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  • パスカル・バセロン:F1ベルギーGPテクニカルプレビュー

    パスカル・バセロン:F1ベルギーGPテクニカルプレビュー

    スパのどんな所がそれほど特別なのですか?
    ほとんどのドライバーにとって、スパはおそらく世界で一番のコースだろう。それに続くのは、唯一鈴鹿ぐらいだ。その理由は、スパがF1カレンダーに残された最後の昔ながらの自然なサーキットの一つだからだ。つまり、レイアウトが人工的に作られたものではなく、周辺環境によって決まっているという意味だ。また、スパの周辺には数々の丘や森林など、田舎の風景が広がり、これが素晴らしい雰囲気を生み出している。もう一つの理由は、スパが高速サーキットだという点だ。ドライバーと観客は、速さに魅了されるものだ。例外とも言えるモナコを除くと、低速コースを走るとワクワクする、などというドライバーには、私は一人もお目にかかったことがない。こうした要素が組み合わさった結果として、スパは本当に特別なコースになっている。

    過去にはコースレイアウトが変更されたりしましたが、それでもなお、スパは特別な雰囲気のコースなのでしょうか?
    スパのサーキットには長い歴史があり、1970年代の大改修の際に、あそこならではの特性の幾つかの部分を失ったとも言えるだろう。この時は、ニュルブルクリンクの北コースのように非常に長いコースが、現在我々が知るレイアウトに変更された。当初のレイアウトを今見てみると、とにかくとんでもないものにしか見えない。というのも、レースカーが村々の合間を全開で走るようになっていて、安全性も現在我々が慣れ親しんでいる基準からは程遠い状況だったからね。当時はそれゆえに魅惑的なコースではあったものの、コースの改修は必然だった。現代のスパのレイアウトも近年微調整されたが、だからと言って、このサーキットの特徴はほとんど変化していないし、コースの魅力は全く薄まっていない。

    オールージュに関しては如何でしょう?
    あらゆる方向に湾曲率が変化する素晴らしいコーナーだ。まず左に、そして右にカーブするが、同時に一旦下ってから、坂を上がることにもなる。この組み合わせがこのコーナーを唯一無二のものにしているわけだが、現在はその魅力が幾分か失われたように思う。今は簡単に全開で行けるからね。今シーズンも、空力面が変わったとは言え、ドライコンディションなら全開で行けるはずだ。その理由の大半は、タイヤがスリックになりグリップが増し、これが失われたダウンフォースを補ってくれるからだ。だが雨になると、オールージュのかつての魅力が甦ることになる。濡れた路面を走るF1カーがあそこを走り抜けていく様子は、とにかく信じられないほどだ。他のカテゴリーのクルマが同じような状況であのコーナーを走る様子を見ている人間なら、尚更、強烈な印象を受けるはずだ。F1カーの方が圧倒的に速いからね。

    周回全体に関して、オールージュはどのくらい重要なのでしょう? オールージュは重要な要素なのでしょうか、それとも単なるコーナーの一つに過ぎないのでしょうか?
    今は、あそこを全開では行けなかった時代のように、あのコーナーで1周あたり1秒を稼いだり、失ったりするわけではない。言うまでもなく、オールージュは直線ではないが、全開で行けるということを踏まえるならば、直線とほぼ同じように考えることができる。ただし、それでもなお、セットアップを考える際は、やはりこのコーナーのことを考慮に入れなければならない。なぜなら、ボトミングは避けたいからね。そういった面で、ある程度の影響はある。

    オールージュを通過するクルマにはどのような負荷がかかるのでしょう?
    我々は、極限レベルの負荷がかかる状況にも耐えられるようF1カーを設計しており、オールージュはその際に考慮すべき要素の一つだ。あそこでは非常に大きな縦方向の加速が生じ、これに非常に大きな横方向の負荷が加わって、クルマへの圧力が増すからだ。こうした要素に関して、オールージュを上回る負荷を生む場所はシーズン中に他にはない。だから、我々のクルマの、特にサスペンション部分は、オールージュを通過する際に生じる負荷に耐え得るよう設計されている。

    スパはエンジンに対してどのくらい厳しいコースなのですか?
    エンジンに関しては、とにかくシーズンの中で最も重要なコースだ。モンツァ以上にね。なぜなら、スパには長いストレートに加え、エンジンを限界まで回す高速コーナーが幾つかあるから。一方でモンツァには長いストレートと低速シケインしかない。だから我々は、このレースに向けて2台とも新品エンジンを使う計画でいる。

