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  • トヨタ、GAZOOの名前の由来

    トヨタ、GAZOOの名前の由来

    トヨタは19日(火)、スポーツカーシリーズとして、新たに「GR」を投入すると発表した。

    「GR」は、“もっといいクルマづくり”を目指すGAZOO Racing Companyが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズとなる。

    では、佐藤健がCMで「何だよ、GAZOOって?」と語りかけるトヨタが多用する『GAZOO』の名前の由来はどこから来ているのだろうか。

    GAZOOという名前が誕生していたきっかけは、トヨタがディーラーの業務改善を支援する「チームCS」という組織を設立し、当時課長だった豊田章男社長が有志と共に開発した中古車画像システムにある。

    デーラーのキャッシュフローの改善の改善に取り組んでいたチームCSは、下取り車が売れるまでの日数や中古車展示場が満杯という問題を抱えていた。そこであるディーラーで、チームCSのメンバーが下取り車を片っ端からデジタルカメラで撮影して、店頭でその“画像”を見えるようにした。すると、展示スペースはそのままで、販売台数が1.7倍、売れるまでのリードタイムは半分になったという。そこでその画像をインターネットにも載せることにした。

    だが、中古車サイトでトヨタブランドを使用する声に社内で猛反発があり、“画像”がGA(画)のZOO(動物園)と言う意味で“GAZOO”となったという。そして、Gazoo.comが生まれた。後にトヨタの総合自動車サイトへと発展している。

    「当時は、そのシステムを“画像”システムと読んでいました。世間に告知する段階になって、“画像”じゃしょうがないから、GAZOと呼ぶか、いや、GA(画)のZOO(動物園)と言う意味で“GAZOO”にするかと言う様に、あまり考えずに決めたような気がします(笑)」と豊田章男社長はGazoo.comで語っている。

    その後、トヨタ社内のテストドライバーやメカニックらで編成したチームでニュルブルクリンク24時間レースに参戦。当初はトヨタの公式なレース活動とは認められず、GAZOO Racingとして参戦。中古のアルテッツァで出場したという。当時、副社長だった豊田章男氏も「モリゾウ」という別の名前を使用して出走した。

    いわば、全てが当初トヨタブランドを名乗ることのできない活動に使用された名前がGAZOOということになる。

    だが、2015年にはトヨタの全モータースポーツ活動を「GAZOO Racing」の傘に一本化。2017年にはモータースポーツ活動を集約する「GAZOO Racing Company」も設立された。

    中古車を売るための『画像』が『GAZOO』という名のインターネットサイトを経て、『GAZOO Racing』というトヨタのモータースポーツと“もっといいクルマづくり”を体現するブランドネーム『GR』へと成長した。

  • トヨタ、スポーツカーシリーズ「GR」を投入

    トヨタ、スポーツカーシリーズ「GR」を投入

    トヨタは、スポーツカーシリーズとして、新たに「GR」を投入すると発表した。

    これまでスポーツコンバージョン車シリーズ「G Sports(通称G’s=ジーズ)」としてスポーツカーの楽しさを提供してきたが、今後は「GR」シリーズに一新して車両ラインアップやパーツ等の新アイテムを充実させるとともに、走ることを通じてクルマを楽しむ文化を育てる取り組みを強化していく。

    「GR」は、“もっといいクルマづくり”を目指すGAZOO Racing Companyが、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ドイツ)や、全日本ラリーなどのモータースポーツ活動を通じてクルマと人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズ。モデル体系としては、エンジン内部にもチューニングを施した数量限定販売の「GRMN」を頂点に、GRMNのエッセンスを注ぎ込んだ量販スポーツモデルの「GR」、ミニバンなどにも設定し、気軽にスポーツドライブを楽しめる「GR SPORT」を設定する。また、カスタマイズを楽しめるアフターパーツ「GR PARTS」も設定。走りの機能を追求するパーツとして、将来的には機能系アイテムも導入する計画である。

    「GR」シリーズの第一弾として、ヴィッツに「GR」と「GR SPORT」を、プリウスPHV、ハリアー、マークX、ヴォクシー、ノアに「GR SPORT」を設定し、全国のトヨタ販売店*を通じて9月19日に発売した。また、今後ヴィッツに「GRMN」、86に「GR」、アクアとプリウスαに「GR SPORT」を追加し、ヴィッツGRMNは2018年春ごろ、86“GR”、アクア“GR SPORT”、プリウスα“GR SPORT”は今冬に発売する予定。

