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  • F1 ステファノ・ドメニカリ、将来のF1タイヤ戦争復活の可能性を否定

    F1 ステファノ・ドメニカリ、将来のF1タイヤ戦争復活の可能性を否定

    F1最高経営責任者(CEO)のステファノ・ドメニカリは、将来、F1にタイヤ戦争が復活する可能性を否定した。

    F1では以前、2001年から2006年にかけてブリヂストンとミシュランが2つのタイヤサプライヤーに分かれていた。しかし、その期間の終わりにミシュランが撤退したため、ブリヂストンは2010年以降に撤退するまで、全チームに供給する責任を負うことになった。

    ピレリは2011年以来、F1の独占タイヤサプライヤーとなっているが、火曜日にはピレリがブリヂストンとの競争を退けて3年間の延長契約を結んだことが確認された。

    ブリヂストンではなくピレリが選ばれた理由を問われたドメニカリは「いつものように、誰かが選択をしなければならない。もちろんすべてのパラメーターはFIAの技術面に関連しており、完全に関連していると思う。そしてその一方で、我々はその商業的な部分に取り組む義務がある」

    「ブリヂストンに感謝しなければならないのは、彼らがこのプロセスのスタート地点に立ち、F1が他のメーカーも参入できるプラットフォームであることを示してくれたからだ」

    「決断に至ったとき、我々はそれが正しいことだと感じた。将来的には技術的な課題が山積みだが、商業的なチャンスもたくさんある。我々が選んだ選択がF1にとって最善であると信じている」

    F1がタイヤ戦争から脱却したのは、コストの高騰を避け、特定のチームがサプライヤーと緊密に協力することで得られるアドバンテージを打ち消すためだった。しかし、契約サイクルは3年であるため、ブリヂストンや他の企業が正式に興味を示せば、2つのサプライヤーが共存する可能性も出てくる。

    だが、ドメニカリは、そのような可能性があるのは、コスト削減が証明された場合だけだと主張する。

    「ご存じのように、その点はFIAとともにF1のエコシステムのコストを確実にコントロールできるようにするために取り組んだことだと思う」と説明した。

    「これが、我々がタイヤ競争から移行した主な理由でした。そこでは、多くのテスト、走行距離、そして非常に有益な多くの研究が行われたが、コストは非常に膨大だった。 それが、この方向から新しい状況へと移行した理由である」

    「将来的な可能性を考えるのは時期尚早だが、コスト管理が非常に関係している実際の状況を考えると、明確に決定したわけではないが、将来的にこの可能性があるかどうかについては、まだ検討課題にはなっていない」

    「しかし、それは関連性のあるポイントである。将来、もし我々がコストのさまざまなメカニズムをコントロールできるようになれば、そうしない手はないだろう。しかし、今のところ、FIAやチームと一緒に議論したり、議題にしたりすることはない」

    F1 タイヤ ピレリ

    一方、ピレリのマルコ・トロンケッティ・プロベラ副社長は、代替サプライヤーと競争する用意があると断言する。

    「私としては、ピレリがモータースポーツ・ビジネスにおいて世界300以上の選手権に参加していることを強調することが重要だと思う」とマルコ・トロンケッティ・プロベラは述べた。

    「そのほとんどに他のサプライヤーが存在し、我々は他のサプライヤーと競争することに満足している。我々にとって、それは常にチャンスであり、一流車やプレミアムカーにタイヤを供給することで、他のサプライヤーと競争することは、我々の技術を証明する機会であるため、非常に満足している」

    新しい契約は2025年から27年にかけての期間に限られるが、ピレリはすでに2028年にもF1参戦を継続するオプション契約を結んでいる。

    そのオプションを有効にするための条件について尋ねられたドメニカリは「これからFIAとともに、あなたがおっしゃった点についてどのように対処すべきか、すぐに話し合うつもりだ。もちろん、この点を解決することはすべての利害関係者にとって重要であり、関連性があるからだ」と答えた。

    「それが、今後数か月以内に我々が取り組む次のポイントだ」

  • ブリヂストン 「F1参入は実現しなかったが技術は高く評価されたと認識」

    ブリヂストン 「F1参入は実現しなかったが技術は高く評価されたと認識」

    ブリヂストンは、ピレリが2025年以降もF1タイヤサプライヤーを継続するとの決定を受けてコメントを発表した

    FIA(国際自動車連盟)およびFOG(フォーミュラワングループ)は、2025年から2027年までのF1タイヤ契約の入札プロセスを終え、ピレリとブリヂストンの提案を評価した結果、現行タイヤサプライヤーであるピレリの継続を選択した。

