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  • ピレリ:F1ロシアGP プレビュー / ソチ・オートドローム

    ピレリ:F1ロシアGP プレビュー / ソチ・オートドローム

    ピレリが、ソチ・オートドロームで開催されるF1ロシアGPについて語った。

    今年のロシアグランプリには、P Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトが選択され、ミディアムとソフトが選択された初開催の昨年よりも、一段階軟らかい組み合わせとなった。データが無かった昨年は保守的な選択が行われたが、今年は、実際のレースデータを基に、トラック特性にさらに正確に適応する組み合わせが選択された。

    滑らかな新しいアスファルト路面、温暖な気候、大部分が中速のコーナーという特性から、タイヤの摩耗とデグラデーションレベルは、全体的に低くなる。

    新しく舗装されたアスファルトは、特に厳しい冬の季節を経過後、急激に大きく変化することも珍しくない。しかし、ソチのアスファルトサンプルを見る限り、路面の滑らかさはそのままで粗さは無く、2014年から2015年にかけて大きなトラック特性の変化はない。このサーキットは、F1以外ではさほど使用されていないことから、特に金曜日は「グリーン」で滑りやすく、大幅な路面の改善が予想される。

    ソチで最も重要なコーナーは、イスタンブール・パークの有名なターン8を連想させる、複数のエイペックスが存在する長い左コーナーのターン3。(ソチもイスタンブールもヘルマン・ティルケの設計によるサーキット。)このコーナーでは、特に右フロントタイヤに負荷がかかる。合計12の右コーナーと6つの左コーナーが存在し、ターン1とターン2の間には650mのストレートがある。

    全長5.848kmのトラックは、スパとシルバーストンに次いでシーズン中で3番目に長いサーキット。トラック中の約1.7kmは公道で、決勝は53周で争われる。気温は15〜20°Cと予想されており、熱によるデグラデーションの影響は限定される。

    昨年は、メルセデスのルイス・ハミルトンが、ソフトタイヤでスタートし、30周目にミディアムへ交換する戦略で優勝した。最も印象的な戦略は、チームメイトのニコ・ロズベルグによるものだった。ロズベルグは、重大なフラットスポットを生成したため、オープニングラップでソフトからミディアムへ交換した。20位まで後退したロズベルグは、300km以上の距離を1セットのタイヤで走り切り、ラスト2周時点で自己ベストタイムを記録し、2位でフィニッシュした。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「我々だけではなく、全ての自動車メーカーにとって重要なマーケットであるロシアでの2回目のグランプリに臨めることを大変嬉しく思います。初めてのサーキットでは避けられないことですが、昨年、ソチ・サーキットでの初開催時には、多くの不確定要素がありました。しかし、その後のデータの蓄積により、今年の情報量は豊富です。したがって、今年は、全てのレースでの目標である2〜3回のピットストップを促す、昨年よりも一段階軟らかい組み合わせを選択しました。しかし、シミュレーション技術の進歩があるとはいえ、我々および各チームは、このサーキットについて今も学習の過程にあります。トラックには広範囲に渡るコーナーが存在しますので、タイヤのあらゆる側面が試されます。今年、ドライバーたちは、スーパーソフトの卓越したスピードのメリットを享受できるでしょう」

    関連:2015年 F1ロシアGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ:F1日本グランプリ 決勝レースレポート

    ピレリ:F1日本グランプリ 決勝レースレポート

    ピレリが、鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリの決勝レースを振り返った。

    2番グリッドからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンは、ミディアム-ミディアム-ハードと繋ぐ戦略で日本グランプリを制した。ルイス・ハミルトンは、スタート直後に首位に立ち、2回のピットストップ後もトップを譲ることのない十分なリードを築いた。

    ルイス・ハミルトンは、アイルトン・セナの記録に並ぶキャリア通算41勝目を挙げ、メルセデスは、今シーズン8回目のワンツーフィニッシュを達成した。

    2〜4位のドライバーは、ルイス・ハミルトンとは異なる、ミディアム-ハード-ハードと繋ぐ2ストップ戦略を使用した。トップ10ドライバーは、ピットストップのタイミングによって戦略的なアドバンテージを狙う多彩な戦略を展開した。特に、ニコ・ロズベルグは、スタート直後に4位に沈みながらも、直接のライバルよりも早くピットストップを行う「アンダーカット」によって2位の座を獲得した。フェラーリのセバスチャン・ベッテルが3位でフィニッシュし、今シーズンのチャンピオン争いは、理論上、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテルの3人に絞られた。

