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  • トヨタ 豊田章男社長、2台が失格となったWECシルバーストンに言及

    トヨタ 豊田章男社長、2台が失格となったWECシルバーストンに言及

    トヨタ自動車の代表取締役社長である豊田章男が、1-2フィニッシュを果たしつつも、車体剛性検査で不適合と判断されて2台ともに失格ととなったFIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦シルバーストン6時間レースの結果についてコメントを発表した。

    WEC第3戦シルバーストン6時間レースでは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソがドライブしたTS050 HYBRID 8号車が1位、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドライブした7号車が2位でチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、決勝レース後の車検でスキッドブロッグが車体剛性検査で不適合と判断され、失格という裁定が為された。

    豊田章男社長は、マシントラブルによってヤリ-マティ・ラトバラがリタイアを喫したWRC 第9戦ラリー・ドイチェランドと同様に「全力で走らせ、結果を得られるクルマ」をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に謝罪した。

    「レースでは2台のドライバー達が全力でクルマを走らせてくれました」と豊田章男社長はコメント。

    「終始、ファンの心を熱くするような走りだっただけに、今回の裁定でその結果を失うことになってしまったこと、本当に残念に思います」

    「“全力で走らせ、結果を得られるクルマ”をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に、先ずは謝りたいと思います。申し訳ありません」

    「一方で、今回、ドライバー達が極限までクルマを追い込んでくれたことで、我々のクルマづくりはまだまだ至っていないということに気づくことができました」

    「そこまでの走りをしてくれたことにも感謝しています。ドライバーのみんな、ありがとう」

    「我々は、クルマをもっと強くして、次のレースに向かってまいります。そして、ドライバー達には次の富士戦で、もう一度、思いきり走ってもらい、チャンピオンシップ獲得に向け、ワンツーフィニッシュを果たして欲しいと思います」

    「ファンの皆様には、その2台の姿をご期待いただき、引き続き、応援をいただければと思います。よろしくお願いいたします」

  • トヨタ 豊田章男社長 「全力で走れるクルマをつくる責任を果たせていない」

    トヨタ 豊田章男社長 「全力で走れるクルマをつくる責任を果たせていない」

    トヨタ自動車の代表取締役社長でTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team総代表を務める豊田章男が、トヨタが1-3フィニッシュを果たしたWRC 第9戦ラリー・ドイチェランドについてコメントを発表した。

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技最終日デイ4が7月29日(日)にユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季2勝目を飾った。

    また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位でフィニッシュ。だが、総合4位につけていたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は、クラッシュによりリタイアとなった。

    豊田 章男(チーム総代表) コメント
    週末、ドイツで行われた世界ラリー選手権でタナック選手、ヤルヴェオヤ選手組が優勝し、フィンランドに続く2連勝を果たしてくれました。

    加えて、フィンランドでは悔しい想いをしたラッピ選手、フェルム選手組が3位表彰台に立ち、TOYOTA GAZOO Racing WRTとしては2戦連続での1-3フィニッシュとなりました。

    ヤリスWRCのエンジンは、ドイツにあるTMG(Toyota Motorsport GmbH)でつくられています。

    その設計・開発に携わる関係者が見守る地ドイツでドライバー達がポディウムに立った姿は、私にとっても、とても嬉しく、感動的なシーンとなりました。

    感動的な週末に導いてくれたチームのみんな、本当にありがとう。

    そして、いつも応援いただいているファンの皆様、今週も熱い声援を送ってくださり、ありがとうございました。

    一方で、悔しい想いもありました。

    ラトバラ選手がマシントラブルにより、ドイツの道を完走できずに終わってしまいました。

    先日、ラトバラ選手は、私に「ヤリスは乗りやすいクルマです」と話してくれました。

    今回も彼は「ヤリスの運転を心底楽しめている」と言ってくれていましたが、マシントラブルで彼のドライブを止めてしまいました。

    我々はドライバーが安心して全力で走れるクルマをつくる責任があります。しかし、まだ我々には、それが果たせていません。

    この悔しさを、しっかり受けとめもっといいクルマをつくるチャンスに変え、努力していかなければならないと、改めて、強く感じています。

    ドライバーが安心して走りを楽しめるクルマを目指し、今後も戦ってまいります。

    皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします。

  • トヨタといすゞ、資本関係を解消

    トヨタといすゞ、資本関係を解消

    トヨタ自動車といすゞ自動車は8月3日(金)、資本関係を解消することに合意。トヨタは、その保有する全ての株式を今後売却してしていく。

    2006年11月、いすゞとトヨタは、ディーゼルエンジンを中心とした両社の開発・生産の分野における相互の経営資源の活用や、技術面の補完を図り、相互にシナジー効果を発揮する枠組み、ならびに協業案件の検討を進めることで、基本合意し、あわせて、トヨタはいすゞの株式を取得した。

