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  • トヨタ、WEC参戦ハイパーカーのテストデビューを2020年6月に計画

    トヨタ、WEC参戦ハイパーカーのテストデビューを2020年6月に計画

    トヨタは、2020-2021年シーズンにのFIA 世界耐久選手権に参戦するハイパーカーのテストデビューを2020年6月に計画している。

    アストンマーティンとトヨタは、2020-2021年シーズンから導入される新しいレギュレーションにコミットしている。トヨタは、TS050 HYBRIDに代わるまったく新しいハイブリッド搭載したプロトタイプで参戦することを決定している。

    トヨタのチーム代表を務めるロブ・ルーペンは「最短で来年6月にはコース上でマシンを走らせることになるだろう」と語った。

    「おそらく8月にプロローグ・テストが開催される。従って、テストに行くために5~6週間がある」」

    ロブ・ルーペンは、新しいハイパーカーがテストデビューするまで実験車両を使用することを除外し、次のように付け加えた。

    「多くのことがデジタルで行われ、マシンをモデル化し、それからシミュレータで開発する。GR Sports Conceptはレースカーとは関係はない」

    ロブ・ルーペンは、ハイパーカー規則の確定は“馬鹿げている”ほど遅れたと不満を示し、それによってトヨタは“たくさんの資金”を費やすことを余儀なくされたと語る

    「もっと早く実現させてほしかった」とロブ・ルーペンは語る。

    「非常に遅れたが、ようやく到達したことを嬉しく思う。我々は様々なコンセプトに取り組んできた。

    「ルールが異なる方向に向かったので、しばしば変更しなければならなかった。我々はそのプロセスをコンセプトでサポートしようとしたが、多額の費用がかかった」

    FIAとWECのプロモーターでありAutomobile Club de l’Ouestは、5年間のコミットメントに基づき、新しいトップクラスに参戦するための年間予算を3,000万ユーロを予測しているが、ロブ・ルーペンは、ヨーロッパと日本で事業を分割しているため、この数字がトヨタにとって現実的なベンチマークであるとは考えていない。

    しかし、ロブ・ルーペンは、ハイパーカー規制は現在のLMP1フレームワークよりもかなり安くなるだろうと付け加えた。

    「ACOが出した予算と我々予算を比較するつもりはない。様々な国で働いているので、それは不可能だ」

    「パワートレインは日本製で、拠点はケルンであるため、コスト効率はそれほど高くない。非常に効率的な場合、すべてを1か所で行っている」

    「我々は素晴らしい参考ではないが、新しいルールは大幅に安くなっている。我々は50%以上の節約について話している」

    「我々は毎年新しいモノコックを製造してきた。それが毎年1000万ユーロだとしたら、5年間でそれを償うことができる」

    「我々はあちこちで開発する自由を得ているが、Balance of Performanceもある。大規模な節約です。それは彼らが望んでいたものであり、我々はそれに同意する」

    関連:【動画】 トヨタ GRスーパースポーツでテスト走行を実施

  • WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    WRC | トヨタ 第9戦 ラリー・フィンランド プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、8月1日(木)から4日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第9戦ラリー・フィンランドに、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#10号車)、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(#5号車)の、3台のヤリスWRCで参戦。ラリー・フィンランド3年連続優勝を目標として戦いに臨む。

    2019年のWRCは、第8戦ラリー・イタリア サルディニア終了後、6週間のインターバルを経て、ラリー・フィンランドでシーズン後半戦がスタートする。ラリーの中心となるサービスパークは、フィンランド中部のユバスキュラに置かれ、その周辺の森林地帯が戦いの舞台となる。サービスパークの近くにはチームの本部があり、ラリー・フィンランドはホームイベントといえる1戦。フィンランドの路面は非常にスムーズで、流れるようなコーナーが続き、クレスト(丘)やジャンプも多くある。SS(スペシャルステージ)の平均速度はWRC全戦の中でもっとも高く、低速な他のイベントと比べるとタイム差がつきにくいため、僅かなミスが大きく響く。また、非常に高速なラリーでありながら、道のすぐ近くには木々が迫るため、精度の高いドライビングと正確なペースノート作成が求められる。

    3人のドライバーはいずれもフィンランドで優勝経験があり、ラトバラは3回(2010、2014、2015年)、ミークは2016年に優勝。タナックは昨年、ヤリスWRCで勝利を挙げまた。なお、ヤリスWRCはエサペッカ・ラッピのドライブによりWRC復帰初年度の2017年大会でも優勝しており、現時点でラリー・フィンランドでの勝率は10割となっている。

    今年のラリー・フィンランドは、全体の約65%が更新された昨年のステージと、多くの部分が重なる。競技は8月1日(木)の夜、ユバスキュラの市街地でスタート。ターマック(舗装路)とグラベルの両路面を走行する「ハルユ1」が最初のSSとなる。森林地帯での本格的なグラベルステージは2日(金)から始まり、10本のSSを走る。3日(土)は8本、最終日の4日(日)は4本のSSを走行。4日間で23本のSSを行ない、その合計距離は307.58km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1,373.67kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    言うまでもなく、ラリー・フィンランドは我々チームにとって特別な一戦です。過去2年間優勝していますし、3戦3勝も充分可能であると考えています。我々はステージと道の特徴を熟知していますし、クルマもフィンランドの道にとても合っていると思います。3人のドライバーはこのラリーを気に入っており、全員優勝経験があるので、勝つチャンスは十分にあります。とはいえ、ライバルもまたこのラリーに向けて一生懸命改善に取り組んでいますし、油断できません。最高の結果を得るためには、集中し全力でラリーに臨む必要があります。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    ラリー・フィンランドでシーズン後半戦がスタートするのがとても楽しみです。スムーズでハイスピードな道を走るのは本当に楽しく、昨年このラリーで優勝した時は最高の気分でした。もちろん、今年も同じ結果を望んでいますが、金曜日はSSの出走順が1番手なので、より困難な戦いになると思います。2週間前、我々はラリー・エストニアに出場しました。大勢のファンの前で再び勝つことができてとても嬉しかったのですが、それだけではなく、ラリー・フィンランドに向けての良いテストにもなりました。多くのことを学習できたので、準備は万全です。

