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  • ティモ・グロック:F1ハンガリーGPテクニカルプレビュー

    ティモ・グロック:F1ハンガリーGPテクニカルプレビュー

    昨年のハンガリーGPでの表彰台獲得について教えてください。
    F1で初めて表彰台を獲得したあの時は、僕にとって本当に特別な瞬間だったし、最前列で戦えたことも最高だった。全ての要素がうまく一つにまとまり、完璧な結果に繋がったんだ。あれはホッケンハイムでのアクシデントの直後のレースだったから、僕があれほどの競争力を発揮できたことに驚いた人もいたはずだ。でも、実際にはホッケンハイムが転換点だったんだ。というのも、僕のためにチームがクルマを本当に良い状態に仕上げていたからね。その後のブダペストでの素晴らしい結果は、シーズン後半の好調の始まりだった。

    F1で初めて表彰台を獲得したことは、あなたにとってどういう意味がありましたか?
    あの感触を大いに楽しんだよ。キャリアを通じてずっと頑張って成し遂げようとしていたことが、まさにあれだったからね。2004年末にF1から離れた時、再びF1に戻るのはかなり難しいと思ったけど、僕は絶対にあきらめなかったし、そのチャンスを得るべく、チャンプカーとGP2に自分の力の全てを注いだんだ。でも、F1への復帰は単なる始まりで、ハンガリーで2位を獲得し、表彰台に立った時は最高の瞬間だった。あれには本当に満足できたし、最高の気分だったね。これから更に、何度もあれと同じことができるように頑張るよ!

    あれが、あなたのここまでのF1キャリアの中で最高のパフォーマンスと言えますか?
    昨シーズンの最高の結果はあれだったが、その他の幾つかのレースでのパフォーマンスもとても誇りに感じている。特に4位入賞したシンガポールとカナダがそうだし、それ以外にも結果はそれほど良くなかったかもしれないが、自分の走りとしてはかなり良かったレースもあった。今年はマレーシアGPで再び表彰台に上がっているから、これも僕の最高のパフォーマンスの一つだ。表彰台を獲得したレースは、いずれもキャリアのハイライトと言えるね。

    初めての表彰台はその後の表彰台と比べて何か特別なものなのでしょうか?
    初めての表彰台はある意味では他よりも特別だ。初表彰台は1回しかないし、それにその時は比較するものがないからね。でも、最大限のパフォーマンスをして、本当に素晴らしい結果を達成した時はいつだって最高の気持ちになる。今年のマレーシアGPでの3位も最高だったよ。あれはチームのみんなの素晴らしい努力の結晶だったからね。次の表彰台獲得も、かなり特別なものになるのは間違いないと思う。

    ハンガリーではたいてい好成績を残していますよね。これはなぜなのでしょう?
    2004年にF1テストドライバーとして金曜日のフリー走行を走った時から、ハンガリーでは常に速さを発揮できている。初めて走ったセッションでも速かったし、それはGP2に戻った時も変わらなかった。2006年のGP2では2位と5位だったが、翌年は本当に運がなかった。予選でポールポジションを獲得したのに、ピットストップでホイールに問題が生じてレースが台無しになってしまった。しかも第2レースでは表彰台を争っていたのに、クルマに機械的な問題が生じてしまったんだ。だから結果という点から言えば、ブダペストは僕にとって平均的なコースだが、あそこに行くと常に競争力を発揮できているのも確かだ。ドライバーにとってはかなり難しいサーキットだけど、とにかく走っていて楽しいんだ。まるでF1カーでカート用のコースを走っているみたいなんだ!

