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  • ティモ・グロック (F1オーストラリアGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1オーストラリアGPプレビュー)

    ティモ・グロックが2009年のF1開幕戦オーストラリアGPへの意気込みを語った。トヨタF1チームで2年目のシーズンとなるグロックが、力強い1年を誓った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    「規定変更があった今年は、チームがトップを争うチャンス。初戦が待ち遠しい。他のチームが何をテストしたのか分からないので、予想をするのは難しいが、私たちのプログラムと結果はよかった。テストはうまく行き、新型車の印象はいい」

    「去年より、チームのことが分かっているので、2年目の始まりは昨年とはまた違い、強い気持ちで戦える。昨年は、セットアップの方向性を見極めるのに、少しかかったが、今年はそれほど問題ではない。オーストラリアは好きな場所のひとつ。メルボルンでの開幕戦が楽しみ」

    開催日程:オーストラリアGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (オーストラリアGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (オーストラリアGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、2009年のF1開幕戦オーストラリアGPへの抱負を語った。トゥルーリは、TF109にかなりの手応えを感じており、2009年シーズンの「準備は万全」と意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    「メルボルンはいいところで、オーストラリアGPはいつも楽しみにしている。レースをするからこそのF1ドライバーで、シーズンが始まり、競い合えることを嬉しく思う。シーズンに向け、やる気であふれているし、今年はチャンスだと思う」

    「今年のTF109はこれまでで一番良い仕上がりになっている。安定していて、自信を持って]運転できる。テストだけで多くのことを判断するのは難しいが、とにかく、TF109はかなり速いと思う。昨季は、表彰台に上り、常に上位6位に入るなど、チームが大きく飛躍した年だった。昨年よりさらにいい成績を残したい。経験もあるし、長い時間をかけTF109に取り組んできた。準備は万全。いつでも行ける」

    開催日程:オーストラリアGP

  • トヨタF1、前例のないコスト削減を実施

    トヨタF1、前例のないコスト削減を実施

    トヨタF1チームは、トヨタが直面している財政難により、今シーズンのために前例のないコスト削減に直面した。

    トヨタのチーム代表である山科忠は、これまでトヨタでこのような大きなコスト削減を経験したことはない語る。

    「我々のF1予算は、最初の数字から何度も削減された」と山科は語る。

    「ホンダのF1撤退の発表のあとで再びカットされた。そして、トヨタが連結業績予想を修正したあと、1カ月以内に再び削減された」

    「F1トさんがどれくらい削減されたかについて正確な数値は出せないが、これまでトヨタでこのような削減はみたことがない」

    トヨタF1チーム社長のジョン・ハウエットは、2009年序盤の初勝利の獲得への重圧を感じており、優勝こそが日本の社長を喜ばせる唯一の結果だと認めている。

    「勝利と結果が重要だ」と山科は語る。

    「他の要因もある。ビジネスだし、チームが成長できなければ、来年はさらにコストを削減しなければならないかもしれない」

  • ティモ・グロック 「車が快調なだけに残念」

    ティモ・グロック 「車が快調なだけに残念」

    パナソニック・トヨタ・レーシングは11日、F1バーレーン合同テストの2日目に参加した。

    砂漠に囲まれたサクヒール・サーキットを襲った砂嵐で、テストは中断。10日に続き、新型車の空力とセットアップの課題を続けるはずだったティモ・グロックは、予定より早く走行を終えた。

    参加したドライバーはグロックのほか、フェラーリのフェリペ・マッサとBMWサウバーのロベルト・クビサの3人。開始からわずか1時間半後、砂嵐で空が暗くなり、午前9時半にセーフティ・ヘリが飛行できなくなり、その後、天候の回復を待つ各チームの願いもむなしく、中断が決定した。

    12日は、ヤルノ・トゥルーリがステアリングを握る

    ティモ・グロック
    「今日は短すぎた。順調に行った昨日に引き続き、密度の濃い内容を予定していたが、残念ながら天候の変化によりそれがかなわなかった。午前中の強風にはなんとか対処できたが、砂嵐により、中断に至ってしまった。車が快調なだけに、残念だ。明日以降のコンディションが、もっとよくなることを願う」

    ディーター・ガス レース&テスト・チーフ・エンジニア
    「今日は期待が外れた。周回数を稼ごうとバーレーンに来たのに、砂嵐により中断となってしまった。しかし、まだ6日間ある。残りのテストは、好条件のなかでテストができると信じている」

