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  • ヤルノ・トゥルーリ、「我々は今年強い車を持っている」

    ヤルノ・トゥルーリ、「我々は今年強い車を持っている」

    ヤルノ・トゥルーリは、モナコGPに向け、今年のマシンのパフォーマンスに自信をみせた。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「モナコはすばらしいコースで、私の好きなコースのうちの一つだ。そして2004年にはモナコでの勝利という素晴らしい宝物をもらっているので、私はこのレースを楽しみにしている。」

    「私はドライバーの力が重要とされるコースが好きで、特にモナコではドライバーが本当に違いを生み出せるんだ。確かに、常に良い車が必要であるが、今までの我々のパフォーマンスが証明してきたように、我々は今年強い車を持っていると思っている。

    「カレンダー上のコースの中では、本当は一番遅いコースにも関わらず、ドライバーとしてはバリアがあまりに近くにあるためこのコースは非常に速く見える。ミスに対するマージンが全くないコースなので、ドライバーには緻密さが要求され、全ての周回に十分に集中することがとても重要だ。このコースでは、小さいミスで容易にバリアにぶつかり、レースから退くことになってしまう。」

    「コース自体と同様に、ファンも近くにいるので、レースをしている時に彼等をとても近くに感じることができる。そのためモナコの雰囲気は本当にユニークで、とても特別なんだ。ここは、いつも楽しみにしている素晴らしい開催地でありレースだよ。大概において、モナコでは過去にいいドライビングができているから、より多くのポイントを獲得することができると確信している。」

  • トヨタ 「スーパーアグリのF1撤退は残念」

    トヨタ 「スーパーアグリのF1撤退は残念」

    トヨタ・モータースポーツ有限会社(TMG)社長としてトヨタのモータースポーツ活動に携わるジョン・ハウエットが、今季のトヨタのパフォーマンスやトヨタF1チームのドライバー、そしてF1全体に関してを語った。

    今シーズンここまでのパナソニック・トヨタ・レーシングについてどう評価していますか?
    「シーズンの滑り出しとしては非常に期待が持てる状況と言える。5戦を通じて我々のクルマには相対的な速さがあり、またレースでも何度かいい結果を手にしてきた。ヤルノはTF108の基本特性をとてもポジティブに評価しているし、一方のティモは高いレベルのパフォーマンス及びこれから発揮されるであろう潜在能力の一端を何度も見せてくれた。シーズンが進むにつれ、彼が更にクルマに馴染んでくるのは間違いない。ただしトルコGPでは期待していたような結果を手にできなかったので、クルマから更なるパフォーマンスを引き出すべく戦っていかなければならない」

    シーズン全体については如何ですか?
    「全体的に見てF1は非常に良い状態にあると思う。スキャンダルの件は除いてね。人々はF1をネガティブに語る傾向があるようだが、我々は世界で最も強力かつ最大の人気を誇るスポーツの一つを手にしているわけで、しかも今はこれまでの長い間と比べても非常に競争が激しい状況になっていると思う。各チーム間のギャップに目を向けてみれば、今年はかなりの僅差だとわかる。F1として、これは喜ばしい状況でもある。もちろんスーパーアグリの撤退は残念だったが、全般的に見てF1は商業面では非常に力強い状況にある。世界最大の企業の幾つかがF1に関わっているし、世界への波及効果という点では他のどんなスポーツイベントよりも大きなものがある。4年に1度開催されるサッカーのワールドカップとオリンピックを除いてね。F1は完璧ではないかもしれないし、確かに改善の余地はある。だがポジティブに捉えるべき理由は数多くある。そういった面にもっと焦点を当てるべきなんだと思うね」

    今シーズンのトヨタの結果は昨年より良いですが、これには特に何かこれといった理由があるのでしょうか?
    「今シーズンの我々の戦績は2007年よりも向上しているが、その理由はクルマが基本的に昨年より良いからだ。これに関して疑問の余地はない。TF107の場合、理想的なパフォーマンスを発揮できる幅が狭かったし、数多くのサーキットで最適なパフォーマンス目指してクルマをセットアップするのも難しかった。その適切な幅の中で上手くセットアップできた時はかなり調子が良かったし、実際の所、シーズン終了時の結果そのものよりも状況は良かったんだ。今年のクルマは状況に応じてパフォーマンスを発揮できる幅が広く、そのお陰でドライバーとエンジニアも最高のものを引き出せるようになっている。ドライバーの二人はバーレーンテストの際にすぐにこのことに気づいた。昨年よりもクルマが安定してドライブしやすくなっていると感じていたしね」