    ヤリ-マティ・ラトバラ(ヤリスWRC #10号車)
    素晴らしい夏休みを過ごし、ラリー・フィンランドでのシーズン再開に向けて準備はできています。しばらくラリーから離れて生活していましたが、フィンランドのためのテストを数日行ないました。ハイスピードなグラベルロードを走ると、いつも本当に楽しい気分になります。自分にとってフィンランドの道はホームのようなものですし、ラリー期間中は沢山の応援に励まされます。昨年はフィンランドで表彰台に立ち、シーズンの流れが良い方向に向かったので、今年もそうなることを期待しています。ここ数戦のグラベルラリーで自分達に速さがあることは分かっていますので、それを良い結果に繋げるために全力を尽くします。

    クリス・ミーク(ヤリスWRC #5号車)
    ラリー・フィンランドには多くの特別な思い出があり、お気に入りのイベントのひとつなので、今年ヤリスWRCで出場するのが本当に楽しみです。私が初めてヤリスWRCを運転したのはフィンランドでしたし、先週もテストを行ないました。フィンランドの道でのヤリスWRCは、いつも信じられないくらい素晴らしいフィーリングです。フィンランドで開発されたクルマが、このラリーでいかに強力であるかを過去2年間見てきました。チームの皆がシーズンの後半戦に自信を持っていると感じていますし、私自身も良い結果で後半戦の幕を開けたいと思います。今年のコースに初めて走る道が多く含まれているのは自分にとって少し不利ですが、チャレンジをする準備はできています。

  • WEC | トヨタ、新型TS050 HYBRIDが高い性能を発揮 / プロローグ・テスト

    WEC | トヨタ、新型TS050 HYBRIDが高い性能を発揮 / プロローグ・テスト

    TOYOTA GAZOO Racingは、7月23日と24日の2日間、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで行われたFIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンの公式プロローグ・テストを成功裏に終えた。

    WECの2019-2020年シーズンは、9月1日にイギリスのシルバーストン・サーキットで開幕する。昨シーズン最終戦のル・マン24時間レースからまだ僅か5週間しか経っていないが、今回のプロローグ・テストには、今季のWECに参戦する全てのチームが参加した。

    TOYOTA GAZOO Racingは、今シーズンへ向け空力パッケージを変更したTS050 HYBRIDを初めて公に披露した。2016年のデビュー以来踏襲してきたモノコックに、細かな変更を加えた2019-2020年仕様のTS050 HYBRIDは、合計16時間以上にわたるテストにおいて期待通りの高い信頼性を示した。

    暑いスペインの陽光の下、2台のTS050 HYBRIDは合計917周、4,268kmを走破。このテストの後は開幕戦シルバーストンまでテストの機会がないため、チームは今季の戦いへ備え、空力セッティングやタイヤ評価といったサーキットでしか出来ないプログラムに注力した。

    今シーズンのTS050 HYBRIDは、昨シーズンの開幕時に較べて、規定最低重量が40kg増加した状態での走行となった。ただし、WECではこれまでにバルセロナで走行したことがないため、タイムの比較は出来ない。

    2日間のテストを終え、全4回の走行セッション総合で、2台のTS050 HYBRIDはトップ2を占めた。7号車が1分29秒141でトップタイム。8号車は0.046秒差での2番手。LMP1クラスライバルのレベリオン・チーム1号車が、トップ7号車から0.267秒差の3番手につけた。

    今回のテストでは、レギュラードライバーに加えTOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーとなったトーマス・ローランがTS050 HYBRIDを初めて公式な場でドライブ。若きフランス人ドライバーは、彼にとって2度目となるTOYOTA GAZOO Racingのテストで、午前中は7号車、午後は8号車ドライブした。

    小林可夢偉(7号車)
    2019-2020年仕様のTS050 HYBRIDで多くの周回をこなしテストはとても順調でした。ここバルセロナでは過去にテストをしたことがないのですが、すぐに良いペースで周回し、様々なプログラムをこなすことが出来ましたので、このテストには満足しています。来るシーズンへ向けてのテストはこれで終わりですが、チームはこれから開幕戦シルバーストンへ向けて、多くの作業をする必要があります。新たな挑戦へ向けて準備万端にします。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    これが開幕前の最後のテストというのが不思議な感じがします。バルセロナを走るのは久しぶりで、戻ってこられてとても嬉しいです。ここ数日猛暑に見舞われているためドライバーから見ると厳しい条件でのテストになりましたが、多くの周回をこなすことが出来ました。改良されたTS050 HYBRIDについても多くを学び、開幕戦シルバーストンへ向けた準備は全てが順調です。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    良いテストになりましたし、TS050 HYBRIDのドライブをとても楽しめました。今回アップデートされた空力パッケージを最適化するために、開幕戦の前に出来るだけ多くのデータを収集する必要があります。私自身はTOYOTA GAZOO Racingで3シーズン目となりますが、またマイクと可夢偉と共に戦えることを本当に楽しみにしていますし、このチームとともに戦うことはいつでも幸せです。シルバーストンはもうすぐに迫っていますが、準備は万端だと思っています。

