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  • トヨタF1、「ダークナイト」とコラボレーション

    トヨタF1、「ダークナイト」とコラボレーション

    トヨタは、F1イギリスGPで映画「The Dark Knight(邦題:ダークナイト)」とコラボレーション。トヨタのF1マシン“TF108”、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックのレーシングスーツ、及びチーム・モーターホームにThe Dark Knightのアートワークが施される。

    パナソニック・トヨタ・レーシングとWarner Bros. Picturesのパートナーシップにより、今夏公開されるバットマンシリーズの続編「The Dark Knight(邦題:ダークナイト)」のリリースを祝うため、ハリウッドが週末イギリスGPの行われるシルバーストンにやって来る。

    The Dark Knightのリリースを記念して、パナソニック・トヨタ・レーシングは今週末にシルバーストンでニュールックを取り入れる。 The Dark Knightのアートワークは、“TF108”の車体、ヤルノ・トゥルーリとティモ・グロックのレーシングスーツ、及びチーム・モーターホームに施されることになる。

    また、シルバーストンのショーでは、バットマンの映画で象徴的なBatmobileとBat-Podが登場する。その他にも特別なメディアイベントが催される予定だ。

    Batmobileは、Bat-Podとヤルノ・トゥルーリ、ティモ・グロックによるユニークなフォトセッションの後に “TF108”と並んで走行するために、木曜日の夜に、シルバーストンのサーキットに繰り出すことになっている。

    The Dark Knightは、2005年にヒットしたアクション映画「Batman Begins」の続編で、7月25日にイギリス中の映画館でリリースされる。

  • トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台 (フランスGP)

    トヨタ、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台 (フランスGP)

    トヨタは、F1フランスGP決勝レースで、ヤルノ・トゥルーリが3位表彰台、ティモ・グロックは11位だった。

    トヨタF1チームにとっては、2006年4月のオーストラリアGP以来、2年2ヶ月ぶりとなる表彰台となった。

    また、先日事故で亡くなったオベ・アンダーソンに結果を捧げた。トヨタはチーム全員がオベに哀悼の意を表し、マシンやウエアなどに喪章をしてレースを挑んだ。

    ヤルノ・トゥルーリ  (3位)
    「チーム全体にとって素晴らしい結果を獲得し、素晴らしい週末となった。トヨタ・モータースポーツのために多くの貢献をしてくれた故オベ・アンダーソンに、我々はこの結果を捧げたかったから、とにかく頑張ったんだ。今日はハードでタフな、そして素晴らしいレースだった。我々よりも速いクルマと闘わなければならなかったにも関わらず、我々のペースは良かった。私は本当に一生懸命闘わなければならなかったけれど、それこそ、人々が私とトヨタに望んでいることだったんだ。レース終盤で雨が降り出したときは、注意しなければならなかった。何故ならば、前を走っているときは、状況がどれだけ悪いかを判断するのは難しいからね。けれど、私は自分のリズムを取り戻して、まさしくゴーカートのようにホイールとホイールが接するほどの激しい闘いをヘイキと繰り広げたんだ。クルマの新しいパーツを作ってくれたファクトリーのメンバーから、今日パーフェクトなピットストップを行ってくれたメカニックのメンバーにいたるまで、チームは今週末に全くミスをしなかった。やるべきことはまだあるけれど、今日に関して我々は非常に満足しているよ。チームはとても素晴らしい仕事をしている。そして、クルマはさらに競争力を増していて、全員がやる気になっている。物事は進歩しているんだ。」

