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  • ティモ・グロック(中国GPプレビュー)

    ティモ・グロック(中国GPプレビュー)

    ティモ・グロックが、中国GPへの意気込みを語った。日本GPでは無念のリタイアを喫したグロックだが、中国GPではポイント獲得に集中する。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    「ここは、今シーズンより前にF1のクルマでレースをしたことがある、数少ないサーキットのうちのひとつなんだ。その時の経験は、今週末の役に立つだろうね。ここの施設は見事だよ。とても巨大で近代的だけれど、コース自体は、珍しい第1コーナーとその他いくつかのチャレンジングなスポットがあるから、難しいね。」

    「トヨタでの最初のシーズンがほぼ終わりに近いと思うと、感慨深いね。ここまでのパフォーマンスには満足しているし、今年の目標に届くことができて満足している。我々のクルマは強いし、あらゆるレースでポイントを獲得できると信じている。だから今週末の第一の目標はポイントを獲得することであり、その上で、可能な限り上位でレースを終えるためにプッシュして行くよ。日本ではもっと良い結果を期待していたし、リタイアを喫する前は、ポイントを獲得できそうな、結構良い状態でレースができていたと思う。富士での出来事を忘れたいから、間隔を空けずに次のレースを迎えられるのは良いことだね。上海では、再びポイントを獲得することに集中するよ。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(日本GPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(日本GPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、富士スピードウェイで開催されるF1日本GPで必要となるセッティングなどを語った。

    昨年の富士スピードウェイから何を学びましたか?
    私は以前にGTとツーリングカーのレースで何度も富士を訪れたことがあるが、レイアウトが変更されてからのレースは初めての体験だった。富士には低速、中速、高速といった全てのコーナーがあり、また非常に長いストレートもある。全般的に言えば中程度のダウンフォースが必要になるコースだが、そういった全ての状況に対応する必要があるため、クルマのセットアップはかなり難しくなる。ドライバーの好みに応じて、ダウンフォースをやや高めにしたり、やや低めにしたりすることはあるかもしれないが、全体的に見れば中程度のダウンフォースだ。グリップも中程度で、タイヤやブレーキに関して特に厳しくなる要素はない。昨年我々が学んだことがもう一つあるが、それは明らかに天候が苛酷ということだ! 富士スピードウェイには悪いコンディションでレースを行ってきた長い歴史があるが、昨年は、一年のあの時期には激しい雨がずっと降り続くことがある、ということを改めて確認できた。たとえ雨が降らなくともかなり気温が下がることが予想されるので、我々はそういったタイプのグランプリになるという心づもりでいる。

    昨年のレースが雨だったため、チームにはドライ時の走行の情報が欠けていると言えるでしょうか?
    ドライでもある程度走っているので、どういう状況が予想されるのかは良く分かっている。もちろんドライタイヤで週末の全日程を走ったわけではないが、それでも我々には十分な情報があるので、それを基にすれば、ブリヂストン・ポテンザ・タイヤのソフトとミディアムのパフォーマンスを適切な範囲で発揮できるはずだ。

    富士スピードウェイに向けて、トヨタは何か特別な準備をしていますか?
    いつも“富士スピードウェイに向けて特別なものを準備しているか?”と質問されるが、もし我々が実際にそうしたなら、周囲からは我々が他のレースを軽視していると言われるだろう。だから実際にはそうではないんだ。確かに我々にとってはとてつもなく重要なレースだが、とは言え、エンジン開発が凍結されているため、富士スペシャル・エンジンだとかそういったものを用意することはできない。また、その他の開発に関しても、富士まで新パーツの投入を遅らせることに意味はないだろう。なぜなら、そうやったとしたら、他のレースで自分達のパッケージを妥協することになるからね。

    ではこのレースに向けてクルマに何か新しいものは投入されるのでしょうか?
    富士スピードウェイは、我々の様々な空力仕様のうち、基本的な空力パッケージが必要になるコースだ。シーズンを通じて根幹となる空力パッケージの開発には多大な努力を注いできたし、このレース向けて幾つかアップグレードも施している。我々はこれを“富士パッケージ”と呼んでいるが、実際に幾つかのパーツは既にクルマに装着されている。またその中で最新のものは、シーズン最後の3つのグランプリ全てで使用することができる。これが我々の助けになってくれるはずだ。

    レースの週末はどのようにして天候を予測するのでしょう?
    全チームがFIAから気象予報データを受け取るが、それに加えて我々には自前の気象予報士がいて、その人が我々に更なる情報を提供してくれる。予報の精度を上げるために我々全員が相当に努力しているが、それでもこれが予想でしかない、という点は自覚しておかなければならないし、信頼性が100パーセントになることはあり得ない。そういった状況はモンツァでも目にした。あの時はレースの重要な局面で全チームが30分ほど雨が降ると予想していたが、結局雨は降らなかった。天候の予想に関しては、どれだけ投資をしようと、それに完全に依存することはできないし、また、実際に起こっている状況を基にして判断を下す必要があるのだと受け入れるしかない。

