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  • トロロッソ・ホンダ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1ハンガリーGPの決勝で、アレクサンダー・アルボンが10位、ダニール・クビアトが15位でレースを終えた。

    フランツ・トスト(チーム代表)
    「今日はブダペストに来てくれた大勢のファンと大観衆の前で再びエキサイティングなF1レースとなった。ファンがF1にいかに関心を持っているか示していると思う」

    「我々は週末の序盤からあまり良いペースがあんく、12番手と13番手からのスタートとなった。レース中のパフォーマンスは大変良かったが、ダニールのピットストップは少し早すぎたかもしれない。結果として最後の数周で彼は周りの数名のドライバーと同じようにタイヤに苦しむことになった。それでも、彼は非常に良いレースを走った。アレックスに関しては、ダニールの7周後にピットに呼び入れ、それがレース終盤のアタックに役立ち、ペレスをオーバーテイクすることができ、1ポイントを獲得した。ダニールとアレックスがお互いにレースをするのを見るのは素晴らしかった。ピットウオールからいかなる命令も出したくなかったし、彼らにレースをさせることに決めた。それがグランドスタンドやテレビで見ているファンが望んでいることだ。彼らはフェアに戦い、良いレースだった。これが我々が今日達成できた最大限の結果だったと思う。直接のライバルとのギャップを縮めるために懸命に取り組んでいかなければならない。我々はシーズン後半にそれを達成できると考えている。シーズン前半のチーム全体、ワーキンググループの素晴らしい努力のおかげだ。これから我々は2週間の休暇に入り、残りのシーズンにむけて完全にバッテリーを充電して戻ってくる」

    アレクサンダー・アルボン (10位)
    「とてもいいレースができたと思う。ファーストスティントはまあまあだった。ミディアムタイヤは、ほぼグリップが感じられず、あまりいい手応えは得られなかったが、ハードタイヤに変更したあとのマシンは、みちがえるような感触だった。ダニール(クビアト)とレース中に2度もいいバトルをすることができた。一度目のほうが接近したバトルだった! とてもフェアなバトルを純粋に楽しむことができた。10位は僕たちにとって最良の結果だったと思うので、この結果を喜ぶべきだと感じている。これからしばらくリラックスする時間もあるので、今シーズンを振り返ってなにを改善するべきか理解し、今シーズン後半に向けてしっかり準備していこうと思う」

    ダニール・クビアト (15位)
    「今日のレースはおもしろい展開になったし、もっといい結果で終えられたかもしれない。しかし、ピットインのタイミングが早すぎてしまったため、残り15周でタイヤの限界を超えてしまった。限界を超えてしまうと、それ以上なにもできないため、戦略的にはうまくいかないレースだった。アレックス(アルボン)と同じタイヤを装着していたときのバトルはとてもエキサイティングで、彼をオーバーテイクすることもできた。タイヤが限界を迎えてしまったあとの終盤は、その楽しさが続くことはなかった。しかし、今日の自分の走行には満足していますし、マシンのポテンシャルは十分に引き出せたと思っている。ただポイント獲得とならなかったことは、とても残念に思っている」

  • メルセデス | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    メルセデス | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    メルセデスは、F1ハンガリーGPの決勝で、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスが8位でレースを終えた。

    トト・ヴォルフ(チーム代表)
    「なんて信じられないようなカムバックだ。これが我々がこのスポーツを愛している理由だ。このような瞬間を待ち続けている。予想外の結果であり、これほど素晴らしい気持ちになっている理由だ」

    「このような展開になるとは思っていなかったが、戦略チームは非常にうまく機能し、素晴らしい判断した。ある時点ではレースでルイスがマックスを捕えられるか確信がことがあったが、彼は集中していたし、レッドブルが視界に入れば襲い掛かることはわかっていた。信じられない走りだったし、夏休みに向かう素晴らしい結果だ。バルテリに関しては残念な日だった。彼はレースのためにとても意気込んでいたし、彼の予選パフォーマンスは素晴らしかった。だが、ファーストラップはうまくいかず、そこから反撃するのは困難だった。シーズン前半は12戦で10勝と素晴らしい展開だった。この休みを使ってバッテリーを充電し、スパではさらに強くなって戻ってきたい」

