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  • トヨタ、ル・マン24時間レース2連覇!8号車がドライバーズタイトル獲得

    トヨタ、ル・マン24時間レース2連覇!8号車がドライバーズタイトル獲得

    FIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019年スーパーシーズンを締めくくる、第8戦ル・マン24時間レースが行われ、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車が昨年に続き2連勝。中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの3名はWECのシリーズチャンピオンも獲得。中嶋一貴は日本人として初めて、サーキットレースでのFIA世界チャンピオンに輝いた。

    レースの大半で首位を走行する速さを見せた小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの7号車は、首位を独走していた残り1時間、突然のタイヤパンクで緊急ピットイン。8号車の先行を許すこととなってしまったが、2位でチェッカーを受け、TOYOTA GAZOO Racingは2年連続の1-2フィニッシュを飾った。

    6月16日(日)午後3時、25万人もの観客が見守る前で、長い24時間レースを締めくくるチェッカーフラッグが振られ、8号車がトップでこれを受けた。続いて7号車が2位でフィニッシュラインを通過。2年連続のTOYOTA GAZOO Racingの1-2フィニッシュとなったが、これは、終盤、最後の1時間でのドラマティックな展開の末の結果だった。

    レースが残り1時間となった367周目、2位の8号車に2分以上の大差をつけて首位を独走していたロペスがドライブする7号車が、タイヤのパンクを感知し、7号車は緊急ピットイン。タイヤを交換した。しかし、コースへ復帰したロペスは車両の異常を感じ、スローダウン。再度ピットへ戻らざるを得なくなり、追い上げていた中嶋一貴がドライブする8号車の逆転を許すこととなってしまった。

    レースは小林可夢偉がマークした予選最速タイムによってポールポジションからスタートした7号車を、8号車が追い、24時間という長いレースを通して、2台の1000馬力を誇るTS050 HYBRIDによる白熱した接近戦が繰り広げられた。

    終盤戦に入ると7号車が8号車との差を広げ始め、残り1時間、あとは7号車の初優勝へ向け走り切るだけと誰もが思い始めていた矢先の、信じられないようなアクシデントだった。

    残り1時間、逆に8号車に1分ほど先行されることとなってしまった7号車だったが、ホセ・マリア・ロペスは諦めることなく、逆転を目指して猛烈なアタックを続け、8号車との差をじりじりと詰めていった。しかし、その追い上げも僅か17秒及ばず2位でチェッカーを受けることとなった。

    これで8号車は昨年の第2戦に続きル・マン24時間レース2連勝。8号車の3名のドライバー、セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソはWEC 2018-2019年スーパーシーズンのドライバーズチャンピオンを獲得。中嶋一貴は日本人として初めて、サーキットレースでのFIA世界チャンピオンに輝いた。TOYOTA GAZOO Racingは2014年以来となる、マニュファクチャラーとドライバーの両タイトルを獲得した。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    決勝結果: 2位(トップと16秒972差), 385周、ピットストップ37回、グリッド:1番手、ファステストラップ:3分17秒297

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    決勝結果: 1位, 385周、ピットストップ34回、グリッド:2番手、ファステストラップ:3分18秒397