    中嶋一貴(8号車)
    個人的には2009年以来10年ぶりに走ることとなったバルセロナを楽しみました。コースは当時と全然変わっておらず、すぐにリズムを取り戻すことが出来ました。暑くて大変でしたが、テストは順調で、車両セットアップやタイヤについて多くを学ぶことが出来ました。新しいパッケージでの初走行は順調でしたし、今回のアップデートには満足出来ています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    今回のテストにはとても満足しています。開幕戦に向けたパッケージで、多くの周回をこなせたことが重要です。更なる重量を科されたことで、ライバル達との差はさらに縮まりました。それはファンの方々にとっては良いことだと思います。我々のチームに取っては初めてのバルセロナだったため比較が難しいのですが、改良されたTS050 HYBRIDには良い感触を得ています。あとは開幕戦シルバーストンへ向けてさらに準備を進め、TS050 HYBRIDから更なるパフォーマンスを引き出さなくてはなりません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    この2日間のテストはとても上手く行きましたし、私自身もTS050 HYBRIDを更に学ぶことが出来ました。TS050 HYBRIDは私がこれまでよく知っていたWECの車両とは驚くほど違っていました。新しい車両への理解を深めると共に、速さを引き出せるようになって来ました。私はWECでのレースから少し離れていましたが、今回のテストでコース上の混雑の中でのドライブすることに慣れてきました。チームのエンジニアやメカニック、そしてチームメイトのドライバーも皆歓迎してくれており、これからも彼らと共に上手くやっていけると思います。

    トーマス・ローラン(テスト兼リザーブドライバー)
    今日はとても上手くいきました。チームメイトと共にドライブするのはいいものです。昨日チームが良いセットアップを見つけてくれたおかげで快適にドライブすることが出来ました。いくつかのロングランテストを行ったこともありラップタイムは最高とは言えませんが、テストは上手くいき多くのデータが取れたことに満足しています。個人としても70ラップ以上走れたことは、4人で車両をシェアしたことを考えると悪くない結果です。

  • トヨタ | WEC 2019-2020年シーズン プロローグテスト プレビュー

    トヨタ | WEC 2019-2020年シーズン プロローグテスト プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racing 世界チャンピオンとしてTS050 HYBRID最後のシーズンに挑む
    TOYOTA GAZOO Racingは、その歴史の一端を担ってきたTS050 HYBRIDと共に、シリーズチャンピオン防衛とル・マン24時間レース3連覇を目指し、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンに挑む。

    WECの2019-2020年シーズンは全8戦で争われるが、今週末のスペイン、バルセロナで行われるプロローグテストが公式な幕開けとなる。

    今季は2016年以来、WECの歴史に名を刻んだTS050 HYBRIDにとって最後のシーズンとなる。

    TS050 HYBRIDデビューの年、2016年のル・マン24時間レースは、残り1周でのトラブルにより勝利を逃がすという先例のない結末となった。翌2017年は、小林可夢偉が圧倒的なタイムでポールポジションを獲得し、マイク・コンウェイがレース中のコースレコードを更新する速さを見せたが、勝利は叶わなかった。

    2018-2019年「スーパーシーズン」として行われた昨シーズン、2018年のル・マン24時間レースで、トヨタは念願の初優勝を遂げることが出来た。そして、翌年の2019年のル・マンもトヨタは再び1-2フィニッシュを果たし、チームとドライバーの両シリーズチャンピオンを獲得した。

    トヨタのモータースポーツの歴史に名を刻んだ、4輪駆動、最高出力1000馬力を誇るTS050HYBRIDは空力性能改善、及びさらなる信頼性の向上を得て2019-2020年シーズンに臨む。

    2台体制のTS050 HYBRIDのドライバーラインナップについては、7号車は昨年と変わらず、マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名。8号車は世界チャンピオンとなったセバスチャン・ブエミと中嶋一貴の2人に、2017年のル・マン勝者で、かつWECチャンピオンであるブレンドン・ハートレーが加わりる。また、テスト兼リザーブドライバーとしてチームに加入したトーマス・ローランは、同時にシグナテック・アルピーヌチームからLMP2クラスに参戦することによりさらなる経験を積んでいく。

    TS050 HYBRIDにとって最後のシーズンは、開幕戦となる9月1日のシルバーストン4時間レースを皮切りに4大陸を巡る、全8戦、計66時間の戦いとなる。シリーズは、富士スピードウェイ、アメリカのセブリング、ベルギーのスパ・フランコルシャン、といった伝統のコースを経て、来年の6月13日~14日のル・マン24時間レースで最終戦を迎えることとなる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    先月のル・マン24時間レース優勝からまだ日が浅いですが、ワールドチャンピオンとして迎えるWEC新シーズンが待ち遠しいです。今シーズンはLMP1ハイブリッド規定の最後となります。それは同時にTS050 HYBRIDにとっても最後であることを意味します。TS050 HYBRIDは多くの勝利を収めましたが、博物館に行く前に、それをさらに積み重ねることが出来れば、と願っています。チームの最大の目標はル・マンの3連覇を果たすことです。それが2015年より、設計、開発、製造、及びレース運営に関わってきたチーム全員への贈り物になると思っています。TS050 HYBRIDと共にチームは成長して強くなり、今は活力に満ちています。次世代ハイパーカーの準備も並行して進めていますが、前年の覇者として臨む今シーズンも挑戦を続け、皆様に良いレースをお見せしたいと思っています。

