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  • ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    ピエール・ガスリー、タイヤルール違反で1万ユーロの罰金 / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPのフリー走行1回目でタイヤルール違反によって1万ユーロ(約128万円)の罰金を科せられた。

    規約では、初回セッション序盤40分で使用したタイヤのうち1セットの返却を義務付けられているが、ピエール・ガスリーはそれを超過。スチュワードはトロロッソ・ホンダに罰金を科すことを決定した。

    トロロッソ・ホンダは、セッション開始から37分の時点でガレージの電源が落ちてしまったことが原因だと説明した。

    「運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなった」とトロロッソのチーフエンジニアを務めるジョナサン・エドルズはコメント。

    「したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来なかった」

    「ブレンドンは運よく戻ってきたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずにペナルティーを負うことになった」

    ピエール・ガスリーは「FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートだし、いいペースで走れていると思う」とコメント。

    「まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張っていく」

    「今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変だった。正しいセッティングを見つけられたと思うし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたい」

  • ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    ピエール・ガスリー 特集:フランスGPへの情熱

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、母国開催となるF1フランスGPへの思いを語った。

    今年のF1は全21レースで開催されており、その内20はなじみのあるサーキットで行われる。昨年からは新たに2つの開催地が加わり、その一つが、隔年でホッケンハイムにて開催されるドイツGPだ。

    もう一つが、10年振りに復活したフランスGP。2008年にはマニクール・サーキットで開催されていたが、今年は南フランスのマルセイユにほど近いポール・リカール・サーキットで行われることとなった。

    今年がF1フル参戦1年目のピエール・ガスリーにとって、これはすばらしいタイミングだ。最後にフランスGPが開催されたのは、実にガスリー選手が12歳のときだった。

    「自分の故郷に降り立ち、その雰囲気を楽しむことはすばらしい体験になると思います」とピエール・ガスリーは語る。

    「僕にとっての初のF1フル参戦の年にフランスGPが復活するなんて、本当にすばらしいことです。いまから興奮しています」

    「アラン・プロストやほかのフランス人ドライバーは、“母国の国旗が至るところではためく中、レースをするのは本当に特別な体験だ。観客はみんな、フランス語で励ましの言葉をかけてくれるしね。ホームグランプリには、ほかのレースでは決して味わえない特別な雰囲気があるよ”と言っていました。F1ドライバーとして、それを体験できるのは本当にすばらしいことです」

    地元ドライバーにとって、初めてのホームレースは胸躍るイベントであると同時に、プレッシャーを感じるものでもある。ピエール・ガスリーはフランスGP用の特別デザインのヘルメットこそ着用するものの、初のホームグランプリに“できるだけ平常心で臨もうとしている”と語る。

    「今週末のホームグランプリに関しては、特別になにをしようなどという計画は立てていません。ですが、もちろん、ほかのレースに比べてより多くのサポートが得られると思います。パドックには僕の家族、スポンサー、そしてカート時代から応援してくださっている方々と時間を過ごすためのラウンジが用意されます。僕を応援してくれているたくさんの方々が一堂に会する、すばらしい時間になるでしょう」

    「彼らにとっても、F1のグリッドで僕と会うことは感慨深いものになるのではないでしょうか。カートを始めて以来、僕は周りの人たちにずっとF1で走りたいと言ってきましたからね」

    「まだ確定ではありませんが、水曜日にはサーキットでゴーカートのイベントも開催される予定です。それ以外はいまの特別なものは計画していません」

    「F1に参戦し始めてからというもの、忙しい毎日をただ生き抜くのに必死で、あまり先のことは考えないようにしてきました。考え過ぎると怖くなってしまいますからね(笑)。今週末にかけては、メディア対応はもちろん、さまざまな責任を果たさなくてはなりませんが、同時に楽しみでもあります」

    ピエール・ガスリーが生まれ育ったフランス北部にある町ルーアンは、ポール・リカール・サーキットから約1000km離れた場所にある。これはモナコと同程度の距離だ。すばらしい走りで7位入賞を果たしたモナコGPでも、多くの人がガスリーの応援に駆け付けたが、今週末も何人かの幼なじみがレースを観に来てくれるとガスリーは語る。

