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  • トヨタF1:パスカル・バセロン(ハンガリーGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(ハンガリーGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、ハンガリーGPの特徴やセッティングなどを語った。

    ホッケンハイムではティモがこれまでで最も力強いレースを披露していたと思いますが、彼はポイントを獲得できそうでしたか?
    「ティモには間違いなくポイント獲得の大きなチャンスが巡ってきていたし、恐らく彼は6位以内でゴールしていたと言っていいだろう。彼の予選結果は我々が望んでいたものではなかったものの、お陰で最善の戦略を選択することが可能になった。彼は第1スティントで前を走る各車に近い位置につけていて、しかも燃料を多く搭載していたため長めに走ることができた。その結果ピットストップ後に順位を上げることができたんだ。彼は好調だったし、現実的に見て6位を狙える位置にいた。あれはとてもいいパフォーマンスだったし、彼の学習能力とその進捗には非常に満足している」

    ハンガロリンクを前にして一番注意しているのはどんなことでしょう?
    「シルバーストンとホッケンハイムでは、我々が“標準的なクルマ”と呼んでいるダウンフォースが中〜高程度のクルマで戦ったが、ブダペストでは空力効率の面でモナコにかなり近いパッケージを用意することになる。コースのレイアウトとコーナーの詰まり具合を踏まえ、全チームがハイダウンフォースで走る。また、あのコースに関しては冷却系の問題がいろいろと出てくる可能性がある。平均速度が通常より遅く、ブレーキを使用する頻度が高いため、ブレーキとエンジンの冷却には常に注意しておかなければならない。この点については常に目を光らせておかなければならないが、ただし、ブダペストで一番の挑戦になるのはタイヤだ。横方向の負荷の厳しさが非常に高いレベルになるが、それに加えて路面のアスファルトのグリップがかなり低い。このためグリップが効くソフトタイヤで走ってはみたものの半周足らずでタイヤをダメにしてしまう、ということが簡単に起こる。あるいはハードタイヤでは全くグリップが得られない状態もあり得る。ハンガロリンクではこういった極端な状況に陥る可能性があるが、通常はみんながソフトタイヤを試して、なんとかレースを走り切ろうとする。今回、我々はそこそこいいレベルのグリップを得るべく軟らかめの2種類のコンパウンドを使用するが、ただしスーパーソフトはグレイニング(めくれ摩耗)に悩まされることが既に分かっている。とにかく今週末に大切なのは如何にグレイニングの状況を上手く管理するかだ」

    へレステストではハンガリー用のタイヤで走ったのですか?
    「いや。我々はヘレスでテストをしたが、暑いあのコースにはソフトタイヤが適さなかった。そのためブリヂストンはミディアムとハードコンパウンドのタイヤを持ち込んだ。ただしソフトタイヤに関して我々は多くのデータを持っているし、どんな状況が予想されるのかも分かっているから準備は万全だ」

    ブダペストではコースの路面温度がどれくらい重要な要素になるのでしょう?
    「ハンガリーでは路面温度が非常に重要になる。タイヤが適切な性能を発揮できる幅に大きな影響を及ぼすからね。あそこに行くときは常に高温になる前提でいるが、ただし、2006年は寒かった。ほとんどのチームがドライの状況で大きな問題を抱えていたが、レースでは雨に助けられた。あの時はびしょ濡れの状態からドライへと徐々に変化していき、ソフトコンパウンドが最後まで持ってくれた。予想外の低温だっただけに、2006年のレースが完全なドライだったら非常に面白い状況になっていただろう。だが天気に対し事前に注文を出しておくなんて無理な話だ!」

    ハイダウンフォースのコースでTF108はどんなパフォーマンスを発揮してくれると予想していますか?
    「モナコ以降、我々はハイダウンフォースのパッケージに関し、更なる開発を進めてきた。その結果にはかなり満足しているし、ブダペストを楽しみにしている。昨年はトップ6入りしており、楽観的に考えている」