    ハンガロリンクはTF109に合っているでしょうか?
    そう願っているよ! でも、金曜日のフリー走行の前にそれを判断するのは容易じゃない。過去数戦の間に、僕たちは低速コーナーでのパフォーマンスを大幅に改善しているが、これはハンガリーGPに臨むにあたって、かなりの励みになる。また、ハンガリーはいつもかなり暑くなるが、僕たちのクルマは冷却効率がかなり良好なので、この点が僕たちに有利に働くはずだ。だから僕たちのクルマの調子に関してはある程度楽観視しているけど、これに関しては実際にどうなるのか待ってみる必要があるね。

    2009年シーズンのあなたの目標は何ですか?
    今シーズンの僕の目標は、とにかくポイントと表彰台をできるだけたくさん獲得することだ。2008年は20ポイント獲得してドライバーズ選手権10位以内に入るという目標を掲げていたけど、今年はそうした具体的な目標は考えていない。去年はハンガリーでの2位獲得が契機になり、その後好成績が続いて目標を二つとも達成できた。今年はどのレースでもできるだけ速く走り、可能な限りたくさんポイントを獲得したいと思っている。ここまでの所、僕たちは何度か好調と不調があったものの、全般的にはポジティブな流れだね。

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1ハンガリーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1ハンガリーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1ハンガリーGPへの意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    ブダペストを訪れるのは好きで、僕にとってハンガリーは、楽しめるGPのひとつ。ドライバーの立場から見たハンガロリンクは、1周の長さはとても短いものの、コーナーが多めでコース幅も狭いコースなので、挑戦しがいがある。F1開催コースの中では、高速サーキットではないかもしれないが、ハンガロリンクでの運転は実はとても楽しい。ただし、ラインを外すと、ひどい目に遭うから、最後まで集中力を保って運転しないといけない。

    ドイツGPを終えた現時点では、複数のチームが混戦状態で、ハンガリーで何が起こるか予想するのは難しい。フリー走行、予選、決勝と、トラブルもなくスムーズに行けば、競争力を発揮できるはずだ。ニュルブルクリンクで僕たちは、高いパフォーマンスを持ちながら、その実力をレース結果に結びつけることができず、とてもフラストレーションを感じた。ハンガリーでは、上位でフィニッシュしてポイントを獲得し、ドイツGPの分まで巻き返したい。

    開催日程:2009年 F1 ハンガリーGP

  • ティモ・グロック (F1ハンガリーGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1ハンガリーGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1ハンガリーGPへの意気込みを語った。ハンガロリンクは、昨年グロックが表彰台を獲得したサーキットだ。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    言うまでもなく、昨シーズン、表彰台に上ったハンガリーは、僕のキャリアの中で、特別なレースだ。これまで、何度か高ポイントを獲得しているが、初めての経験は昨年のハンガリーだった。今年もまた、競争力の高さを見せつけて、勢いをつけたい。僕は前向きな気持ちで、再度、ポイントを挙げることができると信じている。

    ドイツGPでは、ポイント圏内にわずかに届かず、特に地元のファンの前で行われたレースだったので、残念だった。しかし、ピットスタートにも関わらず、11もポジションを上げたことから分かるように、僕たちは、もっと上位でフィニッシュするポテンシャルを持っている。ここ数戦の結果から、今週末の目標の1つは、予選で完璧なラップを刻むことだ。

    今年、各ドライバーのラップタイム差はとても小さく、自分の実力全開のペースから、ほんの少しでも遅れると、順位がいくつか下がり、レース展開が難しくなる。僕たちは精一杯頑張るので、本来の速さを必ず取り戻すことができると思う。

    開催日程:2009年 F1 ハンガリーGP

  • ヤルノ・トゥルーリ 2010年もトヨタ残留決定か

    ヤルノ・トゥルーリ 2010年もトヨタ残留決定か

    ヤルノ・トゥルーリは、2010年もF1に留まるこという固く決意し、トヨタに残留するというオファーを検討している。

    今年でトヨタとの契約が満了するトゥルーリは、F1を引退し、家庭と成功を収めているワイン事業に専念するのではと囁かれている。

    トヨタは、フェルナンド・アロンソのフェラーリ移籍によってシートを失うキミ・ライコネンにオファーしたが、ライコネン側に断られたとしてされており、経験豊富なドライバーとしてヤルノ・トゥルーリに残留のオファーをしたとされている。

