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  • トヨタとルノー、F1離脱の可能性

    トヨタとルノー、F1離脱の可能性

    FIAとFOTAの論争により、トヨタとルノーがF1から弾き出される可能性が浮上している。

    今週の交渉でもFIAとFOTAは妥協点を見つけておらず、6月19日(金)の最終期限を過ぎてしまう可能性がある。

    ブラウンGP、トヨタ、ルノー、マクラーレン、BMWザウバーの5チームは、FIAから送られてきた書簡に署名し返送しなければ2010年のF1グリッドから締め出されることになる。

    締め出された場合、小さな新規参入チームを買収して来年も参戦することは可能ではある。しかし、一方でF1チームの同盟であるFOTAが最後の日を迎えるとも噂されている。

    分裂シリーズ構想は単なる脅しだと思われており、単に2010年のF1に参戦する意向のないチームが金曜日の期限を過ぎるとみられている。

    FOTAの8チームのうち、上記5チームのエントリーは条件付きとなっており、フェラーリとレッドブル系チームは既存契約があるため、議論はあるものの条件なしでのエントリーとして扱われている。

    この5チームのなかで、ブラウンGP、マクラーレン、BMWザウバーの3チームは、新たに分裂シリーズが設立されなければ、FOTAから脱会してでも2010年のエントリーを申請するとみられている。

    FOTAから脱会するには、満場一致が必要であり、未許可の脱会を禁止する5,000万ポンドの違約金を支払う必要がある。

    フェラーリとレッドブルがF1を離脱する場合、FIAとの協定だけではなく、FOMとの別の協定にも違反することになり、高額の法的措置がとらえる可能性がある。

    ブラウンGP、マクラーレン、BMWザウバーがFOTAを脱会し、無条件エントリー組のフェラーリ、レッドブル、ウィリアムズ、フォース・インディアに加わった場合、トヨタとルノーの2チームが孤立することになる。

    そうなった場合、トヨタとルノーは単にF1から撤退するか、ル・マンなどの既存の他カテゴリーに移るしか方法はなくなる。

    F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、そのような結果も起こり得るだろうと語る。

    「申請したがっているが受け入れられていない5つのチームのいくつかは、入ってくるだろう。そして他のチームは彼らがやりたいことをするだろう」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(F1イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(F1イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、2009年F1第8戦 イギリスGPが開催されるシルバーストン・サーキットにむけてのTF109のパフォーマンスを語った。

    シルバーストンではスピードが肝心なのでしょうか?
    確かにその通りだが、シルバーストンには一種の矛盾もある。というのは、シルバーストンは優れた空力効率が求められ、平均速度が高い一方で、肝心なのはやはりそれぞれのコーナーだからだ。ほとんどが高速のコーナーだがね。だが、シルバーストンはモンツァとは違う。モンツァも高速コースだが、あそこでは長いストレートが勝負になる。従ってシルバーストンでは、最高速度が伸びれば自然にラップタイムが速くなる、というわけではない。

    クルマとドライバーに対し、マゴッツ〜ベケッツの複合コーナーが特に大きな負荷となるということですが、それはどういった負荷なのですか?
    ドライバーにとって技術的に難しいと言えるのがこの区間だ。その理由は、まず高速で進入し、続けてかなり高速のまま何度か進行方向を変えなければならず、しかもややカーブがキツくなっていくためだ。クルマから最大限のグリップを引き出すことが重要なのは他のあらゆるサーキットと同じだが、シルバーストンの場合、クルマの瞬間的なハンドリング特性の良さが大きな要素にもなる。それが重要になるのは、コースにこの区間があるためと言っていい。ここでは高速走行中のクルマの進行方向を変える際、ドライバーが十分な自信を持ってドライビングできることが必須条件となる。従って、この区間に渡ってクルマの操作性能をしっかりと高めるべく(セットアップ作業に)集中することになる。

    この区間は、タイヤにどのような影響を及ぼすのでしょう?
    タイヤの構造に対し、この区間のコーナーは非常に厳しい負荷要因になる。この区間は長く、また高速での走行を強いられるため、タイヤに非常に大きな負荷がかかる。だが、現在ではこれについてそれほど心配する必要はない。タイヤの構造に過度のストレスを与えないよう、タイヤの内圧とキャンバー角を最適に保つ必要があるだけだ。かつて複数のタイヤメーカーが競っていた時代には、今よりも限界ギリギリのレベルでタイヤを使っていたため、そうした点がかなりの懸念材料になっていた。シルバーストンの場合、タイヤ側の視点から見ると、シャシーについてと同じく、コーナリング中の(タイヤやサスペンションなどの)硬さがグリップの最大値と同じくらい重要な要素になる。

