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  • 【F1】 F1パワーユニットと熱の関係

    【F1】 F1パワーユニットと熱の関係

    F1パワーユニットの話題でたびたび登場する”熱”の問題。具体的にどんな影響があるのか、ホンダF1のエンジニアが解説した。

    常に温かい場所を求めて年間カレンダーが組まれているF1において、気候に関する不満を聞くことはほとんどない。ただ、F1マシンのパワーユニットは非常に高温な状態で機能しているので、あまりにも暑すぎる気温は、そのパフォーマンスに影響を及ぼす場合がある。

    第2戦の開催地バーレーンは、昼間の気温は30℃以上、夜になって下がっても20℃中盤。そのような環境で、パワーユニットはどうなるのだろう?

    ホンダF1のチーフエンジニア中村聡は「気温が上がると水温、油温、吸気温度も上昇します。特に温度が上昇するのが、インダクション(エンジンが外気を吸入する部分)です。ここの温度が上がると、マシンのパフォーマンスや信頼性に大きな影響が出てしまいます」と説明する。

    「燃焼のタイミングが悪いと、高温が原因でノッキング(異常燃焼の一種)が発生する場合があります。すると、それを防ぐためにパフォーマンスを一時的に引き下げなくてはいけません。なので、エンジニアは常に温度が上がり過ぎないように気を付けています。ノッキングはマシンにダメージを与えてしまうため、パフォーマンスと信頼性の面で大きな悪影響があります」

    外気温が30℃を超えると、エンジニアはより注意深く温度をモニターするようになりる。何故なら、パワーユニットもその変化を敏感に察知するからだ。

    「パワーユニットにとって最適な気温は20~21℃です。また、極端に低い気温に対しては、エンジンマッピングを行っていません。実際のレースで必要がないからですが、そういった意味で、低すぎる外気温もパフォーマンス面ではよくはありません。エンジンマッピングを行っていれば、パフォーマンスをより向上させることができると思います。温度が上昇した際に最も問題となるのが、排気管とターボです。我々はセンサーで常に温度をモニタリングしています」

    パワーユニットのMGU-Hは排気ガスから生じる熱をパワーに変換するが、それでもときに排気温度が1,000℃に達する。これは、思いきりブレーキをかけて、ディスクロータが赤熱しているときと同じ温度だ。

    パワーユニットは、水温が120~130℃の高温域で作動するように設計されている。冷却システムに圧力をかけているためにそのようなことが可能だが、一般的な乗用車はそういった設計になっておらず、冷却水の温度は三分の二ほどまでしか上がることがない。また、外気温からの影響を抑えると同時に、路面の衝撃からもパワーユニットを守られていなければならない。

    「分かりやすく言えば、路面温度が高いということは気温も高いということを意味します。熱はパワーユニットの下から来るので、熱シールドでそれを防ぐ必要があります。多くのコンポーネントは、熱シールドで守られています。中でも特に多くの熱シールドで保護されているのが排気管で、MGU-Hとタービンによるエネルギー回生において重要な役割を担っています」

    オーバーヒートは、すべてのマニュファクチャラーが真っ先に対抗策を考えなければならない問題だ。ドライバーはレース中に他のマシンの背後にとどまり続けるなと言われる。より多くのクリーンな空気を取り入れ、効率よくマシンの冷却を行うためだ。高温になり過ぎてしまった場合、まずパワーユニットにその影響が出る。

    「排気温度の限界を超えた場合、燃料流量が自動的に低下します。これは安全装置の一種です。燃料が少なくなるため、マシンのパワーとスピードは低下します。排気システムがオーバーヒートを起こしてしまうと、ウェイストゲートバルブが故障したり、タービンブレードが1,000℃以上で作動し続け、タービンブレードに大ダメージを与えたりします。なので適切な温度に保つ必要があります」

    前を走るマシンからの風を避けてクリーンな空気を確保することは、レース中にパワーユニットを冷却するための有効な手段だ。また、マシンがコースインする前にも高温への対策が施されている。

    「走行前はパワーユニットを冷却するため、マシンの一部と冷却インレットを開きます。サイドポッド、排気ダクト、ラジエーターのサイズも冷却のために重要です。排気ダクトを開けることで、熱をより効率的に排出することができます。しかし、大きなダクトを使うと空力効率が悪くなります。なので、エンジンの冷却とパフォーマンスは常にバランスをとる必要があるのです」

    このトレードオフは、空力的な影響を最小限に抑えるべく、ホンダとトロロッソが協力して行う。冷却システムはマシンの設計に組み込まれていて、空気はダクトに向かって流れるようにデザインされている。マシンがピットに戻ると、レース中のようなパワーユニットを冷やすための向かい風がない。そこでピットクルーの出番だ。

