タグ: トヨタ

  • トヨタ 「F1が勝者になるだろう」

    トヨタ 「F1が勝者になるだろう」

    トヨタのジョン・ハウエットが、F1トルコGPに期待するトヨタのパフォーマンス、また現在のF1の政治情勢について語った。

    トルコGPでのトヨタチームには、どのくらい勝ち目がありそうでしょう?
    トルコではかなり上位進出の可能性が高いと信じている。我々はコンストラクターズ選手権3位だし、モナコは例外だったが、今シーズン全てのコースにおいて高い競争力を発揮している。現在、我々のドライバーは2人とも非常に良いパフォーマンスを発揮しているし、通常のレイアウトのサーキットでは基本的に自分たちのクルマが強さを発揮できることがわかっているので、楽観的に考えている。

    モナコでのパフォーマンスが、あれだけ期待外れだったのはなぜでしょう?
    バルセロナの第3セクターは、あのコースの中で最も遅い区間だったが、そこで我々のクルマは予想していた程のパフォーマンスを発揮できなかった。そうした面がモナコでは一層誇張されてしまった。モナコは全体が低速のコースだからね。基本的に我々のクルマは低速区間をそれほど得意としておらず、この点については改善していなかければならない。

    その問題に対処するため、モナコ以降にどんなことをしたのでしょう?
    ケルンに戻ってチームは、モナコで何が起こったのかを理解すべく、これ以上ないくらい懸命に仕事をした。実際の週末のデータに基づいてモナコでの状況を分析し、それに基づき風洞試験を行った。そして更には直線走行による空力テストも実施した。現在、そこで得られた結果から解決策を開発している。

    バルセロナ以降、トヨタは上位陣の速さについていけなくなったのでしょうか?
    結果に関して言えば、この2戦は明らかに自分たちが期待していたことを実現できなかった。しかし私は、我々のクルマには本質的に高い戦闘力が備わっており、今後のレースではそれを証明する結果を得られると固く信じている。我々のクルマには、バルセロナでもある程度の競争力があった。特に1周のうちの中〜高速区間ではそうだった。残念ながらレースではスタートが上手くいかず、そのせいでヤルノはアクシデントに巻き込まれ、ティモは渋滞に捕まってしまうなど、妥協を余儀なくされた。我々がトップ6以内でゴールできる可能性は十分あった。もしそうなっていたなら、上々の結果と言えただろう。モナコでの結果は言うまでもなく受け入れ難いものだったが、あそこのコースは唯一無二の独特なレイアウトだし、トルコで我々は間違いなく再び競争力を発揮できると思っている。これからのレースでは毎戦、新しいパーツを持ち込むので、非常に近い将来、再びトヨタがトップ争いする姿を皆さんが目にできると私は信じている。

    F1の政治情勢は如何ですか?
    他のFOTAメンバーのチームと同じく、トヨタは2010年F1世界選手権への条件付きエントリーを提出した。我々としては、その諸条件が受け入れられることを願っている。まず、適切な統治を保証するため、今年の6月12日以前に全チームが新コンコルド協定に署名する必要がある。次に、2010年のレギュレーションはFOTAが提案した修正案を含む、今年のレギュレーションを基本にしたものでなければならない。

    トヨタはF1に対し、どれくらい強い姿勢で関わっているのでしょう?
    我々は常々“我々はF1に参加し続けたいと思っている”と言ってきたし、もしも我々の条件付きエントリーが受け入れられるなら、我々は少なくとも2012年シーズンの終わりまでは、このスポーツに関わり続けるつもりでいる。もしも実際にそうなった場合には、我々の将来に関する根拠のない諸々の噂も消えることだろう。

    FOTAは2010年のバジェットキャップに同意したのですか?
    いや、FOTAが提案した2010年レギュレーションには如何なる形のバジェットキャップも含まれていない。FOTAは支出をコントロールする理にかなった方策を提案した。これは非常にシンプルかつ実用的な方法で、同時に外部団体による高額になるかもしれない監査手法を避けることができるやり方だ。2010年レギュレーションに関して、我々は詳細な内容をまとめた提案を提出しており、我々としてはこれがF1に繁栄をもたらすと信じている。