    「現在、僕はドライビングしているし、本当に運転を楽しんでいる」とトゥルーリは語る。

    「速く走っている限り、心配する理由はない」

    「現時点でF1がどこに向かっているのか見えないし、何が起こるわからない。でも、まもなく全てが明らかになるだろう」

    「自分のパフォーマンスに満足しているし、自信を持っている。まだやることがたくさんあると感じているので、止めたいという気持ちはない。僕はとても強いし、非常にコンペティティブだ。だから、F1に残れると思っているし、自信はある。でも現在、チームは他のことで忙しいので、現時点で話すのは難しい」

    トゥルーリは、F1で10年以上過ごしているが、疲れたと感じるよりも、むしろ彼のF1での経験が、実際に利益となっていることを証明していると考えている。

    「シーズンにかなり満足している。とてもうまくやっているし、うまくドライブしている。一貫性もあるし、予選とレースでもとても強い。現時点でそれは良いことだし、クルマにも満足している」

    「僕たちには競争力があるので、毎週末よい結果を出せるチャンスがあるし、ほぼ毎回よい結果を出せる経験もある。表彰台あるいは上位5位に入るチャンスが少しでもあれば、経験があれば自信を持って戦うことができる。これは僕にとって大いに役立っている」

    トゥルーリは、まだトヨタのF1初勝利を成し遂げていないので、やり残したことがあると感じていることを認める。

    「まだ僕の目標だし、今年心から狙っていることだ。まだできると信じている」

    「たとえギャップがあって、僕たち全員がそれをわかっていたとしても、クルマに僕が持っているものを与えれば、それができると思う。今か、来週末か、特殊な週末かに関係なくね。優勝はすぐそこにある。掴み取る覚悟がなければならない」

  • ヤルノ・トゥルーリ F1ドイツGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリ F1ドイツGPを振り返る

    ヤルノ・トゥルーリが、F1ドイツGPを振り返った。1周目の接触もあり、ドイツGPを17位で終えたトゥルーリ。トゥルーリは、TF109が低い路面温度には合っていないと考えている。

    あなたにとって、ドイツGPの週末は如何でしたか?
    寒かったね! 天候は夏というよりは冬のテストのようだった。路面温度がとても低く、時々雨も降ったりして、我々にとってはありがたくない状況だった。我々のマシンはもっと暖かい状況で最高の性能を発揮するから、この週末の天気予報を見た時から、自分たちにとって理想的な状況になりそうもないことは分かっていた。実際、その通りになったね。

    フリー走行は順調だったように見えましたが、予選に向けた手応えは如何でしたか?
    フリー走行での僕たちのパフォーマンスにはかなり満足していたし、金曜日の2度のフリー走行ではいずれもトップ6に入っていたから、僕は自信を持っていた。もちろん、金曜日以降に自分がどの順位になるのかを正確に知るのは難しい。というのも、他チームのドライバーがどんなプログラムで走っているのか分からないからね。でも僕はかなり期待していた。今年はモナコGP以外の予選で常に第3セッションに進み、トップ6争いをしてきたから、今回もまたそれを目標にしていたんだ。

    何が起こったのでしょう?
    詰まる所、我々にとっては、天候やコースのコンディションの巡り合わせが悪かったということだ。数分だけ降った雨が、僕の予選を台無しにしてしまった。第1セッションは全く問題なく突破できたが、第2セッション中に天候が頻繁に変わった。そうした状況の場合、常にタイヤの選択が外れるリスクが生じる。第2セッションの終盤にかけて雨が止み、コース状況がある程度改善された際に、タイヤを上手く機能させるための条件の幅がかなり狭くなってしまった。オプションタイヤに変えるタイミングがほんの少し遅く、そしてまた雨が降り始めたんだ。