    友山茂樹 GAZOO Racingカンパニープレジデント:
    7回目を迎えた伝統のル・マン24時間レースにて、2年連続の優勝を1-2フィニッシュで飾ることができました。ずっと、応援頂いたファンの皆さま、また、ご支援頂いた関係企業の皆さま、そして、最後まで心ひとつに戦ったチーム全員に心より感謝申し上げます。『ル・マンに勝つにはクルマが速いだけではダメで、クルマもチームも、もっと強くならないといけない』と、昨年の優勝に満足することなく、改善を積み重ねてきたことが連覇に繋がったのではないかと思います表彰台から見た、溢れんばかりのTOYOTA GAZOO Racingの旗、そして、空高く上がった2本の日の丸を仰いで、深く感動致しました。ル・マンの歴史に新たな軌跡を刻むことができ、たいへん嬉しく思います。しかし、喜んでばかりはいられません。終始レースをリードしていた7号車に、残り1時間のところでパンクが発生、そこにタイヤセンサーのトラブルも重なり、大きなタイムロスに繋がりました。『まだまだクルマもオペレーションも改善が足りない!』と、ル・マンの女神が言っているのだと思います。来年のル・マン、そしてその後に始まるハイパーカークラスに向けて、TOYOTA GAZOO Racingは、昨日よりも今日、今日よりも明日。という、ベターベターの精神で挑戦し続けます。これからも引き続き、ファンの皆様からの暖かい応援をいただければ幸いです。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    ル・マン24時間レースの連覇を達成できましたが、優勝に十分値する活躍をしたマイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスには大変申し訳ないことをしました。そのため気持ちは複雑です。近日中に今回起きたことの真の要因を突き止め再発防止を図ります。しかしながら我々が示すことが出来た総合的なパフォーマンス、最後の1時間を含めた戦うチームスピリットについては誇りに思います。またWECワールドチャンピオン、及び2回目のル・マン制覇を果たしたセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソを祝福します。TOYOTA GAZOO Racing にとって、歴史的なWECスーパーシーズンの最後に相応しい成果で、来年のタイトル防衛に向けての弾みとなります。

    小林可夢偉(7号車):
    ル・マンで勝つことがどんなに難しく厳しいかを見せつけられました、これまで4回チャレンジしましたが、来年こそは実現できるように頑張り続けます。全力を尽くして決して諦めないことです。勝利を目指して本当に努力しました。23時間まではとても上手くいっていましたが、結果は厳しいものでした。8号車と今日の結果を目指して来た方々にはお祝いを申し上げます。24時間レースは完走も簡単ではありません。素晴らしい仕事でした。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    ずっと目指してきたものが最後の最後に不運なパンクで水泡に帰し、とても受け入れがたい結果になってしまいました。これがル・マンなんでしょうか。チームの全員、とりわけ7号車のクルー達は素晴らしい仕事をしてくれました。終始トップを走ることが出来る車両に仕上げてくれたことがその証です。今日は8号車の優勝とチャンピオン獲得に祝福を送ります。彼らは強敵であり、それが我々の喜びでもあります。我々はもっと強くなって戻ってきます。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    ル・マンを目指して頑張った8号車のスタッフには優勝とチャンピオン獲得のお祝いをお伝えします。ル・マンは厳しく残酷なレースの歴史でもあります。残念ながら我々は今日、それを見せつけられることになってしまいました。チームメイトのマイクと可夢偉の素晴らしいレースを誇りに思います。素晴らしいレース内容でした。もっと強くなって必ずル・マンに戻ってきます。

    中嶋一貴(8号車):
    今年、ル・マンの勝利は実力と言うよりも運によって決まったと思っています。とても厳しいレースで、7号車に起きたことはとても信じられません。我々は2016年のル・マンでよく似た状況に遭遇しただけに、チームメイトの彼らがどんな気持ちなのかよく分かります。我々がル・マンで勝利を上げられたこと、そして世界チャンピオンになれたのは、チームメイトである7号車と互いにしのぎを削ってきたおかげですし、彼らとスーパーシーズンの長きにわたって切磋琢磨して来たことを本当に誇りに思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    我々にとっては、世界チャンピオンがかかっているという意味で重要なレースでした。レースのスタート時は7号車について行こうと思っていましたが、僅か5周したところでそれは無理だと分かりました。我々は諦めずに力強く戦い続けましたが、最後まで7号車の方が速かったことは誰の目にも明らかでした。我々は2位でフィニッシュしても満足出来たと思いますが、7号車に起こってしまったことは本当に残酷です。彼らは本当に素晴らしいレースをしました。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    2度目のル・マンで勝利を上げられて最高の気分ですが、この勝利は全く予測していませんでした。今回、我々は7号車に対して勝てる速さは持っていませんでした。今日の結果は運が大きく影響しましたし、それはモータースポーツの一面でもあります。私は彼らチームメイトをチームメイト以上の、友達と感じています。彼らは勝利にふさわしかったですが、勝利の女神は我々を選びました。我々の目標は世界チャンピオン獲得であり、それを達成出来たことを本当に誇りに思います。

