金曜フリー走行レポート

    ピレリが、F1ドイツGPの金曜フリー走行を振り返った。

    ピレリは、57℃に達したシーズン中でも最も高い部類に属する温度を経験した。この異例の暑さにも関わらず、タイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせであるPZeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトは、トラクションとブレーキングに関して厳しいこのサーキットでも期待された性能を示した。

    明日以降のレース週末は雨の可能性を含む変わりやすい天候との予報が出ているので、高温のコンディションは続かないものと予測されている。したがって、本日の2回のフリー走行セッションで収集されたデータは、予選と決勝時に必ずしも適応しない可能性があり、各チームは、変化するコンディションへの対応を迫られることになる。しかし、もし決勝時にドライコンディションが続けば、2〜3回のピットストップとなるだろう。

    メルセデス勢が両フリー走行セッションで首位に立ったものの、チーム間のラップタイム差は比較的小さいものだった。しかし、前回のF1開催が2年前のホッケンハイムにおいて、各チームがドイツGPへ向けた準備作業を行った中、今日のラップタイム差は、多様な燃料搭載量やセットアップを考慮したものではない。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「現時点での両コンパウンド間の性能差は、ラップあたり約1秒となっていますが、ここホッケンハイムで路面の改善は主要な要素ではありません。明日以降、変わりやすい天候との予報が出ていますので、むしろ天候状態が大きな疑問符となりそうです。FRICサスペンションの非搭載について多くの議論が交わされてきましたが、ここまで見た限りでは、この措置がタイヤ動作にどのような影響を及ぼすのかを明言することは難しいです。今回は非常に高い路面温度でしたが、タイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせの両タイヤは期待通りの性能を示しました」

  • ピレリ:F1ドイツGP プレビュー

    ピレリ:F1ドイツGP プレビュー

    ピレリが、2014年 第10戦 F1ドイツGPが開催されるホッケンハイムをタイヤメーカーの観点から解説した。

    ドイツGPは、ニュルブルクリンクとホッケンハイムで交互に開催されており、今年のドイツGPは、ホッケンハイムでの開催となる。前回のホッケンハイムでの開催は、ピレリがF1に復帰して2年目の2012年だった。

    ホッケンハイムは、テクニックが要求されるタイトでツイスティなスタジアムセクションと、ストレートを伴う高速セクションの2つの顔を持つサーキット。オーストリアGPと同じ組み合わせである、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトが使用される。

    オーストリア、シルバーストンと同様に、この時期のライン渓谷上流地域の天候は不安定で、日中の気温差が大きくなる可能性がある。ドイツGP後、各チームはハンガリーへと直行する。(ハンガリーでは、ソフトとミディアムが選択されている。)今週末と来週末は、今シーズン唯一のヨーロッパでのグランプリ2週連続開催となる。

    トラクションとブレーキングは、ホッケンハイムの鍵となる2つの側面。タイヤには、約5Gの減速Gが課せられる。低速のスタジアムセクションでは、低速コーナー出口からの加速ポイントが数多く存在するため、ドライバーは、コンパウンドの表面温度を上昇させるホイールスピンの抑制に気を配る必要がある。

    スーパーソフトタイヤは作動温度領域が低く、広範囲の温度条件下でも最適な性能を発揮できるコンパウンド。ソフトタイヤは、作動温度領域が高く、高温のコンディションや厳しい路面状態に適したコンパウンド。ホッケンハイムでは、多様な天候状態となる可能性があり、週末を通して何度かシャワーが降る予報も出ている。

    比較的低い平均気温と短いコーナーの存在により、タイヤを理想的な作動温度領域内に留めておくことは、ホッケンハイムにおける最も大きな課題のひとつ。一般的にタイヤに大きな負荷を課さない滑らかなアスファルト上で、適正なグリップを生み出すことが重要。ほぼ直線とも言えるターン5は、右側のタイヤに高い負荷を課す。