    現在の中団グループはこれ以上の接戦があるのかと言うくらい僅差になっていますよね?
    「その通りだ。非常に僅差の戦いになっていて数多くのチームが一つの集団になっている。相変わらずマクラーレンとフェラーリはトップにいるが、ただしその後ろにはBMW、トヨタ、レッドブル、ルノー、そしてトロ・ロッソが一つの集団を作っている。ウィリアムズは幾分後退したが、状況は常に僅差のままだし、彼らも調子の良い週末になれば間違いなくこの集団に絡んでくるはずだ。ここからシーズン終わりまではタフな戦いになるだろう。レッドブルとは接戦だし、ルノーもドイツGPの結果を受けてすぐそこに迫っているが、コンストラクターズ選手権4位の座を維持することが我々の目標だからね。その挑戦に向けて、我々の準備はできているよ」

  • トヨタ、KERSシステムについて語る

    トヨタ、KERSシステムについて語る

    トヨタF1チームのエンジン責任者であるルカ・マルモリーニが、2009年のレギュレーションで導入が予定されるKERS(エネルギー回生システム)に対する見解を語った。

    トヨタのKERS開発はどれぐらい進んでいますか?
    我々はKERSシステムの開発と改良に全力で取り組んでいる。様々なオプションに関しては詳しく調べたので、次のチャレンジは、クルマに初めてKERSを搭載して走らせる前にシステムを改良することだ。KERSシミュレーションダイナモでKERS開発の95%が行えるため、現段階で、我々の開発作業はレースコースよりも、むしろ完全にファクトリーがベースになっている。2009年のレギュレーションにより、TF109はTF108とは全く異なるものになるので、現段階において、KERSをコース上でテストする際にはほとんど利点は分からないだろう。

    トヨタはKERSをいつクルマに搭載して走行させるのですか?
    ファクトリーでの開発の進展度合いによるので、走行の日付を決めてはいない。システムの性能と安全性が我々の厳しい要件を満たした時に、初めてクルマにKERSを搭載して走らせるつもりだ。

    パフォーマンスの点において、KERSはどれぐらい重要ですか?
    FIAは、非常に優れたKERSをもつチームと、劣るKERSをもつチームとの間に巨大な差が生まれるのを避けるために規則を定めた。 KERSの生み出すパワーは1周当たり約6.5秒しか利用可能ではない。そのため重量配分とパッケージの内容を考慮に入れなくても、現実的に見てタイム利益は1周あたり0.1秒から0.3秒しかないので、ラップタイムに大きな違いは生まない。しかしながら、KERSが提供する付加的な恩恵は、オーバーテイクのチャンスだ。1周のみのパフォーマンスでは、重量配分の問題を考慮に入れたとしても、KERSを搭載していないクルマと比べてアドバンテージがあるかどうかは疑問があるが、トラクションを与えることで、オーバーテイクの良いチャンスができる。

    KERSを搭載しているクルマはKERSを搭載していないクルマよりも重いと言うことですか?
    そうではない。現在、我々のクルマはルールで定められている最低限の605kgよりかなり軽いのだが、バラストを使用することでレギュレーションに従っているので、KERSを搭載した我々のクルマは最低限の重量を保てる見込みだ。 KERSによりクルマの基本重量が25から35kg増えた場合、走り回るためにバラストをより軽くすることになるが、そうすることで重量配分の変更に制限が出てしまうためパフォーマンスに影響が出るかもしれない。しかしながら、実際のところTF109をコースで走らせたことがないので、厳密にはどんな影響があるのかは分らない。そのため、我々はKERSの開発に全力で取り組んでいる。

    来シーズン、KERSを使用しないという選択もあるのですか?
    2009年のレギュレーションでは、KERSは強制ではなく任意なので、あらゆるチームがその可能性を模索しているのは当然のことだ。 しかしながら、KERSはラップタイムの改善をもたらす可能性があるので、我々はこの機会を利用するために全力で作業している。 我々の開発作業は、F1に適切なKERSシステムを作り出し、性能の向上を図ることに焦点を当てている。 我々にはこの作業に献身しているグループがおり、彼らがシステムの開発を成し遂げてくれると信頼している。