    その後、市場環境の変化により当初検討していたプロジェクトの一部が中止になるなど、具体的に協業が進展しないまま現在に至り、そのような事業実態を勘案し、今回、出資関係を見直すという合意に至った。

    なお、今後も両社は、要素技術レベルの共同開発を継続するなど良好な関係を維持していくとともに、今後の取引の可能性についても常にオープンな姿勢であることに変わりはないとしている。

    「今後も、「100年に1度」と言われる自動車業界の大変革の時代を生き抜くために、いすゞは商用車市場、トヨタは乗用車市場において、それぞれが競争力を向上させる取り組みを加速させていきます」と両社は共同リリースで語った。

    トヨタが保有するいすゞの株式
    株数:50百万株
    出資比率:5.89%(発行済株式の総数に対する割合)

  • トヨタ 豊田章男社長、「DJ MORIZO」としてラジオレギュラー番組

    トヨタ 豊田章男社長、「DJ MORIZO」としてラジオレギュラー番組

    ドライバーモリゾウこと、トヨタ自動車の取締役社長の豊田章男が「DJ MORIZO」として、ラジオレギュラー番組「DJ MORIZO HANDLE THE MIC」のミュージック・ナビゲーターを担当することになった。

    「DJ MORIZO HANDLE THE MIC」は、2018年5月6日(日)に1時間の特別番組としてZIP-FMにて放送されたが、このたび8月4日(土)よりレギュラー番組として放送を開始することになった。

    番組では、DJ MORIZOとして「クルマの楽しさ」や「日々考えていること」を伝えていく。

    なお、放送内容は後日「GAZOO X channel」でも配信が予定されている。

    番組概要
    放送局:ZIP-FM 77.8
    番組名:DJ MORIZO HANDLE THE MIC
    放送日時:毎週土曜日 19時00分~19時30分
    ※8月4日(土)からスタート
    ミュージック・ナビゲーター:DJ MORIZO
    アシスタント:遠近由美子

    ※ZIP-FMでの聴取は、愛知県全域と岐阜県、三重県の一部地域のみ可能。
    ※ラジコ(radiko.jp)のプレミアム会員にご登録されている方は、上記の地域以外にお住まいの方でも聴取可能。

  • WRC ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが今季2勝目!

    WRC ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが今季2勝目!

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦ラリー・フィンランドの競技最終日デイ4が7月29日(日)にいユバスキュラを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が今季2勝目を飾った。また、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)は総合3位でフィニッシュ。総合4位につけていたエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)は、クラッシュによりリタイアとなった。

    ラリー・フィンランドのデイ4は、ユバスキュラの東側エリアで2本のステージを各2回走行。デイ3で総合2位の選手に39秒のギャップを築いていたタナックは、注意深く最初の3本のSSを走行した。しかし、トップ5タイムを記録した選手にボーナスの選手権ポイントが与えられる、最終のパワーステージでは今ラリー12回目となるベストタイムを記録し、第5戦ラリー・アルゼンティーナ以来となる今シーズン2勝目を手にした。タナックとヤルヴェオヤはパワーステージを走り終えた直後、チーム総代表の豊田章男トヨタ自動車社長、チーム代表のトミ・マキネンと共にクルマのルーフ上に立ち、優勝の喜びを分かち合った。パワーステージを制しボーナスの5ポイントを獲得したタナックは、ドライバーズ選手権では依然3位ですが、2位の選手との差を大幅に縮めた。また、チームはマニュファクチャラーズ選手権2位のチームとの差をわずか1ポイントに縮めた。

    総合3位でデイ4をスタートしたラトバラは、2本のSSベストタイムを記録。総合2位の選手との差を2.5秒まで縮めたが、残念ながら逆転はならず。それでも、開幕戦ラリー・モンテカルロ以来となる総合3位でラリーを締めくくった。また、デイ3で総合4位に順位を上げていたラッピは、デイ4最初のSS20でクラッシュ。残念ながら完走を果たす事ができなかった。なお、ヤリスWRCはラリー・フィンランドの全23本のSSのうち、18本でベストタイムを記録するなど、高速グラベルラリーにおけるパフォーマンスを証明した。

    WRC次戦は、8月16日(木)から19日(日)にかけてドイツ西部のボスタルジーを中心に開催される、第9戦「ラリー・ドイチェランド」。完全なターマック(舗装路)ラリーとしては今シーズン2戦目となり、ブドウ畑の中の狭くツイスティな道、軍事演習場内の滑りやすいコンクリート路、そして一般的な峠道など、様々なタイプの舗装路を走行する。また、地形および季節的に雨が降る事も多く、路面がウェットになると途端に難易度が跳ね上がるのも、ラリー・ドイチェランドの特徴。