    昨年の場合、ドライバーの視界はどんな感じだったのでしょう?
    昨年の富士や数週間前のモンツァの視界は、シンガポールの夜よりも悪かったと思うね!昨年のあの水しぶきの中を走るのは非常に難しかったが、ただしあのようなコンディションになってもF1はショーを続行するため、我々はとにかくそれに合わせてやっていくしかない。

    雨が予想される場合、どの程度のウェット用セットアップを施すのでしょう?
    雨が降りそうな時は、ウェットのコースでパフォーマンスを発揮する際の助けになるよう、常にセットアップの幅をある程度確保しておく。ただし、ドライで完全に競争力を失うようなセットアップにはしないよう気をつけなければならない。なぜなら、ウェットレース中に路面が乾く時間帯が生じる可能性があるからね。現在では完全なウェット用セットアップを施すことはほとんどない。なぜならパルクフェルメ・レギュレーションがあるため、基本的に予選時のセットアップでレースを走らなければならないからね。その上、土曜日の午後の段階で翌日に雨が降るという確信を持つことなど、ほぼあり得ないことだ。基本的にパルクフェルメ・レギュレーションでは、フロントウィングのフラップの角度とタイヤの内圧は変えることができる。そしてレースが始まってしまえばやりたいことをやることができるので、1回目のピットストップでダウンフォースを高めにしたり、リアウィングを変更したり、フロントノーズを変更したりすることも可能だ。ただし問題は時間がかかることだね。そういったことを誰もやらないのはそれが理由だ。

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(シンガポールGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(シンガポールGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、F1初のナイトレース、そして新しいストリートサーキットで行われるシンガポールGPで必要となるセッティングなどを語った。バセロンは高ダウンフォースのシンガポールでのTF108のパフォーマンスに自信をみせた。

    新しいコースへの準備はどのように進めるのでしょう?
    我々のシンガポールGPに向けた準備はいつもとほぼ変わらない。2004年以降、新しいコースを幾つか経験しているが、全般的に全てがスムーズに進んでいる。新しいコースへの挑戦には慣れているので、その点に不安はない。3週間前の初めてのバレンシアGPの週末でも成功しているし、シンガポールでも同じアプローチで臨むつもりだ。もちろんシンガポールのコースレイアウトは精査済みだし、他の幾つかのコースとやや似ている部分も見つかっている。その結果、今回は高ダウンフォースのサーキットである、という結論に達したので、空力のセットアップに関してはどの方向へ進むべきかも分かっている。かなり初期の段階で検討した他の要素としては、ブレーキへの負荷の厳しさが挙げられる。ブレーキを変更しなければならない場合、作業に長い時間がかかるため、これは非常に重要な要素と言える。シンガポールがブレーキに対して非常に厳しいことは間違いないし、恐らくかなり(ブレーキを)高温の状態で使い続けることなると予想している。

    夜のレースは物事を複雑にするものなのでしょうか?
    我々はそれに対しても準備している。我々のチームスタッフのかなり多くがル・マン24時間レースを経験しているので、多分その点は幾分アドバンテージがあるはずだ。お陰で我々はナイトレースがどんなものなのかが良く分かっているし、とにかくミスを避けるために何が必要なのかも分かっている。また、ダッシュボード上のライトやピットストップでの対応についてもね。私は夜のレースに向けてワクワクしているし、それに私にとってはこれがハイライトになるだろう。

    時差のある地域では疲労が課題になるでしょうか?
    過度の疲労を避けるため、チームのスケジュールはほぼヨーロッパの時間帯のままにしておくつもりだ。できる限り2度の時差変更をしないように努めている。そうしないとまずはシンガポールの時間帯に合わせようとして、次に金曜日以降は仕事の時間に合わせてもう一度時差を調整することになるからね。そうなると身体的にも辛くなるだろう。我々のロジスティクスチームは、このイベントの計画に多くの時間を費やしてきたし、私としてもチームは最低限の乱れのみでこれを切り抜けられると自信を持っている。通常通りの睡眠時間でみんなの調子をいい状態に保っておくことがどれ程重要なのかを過小評価はしていないよ。

    雨の可能性については如何ですか?
    どの日もある程度は雨の可能性があると考えている。現実的に考えて、ドライバーが夜のドライビングで雨にも対処しなければならなくなる可能性は大いにあるだろう。あの地域では今季非常に雨が激しくなっているしね。不確定要素の一つなのが、照明設備のライトがどの程度雨粒に影響されるのかと、その場合にどのくらい視界に影響が出るのかという点だ。あらゆる要素を考慮すると、モンツァでの金曜日午前中のフリー走行時より暗くなるかどうかは疑問だけどね!