    この発表を受けて、ブリヂストンは「F1はグローバルなモータースポーツの最高峰として素晴らしいプラットフォームと認識しており、“サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動”を推進していくにあたり、様々な可能性の一つとして検討を進めていました」とプレスリリースで述べた。

    「今年実施された次期タイヤサプライヤー選定への入札に関しては、真摯にFIAやFOGと継続した緊密なコミュニケーションを実施し、当社の先進的なサステナビリティへの取り組みや技術イノベーションを反映した提案をさせて頂きました」

    ブリヂストンは、タイヤメーカーの「原点」として、モータースポーツ活動を推進している。「タイヤは生命を乗せている」を大原則に、クルマ・ドライバーが極限の状態で挑戦を繰り返すレースにおいて安心・安全を守り続け、モータースポーツ活動を通じて、モビリティの進化を足元から支えている。2023年には、ブリヂストンモータースポーツ活動60周年を迎えた。今後に向けても、モータースポーツ活動を強化し、サステナビリティを中核に据えた「サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ」として進化させていく。

    石橋秀一(ブリヂストン CEO)
    「ブリヂストンにとって、モータースポーツは“極限への挑戦”であり、“最高の品質で社会に貢献”という私たちの使命や、そこにある誇りや情熱を裏付けるものです。これまで60年間の挑戦の中で、技術開発力、生産供給力、ブランド力、人材育成を磨き続け、グローバルにプレミアムタイヤビジネスを展開する基盤を築いてきました。本年3月10日に実施したモータースポーツ発表会においても、“原点”へ立ち戻り、再度、グローバルモータースポーツというジャーニーに足を踏み出すことをお伝えしています。今回の応札では、F1に携わることは実現しませんでしたが、求められるレースコンディションに合わせ“究極のカスタマイズ”を実現するENLITEN技術を含めた当社の技術優位性や、バリューチェーン全体におけるサステナビリティの取り組みはFIAやFOGからも高く評価されたものと認識しています。ブリヂストンは、今後もサステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動を推進し、“走る実験室”として技術イノベーションを加速させると共に、ブランド力の強化を目指します。そして、企業コミットメント“Bridgestone E8 Commitment”にて“Emotion 心動かすモビリティ体験を支えることにコミットする”と掲げた通り、モータースポーツを愛する仲間たちと共にモータースポーツを楽しみ、感動を共有しながら、パッションを絶やすことなくモータースポーツ文化の発展に貢献してまいります」

  • ピレリ、F1の独占タイヤサプライヤーを2027年まで継続することが決定

    ピレリ、F1の独占タイヤサプライヤーを2027年まで継続することが決定

    F1は、ピレリを2027年までF1世界選手権の独占タイヤサプライヤーおよびグローバルタイヤパートナーに選定。さらに1年間延長するオプションも付いている。

    2011年に単独タイヤサプライヤーとなったピレリは、今回の契約(延長の可能性も含む)終了時点でF1参戦18シーズン目となる。

    その間、ピレリは、2011年には13インチのハイデグラデーションタイヤ、2017年にはワイドタイヤ、2022年には現行の18インチラバーの導入など、一連のスポーツ的・技術的変更に対応してきた。

    F1は声明で「この間、ピレリは常にドライバー、チーム、FIA、そしてF1と積極的に関わり、優れたレースを可能にするタイヤを提供し、データを分析し、製品を毎年継続的に改善するためのフィードバックを収集してきた」と述べた。

    ピレリは、2030年までにネットゼロカーボンを目指すF1スポーツで設定された持続可能性目標への支援の一環として、持続可能なタイヤソリューションの研究開発に重点を置いている。2024年からは、F1で使用されるすべてのタイヤがFSC(森林管理協議会)の認証を受けることになる。

    これは、FSCがタイヤの森林ベースのコンポーネントの農園が生物多様性を保護し、経済的持続可能性を確保しながら地域社会と労働者の生活に利益をもたらす方法で管理されていることを確認したことを意味する。