    「モナコでは、今シーズンで初めて僕の両親と4人の兄弟、そして彼女がそろって応援しに来てくれました。それに、兄弟たちの奥さんも駆けつけてくれたんです。家族みんながそろうのは本当にうれしいことでした」

    「今週末は、従妹や叔父さん夫婦など、いつもは応援に来れない人たちが集まります。うちは大家族なので、みんながそろうことはあまりないのですが、フランスGPにはたくさんの身内が応援しに来てくれるんです。僕の友達はほとんどがまだ学生なんですが、彼らも何人か来ます。モナコに応援しに来るのは、学生にはちょっとお金がかかり過ぎますから(笑)」

    「家族や幼なじみに会えるのはいいものです。F1に参戦し始めてから、自分の家で過ごす時間はほとんどありませんでした。それに僕は13歳で学校に通うために家を出ているので、若いころから家族とあまりまとまった時間は過ごせなかったですから」

    ルーアンからポール・リカール・サーキットはかなり離れた距離にあるが、ピエール・ガスリ―も、昨年末にF1へのデビューが決まって以来、長い旅を続けてきた。

    ここまでの7レースですでに18ポイントを稼いでおり、第2戦バーレーンGPでは見事な走りで4位入賞。バーレーンでのレースは、ピエール・ガスリーの持つドライバーとしての才能と、トロロッソ・ホンダの進化が証明された瞬間でもあった。

    スーパーフォーミュラ全日本選手権に参戦していたころは、ホンダのチームメンバーがピエール・ガスリーに日本での過ごし方を紹介していた。しかし、ここフランスでは、それをするのはガスリーの役目。母国を離れてから多くの時間が流れたが、それでもポール・リカール・サーキット周辺での観光スポットについて、ガスリーにはチームメンバーに勧めたい場所を忘れてはいないようだ。

    「海岸沿いにある小さな町、バンドールは観光におススメなので是非、訪れてみて欲しいです。2時間程度のドライブが苦にならなければカンヌもおススメなのですが、バンドールはポール・リカール・サーキットから車で30分程度で行けますから」

    「海岸の反対側にも小さな村があり、そこもおススメです。僕はフランス北部の生まれなのであまり詳しくはないのですが、バンドールはかなり素敵な場所です。いい雰囲気のレストランもあるんですよ」

    7レースを終え、トロロッソ・ホンダは3度のトップ10フィニッシュを果たしている。そして、その内2つは若干22歳のフランス人ドライバーによってもたらされた。ピエール・ガスリーは、前戦カナダGPで投入した新型パワーユニットは明らかな進歩を遂げていると話す。もし今週末もガスリーがポイントを獲得できれば、チームはマシンのセッティングに関して、より多くのアドバイスを必要とするかもしれない。

    「そうなったら最高ですね。モナコでの初レースでポイントを獲得できたこともすばらしい体験でした。フランスGPがカレンダーに復活した年に、好リザルトを獲得できたらこんなにうれしいことはありません」

  • ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1 「予選に向けて調整の余地がある」 / F1フランスGP初日

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、トロロッソ・ホンダのF1フランスGPの作業について振り返った。

    トロロッソ・ホンダとして初めてポール・リカールで迎えるF1フランスGPの初日、母国グランプリのピエール・ガスリーは、FP1で8番手、FP2で10番手と両方のセッションでトップ10内のタイムを記録。

    一方、チームメイトのブレンドン・ハートレーはFP2の残り10分を切った時点でマシンにトラブルが発生。エキゾーストから炎が上がっていた。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、パワーユニットに関してはまだ調整の余地はあるとし、またブレンドン・ハートレーのマシンのトラブルの原因などは把握できていないが、パワーユニットにダメージを負っている可能性があることを示唆した。

    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行っていたシミュレーションと実際の相関が取れているかどうかについてでした」と田辺豊治はコメント。

    「午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています」

    「母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終版でハートレー選手のパワーユニットにオラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    2018年 F1フランスGP フリー走行2回目:ブレンドン・ハートレー

    関連:
    ・F1フランスGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    ・F1フランスGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム

  • ブレンドン・ハートレー 「ポール・リカールはWECで走り込んだコース」

    ブレンドン・ハートレー 「ポール・リカールはWECで走り込んだコース」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPへの意気込み、舞台となるポール・リカール・サーキットについて語った。