    KERSはコストの増加につながりますか?
    この類の新技術は安全で有効な解決策を見いだすために、必然的にかなりのリソースを必要とする。KERSはF1にとって重要な新技術であり、調べなければならない多くの潜在的な解決策があるため、開発コストは著しく重要だ。

    KERSは安全なのですか?
    トヨタの市販車のハイブリッドシステムは、安全で信頼性があると立証されており、それに対して疑いの余地はない。F1のKERSシステムについてはまだ開発段階のため、最高の安全規格を満たしていることを確認するまでは、クルマにシステムを使用するつもりはない。トヨタにとって、安全は何よりもの優先事項だ。

    市販車のハイブリッドカー技術における高度な知識があることで、トヨタはKERS開発において有利だと思いますか?
    一般的には会社に何らかのノウハウがあれば利点にはなるだろうが、市販車に使用されているシステムとは直接比較できないので、他のチームと比べて、目に見える利点を我々にもたらしてくれるとは期待していない。 F1は重量を減らすことが極めて重要な、ユニークな環境にある。 トヨタが市販車を開発する方法は異なっており、目的は燃料消費量を効率的にすることだ。 市販車の理想的なバージョンでは、F1のKERSよりも精巧なシステムになっている。エンジンを小さくできるだけでなく、フロントとリアからエネルギーを回生し、それを戻すときに時間的な制限がないと言う条件も考慮に入れているからだ。

    KERSはトヨタの市販車およびレースカーのハイブリッドプロジェクトに役立ちますか?
    トヨタはハイブリッド技術において世界のリーダーである。そして、ハイブリッドカー販売においても、プリウスを100万台以上販売しており、市場のリーダーとなっている。これは我々が非常に誇りに思っている事実だ。KERSの開発は、我々のハイブリッドシステムに対する理解を必然的に深めるだろう。しかし現段階では、それが市販車の開発に対する大きなブレークスルーを提供するとは期待していない。 レースに関しては、トヨタは既にF1のKERSシステムより高度な技術を使用するハイブリッドカーで、十勝の24時間耐久レースに勝利している。

    関連:KERS

  • ティモ・グロック(ハンガリーGPプレビュー)

    ティモ・グロック(ハンガリーGPプレビュー)

    ドイツGPでクラッシュを喫したティモ・グロックだが、ハンガリーGPへ意欲をみせた。

    ティモ・グロック
    「ホッケンハイムでの事故はあったが、調子は良いし、レースをしたくてうずうずしているんだ。自宅で少しリラックスする機会があったから、今週末の準備は完全に整っているよ。また、ヘレスではハンガリーGPの準備をしながら一日をクルマの中で過ごし、テストはうまく行った。私は、ブダペストを訪問するのを楽しんでいる。数年前に休暇でブダペストを訪れたけれど、とても面白い場所だったよ。また、2006年を筆頭にここでは何度かエキサイティングなレースをしたことがある。」

    「ハンガロリンクは曲がりくねったサーキットなため、我々はこのレースのために異なった空力パッケージを用意するつもりだ。ファクトリーで作業している皆が、本当に一生懸命頑張っていることを知っているから、我々が再び強く戦えることを確信している。ここはF1カーで追い抜くのが非常に難しいコースだから、今週末は予選が本当に重要になるだろう。ハンガリーで開催されたGP2では、多くの車をオーバーテイクしたけれど、F1は全く別物だからね。ホッケンハイムでの結果は望ましいものではなかったけれど、レースでは競争力があったし、6位以内に入るよう戦えていたから、今週末も前向きな気持ちでいるよ。」

  • ヤルノ・トゥルーリ(ハンガリーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリ(ハンガリーGPプレビュー)