    パスカル・バセロン (テクニカルディレクター)
    今季向けのTS050 HYBRIDに対しては、昨シーズンから大きな変更は行なっていません。2016年のTS050 HYBRIDデビュー以来、毎シーズン、開発を進めてきましたが、今シーズンへの変更は細かな部分の最適化とさらなる信頼性向上です。目に見える変更は空力パッケージで、それ以外は信頼性向上のための細かい変更に留まっています。昨シーズンのTS050 HYBRIDは最速で、それは確かに結果に現れています。しかし、ライバル達も開発を続けており、2018年と2019年のル・マンを比べるとその車両性能が大きく伸びたことが分かります。ライバルたちの卓越した開発能力を考えると、更に性能が向上することは間違いありません。ですから我々も開発を止めるわけにはいきません。

    小林可夢偉(7号車)
    つい先日ル・マンを終えたばかりのような感覚なのに、このプロローグでもう新たなシーズンが始まってしまうのかという思いです。昨シーズンはル・マン勝利まであと一歩でした。全てが順調に見えても、厳しいレースではドラマが起こります。TS050 HYBRID 7号車のクルー全員はル・マンでの勝利を目指し攻め続けます。昨シーズンは8号車との僅差のバトルを繰り広げてきましたし、今年も同様の戦いになると期待しています。7号車、8号車共に経験豊富なドライバーが揃っているので、今シーズンもエキサイティングなレースになるでしょう。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    昨シーズン最終戦のル・マンが終わったときから新しいシーズン開幕を楽しみにしてきました。レースの現場に戻り、また新たなチャレンジに臨めるのは素晴らしいことです。今季はTS050 HYBRIDにとって最後となる特別なシーズンです。幸運にも私はデビュー当時からTS050 HYBRIDでレースし、とてもよい経験をしてきました。特に、ル・マンをこの車で走るのは本当に最高です。TS050 HYBRIDで最後のシーズンを戦うために私たちは努力を続けてきました。7号車のクルー全員でル・マン勝利を目指します。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    私の目標は、マイク、可夢偉と共に多くのレースで勝利しシリーズチャンピオンになること、そしてもちろんル・マンでの勝利です。今シーズンはTS050 HYBRIDにとって最後のシーズンということで、複雑な気分です。また新たな2020-2021年レギュレーションはとてもエキサイティングで、他のマニュファクチャラーと再び戦えるのが楽しみです。しかしながらTS050 HYBRIDのダウンフォースやスピード、パワーは最高ですし、このような素晴らしい車でレースが出来たのは幸運だったといつか言う日が必ず来るでしょう。レース中は毎周回、そして全ての瞬間を楽しみ、TS050 HYBRID最後のシーズンを楽しみたいと思います。

    中嶋一貴(8号車)
    世界チャンピオンとしてシーズンを迎えるのは素敵な気分です。目標はTS050 HYBRIDの最後のシーズンにタイトルを防衛することです。TS050 HYBRIDで長きにわたってレースを戦ってきて、多くの特別な瞬間を味わってきただけに、別れは残念です。しかし同時に、新しいレースカーでの挑戦はとてもエキサイティングなものになるでしょう。WECを新しいハイパーカーで戦うのが今から楽しみです。また今年も簡単なシーズンではないでしょう。7号車は最強のライバルとして立ちはだかるでしょうし、他のLMP1車両からの挑戦も予想されるので、エキサイティングなシーズンになるのは間違いありません。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ブレンドンが加わる今シーズンは新たなチャレンジになります。彼とはずっと友人で、一貴と私のチームに彼が加わることをうれしく思います。彼がチームを家族のように感じられるようにしたいですし、共に勝利を重ねて行ければ、と思っています。私たちはTS050 HYBRIDでずっとレースを戦ってきました。そんな時間も来年6月のル・マンでエンジンを止めた瞬間に終わると思うと、その時はすごく感慨深いものになると思います。今季の全ての瞬間を楽しみたいと思いますし、新シーズンスタートが待ちきれません。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    ル・マンを出場せずにただ見ているのは少し辛い時間でしたが、新しいチームに溶け込むための良い機会でもありました。私は初めて出場した2012年からル・マンが大好きでしたが、2年間出場出来なかったので、戻れるのを心待ちにしていました。ル・マンのテスト以来、TS050 HYBRIDでの初めての本格的な実走行テストを行いましたが、既にTS050 HYBRIDに慣れ、更なるスピードアップに挑んでいます。私は常に、得られた結果よりも、自分がどれだけベストを尽くしたか、を重視します。もちろんシリーズチャンピオンやル・マンで勝利できたら最高です。

    トーマス・ローラン(テスト兼リザーブドライバー)
    私にとっては、TOYOTA GAZOO Racingの一員でありながらもLMP2クラスにも出場するという、とても忙しいシーズンになると思います。トヨタのスタッフとの仕事を楽しんでいますし、TS050 HYBRIDという素晴らしいクルマを学んでいくのはいい経験で、運転するのがいつも楽しみです。テストの時間は非常に限られていますが、シミュレータでのセッションも多くこなしており、経験豊富な他のドライバーとの共同作業も、私自身のドライバーとしての成長にも役立つと思っています。忙しく、有意義なシーズンになると思いますので、とても楽しみです。