    2ストッパーが主流となった中、フォース・インディアのセルジオ・ペレス、レッドブルのダニール・クビアト、ウィリアムズのフェリペ・マッサ、マノーのウィル・スティーブンスが3ストップ戦略を採用。ターン1での事故によってパンクを喫したマッサとレッドブルのダニエル・リカルドは、オープニングラップでのピットストップを余儀なくされた。カルロス・サインツのフロントウィング損傷によってトラック上にデブリが散乱し、タイヤに多くのカットを与えましたが大事には至らなかった。

    路面温度は、今週末最高の42℃に達し、戦略へさらなる複雑な要素を加えた。金曜日の両フリー走行セッションが雨に見舞われたため、各チームは、ドライウェザーでのデータが不足したまま決勝へ臨んでいた。

    ハードコンパウンドでスタートしたマクラーレンのジェンソン・バトンを除き、全ドライバーがミディアムタイヤでスタートした。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「鈴鹿の特徴として知られている高い負荷と粗い路面に加え、今週末中で最も高い路面温度となった中でも、我々のタイヤは、日本グランプリで終始一貫した力強い性能を見せてくれました。レースを通して、多彩な戦略とタイヤの使用法が見られ、ピットストップのタイミングが極めて重要になりました。金曜日の雨によって、各チームは、レースを読み、タイヤを最大限に活用する戦略を構築するために通常必要とするデータが不足した状態で決勝へ臨んでいました」

    関連:F1日本GP 結果:ルイス・ハミルトンが鈴鹿を完全制圧

  • ピレリ:F1日本グランプリ 予選レポート

    ピレリ:F1日本グランプリ 予選レポート

    ピレリが、鈴鹿サーキットで開催されたF1日本グランプリの予選を振り返った。

    F1日本グランプリの予選では、メルセデスのニコ・ロズベルグが、チームメイトのルイス・ハミルトンを0.076秒差で抑えてポールポジションを獲得した。両ドライバーともに、P Zeroホワイト・ミディアムで自己ベストタイムを記録。Q3が残り36秒時点で赤旗のまま終了となったため、いずれのドライバーも2回目のランは完遂できず、1回目のランで最速タイムを記録したロズベルグのポールが確定した。

    メルセデスは、Q1で1分33秒台、Q2で1分32秒台を記録した唯一のチームとなり、予選全体を通して主導権を握っていた。Q1ではハミルトンが、Q2ではロズベルグが、それぞれセッション最速タイムを記録した。

    Q1では、メルセデス、フェラーリ、ウィリアムズの両ドライバー、レッドブルのダニエル・リカルドが、ハードタイヤのみでQ2へ進出した。ハードタイヤ使用ドライバーがQ1のトップ4を占めた。Q2以降は、全ドライバーがミディアムタイヤを使用した。18のチャレンジングなコーナーを有する鈴鹿で、ミディアムはハードよりもラップあたり約0.8秒速くなっている。

    明日の決勝もドライコンディションであれば2ストップが主流になると予測されるが、雨の可能性もある。決勝開始時刻は、今日の予選開始時刻よりも1時間早い14時。

    ニコ・ロズベルグは、午前中に行われた最終フリー走行(FP3)でもミディアムタイヤで最速タイムを記録した。金曜日にドライ走行ができなかったことで、FP3は多忙なセッションとなり、多くのチームが重い燃料を搭載してロングランに集中していた。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「ドライバーたちは、鈴鹿で両コンパウンドの性能を最大限に引き出すことに成功し、この魅力的なサーキットで、ミディアムタイヤのスピードのアドバンテージを活かしていました。可能性は低いですが、明日もドライが続けば、2ストップが主流になるでしょう。昨日の雨のせいで、午前中のFP3ではドライバーたちは大忙しでした。鈴鹿では、複数の戦略の選択肢を用意しておく必要があります。各チームは、決勝でのアドバンテージを得るタイヤ戦略を構築すべく、今晩入念にデータを分析することでしょう」