    ヤルノ・トゥルーリが、ハンガリーGPへ向けての意気込みを語った。

    ヤルノ・トゥルーリ
    「ハンガロリンクはチャレンジングでドライブするのが楽しいサーキットだから、ここでレースすることを楽しんでいる。短い走行の間にたくさんのコーナーがある狭いコースのため、追い越すのは簡単ではない。それはつまり、ここでは予選が重要であることを意味している。ここのコースは定期的には使用されていないので、我々は大抵埃だらけのコースを予想している。そのためラインから外れてしまうと多くの時間を失うことになってしまい、ドライバーにとってはかなりチャレンジングになるから、どんな小さなミスも避けるため本当に集中しなければならない。」

    「通常、ハンガリーGPは一年で最も暑いレースのうちの一つなので、レースの間中、気を抜かないためには、コンディションを整えておく必要がある。私はトレーニングを積んだので、問題はないだろう。たとえ今まで結果には恵まれていなかったとしても、ハンガリーでは大抵強いレースができているので、週末のレースには自信があるし、再びポイントを獲得できると思っている。ホッケンハイムの予選で、我々は先頭に近い位置で戦えることを証明したから、今回の目標は同じペースを再現して、ポイント争いに戻ることだ。」

  • トヨタ、ティモ・グロックのクラッシュを語る

    トヨタ、ティモ・グロックのクラッシュを語る

    トヨタF1チームの代表、山科忠がティモ・グロックのクラッシュ、そして容態について語った。

    まず、ティモの容態はいかがですか?
    「幸いティモには何も問題ない。これこそが一番重要なことだ。今回のアクシデントでは明らかにその衝撃が大きく、彼もすぐにはクルマから出てこなかったため、サーキット内のメディカルセンターに運ばれた。これはこうした状況では通常の手続き通りだ。怪我をした徴候は何もなかったものの、用心としてレントゲンを含む更なる精密検査を受けるべく、そこから病院へと移送された。現在彼は諸々の検査を全て終え、何も問題ないことが既に確認されている。脳震盪も起こしていない。」

    彼はいつ退院できるのですか?
    「こうした状況における通常の手続き通り、彼は病院で一晩過ごすことになる。」

    ティモはハンガリーでレースに参加するのでしょうか?
    「我々は、ティモはハンガリーGPに向けて万全な状態になると確信している。
    当然ながら今回のアクシデントのせいで彼は幾分動揺してはいるものの、彼に問題ないことは全ての検査結果が示している通りだ。そのため、この件について我々は心配していない。」

    アクシデントは何が原因だったのでしょう?
    「クルマが衝撃のせいでかなり損傷しているため、現段階ではまだアクシデントの原因を分析中だ。テレメトリーを分析し、ビデオに残されている映像を確認しなくてはならない。」

    チームは(レース中に)安全確認のためヤルノをピットに呼び戻すことや、あるいは彼にレースからリタイアさせることを考えましたか?
    「セーフティーカーが出動すると同時に我々は戦略を変更し、ピットレーンがオープンになったらすぐにヤルノをピットインさせることにした。これにより我々はレースが再開される前にヤルノのクルマを目視で検査する機会を得られた。ピットストップ時のこの検査と我々のテレメトリーからは何も不安な要素が見つからなかったため、ヤルノはレースを続行した。」

  • トヨタ:ティモ・グロックが大クラッシュ(ドイツGP)

    トヨタ:ティモ・グロックが大クラッシュ(ドイツGP)

    トヨタは、F1ドイツGPで、ヤルノ・トゥルーリが9位。ティモ・グロックはレース中に大クラッシュを引き起こし、リタイアとなった。

    2列目4番手からスタートを切ったヤルノ・トゥルーリは、スタートで順位をキープしたものの、その後順位を一つ下げ、序盤は5番手で走行。第2スティントまでトップ6の中で走行したが、2度目のピットストップの後、車のバランスに苦しみ、最終的に9位でチェッカーを受けた。

    一方11番手スタートのティモ・グロックは一つ順位をあげ10番手となった。ティモは、長い第1スティントにおいて順位を上げたが、36周目で、クルマがコントロールを失いウォールに激突。怪我は無かったものの、マシンは大破して無念のリタイアとなった。