    「パワーユニットを冷却するため、ピットでは、ドライアイスと送風機を使います。今シーズンは、昨年よりもっと大きな送風機を導入しました。トロロッソはいい設備を持っているので、去年よりも効率的に冷却を行えます」

    走行時間を短縮しようと思えば、パワーユニットの温度は上昇する。HRDさくらでは、そんな状況でパワーユニットがどう動作するかのテストをしている。

    「パワーユニットをダイナモでテストする際には、エアコンを切るなどして人工的に暑い環境を作ります。テストのデータを収集すれば、どこがパワーユニットの限界なのか分かります。ですので、実際にコンポーネントが壊れるまでダイナモで走行させることはありません」

    バーレーンには、熱だけでなく砂の問題もある。バーレーン・インターナショナル・サーキットは首都マナーマから32kmほど南の砂漠地帯にあり、砂漠の砂が風でトラックに運ばれてくることがある。

    「夕暮れ時に行われるのでバーレーンの温度はそこまで不安材料ではありません。問題は砂です。レース会場が砂漠地帯にあることが大きな問題になるでしょう。砂が中に入ってベアリングが壊れることもあります。砂が風で飛ばされるのを止めることはできないので、どうしようもないのです」

    エアフィルターに砂が詰まるとパフォーマンス効率が下がるので、頻繁にフィルターを交換する。

    「F1はラウンドごとに挑戦すべきことがあります。だからこそ我々はレースをするのです」

  • F1バーレーンGP:決勝スターティンググリッド

    F1バーレーンGP:決勝スターティンググリッド

    FIAは、2018年のF1世界選手権 第2戦バーレーンGPの決勝スターティンググリッドを発表。グリッド降格ペナルティを科せられるのはメルセデスのルイス・ハミルトンのみとなる。

    メルセデスはバーレーン入りしてからルイス・ハミルトンのギアボックスにオイル漏れを発見。初日のフリー走行を終えた段階でギアボックスを交換。6戦連続使用のレギュレーションに違反したため5グリッドの降格ペナルティを科された。

    そのため、予選を4番手で終えたルイス・ハミルトンは9番グリッドまで降格。ダニエル・リカルドからエステバン・オコンまでが1つずつグリッドが上がる。

    ポールポジションに並ぶのは今回のレースが200戦目となるフェラーリのセバスチャン・ベッテル。2番グリッドにはチームメイトのキミ・ライコネンが並び、フェラーリがフロントローを独占。フェラーリの2台がフロントローに並ぶのは去年のハンガリー以来となる。

    2列目はバルテリ・ボッタス(メルセデス)とダニエル・リカルド(レッドブル)。そして、3列目にはトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとハースのケビン・マグヌッセンが並ぶ。5番グリッドのピエール・ガスリーはF1でのベストグリッドとなる。

    4列目はニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)とエルテバン・オコン(フォース・インディア)、グリッドペナルティのルイス・ハミルトンは5列目スタートとなる。

    昨年は2列目からスタートしたセバスチャン・ベッテルがスーパーソフト-スーパーソフト-ソフトと繋ぐ2ストップ戦略で優勝している。

    F1バーレーンGP 決勝レースは、4月8日(日)午後6時10分(日本時間9日午前0時10分)より行われる。

    2018年 開幕戦 F1バーレーングランプリ 決勝スターティンググリッド

    順位 No ドライバー チーム 予選
    1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1(→)
    2 7 キミ・ライコネン フェラーリ 2(→)
    3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 3(→)
    4 3 ダニエル・リカルド レッドブル 5(↑1)
    5 10 ピエール・ガスリー トロロッソ・ホンダ 6(↑1)
    6 20 ケビン・マグヌッセン ハース 7(↑1)
    7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 8(↑1)
    8 31 エステバン・オコン フォース・インディア 9(↑1)
    9 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 4(↓5)
    10 55 カルロス・サインツ ルノー 10(→)
    11 28 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 11(→)
    12 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア 12(→)
    13 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン 13(→)
    14 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン 14(→)
    15 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル 15(→)
    16 8 ロマン・グロージャン ハース 16(→)
    17 9 マーカス・エリクソン ザウバー 17(→)
    18 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ 18(→)
    19 16 シャルル・ルクレール ザウバー 19(→)
    20 18 ランス・ストロール ウィリアムズ 20(→)

    F1 バーレーングランプリ 各ドライバーの持ちタイヤ数F1 バーレーングランプリ 各ドライバーの持ちタイヤ数

  • F1 バーレーンGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    F1 バーレーンGP 予選:トップ10ドライバーコメント