    WEC 第8戦 ル・マン24時間 最終結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    385
    2 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    385 16.972
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    379 6 Laps
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    376 9 Laps
    5 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    370 15 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア
  • WRC | ラリー・イタリア 結果:トヨタのタナックがランキング首位に浮上

    WRC | ラリー・イタリア 結果:トヨタのタナックがランキング首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの最終日デイ4が6月16日(日)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合5位でフィニッシュ。ドライバーおよびコ・ドライバー選手権で首位に立ちた。また、クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合8位に入りポイントを獲得。ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、総合19位で完走した。

    サルディニアの最終日デイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行。その合計距離は41.90kmだった。デイ3が終了した時点で総合2位のライバルに25.9秒のリードを築いていたタナックは、確実な運転でオープニングから3本のステージを走破した。しかし、最終のパワーステージでステアリング系に問題が発生。2分以上の遅れを喫し、総合5位でラリーを終えた。残念ながら優勝は逃したが、タナックはドライバー選手権で首位に立ち、8月第1週の第9戦ラリー・フィンランドに、選手権リーダーとして臨む。

    デイ3の最終ステージでタイヤ交換により総合8位に順位を下げたミークは、順位を堅守。総合8位でラリーを終えた。デイ2でデイリタイアとなったラトバラは、デイ3で再出走を果たし、デイ4でも安定した走りで順位を上げ総合19位で完走した。また、ラトバラはボーナスの選手権ポイントがかかる最終のパワーステージで4番手タイムを記録し、貴重なポイントを獲得した。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、デイ4でもクルマの開発を目的とする走りを続け、3本のステージを走行して有益なデータを収集した後、サービスに戻りラリーを終えた。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    今日はチームにとって、もっとも厳しい1日でした。ラリーウィークを通してクルマにはパフォーマンスと信頼性がありましたが、悲しいことに最後のステージで問題が起きてしまいました。もちろん、何が原因なのか現在調査を進めています。チームにとっては本当に残念な結果ですが、我々以上にオットとマルティンは大きな失望を味わったはずです。彼らは選手権のトップに立ちはしましたが、本当ならば3連勝でさらに良い夏休みを過ごせたはずです。数日は気持ちが晴れないかもしれませんが、我々は必ず復活してみせます

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    最終ステージをスタートしてすぐ、ステリングに違和感を覚え、動きが硬くなる感じがしました。そして走っている最中に固まり、ステアリング操作が難しくなりました。それでも何とか走り続けたのですが、大きくタイムを失い勝利も逃してしまいました。とてもフラストレーションを感じましたが、悲しい気持ちはチームのメンバーと変わりません。全員がこのイベントのために努力をしていたので、このような結果になってしまったのは本当に残念です。チームは必ず問題を解決してくれると確信していますし、これからも戦い続けます。ここまでタフなシーズンが続いていますが、昨年のこの時期と比べると選手権争いに関してはずっと良いポジションにつけています。この後は少しだけラリーから離れて休みをとり、そしてまた戦いの世界に戻ります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今日は、パワーステージでのポイント獲得が目標でした。朝はまず良いリズムを掴み、スピードを上げていきました。そして、3本目のステージでは少しタイヤを温存しました。パワーステージは出走順が早かったため簡単ではなく、轍(わだち)にも少々苦労しました。それでも、まずまずの走りができ、少しポイントを獲得できました。ラリーの序盤はとても良かったのですが、全体的にはかなり厳しい週末となり、望んでいたようなラリーにはなりませんでした。しかし、しっかりと前を見据え、これからも戦い続けます。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    昨日の午後は走りのリズムが良くなり、スピードも上がり本当に気持ちよく走れました。しかし最終ステージで問題が起きて遅れ、そのため今日は順位を争えるような状況ではなかったので、完走してチームに少しでもポイントをもたらすことに集中しました。今回のサルディニアは自分にとって厳しい1戦になるだろうと予想していましたが、多くのポジティブな発見がありました。今はもう、次のラリー・フィンランド、そして残りのラリーが楽しみで仕方ありません。ここ数戦、チームはとても強かったので、後半戦に関しても全力で戦いに臨むでしょう。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ4の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 3h32m27.2s
    2 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +13.7s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +32.6s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +33.5s
    5 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) +1m30.1s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m16.7s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m59.6s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +4m40.1s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +8m24.6s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +8m49.2s
    19 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m36.0s