    トヨタはトップチームとのギャップを縮めることができるのでしょうか?
    「F1ではほぼすべてのチームがかなり似通ったリソース(設備や資金力、人材など)を持っていると思うし、我々は懸命に仕事を進めている。ギャップを縮めるのは容易なことではないし、それを否定することはできない。今年の我々の目標は第2集団の中で上位に到達し、できればトップ3に食らいつきたい、というものだ。実際、中団グループはフェラーリ、マクラーレン、BMWに近づきつつあると思う。と言ってもそれすら簡単なことではないが。だがこれは、F1における容赦ない挑戦がもたらしてくれる喜びでもあるからね」

    チームのメンバーに対し、ポジティブな結果はどんな影響を及ぼしていますか?
    「F1で働くことは特権的なことでもあると思うが、結果がチームの面々をハッピーにし、そしてみんながハッピーなときは全体的に雰囲気が一層ポジティブになると言って良いだろう。今年のチームの仕事に対する姿勢は昨年と同じくらいしっかりしているし、これは全く変わっていない。いつも通り、チーム全体が全力で仕事をしているからね。そういった努力が結果に表れれば一層報われた気持ちにもなれるが、ただし、我々は勝利を手にするために存在していることを忘れてはならない。今シーズン進歩しているのは確かに喜ばしいことだが、本当に喜べるようになるまではまだまだ道程が残されている」

    5戦を終えた時点で、ティモの印象はいかがですか?
    「彼の仕事ぶりにはとても感銘を受けている。彼は非常に良い形で進歩していると思うし、本人も益々大きな自信を手にしつつある。予選では一発の速さがある所を見せてくれたが、ただしトルコGPでは残念ながらクルマに問題が生じたため、素晴らしいラップになったはずの周回を途中で終えなければならなかった。今後数戦のうちに彼の本当の潜在能力を見られることを我々は楽しみにしている。彼に速さがあることに疑いの余地はないし、いずれ結果もついてくるだろう」

    今シーズンここまでのヤルノついては如何ですか?
    「クルマに乗ったときの彼は自信に満ちているし、今年の彼は本当に輝いている。彼自身ハッピーな様子だし、予選でいい結果を手にし、そしてレースでもその予選結果を生かして非常に力強いペースで走れている。競争力があるクルマを与えてあげれば、上位で争えることを彼は実証してみせたんだ。なかには彼のそういった走りに驚いた人もいたようだが、我々にとっては別に意外でも何でもない。彼のパフォーマンスについてはとても嬉しく思っているよ」

    サードドライバーの小林可夢偉については如何ですか?
    「可夢偉はGP2アジアシリーズで良い走りを見せて、何度か力強いバトルを見せてくれた。本格的なGP2シリーズではそれなりにいいスタートを切れたし、既に1度優勝もしている。このレベルのドライバーとして1年目のシーズンでこれができたことは素晴らしい。彼がどんな走りを見せてくれるのか、今後も我々は注目していくが、彼は今年の最優秀新人の有力候補だと思う。彼は常時進化しているし、明らかに未来の有力ドライバーの一人だね」

  • ウィリアムズ、トヨタとの提携継続を希望

    ウィリアムズ、トヨタとの提携継続を希望

    ウィリアムズは、エンジン供給を受けるトヨタとの提携を継続する意向だ。

    ウィリアムズは、昨年からトヨタからエンジン提供を受けており、現在はギアボックスのデザインやF1の政治に関するアドバイスなど、トヨタF1チームとの連携を深めている。

    トヨタとの関係は、過去に提携してきたホンダやルノー、BMWとは異なるが、ウィリアムズのチーム代表であるフランク・ウィリアムズは、現在の状況に満足していると述べた。

    「トヨタは我々のことを非常に気にかけてくれる。我々はもはや不安定ではない。彼らのスタッフは素晴らしい。我々はとても満足しており、トヨタとの提携が長く続くことを期待している」

    しかし、先週末のトルコGPで、ウィリアムズは現在のF1ではプライベートチームは困難あであり、スーパーアグリのガレージがすぐ埋まることはないだろうと述べている。

    「プライベートチームがF1に参戦すようとしても、資金を集めるためにウォールストリート・ジャーナルやファイナンシャル・タイムズを読めば、今は財政的に非常に困難だと気づくだろう」