    2019-2020 FIA世界耐久選手権(WEC)カレンダー
    2019年9月1日 シルバーストン4時間
    2019年10月6日 富士6時間
    2019年11月10日 上海4時間
    2019年12月14日 バーレーン8時間
    2020年2月1日 サンパウロ6時間
    2020年3月20日 セブリング1000マイル
    2020年5月2日 スパ6時間
    2020年6月13-14日 ル・マン24時間

  • 山下健太、TGR WECチャレンジドライバーとしてLMP2クラスに参戦

    山下健太、TGR WECチャレンジドライバーとしてLMP2クラスに参戦

    TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、WEC(FIA世界耐久選手権)の2020-2021年シーズンから、市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両での参戦を6月14日に発表した。今回この参戦に加えて、現在WEC LMP1クラスに参戦中の中嶋一貴、小林可夢偉に続く若手ドライバーを育成するため、現在推進中のトヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)に「TGR WEC チャレンジドライバー」を新たに設定し、山下健太を選出。山下健太は、WEC 2019-2020シーズンHigh Class RacingからLMP2クラスに参戦する。

    山下健太は千葉県出身の23歳で、2013年FTRSスカラーシップを得てFCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)に初参戦しチャンピオンを獲得。2014年全日本F3にステップアップし、2016年にはチャンピオンを獲得。2017年からスーパーフォーミュラにステップアップすると共に、2018年からSUPER GT GT500クラスにも参戦。2018年にスーパーフォーミュラでチームチャンピオン獲得に貢献すると共に、SUPER GTでは2019年6月の第4戦ブリーラムで初優勝を達成するなど、若手を代表するドライバーの一人に成長した。

    新たにTGR WECチャレンジドライバーに選出された山下健太は、WEC 2019-2020シーズンLMP2クラスにてル・マン24時間レースを含む全戦に参戦。7月23日、24日にバルセロナで行われるプロローグテストからチームに合流する予定となっている。なお、2019年のSUPER GT及びスーパーフォーミュラにも引き続き参戦する。

    山下健太
    WEC2019-2020シーズンのLMP2クラスに参戦することになり、本当にうれしく思っています。こんな貴重な機会を与えていただいたTOYOTA GAZOO RacingとHigh Class Racingの方々に感謝いたします。WECは世界中のさまざまなサーキットで開催されますし、LMP2は非常に競争の激しいクラスでもありますので、挑戦のしがいがあります。私にとってはまだ多くのことを学ぶ必要がありますが、7月から始まるテストが待ちきれません。

    High Class Racing
    チーム名:High Class Racing(デンマーク)
    チーム代表:Peter Utoft
    Car Number:#33
    シャシー&エンジン:Oreca 07 – Gibson engine
    チームメイト:Anders Fjordbach(デンマーク)、Mark Patterson(米国)

    High Class Racing

  • トヨタ 豊田章男社長、ニュル24時間に秘めた故・成瀬弘氏への想い

    トヨタ 豊田章男社長、ニュル24時間に秘めた故・成瀬弘氏への想い

    今年のニュル24時間耐久レース、そして6月23日は豊田章男にとって、そしてチームにとっても特別な日となった。また、新型スープラで走ることは、トヨタの社長である豊田の悲願でもあった。

    158台がグリッドに並んだ2019年のニュル24時間耐久レースは、22日(土)午後3時半にスタート。GRスープラはモリゾウ選手(トヨタ自動車社長の豊田章男)がスタートドライバーを務めた。

    6月23日(日)。実はこの日は、TOYOTA GAZOO Racingにとって決して忘れることのできない日だった。モリゾウ選手の運転の師匠であり、TGRの原点となった「GAZOO Racing」をともに立ち上げたトヨタ自動車のマスタードライバー、故・成瀬弘氏がニュルブルクリンク近郊で急逝した日が、9年前の6月23日だった。

    「もっといいクルマづくり」を追い求め、「GAZOO Racing」を立ち上げた豊田章男(当時は副社長)がニュルブルクリンクでの走行トレーニングを始めたのが2001年。その翌年、スープラは生産終了となる。

    その後しばらくトヨタからスポーツカーが発売されることはなく、多くのカーメーカーが発売前のプロトタイプを走らせるニュルブルクリンクにおいて、豊田章男をはじめとしたトヨタ自動車のテストドライバーたちは、既に生産を終えた“中古の”スープラで走らざるを得ない日々が続いた。

    「他社は数年後に世に出すクルマを鍛えている場で、自分たちには中古のスープラしかない」。このことが本当に悔しく、いつの日かスープラを復活させ、ニュルブルクリンクの厳しい道で鍛えて世に出したいと豊田章男は想い続けてきた。

    そんな想いを乗せたGRスープラは、午後3時半、GRスープラは総合41位(クラス3位)、LCは総合54位(クラス1位)でチェッカーを迎えた。

    「まず最初に皆さん、ありがとうございました」と豊田章男はコメント。

    「今日は、成瀬さんの命日でありました。私が午前中、10時から乗るということを聞きまして、実は予定では9時でした。それが10時になったという意味を自分なりに考えますと、ちょうど6月23日の現地時間10時にくらいに事故が起きて、亡くなった時間だったんですね。それで私が成瀬さんの事故の時間にハンドルを握ることになるんだということで、非常に緊張をいたしました」