    ソフトとミディアムが選択された2012年の勝利戦略は2ストップだった。ポールポジションからスタートしたフェラーリのフェルナンド・アロンソがレースを支配し、ピットストップの間に一時的に首位を譲ったものの、その後再び戦略によって首位を奪還した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「2年ぶりにホッケンハイムを訪れることを嬉しく思いますが、我々が持っているホッケンハイムにおけるF1のデータは、マシンとタイヤが現状とは大きく異なっていた2年前のものだけですので、我々や各チームの作業量は通常よりも増すことになります。したがって、金曜フリー走行は非常に重要となりますので、各チームは、金曜フリー走行を通じて、出来る限り大量の適切なデータを収集するでしょう。スーパーソフトをホッケンハイムで使用するのは初めてですが、今シーズン収集したコンパウンドのデータによれば、スーパーソフトは、2002年の改修前まで世界でも屈指の高速サーキットであったホッケンハイムの多様な厳しさにも適応すると思います。金曜日の午後までには、ピットストップに関する明確な予測ができると思います。ドイツは、Formula Oneのみならず、常に自動車産業全体の中心に位置していますので、非常に熱狂的で知見の豊富なドイツのファンの前で我々の製品を再び披露できることを楽しみにしています」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「新しいホッケンハイムリンクは、とても素晴らしいトラックです。以前もまた素晴らしいものでした。永遠に続くような複数のアクセル全開のストレートとツイスティなモトドロームセクションが存在し、大規模でした。当時は、中途半端なセットアップが介在する余地はありませんでした。ストレートが短くなった現在は、セットアップに妥協点を見出すことが容易になり、オーバーテイクも以前ほど難しくはありません。路面は非常に滑らかで、良好なタイヤマネージメントの鍵は、リアタイヤをケアすることです。低速コーナー出口での加速ポイントが数多く存在するため、リアタイヤの状態を良好に保つことは、競争力のある性能のために極めて重要になります。そして、天候のことも忘れてはいけません。過去には、ホッケンハイムで豪雨と輝く太陽を同時に経験したことがあります。この変わりやすい天候は、予選と決勝に予測不可能な要素をもたらしてくれます。」

  • ピレリ、18インチF1タイヤのテストに満足

    ピレリ、18インチF1タイヤのテストに満足

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、18インチのコンセプトタイヤのデモンストレーションの結果に満足していると述べた。

    現在、F1は13インチのタイヤを採用しているが、ピレリはシルバーストンで開催されたインシーズンテスト2日目にロータスと18インチのF1タイヤの評価を行った。

    ポール・ヘンベリーは、F1が2017年にむけて18インチタイヤへの変更を議論していると述べた。

    「今日のプライオリティは、現在のF1カーのリムを変更するとどのように見えるかを人々に示すことだった。今日示し、みなさんにはイメージがある。我々はイメージを戦略グループとF1委員会の人々に供給し、彼らは議論を行うことができる」とコメント。

    「パフォーマンスには目を向けなかったし、わかっていることを確認した。フロントタイヤは非常にアグレッシブなターンインを作り出し、ドライバーはターンインでフロントタイヤから非常にダイレクトなレスポンスを得る。キャンバーに敏感であり、実際、それがスポーツで採用されればうまく絹することはわかっている。今後は決定者の手に委ねられる」

    「彼らが13インチを望めば、我々は13インチを継続する。彼らが18、19、20といったもっと大きなものを望むかどうかはわからない。スポーツがそれを望めば、チャンスがあるのは確かだ」

    「現時点で2017年のレギュレーションについて話し合われている。彼らが一年前倒しでそれを持ち込みたければ、我々は2016年でも準備はできると感じている。だが、我々がそれをプッシュするつもりはない」

    ポール・ヘンベリーは、F1のフィーダーシリーズであるGP2が2015年にタイヤ口径を大きくする可能性をほのめかした。

    2015年からF1で18インチへの変更はあるかと質問されたポール・ヘンベリーは「チームはそれについってパニックになるかもしれない」と冗談を交えて述べた。

    「相当な数の仕事と開発が必要なのは確かであり、我々はGP2、GP2カーで18、19インチを開発プログラムをスタートさせるつもりだ」

    「それにはおそらくパワーステアリングの問題があるだろう。我々はそれを進めるつもりであり、今後6ヵ月間にわたって集中的にそれに取り組んでいく」

  • 【画像】 ピレリ 18インチF1タイヤ 実物画像

    【画像】 ピレリ 18インチF1タイヤ 実物画像

    ピレリは、シルバーストンで開催されているインシーズンテスト2日目に18インチのプロトタイプF1タイヤでのテストを行う。

    2014年のレギュレーションでは、各チームはインシーズンテスト中の1日をピレリとともに将来のタイヤ開発のためのタイヤテストに割り当てることになっており、2日目はレッドブルとロータスがピレリテストを担当。