    F1社長兼CEOのステファノ・ドメニカリは「2011年にF1に復帰して以来、ピレリはかけがえのないパートナーであり、新世代のテクノロジーとテクニカルレギュレーションを通じてF1をサポートし、ファンのために素晴らしいレースを可能にするタイヤを提供してくれている」と語った。

    「品質、イノベーションに対する同社の取り組み、そして我々のスポーツに対する深い知識は、2026年の新しい規制に近づく今後数年間で非常に重要になるだろうし、FSC認証によって証明されたピレリのサステイナビリティに関する取り組みは、我々が共有するネットゼロ2030という目標に向けて協力し続けることを保証するものだ」

    「また、ブリヂストンの素晴らしい提案と、プロセス全体を通しての関与についても称賛したい。ブリヂストンは、我々のスポーツ界において誇り高きレガシーを持っており、高い専門性と情熱を持って我々と関わってくれたことに感謝したい」

    ピレリのエグゼクティブバイスプレジデント兼CEOのマルコ・トロンケッティ・プロヴェラは「F1とその関連選手権におけるプレゼンスを拡大できることを嬉しく思う。ピレリは1950年にフォーミュラ1が誕生したときからそこにいたのであり、今回のリニューアルによって、現代のフォーミュラ1の時代における約20年間を通して主人公であり続けることになる」と語った。

    「リバティ・メディアの推進力とFIAの支援のおかげで、このスポーツは観客数と世界的な拡大の両面で驚異的な成長期を迎えており、若い世代からの支持も増えている」

    「イノベーションとテクノロジーはピレリのDNAに組み込まれており、F1は新しい技術的解決策を試し、テストするだけでなく、タイヤ製造における新鮮な研究、開発、生産プロセスを加速させるための究極のオープンエア ラボラトリーを構成する」

    「来年からF1タイヤに導入されるFSC認証が証明しているように、私たちのサステナビリティへのコミットメントも同様に強いものです。少なくとも2027年までモータースポーツの頂点に立ち続けることは、わが社にもうひとつの重要な価値を付加することになる」

    FIA会長のモハメド・ビン・スライエムは 「ピレリは長年にわたりモータースポーツのトップレベルで活動しており、今後も世界の舞台で革新と卓越性を発揮してくれるものと確信している。F1はタイヤサプライヤーにとってユニークな挑戦であり、ピレリはこのような素晴らしいマシンの過酷な要求に応えるタイヤを製造することに大きなコミットメントを示してきた」とコメント。

    「ピレリがF1だけでなく、多くの選手権やカテゴリー、そしてあらゆるレベルでモータースポーツを支え続けてくれていることに感謝したい。ピレリは、パフォーマンスとサステイナビリティの両面でさらなる進歩を遂げるために、今後数年間も努力を続けていく」

    この新しい契約では、ピレリがF2とF3にタイヤを供給することも確認されている。

  • ピレリF1、タイヤ問題の再発防止には「コミュニケーションの改善が必要」

    ピレリF1、タイヤ問題の再発防止には「コミュニケーションの改善が必要」

    ピレリのカーレースおよびF1部門責任者であるマリオ・イゾラ氏は、より良い「コミュニケーション」がF1カタールGPの週末に見られたタイヤトラブルの再発を避けるのに役立つと信じている。

    カタールでの金曜の練習と予選セッションの後、FIA(国際自動車連盟)はピレリがタイヤの一部に切れ込みを発見したと発表した。

    原因はサーキットに設置された50mmの「ピラミッド縁石」にあるとされ、これに対抗するために、トラックリミットの修正を含むいくつかの安全対策が導入され、ターン12と13でペイントされた「縁石」を介してサーキット周囲を80センチメートル狭めることになった。

    土曜日の走行後、FIAとピレリは最大スティント長を18周に設定したが、イソラは今後このようなことが起こらないようにするためにはもっと多くのことを行う必要があると断固として主張している。

    「我々はコミュニケーションを改善し、サーキットに変更があった場合に、さまざまな利害関係者が関与して、それらの利害関係者のいずれかに影響があるかどうかを理解できるようなシステムを構築する必要がある」とマリオ・イゾラは語った。

    「私はピレリとF1についてだけ話しているわけではない。なぜなら、サーキットを設計するとき、当然のことながら、たとえばF1やMotoGPなどの異なるカテゴリーを走ることを計画しているからだ」