    「このスープラのカムバック、そして、ニュル13年目の挑戦。いろんな思いが、その3回目のスティントで頭に入って、正直運転どころではなかったというのが正直な感想でありました。ただ、今日、皆さんが話してくれたことを成瀬さんは聞いてます。成瀬さんが亡くなった時、葬儀に行きました。そこでやりたいと思うやつだけでいい、ついてきてくれということで続いてきたGR活動です。これが多くの方に応援され、もっといいクルマづくり、クルマづくりの人材育成のど真ん中に、この活動が入ってきたというふうに思います」

    「本当にここまで支えてくれた皆さんに感謝申し上げると共に、私は、この話になると涙ぐむんですね。なぜかとクルマの中で考えてみました。多分、悔しさです。13年前、トヨタも名乗れず、このニュルで、成瀬さんとほぼ2人でプライベーターよりもプライベーターらしい、本当に手づくりのチームでここに来ました。その時の誰からも応援されない悔しさ、何をやってもまともに見てくれない悔しさ、何をやっても、ハスに構えて見られてしまう悔しさ。そして生産中止になったスープラで練習をしてる悔しさ。全ての悔しさが、私自身その成瀬さんが亡くなった6月23日に社長に就任した時からの、ずっと私のブレない軸でもあります」

    「ですから、私がもっといいクルマをつくろうよということだけしか、社長になって言わないのは全てその悔しさであります。そして今日も、悔し涙を流した。その悔しさは絶対に自分を強くするし、この活動の目的である『良い仲間』をつくるし、そしてもっといいクルマをつくると思います。そんな思いを持って、冒頭『ありがとうございましたと皆さんに申し上げました」

    「本来はこのレース、(ずっとスープラの開発を担当してきた)矢吹が出るレースだったと思います。それをスタート、フィニッシュ含めた4スティントを担当させていただきましたが、こういう日でなければ、『矢吹お前乗れよ』と言ってたと思います。私自身も、この日、スープラ、ニュルというもので成瀬さんから、『いやいやお前乗れ、俺と一緒に乗ろう』と言ってくれたんだと思います」

    「今日の話は間違いなく、成瀬さんは聞いてくれているし、この天気も、成瀬さんだったんだと思います。ドライバーとしては足を引っ張りましたが、他のプロたちがカバーしてくれました。ありがとうございました」

  • ニュルブルクリンク24時間 | GRスープラが総合41位、レクサスLCが54位

    ニュルブルクリンク24時間 | GRスープラが総合41位、レクサスLCが54位

    TOYOTA GAZOO Racingは、22日(土)から23日(日)にかけてドイツ・ニュルブルクリンクで開催された第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レースにGRスープラとLEXUS LCの2台で出場した。GRスープラは総合41位(クラス3位)、LCは総合54位(クラス1位)で完走した。

    20日(木)、21日(金)の両日にわたって行われた予選。今年は1回目で突然の雷雨に見舞われたものの、その後は快晴が続き、高い気温によりクルマとドライバーにとっては厳しい環境となった。

    LCは昨年及ばなかったTOP Qualifying進出を、ほぼ市販車の状態で出場したGRスープラは、ライバル勢と競うことでさらなる熟成を進めるべく挑み、LCは一歩及ばず35位、GRスープラは99位となった。

    158台がグリッドに並んだ本戦は、22日(土)午後3時半にスタート。LCは蒲生選手、GRスープラはモリゾウ選手(トヨタ自動車社長の豊田章男)がスタートドライバーを務めた。

    3つのグループに分かれ、トップグループからのスタートとなったLCは快調に走行を重ね、総合30番手以内のポジションをキープ。同グループの最後尾スタートとなったモリゾウ選手のGRスープラも順調なスタートを切り、じわじわと順位を上げていった。しかし、高い気温はドライバーの集中力を奪うと同時にクルマを容赦なく痛めつけ、コースのあちこちでクラッシュが続出。クラッシュがさらなるクラッシュを呼び、レースはサバイバル戦の様相となっていった。

    厳しいコンディションはTGRにも襲い掛かります。スタートから約8時間が経過したころ、LCのトランスミッションからオイルが漏れるトラブルが発生。大事をとってトランスミッションを交換する作業を選択した結果、2時間超のピットインを強いられた。同じころ、快調に走行していたGRスープラも当時トップを走行していた車両と接触。幸いにもそのまま走行を続けられたが、不安を抱えながらの走行となった。

    夜が明けた23日(日)。実はこの日は、TGRにとって決して忘れることのできない日だった。モリゾウ選手の運転の師匠であり、TGRの原点となった「GAZOO Racing」をともに立ち上げたトヨタ自動車のマスタードライバー、故・成瀬弘氏がニュルブルクリンク近郊で急逝した日が、9年前の6月23日だった。

    今年のニュル24時間耐久レース、そして23日は豊田にとって、そしてチームにとっても特別な日となった。また、新型スープラで走ることは、社長の豊田の悲願でもあった。

    「もっといいクルマづくり」を追い求め、「GAZOO Racing」を立ち上げた豊田(当時は副社長)がニュルブルクリンクでの走行トレーニングを始めたのが2001年。その翌年、スープラは生産終了となる。その後しばらくトヨタからスポーツカーが発売されることはなく、多くのカーメーカーが発売前のプロトタイプを走らせるニュルブルクリンクにおいて、豊田をはじめとしたトヨタ自動車のテストドライバーたちは、既に生産を終えた“中古の”スープラで走らざるを得ない日々が続いた。「他社は数年後に世に出すクルマを鍛えている場で、自分たちには中古のスープラしかない」。このことが本当に悔しく、いつの日かスープラを復活させ、ニュルブルクリンクの厳しい道で鍛えて世に出したいと豊田は想い続けてきた。