    さらに、「GR」シリーズの投入に合わせ、スポーツカーやモータースポーツを軸に、幅広いお客様にクルマの楽しさを広めることを狙いとしたTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点「GR Garage(ジー・アール・ガレージ、以下GRガレージ)」を順次、立ち上げる。「GRコンサルタント」と呼ばれる専任スタッフを配置し、地域のクルマファンが楽しめる活動を実施するなどの基準を満たした販売店と共に、2017年度中にGRガレージ39店舗をオープンさせる計画。

    GRガレージは「町いちばんの楽しいクルマ屋さん」をコンセプトに、「クルマファンがまた来たくなる、ずっと居たくなるお店づくり」、「クルマファンに愛される人づくり(人財育成)」、「クルマファンがもっと走りたくなる場づくり」に取り組み、クルマを楽しむ文化を醸成していく。

    なお、これまで全国に展開してきた「AREA86」については、2018年3月末までに全店を閉店する。

    【GRシリーズの主要装備】
    <デザイン>
    モータースポーツでの「戦闘力」を最大限に引き出すための機能をダイレクトに表現

    [エクステリア]
    ▽走るための機能をストイックに追求した水平/垂直の「Functional MATRIX」グリル(ヴィッツ、プリウスPHV、アクア)
    ▽ホワイト塗装+GRロゴ入りのブレーキキャリパー(ヴィッツ“GR SPORT”を除く)
    ▽専用エンブレム(全車:前後、サイド)

    [インテリア]
    ▽専用スポーティシート(GRロゴ入り)
    ▽ドアトリム、フロントシート等にスポーティさを演出した専用加飾やシルバーステッチ
    ▽GR専用スタートスイッチ(HVはパワースイッチ)

  • トヨタ、ハイラックスを13年ぶりに日本市場へ導入

    トヨタ、ハイラックスを13年ぶりに日本市場へ導入

    トヨタは、ハイラックスを13年ぶりに日本市場へ導入するとともに、ランドクルーザープラドをマイナーチェンジし、全国のトヨタ店を通じて9月12日に発売した。また、FJクルーザーに特別仕様車を設定し、全国のトヨタ店を通じて10月16日に発売する。

    ハイラックスは1968年の発売開始以来、約180の国および地域で販売。累計世界販売台数は約1,730万台と、世界各国で愛用されている。

    ハイラックスの日本市場への導入にあたり、開発責任者である前田昌彦チーフエンジニアは、「日本国内では2004年に販売を終了しましたが、主に作業で使用する保有者が現在もなお約9,000名いらして、復活して欲しいという声を多くいただきました。まず、このようなお客様にしっかりとお届けしたい」と語った。

    さらに、「モノの機能的価値のみならず、モノを所有することで得られる特別な体験や時間といった意味的価値をお客様にご提案していきたい。もちろん、ハイラックスは、『1ナンバークラスで毎年車検が必要』『高速道路での料金が少し高い』など、実用面から選択されにくいクルマかもしれません。しかし、『堂々とした佇まいがもたらす、人とは違うモノを所有する喜び』や、『世界中で鍛え抜いたタフさ』を持ち合わせているクルマであると思います。また、『はつらつとした人生を楽しみたい』という思いを抱いている団塊世代のお客様に対し、アクティブなライフスタイルを送っているという表現の一助になることを期待しています」と語った。

    また、ランドクルーザープラドは、力強さと先進性をより一層高めたエクステリアに進化したほか、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を全車に標準装備した。FJクルーザーには、特別仕様車“Final Edition”を設定し、特別設定色のベージュを外板色や内装の随所に採用することで、モダンさを高めた。

    ハイラックス

    ・エクステリアは、「タフ&エモーショナル」をコンセプトに、迫力と躍動感を表現。また、インテリアは、随所に施したシルバー加飾、青色で統一した室内イルミネーションなどが、洗練さを演出。外板色にはネビュラブルーメタリック、クリムゾンスパークレッドメタリックを含む5色を設定し、内装色はブラックとしている。
    ・2.4Lディーゼルエンジン「2GD-FTV」を搭載。低回転域でも高トルクを発揮する動力性能を備えるとともに、高熱効率による優れた環境性能を実現し、走行燃費11.8km/Lを達成。
    ・クルマだけでなく歩行者も認識する歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティや、車線逸脱の回避を支援するレーンディパーチャーアラートを搭載するなど、安全に配慮。
    ・ダイヤル操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDシステムを装備。市街地や高速道路では静粛性や燃費性能に優れた2輪駆動とし、不整地や滑りやすい路面では4輪駆動に切り替えることで、快適性と走破性を両立。また、ヒルスタートアシストコントロールやアクティブトラクションコントロール、ダウンヒルアシストコントロールを設定することで、様々な路面状況に応じて駆動力を制御。オンロードからオフロードまで本格4WD車としての高い走行性能を実現。
    。高強度のフレームに加え、振動減衰を高めるサスペンションを採用し、オンロード・オフロードとも優れた走行安定性と乗り心地を確保
    デッキの低位置にスチールバンパーを設定することで荷物の積み降ろし時の乗降性を確保したほか、大型のアシストグリップを配置し、スムーズな車両の乗降に貢献。
    トヨタ・ハイラックストヨタ ハイラックス