    クルマのどこかに、スパでも厳しい負荷がかからない部分はありますか?
    ブレーキングの厳しさは平均以下だが、スパで厳しい条件が要求されないシステムとなると、それが唯一だね。

    悪天候になる確率についてですが、これはどの位大きな要素になるでしょう?
    スパでは、ウェット用のセットアップを施す状況もあり得る。日曜日に間違いなく雨が降るとされた2005年は、実際にそうした。スパではある程度天候が良好に見える場合であっても、常にあらゆる状況に備えておかなければならない。ただし、スパでは絶対に好天に恵まれない、というわけではない。私はスパの近くに住んでいるが、実際の所、晴天の日数はかなり多いんだ。雨が降るという評判は誇張されたものだよ!。

    ベルギーGPに向けて、チームは何かアップデートを用意していますか?
    今シーズンは、スパとモンツァの2つが、低ダウンフォースのパッケージが必要となる場所として突出している。このため、我々はその点を考慮に入れている。その結果として、この2レースには特別パッケージを用意することになっている。つまり、空力的な変更と共に、改良したフロントとリヤウイングを持ち込む、ということだ。

    最近は予選時とレースでの速さに差がありますが、これへの対応策として、チームは何をしていますか?
    バレンシアではティモが最速ラップを記録したが、これは決して1回限りの偶発的ものではなかった。全周回の彼のラップタイムを確認してみると、彼がコンスタントに速かったことがわかる。ただし、予選の速さに関して我々が課題を抱えているのは明らかだ。我々はこの状況に満足していないし、1周アタックのためにクルマから更なる速さを引き出すため、タイヤの扱い方、セットアップ、予選に向けた準備のやり方など、あらゆる分野に目を向けている。予選に比べてレースになると相対的に速さが増す理由が説明できるよう、我々はあらゆる要素を精査しており、必要な対応はどんなことでも講じていくつもりだ。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ティモ・グロック F1ヨーロッパGPを振り返る

    ティモ・グロック F1ヨーロッパGPを振り返る

    ティモ・グロックが、F1ヨーロッパGPを振り返った。リザルトは14位だったグロックだが、レース中の最速ラップを記録した。

    4週間の夏休みを終えて、ヨーロッパGPからレースが再開されました。バレンシアに向けて、リラックスできましたか?
    素晴らしい休暇だったよ。主に自宅近くで友人や家族たちとリラックスして過ごしたんだけど、実はバレンシアには本来よりも少し早めに行ったんだ。十分に休養して、レースに向けた準備を整えるためにね。F1ドライバーである以上、普段は自分のための時間はあまり多く取れないから、今回はその分、旅行とかそういったことを避けてとにかく静かな休暇を送れて満足だった。休暇中はゆっくりとくつろぎつつ、身体のトレーニングもかなりやっていた。特に好きなサイクリングなんかをね。

    あれだけ暑い中でのドライビングは、どのくらいきついものなのでしょう?
    今回は本当に暑くて、コックピットの中でもそれは十分に感じられた。でもいつもトレーニングをかなり積んでいるから、何も問題はないよ。ただし、バレンシアのようにコンクリートウォールが間近にあるコースではかなりの集中力が必要になるし、その点で暑さが不快になることはあるけどね。でも少なくとも今年は昨年よりは楽だった。(去年と違い)体調不良じゃなかったからね。その分、疲労度も軽かった。もちろん、レース前は発汗で失う分の水分を補うため、たくさん水を飲まなければならないが、ちゃんとそれを実践したから、最後になっても大丈夫だったよ。

    今回のレースの週末は、全体的に如何でしたか?
    事前に予想していたレベルのパフォーマンスを発揮できなかったから、正直言って、難しい展開だった。金曜日のクルマの感触は問題なかったし、順位そのものは我々にとって優位には見えなかったけど、それでもそれなりの自信を感じていた。残念ながら、土曜日になると午前中の最後のフリー走行の時点から十分な速さが発揮できず苦しむことになり、その調子が予選でも続いた。その結果、予選では予想よりもかなり下の順位になってしまった。このせいでポイント獲得はかなり難しい状況になり、実際のレースでもその通りになった。だから最終的には期待はずれの結果だったね。