    レースに向けて、どんな気持ちでしたか?
    なによりも、天候がどうなるのかを把握する必要があった。土曜日の段階ではウェットレースになりそうだったが、雨は日曜日の朝に降り、レースの際のコース状況はそれなりに良さそうだった。まだかなり寒かったけどね。14番グリッドからスタートするわけだから、高望みはとてもできなかったけど、それでも基本的に自分たちのマシンの競争力が高いことは分かっていたから、可能な限りハードに攻めて、順位を幾つか上げていこうと決心していた。自分たちのレース戦略にも自信があったし、それに、我々はどんな時でも絶対にあきらめたりはしないからね。

    1周目に何が起こったのか説明してもらえますか?
    ニュルブルクリンクの場合はいつも同じことが起こる。最初の幾つかのコーナーがとてもタイトで、ポジション争いが激しいんだ。中団グリッドからスタートする場合は、どのレースであれいつも慌ただしい状況になるが、別のクルマが僕の前を横切って、僕のフロントウイングを踏みつけるまでは、全てが順調だった。自分の目では破損した個所が見えなかったものの、自分のウイングのどこかがおかしいことは感じ取れていた。それで、ピットインしてウイングを交換しなければならなかったんだ。

    その後のあなたのレースは如何でしたか?
    当然ながら、余分なピットストップを強いられた時は、レースから何かを得ることが非常に難しくなる。ピットストップのすぐ後の僕はかなり速かった。ラップタイムを確認してみると分かると思うけど、僕のラップタイムはトップ6の数台と同じか、あるいはそれ以上に速かったんだ。だから、隊列の後ろを走っているクルマにあっという間に追いつくことができた。ところが、その後はレースの最後までずっと渋滞に捕まってしまい、まともな結果を手にする機会も失ってしまった。

    レース中のTF109の根本的な速さをどう評価していますか?
    上位のクルマとまともに比較するのは難しい。僕は渋滞の後ろにかなり長く捕まっていたからね。でも、レース終盤にかけて、固めのタイヤを履いていた際には数周ほどクリアラップが取れて、速いタイムを刻むことができた。最終的に僕はこのレースの最速ラップで2番手となるタイムを出したが、このことは、もし状況が違った形になっていたなら、我々は遥かに良い結果を手にできたことを示している。でも、物事を振り返ってもしょうがない。僕は常に前を向いているし、今はハンガリーでもっと実力に見合った結果を手にすることに集中している。

    では、ハンガリーGPを前に、どんな気持ちなのでしょう?
    そうだね、気温に関してはニュルブルクリンクより遥かに良好だと思う。これは間違いない。我々のクルマは暖かい天候になった方が競争力が高まるので、そうした状況は我々に合っているはずだ。これまでもハンガリーでは良い成績を収めてきたが、毎年状況は変わるから、どんなことを期待したら良いのか、正確には分からない。もちろん我々はでき得る限りハードにプッシュしていく。我々のクルマには、ニュルブルクリンクでの結果に表れている以上の大きなポテンシャルがあるからね。

  • トヨタ:ポイント獲得ならず (F1ドイツGP)

    トヨタ:ポイント獲得ならず (F1ドイツGP)

    トヨタは、F1ドイツGPの決勝レースで、ティモ・グロックが9位、ヤルノ・トゥルーリは17位だった。

    ティモ・グロック (9位)
    「オーバーテイクが難しいトラックのレースで、ピットレーンからスタートし、9位でフィニッシュしたので、今日のパフォーマンスにはおおむね満足している。天候の影響を受けた昨日の予選の経験を生かした今日の戦略は良かった。しかし、第1スティントで渋滞にあい、それがタイムに響いたのは残念だ。レース中、渋滞なしで走行できたのはわずか4周ほどだったが、周りにクルマがいない時は、僕はとても速かった。もし渋滞がなければ、ポイント圏内に入賞するチャンスは十分にあった。ピットストップ後、僕は(ヘイキ・)コバライネンよりも速かったものの、抜くことはできなかった。一生懸命走り、2回、オーバーテイクを試みたが、上手く行かなかった。予選でもっと良いポジションを取り、決勝に臨む必要がある。次のGPでは、そうしたい」