    ランドクルーザープラド
    ・エクステリアは、力強さと先進性をより一層高めたデザインに進化。
    ・フロントは、フード中央部を前方視界に配慮した形状としたほか、大型フロントグリルとヘッドランプを一括りにすることで力強さを演出。また、ヘッドランプは全車にLEDを採用したほか、19インチアルミホイール(切削光輝+ダークグレーメタリック塗装)を新設定。
    ・リヤは、コンビネーションランプの飛び出しを抑えたほか、ガーニッシュの意匠を変更することで、より安定感のあるスタンスを実現。
    ・インテリアは、インストルメントパネル周りを中心に、より先進的なデザインに進化。
    ・レジスターリング(エアコン吹き出し口)上部を下げることで視認性を高めたほか、ナビゲーションをタブレット型の薄い形状とすることでモダンさを強調。また、センタークラスターやメーターパネルに金属調加飾を施すことで上質感が向上。
    ・ステアリングホイールは、握りやすさを考慮した設計としたほか、専用加飾を施すことでインストルメントパネルとの統一感を演出。
    ・衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」やドライブスタートコントロールの全車標準装備に加え、ブラインドスポットモニターを新設定するなど、安全な運転を支援。
    ・外板色は、新規設定色ブラッキッシュアゲハガラスフレーク(オプション設定)とアバンギャルドブロンズメタリックを含む全9色を設定。内装色は、新規設定色ニュートラルベージュを含む全2色を設定。
    ・ランドクルーザーシリーズとして初めてリヤディファレンシャルに採用したトルセンLSDや、シーンに合わせて5つの走行モード(NORMAL、ECO、COMFORT、SPORT S、SPORT S+)を選択できるドライブモードセレクトを「TZ-G」に標準装備し、走る歓びを追求。
    ・ディーゼル車のグレード体系を見直し、「TX」に7人乗りを、TX“Lパッケージ”に5人乗りを追加。
    ランドクルーザープラドトヨタ・ランドクルーザープラド

    FJクルーザー
    ・今回の特別仕様車“Final Edition”は、特別設定色のベージュを、外板色やシート表皮、センタークラスターガーニッシュなどに採用。また、内外装の随所にブラック塗装を施したほか、20インチアルミホイールやサイドステップなどを特別装備し、魅力的な仕様とした。
    FJクルーザートヨタ・FJクルーザー

  • トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタ、10月にWEC撤退か継続かを決断

    トヨタは、10月にFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1での活動を継続していくか否かを決定する。

    今年7月、ライバルのポルシェは今シーズン末でLMP1での活動から撤退することを発表。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはまだ計画にコミットするにはまだ時期尚早だと述べた。

    「我々にはさらに情報が必要だし、そのあとで決定してくつもりだ。10月まで決定することはないだろう」とパスカル・バセロンはコメント。

    「カレンダーがどうなるか、新しいコンペティターが来るのか、レギュレーションがどうなるのかを理解する必要がある」

    バスカル・バセロンは、2018年もWECを継続するかどうかは、2020年からのLMP1規約によると説明した。

    「我々が残留する場合、それは2020年との関連になる」とパスカル・バセロンは述べた。

    2020年の新しいLMP1規約では、ゼロエミッション走行とプラグイン・ハイブリッド技術が導入される予定となっている。

    パスカル・バセロンは、WECが“技術タンクを空にしない”ことが重要だとし、トヨタは今週末のメキシコラウンドで発表する将来についての発表で情報を“吸収する”つもりだと述べた。

    トヨタは、2018年までWEC参戦をコミットしているが、パスカル・バセロンは、7月にポルシェ撤退の噂が広まった際に、ファクトリーのライバルがいることが必要であり、見直さなければならないと述べていた。