    新規参戦チームに関しては如何でしょう? FOTAはF1に新たに参戦する各チームを支援するのでしょうか?
    新チームが参戦するのは喜ばしいことだ。ただし、我々は最初から全チームが同じルールの下で競い合わなければならない、という意志を明確にしてきた。経費削減はFOTAの根本的な理念の一つだし、我々はエンジンとトランスミッションのリースに関する経費を既に50パーセント削減しており、また、我々が提案した2010年レギュレーションでは、更に大幅な削減が提示されている。これらには、空力開発に関する制限、新素材の使用制限、そしてお金のかかる技術的行為の禁止が含まれている。例えば、ホイールリムを温める技術などだが、こうしたものはショーとしてのF1を盛り上げるために何の役割も果たさない。我々は、F1にエントリーし、参戦していくための経費を削減するために、数多くの効果的な施策を提案済みだ。

    ここまでの交渉はどのくらい困難なものでしたか?
    F1に関わる誰もが知っている通り、これは長く、そして時には困難を伴うプロセスだったし、まだ結論も出ていない。もし我々のエントリーに添付された条件が受け入れられるなら、F1が勝者になるだろうと私は信じている。FOTA内でこれまでにないレベルの結束を目にできたことは、この上なく喜ばしいことだった。当然ながら、コース上では我々はお互い競い合っているわけだが、私たち誰もが知っているこのF1というスポーツが、実現可能な形で確実に続いていけるようにするには、お互いが協力していく必要があることを全員が認識し、そして行動した。この組織の建設的かつオープンな雰囲気のお陰で、私は今後のF1の健全性に対して大いなる希望を持つことができた。

  • ジョン・ハウエット、2010年のF1エントリーを語る

    ジョン・ハウエット、2010年のF1エントリーを語る

    トヨタのジョン・ハウエットが、2010年F1へのエントリーを語った。

    トヨタは、FIAの予算キャップ案に反対してF1撤退を示唆していたが、最終的に6月12日までにコンコルド協定のサインすること、レギュレーションを改訂することを条件に暫定的なエントリーを提出するというFOTAの決断に従った。

    条件付きのエントリーを提出しましたか?
    FOTAのメンバーである9チーム全てが提出した。我々はその1つだ。

    それは6月12日にコンコルド協定にサインすることと、FIAによってレギュレーションが改正されることを条件としています。この合意は良い進歩を果たしましたか?
    確信はしていないが、チームのポジションは明確だ。

    FIAから何か反応はありましたか?
    これまで、多くは得られていない。2010年の技術的な内容に関して、何度か非公式な議論はあったが、まだ正式な承認があったとは思っていない。

    2010年のレギュレーションにどのような改正を求めていますか? 予算キャップなしのコスト削減を求めていますか?
    その通りだ。建設的な多くの提案がある。それはかなり包括的な文書であるが、コメントすることは適切ではないだろう。それはTRWG(テクニカル・レギュレーションズ・ワーキング・グループ)を通過し、チャーリー・ホワイティングとFIAの技術委員会で議論され、考慮されることになっている。かなり広範囲なパッケージだ。

    それは、特定の非パフォーマンスと識別されるコントロールパーツを許可することを含め、以前のFOTAの提案をもとに作り上げられているのですか?
    その通り。それらの方針に沿っている。特定のマテリアルは、純粋にコストと無駄を削除するという活動プロセスのもとに制限される。私もFOTAのメンバーも素晴らしいシリーズになると信じている。

    予算キャップ、またはそのように呼ばれるものは、2011年のためにまだ議論中ですね。それに対するFOTAのポジションはどのようなものですか?
    FITAはコストを削減する建設的な方法において、メンバー間で非常に具体的な合意に達した。しかし、現時点では予算キャップに関して、議論されているとは思わない。