    レースでは何が起こったのでしょう?
    ポイント圏内を目指して僕が反撃していくチャンスは、実質的に1周目で潰えてしまった。あの時は、後ろからぶつけられて、タイヤがパンクしてしまったんだ。1コーナーのバトルはかなり厳しく、僕はイン側に飛び込まなければならなかった。その直後、何かが後ろからぶつかってきた感じがした。右側の後輪がパンクしたのが明らかだったので、ピットストップを行わなければならなかった。その後、ポイントを獲得できるチャンスは現実的には皆無だったけど、僕は自分にできる限りのハードな走りを続けたよ。レースでは何がどうなるか、絶対にわからないし、また、可能な限り多くのデータを収集することはチームにとって有益だからね。

    あなたが記録した最速ラップについて教えてください。
    先に話した通り、僕はレースの最後まで、本当に懸命にプッシュし続け、ペースもかなり良かった。予定外のピットストップを行った直後の周回では、燃料が満タンだったにも関わらず、1分41秒7だった。このタイムは、他のドライバーが遥かに少ない燃料で走っていたことを考えると、非常に速いタイムだった。それで僕はとにかくクルマから最大限のパフォーマンスを引き出すべくがんばり続け、そして3回目のピットストップの後にスーパーソフトタイヤを履いた周回では、本当に良いリズムで走ることができたんだ。とにかく周回を重ねるごとに速く走れるようになり、レース後には自分が全体の最速ラップを出したと聞いたんだ。F1でこんなことができたのは初めてだったから、これを達成できたことは良かったと言えるけど、正直に言えば、ポイント圏内に入れた方がもっと良かったね!

    チームの最近の予選でのパフォーマンスについて、どう思いますか?
    この分野を改善しなければならないことは我々にもわかっているし、1周アタックの際に更なるパフォーマンスをクルマから引き出すべく、チームの全員が本当に懸命に仕事をしている。他のクルマと比べた場合、我々のレースペースは予選でのペースよりも遥かに良好だ。これは少し欲求不満を感じる状況でもある。このせいで、自分たちが期待している結果を得るのがより困難になっているからね。バレンシアの予選では、自分が持っているもの全てを出したものの、最後の数コーナーでタイヤのパフォーマンスが落ちてしまった。各チーム間の戦力が非常に接近している中、これが僕のグリッド順に大きく影響してしまった。

    ベルギーGPではどんな展開を予想していますか?
    自分たちの強さを発揮できることを願っている。昨年は8番手でフィニッシュラインを通過したものの、レース後にタイムペナルティを加算されてしまった。スチュワードによれば、黄旗区間で僕が他車を追い越したということだったんだ。僕は自分が何か間違ったことをしたとは感じなかったものの、その裁定を受け入れなければならなかった。今週末は、僕にとってF1に来てから初となるスパでのポイント獲得を果たして、その鬱憤を晴らせるよう戦っていくつもりだ。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ティモ・グロック (F1ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロック (F1ベルギーGPプレビュー)

    ティモ・グロックが、F1ベルギーGPへの意気込み、スパ・フランコルシャンの印象を語った。

    ティモ・グロック (トヨタF1チーム)
    モナコと並んで、スパはお気に入りのトラック。スパでF1カーを走らせる事はそう快な気分で、このスポーツで得られるベストな感覚のひとつ。誰もが走行したいと夢見るサーキットの1つで、とても印象的なトラックだ。サーキットの走行は楽しいが、フラストレーションがたまるような思い出もある。

    2007年にはウォームアップ走行で、ほかの1台に押し出された。また、僕のキャリア最高のファイナルラップを決め、ポイント獲得ができたはずの去年はペナルティを受けた。全ては不運のためで、当然これを変えないといけない!去年は、天候が大きな鍵で、スパでは常に雨が降る可能性がある。しかし僕は、ドライコンディションでもウェットコンディションでもスパでは速いので、今週末が待ち遠しい。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • ヤルノ・トゥルーリ (F1ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ (F1ベルギーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、F1ベルギーGPへの意気込み、スパ・フランコルシャンの印象を語った。

    ヤルノ・トゥルーリ (トヨタF1チーム)
    「スパは素晴らしいトラック。F1のサーキットの中では、間違いなく、ここが一番好きなコースだ。真の意味でのドライバーズサーキットで、僕に完璧に合う。あらゆるタイプのコーナーがあり、チャレンジすることに値し、大好きなコースだ。スパを走る度に感動するが、数年前にポールポジションを獲ったのは特別な経験だった。

