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  • ピエール・ガスリー 「12番グリッドからのスタートは悪くはない」

    ピエール・ガスリー 「12番グリッドからのスタートは悪くはない」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1オーストリアGPの予選を12番手で終えた。

    初日は旧型パワーユニット、旧スペックの空力パッケージで走行したピエール・ガスリーだったが、土曜日からは新スペックのパワーユニットと空力パッケージを搭載。フリー走行3回目を12番手で終えて好感触を掴む。

    予選でピエール・ガスリーは1回目のアタックで1分05秒190、2回目で1分05秒011とタイム更新を続け、13番手でQ2に進出。Q2の最初のアタックで、ガスリーは1分04秒874とタイムアップするが、2回目のアタックではそのタイムをさらに上回ることはできず、12番手でセッションを終え、僅差でQ3進出を逃した。

    決勝レースで、ピエール・ガスリーはタイヤを自由に選択できる最前列である6列目12番手からポイント獲得となる10位以内を目指してレースに挑む。

    「先週のポール・リカールよりも競争力が高いと思うし、いい1日になったとポジティブにとらえている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「Q3に進出したドライバーと競い合うにはさらなる努力とパフォーマンスの向上が必要だが、今のマシンのポテンシャルを出し切り、いいタイムが出せたと思っているのでハッピーだ」

    「マシン、特にシャシーの感触はいいが、ストレートスピードではメルセデスやフェラーリに及ばないのは確かだ。なので、前進はできたものの、まだやるべきことはある」

    「12番グリッドからスタートするのは、タイヤ選択の自由もありますし、悪くはないと思っている」

    関連:F1オーストリアGP 予選:バルテリ・ボッタスが今季初ポール獲得!

  • ブレンドン・ハートレー 「Q1敗退ではいい予選だったとは言えない」

    ブレンドン・ハートレー 「Q1敗退ではいい予選だったとは言えない」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1オーストリアGPの予選でQ1敗退を喫し、19番グリッドから決勝をスタートすることになった。

    初日から新しい空力パッケージをテストしてきたブレンドン・ハートレーだが、フリー走行3回目にフロントウイングにダメージを負い、スペアパーツがなかったため、旧スペックのウイングで挑むことになった。

    Q1ではハートレーが先にアタックに入るが、1回目のアタックは1分05秒871とP3のタイムを更新できない。2回目のアタックで1分05秒366と、自己ベストを更新したハートレーだが、その時点で15番手。セッション終盤に3回目のアタックに出るが、タイムアップは果たせず19番手でQ1敗退となった。

    「Q1で敗退したし、ピエールよりもコンマ3秒遅かったので、いい予選だったとは言えない」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「レースウイークはここまで順調とは言えず、昨日試した新しいエアロのアップデートもプランどおりには進まなかったが、今日はそれを改善できた」

    「P3でフロントウイングにダメージを負ったので、予選では旧スペックのウイングを使った。スペアパーツがなかったためっだが、それにより今日は新しいスペックと古いスペックの両方のウイングを装着して走ることになった。ピエールは今日いい結果だったし、新しいウイングを装着していればコンマ3秒縮めてQ2に進出できていたかもしれない」

    「予選の最後のラップはスリップストリームを得るために前のマシンに近きすぎてしまったこともあり、クリーンラップではなかった。中団は均衡しているし、コンマ1秒早ければQ2に進出できたと思う。19番手という結果にはがっかりしているけど、明日はいい結果を目指して戦う」

    ブレンドン・ハートレーは、決勝レースを10列目19番グリッドからスタートする。

    関連:F1オーストリアGP 予選:バルテリ・ボッタスが今季初ポール獲得!