    アンドリュー・ショブリン(チーフレースエンジニア)
    「夏休みにむけた最高の勝利であり、素晴らしい締めくくりだ。レースは期待していたスタートとはならなかった。ターン3でシャルル(ルクレール)がバルテリの前を横切り、彼はフロントウイングにダメージを受けた。さらに大きな問題を引き起こすリスクを抱えたあの状態で長く走ることはできなかったので、ピットインさせてハードタイヤと新しいウイングを装着することにしたが、その時点からバルテリに関しては救済措置しかできないこともわかっていた。バルテリがそのハードタイヤでレースを走り切れる方法はなく、フレッシュなラバーを履かせてオーバーテイクできる可能性に切り替えることにした。バルテリにあれ以上の挽回できなかったことは残念だが、ここはポジションを取り戻すのが非常に難しいトラックだ。ルイスについてはさらに決断を下さなければならず、1台だけでフェルスタッペンと先頭を争うのはさらに難しさがあった。ファーストスティントは追い抜くチャンスがまったくなかったが、マックスのペースについていくことそれほど難しくなく、ルイスはタイヤを良好な状態に保つことができていた。近くにとどまったことで、彼らが望んでいたよりも早めのピットストップを強いることができ、それが最終的に2ストップ戦略を取るチャンスを生んだと思っている。うまくいくかどうか確証はなかった。常に少しギャンブルだったが、彼らのタイヤの寿命が尽きるリスクがあると考えていたし、少なくともマックスが望むようにはタイヤを管理できないのではないかと考えた。最終スティントではルイスが素晴らしい仕事した。ピットストップのギャップを完全に取り戻すのは決して容易でなかったが、見事にそれを成し遂げ、非常に素晴らしくクリーンなオーバーテイクをした。連戦として簡単な2レースでなく、ホッケンハイムはチームにとって本当にタフだったが、勝利を得て夏休みに入れるのはみんなにとって最高のことだ」

    ルイス・ハミルトン (優勝)
    「僕らは7年間一緒にやっているが、この気持ちに決して飽きることはない。現場とファクトリーにいるみんながいなければ、こんなことは不可能だった。その一員であること、僕を信じ続けてくれ、限界を広げ、リスクをとるチームにとても感謝している。今日はブレーキに少し苦労したので、マックスを抜くチャンスのためにブレーキをできるだけ温存していた。抜くのはとても難しかった。19秒の差を縮められるかどうかわからなかったが、チームから懸命に取り組めと言われ、その通りにした。攻め続けると差が縮まり、1周1周が予選アタックのようだった。ずっと限界ギリギリだった。チームには脱帽だ。今日、ニキがここにいれば、彼もチームに敬意を表しただろう」

    バルテリ・ボッタス (8位)
    「タフで期待外れな一日だった。本当にがっかりしている。1周目は少し混乱していたし、ターン1でロックしたのは僕のミスだ。できるだけ遅く強いブレーキングをしようとしたけど、右フロントがロックしてフラットスポットができてしまった。そのせいで少しアンダーステアになり、見ての通りシャルル(ルクレール)と接触してフロントウイングを壊してしまった。結果的に早めにピットに入ることになったが、トラフィックの中に出てしまって多くのタイムを失い、これで僕のレースは完全に台無しになってしまった。できることは全て試したが、オーバーテイクは本当に難しかった。少なくともポイントは獲れたけど、何が起こったのか分析し、そこから学ばなければならない」

  • フェラーリ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    フェラーリ | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    フェラーリは、F1ハンガリーGPの決勝で、セバスチャン・ベッテルが3位、シャルル・ルクレールが4位でレースを終えた。