    次回のイベント情報
    WRC次戦は、約7週間後の8月1日(木)から4日(日)にかけて開催される、第9戦ラリー・フィンランド。「フィンランド・グランプリ」とも呼ばれるこのイベントは、WRCでもっとも平均速度が高い超高速グラベル(未舗装路)ラリー。路面は全体的にスムーズで流れるようなコーナーが連続し、多くのビッグジャンプが現れる。ラリーのサービスパークが置かれる、ユバスキュラの近郊にヘッドクゥオーターを構えるチームにとってはホームイベントであり、2017年にはエサペッカ・ラッピが、2018年にはオット・タナックが、それぞれヤリスWRCで優勝を飾っている。

  • トヨタ、ル・マン残り1時間の葛藤 「順位の入れ替えも検討した」

    トヨタ、ル・マン残り1時間の葛藤 「順位の入れ替えも検討した」

    トヨタは、ル・マン24時間レースでパンクによって7号車がリードを失った残り1時間で順位を入れ替えることも検討していたと明かした。

    今年のル・マン24時間レースでは、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドラブする7号車が、もう一台の8号車の対して終始レースをリードする展開となった。

    しかし、ホセ・マリア・ロペスにドライバーを交代していた残り1時間でパンクが発生。センサーの問題が発生しており、右リアタイヤを交換しなければならないときに誤って右リアタイヤを交換してしまう。

    それによってもう1度ピットインしなければならず、8号車にリードを許すことになった。

    トヨタのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、残りのレースで順位を入れ替えることも検討したと明かす。

    「だが、それは正しくいことではなかっただろう」とロブ・ルーペンは Autosport にコメント。

    「我々はドライバーとそれについて話し合った。そして我々は正しいことをしたと思う。ルマンは再びその勝者を選ぶ。」

    トヨタは2年連続でル・マン24時間レースに勝利したが、その結末によって複雑な感情が残っているとロブ・ルーペンは語る。

    「非常に難しかった」とロブ・ルーペンは語る。「本当は退屈なものにしたかったが、それは起こらなかった」

    「そこまで2台のうちで最速だったのは7号車だった。彼ら全員は非常に懸命に働いた。最後にパンクという状況に陥り、チームがそれにうまく対応しなかったことは非常に痛い」

    ホセ・マリア・ロペスが最初にピットインしたときに4本すべてを交換しないという決断についてロブ・ルーペンは「シンプルな疑問は『安全のためになぜ4本すべてを交換しないのか?』だった」とコメント。

    「我々はそれをしなかった。それはすべてゲームの中にあり、それから決断をしなければならない。

    「センサーに何が起こったのかはわからない。我々は今、それについてあまり考えていないと思う」

    「7号車の人々はそれに関して多くの問題を抱えていると思う。だが、我々はまずそれを受け入れなければならない」

  • フェルナンド・アロンソ 「今日の結果は運が大きく影響した」

    フェルナンド・アロンソ 「今日の結果は運が大きく影響した」

    フェルナンド・アロンソは、2度目のル・マン24時間レースを達成したが、勝利できるとはまったく予測していなかったと語る。

    今年のル・マン24時間レースは、トヨタの2台が終始レースをリード。しかし、終盤に入ると7号車が8号車とのギャップを広げていた。だが、誰も7号車の初優勝を確信した残り1時間、タイヤのパンクとマシンへの異常によってスローダウン。8号車がトップに浮上して優勝することになった。