    ティモ・グロック (11位)
    「私にとって、今日は厳しい日となった。好調なスタートを切れて、最初のスティントではクルマの調子が良かったから、かなりプッシュすることができたんだ。けれど、ピットストップの後にタイヤにめくれ磨耗が生じ、その結果、アンダーステアが出たため、同じペースを維持することに苦労したそれは、レースの大部分でクルマが滑っていたことを意味していて、戦略上でも、上手く行かなかった。ピットストップの度に症状は悪化していき、最終的にポイントを獲得することができなかった。しかし、ヤルノが3位表彰台を獲得できたのは素晴らしいことだ。彼とチームにとってパーフェクトな結果となった。前回のテスト以来、我々は確実に進歩を遂げている。そして我々のペースは、来るレースできっともっと良い結果を手に入れられるということを示している。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「ヤルノが3位表彰台を獲得してくれ、本当に嬉しい。ストラテジー、ピットストップとチームもミス無く仕事をこなせたし、ヤルノの最後10周は本当に彼の経験が物を言った、素晴らしいドライビングだったと思う。ティモが第2スティントでペースが上がらず順位を落としたのは残念だが、今回の結果はチームにも一段の弾みになったし、自信にもなった。更に上を目指して頑張りたい。」

    ジョン・ハウエット TMG社長
    「トヨタ・モータースポーツに関わる皆にとってファンタスティックな一日となった。久しぶりの表彰台獲得であり、我々は、この結果を、チームに多大な貢献をしてくれ、逝去が惜しまれる、オベ・アンダーソンに捧げたい。またクルマを改良するために一生懸命作業してくれた、ファクトリー、レースチーム、テストチームの皆へおめでとうと言いたい。先週のバルセロナで、我々は良いテストを行えた。そして、今日ヤルノは驚異的な仕事をしてくれた。終盤の走行では、激しい攻防戦となったが、ヤルノは非常に経験豊富だし、クリーンな闘いだったから、見ていて素晴らしかった。雨が降り始めたとき、彼は注意しなければならなかったが、コバライネンを後ろに抑えるために良い仕事をしてくれた。ティモにとっても励みになる週末となった。彼は予選ではとても良かったのだが、今日はトラフィックで上手く行かなかった。彼はヤルノと比べて、アンダーステアに苦しんでいたので、我々はそれを調査しなければならないだろう。両車が汚れている側のコースから素晴らしいスタートを切ることができたので、この先もそれが続けられたらいいと思っている。もちろん、我々のペースは先頭グループにまだ遅れをとっているので、プッシュし続けなければならないが、今日の結果には非常に満足している。」

  • 山科忠、「トヨタは改善されている」

    山科忠、「トヨタは改善されている」

    トヨタF1チーム代表の山科忠が、今シーズンのこれまでの戦い、トヨタF1チームを語った。

    あなたがTMG会長兼チーム代表に就いてからフランスGPで1年になりますが、ここまではいかがでしたか?
    「大いに楽しんできた。特に、チームメンバー全員及び我々のチーム内にある異なる文化に慣れ親しむことができたのは喜ばしいことだった。チームのパフォーマンスと私の同僚全員のチームワークがどんどん良くなっていることが私には分かっている。全員が高いモチベーションを持っており、そして私の大きな仕事の一つが我々のチーム全員のやる気を高めることでもある。レースチームだけではなく、ファクトリーのあらゆる部門のメンバーを含めた全員のやる気をね。私は彼ら全員のやる気を高めたいと思っており、この仕事を大いに楽しんでいる」

    あなたの職務はF1に特化されているのですか?
    「私の仕事の大半はF1だ。私の時間の90パーセントはF1に費やされていると言えるだろう。ただし私は、スーパーGTとフォーミュラ・ニッポン、フォーミュラ3など、日本でのモータースポーツ活動の面倒も見なければならない。アメリカでのNASCARはトヨタ・レーシング・デベロップメントUSAが担当している」

    オベ・アンダーソン氏逝去の知らせをどのように受け止めていますか?
    「とても悲しい知らせだ。オベはパナソニック・トヨタ・レーシングの初代チーム代表で、トヨタと共にラリー、ル・マン、そしてF1チーム設立に際し、多くの事を成し遂げてくれた。彼の事故の知らせを聞いたときは大変ショックだったし、言うまでもなく、チームの全員が非常に悲しんでいる」