    ではドライバーにとってはモンツァよりも雨の不安が大きくなる可能性があると?
    低ダウンフォースかつ超高速のモンツァはやや特別なケースだ。雨のモンツァを走るのが好きなドライバーが数多くいるとは思わない。水滴が木立の合間に溜まるし、とにかく前が見えなくなるからね。シンガポールにはそれと同じような難しさはないはずだが、ただしクルマをコース上に留めて防護壁にぶつからないようにするのはやはり難しいだろう。スピードとクルマのドライバビリティに関しては、モンツァより1段階楽になるはずだ。

    コースの路面とタイヤに関してはどんな情報を持っていますか?
    バンプに関してはコース状況を把握しているが、特に通常と大きく異なる部分はない。ブリヂストンからは路面の粗さについて情報をもらっており、今回はモナコやモントリオールと同じくブリヂストン・ポテンザ・タイヤのスーパーソフトとソフトを使うことになる。ただし、モントリオールとモナコでは路面が非常にスムーズなため、タイヤの熱入れとグリップに関して問題が生じることもあるが、シンガポールではタイヤコンパウンドに対し路面がやや粗く厳しいため、もっと普通の状態に近くなると予想している。

    高ダウンフォースのシンガポールのコースは、TF108の長所に対し有利に働くでしょうか?
    最近の我々が弱さを見せたのは、かなり低ダウンフォースの傾向が強かった時だけだ。その原因がどこにあるのかは完全に明確になっていないが、シンガポールは我々のパフォーマンスの幅にしっかりと収まると考えている。クルマには1〜2カ所、小さな変更を行うが、それ以外に大きな変更はなく、誰もが今回のレースを大いに楽しみにしていると思う。

    開催日程:シンガポールGP

  • トヨタF1チームのシンガポールGP対策

    トヨタF1チームのシンガポールGP対策

    トヨタF1チームは、初開催のシンガポールGP、そしてF1史上初のナイトレースに自信をみせた。

    全長5.067キロメートルで23のコーナーを持つ秦がシンガポール市街地コースは、シンガポールシティのマリーナ・ベイエリアに位置しており、巨大な観覧車のシンガポール・フライヤーやエスプラネード(遊歩道)、ラッフルズ大通りなど、この都市を象徴する目印が点在している。コースには、レイアウトが壮観だというだけではなく、いくつか珍しい特徴もある。各ドライバーはアンダーソン橋を越え、グランドスタンドの下を走り、そして時速300キロでターン6を駆け抜けることになる。これはF1のストリートサーキットでは最速のコーナーになる。

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーのパスカル・バセロンは、「このストリートサーキットの特徴を考えると、間違いなく東洋のモナコと言えるだろうね。ただし東洋のニュルブルクリンクとも言える。なぜなら23ものコーナーがあるんだからね。まるでニュルブルクリンクの旧コースのようじゃないか!」と新サーキットの印象を語る。

    ヤルノ・トゥルーリは、TF108から最大限のパフォーマンスを引き出すべく、コースレイアウトをより良く理解することが重要だと語る。

    「コース図は既に見ている。あそこでのグランプリは今の所は凄いことになりそうだね。ただし適確なイメージを掴むには、まずは実際にコースを走る必要がある。走行時のダウンフォースレベルを把握し、セットアップを突き詰めていくため、各コーナーとそこでのスピードを理解する必要がある。我々にはまだコースやそのコンディションが分かっていないから、新しい挑戦になるだろう。だから面白くなるだろうね」

    そして、なんといっても最大の特徴となるのが、F1史上初となるナイトレース。コースには1500基のライトがコース全体の周囲に設置され、ドライバーに対しほぼ日中と同じようなコンディションを提供することになっている。

    ティモ・グロックは2005年シーズンのチャンプカーでこうした照明の下で走った経験がある。この時の彼はラス・べガス・モーター・スピードウェイでの400キロレースにて8位フィニッシュしている。そのため彼は、待ち構えている挑戦に対し、ライバルたちよりも準備がより良く整っていると言える。

    「大きな問題になるのは、いつもとは違う時間帯にドライブするという点だ。通常、夕方には休んでいるものだが、シンガポールではレースが午後8時から始まる。コースは可能な限り多くの照明で明るく照らされることになるが、夜のレースだけに、全部のコーナーが昼間と同じようになるとは思っていない。これはかなりキツいだろうね。夜にドライブするのは楽しい経験になるし、ファンにとっては間違いなくいいショーになるだろう。それが一番重要なことだ」とグロックは語る。

    トヨタF1チームのエンジニアの調査チームとロジスティクスの専門スタッフは、6月にシンガポールを訪れた際に照明のテストを観察。その際、チームのオペレーションに対する人工ライトの影響を調査していた。