    ヤルノ・トゥルーリ (17位)
    「第1コーナーで、僕のレースの大勢が決ってしまった。複数のクルマがポジション取りのために競い合うなか、突然、僕を追い抜き、フロントウィングに乗ってきたクルマがいた。ぶつけられたウィングの個所は見えなかったけど、何かがおかしいと感じ、ピットに入り、フロントウィングを交換した。その後、クルマは調子良かったが、残念なことに、相手に追いつけば、渋滞にはまってしまい、何もできなかった。レースの後半、前を走るクルマがいない時には、速いラップを何周か刻み、レース全体で、2番目に速いラップを記録したが遅すぎた」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「残念ながら後一歩でポイントを獲得することが出来なかった。スタート直前にドライコンディションのレースになると判断し、ティモをピットスタートに変更した。序盤は、タイヤの落ちも無く、この作戦が上手く行きそうだったが、もう少しのところでピットアウトしてきた車に前を阻まれてしまった。ヤルノは序盤の予定外のピットストップで順位を落としてしまったが、その後のペースもよく、クルマの速さを見せることは出来た。次のハンガリーは、昨年ティモが2位に入っており、今年も表彰台を目指して頑張る」

    山科忠 (TMG会長 兼 チーム代表)
    「もっと良い結果が出るポテンシャルを持っているクルマなのに、残念ながらレースでその性能を充分に引き出せなかった。昨日の予選が、今日のレースを決定づけた。つまり、ヤルノが決勝全体で2番目に速いラップを刻んだことで分かるように、クルマの性能は高い、しかし、ポイント圏内でフィニッシュするのは不可能に近いようなポジションからのスタートになったのが敗因。次のハンガリーGPでは、今日よりずっと良い結果を残せるように、今日からまた、やり直す。ハンガロリンクは私たちのクルマに合うトラックで、過去の戦績も良い。上位集団の中に再び戻れるよう、ベストを尽くしたい」

    関連:F1ドイツGP:マーク・ウェバーが初優勝!レッドブルが1-2フィニッシュ!

  • ティモ・グロックに3グリッド降格ペナルティ (F1ドイツGP)

    ティモ・グロックに3グリッド降格ペナルティ (F1ドイツGP)

    F1ドイツGPの予選後、スチュワードはトヨタのティモ・グロックに3グリッド降格ペナルティを科した。

    スチュワードは、ティモ・グロックが、予選セッションでフェルナンド・アロンドに対して「危険性のある」行為を行ったためとしている。

    「本当に残念な結果になってしまった」とティモ・グロックはコメントしている。

    3グリッド降格ペナルティとなったグロックだが、予選では19番手だったため、最後尾に回ることになる。

    トヨタは、ティモ・グロックのマシンに満タンのガソリンを積み、ピットレーンからスタートさせるとみられている。

  • トヨタ:天候に翻弄された予選 (F1ドイツGP予選)

    トヨタ:天候に翻弄された予選 (F1ドイツGP予選)

    トヨタは、F1ドイツGPの予選で、ヤルノ・トゥルーリが14番手、ティモ・グロックが19番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリ (14番手)
    「今日は天気が全く味方をしてくれなかった。風がとても強く、気温もすごく低かった。一般的に、僕たちのクルマに合わない天気なので、残念なことに、タイヤを適温に温めることに苦労した。僕たちは競争力が充分あるので、大きなトラブルもなく予選第1セッションを通過したものの、雨が降り出してしまった。予選第2セッションの後半、残念なことにその時の天候に適したタイヤを履いておらず、トップ10に入るのは難しかった。最近はトップ6入りを果たすことも多く、14番手という予選の結果には、とても残念だ。明日のレースでは、ベストを尽くしたい」