    関連:F1日本GP 予選:ニコ・ロズベルグがポールポジション

  • ピレリ、メルセデスの失速に対する“陰謀説”を否定

    ピレリ、メルセデスの失速に対する“陰謀説”を否定

    ピレリは、先週末のF1シンガポールGPでのメルセデスの不可解な低迷についての陰謀説を払いのけるための動きに出た。

    突然のチャンピオンチームの不調は、パドックに様々な憶測を生んだ。

    「僕がF1にいるなかで、チームが1つのレースで突然1周につき1.5秒も失うなんて見たことがない」とフェルナンド・アロンソは述べた。

    「そのミステリーは解決されないかもしれないけど、それがF1だ」

    突拍子もない陰謀説として、タイヤ供給元のピレリが、メルセデスだけに硬いタイヤを供給していたという説が浮上した。

    だが、ピレリは、FIAが複雑な“バーコード”システムにとって運営しており、全てのF1チームの平等が保証されていると述べた。

    「タイヤが工場を出たら、どのチームに割り当てられるか、いつ使われるかに関しては、FIAが完全に仕切っている」とピレリのモータースポーツ・ダイレクターを務めるポール・ヘンベリーはコメント。

    「とにかく、全てのチーム間で公平性が保証されている。単独タイヤサプライヤーとしての我々にとって、そこは常に大きなプライオリティだ」

    もうひとつの説として、メルセデスが信頼性を懸念して、新しいエンジン仕様を“絞っていた”というものがあるが、ルイス・ハミルトンはそれを否定した。

    「僕は陰謀説を信じていない」とルイス・ハミルトンはコメント。

    「とにかく、僕たちは技術的ないくつかエリアでもっと良い仕事をする必要がある」

    エンジン仕様について、ニコ・ロズベルグは「僕たちのアップデートは来年に焦点を当てているし、その進歩には満足している」と述べた。

  • ピレリ:F1日本グランプリ(鈴鹿サーキット) プレビュー

    ピレリ:F1日本グランプリ(鈴鹿サーキット) プレビュー

    ピレリが、鈴鹿サーキットで開催される鈴鹿サーキットについて解説した。

    タイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせが使用されたシンガポールの市街地サーキットを経て、F1は、レンジ中で最も硬い組み合わせのP Zero オレンジ・ハードとP Zero ホワイト・ミディアムが選択されている鈴鹿・日本グランプリへと向かう。

    この組み合わせは、F1誌に刻まれる伝説的な130Rのような、カエンダー中でも厳しい高速コーナーを有する鈴鹿に対応するたために選択された。鈴鹿では、タイヤに非常に大きな負荷がかかり、トレッド部分の温度が上昇する。したがって、一貫したグリップを維持するために、レンジ中で最も耐久性のあるコンパウンドが必要になる。

    今年の日本グランプリは、昨年よりも1週間早い開催となるものの、鈴鹿の変わりやすい天候により、Cinturato ブルー・フルウェットやCinturato グリーン・インターミディリトタイヤがレース週末中に登場するかもしれない。各チームは、過去に幾度もワールドチャンピオン決定の場となった鈴鹿へ、万全の備えで臨まなければならない。

    鈴鹿は、流れるような高速コーナーを有するサーキット。高速コーナー通過時、非常におおきな横方向の負荷がかかるが、縦方向の負荷に関してはシーズン中で最も低いレベルで、ラップ中の加速と減速が比較的少ないことを示しています。その反面、ドライバーたちは、タイヤに絶え間なく負荷を課す130Rやスピーンのような長いコーナーが存在するラップを通して、一貫して高速で走行する。トップギアで時速300kmを超えるスピードで通過する130Rでは、シーズン中でmっ友高いレベルの連続した負荷がかかる。

    鈴鹿は、近年再舗装されたものの、路面には粗さが残っている。レース週末を通して路面の改善は、比較的大幅に進む。特に、金曜日の路面が「グリーン」な状態は、路面からの十分なグリップが得られない場合にグレイニングを誘発する。

    鈴鹿では、摩耗とデグラデーションのレベルが伝統的に高いことから、通常よりもタイヤマネージメントの重要性が増す。雨やセーフティカー導入のリスクに加えて、複数のオーバーテイク機会が存在するため、状況に応じた戦略の選択肢が広範囲に渡るサーキットのひとつとなっている。

    昨年は、セーフティカー先導でのスタートとなり、終始ウェットコンディションに見舞われた。2番グリッドからCinturato ブルー・フルウェットでスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが、14周目と35周目にインターミディエイトに交換する戦略で優勝した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「鈴鹿は、タイヤの観点では、シルバーストンやスパと並んで、F1カレンダーの中でもアグレッシブなサーキットです。近年の再舗装によって、アスファルトは以前ほど粗くはなくなりましたが、鈴鹿の厳しさが減少したわけではありません。日本は、土砂降りや残暑に見舞われるなど、エクストリームな天候に遭遇することも珍しくありません。過去の経験からも、鈴鹿は全体的にタフなサーキットと言えます。もちろん、ドライバーたちは、ここでのドライビングが大好きですし、ピレリチーム一同、シーズン中で最も情熱的で熱心なファンに会えることを光栄に思っています。日本のファンに会えるおとが、鈴鹿に来ることをより格別なものにしてくれています。そして、関係者一同、日本グランプリ週末を通して、ジュール・ビアンキの冥福を祈ります」