    先週末のバレンシアでは、より多くの成果を得ることができず残念だったが、バレンシアのトラックと、スパのそれとはスタイルが違う。F1の競争はいま、とても熾烈だが、果敢に攻め、スパのような特別なトラックで好結果を出せたら素晴らしい。スパは常に僕を前向きな気持ちにさせてくれる。精一杯頑張り、出来るだけ良い成績をとりたい。

    開催日程:2009年 F1 ベルギーGP

  • トヨタF1チームの将来はまだ未決定

    トヨタF1チームの将来はまだ未決定

    トヨタF1チームの将来はまだ保証されていないようだ。トヨタはコンコルド協定にサインしており、理論上は2012年までのF1参戦を約束している。しかし、トヨタ自動車は、F1チームの2010年の予算をまだ承認承認しておらず、決定は今年後半まで延期されているという。

    トヨタF1チームのジョン・ハウエットは、予算の承認が延期となっていることを認め、世界的不況がトヨタ自動車に影響を与えたことで、コスト削減への圧力になっていることを明かした。

    「予算を提出したが、経済状況によりトヨタグループは、予算の承認を今年度が終わるまで待ちたがっている」

    トヨタ自動車は11月中旬の取締約会で2010年の予算を検討するとみられており、F1計画の決定は、シーズン終了後となるかもしれない。

    パドックでは、トヨタがホンダやBMWのようにF1から突然撤退するかもしれないとの噂が広まっており、トヨタF1との交渉が難航しているとされるヤルノ・トゥルーリも自動車メーカーがF1から撤退することもあり得ると述べている。

    ジョン・ハウェットは、トヨタF1撤退の噂を否定したが、明確なことは述べなかった。

    トヨタの取締役会が予算の要請に対してF1プログラムを完全に中止することがあると思うかと質問されたハウェットは、「そうは思わない」と答えた。

    「我々はコンコルド協定にサインしているので、3年間はここに留まるだろう」

    関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 – 2009年11月4日

  • トヨタ:厳しい結果もグロックが最速ラップを記録 (F1ヨーロッパGP)

    トヨタ:厳しい結果もグロックが最速ラップを記録 (F1ヨーロッパGP)

    トヨタは、F1ヨーロッパGPで、ヤルノ・トゥルーリが13位、ティモ・グロックは14位だった。たが、ティモ・グロックがヨーロッパGPのファステストラップを記録。最後にポジティブな兆候をみせた。

    ヤルノ・トゥルーリ (13位)
    「グリップ不足にとても苦しみ、素晴らしいスタートがきれず、予選からクルマは進化しなかった。私は今日も同じ問題を抱え、フリー走行のときの感触にはほど遠いグリップだった。ベストを尽くしたが、順位を上げるためにできることは何もなかった。ベルギーではもっと良い結果を出したい」

    ティモ・グロック (14位)
    「ブダペストのように、レースでの私たちはとても速かったので、スタートでのアクシデントは残念だ。ブレーキを強くかけた、私の前を走るクルマを避けるために、第1コーナーで、内側に勢いよく突っ込む形になった。すると、背後から追突され、基本的にその時点で、上位のポジションを獲る望みはほぼ消えた。しかし、せめてデータを収集しようと、残りのレースを精一杯戦い、最後に最速ラップを記録し、戦闘力があることを示せた」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「いかに予選順位が重要か再認識させられたレースだった。ヤルノが13位、ティモが14位とポイント獲得できなかったが、2人のドライバーはよく頑張ってくれた。特にティモは最速ラップを記録し、追い上げを見せた。しかし、オープニングラップで追突され、緊急ピットインしてタイヤを交換した分が最後まで響いた。またヤルノは1ストップ作戦で上位を目指したが予選ポジションが悪すぎた。1週間後に開催されるスパでのベルギーGPは、雨も予想されるが、まず予選をしっかり戦えるように準備していく」

    ジョン・ハウエット (TMG社長)
    「今日の結果は、明らかに、ここのGPで私たちが、望んでいたものでも、予想していたものでもない。大変厳しい週末になったが、気持ちを入れ替え、真のポテンシャルを出せるよう、次週のGPに臨む。ティモが最速ラップを記録したことから分かるように、クルマにはおおむね、高い競争力があるので、なぜ予選のペースが決勝のペースほど良くないのか、考えなければならない。これを克服し、クルマの持つ強みをしっかり引き出したい」

    レース結果:
    F1ヨーロッパGP 決勝:ルーベンス・バリチェロが優勝!