  • 山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 Q&A (2009年シーズンプレビュー)

    山科忠 TMG会長 兼 トヨタF1チーム代表

    2009年の目標は?
    我々の今年の目標は、トヨタにとってのF1初勝利を目指して戦うことだ。私が2007年にTMG会長兼チーム代表に就任した時、私の任務は1年目は状況を確かめること、2年目は改善することであり、そして3年目に成功したいと述べた。今年はその3年目のシーズンとなるが、私にとっての目標は明確であり、レースに勝ちたいということだ。もちろんこれまでも全てのレースで勝つために挑戦を続けてきたが、残念ながらまだそれは成し遂げられていない。我々の目的はどのレースにおいても明確であり、勝利を挙げること、もしそれが叶わなければ表彰台でフィニッシュしたいということだ。トヨタは非常に高い野心と共にチャレンジングスピリットを持っており、我々は常に高みを目指している。

    2008年シーズンの結果には満足していますか?
    もちろんあのような大きな改善が遂げられたことは嬉しく思っており、表彰台や予選最前列グリッドを再び獲得できたことにはとても満足している。しかしながら、我々はそれ以上を望んでおり、レースでの優勝や、チャンピオンシップを争いたいと思っている。我々は幾つかの素晴らしい週末を過ごしたが、上手く行かなかった週末のことを忘れてはならない。“TF108”は全体的に信頼性の高いF1カーだったが、我々はリタイアによって多くのポイントを失った。その点については満足していない。我々の目標は100%の信頼性であり、その目標に近づくために、対策を打ってきた。

    今年はチャンスがあると考えていますか?
    私は常に前向きであり、今年は大きなチャンスがあると固く信じている。“TF109”に対するチームの働きぶりには感銘を受けており、昨年我々は力強いチームワークと良好なコミュニケーションによって常に素晴らしい進歩を遂げてきた。F1は大変厳しいチャレンジが必要であり、公道用の市販車を作るのとは異なり、2週間毎に、世界中が見ている前で結果が試される。しかしそのことがチームを強くしてきた。私は、このチームが今シーズン良い位置につけられると信じている。

    現時点のドライバーラインナップを、正しい選択だと思っていますか?
    ヤルノとティモという今季のドライバーラインナップは間違っていないことを確信している。個人的には、トヨタはF1界でも最高のドライバーラインナップを持つチームの一つだと思っており、彼らが“TF109”で何を成し遂げてくれるのか、とても楽しみにしている。我がチームの2人のドライバーは昨年、競争力のあるF1カーさえあれば、世界で最高のドライバー達に伍して戦うことが出来るということを証明してくれた。だから今年の我々の挑戦は、彼らが昨年以上に対等に戦えるようなF1カーを用意することだ。

    小林可夢偉はどうですか?
    今シーズンも再びサードドライバーとして可夢偉を迎えることが出来て嬉しく思っている。彼は昨年1年の間に大きく成長し、今も学習と進化を続けている。私は昨年GP2とGP2アジアシリーズでの彼の成長をとても近くで見守ってきた。彼は昨年、幾つかの勝利を挙げ、素晴らしいシーズンを送ったが、彼の実力から考えれば、もっともっと良い結果が得られたはずだと思っている。トヨタに若い日本人F1ドライバーがいるというのは嬉しいことだが、可夢偉自身が、まだ懸命に努力を重ね、進歩し続けなくてはならないということを分かっている。

    パナソニック・トヨタ・レーシングに加わって2年が過ぎましたが、F1への挑戦を楽しんでいますか?
    F1での成功は容易ではないので、まさに挑戦という言葉がふさわしい。このことは、私がチームに加わってすぐに明らかになった。F1は、私がこれまでに経験してきたどんな仕事よりも、情緒に訴える仕事だ。なぜなら、シーズン中に17回も公の場所で昂ぶったり、意気消沈したりという経験をしてきたからだ。F1のそういった一面を私はとても気に入っている。

    サーキットであなたはどのように気持ちを表すのでしょうか?
    時々私はサーキットで自分の感情を表すことがあり、何人かのスタッフを驚かせてしまったと思う。レースが上手く進まなかったとき、チーム代表がガレージで何かを蹴っているというシーンを見慣れている人はあまりいないだろう。しかしそれだけ私が熱心にレースに関わっているということであり、我々が順調にレースを戦っているときは、私は笑顔でガレージにいる。それにより、チームメンバーはハードワークが評価されていると判るので、チームの士気を高めるのに役立ち、自分達の仕事内容についてもより深く意識するようになると思っている。よって、今シーズンはガレージでより多くの笑顔を見せられるようになるのを望んでいる。