    昨年、チームは変わったのでしょうか?
    「チームは変わり、改善されたと思う。技術的な面では、ファクトリーのスタッフとレースチームの全員がクルマのパフォーマンスと信頼性を向上させてくれた。この点は我々の結果に明確に表れている。我々は一旦目標を決めると、エンジニアとチームメンバー全員がその目標達成に向けて尽力する。全員がチームに貢献しており、その努力を私は誇りに感じている。なぜなら我々はしっかりとした結果を目にできているからね」

    F1における挑戦を楽しんでいますか?
    「私はF1の戦いに挑戦することを大いに楽しんでいる。結果がすぐさま表れるという点で、この仕事は私の以前の海外での仕事、つまりかつて在籍していたトヨタ・テクニカル・センターUSAでの仕事とはかなり異なる。2週間に1度レースがあり、そしてレースが終わる度にその結果を目の前に突きつけられることになる。レースが上手くいかなかった時にはその結果に落胆し、そして対策を講じなければならない。だが市販車の開発は複数年に及ぶ。従ってこれは大きな変化だ。幸運にも私は我々が日々直面している挑戦を楽しめている」

    チームの未来に関して自信はありますか?
    「もちろん私はチームの未来に自信を持っている。私の目標は全員がパフォーマンス向上に貢献し、そしてそのパフォーマンスを間断なく改善し続けていくことだ。地位を問わず、チームメンバー各自がどうやったら自分の役目のパフォーマンスを向上させることができるのか、それを常に自問しなければならない。これを達成するのが私の仕事であり、この任務に就いて1年が経った今、私には我々が正しい方向へ進んでいる自信がある。正しく舵取りができてる時というのは、チーム内の全員が固い決意で協調して仕事をするものだからね」

    2008年のあなたの目標は何でしょう?
    「我々は常に表彰台の真ん中に立つことを夢見ており、絶対にこれを諦めることはない。ただしクルマのパフォーマンスに目を向けてみると、フェラーリ、マクラーレン、BMWザウバーとの間にはギャップがあることが分かる。従って私の現時点での今年の目標はそのギャップを縮め、レースでトップ6入りし、表彰台を目指して戦うことだ」

    フランスGPを欠席するのはなぜなのですか?
    「私はトヨタ自動車株式会社の株主総会に出席しなければならない。実は、私としてはどうしてもフランスに向かいたかったため、これについては長い話し合いが持たれた。だが確実に株主総会に出席すべく今週末は日本に向かうよう依頼された。この総会は定期的に開催されているもので、残念ながら今回はグランプリの週末と重なってしまった。このレースに参加できないのは残念に思うが、マニクールでの様子は全てテレビで見ておく。遠方からチームを支えるつもりだし、チームメンバーに常時電話を入れ、チームの様子を把握しておくつもりだ」

  • トヨタ、TF108にオベ・アンダーソンへの哀悼の意

    トヨタ、TF108にオベ・アンダーソンへの哀悼の意

    トヨタF1チームは、特別な気持ちでフランスGPに挑む。

    トヨタF1の元チーム代表であるオベ・アンダーソンが、先週、南アフリカで行われたヒストリック・ラリーで、事故に遭い亡くなった。享年70歳だった。スウェーデン出身のオベ・アンダーソンは、パナソニック・トヨタ・レーシングの最初のチーム代表であり、ラリーでトヨタを世界選手権での成功に導いた立役者であった。

    トヨタF1チームは、オベ・アンダーソンに対する哀悼の意を表明するために、2台の“TF108”はモノコックの周りに黒いバンドを装着すると共に、チームガレージのデザインにも黒を取り入れる。