    関連:F1日本GP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ:F1シンガポールGP 決勝レースレポート

    ピレリ:F1シンガポールGP 決勝レースレポート

    ピレリが、F1シンガポールGPの決勝レースを振り返った。

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、自信とチームに今シーズン3勝目をもたらした。ベッテルは2ストップ戦略でシンガポールのナイトレースを制し、キャリア通算42勝を挙げた。2回目のセーフティカー導入が、戦略構築をさらに複雑にした。残り20周時点で発生した2回目のセフティカー導入周回中、ドライバーたちは最終ピットストップを行い、フィニッシュまでのラストスパートで見応えある戦いを展開した。

    今週末用として、P Zeroレッド・スーパーソフトとP Zeo イエロー・ソフトが選択されている中、全ドライバーがスーパーソフトでスタートを切った。しかし、1回目のピットストップ以降h、あ多彩な戦略が繰り広げられた。第2スティントで、トップ3を含むドライバーがスーパーソフトを使用した一方で、メルセデスの両ドライバーはソフトタイヤで走行した。トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペン(17歳)も同様の戦略を採った。フェルスタッペンは、スタート時のトラブルによって、レース終盤に1周遅れとなりながらも、第3スティントでスピードのあるスーパーソフトを使用して、レース終盤に順位を上げることに成功し、ポイント圏内の8位でフィニッシュした。レースのファステストラップは、2位を獲得したレッドブルのダニエル・リカルドにより、52周目にソフトタイヤで記録された。

    シンガポールでのセーフティカー導入率は100%は今年も継続となり、最長2時間の制限をフルに使用する決勝となった。今シーズンの最長時間となった決勝では、大半のドライバーが2ストップ戦略を採った。3ストッパーの中の最上位ドライバーは、9位でフィニッシュしたトロ・ロッソのカルロス・サインツだった。

    シンガポールグランプリ決勝は、気温30℃、路面温度33度で高い温度を伴う暑いコンディションでスタートし、温度はレースの進行とともに下降していった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「戦略とタイヤマネジメントが、ナイトレースでの重要な役割を果たしました。高温、高湿度、レース時間の長さなど、シンガポールでのコンンディションは例年通りタフなものでしたが、フェラーリとセバスチャン・ベッテルは、プッシュするタイミングとセーブするポイントを熟知し、タイヤも戦略も最大限に活用することに成功しました。ベッテルにとっては完璧なレースでした。スティントの周回数を延ばす2回のセーフティカー導入の影響を受け、3ストップから2ストップ戦略へ移行するドライバーが数多く見られました。しかし、上位から下位まで、タイヤの使用順序については多彩な戦略が採られました。特に長いレースの終盤、効果的なタイヤのケアが成功の決めてになったと思います」

  • ピレリ:F1シンガポールGP 予選レポート

    ピレリ:F1シンガポールGP 予選レポート

    ピレリが、F1シンガポールGPの予選を振り返った。

    F1シンガポールGPの予選では、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが、P Zero レッド・スーパーソフトで1分43秒855を叩き出し、ハイブリッド世代で初めて、メルセデス・パワーユニット以外でのポールポジションを獲得した。

    セバスチャン・ベッテルのタイムは、昨年のポールタイムよりも1.8秒速いものだった。

    フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネン、レッドブルのダニエル・リカルドは、P Zero イエロー・ソフトのみでQ1を突破した。セバスチャン・ベッテルは、この3名中ではトップで、Q1全体では3番手のタイムを記録した。サーキットのレイアウトが2014年からわずかに変更されているとはいえ、昨年のポールタイムは、Q1の序盤で既に更新された。

    Q2以降、全ドライバーが、ソフトよりもラップあたり約1.5秒速いスーパーソフトのみを使用した。フェラーリとレッドブルは、ここでも素晴らしいペースを発揮し、セバスチャン・ベッテルがダニール・クビアトを抑えてQ2のトップタイムを黒くした。夜間照明下のQ3で、セバスチャン・ベッテルが、新品スーパーソフトを使用した2回目のランでポールポジションを決定付けた。