    2018年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPの予選が7日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

    ポールポジションを獲得したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。コースレコードを更新する1分27秒958をマーク。200戦目の節目に通歳51回目のポールポジション。ベッテルのボールは去年のF1メキシコGP以来となる。

    2番手にも0.143秒差でキミ・ライコネンが続き、フェラーリがフロントローを独占。3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンとメルデス勢。ハミルトンはギアボックス交換で5グリッド降格が決定しており、暫定で9番グリッドからのスタートとなる。

    トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがQ3初進出を果たして6番手。他、ルノーの2台、ハースとフォース・インディアが1台ずつトップ10入りを果たしている。

    1番手:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
    「僕たちは良いベースがあるし、クルマは機能している。僕たちは作業のなかでクルマを改善させた。いつだって最初はちょっと難しいけど、今はすべてが良くなってきている。クルマを生かすことができて嬉しい。スタートからかなり感触は良かったし、セッション中にも進歩を遂げた。最後のラップにはとても満足できた。もちろん、結果にも満足している。今日のクルマの反応ぶりも本当に嬉しかった。僕たちはセットアップに取り組み、多くのことを試した。オーストラリアはトラックがトリッキーでバンピーだったし、多くのことを変更して、結論を導き出すのは難しかった。でも、走行距離を重ねたことでレース後はクルマをうまく理解できたと思う。僕たちがとても強いクルマを造り、今日他のみんなを倒してそれをフロントローに並べることができて嬉しい。チーム全体に相応しい素晴らしい結果だ。でも、重要な日は明日だ」

    2番手:キミ・ライコネン (フェラーリ)
    「最後の走行は完璧とはほど遠かった。トラフィックがあって、改善することができなかった。ベストを尽くすためのきちんとしたチャンスを得ることができなかった。クルマには多くのスピードがあるけど、そのアドバンテージをフルに生かすことができなかった。もっと多くのポテンシャルがあると確信している。いずれにしろ、僕たちは良いポジションでレースをスタートするし、今日はちょっと落胆しているけど、そういうものだ。明日はまた別の一日だし、僕たちには良いクルマがあるはずだ。もっと良い結果を期待している。鍵を握るポイントはタイヤマネジメントだ。全員にとってトリッキーだと思う。それを最大限に生かして、出来る限り速く走りたい」

    3番手:バルテリ・ボッタス (メルセデス)
    「フロントローを獲得できなくて残念だ。僕たちは週末を通して良い進歩を果たしたけど、今日はフェラーリの方が速かった。僕たちはこのタイプのサーキットやこの種のコンディションで作業しなければならないのは間違いない。レースにむけてはクルマは適切なセットアップができていると思うけど、レースペースを評価するのは難しい。フェラーリ、レッドブル、そして僕たちとの間で本当に接戦になると思うし、面白いレースになるはずだ。去年、このトラックでタイヤマネジメントについて多くのことを学んだし、今年それを生かせると思う。明日はもちろん頑張るし、ルイスも多くのポイントを獲得するために挽回して、フェラーリにプレシャーをかけられることを願っている」

    4番手:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
    「今日は最高の日ではなかったし、明日はここ最近で最も難しいレースのひとつになるだろう。フェラーリの前に出れるように頑張ったけど、厳しかったし、とにかく彼らには週末を通してペースがあった。僕としても最高のラップはできなかったし、フェラーリはこのような暑いコンディションでしばしばあることだけど、勢いがあった。明日の目標はダメージを最小限に抑えることだ。僕はソフトタイヤを履けるし、より長く走れるはずだ。明日は異なる戦略が見られる面白いレースになるだろう。このクルマのパワーと強さのすべてを引き出せるように頑張るつもりだ。明日、僕たちが何を達成できるかはわからないけど、持っている全てを出し尽くして、何かできることを願っている」

    5番手:ダニエル・リカルド (レッドブル)
    「本当に接戦だった。僕たちはとても近づいてはいるけど、依然として予選の上位集団のテールにいることにはがっかりしている部分はある。でも、これ以上うまくやれたとは思わない。ルイスはまだ僕のコンマ数秒前にいた。コンマ1秒は縮められたかもしれないけど、まだメルセデスにはさらにペースがあると思う。ここまで近づいているのでフラストレーションを感じてはいるけど、実際、コンマ4秒以内にトップ5のマシンが入っているのは励みになることだ。レースにはいつも興奮している。プラクティスと予選もいいけど、日曜日が週のなかで一番好きだ。昨日、僕たちのレースペースはそれほど良くなかったけど、FP2でのクルマは今ほど良くはなかったし、僕たちのクルマが明日はさらにいいはずだとわかっているのは励みになる。戦いに絡めることを期待している。ルイスのペナルティがあるので僕たちは4番手からスタートするし、エキサイティグなレースになると思っている。24時間後は良いレースを終えてかなりクールなインタビューができていることを願っている。今日はピエール、トロロッソ、そして、ホンダのことも嬉しい。ピエールから何かを奪うわけではないけど、僕のトロロッソの初年度にここで6番手だった。彼も同じことをやってのけたね。彼がインタビューを受けているのを見たけど、本当に興奮しているみたいだね。チームにとって良いことだし、彼らのためにも嬉しく思う」