    マッティア・ビノット(チーム代表)
    「今日の結果に満足することはできない。主な原因は空力ダウンフォース不足だったが、現時点ではそれが予選よりもレースでさらにペナルティとなっている。暑いコンディションも助けにはならず、実際、グリップレベルの低下という点でより多くの問題を引き起こした」

    「セバスチャンはファーストスティントでタイヤをうまく管理し、長く持たせることができたため、ソフトタイヤを装着してチェッカーフラッグまで走り切ることができた。しかし、シャルルのタイヤがなぜあれほど摩耗してしまったのかを理解しなければならず、こ今後レースに向けて修正する必要がある。彼のリアは非常に使い古されており、他にはどうすることもできずに彼をピットに入れた。我々が苦戦するトラックであることはわかっていたが、それでも、近いライバルと同ポイントを手にして家路につける。来週は引き続きデータ分析とスパとモンツァの次なる2戦に向けた準備に取り組むが、そのレースに挑む前には夏休みがある。この数カ月にわたって本当によく頑張ってくれたチームのみんなにとっては良い休みになるだろう」

    セバスチャン・ベッテル (3位)
    「ハンガリーを終えて、苦戦するとわかっていたレースで表彰台に立てたという事実で自分たちを慰めることができる。今日は単にライバルのペースに対抗することができなかった。作戦の点では、何か違うことをして、4位より上を目指すというアイデアが浮かんだ。ファーストスティントを39周まで延長したので、ソフトに交換し、終盤はシャルルよりも強いペースで走ることができた。バッテリーを再充電し、スパとモンツァでのバトルに備えることができる。僕らはこのふたつのトラックではもっと競争力があるはずだ。SF90にはもっとパフォーマンスがあるとわかっているし、そのために頑張らなくてはならない。でも、もっと良い結果が出せる余地があると信じている」

    シャルル・ルクレール (4位)
    「ハンガリーに来て、僕らにとっては厳しいレースになるだろうとわかっていた。ファーストスティントの始まりはそれほど悪くなかった。でもレースが進むにつれ、リアタイヤにどんどん苦しむようになり、ライバルのペースに追いつくことができなくなった。僕の今の目標は、特にロングランとタイヤでグラデーションが高いサーキットでこれをどう改善するかを理解することだ。夏休みのあとレースに戻り、さらに改善するために頑張り続け、ライバルたちに挑戦するのを楽しみにしている」

  • マクラーレン | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    マクラーレン | 2019年 第12戦 F1ハンガリーGP 決勝レポート

    マクラーレンは、F1ハンガリーGPの決勝で、カルロス・サインツが5位、ランド・ノリスが9位でレースを終えた。

    アンドレアス・ザイドル(チーム代表)
    「チームにとっては今回も非常に強力な週末だった。最高のスタートを決めたカルロスは本当に印象的な走りを見せた。レース後半にはガスリーを抑え続け、5位を確保するために一切の動揺を見せなかった」

    「ランドは不運だった。もっと上位でフィニッシュできそうだったが、ピットストップで左リアのホイールガンにトラブルがあり、そのせいで2つポジションを失い、終盤にはボッタスに抜かれてしまった。この1カ月、現場とMTCを含め、みんなが懸命に仕事をしてきたことが報われている。我々が4番手チームであることは明白であり、12点の貴重なポイントを追加できたことでコンストラクターズ選手権4位の座が強固なものになっている。チームメンバーのひとり一人が夏休みを楽しんでくれればと思う。次の仕事は、みんながバッテリーを充電し、スパでさらに強くなって戻ってくることだ」

    カルロス・サインツ (5位)
    イエス! 今回の5位は7日前の5位よりもはるかにうれしいね。僕たちはレースを完璧に戦った。素晴らしいスタートを切って、素晴らしいペースがあったし、かなりノーマルなレースでトップ5でフィニッシュしてポイントを獲得した。セカンドスティントでガスリーを抑えるのは大変だったけど、彼に近づかれそうになったらいつでも対抗できるようにペースをコントロールしていた。純粋なペースでもレッドブルの一台の前でフィニッシュできた。現場とファクトリーのチームの一人一人に感謝したい。前半戦は僕たちが今シーズンどれくらい進歩を遂げたか示したと思うし、僕たちは今後もそれを続けていかなければならない。もっと近づくことが目標だ。全員が今の状況、コンスタントに結果を出せていることを誇りに思えると思う。来年もっといいクルマを作り、さらに進歩するためには、シーズン後半も学び続けることが重要だ。これから充電してさらに強くなって戻ってくる時間だ。チームに感謝しているし、夏休みを楽しもう!」