    豊田 章男(チーム総代表)
    トヨタガズーレーシングワールドラリーチームの本拠地で母国とも呼べる、ここフィンランドでの勝利が、これほど嬉しいものとは思いませんでした。この感動をもたらしてくれたチームのみんなにお礼を言いたいと思います。この場に一緒にいさせてくれて、そして、その一番高いところからの景色を見させてくれて本当にありがとう! ドライバー達が、ホームロードを心から楽しんで運転しているのが、コースサイドから見ていても伝わってきました。フィンランドの道が、ドライバーにとって楽しく、安心して走れるクルマをつくってくれたのだと思います。 今回初めて、チームのホームタウンで戦うラリーに参加し、地元の皆さんが、こんなにもトヨタガズーレーシングを温かくサポートし、応援してくださっている姿を見て、この地が本当の意味で「母国」なんだと実感することができました。SSやサービスパークには、トヨタガズーレーシングの旗やフィンランド、エストニアの国旗を振りながら「I love TOYOTA! I love Yaris!」と声援を送る人が溢れていました。街には「Welcome to my home roads」と書かれたヤリスの大きな看板が掲げられ、ハンバーガーショップに入れば店員がトヨタガズーレーシングのTシャツを着ていました。18年振りの復帰から2年目で、こんなにも我々が地元の皆さんに温かく迎え入れてもらえていることを知るとともに「母国」で勝利することの喜び、素晴らしさを知ることができました。応援してくださったファンの皆様に、あらためて感謝いたします。本当にありがとうございました。今シーズンの戦いはまだ続いて参ります。エストニア、フィンランド、日本の国旗が並んで掲げられる姿を今後もファンの皆様にご覧いただけるように、引き続き、チームのみんなと努力を重ねてまいります。応援よろしくお願いいたします。今はまだ、日本でのWRCは開催されておりませんが、もう一つの母国である日本で、今日のように三カ国の旗がはためくことを表彰台の上で空を見上げながら想像していました。近い将来、その日を迎えられたらと、改めて強く願っています。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    何という週末、何というラリーでしょうか! 我々にとって本当に素晴らしい瞬間でした。特にオットは、信じられないような走りを続け、最終のパワーステージでも勝利しました。また、最終ステージまで2位の座を競い続けたヤリ-マティの戦いも素晴らしかったと思います。彼の2位浮上は叶いませんでしたが、それでも我々にとってのホームイベントでこのような良い結果を得られた事に、とても満足しています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    2位でフィニッシュするために、全力を尽くして走りました。本当に素晴らしい戦いができたと思います。ミスなくすべてを上手くまとめ、このようなハードな戦いを続けられた事で自信がつきました。久々にポディウムに上がり、しかもそれが地元のフィンランドだったこともあり、本当にハッピーです。オットの優勝も含め、チームにとって大きな意味を持つ結果だと思います。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    すべてが自分が望んだように進み、完璧な週末となりました。金曜日は早い出走順によってかなり苦労しましたが、その後はリードを拡げて行く事ができました。完璧な準備をしてラリーに臨み、チームも手厚くサポートをしてくれました。すべてがひとつになれば、このような良い結果が得られるのです。私にとってホームイベントのようなこの1戦で、フィンランドに拠点を置くチームと共に挙げた優勝は特別なものです。そして、サポートしてくれた人々の前での勝利は格別な気分です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    残念ながら、私のラリーは今朝最初のSSをスタートした後すぐに終わってしまいました。クルマはとても良いフィーリングで、ミスは自分のせいです。コーナリングラインが少しワイドに膨らみ、タイヤが路肩の溝に落ちて木の切り株に当たりスピンしてしまったのです。金曜日は厳しいスタートになりましたが、その後状況は良くなりました。このような形でラリーが終わってしまったのは残念ですが、それでもオット、ヤリ-マティ、そしてチームが良い結果を得て嬉しく思います。

    ラリー・フィンランド デイ4の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 2h35m18.1s
    2 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +32.7s
    3 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +35.5s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m35.6s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2m15.0s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m19.2s
    7 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2m29.5s
    8 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +3m08.4s
    9 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3m51.8s
    10 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +8m37.4s
    R エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC)

  • WRC 第8戦 ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが初日首位

    WRC 第8戦 ラリー・フィンランド | トヨタのオット・タナックが初日首位

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第8戦 ラリー・フィンランドが7月26日(木)に開幕。デイ1としてユバスキュラの市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組 (ヤリスWRC 8号車)が総合1位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC 9号車)が総合5位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(7号車)が総合8位につけ、ヤリスWRCは全3台が順調なスタートをきった。