  • トロロッソ・ホンダ F1特集:フランツ・トストの力

    トロロッソ・ホンダ F1特集:フランツ・トストの力

    F1で“ホームレース”と言えば、ドライバーやチームの母国グランプリを思い浮かべる人が大半だ。しかし、チームの一員として働く人々にとっても、自国開催の大会はホームレースとなる。

    今週末のオーストリアGPはレッドブルグループにとってのホームレースだが、トロロッソにもシュピールベルクのサーキット(現レッドブル・リンク)で長い時間を過ごした、誇り高きオーストリア人がいる。そう、チーム代表のフランツ・トストだ。

    「オーストリアで、さらにはシュピールベルクで私のF1キャリアが始まったのだから、当然、特別な思い入れがあるよ」とフランツ・トストは語る。

    「シュピールベルクでは、Walter Lechnerレーシングスクールのインストラクターとして、長い年月を過ごしたんだ。だから、ここに来ると、すべてが始まった原点に帰ってきたような、まさに“ホーム”にいる気持ちになるんだよ」

    「サーキットもすごく特別だね。地形の起伏を利用し、自然に溶け込んだ様は素晴らしいよ。近年使用されている短いコースレイアウトも気に入っているけど、かつての高速コーナーが並ぶロングコースも知っている。とてもエキサイティングな気分でレースウイークを迎えることになるね」

    「サーキットを全面改修して再びグランプリを開催できるようにしてくれた、レッドブルとその創業者のディートリッヒ・マテシッツには、本当に感謝しているんだ。全域が綺麗だから、戻ってくるのがいつも楽しみだよ」

    フランツ・トストにとってシュピールベルクは、懐かしい顔ぶれに会えるだけでなく、F1チーム代表という職にたどり着くまでのルーツを振り返る場所でもある。

    「昨年は、私がフォーミュラ・フォードに参戦していたころの仲間たちに会ったんだ。オーストリアのレース界は全然動きがなくて、彼らになにがあったのか尋ねたら、『みんな資金がないんだ』と言うから、『我々のときはもっとなかったじゃないか!』と言ってやったよ」

    「逆立ちしてもなにも出てこないくらいだったんだよ! 恥ずかしいけれど、そんな状況だった。でも、こうやって昔の仲間に会って、モータースポーツのことを語り合えるのはうれしいものだね」

    イタリアのチームを率い、日本製のパワーユニットで戦うフランツ・トストだが、やはり自身のホームグランプリではいいパフォーマンスを発揮したいと願っており、さまざまな面で施したマシンの改善が功を奏することを期待している。

    「余計なプレッシャーはかからないけど、もちろん、さらなるモチベーションにはつながるよ。チームがいいパフォーマンスを見せてくれることを期待している。オーストリアには空力のアップグレードをいくつか持ち込む予定で、向上が見られると思うよ。ホンダもカナダで新しいエンジンを投入してくれたので、ストップ&ゴー型のオーストリアではその効果を発揮できるだろう。だから、今週末はいいパフォーマンスを見せられる自信があるよ」

    トロロッソ・ホンダは絶え間なくパフォーマンスを追求しているが、フランツ・トストの自信は、シーズンこれまでで出せたバーレーンやモナコのような結果に基づいている。この2レースで、チームは達成できるレベルが高いことを示した。次なるチャレンジは、こうしたパフォーマンスを恒常的に発揮できるようになることだ。

    「確かに、浮き沈みはある。バーレーンでは素晴らしいレースで4位を勝ち取ったし、モナコでも7位に入れた。一方で、バクー、中国、バルセロナではいいレースができなかった。シーズン残りの戦いでは、いいバランスを見つけて、少なくとも1台はQ3へ進んでポイントを取る。これが目標なんだ」

    「現実的に考えれば、バーレーンでは7位だったはずだ。しかし、キミ(ライコネン選手、フェラーリ)と、レッドブルの2台が完走できなかった。普段は我々より上位にいるこの3台のリタイアによって、4位という結果が手に入ったんだ。予選でも、ピエール(ガスリー)が6番手タイムといいパフォーマンスを見せられて、ルイス(ハミルトン選手、メルセデス)がギアボックス交換ペナルティーを受けたことで5番グリッドからスタートしたが、こうやって上位集団に入ることができれば、順位も守りやすくなる」

    「モナコでは、ほぼ全車が完走した中で7位という好結果を得られたから、我々はこのレベルで戦うことができるはずなんだ」

    約2週間前には、2019年シーズンからホンダがレッドブルにもパワーユニットを供給することが発表された。しかし、トロロッソとホンダも、タッグを組んでまだ8戦。フランツ・トストは、ワークスパートナーとして戦ったシーズン序盤をどのように見たのだろうか。

    「ホンダとは本当にいい関係でやれていて、初めから緊密に連携できている。昨年末の段階では数回しか会えなかったが、プログラムを開始してからは膝を突き合わせて話し合えている。ホンダも我々もかなりのハードワークをしてきたよ」