    「2度目のル・マンで勝利を上げられて最高の気分だけど、この勝利は全く予測していなかった」とフェルナンド・アロンソは語る。

    「今回、僕たちは7号車に対して勝てる速さは持っていなかった。今日の結果は運が大きく影響しましたし、それはモータースポーツの一面でもある」

    「僕は彼らチームメイトをチームメイト以上の友達と感じている。彼らは勝利にふさわしかったけど、勝利の女神は僕たちを選んだ」

    今年でトヨタチームを離れるフェルナンド・アロンソは、ドライバーズタイトルを獲得してWECを後にする。

    「我々の目標は世界チャンピオン獲得であり、それを達成出来たことを本当に誇りに思う」

  • ル・マン24時間 | トヨタ7号車に2連続パンクで8号車が首位 / 残り1時間

    ル・マン24時間 | トヨタ7号車に2連続パンクで8号車が首位 / 残り1時間

    ル・マン24時間レースのチェッカーまで1時間となったところでトップを走行していたトヨタ7号車に立て続けにパンクが発生。首位の座を8号車に明け渡すことになった。

    8号車に2分程度のキャップを築いてトップを走行していたホセ・マリア・ロペスがドライブする7号車だが、トップ走行中にスローパンクチャーに見舞われて緊急ピットイン。右フロントタイヤを交換してコースに復帰したが、すぐに再びパンク。

    2度のピットインを行って4本のタイヤを交換したが、立て続けのピットインによって2分あったギャップを失い、中嶋一貴がドライブル8号車がトップに浮上。すぐに1分の差が付いた。

    タイヤを交換したことでチームは問題は解消したとしているが、ホセ・マリア・ロペスはまだフロントの違和感を伝えている。残り1時間、まだ何が起こるかはわからない。

    WEC第8戦 ル・マン24時間 23時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    369
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    369 1:10.770
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    363 6 Laps
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    360 9 Laps
    5 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    354 15 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア

    関連:2019年 ル・マン24時間レース | 無料Webライブ配信

  • 最終スティントを終えた小林可夢偉 「勝つときの24時間は長い」

    最終スティントを終えた小林可夢偉 「勝つときの24時間は長い」

    トヨタ7号車をドライブした小林可夢偉が、2019年のル・マン24時間レースの最後の担当スティントを終了。あとは勝利を見守るだけとなり、“勝つときの24時間は長い”と語った。

    トップを走行した小林可夢偉は、最後の走行を担当するホセ・マリア・ロペスにバトンタッチ。だが、本来ならもう少し走る予定だったと明かした。

    「本当はもうちょっと行く予定だったんですけど、肩ベルトがHANSから落ちているという謎のいちゃもんをつけられて、強制的に入らないといけなくなりました。でも、ズレてなかったんですよね。だから、ちょっとイラっとしてます」と小林可夢偉はコメント。

    「見守るしかないんでね。早めに入ったのも戦略には全然影響ないんで、どっちにしろ余った分のを早めに入っただけなんで、これで行けば、何もなければ、大丈夫だと思うんですけど。まだ行っても1時間40分くらいあるんで、落ち着いて最後まで見守りたいと思います」

    「勝つときの24時間は長いなと思います」

    優勝すれば、小林可夢偉は、関谷正徳、荒聖治、中嶋一貴に次いで、日本人としては4人目のル・マン24時間のウィナーとなる。

    関連:2019年 ル・マン24時間レース | 無料Webライブ配信

  • ル・マン24時間 | トヨタ、チーム一丸でル・マン連覇へ挑む / 残り3時間

    ル・マン24時間 | トヨタ、チーム一丸でル・マン連覇へ挑む / 残り3時間

    ル・マン24時間レースは日曜日の正午を迎え、レースは残り3時間となった。ここまでほぼノートラブルのTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車が快調なペースで首位を走り、2位で追う8号車との差を2分以上に広げている。

    首位を行く7号車は、スタートから19時間40分ほどが過ぎたところで、マイク・コンウェイから小林可夢偉へとドライバーチェンジ。小林はじりじりと後続との差を広げ、交代時に1分半ほどだった2位8号車との差を2分以上に広げた。