    「F1マシンで走った経験はないけど、ポール・リカール・サーキットはよく知っているトラックだ。ここでは、FIA世界耐久選手権に参戦していたときにマシンのテストを何度も行ったし、2013年にはレースで勝利を挙げた」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「耐久レースのテストにはもってこいの場所だし、当時は夜間に何度もテスト走行を行っていた。もっとも、F1にその経験が活かせるかはまだ分からないけどね」

    「タイヤマネージメントに関してはかなりユニークなサーキットだったけど、路面が再舗装されたので、どう変わっているのか楽しみにしている。以前は、特に左のフロントタイヤが非常に消耗しやすくなっていたけど、それがどう変わったか見極める必要がある」

    「ここは走っていて楽しいだけでなく、速いトラックでもある。僕が走っていたときはバックストレートの途中にシケインを設けていなかったので、当時と比べるといくらかトップスピードは落ちているかもしれないえど、それでもここがすばらしいサーキットであることに変わりはない。スポーツカーにおいてもF1カーにおいても歴史のある場所だし、ここで走ることを楽しみにしている」

    「僕の住んでいるモナコからそう遠くないですし、観光にもいい場所だからね。ドライバーの人気も高いサーキットなので、週末はいいレースになることを期待している。このトラックでは風が非常に強くなることがあり、ロングストレートに季節風ミストラルの名前がつけられているぐらいだ。ドライバーにとっては、レースを戦う中でこの風が大きなチャレンジになるだろう」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「母国でレースをすることに本当に興奮している」

    ピエール・ガスリー 「母国でレースをすることに本当に興奮している」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、母国グランプリとなる2018年のF1世界選手権 第8戦 フランスGPへの意気込み、舞台となるポール・リカール・サーキットについて語った。

    「僕にとっての初めてのF1フル参戦の年に、フランスGPが10年振りに復活するなんて本当にすばらしいことだ。本当にうれしく思っているし、僕の故郷でレースができることにいまから興奮している」とピエール・ガスリーはコメント。

    「週末に実際にトラックに降り立ったら、本当に特別な気持ちになるだろうね。これに関してはジャン・アレジやアラン・プロストとも話したけど、どちらも“フランス人としてフランスでレースをするのは本当に特別な気持ちになる。こればかりは実際に体験してみないと分からない”と言ってくれた」

    「今はとにかく、サーキットのあるル・カステレ村に行くのが待ちきれない。ホームでのレースになるけど、特にプレッシャーは感じていない。むしろこれ以上のサポートはないといった気持ちだ」

    「フランスのモータースポーツファンにとって、すばらしいことだと思う。F1というスポーツは常に我々の文化の一つであり、現在も3人のドライバーと1つのチームがフランスから参戦している。フランスGPの復活をキッカケに、故郷でのF1人気がさらに高まることを期待したい。もちろん、レースでは僕も全力を尽くすつもりだ」

    「ポール・リカール・サーキットでは、いくつかのいい思い出がある。フォーミュラ4やフォーミュラ・ルノー 2.0で勝利を挙げたし、フォーミュラ・ルノー 3.5シリーズではポールポジションからレースに挑んで2位に入った。ここはこれまで勝利するか必ず表彰台に入ってきたサーキットで、好きな場所でもあるので、今週末はいいリザルトを獲得したい」

    関連:2018年 F1フランスGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ブレンドン・ハートレー 「F1シート喪失の噂など気にしていられない」

    ブレンドン・ハートレー 「F1シート喪失の噂など気にしていられない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1シート喪失の噂は気にしていないとし、チームのためにポイントを獲得していることに集中していると語る。

    ブレンドン・ハートレーは7戦を終えた時点でアゼルバイジャンGPの10位フィニッシュによる1ポイントしか獲得できておらず、今シーズン中にトロロッソ・ホンダのF1シートを失うのではないかとの噂が絶えない。

    F1カナダGP前には、トロロッソ・ホンダがF1オーストリアGPでブレンドン・ハートレーに代えて、マクラーレンの育成ドライバーであるランド・ノリスをローン移籍を獲得するオファーを出し、マクラーレンから断られたとの現実味のある報道もなされた。