    「昨シーズンですら、ホンダは見た目の結果ほど悪くなかったんだ。少なくとも私の目にはそれが明らかだった。だから、今年のパフォーマンスがいいのも驚きではないよ。そして、来年さらに上のレベルにいけるようにハードワークを続けている。レッドブル・レーシングとも組むようになれば、レースで勝てると私は確信している。いずれ分かると思うよ」

    「ワークスパートナーになったことで、チームはすごく助けられているんだ。我々にとっては全く新たな環境が手に入ったんだよ。それまではパワーユニットと電装系の部品を受け取って、マニュファクチャラーに『はい、どうぞ。これを搭載してくださいね』と言われるだけだった」

    「それが今では、ホンダとトロロッソのデザイナーが突き詰めて議論し、すべてのパーツの配置でベストなバランスを探ることができるんだ。重量配分、空力的な観点、信頼性、冷却など、さまざまな観点から検討している。本当にすばらしいし、重要な進歩だよ。ここにレッドブル・レーシングも加われば、さらに大きくパフォーマンスを向上させられると思う」

    フランツ・トストの見通しが明るいのは、ホンダのこれまでの歩みが理由であるとも考えているう。現行のV6エンジンレギュレーションが導入され、最後発のマニュファクチャラーであるにもかかわらず、ホンダは参入からここまでで一番大きな進化を見せ、それが将来も続いていくと期待している。

    「我々は、ほんの少しずつだけど、全体的に進歩できている。一部でなく、全体なんだ。これが、パワーユニットとシャシーを融合させる最善のかたちだと考えているよ。パワーユニットマネージメントについても、両者ともに大きく前進している。MGU-K、MGU-H、バッテリーにエンジン、それぞれの使い方を議論し、ベストなかたちで取り組めているんだ」

    「もちろん、これはまだ途中経過にすぎないし、すべてのマニュファクチャラーがパフォーマンス向上を目指して懸命に取り組んでいる。特に、メルセデスは現行レギュレーションが導入される早い段階から開発に集中して、大きなアドバンテージがある。どのマニュファクチャラーもこの1年で追い付くのは難しいだろう。でも、フェラーリはそれができると示してくれたし、私はホンダにも可能だと思っているよ」

    そして、カナダで投入されたアップグレードには、フランツ・トストもかなりポジティブな手応えを得たようで、「大満足だよ。彼らは『0.3秒向上できる』と見通しを話してくれて、それがそのまま実現したんだ」と喜んでいる。

    シーズンが中盤に差し掛かったところで2019年のレッドブルとホンダの契約が発表され、話題の中心となった。トロロッソは影が薄くなったようにも見えるが、フランツ・トストは自分たちにもメリットがあると感じている。

    「多くの相乗効果が見られるはずだよ。今季は自前のギアボックスを使用しているけど、来年はレッドブルと共通のリアエンドを採用できる。これによって資金とリソースをほかの部分に振り向けて、パフォーマンス向上に注力できるんだ。楽しみでしょうがないよ」

    「ルノーエンジンのときにもこうした取り組みはあったけど、その最中にマニュファクチャラーが変更になった。エンジンが違えば、シナジーを出すのは難しいんだ。ギアボックスのフィッティングポイントや、排気のシステムなども異なるからね」

    チームはワークスとして1年の経験を積んだのち、レッドブルとトロロッソ、そしてホンダの新たな取り組みが始まる。フランツ・トストは、来季をチーム史上最高のシーズンにしようと目論んでいる。創設以来12年間で、コンストラクターランキングは6位が自己ベストだった。

    「トロロッソの目標は、中団最上位だ。もちろん、それはドライバーの経験値に左右されることではある。ドライバーは重要なファクターなので、来年だれが乗るかを知る必要はあるし、チームの順位もそこで予想することができる」

    「すべてがうまくかみ合えば、ルノーやマクラーレンといったチームの上を行くことができるはずさ。簡単なことではないが、それは可能なんだ」

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 現場レポート

    トロロッソ・ホンダのチームスタッフがピエール・ガスリーにとってのホームグランプリにチーム一丸となって挑んだものの、期待していた結果を獲得することができなかった第8戦F1フランスGPの週末を振り返った。