    レース&テスト・チーフ・エンジニアのディーター・ガスは「我々は通常とは異なる様々な要素に目を向けてきた。例えばピットボードは夜間でも視認できるよう確認している。また、ガレージ内とピットウォールの全てもちゃんと目に見えるよう確認済みだ。ステアリングホイール上のディスプレーも変更が必要なる可能性もある。通常は日中の光でも良く見えるよう、かなり明るくしているからね」と語り、チーム・マネージャーのリチャード・クレーガンは「タイムテーブルが最大の懸念事項だった。それ以外のロジスティクス面に関しては、他のフライアウェイレースの場合とほとんど同じだ。」と語る。

    トヨタのチーム代表であるジョン・ハウエットは、「我々にとって最大の挑戦になるのは温度だろう。コースの路面温度はかなり低くなるだろうが、通常のF1用タイヤは高温で最大の性能を発揮する。また、当然ながら1年のこの時期は雨の可能性も高い。つまり、温度に関して難しい局面に直面することになり、更にそれが激しい雨によって悪化する可能性もある。夜のレースはそれ自体が挑戦になるが、ただし、我々はルマン24時間を体験しているチームだけに、これに関してはかなり簡単に対応できるはずだ。」と自信をみせた。

    開催日程:シンガポールGP

  • トヨタ:戦略が裏目となりノーポイント(イタリアGP)

    トヨタ:戦略が裏目となりノーポイント(イタリアGP)

    トヨタは、F1イタリアGP決勝レースで、ティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位だった。

    1ストップ作戦でレースを進めた両車であったが、ピットアウト後、レース中盤に路面が徐々に乾いていったため、予定外のピットストップでスタンダードウェット・タイヤへの変更を余儀なくされ、最終的にティモ・グロックが11位、ヤルノ・トゥルーリは13位でレースを終えた。

    イタリアGPを終え、トヨタはコンストラクターズランキングでルノーに同点に追いつかれたが、辛うじて4位をキープしている。

    ティモ・グロック (11位)
    「全体的に見て、今日は我々にとって難しい一日となってしまった。良いスタートが切れたんだけど、その後すぐ、アロンソをオーバーテイクしようとした時にスピンをしてしまい、数秒を失ってしまった。レース序盤で、路面が最も濡れていたときは、水しぶきで視界がすごく悪かった。アタックするのは大変だったけど、それでも、いくつか順位を上げることには成功したんだ。その後、予定外のピットストップをしたことで、我々のポイント獲得のチャンスは犠牲になった。言うまでもなく、今回の結果は残念だった。けれど、我々はアンラッキーだったのだし、我々のペースは、次回以降のレースで再びポイントを獲得できることを示しているよ。」

    ヤルノ・トゥルーリ (13位)
    「レース序盤のウェットコンディションでは、ヘビーウェット・タイヤで良い走行ができていた。けれど、今日はタイミングがうまく合わなかったために、戦略に運がなかった。(1ストップ作戦の)ピットストップに入ったときは、スタンダードウェット・タイヤに履き替えるには、4周から5周ほど早すぎたんだ。つまり、その後すぐに再びピットストップをしなくてはならず、すべてを失ってしまった。レース終盤では、クルマが滑ってしまったために、それほど強いレースができなかった。今日は我々の日ではなかったよ。それでも、今日は難しいレースになるとは予想していたし、この後の数レースは、我々にとってもっと良いものとなるだろう。我々はもっと多くのポイントを獲得できるだろうし、今シーズンは今までのところは良いから、まだまだ前向きでいるよ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日のコンディションではベストを尽くせたが、結果に繋がらず残念なレースだった。サーキット特性を考えて1ストップ作戦を選んだが、路面状況の変化と給油のタイミングが合わず、もう一度ピットインせざるを得なかった。レースを振り返ってみても、ペースも悪くなく、チームスタッフもそれぞれの役割をしっかり果たせた。これもレースと割り切り、気持ちを入れ替え、次戦、初めて開催されるシンガポールのレースに臨みたい。」

    山科忠  TMG会長 兼 チーム代表
    「全員がベストを尽くしたが、天候は我々を救ってはくれなかった。予選では良いポジションを取れ、我々は1ストップ戦略を選んだ。残念なことに、我々は完全に間違った方向を向いていた。なぜならば、2ストップのチームとより長い1ストップを選んだチームの方が、どちらも我々より良いピットストップだったからだ。我々は、ウィリアムズのニコ・ロズベルグのように、その真ん中に挟まれてしまった。それでも、第1スティントではエクストリーム・ウェット・タイヤで非常に速く、ドライバーは良い調子だったし、クルマのパフォーマンスも良かった。しかし、今日我々にこれ以上できることはなかった。トロ・ロッソには、F1初の勝利にお祝いを述べたい。今、我々は今年残りのレースについて、より良い成果を追求していきたい。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(ベルギーGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(ベルギーGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、スパ・フランコルシャンの特徴や必要となるセッティングなどを語った。