    だが、ブレンドン・ハートレーは、そのような噂をいちいち気にしていられないと語り、週末ごとにF1での仕事への理解を深めていると語る。

    「僕のF1での将来についいて何度も質問された。ちょっと迷惑ではあったけど、それも仕事の一部だ」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「実際、僕は状況を本当にうまく処理できていると感じているし、あまり影響は受けていない」

    「とにかく自分が結果を出せなければならない仕事に集中している。毎週末、自分がどんどん強くなっていると感じている」

    「週末に挑むたびにF1の仕事というものをより理解してきていると感じている」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコもブレンドン・ハートレーを擁護。交代は考えていないと述べた。

    「彼の状態が改善しなかったのであれば、我々は代替策を進めなければならなかっただろう」とヘルムート・マルコは Motorsport Magazine にコメント。

    「今のブレンドンには競争力があるからね」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUによってポイントを争える」

    ピエール・ガスリー 「ホンダの新スペックPUによってポイントを争える」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、ホンダの新スペックのF1パワーユニットは、トロロッソにより定期的にトップ10を争うチャンスを与えてくれるはずだと考えている。

    ホンダは、先週末のF1カナダGPで主にF1カナダGPにICE(内燃エンジン)のパフォーマンス面での向上を図ったアップグレード版の新しいパワーユニットを投入。金曜フリー走行から2台のトロロッソ・ホンダに新スペックのパワーユニットが搭載された。

    しかし、ピエール・ガスリーのマシンはフリー走行3回目にパワーの低下が見られたためホンダは予防措置として旧スペックに戻すことを決断。その結果、新スペックで予選に臨んだブレンドン・ハートレーはQ2に進出して12番手だったが、ピエール・ガスリーはQ1で敗退して16番手で予選を終えた。

    その後、トロロッソ・ホンダは、F1カナダGPの決勝でピエール・ガスリーに新スペックのF1パワーユニットを搭載することを決断。ペナルティによる降格を3グリッドに抑え、母国レースとなる次戦フランスGPではペナルティを避けることとなった。

    ピエール・ガスリーは、決勝でペナルティを科せられてもいいので、新しいエンジンを自分のマシンに搭載するようトロロッソ・ホンダの上層部に直訴したと述べた。

    「全員をプッシュした。フランス(トスト/チーム代表)、ジョナサン(エドルズ/チーフエンジニア)、田辺(豊治/ホンダF1 テクニカルティレスター)など全員に訴えた」

    「クルマに新しいエンジンを載せてほしいと言った。そうしなれば、難しいレースになっただろうからね。ここでペナルティを受けた方が良かった。ポイント圏内でフィニッシュするチャンスは増えるし、フランスGPのためにもいい。最後尾からスタートしなくてもいいからね」

    ピエール・ガスリーは、F1カナダGPで19番手からポジションを8つアップさせて11位でフィニッシュ。もっと上位でスタートすればポイントを獲得できたは可能性は高いが、ホームレースでそれを実現できるチャンスを得られたのは“良いニュース”だと語った。

    「僕たちはまだ全てのフリープラクティスやあらゆることをこなさなければならないけど、もちろん、僕にとっては初めてのホームレースだ。本当に好きなトラックだし、そこで素晴らしい結果を残したいと思っている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「アップグレーッドによって、そこで僕たちが良いクルマを得られれば、良い週末を期待できるだろう」

    ピエール・ガスリーは、ホンダのF1パワーユニットが改善を果たしたことで、トロロッソのシャシーにより適したトラックではさらに良い結果を期待できるはずだと語る。

    「パワーユニットが優れているのは間違いない」とピエール・ガスリーはコメント。

    「(カナダは)モナコやバルセロナと比較してシャシー的に僕たちは素晴らしくはなかった。僕たちのトラックはあのトラックではベストではなかった」

    「もう少しクルマのパフォーマンスを改善できれば、パワーユニットはもっと一貫してトップ10に近づける、もしくはトップ10に入れる本当に良いチャンスを与えてくれると思う」

  • ホンダF1 「新スペックのパワーユニットに信頼性問題が発生したのは残念」

    ホンダF1 「新スペックのパワーユニットに信頼性問題が発生したのは残念」

    ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治は、F1カナダGPで投入したアップグレード版パワーユニットのパフォーマンスは励みになったが、その一方で信頼性問題が発生してしまったことに落胆していると語る。