    また、すべてのF1関係者とメディア関係者が署名できるようにチームのモーターホームに弔問帳を用意し、オベの家族に贈られることになっている。

    モータースポーツに対する情熱により、多くの人々を奮い立たせた男への相応しい贈り物として、トヨタは強い結果を目指す。

  • トヨタ、今季初のダブルポイント獲得

    トヨタ、今季初のダブルポイント獲得

    トヨタは、F1カナダGP決勝レースで、ティモ・グロックが4位、ヤルノ・トゥルーリが6位入賞。ティモ・グロックにとっては、今季初ポイント。トヨタとしても今シーズン初となるダブルポイント獲得となった。

    ティモ・グロック (4位)
    「今日は最高の一日だ。今年初のポイントを獲得できてとても嬉しいよ。スタートで順位を3つ落して、ヤルノの後ろに下がってしまった。私の方が速かったのだけれど、十分に距離を縮めたときに、リヤタイヤを傷めてしまった。私のほうが長い第1スティントになるのは分かっていたから、私はタイヤを保護するために最善を尽くした。そして、何とかピットストップまで切り抜けることができた。その後、このようなコンディションのコース上に車を保ち続けるのは、本当に大変だった。レース終盤、私のミスのせいでヤルノは順位を落してしまったので、残念な気持ちでいっぱいだ。しかし、私はフェリペ・マッサの前にとどまるように努力し、どんなミスもしないようにした。今日はチーム全員にとって素晴らしい結果を手に入れることが出来た。またここ数週間でパーフェクトな作業をしてくれた私のチーム、メカニック、エンジニアの全員にとっても素晴らしいものとなった。今日のポイントは彼ら全員に捧げたい。」

    ヤルノ・トゥルーリ (6位)
    「今日はチーム全体にとって非常に良い結果となったので、とても嬉しい。今回は厳しいレースになることは分かっていて、あまり自信が持てなかったから、とにかく完走してレースを終えたいと思っていた。今回私が犯してしまった最大のミスは予選前にセットアップを変えた事だ。そしてセットアップ変更前とは完全に異なるコースコンディションで予選を行っていることに、突如気がついたんだ。そのせいで自分が望むようには強くプッシュすることができなかった。レース終盤ではブレーキに若干問題を抱えていた。そして、その後にティモが小さなミスをしてしまったので、私は不運だった。彼がコース上に車を戻したとき、私はラインから離れなくてはならず、その際マッサに抜かれてしまった。それでも、最終的にポイントを獲得できたのは良かったし、皆に対して嬉しい気持ちでいっぱいだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「荒れたレースだったがストラテジーが上手く機能し、2台揃ってポイント獲得することが出来、ドライバー、チーム全員に感謝したい。 チャンスが来たときに確実にそれを手にすることもチームの力のひとつであり、昨年よりも、車だけでなくチームも進歩した証と思う。 しかし昨日の予選の戦い方などまだまだ改善することがたくさんあるのも事実で、手を緩めずに車、チームの力を上げて行きたい」

    山科忠 TMG会長兼チーム代表
    「今日はレースチームからテストチーム、ファクトリーで働く皆に至るまで、チームにかかわった全員にとって素晴らしい日となった。彼ら全員が、この瞬間を楽しんでいるだろう。このレースではセーフティーカーの入る確率が高いのは分かっていたので、レースの前に、我々は非常に長いワンストップ戦略を選んだ。実際に、問題が発生した時、この戦略は我々にフレキシブルに動ける機会をもたらしてくれた。 ドライバーとピット・クルーは戦略に忠実に従ってくれた。このような非常にチャレンジングなコースコンディションで最も重要なことは、2人のドライバーがコースにとどまり続ける事だ。両ドライバーはその通りにレースを行い、それ以上の事をしてくれた。 最後の1周で、ティモは一生懸命ドライブをして、何とかマッサを食い止めてくれた。これは、非常に価値あるドライビング、非常に価値あるパフォーマンスだった。こうして重要なポイントを稼ぐことが出来、大変嬉しい。 次のレースでもこの勢いを維持するために、我々は最善を尽くす。」

  • トヨタF1:パスカル・バセロン(カナダGPプレビュー)