    フェラーリがワンツーとなった最終フリー走行(FP3)では、セバスチャン・ベッテルが、スーパーソフトタイヤを使用して、2位に約0.5秒差をつけるトップタイムを記録した。例年通り、高い温度を伴う暑い路面コンディションとなり、気温は30℃、路面温度は33℃だった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「戦略が重要となる、シーズン中でも屈指のスリリングな予選でした。セッションの進行ととっもに温度が下降していくため、路面温度が明らかに影響を及ぼしました。いつも通りではない予選結果によって、明日はエキサイティングな決勝になりそうです。シンガポールには、他のグランプリとは異なる点が数多くありますので、必ずと言っていいほど、1つか2つのサプライズが起こります。今日も、素晴らしい夜間照明の下でサプライズが見られました」

    関連:F1シンガポールGP 予選:セバスチャン・ベッテルが今季初ポール!

  • ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリ:F1シンガポールGP プレビュー

    ピレリが、F1シンガポールGPが開催されるマリーナ・ベイでのタイヤについて語った。

    今週末、F1は、マリーナベイで開催されるナイトレースとして有名な、シーズン中でも屈指の見応えあるシンガポールグランプリに臨む。

    通常のレースとは異なる様相を数多く呈する市街地サーキット用として、レンジ中で最も軟らかい組み合わせのP Zeroイエロー・ソフトとP Zeroレッド・スーパーソフトが選択されている。

    決勝、フリー走行、予選は全て夜間に行われ、通常のグランプリとは異なる路面温度の変化は、タイヤの使用方法にも大きな影響を及ぼす。

    シンガポールにはF1カレンダー中で最多のコーナー(23)が存在し、タイヤは一層酷使される。80%の湿度、2時間に及ぶレース、モナコに次いで2番目に低速なラップタイム(この点は、冷却および空気の流れを限定的にする)によって、マリーナベイは、ドライバーたちにとって最も肉体的に苛酷なサーキットとなっている。

    トラクションとブレーキングが、マリーナベイサーキットの最も重要な2つの要素。多くの市街地サーキット同様、シンガポールの路面は極めてバンピーで、タイヤへの厳しさが加わる。ランオフエリアが限られたトラック上でのミスは命取りとなる可能性が高いことから、タイヤの正確な動作が求められる。ハイダウンフォースのセットアップで走行する中、左リアタイヤが最も酷使される。

    ナイトレースながら、気温は30〜35℃付近になることが多く、作動温度領域が高いソフトタイヤにとって理想的な環境。ドライバーたちは、オーバーヒートさせることなく最大限の性能を引き出すことを狙って、スーパーソフトを注意深くマネージする必要がある。

    昨年は、ルイス・ハミルトンが3ストップ戦略で61周のレースを制した。ハミルトンは、スーパーソフトでスタートし、15周目にスーパーソフトへ、31周目にスーパーソフトへ、52周目にソフトへ交換した。上位から下位まで、広範囲に渡る戦略が見られた。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「2008年の初開催以来、シンガポールのナイトレースは、世界で最も先進的なテクノロジーを誇るFormula Oneの圧倒的な見応えを提供する舞台となっています。市街地サーキット用として、タイヤレンジ中で最も軟らかい組み合わせを選択しました。この組み合わせは、シンガポールでの成功の鍵となる、最大限のメカニカルグリップと迅速なウォームアップを提供します。通常とは異なる路面温度の変化、両コンパウンド間の大きな性能差、厳しいレース距離を走破するための燃費戦略、これまでシンガポールでは常に登場しているセーフティーカーの導入率の高さなど、タイヤ戦略構築にあたっては、各チームおよびドライバーが検討すべき数多くの要素があります。そのうえ、過去にドライバーのミスを誘発した市街地サーキット特有の白線やマンホールカバーなどもあるため、必要なタイヤデータを収集するフリー走行での作業は、通常よりもさらに重要になります。我々はFIAとともに、各チームが、より簡単にタイヤの使用方法に関するルールを順守できるように明確な手順を定義しています。より正確な指示を各チームに伝えることにより、あらゆる誤解を取り除くことが重要です。これによって、モンツァでメルセデスに起こったような事態を無くすことができると思います」

    関連:2015年 F1シンガポールGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピレリ:F1イタリアGP 決勝レースレポート

    ピレリ:F1イタリアGP 決勝レースレポート

    ピレリが、F1イタリアGPの決勝レースを振り返った。

    メルセデスのルイス・ハミルトンが、ソフトからミディアムへ繋ぐ1ストップ戦略でイタリアグランプリをポール・トゥー・ウィンで制し、ドライバーズ選手権でのリードを広げた。