    ルノーやフェラーリと同じように、ホンダF1はパワーセンシティブなジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催されたF1カナダGPにシーズン最初のパワーユニットアップグレードを投入。金曜日のフリー走行からトロロッソ・ホンダの2台に搭載された。

    プラクティスでは、期待通りの有望なパフォーマンスを発揮したホンダの新スペックF1パワーユニットだったが、土曜日のフリー走行3回目にピエール・ガスリーのユニットにパワー低下のトラブルが発生。レースでグリッド降格ペナルティを受けて新スペックのパワーユニットを再投入する前に、予選にむけて一旦旧スペックへ戻すことを余儀なくされた。

    「アップグレード版パワーユニットを持ち込みましたが、今回のカナダGPはいいところと悪いところの両面があったレースでした」と田辺豊治は RACER にコメント。

    「全体的に新スペックは望んでいた通りに機能していましいたが、一方で新スペックに不具合が発生してしまいました。日本で不具合の原因を分析するので、まだ詳細についてはあまりわかっていません」

    「そこは期待外れだったポイントです。我々は常に信頼性とパフォーマンス向上の両方を望んでいると皆さんにお話ししていましたからね。信頼性は重要ですが、カナダではある種不明な不具合が発生してしまいましたし、理由を解明して、アップデートする必要があります」

    「その一方で良いこともありました。新しくアップデートされたユニットはいくつかパフォーマンス向上が見られましたし、それは良いことです」

    ピエール・ガスリーは、日曜日の朝に新しいパワーユニットを搭載したことにより、3グリッド降格して19番グリッドからスタート、8つポジションを上げて11位でフィニッシュした。

    田辺豊治は、フリー走行3回目にパワー低下が発生したピエール・ガスリーの元々のアップデート版のパワーユニットは今後は使用できない可能性があると認める。

    「あまりにダメージを負っているのか、もしくは問題ないかをはっきりと言うことはできません。これから解明していきます。ですが、軽いダメージではないと思います」と田辺豊治は語った。

    ブレンドン・ハートレーは、Q3進出に近づくパフォーマンスをみせて12番グリッドを獲得したが、決勝ではオープニグラップでランス・ストロールと接触して高速でウォールにクラッシュしている。

    田辺豊治は、ブレンドン・ハートレーのパワーユニットに関しては事故の影響をほとんど受けないことを期待していると語る。

    「12番手からスタートでしたので、ミッドフィールドでレースをするには良いポジションでした。残念ながら、彼はクラッシュしてしましましたし、それは期待外れでしたが、彼が大丈夫だったのは良いニュースです」と田辺豊治はコメント。

    「新しい仕様のパワーユニットの1レース分のデータサンプルを失ってしまったはちょっと残念でしたが、それがレースというものですし、ブレンドンが大丈夫だったのは良いニュースです」

    「見た目的にはパワーユニットは問題なさそうですが、高いGフォースのインパクトがあったので、調査して、すべてをチェックしていきます」

  • レッドブル 「ハートレーのカナダGPでのクラッシュは将来に影響しない」

    レッドブル 「ハートレーのカナダGPでのクラッシュは将来に影響しない」

    レッドブルのドライバープログラムを統括するヘルムート・マルコは、F1カナダGPでのブレンドン・ハートレーのクラッシュが彼のトロロッソ・ホンダでの将来に影響を及ぼすことはないと語っている。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たしているブレンドン・ハートレーだが、チームメイトのピエール・ガスリーが18ポイントを獲得しているのに対し、これまで1ポイントしか獲得できておらず、それに加えてミスも目立つことから、シーズン中のシート喪失の噂が後を絶たない。

    挽回を目指して挑んだF1カナダGPでは、フリー走行、予選とピエール・ガスリーを上回ったブレンドン・ハートレーだが、決勝ではオープニングラップでランス・ストロール(ウィリアムズ)を抜こうとしてクラッシュ。レーシングインシデントではあるが、ターン5での楽観的すぎるライン取りでのクラッシュはシート喪失の噂の火に油を注いだ。