    バスカル・バセロンは、TS050ハイブリッドの2018年版の作業は継続していると強調したが、ル・マン24時間で3台目のクルマを走らせることは考えにくいと認めた。

    「現時点でそのようなオプションは考えていない」

  • トヨタ、“5大陸走破プロジェクト 第4弾”を欧州で開始

    トヨタ、“5大陸走破プロジェクト 第4弾”を欧州で開始

    トヨタ自動車は、2014年の豪州大陸、2015・2016年のアメリカ大陸に続き、今年3大陸目となる欧州で、8月下旬に、総計19,000kmにおよぶ“5大陸走破プロジェクト 第4弾”を開始する。

    “5大陸走破プロジェクト”は、TOYOTA GAZOO Racingの一環として、日本と現地事業体の従業員が自らステアリングを握り、現地のお客様が日常的に使用する道を走りながら「もっといいクルマづくり」を担う人材の育成を目的としている。

    4年目となる今年は、自動車文化発祥の地であり、お客様のクルマに対する評価が厳しい欧州でもっといいクルマづくりに役立つヒントを探るほか、テストコースでは得られない走行データの収集・分析を強化し、いいクルマづくりにつながる仕組みづくりを目指す。

    今後、東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年をマイルストーンとし、継続的な活動を実施していく。

    【2017欧州走破概要】

    走破日程・ルート 夏走破 8月下旬から約2か月間
    [スタート] ポルトガル・カエターノ社(欧州初の生産拠点)
    [ゴール] ベルギー・Toyota Motor Europe NV/SA(欧州地域統括会社)
    冬走破 11月下旬から約1か月間
    [スタート] デンマーク・コペンハーゲン
    [ゴール] フィンランド・トミマキネンレーシング
    走破車両 欧州生産車であるYaris HVやC-HR HVなどのハイブリッド車を中心に構成。
    参加メンバー構成 トヨタと欧州事業体の従業員約130名からなる混成チームを編成。
    今年は、グループ会社の参画も図る。
    データ収集 データロガーを使用し、走破車両/ルートデータを収集。
    欧州の特徴 [走り方] 高速走行(含む一般道)、長距離移動
    [市 場] 厳しい競合環境/環境規制、お客様の高い要求レベル/安全基準、小型セグメント主体
    [多様性] 53か国、30言語、交通法規、文化、宗教、民族、通貨、経済情勢

    豊田章男社長 コメント

    「もっといいクルマをつくろうよ」 私が、社内の皆に呼びかけ続けている言葉です。社長に就任して以来、口に出し続けている言葉ですが、その想いに至ったのは、私に運転を教えてくださった当社のマスタードライバーであった故成瀬弘から「道がクルマをつくる」という言葉の意味を幾度も教わり、それを実践しようとしてきたからだと思います。

    “道がクルマをつくる”…、それを実践し“もっといいクルマをつくる”ためにエンジニアではない私に何が出来るだろう?と考えた時、その答えは「自らハンドルを握り、様々なクルマ、様々な道と会話をすること」以外にないと至りました。

    そうして、エンジニアとも同じ感覚、同じ言語で話し、開発の最後の最後の瞬間まで議論し尽くすことが、「もっといいクルマ」に近づけていける私なりの方法であると思っています。

    その考えのもと従業員と一緒に続けてきた活動が、ニュルブルクリンク24時間レースへの挑戦でした。レースでは、ドライバー、メカニック、エンジニアが一台のクルマを囲み、クルマを走らせてドライバーが感じた違和感を、次は、いかに気持ちよく、安心して、そして強く、速く、走らせられるか…最後の最後まで知恵を絞り合います。

    それは開発段階だけでなく、レース中にトラブルが起きた時も同じです。限られた時間の中で解決策を見出し、限られた道具だけで直し、再び、ドライバーに
    命懸けのレースに戻ってもらう…こうしたことの繰り返しの中で、鍛えられ成長を遂げていくメンバーを何人も見てきました。

    “道がクルマをつくる”を言い換えれば、“道がヒトを鍛え、ヒトがクルマをつくる”ということだと思います。しかし、このような体験ができる従業員は数が限られます。同じことは出来なくとも、少しでも多くの従業員に、“道がクルマをつくる”を体験してもらいたいとの想いで始めたのが「5大陸走破プロジェクト」です。

    ドライバーが走りやすいレースカーは、実際の戦いの道の上でこそ、本当に強いクルマになっていきました。お客様にお届けするクルマも同じです。テストコースだけでは“もっといいクルマ”はつくれません。

    現地現物で、お客様の使われる道を自ら走り、現地の文化や気候の中でクルマと向き合いながらクルマを感じるセンサーを磨く…、そして、テストコースの上にきても、実際に現地の道をお客様が走っている感覚を頭にイメージしながら走り、感じる…そうすることで“もっといいクルマ”に繋げていけると考えています。