    フランスGP直前の火曜日、ホンダは2019年からレッドブルへのパワーユニット供給に合意したことを発表。直後のフランスGPは、メディアを始めとした関係者から多くの関心を集めていた。

    そんな独特の緊張感の中で始まったフランスGPは、これもまた独特の雰囲気に包まれたグランプリとなった。フランスGPとしては10年振りの開催、そしてポール・リカール・サーキットでは実に28年ぶりというエポックメイキングな大会だった。屈指の歴史と伝統を誇り、ヨーロッパのモータースポーツの象徴とも言うべきフランスでのグランプリ復活に、サーキットは初日から沸いていた。決勝日には6万5000人、週末を通して15万人という多くのファンや観客が押し寄せ、会場内でのイベントやレース前のセレモニーも華やかさと伝統を意識した、独特の雰囲気を醸し出していた。

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとっては母国グランプリであり、前戦から投入されたアップデートを施したパワーユニットの手応えも相まって、大会前のガスリーは強い意気込みを見せていた。トロロッソ、そしてホンダもそれに応えるべく準備を進め、チーム全体にとってもフランスGPは特別なグランプリとなっていた。「ピエールにいい結果を」チームのだれもがそう思っていたに違いない。

    前戦では、パワーユニットのトラブルやレース中のクラッシュなど、少し歯車の狂いが感じられたトロロッソ・ホンダだが、今回もその流れを変えることはできなかった。初日の金曜日、ピットガレージの電源が落ちるというアクシデントが発生。想定外の出来事で、チームは混乱した。またP2ではパワーユニットのトラブルに見舞われ、ハートレーはパワーユニット交換を余儀なくされた。これは運では済まされないことだが、悪い流れの中でのトラブルは、負の流れを加速させてしまったようだ。

    「P2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因と、パワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」とホンダ F1 テクニカルディレクターの田辺豊治は苦しい表情を見せた。トラブルを起こしたパワーユニットはすぐさま日本のHRD Sakuraへ送られ、原因究明と対策が進められている。

    土曜日、2台はともにパワーユニットを交換し、P3と予選に臨む。ガスリーは前日は比較的好調だったが、これはマイレージを考慮してカナダGPの予選で使用したパワーユニットでの走行だった。2日目からは、カナダGPのレースで使用した最新仕様のパワーユニットで挑んでいた。P3は想定外の激しい降雨により、ほとんど走行できないセッションとなったが、前日のデータを基にパワーユニットのセットアップを実施。ただ、周囲のライバルが予選終盤に向けてタイムアップを果たす中でガスリーのタイムは伸び悩み、予選は14番手。ガスリーも、チームも落胆せざるを得ない結果だった。

    決勝では、ガスリーは1周目にアクシデントでリタイア。強い意気込みで臨んだ母国グランプリでの最悪の結果に、ガスリーは落胆を隠せなかった。一方、パワーユニット交換のペナルティーで最後尾からのスタートとなったハートレーは、降雨を予測した戦略でジャンプアップを狙う。が、降水確率60%、空には雨雲も顔を覗かせながらレース中の降雨はなく、ハートレーにチャンスは訪れなかった。

    「全体として難しい週末になりました。初の母国グランプリとなったガスリー選手がスタート直後にクラッシュに巻き込まれリタイアとなったことは、我々だけでなくフランスのファンにとっても、残念な結果です。来週にはまたすぐにオーストリアGPがやってきますので、気持ちを切り替えて準備を進めます」と田辺豊治。サマーブレイク(夏休み)前の、6週間で5戦という過密スケジュールの初戦は、こうして終わった。流れを好転させるべく、チームスタッフは懸命の努力を続けながら連戦に挑む。

  • 【動画】 ピエール・ガスリー、接触により0周リタイア / F1フランスGP

    【動画】 ピエール・ガスリー、接触により0周リタイア / F1フランスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの決勝レースを接触により0周リタイアで終えた。

    14番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、3コーナーで前を走るエステバン・オコン(フォース・インディア)に接触。両者はマシンにダメージを負ってその場でリタイアすることとなった。