    ブレンドン・ハートレーは、自分には契約があり、どこにも行くことはないと主張しているが、彼の後任候補には様々な名前が挙げられている。

    だが、トロロッソのチームマネージャーを務めるグラハム・ワトソンは、実際にドライバーの進退を決定するのはレッドブル、すなわちヘルムート・マルコであることを示唆している。

    「ドライバーは主にレッドブルにコントロールされており、我々はチームとしてその二人のドライバーと仕事をして、将来のワールドチャンピオンになるための実力をつけさせようとしている」とグラハム・ワトソンはコメント。

    「我々は実際にトロロッソのドライバーに何が起こるかをコントロールすることはできない」

    だが、ヘルムート・マルコは、F1カナダGPのクラッシュが、ブレンドン・ハートレーの将来に影響を及ぼすことはないと語る。

    「レーシングインシデントだったと言える。彼の将来に関係することではない」とヘルムート・マルコは Autosport にコメント。

    「彼はクルマに乗っているだろう」

    ヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーにシート喪失の噂が立っていることは把握していると語る。

    「あらゆる人が、彼らが誰をトロロッソでレースをさせたいか、もしくは我々が知らないようなオファーを出してほしいかについて話をしている」

    カナダGPの週末には、ウィリアムズのランス・ストロールがトロロッソ・ホンダにローン移籍し、ロバート・クビサがウィリアムズのシートに収まるという仰天プランまで飛び出していた。

    さらに最も現実味があるストーリーとして、トロロッソ・ホンダはマクラーレンに育成ドライバーであるランド・ノリスをF1オーストリアGPからローン移籍での獲得をオファーしたが、マクラーレンによって拒否されたとの報道もある。

    マクラーレンがオファーを断ったのは、トロロッソ・ホンダがランド・ノリスを2018年以降も継続して起用することを条件に盛り込んだためだとも言われている。

    マクラーレンのCEOを務めるザク・ブラウンは、将来の完全移籍というオプションがないのであれば、今シーズン中にリザーブドライバーを務めるランド・ノリスをトロロッソ・ホンダにローン移籍させることを検討すると語っている。

    「ランドはマクラーレンのドライバーだ。彼にはここでの明るい未来がある。だが、ランドを長期的などこかに行かせることに興味はない」とザク・ブラウンはコメント。

    「ランドが経験を積む機会があれば、我々はそれを検討するだろう」

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー、クラッシュで0周リタイア / F1カナダGP

  • トロロッソ・ホンダ:F1 第7戦 カナダGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1 第7戦 カナダGP 現場レポート

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、パワーユニットをアップグレードして臨んだカナダGPを振り返った。F1カナダGPはホンダにとってトラブルやアクシデントなどもあった一方で、ポジティブな兆候を掴んだ一戦でもあった。

    近年、カナダGPはニュースペックのパワーユニット投入の舞台として定着している。年間使用数の規定によるタイミング、開発の時間的なタイミング、そしてカナダGPはハイスピードでパワーユニットのパフォーマンスが大きく影響するサーキットレイアウトであるというのが主な理由。

    実際今年もパワーユニットサプライヤーである4メーカーすべてがカナダでのニュースペック投入を予定していた(メルセデスは直前に延期を発表)。

    ホンダもこのカナダGPに照準を合わせ、ニュースペックの投入を行った。

    「主にICEのパフォーマンスを向上させた新しいパワーユニットを2台に投入します。ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは長いストレートがあり、全開率は60%超。さらに、そのストレートの後には低速コーナーがあるため、パワーとともにドライバビリティーも重要で、パワーユニットの貢献度が高いサーキットです。そのためこのカナダGPで新たなパワーユニットを投入することが慣例になっているのだと思います」とホンダF1のテクニカルディレクターの田辺豊治は語る。

    ICEとは内燃機関本体で、燃焼効率を高めるバージョンアップが主なテーマである。燃焼効率の向上は、パワーアップはもちろん、燃費やドライバビリティーにも大きく影響し、現在のパワーユニットシステムの肝となる部分だ。ライバルに追いつき、追い越すためには、このパフォーマンスを上げることが、ホンダにとっての課題であった。