    メルセデスでの50戦目を優勝で飾ったルイス・ハミルトンは、全フリー走行セッションで最速タイムを記録し、予選ではポールポジション獲得、決勝ではファステストラップも記録した。決勝での2位との差は25秒だった。

    上位10名は1ストップ戦略を採用し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、ハミルトンと同じ戦略で2位を獲得した。大半のドライバーが、ソフトタイヤでスタートし、ミディアムへ交換する戦略を採った。レッドブルのダニエル・リカルドは、ミディアムでスタートしたドライバー中の最上位だった。グリッド降格ペナルティーにより、19番グリッドからスタートしたダニエル・リカルドは、ミディアムからソフトへ繋ぐ戦略で8位を獲得した。

    フェラーリのキミ・ライコネンは、スタートの出遅れによって最後尾まで順位を落としたものの、ソフト-ミディアムの戦略を使用して5位でフィニッシュする印象的な走りを見せた。

    ルイス・ハミルトンがトップの座を独占した中、2位以下では僅差の戦いが展開され、ポイント獲得圏内の多くの順位がファイナルラップで確定した。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「いつも通り、シーズン中で最も熱狂的なファンが醸し出す雰囲気の中、素晴らしいレースが展開されました。まさにモンツァは、Formula Oneの象徴的な舞台です。メルセデスのルイス・ハミルトンは、完璧な戦略に則った模範的な走りで勝利を手にしました。摩耗とデグラデーションが大きいレースであったにも関わらず、1ストップ戦略がデフォルトの選択肢となり、2位以下でも素晴らしい戦いぶりが見られました」

    関連:F1イタリアGP 結果:ルイス・ハミルトンが圧勝

  • ピレリ:F1イタリアGP 予選レポート

    ピレリ:F1イタリアGP 予選レポート

    ピレリが、F1イタリアGPの予選を振り返った。

    F1イタリアGP予選では、メルセデスのルイス・ハミルトンが、P Zeroイエロー・ソフトで1分23秒397を叩き出し、ポールポジションを獲得した。ルイス・ハミルトンは、昨年の自身によるポール・タイム1分24秒109を大幅に更新し、フリー走行および予選の全セッションで最速タイムを記録している。

    ルイス・ハミルトンの今シーズン11回目のポール獲得となった本予選で、トップ10ドライバーの中で新品ソフトタイヤを3セットしか使用しなかったのは、フェラーリのキミ・ライコネン、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグ、そしてルイス・ハミルトンの3名だった。他のトップ10ドライバーは、新品ソフトタイヤを4セット使用している。

    午前中は雨が降ったものの、予選は、気温26℃前後、最高路面温度41℃の完全なドライコンディション下で行われた。メルセデスとフェラーリの両ドライバーのみが、Q1をミディアムタイヤで突破した。シーズン中最高速のサーキットであるモンツァでのフリー走行では、ミディアムタイヤのタイムは、ソフトタイヤよりもラップあたり約1.2秒遅いものだった。

    Q2以降、全てのドライバーがソフトコンパウンドを使用。大半のドライバーが、ソフトタイヤを装着して明日の決勝のスタートを切ることになる。2ストップも可能な中、1ストップ戦略が主流になると見込まれている。モンツァではピットレーンでのロスタイムが大きいため、複数回のストップ戦略は、ピットストップによるロスタイムをオーバーテイクで挽回可能なスピードのあるマシンのみに有効。しかし、ローダウンフォースのセットアップで走行するモンツァでは、DRSの効果が小さくなるため、オーバーテイクは容易ではない。

    午前中に行われた最終フリー走行(FP3)では、序盤に雨の影響が残ったことで、Cintiratoグリーン・インターミディエイトによるインスタレーションラップが行われ、セッション残り30分時点でスリックタイヤによる走行が可能となった。

    ポール・ヘンベリー (ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター)
    「いつものように、モンツァの予選は非常に僅差での展開となり、上位から下位まで接戦となりました。予選が大変重要となるモンツァでは、戦略は既に始まっています。2ストップも可能ですが、1ストッパーが主流となるでしょう。チームは、あらゆる機会を最大限に活かせるよう、柔軟に臨まなければなりません。ダンプコンディションのスタートとなった午前中はCinturatoグリーン・インターミディエイトの出番がありましたが、明日は、ウェットタイヤの登場はないでしょう。オーバーテイクが難しいモンツァでは、戦略が決勝の鍵を握ります」