    ランド・ノリス (9位)
    「良いスタートだったし、前の人たちをかなり抜けたのは良かった。すぐにガスリーを追い抜いたけど、カルロスがインサイドのどこかにいることはわかっていたので、彼にかなりのスペースを残そうと安全にいった。後から考えてみれば、前を取れたと思うけど、リスクを冒したくなかった。ファーストスティントの7番手はまずまずだったし、ずっとカルロスにくっついていた。その後、ピットに入って、確か左リアだったと思うけど、ちょっと遅れてしまった。基本的にはそこでポジションをすべて失ってしまったと思っている。ペースは良かったけど、最後はメルセデスがちょっと早すぎた。それ以外はまずまずのレースだったと思う」

  • レッドブル・ホンダ 「今日はメルセデスとルイスを祝福したい」

    レッドブル・ホンダ 「今日はメルセデスとルイスを祝福したい」

    レッドブル・ホンダのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、F1ハンガリーGPの決勝レースを振り返った。

    ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンはレースの大部分もリードしたが、2ストップ戦略のルイス・ハミルトンに対して、1ストップのフェルスタッペンはタイヤが持たず、残り5周でリードを奪われて2位でフィニッシュ。それでも、最後に新品タイヤでファステストラップを記録した。

    ピエール・ガスリーは、スタートで順位を落としたことが響き、6位でレースを終えた。

    「今日の展開にはフラストレーションを感じている。マックスは、我々が彼に求められるすべてのことをした。スタートを決め、序盤のラップではレースをコントロールしていた」

    「我々はルイスをカバーするために早めにピットインする必要があった。彼は6周目にピットインしたが、今日のメルセデスのペースは素晴らしかった。彼らはプッシュし続けたが、我々は防護することができていた」

    「マックスとルイスは残り22周までフィールドを大きくリードし、メルセデスは戦略をサイコロを転がして、新品のミディアムタイヤをルイスに履かせた。もし、我々がカバーするためにピットインしていれば、トラックポジションを譲ることになっていただろう。我々はレースの最後まで到達することに賭けた」

    「今日はメルセデスとルイスを祝福したい。彼らは残り3~4周でリードを得ることができた。その時点で我々は失うものは何もなくなったので、新品のソフトタイヤを装着し、ファステストラップを取りにいった」

    「ピエールに関しては、1周目にポジションを失ったが、戦略によって6位まで挽回することができた。もっと良い結果を約束された日に2位と6位は少しフラストレーションを感じるが、それでも我々は2位、ポールポジション、ファステストラップを記録した。マックスはドライバーズ選手権でバルテリとの差を縮めたし、チーム全体が過去数レースでマシンの真のパフォーマンスを示した。これから一生懸命仕事をした自分へのご褒美として夏休みに入ることができる」

  • 2019年 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2019年 F1ハンガリーGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

    2019年 F1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPが、8月2日(金)からブダペストのハンガロンクで行われる。

    ハンガロリンクは、常設サーキットだが、メカニカルグリップが強調されるタイトでツイスティなコーナーやグリップレベルの低い路面など、多くの市街地サーキットの特性を持ち合わせている。コーナーが連続するハンガロリンクでは、モナコのようにオーバーテイクのチャンスはなかなか訪れない。