    「したがって、オートバイ連盟やミシュラン、あるいはいくつかのタイヤメーカーや、トラックを設計している人々も参加させてはどうだろうか?」

    「問題を予測するにはコミュニケーションを改善する必要がある」

    「明らかに、2年前にも同様の問題があった。そしてその後、報告書を提出した」

    「しかし、我々がここの縁石について知ったのはかなり遅かったので、行動を起こすには明らかに遅すぎた」

    タイヤの懸念により、チームは日曜日のGPで3ストップ戦略を採用せざるを得なくなった

    2年前に問題を報告し、今年のイベントで縁石にさらなる問題が発生したことは、コミュニケーションシステムに関するイソラの指摘を確かに適切なものにしている。

    安全性が最優先される中、ピットストップが義務化されることを防ぐためには、さらなる対策が必要であり、イゾラはピレリがカタールのタイヤをミラノの本社に持ち帰り、さらなる分析を行うことを確認している。

    「我々は彼らをイタリアに送り返し、適切な分析を行うことを望んでいる」とイゾラは付け加えた。

    「ここ(サーキット)で我々が今できることは、あまり正確ではない。時間がないし、フィッティングエリアやすべてを取り外さなければならないからだ」

    「だからこそ、分析には時間をかけたほうがいい」

  • ピレリ、ブリヂストンを退けて次期F1タイヤ供給契約を獲得との報道

    ピレリ、ブリヂストンを退けて次期F1タイヤ供給契約を獲得との報道

    ピレリは、ブリヂストンからの挑戦を退け、2028年までのF1タイヤサプライヤーに正式決定したことが来週発表されると報じられている。

    今週末のカタールGPでタイヤを管理しているピレリは、数週間前からパドック関係者の間で落札が予想されていたが、3月から行われていたプロセスの最終ステップとなるFIA世界モータースポーツ評議会によって契約が承認されたという。

    2010年以来F1から遠ざかっていたブリヂストンは、ピレリとともにFIAによる技術力の承認という第一段階を通過した。

    その後、この件はステファノ・ドメニカリとF1組織に引き継がれ、トラックサインやグランプリのタイトルスポンサーなどの要素を含む商業的パッケージが検討された。

    入札契約は2025年から2027年までのシーズンをカバーし、2028年のオプションも含まれており、以前の契約よりも複雑だった。FIA F2選手権とF3選手権をワンパッケージで供給するほか、サステイナビリティの要素もかなり含まれている。

    ブリヂストンは多額の商業的オファーを出したことで知られ、一時はイタリアのライバルから契約を奪い取る可能性もあると見られていた。

    しかし、 ピレリもまた、ドメニカリを納得させる強力なパッケージを持っていた。

    ブリヂストンが直面した最大の課題のひとつは、2025年のレギュレーションで使用する現行車用タイヤと、2026年のレギュレーションで使用するまったく異なるタイヤを開発しなければならないということだった。

    また、FIAは依然として2025年からブランケットを禁止することに熱心であり、ブランケットなしで作動するタイヤも開発する必要があった。

    この技術的な課題は、ライバルが参加して新しいタイヤの知識で有利になる可能性を懸念するチームにとって、最初のテストプログラムがどのように機能するかという疑問符と組み合わされて、ピレリの主張をさらに強くすることに貢献した。

    ピレリは、この新契約が最後の契約となることを明言している。2011年から2028年までの18年間、サプライヤーを務めてきたピレリは、ブランド構築という点では、もうほとんど何も成し遂げることなくF1から撤退することになる。

    つまり、F1は2029年以降に向けて新たなパートナーを探すことになり、ブリヂストンや他の候補者たちは既存の既存サプライヤーと競合しないことを承知の上で入札する機会を得ることになる。

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  • ピレリ 「WRC撤退はF1の将来とは無関係」

    ピレリ 「WRC撤退はF1の将来とは無関係」

    F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、世界ラリー選手権(WRC)へのタイヤム供給を継続しないという決定は、F1における同社の将来とは関係ないと述べた。

    FIA(国際自動車連盟)は2025年から2027年シーズンのF1のタイヤサプライヤーとしてどのメーカーが選ばれるかを決定する構えだ。ピレリは、元F1タイヤサプライヤーのブリヂストンと同様に申請を提出したと考えられている。