    2011年の規約で後日議論にのぼると思いますか?
    管理方式は、コンコルド協定のもとで効率的に管理されなければならない。我々は、規定変更が将来について建設的でポジティブな方法で管理される、永続性があり、スポーツを良い方向に発展させるレギュレーションが保証される正しい管理プロセスを期待している。

    2010年に参入する新チームのための譲歩はありますか?
    FOTAの見解では、そこに2つの焦点がある。1つは、我々は全員が同じルールで競争しなければならないと考えていること。2つ目は、誰もシリーズに加わる新しいチームに反対していないということだ。エンジンとトランスミッションをリースするコストを削減するためにかなりの努力がなされた。18ヶ月の期間で50%以上削減された。チームをサポートし、F1にアクセスし、エントリーするためのコストを削減するために多くの効果的な方策がなされた。

    全員がコンコルド協定にあと2週間でサインすると確信していますか?
    我々は商業的権利者と合意に向けて6ヶ月以上取り組んできた。文書は、多くの隙間が完全に削減され、成熟した段階にある。我々は基本的にそれができない理由はわからない。本当にプロフェッショナルでバランスのとれた文書だ。署名を渋ることはあるかもしれないが、個人的にすべての企業利益において協定を結ぶのを拒む理由はないと思う。

    現時点で、2010年に対する議論がなされる可能性はありますか?
    本当にわからない。全員がどれくらい心を開くかにかかっている。実際の提案をみれば、非常に具体的で建設的だ。

    なにか2011年に関しての提案はありますか?
    何もない。FOTAメンバーの間には、将来の明確なヴィジョンがあるが、今は既存のスポティングレギュレーションとテクニカルレギュレーションをもとにした2010年の改訂を提案した状況であり、そこにはスポーツ全体を永続されるコンコルド協定にサインするという明確な意向がある。いったんそれが達成されれば、発展的に新しい加入者をどのように取り組むべきか、彼らのためにどのようなサポートレベルを広げられるかをすぐに議論を始めることができる。コストにおいて、より少ない変化、より影響が低いことだ。

    ウィリアムズのFOTAからの一時的な除名はなにか影響はありますか?
    それが状況を変えるとは思っていない。我々のエントリーは、必要条件が満たされる前の条件付きのものだ。私が知る限りでは、ウィリアムズは、公表されたレギュレーションのもと、予算制限チームとしてチャンピオンシップにエントリーした。

    現在起きていることに関して、FIA会議は予定されていますか?
    いいや。我々はどのような反応があるか待っているところだ。

    FIAが拒絶した場合、そのあとはどうなりますか?
    当然、他のチームに代わってコメントすることはできない。さらなる重役会議が必要になるだろうが、我々の多くが、実際に状況が満たされない場合、真剣に選択肢を考慮しなければならないと感じている。

    全てが6月12日までに同意されると思いますか?
    それはFIAによって承認されたエントラントが発表される日付だ。

    決議されることを確信していますか?
    プレスリリースをみれば、我々全員が、政治的なポジショニングを止め、スポーツの改善に集中するためにFIAと協力的かつ積極的に働くことに目を向けていることがわかるだろう。それがFOTAが今年、ドライバーの有用性、テレビ放送の改善、より多くのテレメトリーデータともに、取り組んでいることだ。我々はただ同一のフィールドで競争し、全員が建設的に企業を経営し、専門的かつ正しい方法でどのように新しい参加者を統合するか議論したいだけだ。常に欠けているのは、分け前を増大させ、スポーツにおいて収益の残りがどのように再投資されるかを理解しなければならないということだ。

    商業的な権利所有者との交渉はどうですか?
    私が認識している限りでは、解決される必要がある3〜4つの小さな問題があった。率直に言うと、それらのほとんどはモナコでまとめられた。商業的な側から、問題を解決するには3〜4日もかからないだろう。

    FOTAの提案には、ジュニアドライバーのためのサードカーの条項はありますか?
    提案にはないと思うが、我々は常にFIAと商業的な権利所有者に、そこに懸念があるか、そして、彼らがさらなるクルマを運用することを望むのであれば、多数のチームがそれを行う気があることを述べている。