    そのため、予選で一つでも上のポジションを獲得し、手堅いレース戦略を実行することがなによりも重要となる。

    日本とハンガリーの時差は7時間。F1ハンガリーGPのフリー走行1回目は、8月2日(金)の18時(現地時間10時)から行われる。

    テレビ放送に関しては、今年もフジテレビはBSフジによる無料放送は行わず、F1ハンガリーGPの放送もCS放送による有料放送のみ。フジテレビNEXTでフリー走行から公式予選、決勝まで全セッションをノーカット完全生中継で放送する。

    F1ハンガリーGP (ハンガロリンク)

    8月2日(金) フリー走行1回目 18:00~19:30 (現地時間 11:00~12:30)
      フリー走行2回目 22:00~23:30 (現地時間 15:00~16:30)
    8月3日(土) フリー走行3回目 19:00~20:00 (現地時間 12:00~13:00)
      予選 22:00~23:00 (現地時間 15:00~16:00)
    8月4日(日) 決勝 22:10~ (現地時間 15:10~)

    CS放送/フジテレビNEXT F1ハンガリーGP 放送時間

    【フリー走行1】 8月2日(金) 17:50~19:40
    【フリー走行2】 8月2日(金) 21:50~23:40
    【フリー走行3】 8月3日(土) 18:50~20:10
    【予選】 8月3日(土) 21:50~24:00
    【決勝】 8月4日(日) 21:30~25:00
  • F1ハンガリーGP | ハンガロリンク サーキット解説

    F1ハンガリーGP | ハンガロリンク サーキット解説

    2019年のF1世界選手権 第12戦 ハンガリーGPが、8月2日(金)~8月4日(日)にブダペストのハンガロリンクで行われる。

    1986年にカレンダーに登場したハンガリーGP。開催地であるハンガロリンクは、昨年、グランプリ30戦を開催した10番目のサーキットとなった。同地は、初GP前にわずか9カ月で完成し、F1の開催される常設コースとしては最も低速ながら、ドライバーからの評判は上々だ。

    サーキットは14のコーナーで構成され、600m以上のストレートは1本のみと、ドライバーを苦しめるコース。また、真夏のレースとなるため、気温は35℃を超え、マシンと人の双方に限界を強いる。

    真夏にシーズン中盤戦として行われるのが恒例となっているが、1992年のナイジェル・マンセルと2001年のミハエル・シューマッハは、チャンピオンシップを独走し、このハンガリーGPでタイトルを確定させている。

    マクラーレンは、ハンガリーGPで11勝と過去30戦のうち3分の1以上を勝利で飾っている。なかでも、1988年にタイトル争いの真っただ中でのレースは印象的で、アイルトン・セナとアラン・プロストが熾烈な争いを繰り広げた。ポールポジションを獲得したセナに対して、プロストは予選7位。スタートからリードを広げにかかるセナだったが、プロストが猛烈な追い上げで2番手まで浮上。最後は0.5秒差まで迫り、マクラーレンが1-2フィニッシュを果たした。