    豪州、北米、南米の大陸を走り終え帰ってきたメンバーからも、そうした声を聞くことができ、“もっといいクルマをつくるためのガッツ”などを感じ、クルマ屋としての魂を一層輝かせて帰ってきてくれたように思います。

    また、日本での日常から離れ、異なる文化の人々と生活を共にし、時には厳しい自然環境の中で仲間とクルマを走らせ続けるという過酷な日々を過ごした彼らは、一人の人間としても更なる成長を遂げてくれました。そんな彼らを本当に頼もしく思います。

    本年は、欧州大陸に130人のメンバーが挑みます。欧州はクルマ発祥の地であり、先輩ともいえる数々のカーメーカーがクルマづくりの力を培ってきた土地です。その道に向かうメンバーには、様々な学びを得て戻ってきてくれることを期待しています。

    過去3年間の取り組みで、様々な道を走ってきたメンバー、そして私も含め、このメンバー達と、トヨタのもっといいクルマづくりを更に進めてまいりたいと思います。

    【参考:過去の走破概要】

    年 大陸 距離 日数 特徴
    2014 豪州 約20,000 km 72日間 世界の様々な道が凝縮されていると言われる砂漠や悪路などの過酷な道を走破。
    2015 北米 約28,000 km 109日間 夏季と冬季に分け、デスバレーなどの酷暑地や、アラスカ・カナダの寒冷地の厳しい環境下を走破。
    2016 南米 約20,000 km 84日間 熱帯の泥濘路や、標高5,640mの高地山岳路、砂丘などを走破。
  • 【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 初日レポート

    【WRC】 トヨタ:WRC 第10戦 ラリー・ドイチェランド 初日レポート

    8月17日(木)、2017年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・ドイチェランドが、ドイツ西部で開幕。競技初日デイ1としてスーパーSSがザールブリュッケンの市街地コースで行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #10号車)が総合6位、ユホ・ハンニネン/カイ・リンドストローム組(ヤリスWRC #11号車)が総合12位、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #12号車)が総合13位となった。

    今シーズン3回目のターマック(舗装路)イベントとなるラリー・ドイチェランドのデイ1は、ボスタルジーのサービスパークから約50km南に位置するザールブリュッケンで競技がスタートした。市街地に設けられたスーパーSSのコースは全長2.05kmと走行距離は短いが、コンクリートのブロックに囲まれているためミスは許されない。そのためドライバーたちは細心の注意を払って最初のステージを走行し、ヤリスWRCは3台すべてが明日のデイ2へと駒を進めた。

    競技2日目となる8月18日(金)のデイ2は、ボスタルジーのサービスパークを中心に、7本のSSが行われる。SS3、SS4、およびその再走ステージであるSS6、SS7はラリー・ドイチェランドの名物である、ブドウ畑内の狭い道を走行するコース。雨が降ると路肩の泥がコース内に流れ込み非常に滑りやすくなる。7本のSSの合計距離は108.51km、リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は441.61kmとなっている。

    トム・フォウラー (チーフ・エンジニア)

    ドライバーはシェイクダウンでクルマの仕上がりに満足していました。ただし、路面が泥に覆われ急激に滑りやすくなっていったので、タイム自体にあまり意味はないと思います。彼らはSS1を問題なく走り終えましたが、本当の戦いは明日からです。ラリー・ドイチェランドは、ラリー・モンテカルロと同じように路面とタイヤのグリップ力が頻繁に変わるため、その変化の見極めが難しく、準備がとても難しいラリーです。また、ラリー・ドイチェランドは天気が変わりやすいイベントでもあり、どうやら週末の天気はあまり良くないようです。しかし、ここまでのところ、すべてがうまく進んでいると思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #10号車)

    午前中のシェイクダウンはとても難しい条件での走行となりました。多くの観客が集まったザールブリュッケンでのスーパーSSも決して簡単ではなく、自分たちが走る前に他の選手のアクシデントを見ていたので、とにかくミスをしないように集中力を高め、クリーンな走りを心がけました。結果的に良い走りができたと思います。ラリー・ドイチェランドは、今シーズンもっとも難しいラリーのひとつになるでしょうが、過去には良い思い出もあるので、4位以内でのフィニッシュを目指します。

    ユホ・ハンニネン (ヤリスWRC #11号車)

    クルマは全体的に良いフィーリングですが、朝のシェイクダウンのコースは、大量の泥により舗装された部分が見えないようなところもあり、とても難しく感じました。しかし、ラリーでは同じステージを2回目に走る時など、そのような路面条件となる可能性が高いため、良い経験になったと思います。今晩のスーパーSSはうまく走ることができました。明日も好位置につけられるよう頑張りたいと思います。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #12号車)