    あなたのことを、“スパ・フランコルシャンのファン”と呼んで差し支えないでしょうか?
    私はそのサーキットの近くに住んでいるし、次戦は私にとってはホームグランプリになる。もちろん、私はスパが大好きだよ。

    ということは、スパからケルンまで毎日通勤しているのですか?
    そう、でもそれ程悪いものじゃない。片道100キロだが、私のトヨタにとってはそれ程キツいものじゃないよ!クルーズモードで走れるし、実際にはかなりリラックスもできるからね。午前6時20分に自宅を出て、午後9時半過ぎに戻る。F1らしい仕事の日々さ!その時間帯には渋滞は問題にならないしね。

    ですが、なぜフランス人であるあなたがベルギーに住んでいるのですか?
    なによりもまず、フランス語圏だから私の家族にとっては都合がいい。また、周辺の人々の日々の生活に対するアプローチが違う。近所付き合いがとても容易なんだ。以前、フランスのクレルモン・フェランに住んでいた時は、隣近所の人達と知り合いになるのに3年もかかった。ベルギーでは社交的な生活を送れたし、2カ月程度で友人も数多くできた。みんなとてもリラックスしていて、良い生き方をしていると思う。また、この地区には様々な異なる文化がある。東に20キロ行けばドイツ語圏があるし、北に20キロ行けばオランダ語圏がある。また、リエージュの周辺にはちゃんとフランス語圏もあるしね。

    そしてサーキットそのものもちょっと特殊ですよね?
    まったくだね。そう考えているのは私一人だけじゃない。ドライバーたちのワクワクする気持ちを感じられる場所の一つだし、とにかくその場にいるだけで素晴らしいんだ。オールージュを駆け抜けるF1カーを見ているのは最高だ。とにかく速いからね。一つだけちょっとした問題があるとすれば、今はオールージュを全開で行けるということだね。それでもインパクトは凄いが、ただし、見ている側には各車が限界ギリギリじゃないことも分かっている。ドライバーとエンジニア含め、とにかくチームの全員がスパに行くのが好きなんだ。たとえ雨であってもね。日が射している時は素晴らしいしね。

    オールージュは予選でもレースでも、どんな状況でも全開で行けるのでしょうか?
    エンジンがV8の場合、雨のとき以外は全開だね。私の記憶が正しければ、V10の頃は予選で全開だったと思う。だがV8になってからは燃料搭載量やタイヤの摩耗の程度に関わらず、とにかく常に全開だ。それでもオールージュが凄いのは、コーナーを通過するときに生じる負荷とGフォースだ。スピード、タイヤのグリップ、空気の圧力のせいで、負荷とGフォースがほぼ限界に近いレベルになる。我々はサスペンションを極端な状況に耐えられるよう設計しているが、スパのオールージュは極限のコーナーと言える。サスペンションの部品を設計する際、極度の負荷を受けるコーナーとしてオールージュを念頭に置いている。ただし大変なのはサスペンションだけではない。タイヤにもまた大きなストレスがかかる。

    技術的な観点から見た場合、スパの周回全体に関してどんなことが言えるでしょう?
    スパのレイアウトは非常に個性的だ。高速コーナーが多いため、普通ならハイダウンフォースにする必要があるが、スパには長いストレートがあるため空力面でハイダウンフォースを追求することはできない。実際の所は中〜低ダウンフォースになる。また、独特のレイアウトのため、クルマの様々な部分がキツくなる。スパで唯一負荷が楽になるのはブレーキシステムだ。冷却の時間が十分にあるし、比較的急激なブレーキも少ないからね。

    タイヤに関して主に気を付けなければならないのは、どんな点でしょう?
    2種類のタイヤのどちらも摩耗の問題は厳しくなる。長い高速コーナーがあるためかなりグレイニング(めくれ摩耗)が発生するし、平均速度が速いためブリスタリング(タイヤ表面に気泡ができてしまう状態)も起こりやすい。今回はブリヂストンの4種類のコンパウンドのうち、最も硬い方の2種類を使うことになる。我々の立場からすると、タイヤに関してはソフトな側の方が好ましい。というのも、タイヤが問題になる状況では、大抵我々は他チームよりも良いパフォーマンスを発揮できるからね。

    予測不能な変わりやすい天候に備えて、どんなことができるのでしょう?
    近年のスパの統計を見てみれば、それほど雨にたたられていないことが分かるが、とは言え、天候が不順なのは確かに広く知られている通りだ。また、予測不能なのは天候だけじゃないから、その点も注意が必要だ。雨になるとコース状況も変わるからね。例えば1995年の場合、雨がやんでからわずか3周後にはスリックタイヤで速いタイムを出すことができた。これは陽射しの中で路面がすぐに乾いたからだ。ところが2005年の場合、状況は正反対で、雨がやんでからも全く路面は乾かなかった。あの時は陽射しが弱かったが、ただし、グランプリ当日まで毎日何が起こっていたのかも考える必要がある。地面が水浸しになったのかどうか? (コースが)浸水したのかどうか? そういった要素を考慮しておけば、どのくらい速くコースの排水が終わるのかが予測できる。スパで何が起こるのかを正確に予測するのは非常に困難だがね。