    シルバーストンのような高速サーキットはTF109に適しているのでしょうか?
    コースのレイアウトが我々のパッケージに合っているはずなので、我々としては強さを発揮できると考えている。今シーズンのここまでの所、ハイレベルな空力効率が求められるコースでは、非常に高い競争力を発揮してきたから、シルバーストンに関しても楽観的に考えている。我々にとってトルコGPはいつもの調子を取り戻したレースだったし、今週末もそのパフォーマンスを高め、真に競争力の高いクルマに仕上げられるはずだと考えている。

    モナコGPからトルコGPまでの間に、どうやってチームはあれほど大きな進化を実現できたのでしょう?
    まず言いたいのは、モナコでの結果は、コースのレイアウト特性とレース環境が組み合わさったために生じた1回限りのものだったということだ。従って、トルコで同じ問題が再発することはないと我々は自信を持っていた。ただし、シーズン序盤の自分たちのレベルを取り戻せるのかどうか、分からない部分もあった。と言うのも、スペインではスタート直後の1コーナーのアクシデントによりレースが残念なことになり、続いてモナコでのレースがあったため、判断が難しかったからだ。我々は、クルマの全体的なパフォーマンスを改善すると同時に、既に解明していたモナコでの課題に対応したパーツを開発するため、ファクトリーで多大な努力を注いだ。ほとんどのレースと同じく、トルコにも幾つか新パーツを持ち込み、クルマの主要パーツの幾つかをアップデートしたが、それらが非常に上手く機能し、お陰でよりよい進化を遂げることができた。特に満足感が大きかったのは、あのコースの低速区間で最も競争力が高かったことだ。我々はシーズンの最後まで継続的な開発を計画しており、ここまでの所、目標にしている開発ペースを維持できている。

    シーズンの前半戦が終わりに近づいてきましたが、技術的な観点から見て、ここまでは予想通りだったでしょうか?
    今の我々は、シーズン前のテスト結果から想定できた位置とほぼ同じ位置にいる。つまり、トップ3だ。良いスタートを切れたし、グリッド上位で戦っており、表彰台を3度獲得してコンストラクターズ選手権では3位につけている。ここまでの戦いは今後に向けてかなり期待できるもので、我々が正しい位置にいるのも間違いない。ただし、我々には更に大きな目標があり、今年はそれを実現したいと思っているので、満足はしていない。パフォーマンスに関してトップ3以内にいるとは言え、実力で優勝争いをするにはまだ僅かながら欠けているものがある。優勝こそが我々の目標であり、トップとの差を縮めるべく、我々は懸命に仕事を続けている。

    TF109を全体的にみて、クルマの開発に関してトヨタが選択した方向性には満足していますか?
    冬のテスト及びシーズン序盤の我々のパフォーマンスを見れば、TF109の開発の方向性は、クルマのコンセプト作りの段階から正しかったことが分かる。これまでの所、モナコGP後に幾つかの対策に取り組む必要があったとは言え、元々のコンセプトを見直す必要などなかったし、このクルマに関して根本的な問題は何もないと言える。従って、TF109の開発のやり方に関して、私は何も後悔していない。お陰でクルマの基本的な競争力は非常に高いものになった。現在のハードルはとにかく効率を高め、このパッケージから更なるパフォーマンスを引き出すことだけだ。

    今回がシルバーストンで予定されている最後のイギリスGPになります。シルバーストンがF1カレンダーから外れることについては残念に思いますか?
    マニクール・サーキットに愛着があるフランス人の私にとっても、シルバーストンがF1カレンダーから姿を消すのは寂しいと言わざるを得ない。と言うのも、このサーキットはモータースポーツの歴史の中で大きな役割を果たしてきたからね。シルバーストンがF1の伝統の一部であることは間違いないし、そのレイアウトはドライバーにとって本当にハードルが高く、この点に関してはスパ・フランコルシャンや鈴鹿に並ぶ。伝統のあるサーキットだけに、私も(ここがF1カレンダーから外れれば)寂しく感じるだろう。当地の天候に関してはイライラさせられることがよくあるとは言えね。私が初めてシルバーストンに足を運んだのは、15年前にツーリングカーのレースでタイヤメーカーのサポート担当として訪れた時だった。あの時は路面温度が42度だった。あの時のことはよく覚えている。その温度に対応できるスペックのタイヤを持ち合わせていなかったからね!