    ピエール・ガスリーもエステバン・オコンもフランス出身。母国グランプリの二人が接触してリタイアという残念な結果となった。

    オープニングラップでは2番グリッドのセバスチャン・ベッテルと3番グリッドのバルテリ・ボッタスが接触。ベッテルはノーズ、ボッタスは左リアタイヤをパンクさせてピットイン。それぞれ最後尾から追い上げることになった。

    オープニグラップ終了時の順位オープニグラップ終了時の順位

  • ピエール・ガスリー、F1フランスGPに特別ヘルメットを用意

    ピエール・ガスリー、F1フランスGPに特別ヘルメットを用意

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、母国グランプリとなる今週末のF1フランスGPでスペシャルヘルメットを着用している。

    今年、トロロッソ・ホンダでF1フル参戦を果たしたフランス出身のピエール・ガスリーは、10年ぶりにF1カレンダーに復帰したフランスGPで母国レースを走ることになった。

    今週末にむけてピエール・ガスリーはスペシャルヘルメットを用意。通常の赤・白・青のトリコロールのデザインにはアレンジが加えられ、アラン・プロストやジャン・アレジといったヘルメット全体に過去にF1に参戦したフランス人ドライバーの名前がちりばめられている。

    「自分の故郷に降り立ち、その雰囲気を楽しむことはすばらしい体験になると思います」とピエール・ガスリーは語る。

    「僕にとっての初のF1フル参戦の年にフランスGPが復活するなんて、本当にすばらしいことです。いまから興奮しています」

    「アラン・プロストやほかのフランス人ドライバーは、“母国の国旗が至るところではためく中、レースをするのは本当に特別な体験だ。観客はみんな、フランス語で励ましの言葉をかけてくれるしね。ホームグランプリには、ほかのレースでは決して味わえない特別な雰囲気があるよ”と言っていました。F1ドライバーとして、それを体験できるのは本当にすばらしいことです」

    ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット

    ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット①ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット②ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット③ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット④ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット⑤ピエール・ガスリー 2018年 F1フランスGP ヘルメット⑥

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 予選レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGPの予選でピエール・ガスリーが14番グリッドを獲得。パワーユニットを交換して臨んだブレンドン・ハートレーは17番手に終わった。

    第8戦フランスGP2日目の土曜日に、プラクティス3と予選が行われた。前日のプラクティス2でパワーユニットにトラブルが発生したブレンドン・ハートレーは、新たなパワーユニットに交換してプラクティス3に臨んだ。

    午前中は曇りだったポール・リカール・サーキットだが、午後1時にプラクティス3が始まると、突然雨に見舞われた。トロロッソ・ホンダの2台は、ともにウルトラソフトタイヤでコースインしたものの、すぐにピットに戻り、天候の回復を待つことに。しかし、天候の改善する様子が見られないため、セッション終盤にウエットタイヤを履いてコースイン。わずかに周回を重ねたのみでセッションは終了となった。

    予選は、雨が上がり、コンディションも回復した午後4時に開始された。雨の影響で気温21℃、路面温度30℃と、前日に比べて温度の低いドライコンディション。Q1では、ピエール・ガスリーが1回目のアタックで1分33秒160をマーク、ハートレーも1分33秒128と、ともに自己ベストを更新。2回目のアタックでも、1分32秒447と大きくタイムを伸ばしたガスリーがベスト10入りを果たした。一方、ハートレーは2回目のアタックで1分33秒025とベストラップをまとめきれず、タイムは伸び悩む。最終的にガスリーは10番手でQ2進出を果たしたが、ハートレーは17番手でQ1敗退となった。

    Q2に進んだピエール・ガスリーは、1回目のアタックは1分32秒550、2回目のアタックは1分32秒460と区間ベストは出すものの、トータルでQ1のタイムを上回ることができなかった。結果、14番手でQ2を終え、Q3進出はならなかった。

    明日の決勝レースは、ピエール・ガスリーが7列目14番手から、ブレンドン・ハートレーはパワーユニット交換のためにペナルティーを科され、最後尾からのスタートとなる。フランスGP決勝レースは24日(日)午後4時10分(日本時間午後11時10分)にスタートする。