    スパでは何か新しいパーツを投入しますか?
    空力パッケージに、日々の開発作業から出来上がってきた新パーツを幾つか投入する。今回は我々の基本パッケージではないので、まずはその部分からして異なっている。先週モンツァでテストを行ったが、そのテストでの主眼はイタリアGPに向けての準備だった。モンツァでも独特な低ダウンフォースのセットアップが必要になるからね。

    開催日程:ベルギーGP

  • トヨタF1、リチャード・クレーガンの離職を発表

    トヨタF1、リチャード・クレーガンの離職を発表

    トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)は、チーム・マネージャーのリチャード・クレーガンが、11月末日をもって現職を離れることを発表した。

    リチャード・クレーガン(48歳)は、ラリーのメカニックとして入社以来、TMGで過ごした24年間に終止符を打ち、モータースポーツにかかわる他の分野で、新しい刺激的な役職につく。

    リチャードの新しいポジションに関する更なる詳細は、追って発表される予定だ。

    リチャード・クレーガンは、トヨタの世界ラリー選手権とル・マン24時間のプログラムにおけるオペレーション・マネージャーを担当。F1プロジェクトが発表されたとき、彼はオベ・アンダーソンが参戦計画を実現するのを手伝い、2002年にF1オペレーションのゼネラル・マネージャーに就任、2004年にはチーム・マネージャーに昇格した。

    リチャードは、彼の後任としてイエンツ・マークアートにチーム・マネージャー職を引き継ぐ。イエンツは、2000年からTMGに加わり、現在はエンジン・エンジニアリング部門で働いている。TMGのチームに加わる前の彼は、ダイムラー・ベンツのエンジニアとして働き、その後、Ilmor EngineeringのCARTエンジンプログラムのエンジニアとして働いた経歴を持つ。

    イエンツは、トヨタの最初のF1エンジン開発で重要な役割を担い、2003年にはエンジン・トラック・テスト・エンジニアリングのグループリーダーになった。ウィリアムズへのトヨタのエンジン供給の際には、スムーズなスタートアップに重要な役割を果たし、2006年8月からはエンジン・カスタマー・サプライのマネージャーを務めている。

    山科忠 TMG会長 兼 トヨタF1チーム代表
    「我々は、リチャードと言う素晴らしいチームメンバーを失うことを非常に悲しく思う。しかしながら、彼が新たな選択をした理由は理解できるので、我々は彼の新しい挑戦に対して心から幸運を祈りたい。リチャードは、トヨタ・モータースポーツの歴史において重要な役割を果たした。我々は彼が行った多数の業績を讃えたい。それにはF1でトヨタ方式を実践するだけでなく、ファクトリーや世界中のサーキットで素晴らしい仕事環境をもたらしてくれたことが含まれている。それにより、我々はピット・ストップやカー・オペレーションなどの分野で、特筆すべき進歩を成し遂げることができた。将来に目を向けると、イエンツが、彼の活躍に値するこの新しい機会を引き受けてくれることを喜ばしく思っている。イエンツは我が社に8年間おり、素晴らしい能力と積極的な姿勢を示してくれている大切なチームメンバーだ。彼は、十分な時間をかけ、新しい仕事をリチャードから引き継ぐことになる。そして、我々は引き継ぎがスムーズにいくことを確信している。」

  • トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが7番手(ヨーロッパGP予選)

    トヨタ:ヤルノ・トゥルーリが7番手(ヨーロッパGP予選)

    トヨタは、F1ヨーロッパGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    Q1では、ヤルノ・トゥルーリがセッション終了間際にトップタイムを出して1番手、ティモが7番手に入った。Q3では、ヤルノ・トゥルーリが4番手に入り第3セッション進出を決めたが、ティモ・グロックは13番手となり、Q3進出を逃した。

    Q3に進んだ、ヤルノ・トゥルーリは7番手グリッドを獲得した。

    ヤルノ・トゥルーリ (7位)
    「昨日の難しい公式練習の後に、我々は私の今日のセットアップを完全に変えたんだ。しかし、午前中にギアボックスのオイルポンプに問題が起きたため、そのセットアップを十分に試すことができなかった。そのため、今日の午後の予選で、私は何も分からない状態でドライビングをしなくてはならなかったのだけれど、今まで培ってきた経験を活用して、とにかく一生懸命集中し、第3セッション進出を決めることができた。ラストの周回でミスをしてしまったけれど、今日達成した結果には非常に満足している。また、クルマの改善の度合いと、我々がいつも10位以内に入りポイント獲得のために戦うことができているという事実も喜ばしいと思っている。そしてそれがまた、明日の我々の目標だよ。このことは重要なことであり、現実的なことでもある。明日は面白いレースになるだろうね。ここでは、どこのサーキットと比べても色んなことが起こりそうだし、素晴らしいイベントになるだろう」