    ティモ・グロック (19番手)
    「全く期待はずれの順位。僕の地元で開催されるGPだから、良い結果を出したかった。シルバーストン以来、アタックするときに、タイヤの性能を最大限に引き出すことに苦労してきたが、今日も気温が低すぎ、タイヤが温まらず、同じ問題を抱えた。それが、温度だけによるものなのか定かでないが、予選でタイヤの問題が発生したため、僕たちは問題を解決しなければならない。予選第2セッションからは雨が降り始めたが、僕はウェットコンディションには強いにもかかわらず、第2セッションに進めなかったのは、本当に残念。明日も雨かもしれないので、決勝で良い結果を得るチャンスが僕にあると思う」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「こんなに悪い結果になるとは、もちろん思っていなかった。昨日から今日のフリー走行3回目までは、クルマは2台とも問題なく、とてもスムーズに来た。セットアップは適切にやったが、見ての通り、予選では変わりやすい天気に手こずった。グロックは、予選第1セッションでの、スーパーソフトタイヤを履いた走行中、後輪をロックさせ、トゥルーリは、予選第2セッションでウェットタイヤからドライタイヤに替えるタイミングが1周遅すぎた。今季私たちが維持している調子の良さを考えれば、あまりにも今日の予選結果は悪い。しかし、レースでは何が起きるか分からない。天候が悪い場合に備えてセットアップを準備したが、明日も雨が大きく決勝を左右するかもしれない」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「天候に翻弄され、思いもしない予選結果になってしまった。午前のフリー走行の状況から2台揃って最終予選進出を確信していただけに、残念で仕方がない。予選第1セッションのティモ、予選第2セッションのヤルノとも最後のアタックが天候に左右されてしまった。しかしクルマの状態は悪くなく、また明日も不安定な天候との予想もあり、フレキシブルな戦いで入賞、ポイント獲得ができるように頑張る」

    関連:F1ドイツGP 予選:マーク・ウェバーが初ポールポジション獲得!

  • トヨタ:F1ドイツGP初日

    トヨタ:F1ドイツGP初日

    トヨタは、F1ドイツGP初日のフリー走行で、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックは15番手タイムだった。

    ヤルノ・トゥルーリ (5番手)
    「天気が少し作業に影響したが、自分にとっては、普通の金曜日。土日も、天候は鍵になるだろう。2種類のタイヤを試し、セットアップ作業をこなしたが、トラックが湿っぽい時があり、比較は簡単には行かなかった。フリー走行1回目、2回目のそれぞれの結果には、概ね僕はとても満足していて、金曜のセッションを終え、予選と決勝にとても期待が持てる。ドイツGPはチームにとってホームレース。ここで僕たちをサポートしてくれるみんなのために、良いレースができたら、とても嬉しい。手ごたえを感じることができた初日だったが、進化の余地はまだある」

    ティモ・グロック (15番手)
    「ドイツGPは僕の地元のレース。今日すでに、たくさんのファンがグランドスタンドに詰め掛けていているのを見るのは楽しく、そのファンの前で運転するのは良い気分だ。フリー走行1回目で、完璧なバランスを見つけるのに少々苦労したが、2回目のフリー走行までに、改良点を懸命に探した結果、2回目はとてもスムーズに始められた。ただし、決勝までには、データを見て、更にセットアップを向上させていかないといけない。地元のレースで良いパフォーマンスをしたいと、モチベーションが上がり、一生懸命に頑張っている。予選で良い状態で走れるように、これから明日にかけて、全力を尽くしたい」