    2011年に新しいチームが参加するのを奨励していますか?
    新しいチームの参加については、FOTAからはいかなる異議もないと考えている。それをどのように管理するかは建設的に議論される必要がある。コンストラクターズチャンピオンシップの問題や歴史的にカスタマーカーに反対してきたウィリアムズのようなチームは、非常にそれを得意としている。新規参入者の数を満たすには、実用的な解決法を見つける必要のある問題がまだある。

  • トヨタ、富士スピードウェイでのF1開催の撤退を検討

    トヨタ、富士スピードウェイでのF1開催の撤退を検討

    トヨタが富士スピードウェイでのF1日本GPからの撤退を検討していると朝日新聞が報じている。

    トヨタは2000年に富士スピードウェイを買収。およそ200億円を投入して設備改修を行い、2007年から鈴鹿サーキットに変わり2年連続でF1日本GPを富士スピードウェイで開催した。

    F1日本GPは今年から鈴鹿サーキットが復活し、以降は鈴鹿と富士で隔年開催されることになっている。

    報じられたところでは、世界的な不況によりトヨタ社内でF1開催への出費を見直すべきとの動きが強まっているという。

    富士スピードウェイは、交通アクセスが悪く、バスで観客を輸送する、「チケット&ライドシステム」の運営費用も負担になっているとされている。

    富士スピードウェイのF1日本GP撤退が決まれば、今後はF1日本GPは鈴鹿サーキットで連続開催される可能性が高い。

    朝日新聞は、今年3月に先日発売になった新型プリウスの価格をすっぱ抜いており、情報の信憑性は高いものと思われる。

    トヨタは、2010年からF1に導入される予算制限に反対し、F1自体からの撤退も示唆している。2010年のF1エントリーの締め切りは本日29日。トヨタのF1活動の今後の動向に注目したい。

  • ティモ・グロック 「モナコGPでの不調は一回限りの特別な状況」

    ティモ・グロック 「モナコGPでの不調は一回限りの特別な状況」

    ティモ・グロックが、F1モナコGPを振り返った。モナコGPでトヨタの2台はフリー走行からパフォーマンスに苦戦し、スペインGPに続きノーポイントに終わった。しかし、グロックは、モナコでの状況は一回限りの特別な状況だと語る。

    モナコGPでのレースは如何でしたか?
    難しいレースだったが、最後はちょっと意外な結果でもあった。ピットレーンからスタートした自分がトップ10圏内でフィニッシュできるとは、予想もしていなかったからね。レースのスタート時は燃料が非常に重い状態で、特にモナコということもあり、ドライバーにとっては大変な仕事だったよ。

    10位は満足できる結果というわけですね?
    自分の目標はそれよりもっと高いところにあるから、10位で満足することは絶対にない。でも、土曜日のクルマの感触と予選での結果を考慮するならば、現実的に考えて、可能な限りの良い結果を達成したと言っていいと思う。

    なぜピットレーンからスタートしたのですか?
    予選後、自分たちがクルマに問題を抱えているのは明らかだった。その状況を改善するため、セットアップとサスペンションを数カ所変更したかったので、クルマをパルクフェルメから運び出したんだ。いずれにせよ、予選の結果を考えれば失うものは何もなかったからね。

    レース中のラップタイムは如何でしたか?
    当然ながら、あれだけ重い燃料搭載量だとレース序盤に速いラップタイムで走るのは不可能だったけど、それは予想していたことだったからね。でもレース終盤、スーパーソフトタイヤを履いていた時の私のラップタイムはそれほど悪くはなかったし、そのお陰でトップ10入りを果たすことができた。モナコでピットレーンからスタートしながらも、こんな結果に繋げるのは容易なことじゃないんだよ!。

    スタート時に燃料をそこまで重くしたのはなぜですか?
    予選後、いつも通りエンジニアと一緒にレース戦略を話し合い、順位を幾つか取り戻す最善策は第1スティントを長くすることだと判断した。もしセーフティーカーが入った場合、それが都合良く働いてくれる可能性もあったしね。モナコではそういう可能性は比較的高いんだ。結局セーフティーカーは1度も入らなかったけど、モナコでの最近のレースを振り返ってみると、珍しいケースだったみたいだね。