  • ティモ・グロック、トルコGPを振り返る

    ティモ・グロック、トルコGPを振り返る

    トルコGPでは、後方での戦いを余儀なくされたトヨタのティモ・グロック。トルコGPの予選と決勝を振り返りつつ、モナコGPへの豊富を語った。

    トルコGPでは15番手からスタートし13位でフィニッシュとなりました。ですが、実際には見た目以上にクルマのパフォーマンスのレベルは高かったと感じているのでは?
    「結果が示す以上のポテンシャルが我々にあったのは間違いない。金曜日には自分のクルマ用にいいセットアップが見つかっていたし、予選では最後のセッションまで進んでかなりいいグリッドを手に入れられるだろうと楽観的に考えていた。だが実際の状況は私にとって都合がいい形にはならなかった。その後はどうやってもポイント獲得は非常に困難な状況だった」

    予選第2セッションでは何が起こったのですか?
    「残念なことに、1セット目のタイヤでアタックした際、些細なミスを犯してしまい、いいラップタイムを記録できなかった。次に、2セット目のタイヤで走った際は、クルマのフィーリングがとても良く、アタックもうまく決まった。この時点で既に最初のアタッックの1分26秒6をコンマ3秒上回っていた。ところがターン8の後、ターン9に続く直線で右フロントホールのドライブペグが破損してしまい、私はスピードを落とさなければならなかった。あの問題が起こらなければトップ10圏内のグリッドを獲得できたと思うし、第2セッションではもしかしたら5番手か6番手になれたかもしれない」

    予選で15番手となったことがレースにどんな連鎖反応を及ぼしたのでしょう?
    「ああなってしまうと、燃料を多めに積んで長めのスティントにし、順位を上げるために戦略を上手く利用できるかどうかを試す以外に選択肢はない。レースではスタートで出遅れてしまったのが痛かった。それに、中嶋一貴とジャンカルロ・フィジケラのアクシデントを避けなければならなかったしね。第1スティントではルーベンス・バリチェロの後ろになり、自分の方がペースが速かったものの、ホンダのクルマを追い越すことはできなかった。レース全体を通してそういった流れになり、またリタイヤが少なかったこともあって13位が自分にできる最善の結果だった」

    ヘイキ・コバライネンのマクラーレンとのバトルはいかがでしたか?
    「楽しんだよ。彼のクルマの方が速かったが、同じ周回で順位争いをしていたわけだし、決して諦めるつもりはなかった。彼が一度私を追い抜いた時は、私がまた抜き返したんだ。GP2時代のイスタンブールでルイス・ハミルトンと戦った時にちょっと似ていたね。彼のために手加減するつもりなんてまったくなかったよ!」

    トルコは予想より気温が低かったですね。このことが何らかの問題になったでしょうか?
    「実際のところ、何も問題はなかった。以前のF1の場合、トルコを訪れるのは8月でとても暑かったが、今回は5月だからそれよりも涼しかった。ただし、用意されたレース用のタイヤは相変わらずハードとミディアムだった。これはターン8で右前輪に非常に大きな負荷がかかるためだと思う。このため、あまり柔らかいコンパウンドを使うことができないのだろう。(柔らかめの)オプションタイヤにはグレイニング(めくれ摩耗)やグリップ不足の問題が生じ、誰もが苦しんでいたね」

    クルマのボトミングを避けながらターン8を速く走り(注:そのためには車高をある程度上げなければならない)、同時にラップの残りをちゃんと車高を低くしたまま走れるよう、適切な妥協点を見出すのは難しかったでしょうか?
    「我々はかなりいい妥協点を見つけていたし、私のクルマはターン8全般を通じて(挙動が)安定していた。特に燃料搭載量を変えた際に、たくさんのクルマがあそこで苦しんでいるのは私も目にした。でもあのコーナーに関してはいい仕事ができたと思う」

    あなたはケルンのファクトリーで長い時間過ごしているのでしょうか?
    「そうだね。ケルンでは、チームとできるだけ近い位置で仕事をすることが私にとって重要なことだ。会社からたった5分の場所にフラットを持っているんだ。様々なことを話し合い、クルマの開発の手助けをしてもらえるドライバーが近くにいるのはチームにとってもいいことだ。キツい仕事だし、多くの物事に関わっているから、時には全てを分析するなんて無理だと思うこともある。ドライバーにとって技術面の話についていくのは難しいことでもあるが、これも学習のプロセスだし、それに最終的にモノを言うのは経験だからね」