    日本のトヨタからは完全なサポートを受けていますか?
    トヨ)の役員達は絶対に諦めないようにと励ましてくれた。故に、我々は常に勝利を目指して戦っていく。現在のような経済情勢においても、トヨタは我々のチームを支え、彼ら全員が結果に注目してくれている。我々は、世界中のトヨタ従業員やトヨタファンから多くの応援メッセージを受け取っており、成功へ向けて可能な限りハードにプッシュする為のやる気を与えてくれる。それはポジティブなプレッシャーにもなるが、我々はそれを望んでいる。

    関連:トヨタ TF109

  • トヨタF1、2009年は完璧な信頼性を目指す

    トヨタF1、2009年は完璧な信頼性を目指す

    トヨタF1チームの代表である山科忠は、新しいレギュレーションの導入に関わらず、2009年は完璧な信頼性を目指していると語る。

    2008年シーズン、トヨタは2年ぶりに表彰台を獲得するなどポジティブな結果を残し、コンストラクターズチャンピオンシップを5位で終えた。

    山科は、信頼性の問題によりチャンスを逃したと認識しており、ポジティブだった2008年を振り返るのではなく、2009年は信頼性を改善させ、トヨタ初勝利をおさめるために集中しなければならないと語る。

    「シーズンのポジティブな面に浸っていてはいけない」

    「トヨタのF1での目的は勝つことであり、2008年は達成できなかった。例えば、富士スピードウェイでは、予想していたよりも期待はずれな結果だった」

    「他のチームと比較すれば、我々の信頼性は良かったと思う。しかし、我々は問題によって何度かポイントを失ったし、どんな信頼性問題も起こさないよう努力しなければならない。チャンピオンシップでは失ったポイントが非常に高くつくことがある」

    「100%の信頼性を目標とすることで、我々のドライバーは信頼して委ねることができる。たとえ、非常に大胆な目標だとわかっていても、我々はそれを達成するために全力で働いている」

    山科は困難な2007年シーズンのあとで、チームが昨シーズン達成したことに誇りを持っていると語る。

    「2008年のチームの進歩を非常に誇りに思っている。我々は、表彰台に戻るという1つの目標を達成した。そして、いくつかのレースを上位で戦い、多くのポテンシャルを示すことができた」

    「しかし、まだ多くの仕事があるし、レースに勝って、ワールドチャンピオンシップを戦うという目標を達成できるようにこのような大きな進歩を継続しなければならない」

  • トヨタ:ダブル入賞でコンストラクターズ5位(ブラジルGP)

    トヨタ:ダブル入賞でコンストラクターズ5位(ブラジルGP)

    トヨタは、F1ブラジルGPの決勝レースで、ティモ・グロックが6位、ヤルノ・トゥルーリが8位でフィニッシュ。ダブル入賞を果たした。

    スタート直前に強い雨が降り、レース開始は10分遅れることになった。その後、雨は止み、晴れ間がのぞいたが、ウェットコンディションでレースは始まった。ヤルノ・トゥルーリは2番手を走行していたが、ドライタイヤに履き替えた後に、順位を落とすこととなった。

    レース終了間際に再び雨が降り出し、ウェットタイヤに交換するチームが多い中、トヨタはドライタイヤのままトラックに留まる決断をする。ティモ・グロックは一時4位まで順位を上げたが、最後の周回で順位を落とし、6位でフィニッシュ。図らずとも、ハミルトンのチャンピオンシップ獲得をドラマチックに演出するカタチとなった。