    そんな想いを乗せたGRスープラは、夜が明けてからもまるで接触がなかったように快調に走行を続ける。LCもトランスミッション交換後は順調に走行を重ね、午後3時半、GRスープラは総合41位(クラス3位)、LCは総合54位(クラス1位)でチェッカーを迎えた。

    TGRにとって13回目となったニュル24時間耐久レース。“もっといいクルマづくり” に向けた人とクルマを鍛える活動は、これからも変わることなく続けていく。

    ※結果は6月23日(日)現地時間16時時点のもの

    関谷利之:LEXUS LC チーフメカニック
    昨年はクルマを止めてしまい、今年は対策してきた中で、原因は違えど今年も止めることになってしまったことが何より悔しく思います。レースに向けて7000km走っても出ないような問題が出てしまうのが、このレースの難しさ。ニュルの厳しさというものを今年も思い知らされました。ただ、若いメカニックと多くの時間を過ごす中で、みんなで成長することができたと思います。ありがとうございました。

    田中英幸:GRスープラ チーフメカニック
    これまでのレースで最長4時間ほどしか走っていなかったGRスープラが24時間を走り切ることができたのは、ドライバーのチームワークと、多くの方々のサポートのおかげです。「やり切ったな」という思いで、最後には涙が出てしまいました。皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

    豊田章男:チーム総代表のレース後のコメント
    まず最初に皆さん、ありがとうございました。今日は、成瀬さんの命日でありました。私が午前中、10時から乗るということを聞きまして、実は予定では9時でした。それが10時になったという意味を自分なりに考えますと、ちょうど6月23日の現地時間10時にくらいに事故が起きて、亡くなった時間だったんですね。それで私が成瀬さんの事故の時間にハンドルを握ることになるんだということで、非常に緊張をいたしました。このスープラのカムバック、そして、ニュル13年目の挑戦。いろんな思いが、その3回目のスティントで頭に入って、正直運転どころではなかったというのが正直な感想でありました。ただ、今日、皆さんが話してくれたことを成瀬さんは聞いてます。成瀬さんが亡くなった時、葬儀に行きました。そこでやりたいと思うやつだけでいい、ついてきてくれということで続いてきたGR活動です。これが多くの方に応援され、もっといいクルマづくり、クルマづくりの人材育成のど真ん中に、この活動が入ってきたというふうに思います。本当にここまで支えてくれた皆さんに感謝申し上げると共に、私は、この話になると涙ぐむんですね。なぜかとクルマの中で考えてみました。多分、悔しさです。13年前、トヨタも名乗れず、このニュルで、成瀬さんとほぼ2人でプライベーターよりもプライベーターらしい、本当に手づくりのチームでここに来ました。その時の誰からも応援されない悔しさ、何をやってもまともに見てくれない悔しさ、何をやっても、ハスに構えて見られてしまう悔しさ。そして生産中止になったスープラで練習をしてる悔しさ。全ての悔しさが、私自身その成瀬さんが亡くなった6月23日に社長に就任した時からの、ずっと私のブレない軸でもあります。ですから、私がもっといいクルマをつくろうよということだけしか、社長になって言わないのは全てその悔しさであります。そして今日も、悔し涙を流した。その悔しさは絶対に自分を強くするし、この活動の目的である「良い仲間」をつくるし、そしてもっといいクルマをつくると思います。そんな思いを持って、冒頭「ありがとうございました」と皆さんに申し上げました。本来はこのレース、(ずっとスープラの開発を担当してきた)矢吹が出るレースだったと思います。それをスタート、フィニッシュ含めた4スティントを担当させていただきましたが、こういう日でなければ、「矢吹お前乗れよ」と言ってたと思います。私自身も、この日、スープラ、ニュルというもので成瀬さんから、「いやいやお前乗れ、俺と一緒に乗ろう」と言ってくれたんだと思います。今日の話は間違いなく、成瀬さんは聞いてくれているし、この天気も、成瀬さんだったんだと思います。ドライバーとしては足を引っ張りましたが、他のプロたちがカバーしてくれました。ありがとうございました。

  • トヨタ、7号車のトラブルの原因はタイヤ空気圧センサーの配線ミス

    トヨタ、7号車のトラブルの原因はタイヤ空気圧センサーの配線ミス

    トヨタは、2019年のル・マン24時間レースで7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)が勝利を失ったトラブルの原因がタイヤ空気圧センダーの配線ミスだったことを明らかにした。

    ホセ・マリア・ロペスがドライバーを担当した残り1時間でタイヤにパンクが発生。本来は左リアタイヤにパンクが発生していたが、タイヤ空気圧センサーは右フロントタイヤの圧力が下がっていることを示していた。

    当初、トヨタはセンサーの問題だと述べていたが、実際にはクルマの各タイヤに設置されたセンサーの配線が間違っており、ピットにその情報が伝えられたことが原因だった。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは「アンテナの接続が間違っていたことが原因だった」と Autosport にコメント。