    ティモ・グロック (13位)
    「何が良くなかったのかは分からないが、第2セッションで走行をまとめることができず、セッションが終わってしまった。10位以内に入れるチャンスが確実にあったのだけれど、最終的には、難しい予選になってしまったよ。私にとって、プライム・タイヤはうまく機能しているように思えたのだけれど、第2セッションのラスト周回の第1セクターで、タイヤに熱を入れることに手こずってしまった。そのため、今日は私にとってはうまくいかなかった。昨晩急にひどい風邪に見舞われて、気分があまり優れなかったのだけど、それは言い訳にはならないね。クルマは十分良かったと思うけれど、ただ良い結果に繋がらなかった。もちろん、明日はポジションを上げるために我々は最善を尽くすつもりだよ。セーフティカーがコースに出る時間があるかもしれないから、我々は、自由な戦略が取れることを極力活かすつもりだ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
    「全体的に見て、難しい一日となり、残念な予選結果となってしまった。昨日は、特にティモに関して、とても競争力のある金曜日だったのだが、今日は状況が一変してしまった。ヤルノは午前中の公式練習の際、ギアボックスのオイルポンプに問題があったため、実質的に走ることができなかったのだが、ファンタスティックな仕事をしてくれた。ギアボックスの問題は彼を止めることなく、第3セッションのラスト周回は別として、彼のすべての走行は素晴らしかった。ティモは、今日は昨日と同じようにはうまくいかなかった。第1セッションでは速いペースで走行していたのだが、第2セッションでは期待していたほど速くはなかったので、何が起きたのか調べなくてはならない。夜を通して降っていた雨のせいで、コースは今日再びグリーンになっていたが、タイヤの状況は明らかだ。我々にとって好ましいのは、明日セーフティカーが導入された際、両方のクルマがセーフティカー導入中の同じタイミングにとらわれなくてすむ、良いポジションにいることだ」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今日は目標の半分も達成できずに本当に残念。金曜日から車のバランスに満足していたティモは、予選第2セッションでタイムをまとめられず、予想外の予選結果に終わった。ヤルノは午前の公式練習第3回目の際、トランスミッションに小さな不具合があり、結局新しいセットアップは公式練習を経ず予選で取り入れることとなった。しかし見事に予選第3セッションに進み、7番グリッドを確保したのはさすがといえる。ここは市街地サーキットであり、セーフティーカーが出ることも考えられる。ティモは今から燃料搭載量も決めることが出来る利点を活かして、様々なケースを想定した準備をし、ヤルノとのダブル入賞を再現したい。」

  • トヨタF1のバレンシア新サーキット対策

    トヨタF1のバレンシア新サーキット対策

    トヨタF1チームのパスカル・バセロンが、バレンシアの新サーキットへの対策を語った。

    未知の新サーキットであるバレンシアに向け、どんな点が準備の鍵になるでしょう?
    新しいコースへの準備という点では、ある意味、いつもと仕事は同じだ。走行スピードがどんな感じになるのかを予測するため、通常まずはFIAが提供する情報の分析から始めるが、今回は更に追加の情報もある。グランプリの前にF3とGTカーのレースがあったからね。そのお陰である程度のデータを集めることができた。我々はロジスティック及び走行ラインに関する技術的なデータを収集するため、二人ほどスタッフを派遣した。そのお陰で、他の新コースの場合と比べて、更にいい準備ができている。

    コースの第一印象はいかがですか?
    ランオフエリアとコース幅に関して、ストリートコースとしてはとても素晴らしいと思う。サーキットはかなり幅広だし、それなりに速い。ダウンフォースに関しては中程度で、ブレーキにはかなり厳しい。走り出しの時点ではグリップがかなり低いはずだが、週末が進むにつれて改善されていくだろう。ダウンフォースのレベルはハンガリーとはかなり異なる。平均速度が比較的速いからね。このため、どのドライバーもグリップレベルの低さに注意しつつ、ダウンフォースを削ろうとするだろう。

    F3ドライバーの何人かは縁石がもしかしたら問題になるかもしれないとコメントしていました。これに関して不安はありますか?
    そういった細かな要素はグランプリの週末が始まる前に解決しておくべきことだ。我々として特に気がかりなのはスイングブリッジだ。この橋は普段はボートを通すために稼動しているため、幅が3センチ、高さが2ミリほどずれている。F3ではそれがちょっとした問題になったようなので、我々としてもかなり注意深く状況を確認していかなければならないだろう。