    開催日程:2009年 F1 イギリスGP

  • ティモ・グロック (F1イギリスGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1イギリスGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1イギリスGPが開催されるシルバーストン・サーキットの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    イギリスGPは楽しみ。シルバーストンでは大きなチャンスがあると思う。F1の熱狂的なファンがいて、コースの設計もエキサイティングで、楽しくレースができる場所だ。そういう意味では、今回のGP後、F1がシルバーストンで開催されないのは残念だが、新しい施設も刺激的だと思う。

    ドライバーにとって魅力があり、素晴らしい高速コーナーがいくつかあるシルバーストンの大きな特徴はスピード。このタイプのコースは、私たちのクルマが得意にしているので、今年、このレースを特に楽しみにしている。トルコでは、新しく投入したクルマのパーツで、競争力をうまく発揮できたので、今週末はそれをより高めたい。イスタンブールでの予選では、ヤルノとともに上位6位に入れず残念だったが、今週末は、上手くいく自信があり、上位に手が届くところにいる。パッケージの性能を最大限に引き出し、上位のライバルたちと競い合いたい。

    開催日程:2009年 F1 イギリスGP

  • トヨタ、F1チーム代表の山科忠を日本勤務へ

    トヨタ、F1チーム代表の山科忠を日本勤務へ

    トヨタF1チームの代表を務める山科忠が、ケルンのチームから日本へ移動となることが明らかになった。

    山科忠は、2007年6月に富田努から代表職を受け継ぎ、TMG社長のジョン・ハウエットとともにドイツ・ケルンのチーム本拠地で働いてきた。

    しかし、トヨタは今週末に山科を日本に帰国させ、日本からチーム代表として指揮をとり、レースへ出席させるという。

    チーム代表の活動拠点をケルンから日本に移すという決定した理由は定かではないが、今月末、トヨタの新社長に就任する豊田章男との関連性も推測されている。

    以前、ホンダが中本修平を二輪に復帰させ、昇格させた直後にF1撤退を発表した経緯があるだけに、トヨタの今回の動向は気になるところだ。

  • ヤルノ・トゥルーリ、F1トルコGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ、F1トルコGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリが、F1トルコGPを振り返った。スペインGP、モナコGPとノーポイントに終わっていたトヨタだが、トルコGPではトゥルーリが4位、グロックが8位とダブル入賞。復調の兆しをみせた。

    トルコGPの週末は如何でしたか?
    今回の僕たちは、本来の調子を取り戻し、トルコGPで再びグリッド上位で戦うことができて良かった。モナコの後、すぐにトップ5に戻れたのは素晴らしいことだよ。これはパフォーマンスを向上させるために本当に一生懸命仕事をしてくれたチームのお陰だ。僕たちはトップのクルマからそれほど大きく離されていなかった。現状ではまだ、縮めていかなければならない僅かなギャップがあるものの、僕たちは正しい方向へ進んでいる。

    モナコの後、チームはどのようにしてこれほど大きく流れを変えることができたのでしょう?
    これが実現できたのは、モナコ後のチーム全員が膨大な仕事をこなしたからだ。モナコは1回限りの特殊なレースだから、僕たちとしてはトルコで同じ問題が繰り返されることはないと確信していたけど、この問題を成り行きにまかせることはできなかった。僕たちはフロントとリヤのウイングへの変更を含むアップデートを幾つか行った。それがトルコGPで更なるパフォーマンスをもたらしてくれたんだ。スタートを含め、クルマ全体にわたって数多くの部分を改善した。お陰で日曜日のレースでの僕のスタートは素晴らしいものになった。ティモと僕は、どこを改善することができるのかを理解すべく、チームと一緒に仕事をしてきたが、トルコで僕たちが手にした結果は、そうした努力に対する嬉しいご褒美だね。

    トルコでは、走り出しからすぐにクルマの競争力の高さを実感できましたか?
    通常、自分(のクルマ)に競争力があるのかどうかは、最初のフリー走行ですぐに分かる。トルコでの僕は最初の段階からかなり満足できていた。僕たちは明らかに競争力が高かったし、すぐに自分たちがトップ10に入れると自分にも分かったよ。フリー走行を通じて、僕たちは更なる競争力をクルマから引き出していき、そして予選では、タイヤの状況がややいつもとは違ったとは言え、ポールポジションからそれほど離されなかった。