    「間違った方法で配線されていた。センサーの問題ではなかった。すべてのミスと同じように深刻なミスだった」

    当時、7号車は2番手を走行していた中嶋一貴が運転する8号車に2分以上のリードを築いていた。パンクはラップの後半で発生したため、センダーが表示していた右フロントタイヤを交換したホセ・マリア・ロペスはリードを保ったままコースに復帰することができたが、実際にパンクしていたのは左リアタイヤだったため、システムは再び右フロントタイヤのパンクを表示し続けた。

    パスカル・バセロナは、トヨタはミシュランのエンジニアにクルマから外した右フロントタイヤの空力圧をチェックするよう依頼したが、正常だった。

    翌周に再びホセ・マリア・ロペスがピットインした際、チームは4本すべてのタイヤを交換したことで問題は収まった。だが、パンクした左リアタイヤ8.48マイルのサーキットでスロー走行を強いられたことで、1回目のピットアウト後の周回に6分近くかかり、ロペスは8号車の1分後ろでコースに復帰することになった。

    パスカル・バセロンは、1回目のピットストップで間違ったタイヤが交換されたことが明らかになった際のホセ・マリア・ロペスの冷静さを称賛した。

    「このようなことが起こった場合、通常、ドライバーは頭に血が上って速く走りすぎ、タイヤが剥離し、マシンの損傷を与えるといったことが起こる」

    「我々にはタイヤ空気圧の範囲にそった制限速度があり、ホセ・マリアはそれを完全に尊重した。チームとドライバーは大きなドラマに見舞われているなかで多くの成熟度を示してくれた」

    レース後、ホセ・マリア・ロペスは、2回目のピットストップまでの周回でクルマの中で泣いていたことを認めている。

  • 【動画】 トヨタ GRスーパースポーツでテスト走行を実施

    【動画】 トヨタ GRスーパースポーツでテスト走行を実施

    トヨタ自動車は、2020年秋に導入されるFIA世界耐久選手権(WEC)の新レギュレーションでベース車両となる予定のGRスーパースポーツ(仮称)でのテスト走行を実施した。

    トヨタは、2020-2021年シーズンのWECに導入される新世代の耐久レース用車両で争われるトップカテゴリーに参戦することを決定。市販に向けて開発中のGRスーパースポーツ(仮称)をベースとするハイブリッド・プロトタイプ車両を用いて、新世代の耐久レースに参戦する。

    トヨタは、富士スピードウェイでそのコンセプトカーとなるGRスーパースポーツコンセプトのテスト走行を実施。“モチゾウ”ことトヨタの豊田章男社長とGAZOO Racing Companyのプレジデントを務める友山茂樹が迷彩カラーが施されたGRスーパースポーツコンセプトのステアリングを握った。

    GRスーパースポーツコンセプトは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されたコンセプトカー。実戦で鍛えられたV6ツインターボチャージャーや、トヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を搭載。

    パワーユニットは、高効率のEVシステムと、希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指している。

    市販車、及びレース車両は共にトヨタ自動車本社、同東富士研究所、ケルンに本拠を置くToyota Motorsport GmbH (TMG) にて開発中となっている。

    友山茂樹 TOYOTA GAZOO Racing Companyプレジデント
    TOYOTA GAZOO Racing は、2020年秋から始まるシーズンでも、新しいレギュレーションの下、挑戦をし続けることを表明します。FIA/ACO(フランス西部自動車クラブ)によるレギュレーション策定のための惜しみない努力に感謝いたします。この新レギュレーションにより、数々のマニュファクチャラーがWEC、及びル・マンに参戦し、耐久レースのさらなる繁栄を願っています。TOYOTA GAZOO Racing としては、新たな時代の耐久レースでの激しい競争を通じて、レースチームとしてだけではなく、スポーツカーメーカーとしても、確固たる地位を築きたいと思っています。ファンの皆様、我々のライバル達も新時代のWEC、及びル・マンを大変楽しみにしていると、確信しています。

  • トヨタ 豊田章男社長 「一貴のチームメイトを想う気持ちに感動した」

    トヨタ 豊田章男社長 「一貴のチームメイトを想う気持ちに感動した」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、ル・マン24時間レース後の中嶋一貴の涙についてコメントした。

    今年のレースでは大部分でトヨタの7号車がリード。しかし、残り1時間のところで7号車のタイヤが2度もパンクするというトラブルが発生。2分以上のリードを失い、中嶋一貴がドライブする8号車が優勝することになった。

    だが、チェッカー後のパルクフェリペで小林可夢偉と抱き合った中嶋一貴の目には涙が溢れ出した。2016年に残り3分で勝利を失った中嶋一貴には思うところがあったのかもしれない。

    豊田章男社長は「一貴、ゴール後に涙しながらコメントをする君の姿を見ました。チームメイトを想う君の気持ちに感動した。あらいがとう」とコメント。

    「WECのチームは本当に良いチームになってくれたなと思ったよ。可夢偉君には、また悔し想いをさせてしまった。自分のことのように悔しい・・・」

    「一貴、可夢偉、2人の気持ちをしっかり受け止めて、もっと強いチーム、もっといいクルマを目指すことを誓う」

    「セブ、フェルナンド、一貴、マイク、ホセ、可夢偉、6人は本当に素晴らしいチームだったと思う。みんな、2年連続のワンツーフィニッシュをありがとう!」

    関連:中嶋一貴、ル・マン2連覇も複雑な涙 「7号車のレースだった…」