    ラリー・フィンランドは、26日(木)の午前中に、ユバスキュラ近郊の全長4.26kmのグラベル(未舗装路)コース「ヴェサラ」でシェイクダウンが行なわれ、ラトバラが3番手タイムを、タナックが4番手タイムを、ラッピが10番手タイムを記録した。その後、夜7時からユバスキュラの市街地でスーパーSS「ハルユ」が行なわれ競技が開幕。ターマック(舗装路)とグラベル(未舗装路)の両方を含む全長2.31kmのショートステージで、タナックがベストタイムを記録しデイ1で首位に立った。

    競技2日目となる7月27日(金)のデイ2は、ユバスキュラのサービスパークを中心に10本のSSが行なわれる。そのうちSS4/9「アサーマキ」は新たに設けられたSSで、その他のSSもステージの一部が変更されている。また、SS3/8「ウリア」は、息を呑むようなビッグジャンプで知られるラリー・フィンランドの名物ステージ。10本のSSの合計距離は126.37km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は539.93kmとなる。

    トム・フォウラー(チーフ・エンジニア)
    今晩最初のステージとは違い、午前中のシェイクダウンはラリー・フィンランドの主要なSSと共通する部分が多いグラベルコースでした。ただし、路面のコンディションが急速に悪くなっていったため、他のチームのクルマとのタイム比較は難しいと思います。我々のクルマに問題は何もなく、ドライバーたちもクルマのセットアップを大きくは変えませんでした。今年のSSはテクニカルでツイスティなセクションが増えましたが、それでも大部分は道幅が広く、ハイスピードでジャンプも多い典型的なラリー・フィンランドのステージです。そのような道に対し我々は自信を持っていますが、ライバルも進化しており、有利な出走順の選手もいるので、明日からの競争はかなり激しくなるでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC 7号車)
    最初のSSのタイムは悪くなかったと思います。いくつかミスをしましたが、重要なのはステージを走りきり、ラリーをスタートした事です。今朝のシェイクダウンは順調で、途中で小さなセッティング変更を施したところ、クルマのフィーリングはとても良くなりました。今回のラリーでの第一目標はミスなく走る事ですが、もしすべてが上手く行けば、表彰台フィニッシュや、優勝争いに加わることもできるはずです。

    オット・タナック (ヤリスWRC 8号車)
    最初の市街地SSは、途中にかなりハイスピードなセクションもあり、とても挑戦し甲斐がある良いステージでした。ミスのない良い走りができて嬉しく思います。しかし明日は、今日と正反対ともいえるステージが我々を待っています。朝のシェイクダウンでは、ラリー本番に向けて準備がすべて整っていることを確認しました。我々のクルマはこのラリーで高い戦闘力があると思いますので、それを最大限引き出して走る必要があります。きっと長く、厳しい戦いになるでしょうが、我々の目標はトップに立つ事です。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC 9号車)
    ユバスキュラの中心部でラリーをスタートするのは、いつも良い気分です。多くの観客が集まり、多くの人がフィンランド人選手や我々のチームを応援してくれます。SS1ではミスなく、去年よりも良い走りができました。また、朝のシェイクダウンでもクルマのフィーリングは良く、運転が簡単に感じられ、リスクを冒すことなく走りました。明日からのステージは滑りやすいルーズグラベルに覆われた路面が多く、出走順がタイムに大きく影響します。そのため明日の午前中のステージはかなり重要で、出来る限り良い走りをして、良い位置を狙いたいと思います。

    ラリー・フィンランド デイ1の結果
    1 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) 1m49.2s
    2 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.7s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +0.8s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +0.9s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1.7s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1.8s
    7 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +1.8s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.3s
    9 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +2.6s
    10 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +2.6s

  • トヨタ、「スープラ」試作車の走行を英国で初披露

    トヨタ、「スープラ」試作車の走行を英国で初披露

    トヨタは、7月12日~15日に英国・グッドウッドで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」(Goodwood Festival of Speed)に参加し、開発中の「スープラ」の試作車で走行した。

    公の場での走行は初めてで、「スープラ」のアイデンティティである直列6気筒のサウンドが会場内に響き渡ると、多くのファンがその走りに注目していた。

    「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」は今年、25周年を迎えたモータースポーツイベントで、世界各国のレーシングカーやオートバイなどが走行し、毎年約20万人のファンが集まることで知られている。開発責任者の多田哲哉と、ニュルブルクリンク24時間耐久レースにも出場経験のあるテストドライバー、ヘルヴィッヒ・ダーネンスが運転する「スープラ」の試作車は、グッドウッドで最も注目される「ヒルクライム」で1.9kmの坂道を走行した。