    モナコGPはどのくらい楽しみですか?
    「どんな些細なミスであれ手痛い仕打ちを被るコースだけど、でもあそこでレースするのは大好きだよ。GP2のレースは特に楽しかったし、2006年のレースは私のキャリアにとって重要な一戦になった。あの時は17番手からスタートして、ギアボックスのトラブルでリタイヤを余儀なくされるまでの間に4番手まで追い上げたんだ。それをiスポーツのポール・ジャクソンが見ていたんだ。彼のチームの二人のドライバーはすでにリタイヤしていたからね。あれが重要な転機になった。彼はスイミングプールの辺りでレースを見ていただんけど、セットアップが完璧じゃないクルマにも関わらず私がとてもいい走りをしていることに気づいてくれた。その後、自チームのドライバーの一人との間に問題が生じた際、彼が私にチャンスを与えてくれて、私もそれに応じた。モナコのストリートコースでTF108から最大限のパフォーマンスを引き出すようがんばるのを楽しみにしているよ」

  • トヨタ:トルコGP ヤルノ・トゥルーリは10位

    トヨタ:トルコGP ヤルノ・トゥルーリは10位

    トヨタは、トルコGP決勝で、ヤルノ・トゥルーリが10位、ティモ・グロックが13位だった。

    8番手グリッドからスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、スタートで順位を落とし、その後、果敢に追い上げたものの、4戦連続の入賞は叶わず、10位でチェッカーを受けた。一方、昨日の予選で15番手となったティモ・グロックは、ワンストップ作戦を取り、上位進出を狙ったものの、13位でレースを終えた。

    パナソニック・トヨタ・レーシングは次戦モナコGPで今回の雪辱を果たすべく、5月14日(水)から16日(金)まで、ポールリカールで行われるF1合同テストに参加する。

    ヤルノ・トゥルーリ (10位)
    「私のレースはスタートで台無しになってしまった。第1コーナーで小さな混乱があり、その際、他の車にタッチされたらしく、順位を3つ落してしまった。 結局、その後順位を取り戻すことが出来ず、1周目の出来事で私のレースは決まってしまった。 最初の周回から最後の周回まで、クルサードを追い越すためにプッシュし続けたたんだけどね。我々2人はとても接近してレースをしていた。しかしながら、両車が車2台分の距離まで近づくと、車はグリップを失ってまた離れていってしまうんだ。このレース中、可能な限りプッシュし続けたが、今日はここまでやるのが精一杯だった。」

    ティモ・グロック (13位)
    「今日のペースは、それほど悪くはなかったのだけれど、トラフィックによってレースは台無しになってしまった。スタートが遅れてしまい、フィジケラと中嶋の事故を避けなければならなかった。最初のスティントでは、私はバリチェロの後方を走っていて、彼より速かったのだけれど、追い抜くことはできなかった。ピットストップの後にバトンはソフトタイヤを履いていた。一方、私の車はハードタイヤを履いていて、それが功を奏して車に良いパフォーマンスを与えてくれた。しかし残念なことに、その段階で私は先頭集団に一周抜かれており、より速い彼らのために青旗が振られる事で、さらにチャレンジしていくことは難しくなってしまった。レースの間中、前にいた車より良いペースで走っていたのだけれど、それを結果として示すことができずに、不本意な成績に終わってしまった。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「レースはスタートの1周目で決まってしまったといえる。1ラップ目に発生したアクシデント処理のセーフティカーがピットに入って以降は、ヤルノもティモもポジションアップの為にプッシュをし続けたし、チームもピットストップでのポジションアップを狙ってインラップの変更を行ったりしたが、結果としては順位を上げることが出来なかった。 しかし両ドライバー、チームが一体となり精一杯戦ったので、これを活かして次のモナコでは再びポイント獲得を目指したい。」

    山科忠 TMG会長兼チーム代表
    「金曜日の公式練習はうまく行き、我々は良いセットアップを見つけたのだが、残りの週末において、車の速さが十分ではなかった。 トップを争う先頭チームと我々のパフォーマンスにはまだ大きな差がある。それが今日の我々の結果の主な理由だ。 言うまでもなく、ティモは予選でのメカニカルな問題の影響を受けた。 そして今日は、両車ともスタートで後退してしまった。我々はファクトリーに戻ったら、この件についてより詳しく調査しなければならない。 これらの問題のため、レースの大部分において、2台の車がともにトラフィックの中でレースをしなければならなかった。しかし、我々はパフォーマンスを向上させ、次回はより良い結果を目指さなければならない。」