    8号車は残り3時間50分で、セバスチャン・ブエミから交代したフェルナンド・アロンソがコースインした。

    その後、LMP2車両のクラッシュによりセーフティカーが導入されたが、再スタート後も2台の差は約2分。とはいえ21時間を走ってきて、まだ2台は同一周回。まだまだどちらにも勝利のチャンスは残されている。

    また、3位とは5周差がついていますが、最後の最後まで何が起こるか分からないのがル・マン24時間というレースであるということを、TOYOTA GAZOO Racingはよく分かっている。チームは一丸となり、最後まで一瞬たりとも気を緩めることなく、戦い続ける。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    21時間経過時順位: 1位, 334周

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    21時間経過時順位: 2位 (トップと2分12秒593差), 334周

    WEC第8戦 ル・マン24時間 21時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    334
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    334 2:12.593
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    329 5 Laps
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    325 9 Laps
    5 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    319 15 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア

    関連:2019年 ル・マン24時間レース | 無料Webライブ配信

  • ル・マン24時間 | トヨタ、1-2体制のまま6時間先のチェッカーを目指す

    ル・マン24時間 | トヨタ、1-2体制のまま6時間先のチェッカーを目指す

    夜の闇の中での戦いは終わりを告げ、サーキットは朝を迎えた。レースは18時間、全体の4分の3を経過した。これまでに出走した61台中11台がリタイアする中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きなトラブルに見舞われることなく、1-2体制を維持して走行中。2台が勝利を争いながら、最後の6時間に臨む。

    首位を行くTS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉からホセ・マリア・ロペス、そして3度目のドライブとなるマイク・コンウェイへとバトンを渡しながら着実に周回を重ねている。

    一方、チームメイトの7号車を追う8号車は、12時間過ぎにステアリングを握ったフェルナンド・アロンソのドライブ中、右側のドアが開いてしまうトラブルに見舞われ、空力性能悪化による影響か、最高速が伸びないまま、7号車との差は1分ほどに開いてしまった。チームはピットイン時にドアを交換するなどの対策を取り、空が明るくなり始めた午前6時過ぎにアロンソから中嶋一貴へ、そして現在は中嶋から交代したセバスチャン・ブエミが7号車に1分半ほどの差で追走を続けている。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    18時間経過時順位: 1位, 286周

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    18時間経過時順位: 2位 (トップと1分38秒642差), 286周

    WEC第8戦 ル・マン24時間 18時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    286
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    286 1:38.642
    3 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    282 4 Laps
    4 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    279 7 Laps
    5 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    278 8 Laps
    17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 リタイア
    4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    163 リタイア
    10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 リタイア

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  • ル・マン24時間 | トヨタの2台が秒差の首位争いのままレース折り返し

    ル・マン24時間 | トヨタの2台が秒差の首位争いのままレース折り返し

    ル・マン24時間レースは午前3時を迎え、12時間を経過。長いレースはようやく折り返しを過ぎた。疲労や眠気と戦いながらの夜間走行で、コースアウトやクラッシュも頻発する中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは僅差の1-2体制で着実に周回を重ねている。

    アクシデントによるセーフティカー導入で2台の差は一時1分以上に広がったものの、その後のセーフティカーでマージンが帳消しとなり、レース折り返しの12時間経過時点では、その差は僅か9秒ほど。

    ドライバーは7号車がマイク・コンウェイから小林可夢偉へ、8号車はセバスチャン・ブエミからフェルナンド・アロンソへと交代し、ノートラブルでの走行を続けている。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    自分の走りは悪くはなかったと思いますが、セーフティカーとその後のスローゾーンで1分半ほどタイムをロスしました。8号車との僅差のバトルとなり、じりじりと差を広げていましたが、オーバーランによりタイヤが汚れてしまったために、気持ち良く走れるようになるまで数周が必要でした。そのためその後は堅実に走行しました。これからの後半戦も我々は僅差の素晴らしいバトルを続けるだろうと確信しています。