    6番手:ピエール・ガスリー (トロロッソ・ホンダ)
    「僕のF1キャリアで一番いい予選順位だった。素晴らしい気分だ。スタッフは週の初めから懸命の作業を続けていましたし、そのおかげでいい結果に結びついた。マシンの感触も凄くいいし、今の状態に満足している。フリー走行の最初から速く走れている感覚があった。しかしQ3まで行くためには、全力でアタックする必要があった。最終的にはそれを実現できてとてもいい気分だ。明日の決勝では最高のスタートを決められればと思っている。決勝レースとコンディションが似ているプラクティス2でのロングランではいいペースで走ることができたので、決勝も期待できると思う。もちろん後ろから追いかけてくるハミルトンやフェルスタッペンは凄く速いだろう。でもルノーやハースとはいい勝負ができると思う。マシンを今日のようないい状態にセッティングするために、今夜はやることがたくさんある。明日の決勝ではより多くのポイントを獲得したい」

    7番手:ケビン・マグヌッセン (ハース)
    「うまくいったし、今日の結果にはとても満足している。ここはタイヤにスイッチを入れるのは本当に難しい。タイヤにスイッチを入れられないか、オーバーヒートさせてしまうかのどちらかだ。ウインドウがとても狭い。予選ではそこを解決して、セッションを通して一貫して良いリズムを掴めたのはいい気分だった。満足している。0.01~2秒で1台に前に出られたのはちょっと悔しい。常にもう少し見つけられると考えるものだけど、彼らはそれをやってのけた。今日はすべてを引き出せたと思う。僕たちのレースペースはまだまだだけど、いい感じだと思っている。金曜日は悪くなかったし、ポジティブだ。でも、タイヤがかなりトリッキーなこともわかっているし、ウインドウに入れる必要がある。それができれば問題ないだろう」

    8番手:ニコ・ヒュルケンベルグ (ルノー)
    「5番手になれれば良かったんだけど、Q3の状況は少し僕たちの手から滑り落ちていったように思う。Q2のラップは素晴らしかったし、思い通りのいい走りができたけど、Q3ではそこまでの感触はなかった。ラップタイムを繰り返すことができなかったし、そうでなければ僕たちは5番手だったと思う。僕たちは7番手からスタートすることになると思うし、明日はそこから良い結果を出すためのあらゆるチャンスがある。僕たちのレースペースはライバルと似通っているけど、彼らを倒すことが目標だ」

    9番手:エステバン・オコン (フォース・インディア)
    「今夜のパフォーマンスにはかなり満足している。過去2週間にわたるチームの莫大の努力でQ3に戻ることができた。昨日はテスト、学習、クルマの理解など膨大な仕事をこなしたし、すでにメルボルンと比較して改善を実感している。それは今後のための良い兆候だし、プレッシャーにさらされているときでさえ、このチームの強さを示している。今夜のクルマの感触は強力だったし、明日に向けて僕たちは良い状態にあると思う。目標はポイント獲得だし、僕たちには優れた直線スピードとレースペースがある」

    10番手:カルロス・サインツ (ルノー)
    「週末ずっとクルマのバランスを追求していたし、予選でもクルマを完全には快適に感じられなかったし、完璧なラップをまとめるのは難しかった。それでも、ロングランは満足しているし、レースではもっと多くの可能性があると思う。特にこれまで見てきたタイヤデグラデーションを考えればね。多くの可能性が開けると思うし、そのために準備していくつもりだ。明日は順位を上げて良い結果を手にできると確信している」

    関連:2018年 F1バーレーンGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1バーレーンGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1バーレーンGPの予選でピエール・ガスリーが決勝での5番グリッドを獲得、ブレンドン・ハートレーは11番手スタートとなり、初ポイントの獲得に挑む。

    2018年シーズン第2戦バーレーンGP、2日目にはプラクティス3と予選が行われた。午後3時から1時間のプラクティス3で、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーは順調に周回を重ね、マシンのセットアップを進めた。