  • ヤルノ・トゥルーリ Q&A (F1ヨーロッパGP予選後)

    ヤルノ・トゥルーリ Q&A (F1ヨーロッパGP予選後)

    予選で何が起こったのですか?
    悲惨な予選だったよ。始めは不可解だったけど、今はいくつかこと・・・マシンのいくつかの問題を理解している。全てを変更して、ピットレーンからスタートするかもしれない。今日の予選のようなレースはしたくないからね。
    グリップの問題は原因を見つかられるかもしれない。スピードもコンマ3秒くらい低かったので、マシンに変更を加える必要がある。

    タイヤを使うことができかったモナコと類似していますか?
    そうは思わない。予選までは問題なかったので、タイヤと関連付けることはできないと思う。他の何かだ。

    今年、タイヤ問題はありましたか?
    時々、タイヤに問題を抱えている。理由もわからずにスイッチをいれることができないときがある。予選のときもあるし、レースのときもある。これはみんなにとっても不可解なことだ。両方のクルマに起こるときもあれば、一台だけのときもある。正直、大きな疑問符だし、誰も答えることはできないだろう。

    プラクティスと予選の間にマシンなにか変更を加えましたか?
    すべての問題の原因はわからなかったので少し変更した。言ったように、僕たちは2つの問題を抱えていて、そのあと理解した。ひとつはスピードに関係していて、僕はストレートで1周につき0.35秒失っている。それがどこから来ているのかわからないので、大きな問題だ。もうひとつはグリップだ。すぐにおかしいと感じたけど、週末ずっと感じていたわけではない。だから、マシンに変更を加える必要がある。ピットレーンからスタートして、少なくとも予選前のハンドリングとグリップのように良くする必要がある。スピードはまだ調査している。

    スピード問題を解決するためにエンジンを交換しなければならないかもしれませんか?
    そうは思わない。僕にはわからないし、起こったことはとても奇妙なので彼らが調べているところだ。

    来シーズンのための契約交渉は進んでいますか?
    現時点で、誰にとてもすべてはまだ不明確だ。もちろん話し合っているけど、なにも確かなことはないので、もう少し待つ必要があると思っている。

    何チームと話していますか?
    現在、いくつかのチームとの話し合いを待っている。他とは交渉中だ。トヨタと僕たちが望むことを理解することが最優先だし、様子をみてみるつもりだ。

    ジョン・ハウエットのコメントは、あなたとチームが離別することを示唆していましたが、真実ですか?
    決してお金の問題ではない。いろいろな面でチームの立場は理解している。現在、多くのコスト削減がなされている。ドライバーもその役割があると思っているし、十分に満足している。僕にとってはチームというだけではなく家族だ。僕たちはチームを救う必要があり、チームで働いている人々を救う必要がると理解している。

    現在、市場には多くのドライバーがいます。それはあなたの立場をより難しくしていますか?
    トヨタチームが何を望んでいるか次第だ。僕が決められることではない。僕ができるのはベストを尽くすことだけだし、それは常に行ってきたことだ。僕たちはチームと常に話し合うことができるし、彼らが望むことを理解することができる思う。彼らが僕に満足していないかもしれないとしても、僕にはわからない。僕たちはお金については話していない。

    みんながフェルナンド・アロンソを待っていると思いますか?
    フェルナンドがキーだとは思わない。大方のチームは経済的な問題を見ていると思う。彼らはみな、彼らが来年できることや予算を理解することを待っている。現時点でそれは難しい。

    F1でなにかを得られると確信していますか?
    そう願っているけど、この経済危機に自信が持てるかい?確かなものはなにもない。昨年は悲惨だった。ホンダが撤退し、BMWも撤退する。彼らだけではないかもしれない。

    もしシートが得られなかったら、他のカテゴリーで続けますか?ブドウ園に集中しますか?
    言うにはまだ早過ぎると思う。僕は本当にドライバーだし、まだ非常に速く、レースを続けたいと感じている。ドライブしたいのは確かだけど、それは状況や場所による。常にトップでレースをしてきた。決してトップチームでドライブしていないけど、常に自分をトップ5に置いてきたし、それが僕の目標だと考えている。僕に何が達成できるか見たいんだ。