    今月初め、ピレリは世界ラリー選手権へのタイヤ供給契約の延長は求めないことを認めた。しかし同社のモータースポーツ責任者、マリオ・イゾラは、この決定は将来のF1参戦とは関係ないと述べた。

    「私たちにはWRCに特化したチームがあり、この期間にこのスポーツの一部として望んでいたものを手に入れたと信じている」とイゾラは語った。「WRCやラリー全般を担当しているチームは、F1のチームと同じではない」

    ピレリは、13年連続でF1の単独タイヤサプライヤーとなっている。イゾラは、シリーズへの投資の価値を最大限に得るには、ラリーよりもF1に長く費やす必要があると語った。

    「ラリーには、ラリーに非常に情熱を注ぐニッチな観客がいて、基本的には4年も経てば、彼らに自分の望むものを伝えることができるようになる。F1とは観客層が違うし、サプライヤーであること、そこにいること、トップ技術を開発していることを人々の心に植え付けるには、もっと長い時間がかかる」

  • ピレリ、F1日本GPでテストした改良型C2タイヤの2024年の導入を断念

    ピレリ、F1日本GPでテストした改良型C2タイヤの2024年の導入を断念

    ピレリは、F1日本GPでプロトタイプをテストした結果、改善が見られなかったことから、2024年のC2タイヤコンパウンドの変更を断念するようだ。

    F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであるピレリは、2024年のタイヤコンパウンドの選択について、いくつかの細かな問題を整理するための微調整を評価している。

    変更を検討したエリアの1つは、C0からC5まであるコンパウンドのうち、3番目に硬いC2をわずかに柔らかくすることだった。

    これは、パフォーマンスがC1に非常に近く、C3とはやや離れすぎていることが判明していたからだ。そのため、コンパウンド間のギャップをより均等にするために、若干のシフトが必要だった。

    F1のタイヤテスト規定の一環として、ピレリは先月の鈴鹿サーキットでの金曜プラクティスで各ドライバーにプロトタイプのソフトコンパウンドであるC2を2セットずつ配った。

    しかし、改良型C2の走行から得られた最初のフィードバックによると、期待されたほどのパフォーマンス向上は見られなかった。これはピレリが2024年まで現行コンパウンドを使い続けることはほぼ確実であることを意味する。

    ピレリのカーレース部門責任者であるマリオ・イゾラは、日本での金曜テストの結果について「データを見ても、トラックの進化を考えても、プロトタイプは我々が求めていたようなグリップを持っていないと思う」とAutosportに語った。

    「したがって、おそらく来年も現在のC2に留まるだろう。明確な結果やグリップの明確なステップがなければ、現在のC2がうまく機能しているのに、変更して新しいコンパウンドを導入する理由はない」

    「C1には少し近すぎるが、C3には少し遠すぎる。それが、プロトタイプをテストしたかった理由だ」

    ピレリは、改良型C2のテストは1回限りであり、決定を下す前にさらなる評価を行う予定はないと述べた。

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    しかし、今月開催されるメキシコGPで、ピレリはC4の改良型プロトタイプをテストする予定であり、特性が改善されることを期待している。

    「我々は同じシステムを使ってメキシコでC4をテストしたいと考えている。そのため、我々専用のFP2はない、(ドライバー用の)プロトタイプを2セットだけ用意する」とイゾラは説明した。

    「目標はC4(コンパウンド)を動かすことではない。ポジションは良いからね。しかし、C4はシーズン中にかなりのグレイニングが見られた」

    「したがって、メカニカルな抵抗を改善し、作業範囲を広くしたいと考えている。チームからのフィードバックでは、C4 は少しピーキーだという」

    メキシコで計画されているC4プロトタイプテストと同様に、ピレリはグランプリでは昨年よりも柔らかいコンパウンドを採用すると発表した。ハード、ミディアム、ソフトはC3、C4、C5になる。

  • F1、次期タイヤサプライヤー決定の難航はピレリの撤退計画が影響?

    F1、次期タイヤサプライヤー決定の難航はピレリの撤退計画が影響?