    ステアリングを握った多田は、「スープラのエンジニアとして、どういう運転をすればいい音が出るか一番良く知っています。アクセルオフとブレーキングとの組み合わせで異なる音が出るようになっており、色々な音を楽しんでいただけたと思います。直列6気筒エンジンはバランスの良いエンジンで、その特性を活かすドライブフィールにもこだわっています。ドライバーの感性に訴えるクルマとして、みなさまにお届けできることを楽しみにしています」と語った。

    トヨタの歴史において長らくフラッグシップスポーツカーとして親しまれてきた「スープラ」は2002年に生産を中止していたが、今年3月、ジュネーブ国際自動車ショーでレーシング仕様のコンセプトモデル「GR Supra Racing Concept」として復活した。伝統を受け継ぎ直列6気筒エンジンとFRレイアウトを採用した「スープラ」は、来年前半より順次、世界各国で販売される予定となっている。

    チーフエンジニア インタビュー
    グッドウッドで、多田チーフエンジニアが「スープラ」試作車の走行について語った。

    「スープラ」の開発にどのくらいの期間携わっていますか。
    2012年からなので、ほぼ6年です。長いですね。通常の開発サイクルは3年ですが、このプロジェクトは絶対に成功しなければならなかったため、時間をかけました。

    長い開発期間を経て、グッドウッドでプロトタイプを走らせたお気持ちは。
    ここまで来られて、非常に嬉しい。ただそれだけです。このクルマを英国でお披露目することができて、人生最良の日です。グッドウッドのヒルクライムコースを運転したのは、とてもエキサイティングな経験でした。

    (過去に担当した)「GT86」について以前、「パッション・プロジェクト」と紹介されました。「スープラ」のプロジェクトも同じような感覚だったのでしょうか。(※「86」は、英国では「GT86」として販売)
    もちろんです。たくさんの情熱が詰まっています。「GT86」が出る前、トヨタは長い間スポーツカーをつくって来なかったので、キャッチアップすることが多くありました。しかし、「スープラ」の開発では「GT86」での経験があったので、ずっと高いレベルから始めることができました。

    「GT86」のお兄さんのようなクルマを生み出そうとしましたか。
    (豊田)章男さんは、会社として、「GT86」を次男とする3兄弟を出したいと常に言っていました。なので、「スープラ」を圧倒的に優れたものにしようと考えました。例えば、「GT86」は非常に重心が低いのですが、「スープラ」ではさらに低くし、ボディ剛性は「GT86」の2倍を目指しました。実際、カーボンファイバーを使わずに(レクサスの)LFAと同じ剛性レベルを達成したので、より手ごろな価格とすることができそうです。それが最も難しかったですね。新型「スープラ」はトレッドが広く、ホイールベースが「GT86」より短いことに多くの人が気づき、驚かれたかもしれません。でもこのクルマのホイールベースとトレッドは、明確な比率を念頭において開発しており、私たちが目指していたバランスに到達できたと思っています。グッドウッドのヒルクライムのスタートを待つ車列の中で、ダーネンス(「スープラ」のテストドライバー)と成功を喜びました。周りにいる多くのスーパーカーに比べ、おそらく私たちのクルマが一番安いだろうと思っていましたが、一番大きな歓声を得ていたように感じました。

    新型「スープラ」はハードコアなスープラファンにどう受け入れられると思いますか。
    彼らの反応を楽しみにしています。「GT86」を出した時を思い出してみると、「AE86」の一部のオーナーの方々はご自分の車への愛着も強く、なかなか受け入れていただけませんでした。ですから、このクルマでも似たようなことになるかもしれません。単に新車を出すだけでは納得しない、旧世代のハードコアのオーナーたちが存在することは分かっています。それでも私はオープンな姿勢で、歴代「スープラ」へのリスペクトを見せたいと思っています。その代わり彼らには、受け入れるのに少し時間がかかるとしても、新モデルの全てを素直に見てほしいと思います。

    これが5世代目の「スープラ」となるので、スープラファンに知ってほしい5つのことを教えていただけますか。
    まず初めに、今までの「スープラ」は全て直列6気筒エンジンを搭載していました。新型でももちろん搭載します。2つ目に、歴代「スープラ」は全てFRでした。これも継承します。3つ目は、デザイン。A80(4代目「スープラ」)からヒントを得て、もちろん同じではありませんが、その要素を取り入れたことで、新型をぱっと見て「スープラ」だと分かるデザインにしました。4つ目は、各世代を振り返ると、それぞれの時代で存在感を見せつけてきました。新型でもそれを実現したいと思っています。来年発売されたら、このクラスで一番fun-to-driveなクルマになると信じています。現在、自動車業界では自動運転や電動化やAIが話題の中心です。規制が厳しくなることで、エモーショナルなクルマをつくることがどんどん難しくなっています。ですから、5つ目としては、新型「スープラ」が純粋なガソリンエンジンによる官能的な音を楽しめる最後のトヨタ車になるのではないかと思っています。以上が私の5つのポイントです。久々の発売となる「スープラ」をみなさんに楽しんでいただきたいと思っています。そして30年後に再会して、どんなにいいクルマだったか話しあえるといいですね。