    イスタンブールでのタイヤの状況は如何でしたか?
    普通なら、1周のパフォーマンスに関しては、軟らかめのタイヤの方が明らかに優れている。しかしトルコの予選時は、2つのコンパウンドにそれ程大きな差がなかったんだ。僕たちはあらゆる要因を間違いなくカバーしておけるよう、各セッションでハードとソフトそれぞれのタイヤを使ったが、各ラップタイムはかなり似通っていた。レースになるとタイヤ選択の判断はかなり明快だったし、どちらのタイヤもしっかりと機能してくれた。僕は最後の短いスティントでソフトタイヤを使ったが、僕がレース中、自身の最速ラップを記録したのは、硬めのコンパウンドを履いている時だった。それは全体で4番目の速さだったんだ。僕たちが本当の意味でかなり競争力が高かったことがここに表れている。

    レースは如何でしたか?
    僕にとってはエキサイティングなレースだった。全周回にわたってバトルを続けたからね。素晴らしいスタートを切れた僕は、1コーナーへの進入で2台のクルマをかわし、3番手になった。しかし、僕はブレーキがロックする問題を抱えていたため、(マーク)ウェバーを後ろに封じ込めておくことは不可能だった。その後、良いリズムで走ることができるようになり、(ニコ)ロズベルグと激しく順位を争い続けた。僕の方が前を走っていたが、彼の最初のピットストップが僕より2周遅かったため順位を奪われてしまったんだ。でも僕はあきらめなかった。第2スティントでは自分たちの方が多めに燃料を積んでおり、可能な限り彼の後ろに近づいて走り続けなければならないことは分かっていた。僕は、どの周回も予選のラップのように走ろうとして、ロズベルグに近い位置をキープした。その結果、最後のピットストップを行った際に僕が前に出ることができたんだ。僕が4位でフィニッシュできるよう、素晴らしい仕事をしてくれたピットスクルーのみんなを、大いに讃えたいと思う。

    シーズンここまでについてどう思いますか?
    ちょっとジェットコースターに乗っているような感じだったけど、今は、自分たちが間違いなく正しい方向に進んでいると信じている。現在コンストラクターズ選手権3位という事実が、僕たちのクルマがどれ程優れているかを示している。ただし、現状のラップタイムに関しては、非常に僅差の順位争いになっている。僕たちは現状の自分たちのレベルを維持するだけではなく、僕たちの先を行くチームにプレッシャーをかけるためにも、可能な限り短時間でクルマを開発していかなければならない。今シーズンは新しい空力レギュレーションが導入されたので、シーズン中に改善できる余地がとても大きくなっているからね。常に自分たちのクルマから更なるパフォーマンスを引き出していくことが、僕たちにとっての挑戦なんだ。

    シルバーストンで再び競争力を発揮できる自信はありますか?
    僕は楽観的な人間だから、イギリスGPに対しては大いに期待している。シルバーストンは僕たちのクルマにかなり合っているはずだし、トルコの結果から考えると、僕たちは良いレベルにいると思う。もちろん、改善を続けていく必要があるし、トップのクルマとの間には小さなギャップがあるが、チームはその差を縮めるべく開発に取り組んでいる。個人的には、シルバーストンに関して良い思い出は多くないが、今回はそれを変えようと決意を固めている。

  • トヨタ:ダブル入賞で復調の兆し (F1トルコGP)

    トヨタ:ダブル入賞で復調の兆し (F1トルコGP)

    トヨタは、F1トルコGPの決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが4位、ティモ・グロックが8位に入り、ダブル入賞を果たした。

    ヤルノ・トゥルーリ (4位)
    「レース結果にもクルマにも満足している。パフォーマンスの向上のために頑張って働いたので、表彰台を狙う位置に戻ったことは大変嬉しい。今週末は、エンジニアを含めチームで改良を重ねた結果、スタートに成功し、第1コーナーで2つも順位を上げた。ただ、1周目でブレーキ不足に大変苦しみ、4番手に下がってしまった。その後はリズム良くラップを刻み、ニコ・ロズベルグと激しく競い合った。最初のピットストップで、彼に前に出られたが、すぐに立て直し、2回目のピットストップで追い抜いた。路面にゴムが乗ってくると、最後まで競争力を高く保ちながら、上位争いができて楽しかった。今週金曜日より、感触が良く、適切なセットアップが見つかった。再び高いレベルで競い合うようになり、嬉しい限りだ」