    中嶋一貴(8号車):
    目まぐるしく状況の変わる展開でした。我々8号車と7号車のギャップは、セーフティカーやスローゾーンで何度も大きく変化しました。私は冷静に、とにかくリスクを最小限にして走り続けることに集中しました。多くのことが起こった結果、現時点では2台の差は非常に小さいですが、まだレースは半分を終えたばかりですし、これまでの走りには満足しています。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    12時間経過時順位: 1位, 189周

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、フェルナンド・アロンソ):
    12時間経過時順位: 2位 (トップと8秒623差), 189周

    WEC 第8戦 ル・マン24時間 12時間経過時順位(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    189
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    189 8.623
    3 3 トーマス・ローラン
    ナタナエル・ベルトン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    187 2 Laps
    4 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ストフェル・バンドーン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    186 3 Laps
    5 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    183 6 Laps
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    セルゲイ・シロトキン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    163 26 Laps
    7 4 トム・ディルマン
    オリバー・ウェッブ
    パオロ・ルバーティ
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ギブソン
    150 39 Laps
    8 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリングBR1・ギブソン
    76 113 Laps

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  • WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    WRC | トヨタ 第7戦 ラリー・イタリア 3日目…タナックが総合首位に浮上

    2019年FIA世界ラリー選手権 (WRC) 第8戦 ラリー・イタリア サルディニアの競技3日目デイ3が6月15日(土)にサルディニア島西北部のアルゲーロを中心に行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC 8号車)が総合1位に順位を上げた。クリス・ミーク/セブ・マーシャル組(5号車)は総合6位につけていたが、最終ステージで総合8位に後退。デイ2の最終ステージでデイリタイアしたヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(10号車)は、ラリー2規定に基づき再出走を果たし、総合22位につけている。

    サルディニアのデイ3は、サービスパークの東側エリアで3本のステージを各2回走行。その合計距離は142.42kmと、今大会最長の1日だった。好天に恵まれたことで朝から気温が上がり、路面は前日に続きドライ。非常に滑りやすい路面コンディションでの戦いとなった。デイ2で首位と11.2秒差の総合3位につけたタナックは、デイ2よりも後方の9番手スタートとなり、早い出走順から開放され本来のスピードを取り戻した。また、午前中のステージでは上位2選手がハードタイヤ5本を選んだのに対し、タナックはハード2本とミディアム3本を選択。その戦略は当たり、タナックは午前中の3本のSS全てでベストタイムを記録。SS10で総合2位に、SS12で首位に立った。午後の再走ステージは路面が荒れ、気温もさらに高くなったことで、WRカーをドライブする全選手がハードタイヤ5本を選んだが、タナックは午後も全ステージを制覇。デイ3の全てのSSでベストタイムを記録し、総合2位のライバルに対し25.9秒の差を築いてデイ3を締めくくった。