    【動画】 F1ハンガリーGP ハンガロリンク サーキット解説

    ハンガロリンク

    全長 4.381㎞
    2018ポールポジション ルイス・ハミルトン 1分35秒658(ウエット)
    2018ファステストラップ ダニエル・リカルド 1分20秒012
    ラップレコード 1分19秒071 (ミハエル・シューマッハ、2004年)
    エンジニアリング 高速走行時の安定性が重要となる。特にセクター2には高速コーナーがあり、かなりのロングコーナーも存在するため、タイムアップにはマシンの応答性と、コーナー進入から脱出までバランスよく走れることが必要。
    ドライビング ターン4の出口でどれだけ縁石に乗るかがカギ。全開で抜ける左コーナーだが、次に控える右コーナーに向けて左に寄っておきたい箇所。ターン4脱出時に縁石に乗りすぎると、その後激しくマシンを振って左寄せをせざるを得なくなる。また、昨年に再舗装が行われ路面はスムーズになったが、ターン5の中ほどにバンプが残っており、サスペンションが硬いとマシンが跳ね上がって大きなタイムロスにつながる。
    マシンセットアップ ダウンフォースを最大にする。908mのメインストレート以外は、コーナーばかりのいわゆる“ツイスティ”なサーキット。14のコーナーのうち、5つが180度コーナーで、エイペックス(コーナー頂点)で時速200㎞を超えるのは2カ所しかないため、ダウンフォースが重要。
    グリップレベル 中程度。昨年の再舗装でグリップが向上し、ウイークが進むにつれて路面が改善する度合いも比較的高い。年間通じてあまり多く使われているサーキットではないので、走行時間が増えて路面がキレイになり、ラバーが乗るとタイムが大きく向上する。
    タイヤ スーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白) ※この組み合わせは今季5回目
    ターン1までの距離 610m(カレンダー中最長はバルセロナの730m)
    最長ストレート 908m ※ターン1へ向かう直線
    トップスピード 時速305㎞(ターン1への進入時)
    スロットル全開率 55% ※カレンダー中最大はモンツァの75%
    ブレーキ負荷 低い。大きなブレーキングポイントはターン1のみで、一周のうち14パーセントしかブレーキを使わない。
    燃費 1周あたり1.5㎏を消費。燃費に優しい
    ERSの影響 中程度。運動エネルギー回生を行えるブレーキングポイントが少ないため
    ギアチェンジ 48回/1ラップ、3360回/レース

    ハンガリーグランプリ

    周回数 70ラップ
    スタート時間 現地時間14時(日本時間21時)
    グリッド ポールポジションはコース左側で、グリップの高いレーシングライン上。ラインを外すとほこりや土があり、ターン1までの距離も長いのでアドバンテージは大きい。
    DRS ゾーンは2つ。ターン1へ向かうピット前のストレートと、その後のターン2へ向かうストレート。
    ピットストップ 昨年トップ10でフィニッシュしたドライバーは全員2ストップ作戦を採用。予選14番手のキミ・ライコネンはスタートでソフト、その後2スティントをスーパーソフトで走り、6位フィニッシュ。他のドライバーはその反対でスタートをスーパーソフト、2スティントをソフトで走った。今季はタイヤの持久力が伸びているため、30周前後でタイヤ交換を行い、1ストップにトライするチームがあるかもしれない。
    ピットレーン 360m。1回のストップでのタイムロスは約19秒。
    セーフティカー 出動率は10%。低速サーキットであり、アクシデントが起きても大きなデブリが飛ぶことは少ない
    注目ポイント 一周の流れを左右するターン4。6速を使って時速225㎞で抜けていくブラインドコーナーで、進入は上り坂となっている。フロントのセッティングが決まり、ドライバーの意志が強ければスロットルを踏み込んでいけるポイント。
    見どころ 真夏の開催となるため、ドライバー、マシン双方に高い気温が負荷をかける。ロングストレートが1本しかなく、全開で走行できる時間が短いため、高温多湿のマレーシアよりも冷却が難しい。
  • F1ハンガリーテスト | 3チームが2019年型フロントウイングをテスト

    F1ハンガリーテスト | 3チームが2019年型フロントウイングをテスト

    F1ハンガリーテスト初日に3チームが2019年の空力レギュレーションに合わせた実験的なフロントウイングを持ち込んだ。

    2019年のF1世界選手権では、オーバーテイクを促進させるためにフロントウイング、リアウイング、バージボードを含めた空力パッケージのF1レギュレーションに変更が加えられる。

    フロントウイングは幅が1800mmから2000mmに拡大し、デザインを単純化。エンドプレートもシンプルなものになり、複雑フラップは禁止される。

    現在は先行マシンからの気流に非常に敏感なタイヤの外側の“アウトウォッシュ”が重視されているが、2019年型フロントウイングは“アウトウォッシュ”を整流することはできなくなり、気流をアンダーボディに導く“インウォッシュ”型となる。

    今回のF1ハンガリーテストでは、ウィリアムズ、フォース・インディア、レッドブル・レーシングの3チームが2019年の空力レギュレーションに対応したフロントウイングを持ち込んだ。