  • トヨタ:トルコGP予選 トゥルーリは8番手

    トヨタ:トルコGP予選 トゥルーリは8番手

    トヨタは、F1 トルコGP予選でヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックは15番手だった。

    トヨタは、ヤルノ・トゥルーリが5番手、ティモ・グロックが4番手で第1セッションをクリア。しかし、ティモ・グロックの車は第2セッションで問題が生じ、ピットに戻ることを余儀なくされ15番手で予選を終えた。ヤルノ・トゥルーリは、予選第2セッションで5戦連続となる予選第3セッション進出を果たし、8番手グリッドで明日の決勝を迎える。

    ヤルノ・トゥルーリ (8位)
    「再び10位以内に入れて良かったし、4列目スタートというのは予想よりも良いポジションだ。けれど全然満足はしていない。正しいセットアップができず、アンダーステア、オーバーステア双方が出るという問題を抱えてしまった。それは車の運転が難しいことを意味していて、セッションの初期には出せたラップタイムを繰り返し出すことができなかった。たぶん、コース上の風によって何か奇妙なことが起きたのかもしれない。しかしながら、それは他のドライバーも皆同じだからね。我々はチーム同士が接戦しているグループにいるから、レースで結果を出すためには一生懸命努力しなければならない。」

    ティモ・グロック (15位)
    「今週末の車のハンドリングには満足していたし、午後はプッシュしていい走行ができていたので、この予選結果は残念だ。第2セッションでは、ターン9まで良いラップタイムを出していたんだ。ブレーキをかけた時に、突然右フロントホイールに問題が起きた感じがした。そしてその周回を終えられずに、あきらめてピットに車を戻さなければならなかった。良いラップだったし、無理なく10位以内に入ることができるくらい良い走行をしていたから残念だ。この結果は、言い換えれば明日のレースもタフだということだ。」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「今まで順調に進み続けていた週末だったのだが、予選は心許ないものになってしまった。特にティモは、セットアップの問題もなく一貫して順調な週末だった。彼は速かったし、予選10位以内のポジションに向かっていた。しかし残念ながら、第2セッションの2回目の走行で、右フロントホイールのドライブペグに関する問題が生じた。彼は、ピットに戻ってくることはできたが、速いラップタイムを出してその周回を終えることはとても出来なかった。そして、我々は何が彼の車に起こったかを調査しなければならない。ヤルノは、第2セッションの2回目の走行が期待していたほどではなく、辛うじて10位以内に入って第3セッションに進出したのではあるが、いつもどおりの素晴らしい仕事をしてくれた。明日のレースに向けては、我々は良いポジションにいると確信している。タイヤ選択が単純に行かないレースはおそらく今シーズンで初めてだろう。明日は色々なタイヤ戦略を目にすることだろう。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「今回こそ2台揃って最終予選に進出できると思っていただけに ティモの車の不具合は本当に残念。しかしティモは車の仕上がりに満足しており、明日のレースではいい走りを見せてくれると思う。ヤルノは予選ではタイムをなかなか上げられず苦労したが何とか最終予選に進んでくれた。今回もポイントを確実に獲得してくれると期待している。」

  • トヨタ:トルコGP初日 トゥルーリが7番手

    トヨタ:トルコGP初日 トゥルーリが7番手

    トヨタは、F1第5戦トルコGPのフリー走行でヤルノ・トゥルーリが7番手、ティモ・グロックが12番手だった。

    ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックは予定通りにプログラムを進行。フリー走行第1回目はそれぞれ11番手と10番手につけた。フリー走行第2回目は、午後2時に開始され、雨に見舞われたが7番手、12番手という位置で終えた。日曜日の決勝で最大のパフォーマンスを引き出すべく、チームは明日も作業を続ける。

    ヤルノ・トゥルーリ
    フリー走行1回目 11番手 1分29秒329
    フリー走行2回目 7番手 1分28秒619
    「今年は例年とは違う時期にトルコに来たので、いつもの気温とはやはり違う。午前中は埃っぽく、午後は雨という複雑なコースコンディションだったけれど、今日は良い一日だったよ。我々はタイヤとセットアップ作業のプログラムを行い、何の問題も起きなかった。車は今までのところ問題ないように見えるが、ハンドリングを改善するためにしなければならない作業がまだ残っている。今、我々は今シーズン序盤の勢いを維持し続けて今回のレースを成功させるためにあと2日間、一生懸命に努力しなければならない。」