    デイ3開始時点で総合6位につけていたミークは、午後のステージに入るとペースを上げ、総合4位および5位のライバルとの差を縮めた。しかし、デイ3最終のSS15でタイヤの空気が抜け、タイヤ交換により約2分をロス。総合8位に後退してしまった。また、デイ2の最終SSでステアリング系のトラブルによりコースアウトしデイリタイアとなったラトバラは、メカニックによって修理されたクルマで再出走。デイ2終了時点では総合49位まで順位を落としていたが、デイ3では不利な前方のスタート順ながら安定した走りを続け、総合22位まで挽回した。なお、トミ・マキネン・レーシングからプライベーターとしてヤリスWRCで出場のユホ・ハンニネン/トミ・トゥオミネン組は、クルマの開発を目的に堅実な走りを続け、総合9位につけていたが、最終サービスを前にデイリタイアとなった。ただし、ラリー2規定に基づき明日のデイ4での再出走を予定している。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットの今日の走りは本当に素晴らしいものでした。全てのステージを制し十分なリードを築くなど、非常に印象的な戦いをしました。このような困難な状況でライバルもとても速く安定していましたが、オットは大きな自信を持ち、リラックスしてクルマの性能を引き出していると思います。明日は最後まで問題なく走り切るだけですが、必ず彼はやってくれるでしょう。クリスは、今日の難しいステージで自信を深め、スピードも上がっていただけに、最後のステージであのような事が起きてしまいとても残念です。ヤリ-マティは今日再出走できた事が何よりも重要で、出走順がトップだったことを考えれば、タイムは良かったと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    力強く戦えたと思いますが、本当に大変な1日でした。トップに立ち、リードを築くためハードに攻めなくてはなりませんでした。午前中のタイヤ選択は成功し、それもあって有利に戦いを進められました。クルマの調子は良く、自信を持って攻めることができました。午後は路面が荒れ、クルマの中も非常に暑くなりました。タイヤのコンディションを気にしながらプッシュするのは難しく、簡単にパンクをしてしまうような路面でしたが、良いリズムを掴みクリーンな走りができたと思います。有利な順位につけているとは思いますが、明日は4本の難しいステージが残っているので、最後まで全力で戦い続けなければなりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 10号車)
    今日の目標は運転を楽しむことでしたが、出走順が1番だったのでそう簡単ではありませんでした。今朝は、出走順を考えるとタイムは良く、満足な走りができました。午後は、何か新しいことを試そうと足まわりのセッティングを硬めにしたのですが、自分のドライビングスタイルに合わず、午前中と同じようなグリップを感じられずタイムも良くありませんでした。十分な自信を感じられない時は、ミスをしないように冷静さを保つべきだと理解しています。明日は、今朝のセットアップに戻した上でファインチューニングを施してステージに臨み、パワーステージでのポイント獲得を狙います。

    クリス・ミーク (ヤリスWRC 5号車)
    今朝は、そこそこ良いリズムで走れていたのですが、自分が最後にこのエリアのステージを走ってから4年経っていたので、所々思い切り攻められませんでした。それでも、自分の前の有利な出走順のふたりとの差を、何とかキープすることができました。午後は走りのリズムが良くなり、最初の2本のステージは本当に上手く走れました。しかし、最後のステージの高速セクションで、道の真ん中あたりで何かに当たって衝撃を受け、ホイールのリムが曲がり空気が抜けてしまいました。このラリーは自分にとってもっとも難しいラリーになるだろうと覚悟していましたが、本当ならば明日は総合4位争いに加わっていたはずなので、とても残念に思います。こうなった以上は、明日はポイント獲得を目標に戦います。

    ラリー・イタリア サルディニア デイ3の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリス WRC) 3h04m10.3s
    2 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +25.9s
    3 テーム・スニネン/マルコ・サルミネン (フォード フィエスタ WRC) +42.9s
    4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (フォード フィエスタ WRC) +1m25.4s
    5 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m33.3s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +2m32.4s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (シトロエン C3 WRC) +2m58.3s
    8 クリス・ミーク/セブ・マーシャル (トヨタ ヤリス WRC) +3m53.3s
    9 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (シュコダ ファビア R5) +7m24.5s
    10 ヤン・コペツキ/パヴェル・ドレスラー (シュコダ ファビア R5) +7m50.6s
    22 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +20m23.0s

    明日のステージ情報
    競技最終日となる6月16日(日)のデイ4は、サービスパークの北側エリアで2本のステージを各2回走行する。そのうち、SS17の再走ステージとなるSS19「サッサリ-アルジェンティエラ 2」は、トップ5タイムを記録したドライバーおよびコ・ドライバーに対し、ボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。4本のSSの合計距離は41.90km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は172.29kmとなる。

    注目のステージ:SS17/19 サッサリ-アルジェンティエラ 全長6.89km
    マルティン・ヤルヴェオヤ(ヤリスWRC 8号車 コ・ドライバー)
    明日のパワーステージは全長6.89kmと、スーパーSSを除くと最も走行距離が短いステージですが、非常にトリッキーなステージなので十分な注意が必要です。大部分が下り坂で、道幅がとても狭くテクニカルですが、最後の海岸沿いの道はかなりハイスピードです。