    なぜモナコでクルマのパフォーマンスが期待通りのレベルになかったのか、理由はわかっていますか?
    我々の予選時のパフォーマンスに関しては明確な理由が見つからなかったため、チームが今もデータを分析している。我々としてはかなりの戦闘力を発揮できるものと予想していただけに、フリー走行で自分たちに速さが足りないことに気が付いた時は意外だった。そのときから、今回の週末は厳しいものになるとわかっていた。理想を言えば、モナコGPの週末では、最初から満足のいくセットアップで走り始め、コース状況の変化に応じて少し調整を加えていくというやり方が望ましい。だけど今回の我々の場合、そうはならなかった。

    トルコでも似たような週末になりそうですか?
    モナコは1回限りの特別な状況だったんだと、自信を持って言える。その前のレースまでは相当に競争力が高かったから、クルマそのものが良いことは分かっている。モナコは唯一無二のコースだから、トルコで同じ問題に悩むことはないと思う。とは言え、今後のレースに向けてクルマを改善していくためにも、今回何が起こったのかをしっかりと理解しておかなければならない。我々は現在コンストラクターズ選手権3位だし、ケルンにいるチームメンバー全員が、クルマから更なるパフォーマンスを引き出すべく、懸命に仕事を続けている。モナコが期待外れだったとはいえ、我々はポジティブな姿勢を貫いている。それが重要なんだ。

  • トヨタ、F1撤退を否定

    トヨタ、F1撤退を否定

    トヨタのジョン・ハウエットは、トヨタが2009年末にF1から撤退するとの噂を否定した。

    予算制限をめぐり、複数のF1チームが撤退を示唆しているが、FIAのマックス・モズレー会長は、規約がF1チームの思い通りになったとしても、世界的な不況によってF1からの撤退を検討するだろうと述べている。

    F1撤退チームの最有力候補にあるのがトヨタ。トヨタの上層部は、シーズン開幕前に、今年優勝できなければF1撤退もあり得ると述べていた。

    報じられたところでは、トヨタは、モナコGPの酷いパフォーマンスによりF1撤退を決断し、その決断を正当化するためにFIAとの論争を利用していると考えられている。

    また、この決断は2009年シーズン前にすでに下されていたとの見方もある。

    トヨタのジョン・ハウエットは、これらの報道を否定。

    「作り話だ。これらの記事は、現状の緊張を高めるために意図的に掲載されたものだ。情報源も不明だ。」

    「我々には、来年のチャンピオンシップに参戦したいという明確な意思がある」

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • トヨタ:ピットスタートのグロックが10位フィニッシュ (F1モナコGP)

    トヨタ:ピットスタートのグロックが10位フィニッシュ (F1モナコGP)

    トヨタは、F1モナコGP決勝レースで、ティモ・グロックが10位、ヤルノ・トゥルーリが13位だった。

    ティモ・グロックは、予選からセッティングを変更し、ピットスタートを選択。1ストップ戦略を選択し、重いマシンで全ドライバー中、一番長い第1スティントを走り、10位でフィニッシュした。

    ヤルノ・トゥルーリは18番グリッドからスタートして、13位でフィニッシュした。

    ティモ・グロック (10位)
    「上位10位に入れたことは、今週、予選までの状況を考えれば、スタートの時に期待していた以上の結果だと言わざるを得ない。最終スティントでは、良いラップを刻めたが、モナコでのピットレーンスタートでは、ポイントは獲得は期待できない。今週末の始まりは良くなかったが、巻き返そうと頑張ってきた。モナコでは、良い状態でスタートし、クルマを変化するトラックの状態に合わせたいが、フリー走行1回目から、問題が出た。トルコGPを楽しみにしているし、大幅に改善できると思う」