    ディーター・ガス (レース&テスト・チーフ・エンジニア)
    「概して、ポジティブな日だった。車に技術的な問題は何もなく、いくつか新しい空力パーツを評価し、有益な情報を得ることもできた。午後の2回目のフリー走行は、1秒間にトップ16がひしめく、とても僅差の結果になった。今日はとても寒く、7月のGPというより冬季テストのような路面温度だったが、天候の条件は誰にとっても同じで、週末に向け、慣れなければいけない。マイナスな影響が多く出るわけではなさそうなので、低い路面温度は問題にはならないだろう。タイヤについては、スーパーソフトタイヤでの走行は私たちの期待値以上だった。今日は、上手く行ったが、ドイツGPの残りの週末、特に決勝がある日曜日に、天候がどう作用するか、見定めなければならない」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「気温も路面温度も20℃に達しない、7月とは思えないコンディションの上に、時折雨粒も落ちてくる、難しいフリー走行となった。特にタイヤグリップの確保に大変苦しんだ。しかし予定した空力仕様の確認とともに、セッティングの方向性も見出す事ができ、まずは順調にドイツGP初日を進めることが出来た。他車もどんどん進化させてきており、まったく気を抜く事が出来ないが、ケルンのファクトリーから一番近いサーキットでのGPであり、明日予選では上位グリッドを確保、そしてレースでは表彰台をめざす」

    結果:
    F1ドイツGP フリー走行2回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
    F1ドイツGP フリー走行1回目:マーク・ウェバーがトップタイム

  • ティモ・グロック、ニュルブルクリンクを語る

    ティモ・グロック、ニュルブルクリンクを語る

    ティモ・グロックが、2009年F1ドイツGPが開催されるニュルブルクリンクについて語った。ドイツ人ドライバーであるティモ・グロックにとって、ニュルブルクリンクでのレースは母国グランプリとなる。

    ニュルブルクリンクでのこれまでの体験を教えてください。
    初めて行ったのは2000年のことで、当時の僕はADACフォーミュラ・ジュニアでレースしていた。それが僕のカーレースでの最初のシーズンだったんだ。それ以来、僕は頻繁に足を運んできた。特に、2004年にF1にステップアップする前はね。と言うのも、基本的に僕が参加するレースは全てドイツ国内で開催されていたから、ニュルブルクリンクは僕にとって第二の故郷のようなものなんだ。また、これまでニュルブルクリンクでのレースでは、たいてい成功を掴んできた。参加したレースのほとんどで優勝か、もしくは表彰台を獲得しているんだ。

    ニュルブルクリンクでの一番の思い出は?
    良い思い出はたくさんあるが、その中で最高のものは、多分2007年のGP2だろう。その前年は競争力のあるクルマに乗れず、中団グループで苦戦していたため、その年は、あのコースで唯一の悪い思い出でもある。でも、2007年にGP2がニュルブルクリンクに戻った時、僕はiスポーツに所属していたから状況は大きく変わっていた。僕は後続に0.5秒以上の差をつけてポールポジションを獲り、メインレースで優勝し、続くスプリントレースでは5位でフィニッシュした。あれは僕のタイトル争いにとっても、本当に良い週末だった。僕がニュルブルクリンクでレースしたのはあの時が最後なんだ。だから、今回もそうした良い戦績を持続できたらと思っている。

    あなたにとってニュルブルクリンクでレースするのは、特別なことなのでしょうか?
    今の状況下で、ニュルブルクリンクでレースするのは最高の気分だ。自分の国にいるわけだし、数多くの僕のファンがグランドスタンドに陣取ってくれて、その上、家族や友人たちが周囲にいてくれるからね。また、トヨタの母国レースの一つでもあるため、チームにとっても特別なレースになる。ただし、F1やGP2でのレースを始める前までは、母国でのレースは別に珍しくも何ともなかった、ということも言っておかないとね。なぜなら、僕はドイツのレース界で育ったわけで、レースは全てドイツ国内で開催されていたからさ! 国際レースの舞台に移ってからは、ドイツでレースするのは、たとえあったとしても年に1度か2度になった。その時からドイツでのレースが僕にとって本当に特別なものになったんだ。