    コンコルド協定が締結されましたが、それでもチームが撤退するかもしれない危険はありますか?
    なにも予想することはできないと思う。現時点ではなにも確かではない。多くのことが起こっているし、毎日状況は変化しているからね。誰もまだ来年どうなるか分からないので、待たなければならない。みんながサインしたかもしれないけど、個人的にはどんなことも起こり得ると思う。

    GPDAはフェリペの事故におけるFIAの調査に関与していますか?
    いいや。僕たちはFIAの技術代表であるチャーリー・ホワイティングとかなり良い会議を行ったし、ヘルメットに関してもう少し説明を受けた。ここ数年でヘルメットの強度と安全性は向上した。弱点はバイザーだけかもしれないし、実際彼らはそれにとりかかっている。問題はフェリペの事故が非常に稀なことであり、ヘルメット側でできることはあまりない。今日のヘルメットは本当に安全性のトップに達しているからね。常に良くなるだろうけど、その種の衝撃を吸収するためにそのようなヘルメットは必要ではない。違った規模のことが必要だと言えるだろう。

    ルカ・バドエルのパフォーマンスについてコメントしていただけますか?
    彼が苦労するだろうと予想していた。あんなに長い間仕事の外にいたあとにマシンに乗ることは誰にとっても難しい。彼は最善を尽くしていると思うけど、確かにもう少し時間が必要だ。もう少し多くのテストがね。それは難しいと思う。明らかに非常に難しい状況なので、僕たちが判断できることはほとんどないよ。

    彼がもっと多くの時間を得られると思いますか?
    彼は現在していることを楽しまなければならないと思う。僕たちはビジネスの中にいるし、みんなそれがどれくらい厳しいかわかっている。外部の人々はもっと多くを期待しているかもしれないけど、正直不可能だ。ルカは良いドライバーだったけど、10〜15年外にいて、テストとは非常に異なるし、テストや経験なしにレース週末にマシンに飛び乗ることは理想的ではない。彼に多くの楽しみがあるとは思わないけど、それでも彼は彼の仕事をして、最善を尽くす必要がある。今回のように奇跡は起こらないので、彼は彼がしていることを楽しんで、段階的にベストを尽くそうとしなければならないと思う。もし奇跡が起こるなら、もっと重要なことのためにそれらを取っておくべきだろう。

    ルカがアルグエルスアリやグロージャンより遅いことに驚いていますか?
    毎週、毎月、F1マシンをドライブしていない場合、F1マシンをドライブすることがどれくらい難しいか説明することは困難だ。

  • トゥルーリ、トヨタとの金銭面での対立を否定

    トゥルーリ、トヨタとの金銭面での対立を否定

    ヤルノ・トゥルーリは、金銭問題によってトヨタとの2010年の交渉が難航しているとの報道を否定してた。

    トヨタのジョン・ハウエットは、2010年にヤルノ・トゥルーリと契約しない可能性があるとの発言をしており、金銭面で対立しているとの噂が広まっている。

    「決してお金は問題ではない」とトゥルーリは語る。

    「チームの立場を理解している。現在、多くのコスト削減がなされている。この部分をドライバーも役割を果たさなければならないと持っているし、十分に満足している」

    「予算を削減するので僕の予算を削減しましょうというのは問題ではない。チームが望んでいることを理解する必要がある」

    「トヨタチームが何を望んでいるか次第だ。僕が決められることではない。僕ができるのはベストを尽くすことだけだし、それは常に行ってきたことだ」

    「僕たちはチームと常に話し合うことができるし、彼らが望むことを理解することができる思う。彼らが僕に満足していないかもしれないとしても、僕にはわからない。僕たちはお金については話していない」

  • ウィリアムズ、トヨタとのエンジン契約解除を要請

    ウィリアムズ、トヨタとのエンジン契約解除を要請

    ウィリアムズは、2010年にトヨタとのエンジン契約の解除を要請しており、来年どこのエンジンを搭載するべきかを評価しているという。

    ウィリアムズは、2010年末までトヨタとのパートナー契約があるが、今シーズン末で契約を終わらせようという動きをみせている。

    すでにウィリアムズは2010年に向けて複数の自動車メーカーと交渉をしているとみられ、新しいパートナーとしてはメルセデスの可能性があるが、ルノーが有力視されている。