    ピエール・ガスリー (14番手)
    「Q3に進出したかったのですが、あまりいいペースではなかったので、可能性が低いことは分かっていました。セルジオ・ペレス(フォース・インディア)とのタイム差はわずかだったので、もう1つポジションを上げることは不可能ではなかったと思いますが、そうするための速さがありませんでした。ホームグランプリでこのグリッドは残念ですが、全力は尽くしました。マシンは全体的に良好ですが、ロングストレートがある第2セクションでタイムをロスしているので、その原因を探らなくてはなりません。昨日の方がいい手応えがありましたが、今日の中団争いは非常にタイトで、あとコンマ数秒足りませんでした。ホームのファンの前で走れるのは本当にすばらしいことです。彼らは本当にすばらしい声援をくれます。明日は最も大事な決勝レースが待っているので、ファンの応援を力に変えてがんばりたいです。できることは全てトライし、モナコでポイントを獲得したように、ここフランスでも入賞を果たしたいと思っています」

    ブレンドン・ハートレー (17番手)
    「エンジンペナルティーにより、明日は後方からのスタートになります。ですが、昨日のロングランシミュレーションを含め、週末を通してマシンの手応えはいいので、レースに向けては前向きです。今日の予選では、1回目のタイムアタックではスタートもうまくいき、トップ10に入っていたと思います。2回目ではトラフィックに引っかかり、うまくクリアラップを取れませんでした。終盤では雨も降っていたので、実力を全て発揮することは叶いませんでした。もしも天候が今日のように予測不可能なものになれば、明日のレースでも入賞のチャンスがあると思います」

    ギヨーム・デゾテウス (トロロッソ パフォーマンスエンジニア)
    「今日のFP3ではスタートからの急速な天候の変化に、各チームが翻ろうされました。少なくともピエールは、半周はドライで走行することができたのでよかったです。ブレンドンに関してはPUを交換したためインスタレーションラップしかできず、ドライタイヤでタイムを刻むことができませんでした。セッションの残りでは激しい雨が降ったため、予選がウエットになった場合に備えてウエットタイヤとインターミディエイトタイヤを温存するため、走行することはできませんでした。昨日のペースから考えて、予選ではもっといい結果を期待していたのですが、残念なものとなってしまいました。今日の予選はQ2のスタートで特に顕著でしたが、セッション中にコンディションが急速に変化する難しいものとなりました。Q1では、ブレンドンが惜しくもわずか0.2秒の差でQ2進出を逃しました。ピエールはセッションの終わりに力強い走りを見せ、見事Q2へ進出してくれましたが、そこでタイムアップを果たせませんでした。最後のアタックではアンダーステアに苦しみ、マシンの性能を最大限に発揮できていなかったようです。今日のデータを基に、その原因を探らなくてはなりません。明日の決勝レースに関しては、ピエールが14番手、ブレンドンはかなりグリッド後方からのスタートになりますが、スタート時のタイヤを選択可能ですし、できる限り上のポジションを目指したいと思っています」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「今日のFP3は突然の雨によりほとんど走行できませんでしたが、昨日のセッションで得たデータを元にセットアップを進め、PUとしては問題ない状態で予選に臨むことができました。ただ、予選についてはハートレー選手がQ1敗退、母国グランプリのガスリー選手も14位と、残念な結果となりました。入賞可能なグリッドではありますし、3連戦をいいかたちでスタートするためにも、明日はポイント獲得を目指してレースに臨みます」

    関連:F1フランスGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション

  • ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    ブレンドン・ハートレー、PU一式を交換して最後列スタート / フランスGP

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目に発生したホンダのF1パワーユニットの故障によって6つ全てのコンポーネントを交換。決勝を最後列からスタートすることが確定した。

    F1フランスGPのフリー走行2回目のセッション終盤、ブレンドン・ハートレーは、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。エキゾーストからは炎が出ており、大きなダメージの可能性が予想されていた。

    セッション終了後、ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした」とコメント。

    「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

    その後、ホンダF1は故障したブレンドン・ハートレーのF1パワーユニットを調査のために日本に輸送。金曜日の夜にブレンドン・ハートレーのマシンのF1パワーユニットの6つ全てのコンポーネントを交換。

    これにより、ブレンドン・ハートレーは内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを4基目、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを3基目とすべてのコンポーネントが年間使用制限の上限に達し、決勝では大量のグリッドペナルティを科せられることになった。