    ヤルノ・トゥルーリ (13位)
    「予選後に予期した通り、タフな決勝レースだった。今日のようなグリッドだと、常に難しいレースになるし、我々の戦略は機能しなかった。ここのトラックの問題になるが、常に、前が遮られる悪いタイミングに、悪い位置にいたように感じる。数周、良いラップで走るといつも、前に遅いクルマがいて、一方、オーバーテイクは不可能で再度、速度を落とさなければならなかった。厳しい週末は終わり、このことは忘れて、はるかに高い競争力が期待できる次のレースに集中したい」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「ピットスタートを選んでセッティングを変更したことが功を奏し、ティモが10位に入った。ヤルノも13位で完走でき、昨日の予選から考えれば、まずまずの結果と言える。次のトルコでは言い訳無しでクルマ、チーム力を問われるレースになる。その事はチーム全員認識しており、再び上位の争いが出来る様に全力で、レースに臨みたい」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「予選に苦しみ、決勝も残念な結果だったが、チームもドライバーも、一生懸命頑張ってくれ、良い仕事をしたと思う。期待はずれの予選結果にも関わらず、最後まであきらめないところが、うちのチームの良いところだ。ケルンに戻って、モナコでは何が悪かったのか、しっかりと洗い直さなければならない。ファクトリーのスタッフはみんな、今シーズン、本当に良くやってくれているので、トルコでは絶対に元の調子を取り戻すと思う。コンストラクターズ・ランキングは3位をキープしているので、引き続き一生懸命戦い、積極的思考で進めていきたい」

    関連:
    F1モナコGP:ジェンソン・バトンが今季5勝目

  • トヨタ:最後列グリッドに沈む (F1モナコGP予選)

    トヨタ:最後列グリッドに沈む (F1モナコGP予選)

    トヨタが、F1モナコGP予選で、ヤルノ・トゥルーリが19番手、ティモ・グロックが20番手と最後列に沈んだ。

    ヤルノ・トゥルーリ (19番手)
    「大変がっかりしている。特に、予選第1セッションの終了直前、最後の2つのコーナーで他のクルマにブロックされた時は、とても良いラップタイムで走行していたから。自分の最速ラップになっていたはずで、簡単に予選第2セッションに進めたと思うので、怒りを感じている。結局、今日は、良いパフォーマンスを見せることができなかった」

    ティモ・グロック (20番手)
    「どこが問題なのか、分析しないといけない。今日は1周目から苦しんだ。クルマは素晴らしくはなかったが、ひどく悪いわけでもなかった。ただ、ペースがうまく刻めなかった。一生懸命攻めたが、充分ではなかった。今回のグリッドポジションでは難しいかもしれないが、明日の決勝ではもちろんベストを尽くす」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー)
    「見てのとおり、厳しい予選になってしまった。原因を調べている最中だが、明らかにクルマに問題があり、直さないといけない。スタートのポジションから考えると、難しい決勝になりそうだが、攻め続けていく」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「信じられない予選結果となり、本当に残念だ。昨日、ドイツ・ケルンのファクトリーと連携して、セットアップの変更と、フリー走行3回目で試す内容を決めた。クルマのバランスは悪くないが、グリップがどうしても出せず、予選に向けて、大きくセッティングを変更してみたが、結果に繋がらなかった。レースに向けては、前向きに考えれば、戦略の自由度があるので、もう一度全てを見直して、全力を尽くす」

  • トヨタ:F1モナコGP初日

    トヨタ:F1モナコGP初日

    トヨタは、F1モナコGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ティモ・グロックが18番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (14番手)
    今日は、セットアップや、クルマの良いバランスを探すなど、通常の作業を行った。今朝は、路面が当然汚れていたので、グリップがあまり得られなかった。フリー走行2回目は、タイヤ、特にタイヤのタレの問題が出たので、これから調べて、解決しなければならない。やらなければならない作業がたくさんあるが、ここモナコではデータを解析し、セットアップの改良に当てられる日が一日多い。明日、休むわけにはいかないだろう。