    このセッションで、ガスリーは10番手、ハートレーは13番手となり、予選に向けて好調な仕上がりを見せる。

    午後6時からの予選Q1で、ブレンドン・ハートレーがまずアタックを開始したが、セクター2でオーバーランを喫し1分32秒773に終わる。ピエール・ガスリーは1回目のアタックを1分30秒699にまとめた。その後、ブレンドン・ハートレーは早々に2回目のアタックを開始。1分30秒458とタイムを大きく更新する。

    セッション残り5分の時点で他車のアクシデントによる赤旗中断となった。再開後、ピエール・ガスリーは2回のアタックで1分30秒121、ブレンドン・ハートレーは3回目のアタックで1分30秒412とともにベストラップを出し、ガスリーは9番手、ハートレーは13番手でQ2進出を果たした。

    続いて行われたQ2でもピエール・ガスリーは好調を持続し、1回目のアタックで出した1分29秒836で9番手となり、自身初、そしてトロロッソ・ホンダとしても初めてのQ3進出を成し遂げた。ブレンドン・ハートレーも2回目のアタックでタイムを更新し1分30秒105をマークしたが、小さなミスもあり、Q3進出にはわずか及ばず11番手に終わった。

    トップ10によって争われるQ3で、ピエール・ガスリーは2回のアタックを行い、自身のベストタイムを更新する1分29秒329で予選6番手となった。決勝レースでは、4位のルイス・ハミルトン(メルセデス)がギアボックス交換によるペナルティーを科されたため、ピエール・ガスリーは3列目5番手からのスタートとなる。

    F1バーレーンGP 決勝レースは、4月8日(日)午後6時10分(日本時間9日午前0時10分)より行われる。

    ピエール・ガスリー (6番手)
    「僕のF1キャリアで一番いい予選順位だった。素晴らしい気分だ。スタッフは週の初めから懸命の作業を続けていましたし、そのおかげでいい結果に結びついた。マシンの感触も凄くいいし、今の状態に満足している。フリー走行の最初から速く走れている感覚があった。しかしQ3まで行くためには、全力でアタックする必要があった。最終的にはそれを実現できてとてもいい気分だ。明日の決勝では最高のスタートを決められればと思っている。決勝レースとコンディションが似ているプラクティス2でのロングランではいいペースで走ることができたので、決勝も期待できると思う。もちろん後ろから追いかけてくるハミルトンやフェルスタッペンは凄く速いだろう。でもルノーやハースとはいい勝負ができると思う。マシンを今日のようないい状態にセッティングするために、今夜はやることがたくさんある。明日の決勝ではより多くのポイントを獲得したい」

    ブレンドン・ハートレー (11番手)
    「今日はメルボルンでの開幕戦のデジャブのようだった。あの時は僅差でQ2進出を逃し、今日は僅差でQ3進出を逃した。昨日のセッションでピエールに後れを取っていたことを考えると、今日は確実に前進できたと思う。チームがマシンに施したアップデートはすごく効果があったし、素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、タイムを縮めることができた。今日初めて新しいパッケージを使ったので、最初は少し出遅れていた部分はあると思う。でも最終的にはQ3進出に限りなく近づけた。チームのみんなのおかげだと思う。鳥に衝突してしまいフロントウイングがダメージを受け、タイヤを2回交換することになったのはツイてなかった。Q3まであと少しというところだっただけに、最終コーナーでのミスは悔しく思っている」

    ジェームス・キー (トロロッソ テクニカルディレクター)
    「オーストラリアでの開幕戦後、シャシーや空力面の改良に多くの力を割いてきました。どちらもうまくいき、我々の狙い通り、パフォーマンスの向上につながったと思います。金曜日にピエールのマシンでエアロのパッケージやシャシーのセットアップを試し、有益なデータを得ることができました。今日はブレンドンのマシンでも同様のアプローチを行い、ピエールと同じくいい手ごたえを得ることができました。開幕戦よりもいい状態で走れていて、我々の目標とする場所に近づいていると思います。さらに前進していくためのいい土台が築けてきました。初めてQ3進出を果たしたピエールに『おめでとう』と言いたいです。彼は素晴らしい走りをしました。週末を通じてマシンの感触はいいようですし、それが今日のいいパフォーマンスにつながっています。僅差の戦いの中で全力の走りを見せ、今日のような結果を出したことは素晴らしいです。ブレンドンについても今日のパフォーマンスもよかったと思っています。Q2ではニュータイヤで1周しか走ることができなかったために、コンマ1秒以下の僅差でQ3進出を逃したことは残念です。それでも彼は今日一日で大きな前進を見せました。明日は両マシンともいいポジションから決勝に臨めると思っています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ピエールがQ3に進出。ブレンドンはわずかな差でQ3進出を逃したものの、2人とも非常に力強いパフォーマンスを見せてくれました。開幕戦のメルボルンと比較して、このサーキットが我々のマシンの特性に合っているという部分は大きいですが、ともかくチームにとっては非常に前向きな一日になりました。チームが今回のために用意した空力パッケージがよく機能していますし、今日一日問題なくセッションを終えられたこともよかったと感じています。今日はチーム全員がいい仕事をしてくれました。この結果で得た勢いを活かし、万全の準備で明日に臨みたいと思います」

    関連:F1バーレーンGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション!