    トヨタF1:パスカル・バセロン(カナダGPプレビュー)

    トヨタF1チームのパスカル・バセロンが、カナダGPの特徴やセッティング、TF108に新しく投入するブレーキングシステムなどを語った。

    モントリオールのコースはF1カーにどんな負荷を強いるのでしょう?
    「モントリオールは様々な要素に関してかなり特異な負荷がかかるコースであり、平均的なコースとは言い難い。まずは空力パッケージに関してだが、ほとんどのコーナーが低速あるいは中速のため、大きなダウンフォースが必要になる。ただし当然その場合は長いストレートでドラッグが余りにも大きくなるため、どこかで妥協が必要になる。タイヤにとっても今回は厳しい。なぜならグリップが非常に低いサーキットだからね。また横方向への負荷はシーズン中最も軽いが、トラクションの面ではかなり苦しむことになる。このため通常モントリオールではフロントタイヤは問題ないものの、リアタイヤがかなりキツくなる。更には縁石の問題もある。このコースの伝統的特徴だが、とにかく縁石の難度が非常に高い。今シーズンはターン8の縁石を含め、そういったほとんどの縁石が再舗装されているため、どうやら普通のレベルに近づいているようだが、これはつまり各コーナーの縁石に関して情報がないということでもある。もしかしたら最早それほど大きな要素ではなくなっているかもしれない。最後にブレーキだが、とにかくこのサーキットはブレーキの冷却と摩耗に関して、F1カレンダーの中で最も要求が厳しいサーキットと言える」

    なぜモントリオールでブレーキの冷却がそれほど大きな問題になるのですか?
    「ブレーキの冷却がこのコースで特に問題になるのは平均速度のせいだ。モンツァと比べてみればこれがよく分かるだろう。モントリオールではブレーキング時に生じるエネルギーが大きいとは言え、モンツァ程ではない。ただしブレーキの冷却はモンツァよりも大きな問題になる。トップスピードが速くヘビーブレーキングが必要になる一方で、低速コーナーが数多くあるため、他のサーキットに比べると平均速度は中ぐらいのレベルに留まる。この点がモンツァと大きく異なるわけだ。モンツァではハードブレーキングが必要だが、平均速度がシーズン中最速のため冷却は問題にならない」

    モントリオール仕様とモナコ仕様のクルマを比べるとどのくらい違うのでしょう?
    「サスペンションに関してはモナコのようなセットアップから始めて、それを微調整していくわけだが、空力に関してそういったやり方は不可能だ。長いストレートがあるため、ダウンフォースのレベルを中〜低レベルにしなければならないからね。このため空力に関してはモナコよりもダウンフォースを削って走ることになる」

    モントリオールでは何か新しいパーツが投入されるのでしょうか?
    「今回のレースに向けて、新たに進化させたブレーキシステムを投入する予定だ。言うまでもなくモントリオールではブレーキとその安定性が鍵になるため、この分野に何らかの対策を講じることになる」

    ポールリカールでは雨のためモントリオール向けのテストができませんでしたが、これは問題になっていますか?
    「そうだね、この状況は理想的とは言えないが、ただし条件は全チームにとって一緒だ。これが我々のテストの取り決めのいい所でもある。大抵全チームが同じコースに集合し、そして全員が同じように天候の問題に直面する。ただしポールリカールでは朝一番に完全なモントリオール向けの仕様で何周か走っており、お陰で我々が必要としていた最も重要な空力データも収集できている」

    モナコでは何が起こったのでしょう?
    「あれはとにかく忘れてしまうべきレースだった。予選を上位で終え、レースでは2台ともいいスタートが切れて、序盤の数周は揃っていい位置につけていた。7位と8位だったんだ。その後、幾つか予想外の状況に見舞われ、そのせいで我々のクルマはエクストリームウェットタイヤに交換せざるを得なかった。ティモはクラッシュの際にフロントウィングを破損し、ヤルノはスタンダードウェットタイヤの温度を保つのが難しくなっていた。天気予報を踏まえると、あそこでエクストリームウェットタイヤに交換したのは非常にいい選択だったはずだが、予想されていた雨が数滴しか降らず、苦しい流れになってしまった」