    ヤルノ・トゥルーリは8位でフィニッシュ。2台ともにポイントを獲得し、トヨタは、コンストラクターズポイント5位で2008年のシーズンを締めくくった。

    ティモ・グロック (6位)
    「レース終盤で激しい雨が降り出したときに、ドライタイヤのまま走行したけれど、最後の周回で順位を維持することができなかった。出来る限りの力を出して頑張ったけれど、コース上にクルマをとどめておくのが困難で、最後の最後で順位を落としてしまった。今週末の序盤はバランスに手こずっていたから、トップ6は悪くないけれど、あと少しで4位に手が届くところだったから残念だよ。トヨタに入って初めてのシーズンが終わり、全体的な結果には満足している。シーズン序盤は決して楽ではなかったけれど、我々はクルマをどんどん改善していったし、1年を通して自分自身も進歩することができた。特にホッケンハイム以来、自分にとって状況は良くなっていった。目標だった20ポイントを獲得し、表彰台にも上がれたのは、良い成果だったと思っている。来年はさらに前進するために、今まで以上に一生懸命頑張っていくよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ (8位)
    「波乱万丈なレースだったよ。良いスタートが切れて、1周目はフェリペ・マッサの後を追って良い走行ができた。路面が乾き始めて、ドライタイヤに履き替えた。そして不運にも、私よりも遅いフィジケラの後ろで身動きが取れなくなってしまったんだ。彼を追い抜けるトップスピードはなかったので、何周にも渡りかなりの時間をロスしてしまった。その後、彼から離れてからは、最も速いドライバーのうちのひとりになった。かなりペースを回復して、前を走るドライバー達とのギャップを詰めていったんだけれど、追いつくには十分ではなかった。レース終盤で雨が降り出したときにドライタイヤのままレースを続けることを選択して、最終的にポイントを獲得できた。2番手でスタートしたけれど、それを生かすことができなかったよ。けれど、全体を通して、素晴らしい選手権を戦えることができて満足している。今は、来年に向けてさらに大きな進歩を遂げることを目指すよ。最後に、リチャード・クレーガンと共に歩んだ5年間は素晴らしいものだったこと、また彼の新しいキャリアを心から応援していることを述べておきたい。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ウェット、ドライ、最後にもう一度ウェットと変わりやすく、気まぐれな天候だったが、ヤルノもティモも最後まで全力で走ってくれティモ6位、ヤルノ8位と二人揃ってのポイント獲得で今シーズンを締めくくることが出来、二人のドライバーとそれを支えたチーム全員にお礼を言いたい。二人揃ってベスト5のレースファステストラップを出したことを見ても、車は十分に速かったといえる。ドライレースだったらもっと上位でフィニッシュできたのではとの思いは残るが、レース終了直前の雨のなか、最後までドライタイヤで果敢に攻めのレースをしたことは、チームの自信にもなり、来シーズンにつながるものと思う。最後に応援してくださったファンの皆様にお礼を申し上げるとともに、来シーズンはもっと強くなれるよう、努力を積み重ねていきたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「今日はいろいろなことがあった1日だったが、両方のクルマがポイントを獲得してシーズンを終えることが出来たのは良いことだ。ティモはとても良い走りをし、彼の戦略は不安定な天候の中で功を奏した。レース終盤で、彼はドライタイヤのまま走行したが、4位を維持することは残念ながらできなかった。昨日の素晴らしい予選結果から、ヤルノには大きな期待を抱いていたが、天候が彼に味方をしなかった。最初のピットストップで問題が生じ、彼は少々時間をロスしてしまい、その結果、順位を落としてしまった。厳しいコンディションの中、彼はポイントを獲得するために良くやってくれた。ダブルポイントを獲得して、シーズンを終えることができて良かった。我々の進歩には満足しているが、目標はもっと高いところにあるので、さらなる進歩を遂げていきたい。今我々は、2009年にはさらに前進できるという自信をもって、冬に向かうことが出来る。」

  • トヨタ:トゥルーリが3番手タイム(ブラジルGP初日)

    トヨタ:トゥルーリが3番手タイム(ブラジルGP初日)