    ティモ・グロック (18番手)
    今日は良い日ではなかった。午前のフリー走行では、メカニカルと空力のセットアップを色々と行い、午後のフリー走行2回目は、タイヤの評価に時間をかけた。我々がどの辺りにいるかを、現時点で言うことは難しい。ラップタイムからすると、素晴らしい結果は出せなかったけれど、フリー走行後に判断をすることは常に難しい。今日の午後、少し苦しんだ駆動力を向上させ、タイヤを最大限に生かせるようにしなければならない。簡単ではないが、参考になる情報はたくさんあるから、予選までに良くなると思う。

    ディーター・ガス (チーフエンジニア レース&テスト)
    クルマに関して大きな技術的なトラブルはなく、多くの周回をこなしたが、慌しいフリー走行だった。フリー走行1回目は、主にセットアップと、今回のレースのために準備した新しいパーツの評価を行い、2回目はタイヤに重点を置いた。ロングランでのタイムの安定性に少し苦労したので、これから調べないといけない。タイムシートについてはあまり気にしていない。何故なら、2回目のフリー走行では、早い段階に、スーパーソフトタイヤで、我々の最速ラップを出したし、モナコでは週末になればなるほど速いラップが出ること分かっている。今夜だけでなく明日もデータを分析し、土曜と日曜にはベストなパッケージで臨みたい。

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    非常に厳しいモナコGP初日といわざるを得ない。低速コーナーの多い、モナコでは立ち上がりの加速性能が非常に大切だ。しかし午前も午後も、色々なセットアップを試みたが、その加速時のグリップが十分に得られず、終始苦しんだ。その為、タイヤの痛みも大きく、ロングランでもタイムを安定させる事が出来なかった。幸いな事に、普段と異なり明日は走行がなく、予選まで1日の余裕がある。ドイツ・ケルンのファクトリーの仲間と協力して、なんとしても解決策を見つけ出し、モナコでは他のGP以上にグリッドポジションが重要なので、良い予選結果を目指す。

    関連:
    F1モナコGP フリー走行2回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム
    F1モナコGP フリー走行1回目:ルーベンス・バリチェロがトップタイム

  • ティモ・グロック (F1モナコGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1モナコGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1モナコGPに向けての意気込みを語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    昨年は、変わりやすい天候のため、難しいレースだった。でも概して、市街地コースでのレースはとても楽しいし、モナコは特にそうだ。モナコのGP2シリーズで、良い成績を残したことがある。簡単にミスをして、レースを台無しにしかねないので、全神経を集中しないといけない。

    モナコではいつもそうだが、前を走るドライバーに問題がない限り、オーバーテイクは不可能に近いので、予選で好位置を獲得することが大切だ。スペインGPは惜しいことに、1周目でのトラブルのために、予定通りには行かず、今シーズン初めてポイントを逃したのはとても悔しかった。ダウンフォースは減ったがスリックタイヤからのグリップ力が増したので、モナコで今季のクルマを経験するのが楽しみだ。今シーズン、僕たちのクルマはとても良いので、モナコでも競争力を絶対に発揮できる。

    開催日程:2009年 F1 モナコGP

  • ティモ・グロック、F1スペインGPを振り返る

    ティモ・グロック、F1スペインGPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1スペインGPを振り返った。トヨタは、開幕戦からの連続記録が途切れ、優位性が失われたようにも見えたが、グロックはトヨタの巻き返しに信頼を寄せる。

    スペインGPの週末を総括してもらえますか?
    一筋縄ではいかない週末で、最後は本当に期待外れとなってしまった。我々はスペインGPにもっと多くのことを期待していたから、10位という結果は予想を遥かに下回るものだった。今回のレース中の我々のパフォーマンスは、明らかにシーズン序盤の我々が示した高い基準に達していなかった。しかし、我々はここから先の各レースに対応すべく全力で仕事を進めている。