    ロータスは、シャルル・ピックがステアリングを握り、F1の将来の姿についての洞察を提供するために設計されたE22に新型18インチ・コンセプトタイヤによるデモ走行を行う。

    現在、F1では13インチタイヤが採用されているが、ピレリは、各チーム、運営者および他のステークホルダーがタイヤサイズ拡大の方向へ向かう真の意向があれば、2017年以降18インチ、もしくはさらに大径なタイヤの開発を推進する意向を示している。

    画像 ピレリ 18インチ F1タイヤ

  • ピレリ、18インチF1タイヤの画像と動画イメージを公開

    ピレリ、18インチF1タイヤの画像と動画イメージを公開

    ピレリは、水曜日のロータスでのタイヤテストに先駆けて、18インチF1タイヤの画像と動画を公開した。

    ピレリは、F1のチーフが現在の契約が終了する2017年以降にタイヤコンセプトを変更する必要があるかを判断できるように新しいラバーを評価する。

    ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは、将来ピレリが新しいタイヤサイズを開発することを受け入れるが、18インチが適切なサイズかどうかは確信していないと述べた。

    「我々は何年も前により大きな直径リムに協力するだろうと言っていた。しかし、我々はスポーツが望むことをするとも述べていた。それが重要な要因だ」

    「なので、我々が考えたのはそれに従おうということです。それが美学だ。F1をより乗用車に関連したものにするか? それ方向がスポーツが望んでいるものなのか?」

    「我々は、F1委員会と戦略グループのために18インチタイヤを装着した現在のF1カーのイメージを作り出す価値があると考えた」

    「18インチは1つの解決策だ。だが、私はゆくゆくは19インチ、もしくは20インチタイヤがみなさんが望む方向だと考えている」

  • ピレリ、18インチのF1タイヤをテスト

    ピレリ、18インチのF1タイヤをテスト

    ピレリは、F1イギリスGP後にシルバーストンで実施されるインシーズンテストで18インチのF1タイヤをテストする。

    18インチタイヤは、ピレリがF1の公式タイヤサプライヤーに復帰した2010年から提案しているアイデア。より大きなサイズのホイールとタイヤは、現代のマーケットのトレンドを反映している。現状よりも大きなサイズの採用によって、F1タイヤから乗用車用タイヤへの技術の転用が加速される。

    各チーム、運営者および他のステークホルダーがタイヤサイズ拡大の方向へ向かう真の意向があれば、ピレリは18インチタイヤの開発を推進する。これは、F1全体としての見応えを提供するために、各チームおよびF1の技術パートナーとして、またスポンサーとして活動するピレリの一貫した哲学に基づく姿勢を示すもの。

    ピレリのプレミアム戦略の一環として、ピレリのエンジニアが開発・製造した18インチタイヤは、あくまでも実現可能な例として示すためのもの。しかし、現行の13インチタイヤと同水準の性能および信頼性を持つ18インチタイヤを製造する技術は、既に現実のものとなっている。

    実際、新型タイヤのコンセプトは、開発カーブの端緒に就いたばかりであり、その可能性は無限に近いもの。将来的には、より大きなタイヤサイズが登場する可能性もある。

    新型18インチタイヤの開発には技術的な課題も伴うが、サイドウォールの柔軟性が減少することによってさらなる剛性が得られるというメリットがある。タイヤサイズ拡大の流れは、現行F1マシンのサスペンションとダンピングの重要な部分を形成することになる。

    サイドウォールが狭くなることによって、ピレリのブランド表示用のスペースが減少することは避けられない。ピレリは、それにも関わらず、各チームが実現を希望すると思われる18インチタイヤの開発へ向かって前進する用意を整わせている。その積極的な証として、シルバーストンで新型タイヤによる走行を行う。