    フォース・インディアとレッドブルのデザインは、メインプレーンの上にシンプルな4枚のフラップが搭載され、長くなったエンドプレートはわずかに婉曲している。

    ウィリアムズも他の2チームと類似したエンドプレートを備えているが、メインプレーン上の4枚のフラップは今季型と同様に上部の2枚が中央で仕切られたデザインとなっている。

    レッドブルはセッション序盤にアウトラップでダニエル・リカルドが走行。ウィリアムズはオリバー・ローランドが大量のフロービズを塗って複数周のアプトラップを走行した。

    フォース・インディアは、ニコラス・ラティフィがアウトラップで複数周走行した後、エアロレーキを到着して通常よりも7秒遅い低速で走データ取りを行った。

    ウィリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは「金曜フリー走行では、現行レギュレーションに則っていないマシンは走らせることができない。したがって特定のエリアを試すことができる重要な機会だ」とコメント。

    フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンディ・グリーンは「フロントウイングは、マシンのその後ろの全ての鍵を握るものであり、そこを変えることは大きなステップだ。我々は正しい方向性で開発していることを確認したいので、それを確認するためにハンガリーにパーツを持ち込む」と語った。

    各チームはそれらの走行からベースラインとなるデータを収集し、ファクトリーでのシミュレーター作業で関連付けていく。

    ウィリアムズ 2019年型フロントウイングフォース・インディア  2019年型フロントウイングレッドブル  2019年型フロントウイング

  • F1ハンガリーテスト 1日目 | ジョビナッツィが非公式コースレコード

    F1ハンガリーテスト 1日目 | ジョビナッツィが非公式コースレコード

    2018年の最後のインシーズンテストとなるF1ハンガリーテストが31日(火)にブダペストのハンガロリンクで初日を迎え、フェラーリのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィが非公式コースレコードを記録してタイムシートのトップに立った。

    F1ハンガリーGPの興奮も冷めやらぬ中、ハンガロリンクでは今年最後のインシーズンテストがスタート。午前と午後で8時間にわたってセッションが行われた。

    インシーズンテストは計4日間のうちの2日間をレギュラードライバー以外の若手ドライバーの担当が義務付けられており、1日目は5チームがレギュラードライバー以外を起用している。なお、今回のF1ハンガリーテストではハースが参加を見送っている。

    セッションは気温27℃、路面温度40℃のドライコンディションでスタート。しかし、終了1時間前にサーキットには雨が。路面は乾いていったが、ウェットタイヤでのセッションとなり、それ以降はタイムが更新されることはなかった。

    1日目のトップタイムを記録したのはフェラーリのテストを担当したアントニオ・ジョビナッツィ。合計96周を走り込み、雨が降り前にハンガリーGPで使用されなかったハイパーソフトではあるものの、今年のF1ハンガリーGP フリー走行3回目にセバスチャン・ベッテルが記録した公式コースレコード(1分16秒170)を上回る1分15秒648を記録した。ザウバーでテスト兼リザーブドラバーを務めるジョビナッツィは2日目となる明日はザウバーのテストを担当する。

    2番手はザウバーのマーカス・エリクソン。95周を走行し、トップから2.507秒差となる1分18秒155を記録した。

    3番手タイムはトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレー。この日最多となる126周を走り込み、トップから3.603秒差となる1分19秒251をマークした。

    トロロッソ・ホンダは、ピレリの2019年F1タイヤのテストのために開発ドライバーのショーン・ゲラエルがもう1台のマシンを走らせた。しかし、ゲラエルは残り2時間で高速のターン11でウォールにクラッシュ。早めにテストを切り上げることになったが、109周を走り込んだ。トロロッソ・ホンダは2台合計で235周を走り込んだ。

    4番手タイムは、マクラーレンのテストを担当したリザーブドライバーを務めるランド・ノリス。雨が降って以降も精力的に走行を重ね、合計107周を走り込んで1分19秒24を記録した。

    5番手タイムは、メルセデスのテストを担当した育成ドライバーで現在F2選手権のランキング首位に立つジョージ・ラッセル。49周を走行してF2でタイトルを争うランド・ノリスから0.487秒差となる1分19秒781を記録した。