    トヨタは、F1ブラジルGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが3番手、ティモ・グロックが14番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 11番手 1分13秒600
    フリー走行2回目 3番手 1分12秒435
    「風邪を引いてしまい具合が悪かったから、昨日は身体を回復させるために休んでいたんだ。おかげで、今日は体調が良くなっていて、何の問題もなくドライブできた。セットアップ作業とレース用のタイヤ選択などを行い、滑り出しの良い金曜日になったよ。また、クルマのバランスに関する作業を行い、良い結果を出すことができた。まだやるべきことは残っているけれど、ここまでのところハッピーだし、車の競争力もいいレベルになっているよ。まだ金曜日だし、理想をいえば路面温度がもっと高くなってほしいとは思うけど、全体的に見て、今日は良い一日だったね。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 10番手 1分13秒466
    フリー走行2回目 14番手 1分13秒041
    「今日は、とても大変な一日だったよ。ジョーダン時代にブラジルGPでレースをしたことがあるから、ここの路面は経験したことがあるんだ。その時のレースはやりにくかったけど、今年の路面はそれほどバンピーじゃなくなったね。クルマの感覚に少し違和感があるから、我々がどのレベルにいるのかを述べるのは難しい。データを分析して、明日に向けた解決策を探さなければならない。良い方向性を見つけられることを願っているよ。もしくは、雨が降ってくれればいいね!天候がどうであれ、中国GPの時のように、ポイントを獲得するのが我々の目標だよ。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「両方のセッションにおいて、技術的な問題は何も起きなかったので、喜んでもいいだろう。用意してあったプログラムをスムーズに行い、タイヤに関しては今後この週末で何をすればよいか明確に把握することができた。しかし、クルマのバランスに関する作業がまだ残っている。特にティモは、ブレーキングにかなり手こずっていたので、明日彼にもっと良いバランスのクルマを用意するために、今夜中に原因を調べなくてはならない。しかし、全体的に見て、今週末は良いスタートを切ることができた。今シーズン最後のレースで、強いパフォーマンスを発揮できるようにしたい。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「変わりやすい風に加え、時折雨粒が落ちてくる、不安定で、気温、路面温度も低いコンディションだったが、十分手ごたえを感じられるブラジルグランプリ初日だった。ティモは満足するセットアップが見出せなかったが、ヤルノの方は順調であり、2台の車の走行データを比較することで、解決策を見出せる。今日のプラクティスでダウンフォースのチェックとタイヤロングランを済ませ、また昨年より1ステップ硬いタイヤについても特性を掴むことが出来、予選、レースに向けて非常にいい準備が出来た。明日の予選では好位置を獲得し、今シーズン最後のレースをいい形で迎えられるようにしたい。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(ブラジルGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(ブラジルGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、インテルラゴスで開催されるF1ブラジルGPで必要となるセッティングなどを語った。

    インテルラゴスは非常にバンピーなコースですが、この状況は相変わらずでしょうか?
    過去数度に渡り再舗装しているものの、バンプはどうもまだ残っているようだね。あるいは移動しているようにも見える。理由はあの土地が湿っているからだ。だが昨年は以前より遥かに効果的な再舗装を施し、2006年と比べるとかなり良くなっていた。

    TF108にとってどんなレースが予想されるでしょうか?
    我々はあそこで常に良いパフォーマンスを発揮できているので、今回のブラジルGPにもかなり期待しつつ臨むつもりだ。私は本当にこのレースが楽しみなんだ。今シーズンは何度か、路面温度の低さがTF108に適さない、という状況に直面してきたが、通常ブラジルでは気温がかなり高くなるので、その点は我々に有利になるだろう。我々のクルマはほぼ全てのサーキットで競争力を発揮しているし、インテルラゴスでもやはりかなり力を出せると思っている。ヤルノはいつもあそこでいいパフォーマンスを見せてくれるが、今回もそうなることを彼に期待している。インテルラゴスではティモもある程度F1の経験があるし、それにどのコースに行っても彼がTF108に慣れるまでにほとんど時間を必要としないことは既に我々が目にしている通りだ。

    インテルラゴスを速く走る鍵は何でしょう?
    最後の左コーナーは長い登り坂になっていて、それがピットを通過するまで続く。そのため馬力が重要になる。ただし更に重要な意味を持つのが、非常に長い時間トラクションが必要になる3〜4カ所の連続コーナーだ。従ってクルマのバランスと横滑りを上手くコントロールすることが非常に重要になる。インテルラゴスで一番肝心なのはタイヤだ。昨年、ブリヂストンは果敢にもソフトとスーパーソフトを持ち込んだが、そのためブリスターが大きな問題となった。だが今回はソフトとミディアムコンパウンドを使用する。これは昨年のものより遥かに適しているはずだ。ただし、だからと言ってタイヤの扱いが難しくない、というわけではない。なぜなら各チームは恐らくミディアムコンパウンドの熱入れの問題と、ソフトタイヤのブリスターの問題の間で揺れ動くことになるはずだからね。これは明確に線引きできることではないだろうし、また大変な比較作業も必要になるだろう。それ以外の要素としては、インテルラゴスは非常にブレーキに優しく、また中〜低程度のダウンフォースのコースだと言えるね。