    水曜日、シルバーストンにおいて、ロータスがE22にピレリのP Zero18インチ・コンセプトタイヤを装着して走行する予定となっている。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「最近は標準的な乗用車でも18インチタイヤを装着していますので、13インチタイヤは、もはや乗用車のユーザーにとっては馴染みのないものになっています。F1にとって、18インチタイヤの採用は大きな一歩となるでしょうが、18インチタイヤを採用しているモータースポーツは、既に数多く存在しています。したがって、F1では、さらに大きなサイズを採用する日が来る可能性もあります。将来のモビリティ・ソリューションをテストする場としてのF1の役割を強調するために、乗用車用タイヤとレース用タイヤができるだけ密接な繋がりを持つことは、全ての人々にメリットのあることだと確信しています。この確信は、我々が1970年代にレース用タイヤから生まれた扁平タイヤを乗用車用タイヤに導入した時から持ち続けているものです。しかし、F1における我々の役割は変化を促進することではありませんので、我々は、タイヤサイズ拡大の動きを煽る意向ではないことを強調しておきたいと思います。F1の枠組みがどのようなものになろうと、我々の役割は、各チームおよびドライバーが、タイヤ、レギュレーション、その他のリソースを最大限に活用できるようにサポートすることです」

    シルバーストンで画期的なプロトタイプタイヤのデモ走行を行うことは、ピレリの適応能力と技術的知見を示すために、ピレリの経営トップの判断によって決定された。

    マウリツィオ・ボイオッキ (ピレリR&D統括責任者)
    「我々のレースキャリアは、1907年、ボルゲーゼ侯爵がイターラを駆り北京パリレースで優勝した際、公道との直接的な関連性を伴ってスタートしました。100年以上を経て、我々は再度このコンセプトを取り入れようとしています。登場するタイヤは、主として性能面よりも美観をデモするために設計されたものです。しかし、もし必要となれば、数か月以内に製品レベルのサンプルを提供することが可能です。まずは、我々の最新のコンセプトについてのフィードバックを楽しみにしています。そして、人々がトラック上で少し目新しいものを見て楽しむことを期待しています」

  • ピレリ:F1イギリスGP 決勝レースレポート

    ピレリ:F1イギリスGP 決勝レースレポート

    ピレリが、F1イギリスGPの決勝レースを振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、戦略が鍵となったイギリスGPで2ストップ戦略をとり、チームメイトのニコ・ロズベルグとのスリリングなバトルを制し、キャリア通算27回目の優勝を果たした。ニコ・ロズベルグが最終的にリタイアしたため、ドライバーズ選手権におけるニコ・ロズベルグとの差は、わずか4ポイントに縮まった。したがって、今後のレースにおける戦略の決定とタイヤ戦略が、ますます重要になってくる。

    決勝は、オープニングラップの事故によって赤旗中断となり、バリアの補修のために1時間遅延した。レースのリスタート時、各ドライバーにはグリッド上でのタイヤ交換が許可された。両コンパウンドがレース中のいずれかの時点で使用された場合は、その後のタイヤ交換の義務は発生しないこといなる。

    フェラーリのフェルナンド・アロンソがハードからミディアムに交換したのに対し、レッドブルのセバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルド、ジャン・エリック・ベルニュ(トロ・ロッソ)、ロマン・グロージャン(ロータス)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)は、ミディアムからハードへの交換を行った。

    シーズン中でも屈指のタフなサーキットで、ルイス・ハミルトンによる2ストップ戦略がレースを制したが、表彰ぢあの2位と3位を含むトップ10中の7名が1ストッパーだった。3位を獲得したレッドブルのダニエル・リカルドは、ミディアムタイヤで37周の最終スティントを走行した。