    6番手タイムはレッドブル・レーシングのダニエル・リカルド。主に空力作業に焦点を当て、125周を走行して1分19秒854を記録した。

    7番手はフォース・インディアのテストを担当した開発ドライバーを務めるニコラス・ラティフィ。103周を走行して1分19秒994をマークした。

    8番手タイムはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、9番手タイムはウィリアムズのテストを担当した開発ドライバーのオリバー・ローランドが記録した。

    今回のテストでは、フォース・インディア、ウィリアムズ、レッドブル・レーシングが午前中のセッション序盤に2019年の空力レギュレーションに則ったプロトタイプ版フロントウイングをテスト。エアロレーキやフロービズを使ってデータ収集を行った。

    2018年 F1ハンガリーテスト 1日目 タイム結果

    順位 ドライバー チーム ベストタイム GAP 周回
    1 アントニオ・ジョビナッツィ フェラーリ 1分15秒648 ●   96
    2 マーカス・エリクソン ザウバー 1分18秒155 ● 2.507 95
    3 ブレンドン・ハートレー トロロッソ・ホンダ 1分19秒251 ● 3.603 126
    4 ランド・ノリス マクラーレン

    1分19秒294 ●

    3.646 107
    5 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分19秒781 ● 4.133 49
    6 ダニエル・リカルド レッドブル 1分19秒854 ● 4.206 125
    7 ニコラス・ラティフィ フォース・インディア 1分19秒994 ● 4.346 103
    8 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1分20秒826 ○ 5.178 63
    9 オリバー・ローランド ウィリアムズ 1分20秒970 ● 5.322 65
    10 ショーン・ゲラエル トロロッソ・ホンダ 1分21秒451 ● 5.803 109

    ● HyperSoft / ● UltraSoft / ● SuperSoft / ● Soft / ○ Medium / ● Pirelli Test

  • キミ・ライコネンの息子“アイスボーイ”ロビン君が大人気

    キミ・ライコネンの息子“アイスボーイ”ロビン君が大人気

    F1ハンガリーGPでは、キミ・ライコネンの息子ロビン君がファンの心を鷲掴みにした。

    3歳のロビン・ライコネンは、母親のミントゥとともにハンガロリンクのパドックに登場。3位でフィニッシュしたキミ・ライコネンに水で“シャンパンファイト”をまねてお祝い。30℃以上の気温でドリンクシステムが故障するなか70周のレースを走り切ったキミ・ライコネンを笑顔にさせた。

    アイスクリームを手にしたロビン君には父親の愛称であるIcemanにならって“Iceboy”という愛称が与えられ、パドックの人気者になった。

    キミ・ライコネンは、ロビン君が自分の背中を追ってレーシングドライバーにならないことを願っていると語る。

    「彼があまり熱狂的になりすぎて、カートをやりたいと言わないことを願おう。それはベストなアイデアではない」とキミ・ライコネンはコメント。

    レースの熱狂が鎮まった後、ロビン君はフェラーリのキャップをかぶって表彰台に登場。ペットボトルの水で父親のシャンパンファイトをまねた。

    「もちろん、彼のために素晴らしいことだった。ロビンはもうこのようなことを覚えている年だからね」とキミ・ライコネンは父親の顔をのぞかせた。

    水曜日にハンガロリンクでインシーズンテストに参加するキミ・ライコネンは夏休みの計画を明らかにした。

    「家族と一緒にスイスに帰って、テストのために戻ってくる。その後、また家に帰る。家族と一緒に過ごせる時間があるのは素晴らしいことだ」とキミ・ライコネンはコメント。

    「残念ながら、休みはあまり長くはないし、やることがたくさんあるときはバケーションのような気はしないものだ。だから、あまりリラックはできない。でも、チーム全体にとって英気を養えるのは良いことだ。タフな数カ月を過ごしてきたからね」

    キミ・ライコネンとロビン君ロビン・ライコネン