    ヤルノ・トゥルーリ (9位)
    「我々には、ポイントを獲得すると言う大きな望みがあったので、とても残念なレースになってしまった。レース序盤では、すべてが順調に見えていたのだけれど、我々がセーフティーカーのために戦略を切り換えた2回目のピットストップの後に、状況は非常に難しくなってしまった。私はバランスに関する問題を抱えていた。とても手こずってしまい、最後の10周は本当に厳しかった。けれど、私は8番手を走行しており、ポイントを得るために一生懸命戦った。ベッテルを食い止めていたのだけれど、残念ながらフロントがロックしてしまい、リカバーできなかったためにポジションを失ってしまった。その後は、ペースをさらに失い、望むようにプッシュできなかった。」

    ティモ・グロック (リタイア)
    チーム声明:「ティモは無事で、怪我の兆候は見られない。但し更なる精密検査のために病院に運ばれた。新しい情報は入り次第、お知らせする予定。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「まず精密検査中ではあるがティモは怪我もなく、元気にしていることをご報告しておきたい。レースは期待通りの結果はおろか、ポイントも獲得することが出来ず大変残念だった。ヤルノはレース半ばから車のバランスに苦しみ、タイヤのグリップを引き出せなかった。ティモは力強いレースをしており、2台揃ってのポイント獲得も可能と思っていた矢先のアクシデントだけに残念だった。次のレースでは予選だけでなくレースでも車の速さを示せるように頑張りたい。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「我々にとって先ず大事なのは、ティモが大丈夫であるということだ。今の段階で、事故の原因が何であったかを決定づけるのは早過ぎるが、もちろん調査をしているところだ。彼は強いレースをしており、更なるポイント獲得が見えていたので本当に残念だった。ティモの事故でセーフティーカーが導入され、それがヤルノにとってはキーポイントとなった。何故ならば、その際彼はピットに入り、プライム・タイヤに交換したからだ。その後、彼はクルマのバランスに苦しみ、ペースはその影響を受けた。週末の初めに我々は際立ったペースを見せており、今回の事は予期していなかったので、この件に関しても、何が原因なのかさらに分析しなければならない。大変な一日となったが、我々は次のレースに焦点を向け、両車ともポイントを獲得するために戦わなくてはならない。」

  • トヨタ、キムジーとのパートナー契約を発表

    トヨタ、キムジーとのパートナー契約を発表

    トヨタF1チームは、ファッションとボードスポーツのブランド“キムジー”との新しいパートナーシップ契約に同意し、2009年からはキムジーがチームの新しいオフィシャルサプライヤーとなることを発表した。

    契約の一部として、パナソニック・トヨタ・レーシングのスタッフは、すべてのグランプリとF1活動においてキムジーがデザインした衣服を着用し、ドライバーのレーシングスーツ、チーム・ユニフォーム、およびチーム・ガレージにはキムジーのロゴが施されることになる。

    チームが公式に着用するトラベルユニフォームは、F1に不可欠な非常に高いクオリティーとすべてのキムジー製品に表現されているパイオニアスピリットを併せ持った、新鮮なニュールックとなる。

    複数年契約のパートナーシップは、2009年1月から始まる。

    山科忠 (TMG会長)
    「我々は、オフィシャルサプライヤーとして、キムジーを迎えることができて非常に嬉しく思うとともに、若々しく革新的なブランドに関われることを誇りに思う。 トヨタ・モータースポーツとF1は、世界中の大規模な観衆にキムジーブランドをプロモートするためにユニークなプラットホームを提供する。そして、このパートナーシップがキムジーとトヨタ・モータースポーツの両者にとり成功することを保証するために、我々は一生懸命頑張るつもりだ。F1ではイメージが重要であり、キムジーのおかげで我々がパドックで最も良い服を身に付けたチームの1つになるのは確実だろう。」