    ラリー・フィンランドでの勝利はすでに忘れ、新たなる気持ちで今回のラリーに臨んでいます。シェイクダウンのコースは本当に滑りやすく、細心の注意が必要でした。しかし、あのような悪条件でのターマックの走りかたを知ることもまた重要なので、できるだけ多くの経験を積もうと試みました。ターマックをこのクルマでどのように走るべきなのか、まだ学習中ですので、今週末は学びを得ながらの戦いとなるでしょう。今晩のスーパーSSでは何も問題なく走れたので、明日も引き続き同じように走りたいと思います。

    関連:【WRC】 ラリー・ドイチェランド:ヤン・コペツキが初日のトップ

  • トヨタとマツダ、業務資本提携に関する合意書を締結

    トヨタとマツダ、業務資本提携に関する合意書を締結

    トヨタとマツダは4日(金)、持続的な協業関係のさらなる強化を目的として、業務資本提携に関する合意書を締結した。

    自動車産業は今、環境・安全に関わる規制強化、異業種参入、モビリティビジネスの多様化など、大きな変革期を迎えている。このような状況下で両社は、それぞれが得意とする技術や事業基盤のさらなる強化のみならず、本提携を通じて協力関係をより深化させることにより、この変革期に共に挑み、克服することによって、持続的成長を実現していきたいと考えている。

    2015年5月13日、トヨタとマツダは、「クルマが持つ魅力をさらに高めていく」ことを念頭に、互いの経営資源の活用や、商品・技術の補完など、相互にシナジー効果を発揮しうる、継続性のある協力関係の構築に向けた覚書に調印した。それ以降、両社は対等且つ良好な関係を長期にわたり構築するという基本的な協業精神のもと、様々な分野について協議してきた。

    今回の合意書締結は、2年間にわたり両社が真摯かつ丁寧に協議を積み重ねてきた成果を確認および表明するものであり、今後両社のさらなる持続的、発展的提携強化・加速につなげるための一里塚となるものと考えている。

    具体的には、「米国での完成車の生産合弁会社設立」、「電気自動車の共同技術開発」、「コネクティッド技術の共同開発」、「先進安全分野における技術連携」、および「商品補完の拡充」を推進していくことを合意した。

    また、両社の長期的なパートナー関係の発展・強化を目指すとともに、両社の対等、かつ独立性を維持した継続性のある協業を追求するべく、マツダが行う第三者割当増資をトヨタが引き受け、マツダの株式を取得すること、併せてトヨタが行う第三者割当による自己株式の処分をマツダが引き受け、同額相当のトヨタの株式を取得することについても合意した。

    今回の合意を受けてトヨタの豊田章男社長は、「マツダとの提携で得た一番大きな果実は、「クルマを愛する仲間」を得たことです。そして、「マツダに負けたくない」というトヨタの「負け嫌い」に火をつけていただいたことだと思っています。本提携は、クルマを愛するもの同志が「もっといいクルマをつくる」ための提携であり、「未来のクルマを決してコモディティにはしたくない」という想いを形にしたものだということです」と語った。

    マツダの小飼雅道社長は「今回の提携を通じて、負け嫌い同志が集まり、相互に刺激を与えながら、人財やリーダーを育て、イノベーションをリードすることで、自動車業界の活性化やクルマファンの拡大に寄与することができれば、こんなに素晴らしいことはないと思っている」と語った。

    今後、両社はそれぞれの経営の自主性を尊重し、対等かつ良好な関係を中長期にわたり構築することで、今回合意した各共同プロジェクトでの協業実現に向けて検討を進め「クルマの新たな価値創造」に向け、長期的パートナーとして相互協力をさらに加速・発展させ、お客様の期待に応えることを通じて持続可能な社会の発展に貢献していく。

    業務提携に係る合意内容


    (1)米国での完成車の生産合弁会社の設立
    トヨタとマツダは、新たな協力関係の構築に向けて、30万台規模の生産能力を持つ完成車の生産に関わる新たな合弁会社を、米国に両社折半出資で設立することについて検討を進めていくことに合意した。両社は、各国当局の許認可等が取得できることを前提に、2021年を目途に新たな合弁会社が設立する米国新工場の稼働開始を目指し、総額16億米ドル前後を投資し、4,000人規模の雇用を行うことを想定し、今後の検討を進めていく予定。従来の商品・技術分野での協業に加え、新たに生産協業を通じ、生産面における競争力の向上を目指していく。