    タイヤをいたわるという点で、路面(の状態)はどのくらい重要ですか?
    非常に重要だ。タイヤの選択は既に終わっているが、ブリヂストンが用意したソフトとスーパーソフトのどちらをメインに使うのかが決定的な要素になるだろうし、また、それがダウンフォースレベルにも影響するだろう。

    となると、バレンシアでは金曜日のフリー走行が通常以上に重要になるのでしょうか?
    かなりの周回を重ねることになるかもしれないが、ただし路面が汚れているセッション序盤は恐らくそれほどでもないだろう。ただし、多くのデータを収集しなければならないのは間違いないし、よく知っているコースに比べて、やはり周回数が多くなるだろうね。

    新コースを走る時のチャレンジを楽しめていますか?
    何の指針もない状況で、通常よりも頭を働かせながら適性を探る作業はどんな場合であれ更なるチャレンジになるね。ライバルを上回る決定的なパフォーマンスの要素を見出すためがんばるのは、いつも以上に面白い作業だ。非常に忙しい週末になるだろうし、また、新しい状況だけに、ロジスティックの面でもややきつくなるはずだ。だが、最終的には全てが上手くいくと私は考えている。

    ハンガリーでのティモの2位入賞はあなたにとっていかがでしたか?
    言うまでもなく、ハンガリーでの自分たちのパフォーマンスは本当に嬉しかったね。我々のペースはとても良好で、特にティモは2位入賞のみならず、予選で3番手を目指して戦った走りも良かった。実際の所、燃料搭載量を考慮すると、予選第3セッションでのティモの最初のラップタイムは、ハミルトンに次いでセッション中の2番手タイムだったんだ。5番手というのは彼の予選最高位だったし、全体的なペースに関して言えば今シーズンのチームのベストだったと思う。ティモはレースでも素晴らしかったし、パフォーマンスの面ではコバライネンのマクラーレンにかなり接近していた。つまり、彼は実力で表彰台を獲得したということだ。

    ティモはシーズン半分を経験してますます強くなってきている、という感触はありますか?
    彼は予選でもレースでもどんどん良くなってきているし、この先にもかなり期待できる。今シーズン既に彼は何度も力強い走りを見せているし、特にホッケンハイムでのレースペースは良好だった。だからブダペストの結果はたまたまじゃないんだ。ティモが学習期間を終えつつあるのは明らかだ。ヤルノはハンガリーでは多分コンマ2秒ほど遅れを取っていたはずだが、彼はセットアップに十分満足していなかったし、予選では彼の方が燃料が重かったからね。また彼のエンジンは2レース目だったが、ティモの方は新品だった。だからブダペストでは2台とも非常に競争力が高かったんだ。これはチームにとってとても良いことだ。

    ハンガリーで獲得した10ポイントを生かして、コンストラクターズ選手権4位の座を残りのシーズンも維持する自信はありますか?
    それが我々の目標だし、この4戦ではそれが正に我々に相応しい順位だった。だがF1では何が起こるか決して分からないし、もちろん我々はルノーやレッドブルといったチームの力を侮ってなどいない。マニクール以降のパフォーマンスに関して言えば、我々はBMWと3番手を競える位置にいると思う。バレンシアでは新しい状況にチームがどれほど上手く対応できるかが現れるだろうし、何がパフォーマンスを左右する大きな要素になるのかをどれ位正確に予測できるかが試されるだろう。面白くなるだろうね。

  • トヨタF1、「3番目に速いクルマを目指す」

    トヨタF1、「3番目に速いクルマを目指す」

    現在、コンストラクターズランキングで4位につけているトヨタF1チーム。ハンガリーGPではシャークフィンを導入し、ティモ・グロックが2位表彰台を獲得。トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンは、トヨタTF108がトラックで3番目に速いクルマになることを目指す。

    「バレンシアの準備は整っている。もちろん、我々はFIAの情報を見ることで、この新しいコースに対する準備を始めた。それにより、ダウンフォースとブレーキングの要求を推測するのに必要な、速度の分析データを出すことが出来た。また、我々は7月の終わりにそこで初めて開催されたレースを見るためにスタッフを送り、速度の分析、ドライビング・ラインと路面に関する更なるデータを手に入れた。」

    「コースのダウンフォースは中間程度で、ブレーキにはかなり厳しくなると予想している。序盤では、グリップはかなり低いことを予想しているが、週末を通して向上するはずだ。パフォーマンスに関しては、言うまでもなくハンガリーで見せた競争力に基づいたものにしたい。前の数回のレースをもとに、我々は3番目に速いクルマになることに真剣にチャレンジしている。また、バレンシアはチームが如何に新しいコンディションに適応できるかを示すことになるため、興味深い週末になるだろう。そして、我々には非常に前向きになれる理由が揃っている。」