    イギリスGPを終えても、火曜日と水曜日に行われる2日間のインシーズンテストのために、各チームはシルバーストンに留まる。2014年のレギュレーションの下、各チームは、インシーズンテスト中の1日を、ピレリとともに将来のタイヤ開発のためのタイヤテストに割り当てなければならない。フェラーリとマルシャが火曜日に、レッドブルとロータスF1チームが水曜日に、それぞれピレリとともにテストを行う予定。ロータスF1チームは、F1の将来の姿についての洞察を提供するために設計された新型18インチ・コンセプトタイヤによるデモ走行を水曜日に行う。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「レース序盤のリスタートは、明らかにタイヤ戦略に影響を及ぼし、数名のドライバーが、この状況のアドバンテージを活かして戦略を変更していました。大半のドライバーがハードへ交換する中、アロンソが、リスタート後のトラックポジションを上げるためにラップあたり1秒速いミディアムタイヤへ交換し、そのスピードを活用することに成功するなど、全く反対のアプローチも見られた。その後のレース中も戦略へ向けた多様なアプローチが展開されました。シルアーストンはシーズン中で最も横方向の荷重を課すサーキットですが、トップ10中7名のドライバーが1ストップによる走行が可能であったことを証明し、このことでミディアムおよびハードの耐久性が強く示されマシtあ。母国での素晴らしい優勝を果たしたルイス・ハミルトンも1ストップが可能であったと思います。このあご、今種のインシーズンテストが楽しみにです。この期間中に、18インチタイヤを装着したF1マシンが見られます。これに関する多くの人々の亜kんそうを聞くことは非常に興味深いです」

    関連:F1イギリスGP 結果:ルイス・ハミルトンが母国GPで優勝!

  • ピレリ:F1イギリスGP 予選レポート

    ピレリ:F1イギリスGP 予選レポート

    ピレリが、F1イギリスGPの予選を振り返った。

    F1イギリスGPの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、P Zero ホワイト・ミディアムタイヤを使用してポールポジションを獲得。シルバーストンで行われるイギリスGP用として、P Zero オレンジ・ハードとP Zero ホワイト・ミディアムタイヤが選択されている。

    しかし、本日の主役は、ドライとウェットが混在するコンディションとなった予選で最も多用されたCinturato グリーン・インターミディエイトタイヤだった。天候状態によって、ハード、ミディアム、インターミディエイト、フルウェットの全種類のタイヤが予選中に使用された。

    ニコ・ロズベルグは、絶えず変化するコンディションを完璧に判断し、セッション終盤に乾いていく路面のアドバンテージを生かし、レッドブルのセバスチャン・ベッテルに1.6秒の大差をつけるポールポジションを獲得した。

    前夜から降り続いた雨のため、予選はウェットコンディションでスタートした。したがって、Q1では全てのマシンがインターミディエイトタイヤを装着し、コンディションの悪化に備えてバンカーラップの計測を行った。その後、ドライラインが形成されると、全ドライバーがミディアムタイヤへ交換した。さらにその後、再び雨が降り始めた。

    後続のセッションっも同様の状況となった。Q2では全ドライバーがインターミディエイトでセッションを開始し、セッション終盤にミディアムタイヤへ交換した。劇的な展開が見られたQ3でも同じパターンが繰り返された。ドライバーがミディアムタイヤを使用した時点でも路面は完全なドライではなあkった。しかし、ミディアムコンパウンドによるニコ・ロズベルグのタイムは、金曜日に完全ドライバーで計測された自身のタイムより、わずか1秒遅いものだった。

    午前中に行われた最終フリー走行も冷涼なウェットコンディションで行われ、1時間のセッション中も雨が降り続けた。セバスチャン・ベッテルがチームメイトのダニエル・リカルドを抑えてセッション最速タイムを記録。両者ともにインターミディエイトタイヤによるタイムだった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「一日を通してドライとウェットが混在するコンディションの下で、非常に複雑な予選のセッションとなり、絶えず変化するクロスオーバーポイントやグリップレベルの判断が極めて重要になりましたこのため、予選での順位にも終始サプライズがありました。非常に興味深いスターティンググリッドの並びとなった決勝においても2ストップになると予想しています」