    ホンダのF1パワーユニットは、前戦F1カナダGPでもピエール・ガスリーのパワーユニットが故障。同じく全コンポーネントを交換して最後列からスタートしている。プレシーズンテストから信頼性の改善を示してきたホンダだが、ここへきて、またも信頼性への懸念が高まってきた。

    関連:【動画】 ブレンドン・ハートレー(トロロッソ・ホンダ)にテクニカルトラブル

  • トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1フランスGP 金曜フリー走行 レポート

    トロロッソ・ホンダは、F1フランスGP初日のフリー走行で、母国GPのピエール・ガスリーがP1で8番手、P2で10番手とトップ10入り、ブレンドン・ハートレーは両方のセッションで15番手だった。

    シーズン第8戦となるフランスGPが、ポール・リカール・サーキットで開催された。フランスGPは2008年以来10年ぶり、ポール・リカールでのF1GPは1990年以来28年ぶりとなる。

    ミストラルと呼ばれる長いストレートにシケインが追加されたが、コースレイアウトに大きな変更はなく、ストレートを主体としたパワーサーキットであることが特徴。また、今年初めに路面の改修が行われ、グリップレベルが変わったこともポイントの一つとなっている。

    快晴の下、初日の金曜日はプラクティス1、プラクティス2が行われた。トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーにとって母国GPとなるフランスGPに、チームは強い意気込みを持って臨んでいる。

    正午、気温25℃で迎えたプラクティス1では、ガスリー、ハートレーともにスーパーソフトタイヤによる走行を行った。前戦より投入されたニュースペックのパワーユニットやマシンのセッティングのプログラムを順調に消化。ガスリーは1分33秒685のタイムで8番手、ハートレーは1分34秒664で15番手となっている。

    日差しも強く、気温29℃、路面温度は51℃に上昇したコンディションで、午後4時にプラクティス2が始まった。序盤、ガスリーとハートレーは、ウルトラソフトタイヤでのアタックシミュレーションを行い、ガスリーが1分34秒535、ハートレーが1分35秒697をマーク。その後、ガスリーはスーパーソフトタイヤで、ハートレーはウルトラソフトタイヤでロングランを行い、周回を重ねセッティングを進めた。

    セッション終盤、ハートレーが、パワーユニットのトラブルでコース上にストップ。チームは明日の予選に向けて、原因究明と対策を行う。プラクティス2ではガスリーが10番手、ハートレーが15番手でセッションを終了した。

    パワーユニットとしては、ストレートが長く、低速コーナーも多いコースに対応したエネルギーマネージメントの調整と、ドライバビリティーの調整を中心にプログラムを消化している。

    フランスGPは23日(土)、午後1時(日本時間日午後8時)よりプラクティス3、午後4時(日本時間午後11時)より予選が行われる。

    ピエール・ガスリー
    「初のF1フル参戦シーズンで母国GPの初日を走ることが出来て、いい気分でした。FP1で8番手、FP2で10番手というのはポジティブなスタートですし、いいペースで走れていると思います。まだまだいいパフォーマンスが出来ると思っているので、明日はもっとペースを上げられるように頑張ります。今日の前半は風が強く、セッションの合間で風向きが変わるとても難しいコンディションで、正しいセッティングを見つけるのが大変でした。正しいセッティングを見つけられたと思いますし、予選でいい結果を出して、母国GPを素晴らしいものにしたいです」

    ブレンドン・ハートレー
    「FP2の最後にパワーユニットに不具合が起こり、フランスGPの初日は残念な終わり方になりました。パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりと分かりませんが、走行を終了させなければなりませんでした。何が原因だったのか、これからチームスタッフが究明する必要があります。しかし、その前までは比較的順調な1日だったと思います。2台ともいいペースで走れていましたし、ピエールはFP2でスーパーソフトタイヤでいいラップタイムを出しました。マシンにポテンシャルはありますし、明日全ての力を出し切れるように今夜は夜を徹した作業を行います」