    ステファン・ビエルガンズ (キムジー最高経営責任者)
    「キムジーではビジネスの分野を広げており、今回の関係は重要なステップである。 トヨタ・モータースポーツと彼らのF1への挑戦に関わりが持てることを我々は誇りに思う。トヨタ・モータースポーツもドイツを拠点としており、小さな会社からスタートし、今では本当にグローバルなチャレンジをするまでに成長した会社なので、我々にとってパーフェクトなパートナーだ。キムジーもトヨタ・モータースポーツも、共に自分たちのビジネスに関して信じられないほど情熱的だ。私は、我々が将来素晴らしい時を享受できるだろうと確信している。」

  • トヨタ、シャークフィンの導入を見送り

    トヨタ、シャークフィンの導入を見送り

    先週のホッケンハイムテストで、新しい背びれ型のエンジンカバーをテストしたトヨタF1チームだが、ドイツGPでは使用しないことを決定した。

    マクラーレンとともに、ホッケンハイムでシャークフィンをテストしたトヨタF1チーム。マクラーレンのドイツGPでの使用は未決定であるが、トヨタはドイツGPでこのエンジンカバーを使用しない決定をしたようだ。

    新しいエンジンカバーは、トヨタが望んだ利益を生み出さなかったことようだ。しかし、チームはホッケンハイムでテストしたその他の改善に満足している。

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「新しいホッケンハイム・サーキットは、以前のレイアウトに比べると、F1サーキットの中では平均的な性格だ。制動エネルギーは中間レンジで、ダウンフォースレベルは中から中高程度である。通常、平均より高いものは気温で、それは我々が時々目にするタイヤのブリスタリング(タイヤ表面に気泡が発生する症状)に関与している。周辺温度と路面温度はとても高い事がよくあり、それが唯一の本当に顕著な特徴であると言える。現在の仕様のタイヤでホッケンハイムに行くのは、今回が初めてになる。ホッケンハイムは少しマニクールに似ており、中程度に厳しいコースなので、慎重を期してブリヂストンは最も固いコンパウンド2種類を選択している。我々は、シルバーストンよりもマニクールで見せた、より高いレベルのパフォーマンスに期待している。それは、我々が再び先頭に近づきたいと思っていると言うことだ。実際のところ、マニクールとホッケンハイムはクルマの設定が非常に似ているので、良いレースができるだろう。」

  • トヨタ、背びれエンジンカバーをテスト

    トヨタ、背びれエンジンカバーをテスト

    トヨタは、ホッケンハイムテストで背びれエンジンカバーをテストした。

    最近ではANVIL(鉄床:かなとこ)とも呼ばれるこの背びれ型エンジンカバー。初日にマクラーレンがテストしたのに続き、3日目となる10日(木)には、トヨタもこのデバイスをテストした。

    レッドブルが今シーズンから導入したシャークフィンとも呼ばれるこの巨大なエンジンカバーは、レッドブルに始まり、ルノー、トロ・ロッソ、フォース・インディアが使用。実戦には導入していないものの、ウィリアムも5月のポールリカールテストで一度テストを行っている。

    シルバーストンを終え、現在、コンストラクターズポイントで4位につけているトヨタ。シーズン後半に向け、さらなる改善作業を進める。

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(イギリスGPプレビュー)

    トヨタF1チームのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンが、イギリスGPの特徴やセッティングなどを語った。

    シーズンの折り返し地点を迎えましたが、前半戦の出来には満足していますか?
    「そうだね、自分たちの進歩には満足している。マニクールで素晴らしい成績を収め、再びチームは中団グループのトップに戻ることができたし、あのレースでは実際の所、それ以上だった。BMWの2台より速く、しかもマクラーレンの2台より先にゴールすることができたからね。パフォーマンスの面で本当の意味でしっかり進歩できていると信じるに足る十分な理由があると言える」

    そういった進化はどのようにして成し遂げたのですか?
    「マニクールに向かう際、我々は継続的な開発プログラムの一部であるアップグレードパーツを数多くクルマに投入した。新型のフロントとリアウィングをはじめ、サスペンションの構成パーツも新しくした。また、パッケージ全体としても上手く機能してくれたお陰で、いい形で前進することができたんだ」