  • ピレリ:F1イギリスGP プレビュー

    ピレリ:F1イギリスGP プレビュー

    ピレリが、2014年 第9戦 F1イギリスGPが開催されるシルバーストン・サーキットをタイヤメーカーの観点から解説した。

    F1は、イギリスのモータースポーツのホーム、シルバーストンへと向かう。全チーム中最大の8チームがイギリスを拠点としており、シルバーストンから1時間弱のディドコットに“centre of excellence(センター・オブ・エクセレンス)”と呼ばれる流通拠点を置くピレリにとっても、ここが第2のホームレースとなる。

    シルバーストンは、シーズン中でも屈指の高速サーキットとして知られており、タイヤに高い負荷が課せられる。レース週末中に降水確率が高いことや、気温や風速の差が激しいことなどの変わりやすい天候が、さらにこのサーキットでのレースを難しくしている。このため、フリー走行で得られたデータを実際のレースコンディションで活用することが困難になることも稀ではない。ピレリは、シルバーストンの難しさに対応するため、タイヤレンジ中で最も硬い組み合わせであるP Zeroオレンジ・ハードとP Zeroホワイト・ミディアムを選択した。

    各チームは、高速コーナーが連続するラップの前半を通してベストなコーナリングスピードを得るために、ミディアムもしくはハイダウンフォースのセットアップで走行する傾向にある。ラップ全体を通してブレーキングエリアが短いため、このセッティングがストレートでの大きなハンディキャップとなることはない。このため、オーバーテイクは非常に難しくなっている。

    シルバーストンは、高速で流れるようなレイアウトのため、常にタイヤに多様な高い負荷を課す。時には、異なる負荷が同時にかかることもある。横方向の荷重はピーク時5Gに達し、タイヤの表面温度は110℃を超える可能性がある。

    ミディアムタイヤは作動温度領域が低く、低温下でも最適な性能を発揮できるコンパウンド。ハードタイヤは、作動温度領域が高く、高温のコンディションや厳しい路面状態に適したコンパウンド。シルバーストンは、シーズン中でも気温の変動が激しいサーキットのひとつで、セッションとセッションの間に路面温度が15℃以上変動することもあり、戦略予測を難しくしている。

    シルバーストンのトラックは、シーズンを通して、特にグランプリ週末のサポートレースなどで集中的に使用されるため、他のサーキットのように路面の改善はそれほど大きな要素にならない。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「シルバーストンは、長い歴史を誇る、シーズン中で最も素晴らしいサーキットのひとつであり、その高速性ゆえに常にドライバーやファンをスリリングにさせてくれます。イギリスのファンは、世界で最もモータースポーツへの造詣が深く、熱狂的な人々です。天候がどうあれ、チーム一同で彼らに会えることは本当に素晴らしいことです。もちろん、天候はシルバーストンでいつも話題となります。これまで、輝く太陽から豪雨まであらゆる天候状態を経験してきました。したがって、過去のデータに依存できないことも多いため、リアルタイムなコンディションに基づいて迅速な戦略の決定を行う能力が常に非常に重要となります。我々が持ち込んだ最も硬い組み合わせのタイヤは、シルバーストンのコンディションに適応すると思います。また、グランプリ後、火曜日と水曜日に行われる今シーズン最後のインシーズン・タイヤテストを楽しみにしています。我々の開発テストの一環として、テスト1日目にフェラーリとマルシャが、2日目にレッドブルとロータスがタイヤテストを行う予定です」

    ジャン・アレジ (ピレリ・コンサルタント)
    「シルバーストンはFormula Oneの歴史の一部ですが、昔のシルバーストンは現在とは全く異なるものでした。当時、ストウコーナーのような高速コーナーを含む6つのコーナーしか存在しない時期があったのです。今では大きく様相が変わりました。私は、GTカーでしか現在のレイアウトのサーキットを走行したことがありません。しかし、今でも限界点で究極のドライビングが求められるポイントが数か所あります。例を挙げると、過去同様、ベケッツを含む連続コーナーはスロットル全開の高速コーナーです。非常に厳しいレースを通して良好なペースを維持し、良好なラップタイムの鍵となる重要なコンマ1秒を削るためには、完璧にバランスのとれたマシンとタイヤが必要になります。サーキットは流れるようなコースレイアウトのため、肉体的よりも精神的な疲労が大きくなります」