    合弁会社では、マツダが北米市場に新しく導入するクロスオーバー車種及びトヨタの北米市場向けカローラの生産を行うことを想定している。マツダは本米国自動車生産合弁事業を通じ、地域・車種の需要動向に機動的に対応できる生産フレキシビリティを拡大させ、北米で成長が期待される車両を中心とした現地生産体制を構築することを目指す。トヨタは成長する北米市場への対応として、本米国自動車生産合弁事業を通じ現地生産体制の増強を行うことで、一層地域に根ざした経営を進めることを目指す。

    なお、トヨタが現在建設中のメキシコ・グアナファト工場では、カローラの代わりにタコマを生産する予定であり、今後の投資、雇用計画などに大きな影響はあない。

    (2)電気自動車の共同技術開発
    世界において電気自動車(EV)への需要と期待が高まる中、発展期にあり予測が難しいEV市場の動向に臨機応変かつ効率的に対応するため、トヨタとマツダは力を結集して、自由闊達に知見を出し合いながら、各国の規制や市場動向に柔軟かつ迅速に対応でき競争力のあるEVの基本構造に関する技術を共同で開発することを検討する。共同開発の詳細は今後、検討していく。

    (3)コネクティッド・先進安全技術を含む次世代の領域での協業
    クルマの情報化、車内外をつなぐ情報連携技術の要求の高まりに備え、車載用マルチメディアシステム関連技術の共同開発を進めていく。また、事故のない安全なクルマ社会の実現に向け、トヨタが保有する車々間、路車間通信技術をマツダと連携することで進めていく。

    (4)商品補完の拡充
    既に北米においてマツダからトヨタにコンパクトセダンを供給している。これに加え、日本においてトヨタからマツダに小型商用2ボックスバンを供給する。またこれ以外においても今後グローバルに商品補完の可能性を検討する。

    資本提携の内容
    両社は、両社の長期的なパートナー関係の発展・強化のために、今回の合意書に基づき、以下の内容で、相互に株式を取得する。

    トヨタは、マツダが実施する第三者割当による新株式発行により、マツダの普通株式31,928,500株(増資後の発行済株式総数に対する所有割合5.05%、総額500億円)を取得する。

    また、マツダは、トヨタが実施する第三者割当による自己株式の処分により同額相当のトヨタ株式(発行済株式総数に対する所有割合0.25%)を取得します。

    両社は第三者割当増資及び第三者割当による自己株式の処分を通じて米国での完成車の生産合弁会社の設立に係る設備投資資金の一部へ充当する予定です。なお、両社の業務提携関係の進捗に応じて、本提携に基づき更なる資本提携関係の強化についても検討していく。

    日程
    合意書締結日:2017年8月4日(金)
    株式取得日(払込期日):2017年10月2日(月)

  • 【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    【WEC】 トヨタ:村田久武がWECチーム代表およびTMG社長に就任

    村田久武が8月1日(火)より新たにドイツケルン市に拠点を構えるTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表並びにTOYOTA Motorsport GmbH(TMG)社長に就任した。

    新社長となる村田久武は、2006年、初めて専用ハイブリッド車両でレースに挑戦し、2012年からトヨタが参戦することになったFIA世界耐久選手権(WEC)におけるレース用ハイブリッドパワートレーン開発を率いてきた。

    2015年4月からTOYOTA GAZOO Racing (WEC)チーム代表、並びにTMG社長として職務に携わってきた佐藤俊男は、この度、トヨタ自動車パワートレーンカンパニーへ帰任することになり、村田久武が佐藤俊男のポジションを引き継ぐ。

    かつての米国CARTシリーズやグループCカーによるル・マン24時間レースに挑戦した経験を持ち、更には近年、好成績を上げているSUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権で培ったモータースポーツへの広い見識を持つ村田久武新社長のTMGでの活躍が期待される。

    TOYOTA GAZOO RacingのWECプロジェクトと共に、村田久武は、新社長として、トヨタ自動車の先行開発プロジェクトや一般カスタマー向けの技術開発事業等、TMGの全般の事業にも関わり、経営を担うことになる。

    新社長となる村田久武は、TMG着任後、ロブ・ロイペン チーム・ディレクター兼ビジネスオペレーション担当副社長、パスカル・バセロン技術部門担当副社長とともにTMGを支える。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 新チーム代表

    TMGで新しい業務を担うことを誇らしく思います。LMP1ハイブリッド車両開発プロジェクトのスタート当初より、TMGの関係者とは強い絆を結んできておりましたが、この度、更に緊密な関係を築きつつ、すべての分野において成功に向かって挑戦していくことになりました。2015年以来TMGのトップとしてリーダーシップを発揮されてきた佐藤俊男社長には格別な労いを述べるとともに、新しい職場での活躍をお祈り申し上げたいと思います。

    佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing (WEC) 元チーム代表

    これまでの3シーズン、一緒に懸命に働いてくれたTOYOTA GAZOO RacingチームとTMGの関係者の皆様全員に心から感謝を申しあげます。このチームとTMG、両方の組織の一員になれたことを嬉しく思いますし、低迷した2015年シーズンから着実な進歩を遂げられたことを誇らしく思います。今後、自分自身はトヨタ自動車に帰任し、パワートレーンカンパニーの中で新たな業務に携わることになりますが、日本からチームとTMGを応援して参ります。引き継ぐ村田久武新社長を全面的に支援すると共に彼の成功を心からお祈り申し上げます。また最後になりますが、ファンの皆様、関係会社の皆様、これまでの暖かいご支援、本当にありがとうございました。

  • トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ 豊田章男社長、ポルシェのWEC撤退は「本当に寂しく、残念」

    トヨタ自動車の豊田章男社長が、ポルシェがFIA 世界耐久選手権(WEC)のLMP1クラスから撤退することを受けてコメントを発表した。

    ポルシェは29日(金)、今シーズン限りでWECのLMP1クラスから撤退し、2019年からフォーミュラEに参戦することを発表した。

    豊田章男社長は「ポルシェがWEC(世界耐久選手権)LMP1から撤退することを決めたと聞き大変残念に思います」とTOYOTA GAZOO RacingのFacebookページにコメントを寄せた。

    「昨年、ル・マン24時間レースにおいて、ポルシェチームとは、優勝を懸けて競い合うような良い戦いができ、私どもトヨタのことをライバルと認めていただけました」

    「そして本年の戦いに向けて、そのポルシェの気持ちに応えたい、そして超えたい…その想いで我々は努力を重ねることができ、新たな技術や技能を実現することに力を尽くせています」

    「今年のル・マンでは、Dr.ポルシェと再会でき、お話をさせていただきました。ポルシェも、我々と同じく、もっといいクルマづくりの為にモータースポーツに取り組んでいるというお話を聞きました。それを、ずっと前から、継続して取り組まれているポルシェは本当に尊敬すべきカーメーカーです」

    「そのポルシェと、来年は同じ道で競い合い、技術を高め合うことが出来なくなると思うと、本当に寂しく、残念に感じます。しかし、まだ戦いは終わっていません。今年、残された5戦を全力で競い、お互いの心に・・・、そしてファンの皆さまの心に残る素晴らしいレースをしましょう」

    「感謝の気持ちでいっぱいですが、感謝の言葉は、シリーズが終わった後に、述べさせてください。その時に、どちらが「チャンピオンおめでとう」という言葉を添えられるか?それを楽しみに戦いを続けましょう」

    「ポルシェの皆さま、よろしくお願いします」

    関連:ポルシェがフォーミュラEに参戦 | 公式リリース

  • トヨタ、米国インディアナ工場への新規投資および雇用を決定

    トヨタ、米国インディアナ工場への新規投資および雇用を決定

    トヨタは、米国における生産事業体であるToyota Motor Manufacturing, Indiana, Inc.(以下、TMMI)において、ミッドサイズSUVであるハイランダーへの旺盛な需要に対応するとともに、工場全体を刷新するために、約6億米ドル(約683億円)を投資する。

    今回の投資により、2019年の秋より「ハイランダー」の年間生産能力を4万台増強するのに加え、設備の更新や新規導入、最新の生産技術を採用することにより、工場全体の競争力向上を図っていく。今回の投資に関わる新規雇用は400名程度を予定している。

    TMMIにおける生産能力増強の決定は、これまでも継続的に進めてきた車両生産の現地化推進の一環であり、今後も米国で持続的成長に取り組んでいくトヨタの姿勢を象徴するものである。今月上旬開催の2017北米国際自動車ショーにおいて、北米トヨタCEOのジム・レンツは「米国にある既存工場の競争力をさらに向上させるべく、今後5年で米国に100億米ドルを投じていく」と述べている。

    TMMI社長のミリー・マーシャルは、「ハイランダーは私たちの工場に欠かせない重要なモデルであり、今後、お客様により多くのクルマをお届けできることを大変うれしく思っている。TMMIの従業員一同が、これまで高品質なクルマづくりに取り組んできたからこそ、今回の投資を決定することができた」と語った。TMMIでは2016年、同工場の約20年の歴史で最多となる40万台以上の車両を生産している。