    モントリオールは楽しめる場所ですか?
    「モナコとモントリオールはどちらもシーズン中に一番楽しめるレースであり、それが2つ続くことになる。モントリオールに関して素晴らしいのは、F1をとても温かく迎えてくれる街がサーキットから近い位置にあるということだ。街の雰囲気は週末を通じてずっと最高だし、ファンもF1に対してとても熱心だ。そういった点が、モントリオールでの仕事を楽しいものにしてくれる」

    カナダGPではどんな展開を期待していますか?
    「昨年、我々のパフォーマンスは縁石でのアップライトの問題のため妥協を余儀なくされ、また、レースはとても混乱した状況になった。今度の週末はそれより遥かにスムーズな流れになるはずだし、2台そろってポイント獲得できるチャンスが十分にあると考えている」

  • トヨタ、戦略を生かせず下位に終わる

    トヨタ、戦略を生かせず下位に終わる

    トヨタは、F1 モナコGPで、ティモ・グロックが12位、ヤルノ・トゥルーリは13位だった。

    パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、ヤルノ・トゥルーリが8番手グリッド、ティモ・グロックが10番手グリッドでスタートした。両車とも良いスタートを切ったが、その後はタイヤの選択をはじめ、様々な事態が待ち受けていた。

    ティモ・グロックは序盤のスピンのためノーズ交換のためピットイン。その際、エクストリームウェットタイヤに交換したが、コースが乾きつつある中で厳しい走行となり、ピットイン直前に再度スピン。ゴールまでの給油を行ったが、その後ドライタイヤに交換、最終的に12位でフィニッシュした。

    一方ヤルノ・トゥルーリは、8位でスタートした後、セーフティーカー走行時にエクストリームウェットタイヤに交換、ポジションを上げ7位を走行したが、やはり乾いていくコースに厳しい走行を強いられた。一旦、給油と共にスタンダードウェットタイヤに交換したが、その後ドライタイヤに交換することになり、最終的に13位でチェッカーを受けた。

    ティモ・グロック (12位)
    「とにかく、今日は自分にとって良い日ではなかった。ポイントを獲得することは可能だったのに、あまりに多くのミスをしてしまった。チームに対して申し訳ないと思っている。良いスタートを切れて、第1コーナーで前を走るウェバーをパスした。しかし、それから数周後にスピンしていまい、ピットに入らなければならなかった。第1スティントのために我々はエクストリームウェットタイヤに履き替えたのだけれど、コースが乾くにつれて辛い状態になってきた。我々のピットストップのすぐ後に、コースはさらに乾いていったから、ドライタイヤに履き替えるために再びピットに入らなければならなかった。 そして、それはレース終わり間近だったんだ。次回はぜひ、より良いレースにしたい。」

    ヤルノ・トゥルーリ (13位)
    「今週は厳しい週末だった。そして、今日は物事がうまく行かない日だった。あるステージでは激しく雨が降っていたから、我々はエクストリームウェットタイヤを履く賭けに出た。 序盤では、私は速かったし、何回か追い越しの作戦を取ったほどで、タイヤ選択は上手く行っていた。 しかし、雨があがってしまい、コースが乾いてきたため、エクストリームウェットタイヤの走行に苦労することになってしまった。 残念ながら、ここモナコではトラフィックにはまるのが常だ。そして私もピットストップの間に順位をかなり落してしまった。レースの終わり頃に、我々はドライタイヤに履き替え、ゴールを迎えたんだ。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「コンディションに振り回されて、フレキシブルに考えていたストラテジーも有効に使えず、大変残念なレースだったとしか言えない。ヤルノは最初のセーフティーカーが出た時にインターミディエートからエクストリームウエットタイヤに履き替えたが雨は結局小康状態でタイヤの賭けが裏目に出てしまった。またティモは途中2度スピンを喫して緊急ピットインをせざるを得ず、予定したストラテジーを有効に使うことが出来なかった。一方で、レーススタートをヤルノ、ティモとも見事に決めることが出来た事は良かった。次戦のカナダGPでは、過去セーフティーカーの出るレースが多かったので、今回の教訓を活かせればと思っている。」