    TOYOTA SPURAトヨタ 新型スープラ新型スープラ

  • トヨタ創業者 豊田喜一郎が米国自動車殿堂入り

    トヨタ創業者 豊田喜一郎が米国自動車殿堂入り

    トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎は、創業時の優れたビジョンや起業家精神などにより、2018年の米国自動車殿堂に選出され、殿堂入りを果たした。

    その他4名の受賞者も含めた自動車殿堂による授賞式は、米国デトロイトで19日に開催され、トヨタからは内山田竹志会長らが代表して参加した。

    米国自動車殿堂の会長を務めるShiloh Industriesの社長兼CEOのラムジー・ハーミス(Ramzi Hermiz)氏は、「豊田喜一郎氏は、自動車産業への重要な貢献の数々に証明されているように、歴史上の限られた人しか持ち合わせていない先見性とイノベーションを具現化した人物です。2018年の自動車殿堂に喜一郎氏を選ぶことができて嬉しく思います」と語った。

    トヨタの社長を務める豊田章男は、豊田喜一郎の殿堂入りについて次のようにコメントした。

    「豊田喜一郎は、1920年代、米国の街中を多くの車が走る光景に大きな影響を受け、『国産車をつくり、日本に自動車産業を興す』という創業の志のきっかけにもなりました。喜一郎にとって米国は特別な国だったに違いありません。今回、その米国で自動車殿堂入りを果たしたことは、トヨタの継承者として、孫として、大変嬉しく、誇らしく思います。自動車業界は今、100年に一度の大変革期を迎えています。過去の成功体験にとらわれず、自動織機から自動車へのモデルチェンジに挑んだ喜一郎の殿堂入りは、変革期のさなかにある私たちに向けた『たとえすぐには報われなくても未来のモビリティ社会のために闘ってほしい』という喜一郎からのエールであるようにも感じています。米国自動車殿堂の皆さま、私の祖父を、私たちの創業者を殿堂に選出くださり、本当にありがとうございます」

    豊田喜一郎の主な歩み
    ・1894年、自動織機の発明家である豊田佐吉の長男として誕生。東京帝国大学を卒業後、父が設立した豊田紡織株式会社に入社し、1926年には新たに設立した株式会社豊田自動織機製作所の常務取締役に就任。

    ・1921年と1929年の米欧視察を通じて自動車社会に触れ、日本でも自動車の到来を予見し、国産自動車づくりへの挑戦を決意。1933年に豊田自動織機製作所に自動車部を設置し、翌年には自動車事業への進出を正式決定し、エンジンの試作を完成。

    ・1935年には初の試作車「A1型乗用車」を完成したほか、「G1型トラック」を発表。翌年には「AA型乗用車」を生産開始し、その後1937年にトヨタ自動車工業株式会社を設立。豊田喜一郎は1941年から社長に就任したが、1950年には労働争議の責任を取って社長を辞任。1952年3月、社長への復帰が内定していたなか、57歳にて逝去。

  • 動画 | トヨタ ル・マン24時間レース 挑戦史

    動画 | トヨタ ル・マン24時間レース 挑戦史

    トヨタは、1985年から33年、通算20回にわたるル・マン挑戦の歴史を約12分間にまとめた長編ムービーを公開した。

    今年、FIA 世界耐久選手権(WEC)2018-19スーパーシーズン第2戦 第86回ル・マン24時間レースが6月17日(日)の午後3時ゴールを迎え、トヨタに悲願のル・マン初勝利が訪れた。

    TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が優勝。2位にもTS050 HYBRID 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が入り、TOYOTA GAZOO Racingは最前列スタートから一度もトップ2を譲らない完璧なレース運びで、ル・マン24時間レース完全制覇を果たした。

    トヨタとして初めてル・マン24時間レースに挑戦した1985年から33年。20回目のル・マン挑戦での悲願の初優勝だった。

    トヨタからはこれまでに、延べ47台のレース車両がル・マン24時間レースに参戦。6度の表彰台を獲得してきたが、勝利には至っていなかった。通算20回目の挑戦となった今大会での勝利により、トヨタは日本メーカーとして2社目のル・マン24時間レース勝利を達成。

    また、中嶋一貴の勝利は、ル・マン史上初めての日本人ドライバーと日本の自動車メーカーによる総合優勝となった。1985年、トヨタのル・マン24時間レースへの最初の挑戦でドライバーを務めていたのは中嶋一貴の父、中嶋悟だった。