    ティモ・グロック (8位)
    「13番手グリッドからのポイント圏内でのフィニッシュはたやすくはなかった。スタート直後はうまくいったが、第1コーナーで渋滞につかまり、他のクルマに押される形で外に出た。ここで順位を少し落とすことがなければ、もっといい結果だったかもしれない。だけど、クルマの調子は良く、また燃料補給も素早かったので、ポイントを取れたことは嬉しい。F1で好位置を得るのは難しいが、私たちの戦略は正しくて、ピットストップも素晴らしかった上に、セットアップもうまく機能したので、チームに感謝したい。ポイント獲得という決勝前の目標を達成できて満足。次のレースではもっと上を目指したい」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「50℃にも達する路面温度でタイヤの選択は限られてしまったが、ドライバーの頑張りと、ピットストップ作戦が上手く働き、2台揃って入賞し、ポイント獲得できた。新しく準備した空力パーツやセッティングが効果を発揮、レース中のタイムを見ても、クルマのスピードは本来のものに戻ってきた。もっとクルマを速くし、表彰台、そして優勝を目指して、次のイギリスGPに臨みたい」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「ドライバーが2人ともポイントを取ることができ、結果には満足している。再び上位争いに絡むことができたが、常に、この位置で戦いたいと思っている。昨日の予選を考えると、チームは精一杯やり、ベストな結果を引き出せたと思う。しかし、もちろん狙うは表彰台で、かなり良くなったとはいえ、もっとパフォーマンスが良くなるように、一生懸命頑張りたい。まだトップチームとの差があるので、次のレースではこれを縮めるつもり。シルバーストンは得意なコースであり、私たちのクルマにフィットするので、イギリスGPでさらに良い結果を出したいと思っている」

    関連:
    F1トルコGP:ジェンソン・バトンが今季6勝目

  • トヨタ:トゥルーリが5番グリッドを獲得 (F1トルコGP予選)

    トヨタ:トゥルーリが5番グリッドを獲得 (F1トルコGP予選)

    トヨタは、F1トルコGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックが13番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (5番手)
    「先回のモナコでは、厳しいレースだっただけに、今回の好結果は嬉しい。格段に良くなり、自分たちがいるべき上位に戻ることができて最高だ。ハードタイヤで速く走ることができたものの、オプションのソフトタイヤのメリットを最大限に引き出すことができず、タイヤの選択が難しかった。明日の決勝で好成績を目指すため、これを解析する必要がある。ポールポジションから遠くないスタート位置なので、決勝に期待が持てる。レースは長く、何が起こるか分からないが、表彰台に上れるように戦いたい」

    ティモ・グロック (13番手)
    「今日のセッションは簡単にはいかず、トップテンに入れなかったのは残念だ。午前中は速さを感じ、セットアップも上手く機能したので、予選に向け、クルマには満足していた。しかし、午後、少ない燃料で、ソフトタイヤで走ると、クルマはオーバーステア気味になり、午前中と同じようには感じられなかった。競争力は高いので、上位10番手に入りたいと思っていたが、予選第2セッション最終セクターでのミスからタイムをロスし、予選は思ったような結果にならなかった。モナコよりはオーバーテイクしやすいので、決してあきらめることなく頑張りたい」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「モナコGPが終わってから、問題の解決に努力し、新しいパーツを投入したため、モナコより明らかに良い週末だ。しかし、予選結果を手放しで喜ぶことはできない。予選前には、2台一緒のトップテン入りを狙っていたので、それがかなわず残念。ティモは、非常に速いラップタイムで競っていた最後のセクターでミスをしてしまい、13番という順位になった。ヤルノのパフォーマンスは予選中を通じ、とても高く、決勝グリッドの上位に再び戻ることができて嬉しい。トルコではもちろん、5位より上位の表彰台獲得を狙っていたが達成できなかったので、決勝では最善を尽くしたい。ソフトとハードが似たような性能を示しており、タイヤの選択が難しいが、レースでは様々な戦略が考えられそうだ」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「ティモが最終予選に進めなかったのは本当に残念だが、ヤルノが5番グリッドを獲得してくれた。40℃を超える路面温度の中でハードとソフト、2つのタイヤを使い分けながら戦いを進めた。ティモも予選第3セッションへ進めるペースで走行していたが、最終コーナーでブレーキをロックさせてしまい、僅差で最終予選に進めなかった。ヤルノは予選第2セッションで2番手につけ、スピードが戻った事をしっかり示してくれた。明日のレースは ヤルノは表彰台を狙う戦いを、またティモには戦略を練り、上位進出を目指す」