    山科忠 TMG会長 兼 チーム代表
    「我々が予選で示したパフォーマンスを保っていたなら、何ポイントか獲得できただろう。しかしそれどころか、非常に厳しい一日になってしまった。 両ドライバーは好調なスタートを切り、レース序盤は順調だった。 しかし、ティモは我々が予期していないスピンをしてしまった。またヤルノは、コースが乾いて、他の車が追いついてくる中、エクストリームウェットタイヤでペースを得ようと苦闘していた。我々のタイヤ変更の戦略が今日の天候に合わなかったのと共に、ドライバーもこのコースでの車に対する自信を失ってしまった。それで、レースはあらゆる分野で我々に不利に働いてしまった。我々には分析しなくてはならないことが沢山ある。我々はカナダでもっと良いレースをするべくプッシュし続けなければならない。」

  • トヨタ:モナコGP予選 トゥルーリが8番手

    トヨタ:モナコGP予選 トゥルーリが8番手

    トヨタはF1 モナコGPで、ヤルノ・トゥルーリが8番手、ティモ・グロックが11番手だった。

    予選第1セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは12番手、ティモ・グロックは11番手で共に予選第2セッション進出を決めた。第2セッションでは、ヤルノ・トゥルーリは7番手となり第3セッション進出を決めた。一方ティモ・グロックは最終的に11番手となり、惜しくも第3セッション進出はならなかった。

    第3セッションで、ヤルノ・トゥルーリは8番手グリッドを獲得。明日の決勝レースでは、ヤルノ、ティモともに更なるポイント獲得を目指し戦いに挑む。

    ヤルノ・トゥルーリ (8位)
    「今日の予選は良かったけれど厳しかった。週末の間ずっと、私はこのクルマのパッケージから最大限の性能を引き出すのに問題を抱えていた。そして今日の予選の間でさえ、完全にハッピーだったわけではないんだ。ここモナコでは、自信を持てないと限界までプッシュするのは難しい。 だから、再び10位以内に入れて嬉しいし、決勝レースには大きな期待を持っている。 チームとメカニックの皆に心から感謝したい。彼らは木曜日の公式練習で、我々がいくつかの問題を抱えているとき、本当に一生懸命作業をしてくれた。だから彼らに良い予選結果をもたらすことができて良かった。」

    ティモ・グロック (11位)
    「この週末はうまくいっていたから、今日第3セッション進出を逃したのは悔しかった。何が起きたのか分からないんだ。第2セッションの1周目で悪くないラップを出したのだけれど、最後のタイヤセットでよい結果が出なかった。ファーストセクターは良かったんだけれど、後半の2セクターがうまくまとまらなかった。そして、コンマ1秒未満の差で第3セッション進出を逃してしまった。慰めになるのは、自分には明日、自由な戦略が取れるということだ。 天候が依然重要な要素になるかもしれないので、我々は前に追いつくためにプッシュしていくつもりだ」

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「今日の午前中の天候と公式練習で我々が抱えていた問題の両方により、全体的に非常に忙しい週末だった。しかし、ヤルノは特にモナコで強く、厳しい一日となった木曜日の後であったが、彼は見事に復活して、4列目グリッドを獲得してくれた。彼は第2セッションでトップの車から0.5秒以内にいたのだが、それはトップとのギャップが小さくなってきていることを示している。ティモについては、わずかの差で第3セッション進出を逃してしまったので、本当に残念に思っている。彼は週末を通して強かったし、ドライコンディションとウェットコンディションの両方共、すべてのセッションで良い仕事をしてくれたからだ。 だが、彼は明日の決勝にむけて良いポジションにいる。なぜならば彼は今晩中、自由に戦略を決めることができるクルマの中で、先頭にいるからだ。変わりやすい天候状態が重要なアドバンテージとなるかもしれないので、我々はレースでは希望が持てると思っている。」