    約12分間の長編ムービーの中ではル・マン挑戦の歴史を昔の写真や貴重な映像を織り交ぜて紹介している。

  • スーパーフォーミュラ | トヨタ:第4戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    スーパーフォーミュラ | トヨタ:第4戦 富士スピードウェイ 決勝レポート

    1か月ぶりの開催となったスーパーフォーミュラ富士ラウンドでは、ポールポジションからスタートしたニック・キャシディ(KONDO RACING)が石浦 宏明(P. MU / CERUMO・INGING)の猛追を凌ぎ切り自身スーパーフォーミュラでの初勝利を飾った。石浦が2位、国本 雄資(P. MU / CERUMO・INGING)が8番手スタートから好戦略で追い上げ3位。トヨタエンジン搭載車がホーム富士でトップ7を独占する速さを見せた。

    スーパーフォーミュラの第4戦が7月7日(土)、8日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

    前戦SUGO大会から1か月以上のインターバルを経ての開催となったスーパーフォーミュラ。日本全国が豪雨に見舞われた週末、土曜日の予選は天候に翻弄される結果となったが、日曜日の決勝は好天の下で実施された。

    今大会、来季より使用される新型シャシー「SF19」がお披露目。5年間にわたって「クィック&ライト」で迫力あるバトルを見せてきたSF14での、最後の富士でのレースとなった。トヨタ勢はSF14に代わってからの4年間、富士では負け無し。SF14最後の戦いも勝利で締めくくるべく、富士のハイスピードコースに臨んだ。

    予選
    7日(土)、富士スピードウェイ周辺は雨自体はそれほど強くなく、それでも不規則に代わる天候に翻弄される予選となった。

    直前に行われたF3決勝レースは完全にドライコンディションだったが、スーパーフォーミュラ予選が開始される午後2時半を前に、軽い雨が落ちてきて、セッションはウェット宣言に。しかし、完全に路面を濡らすまでには至らず、全車スリックでQ1に挑んだ。

    まず1セット目のタイヤでアタックし、タイムを記録したところで全車ピットイン。タイヤを交換して2度目のアタックに出たが、この頃から第3セクターで雨が降り始め、タイム更新出来ないままピットへ戻ってくることに。関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)を先頭に、トヨタ勢は順当に上位タイムをマーク。今大会、スーパーフォーミュラ2戦目となるトム・ディルマン(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)のみが17番手でQ1敗退となった。

    Q2は、濡れた路面でタイヤ選択が難しい状況の中、スリックとレインタイヤ装着車に分かれたが、レインタイヤ装着組は1周したところでピットへ戻り、スリックで再コースイン。チェッカー後、次々にタイムが更新される状況となる中、ジェームス・ロシター(VANTELIN TEAM TOM’S)が惜しくも9番手。フリー走行でトップタイムをマークするなど好調だった山下 健太(KONDO RACING)は、遅い車に阻まれ無念の12番手、大嶋 和也(UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)が13番手。小林 可夢偉(carrozzeria Team KCMG)はコースオフもあり、アタックに入ろうとした直前でチェッカーが振られ、14番手でQ3進出ならず。トヨタ勢は6台がQ3進出を果たした。

    Q3は開始直前に一気に空が暗くなり、第3セクター方面で雨が降り始める中で開始。中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)のみがレインタイヤ、それ以外の7台がスリックでコースインしたが、スリック勢は1周でピットへ戻り、レインでアタック開始。

    当初からレインタイヤでアタックした中嶋がタイムを出し、雨脚が強まっていったため、そのままポール確定かと思われたが、終盤、石浦が1周のみのアタックチャンスで着実に好タイムをマークし中嶋のタイムを上回ると、最後の最後にキャシディがトップに浮上。キャシディが昨年の第6戦SUGO大会以来自身2度目となるポールポジションを獲得した。

    石浦が3番手、中嶋4番手。関口、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、国本が6、7、8番手で決勝レースに臨むこととなった。

    決勝
    8日(日)は天候が回復。空にはやや雲が多いものの、日差しも顔を出し、気温30度、路面温度37度の蒸し暑いコンディションで、午後2時15分、55周で競われる決勝レースのスタートが切られた。

    ポールポジションのキャシディがまずまずのスタートを切った一方で、3番手グリッドの石浦と5番手グリッドの関口が素晴らしいダッシュを決め、TGRコーナー(1コーナー)へは3台が横並びで進入する状況に。しかし、キャシディは首位をキープ。石浦、関口がこれに続く形となった。