    ティモ・グロック
    フリー走行1回目 10番手 1分29秒103
    フリー走行2回目 12番手 1分28秒849
    「セッションは2回ともかなりうまく行ったし、車は1日を通して良かったと思う。また、競争力のあるラップタイムを出しつつ、良いロングランもできた。今日手こずったのはタイヤのめくれ磨耗とアンダーステアだったね。また走行の終盤で、コースからはずれて車を縁石に当ててしまい、フロントウィングを破損させてしまった。 それは自分のミスで、最後の5分を失ってしまった。それにもかかわらず、良い初日だったとは思う。 GP2の時に、ここでは何度かレースでよい結果を出したが、このサーキットはオーバーテイクがとても難しい。だから明日の予選が今週末のレースの重要な鍵になるね。目標は、今年の最初の2レースの時のように明日の予選でトップ10に入ることだ。」

    ディーター・ガス レース&テスト チーフエンジニア
    「天気は変わりやすかったが、我々はプログラムをこなすことができ、欲しかったデータを集めることができた。そのため今日はとても有意義な一日だった。そして、我々はバルセロナのときよりも少し調子を上げてきていると思う。例年よりも涼しい天候であるが、サーキットのコンディションに関しては例年と大きな変化はないようだ。午前中の終わり間近にコースはきれいになった。湿っている箇所があったが、特に問題はなかった。我々はサーキットが始めは汚れているのがわかっているので、とにかく遅めにスタートすることを計画していた。また、コースコンディションはセッション中に変わっていくので、タイヤの評価は難しい。そのため、我々は明日も慎重に情報収集し、戦略を決定しなければならない。 更に作業を進め、シーズン始めに示したパフォーマンスレベルに戻ることができることを願っている。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「路面のコンディションは決してよくなかったがトルコGPの初日はまずは順調にプログラムを進めることが出来た。 午前も午後もセッションの最初は路面がぬれており、また気温、路面温度とも低くタイヤ評価には決して適した条件ではなかった。しかし車のバランスにはヤルノもティモも満足しており、また空力仕様のテストも順調に行うことが出来た。厳しい戦いは予想されるが明日の予選では二人揃ってのトップテン入りが可能な手ごたえを感じることが出来た。」

  • トヨタ、トルコGPでも大幅なアップデートを実施

    トヨタ、トルコGPでも大幅なアップデートを実施

    トヨタは、トルコGPでも大幅なアップデートを予定している。それは、スペインGP用アップグレードの延長上にあるという。トヨタF1チームのシャシー部門シニアゼネラル・マネージャーのパスカル・バセロンがTF108のアップデートについて語った。

    トルコGPが間近に迫っていますが、イスタンブールサーキットはクルマに対しどういった負荷を強いるコースなのでしょう?
    「ブレーキやダウンフォースなど、様々な要素のほとんどに関してトルコは平均的なサーキットと言える。ただしトルコには特別なコーナーが一つある。それは長い左カーブのターン8だ。このコーナーがサーキット攻略の鍵になるし、また、シーズン中最大の難コーナーでもある。(ここの攻略のために)クルマのバランスとタイヤの使い方に関して、数多くの対策が考えられる。トルコは全てがターン8で決まると言ってもいいだろう。一つのコーナーがこれほど大きな意味を持つサーキットはそれほど多くはないが、イスタンブールサーキットはそのうちの一つだね。ターン8を上手く走れるようしっかりパッケージをまとめておかなければならないし、それによって例えばタイヤの選択も決まってくる」

    今年はトルコGPの開催時期が昨年までより早まっています。例年より気温が低くなりますが、これは何か影響があるでしょうか?
    「かなり暑かった昨年までと比べると確かに気温はやや低くなるだろう。とは言え、コース条件はバルセロナに似ているはずだと考えている。従ってそれほど大きな影響はないはずだ。違いがありそうなのは、タイヤ内部の温度とエンジンの冷却まわりの二つだろう。トルコで8月にレースが開催されていた時はこの要素が特に厳しかったからね」

    どんなレースになると予想していますか?
    「開幕からの4戦で我々のクルマは競争力が高く、トップ6に挑むことができた。スペインでは混乱が生じたせいでヤルノが6位を逃し残念だったが、再度あの位置で戦えたのは励みになった。従って、今週末の目標は当然ポイント圏内の上位でフィニッシュすることになる。願わくば2台そろってね。今シーズンここまでティモは潜在能力の高さを示してくれているが、その努力が結果に結びついていない。今回は彼に運が向いてくれることを期待している」