    新居章年 技術コーディネーション担当ディレクター
    「雨が降るのではと心配した予選は、ドライコンディションで行うことが出来た。しかし、初日より好調だったティモが、第2予選の最後のアタックで後半タイムを更新できずに11位に留まり、本当に残念で仕方がない。逆に、朝の練習走行までグリップが上手く感じられないと苦しんだヤルノは、徐々にタイムをあげ、7番手で第3予選に進出。レースでは8番手グリッドを確保してくれた。明日は雨の可能性が高く、レースへ向けての作戦はその点を考慮して準備している。ティモはトップ10に届かなかった分、燃料搭載量は自由に決めることが出来、そのメリットを十分に活かしたい。明日は8番、11番グリッドからのスタートで、2台揃ってのポイント獲得も十分可能と思う。」

  • トヨタ、モナコ仕様のパッケージに自信

    トヨタ、モナコ仕様のパッケージに自信

    トヨタF1チームのパスカル・バセロンは、モナコGPに投入するTF108のモナコ仕様の空力パッケージに自信をみせた。

    パスカル・バセロン シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー
    「私にとって、モナコはシーズンの中で傑出しているレースだ。F1の開催される他のどんなサーキットよりも、車を感じて聞いて、またにおいを感じることができる場所だ。そして、これがモナコを本当に特別な場所にしている。

    「我々が今年今まで訪れたトルコやスペインのコースと違い、ラインからはずれる余裕は少しもないため、ドライバーにはいつもプレッシャーがかかる。エンジンパフォーマンスと空力の重要度が一般的なサーキットよりも少し低く、モナコでは少し別の性能要件が重要になってくるので、ドライバー自身がさらに差をもたらすことになる。」

    「我々は、必要とされる高いダウンフォースと低い平均速度のために、他のアイテムとともに改良したフロントウィングとリヤウィングを備えたモナコ仕様の空力パッケージを用意する。セットアップに関して、ドライバビリティを向上させるためにできることは何でも探っているし、強いパッケージを持っていると確信している。我々はトルコで期待した通りの結果を得られなかったが、TF108はまだ競争力があると思っている。そして、我々はモナコでのポイント獲得に向け戦わなくてはならない。」

  • ティモ・グロック、「モナコは初ポイントにぴったりな場所」

    ティモ・グロック、「モナコは初ポイントにぴったりな場所」

    いまだポイントを獲得できずにいるティモ・グロック。伝統のモナコで初ポイントを狙う。

    ティモ・グロック
    「これが自分にとって最初のモナコグランプリになるので、本当に楽しみにしている。モナコは多くのドライバーがレースをしたがっている、とても多くの歴史と感動がある有名なレースだよ。私はすべてのファンの目の前で、そのような伝説的な雰囲気の中でグリッドに並ぶことが待ちきれないし、それは本当に特別だろうね。」

    「コースは既に知っていて、個人的に好きなコースだから、どんなことが想定されるかは正確に分かる。ガードレールがあまりに近くにあるから
    どんなミスをおこす余地もないし、週末全体を通して本当に集中しなければならない。私はまだ望んでいる結果を出していないが、モナコは私がチームのために最初のポイントを獲得するにはぴったりの場所だよ。」

    「モナコではいつものことだが、追い越すのがほとんど不可能だから予選が鍵になってくるだろう。私は、今年の予選で何回か強いパフォーマンスを出せているから、今回はレースでポイントを争うために少しでも良いグリッドを獲得することが目標だ。」