    他の多くのコースと比べてブラジルで追い越しが多いのはなぜですか?
    インテルラゴスで追い越しが可能なのは間違いないが、ただしだからと言って簡単なわけじゃない。恐らく誰もが2001年のレースで、セーフティーカー後のリスタートの際、ファン‐パブロ・モントーヤがミハエル・シューマッハをかわした場面を覚えていると思う。あれはとにかく信じられない追い越しだった。低速コーナーの次に長いストレートがあり、そして急ブレーキするエリアがあってタイトなコーナーが続く、というあのレイアウトが各ドライバーに追い越しのチャンスをもたらしてくれるんだ。

    サーキットの施設はどうやって使いこなしていますか?
    ピットビルがやや手狭なため、インテルラゴスに持ち込むべきスペアパーツや様々な部品の量については、よく考えておかなければならない。なぜなら十分なスペースがないからね。サーキットそのものは、より新しい幾つかのサーキットと比較するとそれほど豪華ではないが、それは仕方のないことだ。それよりも私としてはあそこでのグランプリが好きでたまらないんだ。今は、バーレーンやイスタンブールや上海、それに来年開催のアブダビでも、新しくて素晴らしい施設を目にしているだけに、その対比が一層はっきりとしているのだろう。インテルラゴスは生活のコントラストが最も鮮明になる場所の一つだ。だがそういったことはあれど、インテルラゴスには本物のレースの雰囲気がある。観客は本当に熱狂的だしね。今回はフェリペ・マッサにまだチャンピオン獲得の可能性があるので、尚更そういった雰囲気になるだろう。

    何がそういった魅力を生み出しているのでしょう?
    ブラジル人はモータースポーツが大好きだし、自分たちのヒーローが好きでたまらないんだ。過去約30年間、彼らはフィッティパルディやピケやセナといった面々と共に何度もタイトルを獲得してきた。ブラジルはファンの平均人数が他のどこよりも多いいし、それに彼らには本物の情熱があるんだ。

  • 小林可夢偉、GP2アジアシリーズ開幕戦で2位表彰台

    小林可夢偉、GP2アジアシリーズ開幕戦で2位表彰台

    トヨタF1チームのサードドライバーを務める小林可夢偉が、GP2アジアシリーズ開幕戦の第1レースで2位表彰台を獲得した。

    2シーズン目を迎えるGP2アジアシリーズが開幕。10月17日(金)から19日(日)にかけて、GP2アジアシリーズの第1大会が、中国の上海インターナショナルサーキットでF1第17戦中国GPの併催レースとして行われた。

    今シーズンのGP2アジアシリーズは、2008年の終盤、初開催となる上海で幕を開け、2009年の序盤にかけて全6戦で争われる。小林可夢偉は、2008年序盤のGP2アジアシリーズに参戦し、2勝を挙げ、シリーズ6位に入っている。

    その後、ヨーロッパのGP2シリーズに参戦した小林可夢偉は、シーズン後のGP2/GP2アジアシリーズのテストに参加。テストの全セッションでトップタイムをマークする速さを見せていた。

    17日(金)に行われた公式練習では、小林可夢偉がトップタイムをマーク。しかし午後4時から行われた予選では、セッション終了間際に逆転され、2番手。惜しくもポールポジション獲得は成らなかったが、最前列から第1レースに臨むこととなった。

    18日(土)午後4時に34周で競われる第1レース決勝がスタート。2番手グリッドの小林可夢偉は、そのポジションを維持してスタートを切ったが、2周目の第1コーナーで首位を奪取。その後、2位以下を引き離していった。しかし、2度に渡るセーフティカー導入で失った後続との差を再び拡げるべく、プッシュを続けた小林可夢偉は、ゴールまで残り4周となった第2コーナーで痛恨のオーバーラン。惜しくも一つポジションを落とし、2位フィニッシュとなった。

    19日(日)、スプリントの第2レースが行われた。第1レースの結果から上位8台が逆順でグリッドが決定され、小林可夢偉は7番手からスタート。1周目に前方を走行する車両がスピンを喫したため、この混乱を避けるようとした小林可夢偉はコースオフを余儀なくされ、ポジションを落としてしまった。

    その後もポジションを取り戻すべく走行を続けた小林可夢偉だったが、1周目のアクシデントの際に、他車の部品が小林のマシンのサスペンションに当たり、その影響でレース続行を断念。第2レースは16周リタイアに終わった。