    ジョナサン・エドルズ (トロロッソ チーフエンジニア)
    「F1カレンダーに新しく加わったサーキットに来るのはいつも気分が高揚しますし、10年ぶりにフランスに戻ってこれてうれしいです。新しいサーキットなのでファエンツァ、ビスター、ミルトンキーンズ、さくらの各ファクトリーでの入念な準備が必要でした。午前のセッションでは、シミュレーションと実際のサーキットの違いにより、最適なエネルギーマネージメントを行えず、タイムを少しロスしましたが、 チームスタッフの作業によってセッション中にコースに戻ることが出来ました。しかし運悪くガレージの電源が落ちてしまい、距離測定器やタイム測定器はもちろん、無線も使うことが出来なくなりました。したがってレギュレーションで定められた40分の走行時間上限を終えてもドライバーにピットに戻るように伝えることが出来ませんでした。ブレンドンは運よく戻ってきましたが、ピエールはタイムアタックに入っていて戻ることが出来ずに、ペナルティーを負うことになりました。それ以降は多くの周回をこなし、普段よりも多くのプログラムを行うことが出来て、いいセッションになりました。事前にシミュレーションを数多く行いましたが、実際のサーキットではトラック温度や風など、さまざまな違いがありました。したがって、FP1は最適なセッティングを探ることに注力しました。FP2ではマシンにさらなるセッティングを試みましたが、風向きが午前から180°変わったため、向かい風が追い風になるなど、バランスがまったく変わることになりました。しかし、日曜にも同じような風が吹くことが予想されるので、日曜の予習が出来たという意味ではよかったです。タイヤマネージメントでは、ブレンドンはロングランでハードタイヤを選択したので、マシンのポテンシャルを最大限出し切ることは出来ませんでした。一方のピエールは、基本走行をスーパーソフトタイヤで行い、ウルトラソフトに履き替えたので、マシンの力をより引き出すことが出来て、いいラップタイムを記録しました。ブレンドンがセッションを途中で終えることになったパワーユニットの不具合は、原因を究明中です。彼はソフトタイヤを履いて走り始めたところで、ソフトタイヤに対する理解を十分に深めないまま日曜の決勝で走らなければなりません。タイヤに対する理解が足りなくはなりますが、それほど大きな問題にはならないでしょう。今日のデータを分析して、日曜のレースには最善の戦略で臨みたいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「ここポール・リカール・サーキットでの初日でまず確認すべきことは、事前に行ってきたシミュレーションと実際の走行データとの相関が取れているかどうかについてでした。午前は初走行ということもあり、パワーユニットとしてはエネルギーマネージメントの最適化に時間を費やしています。ここからさらに予選に向けて、調整の余地があると感じています。母国グランプリとなるガスリー選手がいいペースで走行を続けていたことは前向きに捉えていますが、FP2の最終盤でハートレー選手のパワーユニットにトラブルが発生してしまったことは非常に残念でした。これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」

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    ブレンドン・ハートレー、PU不具合でグリッド降格ペナルティの恐れ

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、F1フランスGPのフリー走行2回目の終盤にホンダのF1パワーユニットにトラブルが発生。決勝でグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高まっている。

    ブレンドン・ハートレーは、F1フリー走行2回目の終盤にパワー低下によってストップ。エキゾーストからは炎が上がった。

    ホンダはF1カナダGPでアップグレード版パワーユニットにトラブルが発生。そこではフリー走行3回目にピエール・ガスリーのパワーユニットにパワー低下の不具合が発生し、交換を余儀なくされている。

    チームメイトのピエール・ガスリーがトップ10入りするペースを見せていることから、ブレンドン・ハートレーは「残念な終わり方になった」と語る。

    「パワーユニットトラブルの原因はまだはっきりとわかっていないけど、走行を終了させなければならなかった」とコメント。

    「ちょっと落胆しているけど、僕はポジティブなままだ。今回もペースはかなり良さそうだし、僕たちはタイトなミッドフィールドバトルにいる。7番手から集団のほぼ後方まで拮抗している」

    「全てをまとめられれば、ポイントを獲得できるペースがあるのは間違いない」

    「ペナルティを受けることになれば、厳しい週末になるだろうけど、どうなるかはまだわからない」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「これから問題の原因とパワーユニットが負ったダメージの大きさについて分析を行い、その結果に従って明日以降のパワーユニットオペレーションを決めていきます」とセッション後に語った。

    ブレンドン・ハートレーは、すでに内燃エンジン、ターボチャージャー、MGU-Hを3基、MGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスを2基と年間使用制限の上限に達している。

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