    注目のタイヤ選択は、予選上位勢はソフト、後方はミディアムでのスタートが多く、ソフトタイヤでスタートしたキャシディと石浦が3位以下を引き離していく展開となった。

    13番手と後方スタートながらソフトタイヤを選択した大嶋が序盤から目覚ましい追い上げを見せ、10周目には7位へ浮上。一方、ミディアムタイヤスタート組は9周目過ぎからピットインしタイヤをソフトへ交換。ソフトタイヤへ交換した集団では、国本が最上位、平川がこれに続く形となった。

    レース中盤、関口らソフトタイヤでスタートした車両がピットへ向かう中、首位を争うキャシディと石浦は、ソフトタイヤのまま周回を続行。34周目を終えたところでキャシディがピットへ向かったが、石浦は入らず、5周後にピットイン。この間に追い上げを狙った石浦だったが、キャシディのすぐ後でコースに復帰した。

    42周目に中嶋、44周目に大嶋がピットインし、全車がタイヤ交換義務を消化。中嶋は5位、大嶋は7位でコースに戻ると、前を行く関口と激しいバトルを繰り広げた。

    首位争いは、2位の石浦がキャシディを追いましたが、その差は3秒ほどのまま詰まることなく、キャシディが逃げ切ってトップチェッカー。自身スーパーフォーミュラ参戦2年目にして、念願の初優勝を飾った。Kondo Racingにとっては10年ぶりの勝利となった。キャシディはこれで、ドライバーズランキングでも首位に1ポイント差まで詰め寄ることとなった。

    2位に石浦、3位に国本が入り、P. MU / CERUMO・INGINGの2台が共に今季初表彰台を獲得。4位に平川、5位に中嶋。6位は大嶋の猛追を最後まで凌ぎきった関口、そして13番手スタートから大健闘を見せた大嶋が7位でポイント獲得。トヨタエンジン搭載車が、ホーム富士でのSF14最後となるレースでトップ7独占の速さを見せた。

    KONDO RACING 3号車 ドライバー ニック・キャシディ
    月を飛び越えたような気分です。こんなタフなレースで勝てて嬉しいです。近藤監督とチームのみんなに本当に感謝しています。スタートは、新しいシステムを導入して学んでいる最中だったので、安全に、ホイールスピンをしないように心掛けていました。結果的にスタートは上手くいったので、その後はソフトタイヤを持たせるためにペースをコントロールしながら走りました。途中、15周から20周ほどにわたって周回遅れの車両に阻まれてしまい、厳しい状況でもう駄目かと思ったこともありましたが、最終的に勝つことが出来て良かったです。前戦SUGOのあと、チームと共に開発を続けてきた効果が出た勝利だと思っています。チャンピオンシップは考えず、毎戦確実にクルマを良くしていくことだけを意識して努力を続けます。

    P. MU / CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦 宏明
    今週末はどのセッションでもニック選手が速く、スタート前まで悩んでいたんですが、結果的にソフトタイヤで長いスティントになるという予想は立てていたので、スティント後半に合わせたセットアップを狙いました。そのため、序盤はニック選手とほぼ同じペースでついていくのでぎりぎりでしたが、スティント後半になって、ニック選手が辛そうになってきたのと、周回遅れが多く出てきたことでチャンスが出来、並びかけるまでは行ったんですが、逆転には至りませんでした。ニック選手がピットインした後プッシュしましたがやはり届かず、あそこで勝負がついてしまったかなというところです。悔しいですが、昨日今日と速さはありましたし、今シーズンの残り3戦に向けて、ぎりぎりチャンピオンシップ争いにも踏みとどまれたかなという感覚もあるので、後半戦は更に勝負していきたいと思います。

    P. MU / CERUMO・INGING 2号車 ドライバー 国本 雄資
    スタートのタイヤ選択ですごく悩みました。結果ミディアムでスタートするなら、前半のスティントで後のソフト勢に飲まれず、ミディアム勢のトップにいなくてはダメだとチームから言われていました。そんな中で完璧なスタートを切れて、ミディアム勢のトップで前半スティントを走ることが出来ました。ただ、やはりソフト勢が速く徐々に離されてしまっていたので、12周目と早めにピットに入り、ソフトタイヤで後半長い距離を走るという作戦を採りました。そこから誰も居ないところで常にプッシュしてトップを狙っていったんですが、ちょっと足りませんでした。ラスト10周はタイヤのグリップはあったんですが、前にも追いつけず、最後までタイヤが持つか不安な部分もあったので、後続との間隔を知らせてもらいながらペースをコントロールするという、タフな展開を強いられました。抜き合いとかバトルは少なかったんですが、自分の中では結構ヒヤヒヤドキドキしながらのレースでした。ただ何とか3位表彰台を取ることが出来たので、チームの皆に感謝したいです。

    関連:【スーパーフォーミュラ】 第4戦 結果:ニック・キャシディが初優勝