    チーム代表のフランク・ウィリアムズは、まもなくエンジンパートナーが決定するだろうと語っている。

    「もうすぐだ。我々はマシンにそれを搭載する方法を見つけなければならない。そうだろ?」

    ウィリアムズは、どこが有力候補であるかの明言は避けている。

    「パドックはゴシップで一杯だ。明日はメルセデス・ベンツかもしれないし、次の日はフェラーリかもしれない」

    トヨタはウィリアムズとの契約が早めに終わることについては“柔軟”であるとしており、ウィリアムズに対して財政的な負担はないとしている。

    「少し複雑な状況だ」とトヨタのジョン・ハウエットは語る。

    「原本ではウィリアムズに代わりのエンジンを探す権利を与えている。基本的に彼らは将来、自由にエンジンを得ることができる。新規参入の自動車メーカーかもしれない。我々は契約上、いかなる形であれウィリアムズに損害を与えることはないだろう」

    「今年の始め、彼らは来年に及ぶ延長の合意にサインするよう我々に推し進め、我々は締結した。しかし、彼らは代わりの供給元を探している」

    ルノーは来年カスタマー供給活動を続けるべく、現在のパートナーであるレッドブルとの良好な関係を延長するために懸命に推し進めているとみられている。

    レッドブルはエンジンをメルセデス・ベンツに変更することを真剣に検討しているが、ルノーの努力により、再びルノーエンジンの継続へ傾いているとみられている。

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、決定には時間がかかるだろうと述べている。

    「まだ時間がかかるだろう。ルノーは我々のために素晴らしい仕事をしているし、素晴らしいサポートを示しているが、急いではいない」

    ウィリアムズとトヨタの関係は、中嶋一貴のF1活動にも影響する。最近、トヨタがヤルノ・トゥルーリを放出するとの噂も浮上しており、両チームの2010年のドライバーが気になるところだ。

    関連:
    トヨタ、今シーズン限りでヤルノ・トゥルーリを放出か

  • トヨタ:2台揃ってトップ10を逃す (F1ヨーロッパGP予選)

    トヨタ:2台揃ってトップ10を逃す (F1ヨーロッパGP予選)

    トヨタは、F1ヨーロッパGPの予選で、ティモ・グロックが13番手、ヤルノ・トゥルーリが18番手でQ1敗退だった。

    ティモ・グロック (13番手)
    「あまり良い結果ではなかった。短時間となった午前中のフリー走行3回目では、ペースを刻むのに少し苦労し、その結果、あとほんの少しと迫りながらも、トップ10入りを逃したのは残念だ。最初の予選セッションでトラブルを抱えた。しかし、リアタイヤがグリップ不足になり、一時的にラップタイムが落ち込んだ最終コーナーまで、第2セッションでのクルマの感触は、それほど悪くなかった。精一杯やったが、タイヤはもたなかった。明日は、ハンガリーGPと同じ13番手からの決勝スタート。ハンガリーで出来たように、ポイントを獲得するにはどうすれば良いか考えたい。大変なタスクかもしれないが、ベストを尽くしたい」

    ヤルノ・トゥルーリ (18番手)
    「少し難しい予選になると予想していたが、ここまで悪いとは思っていなかった。午前中のセッションでは、グリップ不足をほんの少々感じたものの、クルマの調子は普通だった。しかし、午後の予選で状況が悪くなり、グリップが全くなくなり、どうすることもできなかった。一生懸命に走行し、いつもよりリスクを感じるほど攻めたが、上手く行かなかった。私たちがなぜ、こんなに苦戦しているか分からない。明日の決勝では、ベストを尽くし、好結果を出したい」

    パスカル・バセロン (シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー)
    「納得が行かない予選結果に再びなり、非常にがっかりしている。過去の数レースを見れば、私たちのレースのペースは良くなっているので、簡単にはいかないとは思うが、順位を上げるチャンスはある。ハンガリーの時と同じくよい戦いができるよう、これから、あらゆる可能性を精査しなければならない。路面のコンディションは常に変わり続けるので、決勝に向けて、タイヤにどんな影響を及ぼすかを考え、決勝に最大限に活かしたい」

    新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)
    「非常に僅差の予選を覚悟していたが、2台揃ってトップ10に残れないとは思いもしなかった。午前のフリー走行までは車のバランスに満足していたヤルノが、予選では全くグリップがなくなってしまった。またティモは最終アタック途中まで十分に予選第2セッションをクリアできるペースだったが、その後タイヤのドロップオフに苦しんでしまった。レースでの挽回を目指す」

    結果&タイム:
    F1ヨーロッパGP 予選:ルイス・ハミルトンがポールポジション