  • フォース・インディア、新型フロントウイングの使用は見送り

    フォース・インディア、新型フロントウイングの使用は見送り

    フォース・インディアは、F1バーレーンGPの週末にセルジオ・ペレスのマシンで新型フロントウイングを試していたが、期待通りに機能しなかったため、レースでの使用は見送ることに決定した。

    フォース・インディアは、開幕戦に間に合わなかった新型フロントウイングをバーレーンに持ち込んだ。パーツは1つしか用意できず、ランキングで順位が上位のセルジオ・ペレスのマシンに搭載された。

    しかし、フォース・インディアは金曜日のプラクティスでは苦戦を強いられ、セルジオ・ペレスはクルマの感触に変化は感じなかったものの、データ上ではパフォーマンスを発揮しないことが示されたため、バーレーンでの使用は見送られた。

    フロントウイングについて質問されたセルジオ・ペレスは「使っていないよ」と Autosport にコメント。

    「考えていたほどうまく機能しなかったので、元に戻した。純粋にデータに基づいたことであり、何が起こっているのかわからないくらい小さなことだった」

    セルジオ・ペレスは、デプロイメントの問題で妥協を強いられ、予選を12番手で終えている。一方、チームメイトのエステバン・オコンはQ3に進出。二人の差は0.147秒差だった。

    「Q1の2回目の走行をかなり遅くに打ち切ったことで、充電がとても低かった。充電を戻すためにかなりハードにプッシュしなければならず、多くのデプロイメントを失ってしまった」

    「2回目の走行ができていれば、Q2に進めたかもしれないけど、デプロイメントにまた問題が発生してしまった」

    チームメイトのエステバン・オコンは、予選9番手で終え、ポールポジションのセバスチャン・ベッテルからは1.916秒遅れだった。

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソとホンダの素晴らしい関係の成果」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソとホンダの素晴らしい関係の成果」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1バーレーンGPの予選で自身初のQ3進出を果たして6番手タイムを記録し、F1キャリアでベストとなる5番グリッドからレースをスタートするという素晴らしい結果は、トロ・ロッソと新エンジンサプライヤーであるホンダとの素晴らしい関係によるものだと称賛する。

    今年、トロロッソは、昨シーズン限りでマクラーレンと契約を解消されたホンダと新たにパートナーシップを結び、ホンダのF1パワーユニットを搭載。

    新生トロロッソ・ホンダ冬季テストでは高い信頼性を見せたものの、開幕戦オーストラリアGPではピエール・ガスリーのホンダのMGU-Hにトラブルが発生してリタイア。厳しいシーズンのスタートを切った。

    今週末のF1バーレーンGPにむけての調査でピエール・ガスリーのパワーユニットはICEまでダメージが及んでおり、トロロッソ・ホンダは2戦目にして早くもMGU-H、ターボ、そして、ICEを投入すること決定。また、対策を施したMGU-Hとターボは万全を期してブレンドン・ハートレーにも投入された。

    だが、トロロッソ・ホンダはF1バーレーンGPに投入した新しい空力パッケージの効果もあり、プラクティス初日からポテシャルを感じさせるパフォーマンスを発揮。それは予選でも変わらず、ピエール・ガスリーはトロロッソ・ホンダとして初のQ3進出を決めて6番手でフィニッシュ。トップ3チームに次ぐ“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置につけた。

    ピエール・ガスリーは、シーズン後半に突然F1マシンに乗ることになった昨年とは異なり、プレシーズンテストからしっかり準備できたことが重要だったと語る。

    「去年は理想的な状況ではなかった。チームのことをほとんど知らなかったし、FP1で初めてクルマに乗っていきなり結果を求められるのはかなり大変だった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「でも、今年は時間がもっとたくさんあったし、テストもできたし。何日もクルマに乗って良い感触を掴んで、慣れることができた。それを実感している。状態は前よりはるかにいい」