    初日、チャレンジングなサーキットに初めて挑む2人のドライバーは、時折りブレーキングのミスやコースオフをしながらも、ベスト10に近いポジションをそれぞれが得て、バージョンアップの効果を表していた。順調だった流れが、FP3の終盤、突如変わってしまう。ガスリーがパワーユニットの異常を訴え、アタックタイムは伸びずにセッションを終了。トラブルが発生したのだ。予選開始までは2時間しかなく、チームはパワーユニット交換を決断する。載せ替えられたパワーユニットは前戦まで使用していたスペックのもので、これならばペナルティーを科されることはない。素早い作業で予選開始には間に合ったものの、ガスリーはQ1敗退となった。ハートレーは12番手とQ3進出こそ逃したが、上々のパフォーマンスで予選を終えた。

    「アップグレードの結果、パフォーマンスは上がっています。明日はいいレースができると思います」とハートレーは語った。

    カナダGPは、そのコースが特徴的なだけでなく、セントローレンス川にある人工島というロケーションや毎年多くのファンが押し寄せることなどから、多くのF1関係者に愛されているグランプリだ。今年も予選後に恒例のチーム対抗のオリジナルのイカダによるレースが行われ、Red Bull Toro Rosso ホンダチームもエントリー。ホンダのエンジニアも選手として参加した。一方、この和気あいあいとしたイベントの裏では、ガスリーのパワーユニットについてシリアスなミーティングが行われていた。

    「新スペックの効果は大きく、それはとてもうまく機能しているだけに、できるだけ早く新しいパワーユニットに戻したい」とピエール・ガスリーは予選後にコメントし、決勝には新たなバージョンのパワーユニットを望んだ。

    次戦、ガスリーの母国フランスでのグランプリでのペナルティーを避けたいという思いもあった。田辺豊治も「ピエールが、次のフランスGPを気持ちよく迎えてもらうためにはどうすればいいかも含めて考えたいと思います」とコメント。チームは再度のパワーユニット交換を決断した。予選で使用したパワーユニットは、すでに6戦使用したパワーユニットだけに耐久性にも不安がある。そして、16番グリッドからのスタートならば、ペナルティーによるグリッドダウンのダメージもそれほど大きくないという面もあり、決断は早かった。

    決勝レース、ブレンドン・ハートレーは12番手から、ピエール・ガスリーは19番手からのスタート。ハートレーはポイント獲得に意欲を燃やしてのスタートだったが、1周目にアクシデントでリタイアとなる。ガスリーが後方からのスタートで、ハートレーに入賞の期待がかかっただけに、チームにとっては残念なリタイアだった。一方、ガスリーは1周目の混乱を切り抜け、ポジションを上げてレースを戦い続けた。ポイント獲得こそ目前で逃したものの、ガスリーはマシンの、そして自身のポテンシャルをしっかり見せる戦いでフィニッシュを果たした。

    レース後のピエール・ガスリーはとても明るかった。「後方グリッドからのスタートでしたが、多くのポジションアップを果たすことができました。新しいパワーユニットの調子はよさそうです。ストレートで何台かオーバーテイクできたので、今後のレースでは、さらに期待できそうです。ホンダはこのカナダGPでアップグレードを投入するために懸命に開発を続けてくれていましたし、レースでもよく機能していました」とガスリー。期せずして、新旧2つの仕様のパワーユニットをドライブしたガスリーは、新パワーユニットの効果を実感したとも付け加えていた。

    そして田辺豊治は、パワーユニットにとって大きな挑戦だったカナダGPをこう締めくくった。

    「今回のカナダGPはいいところと悪いところの両面があったレースでした。我々が今回から持ち込んだパワーユニットのアップデートは、パフォーマンスの向上につながっていたと考えています。一方で土曜にガスリー選手のパワーユニットに信頼性の問題が発生してしまったことは非常に残念でした。そんな中でも後方からスタートしたガスリー選手がポイント圏内まであと一歩のところまできたことは、チームにとって心強い結果です」。

    ホンダは、トラブルを起こしたパワーユニットを日本へ送り返し、原因究明と対策に全力を挙げる。それとともに、今回のデータを分析し、パワーユニットのさらなるパフォーマンスアップを図る。いよいよ次戦からシーズンの天王山とも言えるヨーロッパラウンドが始まる。それは6週間に5戦という、かつてない過密スケジュールの過酷な戦いとなる。