    関連:
    F1トルコGP 予選:セバスチャン・ベッテルがポールポジション

  • トヨタ、新型ディフューザーとリアウイングを投入 (F1トルコGP)

    トヨタ、新型ディフューザーとリアウイングを投入 (F1トルコGP)

    トヨタは、F1トルコGPに新型ディフューザーとリアウイングを始めとする空力アップデートを持ち込んでいる。

    開幕戦からダブルディフューザーを使用しているトヨタだが、トルコではその形状を変更してきた。

    ディフューザー上部の形状をブラウンGPのようにY字型に広げ、中央部の間隔を大きくしてきた。

    またリアウイングのエンドプレートをディフューザーの位置まで延長。しかし、エンドプレート間でディフューザーが完結しているレッドブルとは異なり、エンドプレート後端のみを伸ばすことで、ディフューザーの中央部と外側の間の気流を整えている。

    また、モナコGPでは問題があり使用できなかった複雑な形状の翼端板を持つフロントウイングも持ち込んでいる。

    トヨタ 新型ディフューザー トヨタ TF109 ディフューザー
    左が新型ディフューザー、右がこれまでのディフューザー

    トヨタ TF109 (F1トルコGP)

  • トヨタ:F1トルコGP初日

    トヨタ:F1トルコGP初日

    トヨタは、F1トルコGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが6番手、ティモ・グロックが14番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (6番手)
    いつもの金曜のように、主にセットアップとタイヤの評価を集中的にやった。トラックは特に午前中、とてもほこりっぽく、少しグリップ不足に感じたが、想定の範囲内であり、明日はより良くなるだろう。新しい空力パーツは良く、残りの週末にかけ、前向きなサインだ。競争力のあるラップタイムを出せ、長距離の走行も上手く行ったので、明日も期待したい。今日のセッションには満足しており、上位を狙えるだろう。

    ティモ・グロック (14番手)
    ロングランにセットアップの比較と、通常の金曜のフリー走行だった。特に、ソフトタイヤを履いたときに、クルマのバランスが、少し難しかった。予選に向けて改良したい。午後のセッションのラップタイム僅差だったので、より速くなる可能性はある。独特のコースだったモナコの時よりチームは競争力があり、明日の予選で示したい。

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    得るものが多い日だった。導入した新しい空力パーツを上手く使い、思った通り、モナコのときより明らかに良かった。トルコの金曜日は、たいてい路面状況が大きく変化するが、今日の午前中もそうなった。午後のセッションでは、3番手から16番手までが0.5秒以内におり、たった10キログラムの燃料の違いで、順位が入れ替わることがある。まだ、結論は出せないが、確実に言えることは、モナコのパフォーマンスのレベルとは断然に違う。週末が待ち遠しい。

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    簡単には行かなかったが、まずまずのトルコGP初日となった。モナコのあと、急遽行った空力テストや、解析のおかげで、迷うことなくプログラムを進めることが出来た。唯一意外な点は、ソフトタイヤのグリップを充分に引き出せなかった事だ。多くのチーム同様な状況と聞いているので、上手く答えを見つけ、明日の予選でより上位のグリッドを目指す。

    関連:
    F1トルコGP フリー走行2回目:ヘイキ・コバライネンがトップタイム
    F1トルコGP フリー走行1回目:ニコ・ロズベルグがトップタイム

  • ティモ・グロック、2010年もトヨタ残留

    ティモ・グロック、2010年もトヨタ残留

    ティモ・グロックは、来シーズンもトヨタがF1に留まる場合、引き続きトヨタF1チームのドライバーを務めることになりそうだ。

    2004年にF1デビューを果たしたティモ・グロックは、GP2でチャンピオンになったあと、2008年にトヨタのドライバーとしてF1に復帰した。

    その際、ティモ・グロックはトヨタと複数年契約を結んだとされているが、マネージャーを務めるハンス・ベルント・カンプスは、ティモ・グロックが2010年もトヨタでのF1シートを確保していると認めている。

    「ティモ(・グロック)は、2010年もトヨタに留まる。そこに、疑いの余地はない」

    ティモ・グロック自身は最近、現在のF1危機がどのような結末を迎えるのか心配していると語っていた。しかし、少なくとも無職になる心配はないようだ。

    「もし来年F1で走れないなら、父親の建設会社での仕事に復帰するよ」