    チームがスペインに持ち込んだアップデートパッケージについては如何ですか?
    ケルンにいるみんなは、幾つものアップグレードをクルマに施すため、信じられないくらい一生懸命に仕事をしてくれた。僕は彼らのそうした多大な努力に感謝している。こうした作業にどれ程の手数がかかっているのかを目の当たりにすると、チームのみんなの献身的に仕事に打ち込む姿勢を本当にありがたいと実感できるんだ。今回は機械的な部分と空力部分でのアップデートがあり、金曜日にこれらをテストした。テストが禁止されている今年は例年とは少し状況が違い、新しいパーツは金曜日に試さなければならない。元々金曜日はセットアップとタイヤと戦略のチェックで忙しいんだけどね。最終的に、空力のアップデートパッケージは使わないことにしたものの、機械部分の新パーツの幾つかは実際に使用した。

    トヨタと比較して、他チームが一歩前進してしまったのでは、という不安を感じていますか?
    スペインではやや優位性を失ったように見えたが、でもチームはクルマを開発するために本当に懸命に仕事をしているし、近い将来に更なるアップグレードもある。昨年は、シーズンが進むと共に継続的に改善を続け、最終戦は我々が一番競争力を発揮できたレースの1つとなった。このことは、シーズン中に他チームとのギャップを縮めていく能力が我々にあることを証明している。もちろんこれは挑戦と言えるし、時には予想通りに物事が結果に繋がらないこともある。でも我々は、クルマのあらゆる部分の開発を続けていかなければならないことを自覚している。他チームも同じことをしているわけだからね。我々にはそれを実行する決意と潜在能力が備わっている。

    予選でトップ6入りを果たした後、状況は良さそうに見えたのですが、レースでは何が起こったのでしょう?
    我々はかなり攻撃的な戦略を採り、3列目からスタートして間違いなくポイントが獲れるだろうと考えていたが、残念なことに、スタートが思うようにいかなかった。マシンが適切にグリッドから走り出すことができず、このため僕は幾つか順位を失い、その後ターン2で大混乱が起こった。ヤルノがこれに巻き込まれ、彼はニコ(ロズベルグ)に芝生へ押し出されてしまった。その後、僕は第1スティントの間ずっとニコの後ろに捕まってしまった。本当ならもっと速く走れたものだが、追い越しを仕掛けられるくらいの距離まで彼に近づくことができなかった。僕が採っていた戦略を考えると、これが僕のレースでのチャンスに大きなダメージを与えてしまったと言える。

    レース中の追い越しは可能でしたか?
    追い越しはとても難しかった。ニコのスリップストリームに入る度に、僕のクルマのタイヤのグリップが失われ、このためどうしても彼に十分に近づけなかった。レースの終盤にかけて、僕はルイス(ハミルトン)にプレッシャーをかけ続けていたが、この時も同じ状況だった。僕は彼よりも速かったのだが、追い越しはとにかく本当に難しかった。そうした状況にいたのは僕だけじゃなかった。レースの最後のフェリペ(マッサ)が絡んだ状況を除けば、レース中の追い越しは多くなかった。

    モナコに向けて、抱負はいかがですか?
    もちろん一番の目標はポイント圏内に戻ること、そして願わくは再び表彰台目指して戦うことだ。個人的には、特に変わったことのない週末になるといいと思っている。ここまでピットレーンからのスタートが2度あり、また、天候に関して幾つか問題もあった。これは、興味深いシーズンのスタートを切ったと言ってもいいだろうね。

    モナコはあなたにとって特別なレースですか?
    モナコは本当に気に入っているけれど、でも一番鮮烈に記憶に残っていることを思い出すと、ちょっと複雑な気持ちになるんだ。2006年にGP2に参戦するためヨーロッパに戻って来た頃、僕はベストなクルマに乗れず、シーズンのスタートは厳しいものになった。モナコでは17番手からスタートして4位まで順位を上げ、僕にとって状況がようやくかなり好転して来たように見えた。ところがギアボックスに問題が生じ、リタイヤしなければならなかった。あれは本当にどん底の瞬間だったし、当時は本当に自分がF1に戻れるのかどうか、真剣に自問していた。でも、嬉しいことに、その時のパフォーマンスが評価され、同じくGP2に参戦している“iSport”からドライブのオファーが届いたんだ。彼らのチームから参戦した初戦で僕は2位を獲得し、そして全てが変わった。キャリアの転機になった瞬間がモナコだったんだ。