    「トロロッソがホンダと素晴らしい仕事をしていることがその中心になっていると思う。僕たちに競争力があるとはシーズンの最初には誰も予想していなかった思う」

    「イタリア人と日本人はかなり相性がいいみたいだよ。嬉しいことだ」

    予選でマクラーレンを2台とも上回ったことに優越感を覚えているのではないかと質問されたピエール・ガスリーは「無線では黙っていたけど、当然それあるよ」とにやりと笑った。

    トロロッソは、バーレーンGPにむけて細かなアップグレードをいくつか投入しているが、チーム内ではこれほど印象的なパフォーマンスを予想している者はいなかったとピエール・ガスリーは語る。

    「正直、予想していなかった。でも、週末が始まった段階からクルマが素晴らしかった」とピエール・ガスリーはコメント。

    「優れたポテンシャルがあることはわかっていけど、予選で6番手になれるなんて驚きだ。本当に満足している」

    「今日はどうしてこんなに速かったのかデータを調べてみなければならない。クルマに小さなアップグレードはあったけど、それが僕らの思った以上にうまく働いているみたいだ」

    決勝にむけて、ピエール・ガスリーは、ルノーやハースといったライバルとともにポイントを争えると自信を持っていると語る。

    「明日の決勝では最高のスタートを決められればと思っている。決勝レースとコンディションが似ているプラクティス2でのロングランではいいペースで走ることができたので、決勝も期待できると思う」

    「もちろん後ろから追いかけてくるハミルトンやフェルスタッペンは凄く速いだろう。でもルノーやハースとはいい勝負ができると思う」

    「マシンを今日のようないい状態にセッティングするために、今夜はやることがたくさんある。明日の決勝ではより多くのポイントを獲得したい」

    関連:F1バーレーンGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション!

  • 【動画】 F1バーレーンGP 予選 ハイライト

    【動画】 F1バーレーンGP 予選 ハイライト

    2018年のF1世界選手権 第2戦 バーレーンGPの予選が7日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

    ポールポジションを獲得したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。コースレコードを更新する1分27秒958をマーク。200戦目の節目に通歳51回目のポールポジション。ベッテルのボールは去年のF1メキシコGP以来となる。

    2番手にも0.143秒差でキミ・ライコネンが続き、フェラーリがフロントローを独占。3番手にはバルテリ・ボッタス、4番手にはルイス・ハミルトンとメルデス勢。ハミルトンはギアボックス交換で5グリッド降格が決定しており、暫定で9番グリッドからのスタートとなる。

    トロロッソ・ホンダはピエール・ガスリーがQ3初進出を果たして6番手。ハミルトンの降格により5番グリッドからスタート。ブレンドン・ハートレーは11番手。Q2敗退を喫したマクラーレン(フェルナンド・アロンソ13番手、ストフェル・バンドーン14番手)を上回った。

    2018年 F1バーレーングランプリ 動画:予選

  • マクラーレン、予選でのペース不足に混乱「大調査が必要」

    マクラーレン、予選でのペース不足に混乱「大調査が必要」

    マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1バーレーンGPの予選における“驚くほど”のペース不足に“大調査”が必要だと危機感を強めている。

    マクラーレンは、フェルナンド・アロンソが13番手、ストフェル・バンドーンが14番手と揃ってQ2で敗退。昨年まで搭載したホンダのF1パワーユニットを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーとフェルナンド・アロンソとの差は1.201秒差とまさに完敗だった。

    エリック・ブーリエは、ドライバーはクルマに“何もおかしな部分はない”と報告しており、ペース不足に混乱していると述べた。

    「FP3でのペースに基づけば、もちろん、少し驚いた。大調査が必要だ」とエリック・ブーリエはQ2直後に Sky Sport にコメント。

    「フェルナンドの最後のラップはセクター2とセクター3でペースを見い出していたし、そこは早い段階で助けになるだろう。我々は何が起こっているのか解明する必要がある」

    「バランスは問題ないが、グリップが足りないのは明らかだ。それがパフォーマンス不足の私の結論だが、彼らは何もおかしなところは報告していない」

    開幕戦オーストラリアGPでは、フェルナンド・アロンソが10番手からスタートして、ストフェル・バンドーンとともに入賞を果たしている。

    マクラーレンは、オーストラリアでは間に合わなかったアップデートをバーレーンに持ち込んでいるが、相対的なペースを失っている。

    「我々は去年もバーレーンで苦しんだし、このレイアウトについて調査する必要がある」とエリック・ブーリエは続ける。

    「オーストラリアでのペースは夢ではなく、レースでは本物だった。明日は一発のペースよりもいいことはわかっている。だが、なぜ予選で遅かったのかを解明する必要がある。ファクトリーでいくつか質問する必要がある」