    トルコGPでは技術面で何か進化はあるのでしょうか?
    「今回はパッケージにかなり大幅なアップグレードを施す。これによりパフォーマンスが改善されるものと考えている。これは、バルセロナ用アップグレードと同じ開発線上にあるものだ。一連の改善は特にトルコGPを狙って計画されたものではなく、今回が投入できる一番早い機会になったということだ」

    いわゆる“新パッケージ”ではないのですね?
    「何をもって新パッケージとするのかはかなり曖昧だと思う。シーズン序盤の海外でのレースで大きなアップグレードを実施するのは難しい。ロジスティクスも問題だし、その時期にはテストができないという問題もあるからね。このため我々のアップグレードのほとんどはヨーロッパラウンドの緒戦となるバルセロナで投入される。バルセロナ用パッケージを投入した後も空力開発は休みなく続けられ、何か一つの改善、あるいはその組み合わせの効果が確認された段階で、出来る限り早期にクルマに採用する。基本パッケージに関連する空力開発は全て休みなく続けられている。我々はシーズン中に達成すべき目標を設定しているが、どんな改善であれ、それがしっかり機能すると分かればすぐにでも実戦投入している」

    新パッケージはいつ開発されるのですか?
    「通常とは異なる性格のレースに備える際は、特別なパッケージを用意している。例えばモナコとモンツァでは異なるパッケージを用意する。そういったコースでは要求されるダウンフォースの幅が正反対だからね。その場合、大きく異なる空力効率レベルに対応すべく、新しいフロントウィングとリアウィング、ボディワークなどが必要になる。パッケージの開発のため厳密に締め切りを設定するのは、クルマに特別な仕様が必要になるサーキットでレースが行われる時だけだ」

    個別に進行中の開発を一つにまとめた時にパッケージ全体のパフォーマンスがちゃんと向上するようにしておくため、どういった形で確認作業を行っているのでしょう?
    「開発中の各パーツがお互いにどう作用し合うのかを常に考えておかなければならない。絶え間なく進化していくクルマと空力開発プロセスの足並みを揃えておくには、まさにこれが基本条件の一つになる。1年中続く開発ではそういった相関関係を踏まえつつ全体の作業が進行していく」

    バルセロナで投入したアップグレードをどう評価していますか?
    「バルセロナに投入したアップグレードが一歩前進に繋がったのは間違いない。レースでのヤルノのパフォーマンスはかなり力強いものだったが、我々としてはもっと上の順位を予想していた。そこで我々は、このパッケージから最大限の力を引き出すべく、また開発作業に戻っている」

  • トヨタ、「目標はダブルポイント」

    トヨタ、「目標はダブルポイント」

    スペインGPは、ミスにより6位入賞を逃したトヨタ。トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンは、トヨタTF108の競争力に自信をみせ、トルコではダブルポイント獲得を狙う。

    「トルコはブレーキやダウンフォースなどパラメターの大部分において平均しているサーキットだ。しかし、トルコの特別な要素は長い左回りのターン8だ。これは重要なコーナーであり、シーズンにおいて最も要求の厳しいコーナーだ。つまり、車のバランスやタイヤの活用法などの多くの重要な要素があることを意味している。イスタンブール・サーキットでのレースはすべてこのコーナーに掛かっていると言っても過言ではない。」

    「このサーキットは、一つのコーナーがとても重要な意味を持つ、数少ないサーキットのうちの一つだ。車のパッケージが確実にこのコーナーをこなすことができるようにしなければならず、それがタイヤの選択を決定する。」

    「最初の4戦で我々の車は競争力を見せ、トップ6に挑戦できることが証明できたので、我々は前向きな気持ちでトルコに向かう。スペインでの混乱でヤルノが6位入賞を逃したのは残念だったが、再びその位置で戦うことができたのは励みになった。したがって、今週末の目標は少しでも多くのポイントを獲得することであり、両車がポイントを獲得できることを願っている。」

  • ヤルノ・トゥルーリ、「トルコでは更に向上できる」

    ヤルノ・トゥルーリ、「トルコでは更に向上できる」

    スペインGPでは、6位を射程距離にしながらもチームのミスで無駄なピットインを行い8位でフィニッシュしたヤルノ・トゥルーリ。しかし、ポイントは現時点で2007年を上回っており、好調をアピール。ルノーが速さをみせたことで、より混戦となった中団グループだが、トゥルーリはポイント獲得に自信をみせた。