    このペースを維持できる自信はありますか?
    「自分たちが本当の意味で前進できた自信はあるし、シルバーストンでもその結果は目に見える形になるだろう。なぜならクルマの全体的なパッケージの方向性はマニクールの場合とかなり似ているからね。もちろん他チームも改善のために必死になっているし、彼らが直近のテストでどの位進化しているのかは我々には分からない。だが今回も我々は先週のテストを受けて幾つかアップグレードを施すことになっているから楽観的に考えている。モントリオールやモナコのように厳しい展開を余儀なくされたコースよりも、マニクールやシルバーストンのような“普通の”サーキットを走る時の方が、自分たちは遥かにいい走りができると感じているしね」

    シルバーストンの特徴はどんな所でしょう?
    「平均速度が最も速いサーキットの一つで、それゆえにシーズン中、最もタイヤに厳しいコースと言えるだろう。高速コーナーが各所にあるからね。このため、今回はブリヂストン・ポテンザ・タイヤの最も硬いタイヤを使用することになる。ダウンフォースは中〜高程度のコースで、ブレーキへの負荷は僅かしかない。なぜなら平均速度が速いため、しっかりとブレーキを冷やすことができるからだ。また低速コーナーが少ないため、ブレーキングで生じるエネルギーも少なくて済む」

    ブリヂストン・タイヤの硬いコンパウンドに関して、これまでのレースでの調子は如何でしたか?
    「通常、今回使用する2種類のコンパウンドに関して大きな問題が生じることはない。コンパウンドが硬めのため、その分安定感があり、週末を通じて常時同じような性能を発揮してくれるし、他の2つの柔らかめのコンパウンドと比較すると、管理も容易だ。このため全体的に見て今週末はタイヤに関して深刻な問題は起こらないだろうと考えている」

    シルバーストンで特徴的なセクションの一つにベケッツがあります。セットアップの面であのセクションは何か問題になるでしょうか?
    「ベケッツは非常に高速な複合コーナーだ。最初の部分では非常に高速になるためグリップはそれほど問題にはならないが、クルマのハンドリングには注意が必要になる。このセクションで理想的なタイムを稼ぐにはクルマに乗っているドライバーが自信を持ってドライビングできなければならない。このためクルマの瞬間的なレスポンスが非常に重要になる」

    パナソニック・トヨタ・レーシングはシルバーストンで過去にあまりいい成績を残していない、と言っていいでしょうか?
    「獲得したポイントに関して言えば、確かに我々はシルバーストンで素晴らしい歴史を残してはいない。だがパフォーマンスに関して言えば、例年、我々はかなりいい走りができている。例えば昨年の我々はシルバーストンで速かったし、かなりのポイントが狙えると予想していた。だが残念なことにラルフのクルマに問題が生じ、これが原因で彼のレースが終わりになってしまった。あれがなければ間違いなくポイントが獲れていたと思うし、それに2003年のシルバーストンでは初めてグランプリのトップを走ったことも忘れるわけにはいかない。従って過去のレースでも、結果は伴わなかったとは言え、しっかり戦えるパフォーマンスはあったんだ。今週末はポイントを獲得して、シルバーストンでの戦歴をもっといいものにできることを楽しみにしている」

    実際のグランプリの前にそのコースでテストできた場合とそうでない場合を比べると、どの位の違いが表れてくるものなのでしょう?
    「レースに挑む直前にそのコースでテストする機会に恵まれた場合、(準備段階で)大きな違いが生じてくる。テストのお陰で、セットアップ作業が行える幅をしっかりと見極めた上でレースに臨むことができるからね。だからこそレースドライバーの二人が先週のシルバーストンテストを1日ずつ走ったことがとても重要だったんだ。そういった貴重な準備を終えておくことにより、我々は金曜日のフリー走行を既に確認済みの基本的なセットアップを施したクルマで始めることができる。そして通常はそこからタイヤの使い方とセットアップを更に煮詰めていくことになる」