    「正直、ピットウォールの全員がと同じように少し驚いているし、何が起こったのかを理解する必要がある」

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  • メルセデス:F1バーレーンGP 予選レポート

    メルセデス:F1バーレーンGP 予選レポート

    メルセデスは、F1バーレーンGPの予選で、バルテリ・ボッタスが3番手、ルイス・ハミルトンが4番手だった。ハミルトンはギアボックス交換によって9番グリッドからスタートする。

    バルテリ・ボッタス (3番手)
    「フロントローを獲得できなくて残念だ。僕たちは週末を通して良い進歩を果たしたけど、今日はフェラーリの方が速かった。僕たちはこのタイプのサーキットやこの種のコンディションで作業しなければならないのは間違いない」

    「レースにむけてはクルマは適切なセットアップができていると思うけど、レースペースを評価するのは難しい。フェラーリ、レッドブル、そして僕たちとの間で本当に接戦になると思うし、面白いレースになるはずだ。去年、このトラックでタイヤマネジメントについて多くのことを学んだし、今年それを生かせると思う。明日はもちろん頑張るし、ルイスも多くのポイントを獲得するために挽回して、フェラーリにプレシャーをかけられることを願っている」

    ルイス・ハミルトン (4番手)
    「今日は最高の日ではなかったし、明日はここ最近で最も難しいレースのひとつになるだろう。フェラーリの前に出れるように頑張ったけど、厳しかったし、とにかく彼らには週末を通してペースがあった。僕としても最高のラップはできなかったし、フェラーリはこのような暑いコンディションでしばしばあることだけど、勢いがあった。明日の目標はダメージを最小限に抑えることだ。僕はソフトタイヤを履けるし、より長く走れるはずだ。明日は異なる戦略が見られる面白いレースになるだろう。このクルマのパワーと強さのすべてを引き出せるように頑張るつもりだ。明日、僕たちが何を達成できるかはわからないけど、持っている全てを出し尽くして、何かできることを願っている」

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  • レッドブル・レーシング:F1バーレーンGP 予選レポート

    レッドブル・レーシング:F1バーレーンGP 予選レポート

    レッドブル・レーシングは、F1バーレーンGPの予選で、ダニエル・リカルドが5番手、マックス・フェルスタッペンはQ1でクラッシュを喫して15番手だった。

    ダニエル・リカルド (5番手)
    「本当に接戦だった。僕たちはとても近づいてはいるけど、依然として予選の上位集団のテールにいることにはがっかりしている部分はある。でも、これ以上うまくやれたとは思わない。ルイスはまだ僕のコンマ数秒前にいた。コンマ1秒は縮められたかもしれないけど、まだメルセデスにはさらにペースがあると思う」

    「ここまで近づいているのでフラストレーションを感じてはいるけど、実際、コンマ4秒以内にトップ5のマシンが入っているのは励みになることだ。レースにはいつも興奮している。プラクティスと予選もいいけど、日曜日が週のなかで一番好きだ。昨日、僕たちのレースペースはそれほど良くなかったけど、FP2でのクルマは今ほど良くはなかったし、僕たちのクルマが明日はさらにいいはずだとわかっているのは励みになる。戦いに絡めることを期待している。ルイスのペナルティがあるので僕たちは4番手からスタートするし、エキサイティグなレースになると思っている。24時間後は良いレースを終えてかなりクールなインタビューができていることを願っている。今日はピエール、トロロッソ、そして、ホンダのことも嬉しい。ピエールから何かを奪うわけではないけど、僕のトロロッソの初年度にここで6番手だった。彼も同じことをやってのけたね。彼がインタビューを受けているのを見たけど、本当に興奮しているみたいだね。チームにとって良いことだし、彼らのためにも嬉しく思う」

    マックス・フェルスタッペン (15番手)
    「Q1で起こったことにはとても驚いたし、コメントする前にまずは原因を理解したい。データを見たところ、突然パワーが増加していた。スイッチのON/OFFのような感じにね。コーナーで突然およそ150馬力くらいスイッチが入ったようなものだし、もちろん、予期するのは難しい。それによってリアを失ってスピンしてしまった。クルマのダメージは左前側だけだったので、明日にむけて大きな心配はしていない。クラッシュしたことには落胆している。予選が台無しになったことだけでなく、クルマはここでとても速そうなのに明日の仕事が難しくなってしまったからね。少なくともこのトラックはオーバーテイクができる。レースペースは良さそうだし、クリーンな第1スティントを走って、多くのクルマを抜くことができれば、まだエキサイティングなレースができるかもしれない。常にちょっとした運は必要だし、フィールドを密集させるセーフティカーが入れば助かるし、またレースはオープンになるだろう。僕たちには速いクルマがあるし、それは常に良いことだ。明日何ができるか見てみよう」

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