    現在のコースのF1用レイアウトの中で、好きなコーナーはありますか?
    好きなコーナーはないが、コースの左カーブから右カーブへと連続するシューマッハS字コーナーは楽しめるね。昨年までは全開で行けたけど、新レギュレーションになったので、今回は違うかもしれない。その部分以外は、全体的に良い流れが続くコースだ。ただし、改修された第1セクターはかつてよりも幾分遅くなったし、全体的に追い越しは非常に困難だ。

    母国グランプリでレースする時は更にやる気が増すものでしょうか? それとも、いつもより大きなプレッシャーがかかるのでしょうか?
    母国レースだからと言って、いつも以上のプレッシャーは感じない。あらゆることがポジティブだよ。サーキットが変わっても、僕のやる気は特に変わらない。僕は常に自分の全てを出し切り、チームのために好成績を挙げるべく、最善を尽くしている。確かに、自分の母国レースで成功するのはいつもより少しだけ嬉しいかもしれないが、僕のラップタイムやレースの最後に得られるポイント数がそれで変わることは全くない。全てのレースが重要だし、もし自分の100パーセントを出していないとしたら、そのドライバーは自分の仕事をきちんとやっていないということになる。

    ニュルブルクリンクの北コースをどう思いますか?
    本当に強烈な印象のコースだし、かつてF1カーでレースしていたなんて、本当に信じられないことだ。僕は8年前に初めてあそこをクルマで走ったが、あの場所には本当に驚かされた。全長22キロもあるレースコースなんて、それまで一度も見たことがなかったからね! 乗用車であそこを走っている時ですら、そのスピードと興奮を実感できるんだから、F1カーで走ったらもの凄かったに違いないと思う。コーナーがたくさんありすぎて、全部の名前を覚えられないしね! でも、1周全体を走りながら、次にどのコーナーが来るのかは分かる。これは重要なことだ。どのコーナーも素晴らしいから、特に好みのコーナーはない。とにかく、クルマで走るのが本当に楽しいコースだね。

    初めて北コースを走って以降、どの位の頻度でそこを走っていますか?
    それ以降、それほど頻繁には走っていない。多分10周程度だろう。でも、2、3週間前にトヨタ・オーリスで走ったよ。とても楽しかったね。2、3周しただけだったけど、それでも素晴らしい興奮を味わえた。かつて僕は頻繁にテレビゲームで遊んでいて、そのゲームで北コースを走っていたんだ。今はその時間はないけどね。

    ドイツのファンとの関係は如何ですか?
    F1に来てから、毎年益々多くのドイツ人のファンのサポートを感じている。グランドスタンドに大勢のファンが来てくれるのは嬉しいね。トヨタの帽子とシャツを身に着けているファンのみんなを目にすると、良い気持ちになる。今のF1グリッドにはドイツ人が5人いるから、ドイツ人のファンにとっては応援するドライバーがたくさんいるんだ。だから、ニュルブルクリンクやホッケンハイムに来ると、僕たちみんなが本当に自分たちの家に来たかのように感じるんだ。ニュルブルクリンクにとってトヨタは地元のチームといえるから、僕たちはたくさん応援してもらえるだろうし、みんなが期待しているような結果を彼らにプレゼントできればいいなと願っている。

    もしF1ドライバーでなかったとしたら、ドイツGPを見に行きますか?
    それに答えるのは難しいね。と言うのも、今の自分がいる状況と全く違う状況にいた場合、自分が何をするか想像するのは簡単じゃないからね。でも、週末の間ずっとキャンプ場で大音量の音楽を流しながら、たくさん飲んで、とにかくF1に情熱を傾けているファンを見たことがある。彼らは本当に楽しんでいる様子だった。多分、テレビから得られる情報の方が多いだろうけど、あの雰囲気はその場にいなければ得られない。だから、僕だったら、実際のレースが行われている場所で、そうしたファンのみんなと一緒にいるだろうね。

    開催日程:2009年 F1 ドイツGP