    再びヨーロッパでレースできるのは嬉しいものなのでしょうか?
    それほど大きな違いはない。単に飛行機に乗っている時間が短くなるというだけだよ! でも自宅により近くなって、モーターホームの設備が全てサーキットに揃うというのはいいものだね。お陰で物事が幾分容易になる。それにヨーロッパのファンはいつだって熱心で情熱的だから、彼らの前でレースするのは楽しいんだ。

    今回のレースでは何が起こったのでしょう?
    私にとってはとても手応えのあるレースだったし、最後まで懸命にプッシュし続けた。マーク・ウェバーの前に出られる程速くはなかったが、それでも我々はまたトップ6でフィニッシュしてより多くのポイントが獲れそうだった。残念ながら私はコミュニケーションの問題のため、ちょうど最終コーナーのあたりで呼び戻されて、想定外のピットインをすることになった。私はその指示に従ったが、実はそれは誤解だったんだ。人生でもF1でもそういったことは時として起こるものだ。今はとにかく未来に目を向けているよ。

    ですが、それでも再び1ポイント獲れましたし、レースでは力強いパフォーマンスを発揮できました。これは励みになるのでは?
    そうだね、我々にとって状況は依然としてかなり良さそうだが、ただし中団グループの戦いはかなりの僅差だし、スペインでは他にも進化してきたチームがいくつかあった。我々は進化しており、トルコでは更に向上できるが、ただし非常に近い位置で競り合っているチームがいくつかある。つまり、間断なく開発を続け、クルマを改善していくことが重要だということを示しているわけだ。我々は常に100パーセントの努力を続けていく必要がある。

    予選では8番手でした。セッションはどんな感じで進んだのでしょう?
    予選第1セッションでは何も問題なかったが、第2セッションはかなり競争が激しくなり、そこを突破するにはいいラップが必要だろうと私にもわかっていた。気象条件の影響があり全体的に厳しいセッションになったが、第3セッションでの私のラップはかなりいいものだったし、特に自分たちの周囲のクルマがいかに僅差でひしめいていたかを考えると、8番手というのは上々の結果だった。

    気象条件の何が問題だったのでしょう?
    気温の面では問題なかったが、風の影響で問題が生じ、クルマのバランスが崩れてしまった。我々とウィリアムズとレッドブル、それにルノーの競争は僅差のため、そういった天候面の要素がとても重要になることがあるんだ。

    今シーズンの自分のパフォーマンスには満足ですか?
    ここまでの4戦はいいドライブができていると思う。だから自分のパフォーマンスにはとても嬉しく思っている。この3戦は連続してポイント圏内でフィニッシュしているし、現時点で既に2007年を上回るポイントを獲得できている。チーム全体がどれほど進化できているのかがここに表れている。競争がかなりの僅差のため、我々の今のような立場にいるのはキツいし、最善の結果を手にするには自分の経験を総動員してあらゆる努力を尽くす必要がある。ただし我々は幾分不運でもあった。というのも、オーストラリアではバッテリーの問題のせいで数ポイント逃しているし、今回のバルセロナでは先述の問題が起こったからね。

    全体的な進化についてはいかがですか?
    期待が持てる状況だよ。我々は更にパフォーマンスを向上させるため全員が懸命に仕事している。土台がしっかりしたいいクルマを手にしているのは明らかだし、このことが今シーズンの我々にいいチャンスをもたらしている。今年は些細なことが結果に大きく響く。我々は引き続き全力を尽くして、前にいるチームとの差を縮めていく必要がある。私は最前列で戦いたいと思っているが、まだ我々はそこまで到達していない。

    改善が必要なのはどんなことでしょう?
    改善が必要な箇所が幾つかあることは分かっているが、それを正確に話すことはできない。秘密だからね! 言うまでもなく、我々はあらゆる分野の改善に取り組んでいるが、特にある分野で目標値を設定し、それを目指している。現代のF1ではシーズンの開幕時に強力なクルマを用意することだけが重要なわけではなく、クルマをどのように開発していくのかも同じくらい重要だ。それが強いチームの尺度でもある。我々にはそれを実現する意志と潜在能力が備わっている。

    次戦のトルコではどんな展開を予想していますか?
    直近の3戦で連続してポイントを獲れたし、オーストラリアでもバッテリーの問題がなければポイントが獲れていただろうから、再びポイント獲得を目指して戦えると私はかなり自信を持っているよ。