    F1は、2025年から2028年までのタイヤサプライヤーをピレリとブリヂストンのどちらにするかの決定が難航している。そこにはピレリが2028年を以ってF1からの撤退を決めているからだとAutosportが報じている。

    ピレリがブリヂストンを抑えてF1タイヤ契約を勝ち取ることが有力視される中、多くのパドック関係者が契約は形式的なものであり、時間が長引けば長引くほど変更の可能性は低くなると考えている。

    しかし、情報筋によれば、ピレリが来期終了時に戦略的にF1から撤退し、F1は2029年以降の新たなタイヤパートナーを探すというシナリオがあるとしている。

    FIAは今年初めに入札プロセスを開始し、ピレリとその唯一の挑戦者であるブリヂストンの技術的な提案が検討され、すぐに承認された。

    次のステップは、ステファノ・ドメニカリとF1組織との商業的な話し合いだった。両社は事実上、入札合戦を繰り広げており、この状況は数カ月も続いている。

    実際、初期の段階では、ブリヂストンの金銭的な提案はF1にとって見過ごすには惜しいものだという話しもあった。

    チームとリバティ・メディアのボスのための収益を最大化するのがドメニカリの仕事であるため、単独のタイヤサプライヤーからできるだけ多くを絞り出そうとしていることは責められない。

    それは単に見出しとなる金額だけでなく、どれだけのレースでタイトルスポンサーにつくのか、トラック周辺にどれだけの看板を設置するのか、さらにはタイヤサプライヤーにどれだけのゲストパスを発行するのか…といった細部にまで及ぶ。

    F2とF3も契約の一部であり、以前の入札にはなかったサステイナビリティ(持続可能性)という重要な要素が加わったことで、議論はより複雑になっている。

    さらに、ピレリがこの入札を落札すれば、それが最後の入札になるという強い示唆もあり、議論はさらに複雑になっている。

    言い換えれば、2011年から2028年までの18年間サプライヤーを務めてきたピレリは、ブランド構築という点ではこれ以上達成できるものはほとんどなくなってF1から去ることになる。

    もしそれがピレリの計画だとすれば、ドメニカリにとっての課題は、2029年に始まる次の入札期間に何が起こるかということになる。

    ピレリが今回落札し、ブリヂストンが4年後に再挑戦することを決め、競争がなくなれば、商業的な話し合いは大きく変わるだろう。買い手市場となり、F1は今回ほどブリジストンから搾り取ることはできないだろう。

    その一方で、ピレリが撤退してF1との契約が間違いなく手に入ることを知れば、ミシュランやハンコックといった他社が争奪戦に参加し、価格が高騰する可能性もある。

    ドメニカリにとって悪夢のシナリオとは、2029年の入札にまったく応札者がいないことであり、そのシナリオを恐れることが、早急にブリヂストンに乗り換える理由のひとつとなるだろう。

    最良の妥協策は、ピレリが今後の契約を獲得し、ブリヂストンが2029年以降の契約を獲得することであると示唆するのは簡単だ。これは、IOCが次のオリンピック開催都市を2つ、あるいはFIFAがワールドカップ開催国を2つ同時に決めるのと似ている。

    そうなれば、ブリヂストンには十分な時間が与えられ、F1には長期的な収入保証とピレリに続くサプライヤーが確保されることになる。

    しかし、FIAの入札プロセスはそうなっていないため、どんなに便利であっても、そのような取り決めは不可能だ。

    ドメニカリが考慮しなければならないのは、商業的な側面だけでなく、新しいタイヤサプライヤーを導入することによるコース上への影響も考慮しなければならない。

    ここ数週間、F1が進むべき道について、パドックのあちこちで対照的な意見が交わされている。F1は変革の時を迎えており、ピレリ以外にチャンスを与えるべきだという意見もある。

    ブリヂストンといえば、ミハエル・シューマッハ時代の活躍が懐かしく感じられる。特に、その時代に育ったドライバーたちの間では、ピレリの製品を使うことを必ずしも好んでいたわかではない。

    ピレリのサービスは完璧ではないかもしれないが、少なくとも13年という歳月を経て、ピレリがどのように運営されているかは知っているはずだ。

    また、仮にブリヂストンがこの契約を勝ち取った場合、2025年に使用される現行マシンのためのタイヤを開発する一方で、F1チームがすでに多くのものを抱えている2026年に施行される新テクニカルレギュレーションに向けてまったく異なるタイヤを設計しなければならないという大きな課題に直面することになるだろうという見方も強い。

    これはブリヂストンが実施しなければならないテストプログラムにも関係している。ブリヂストンは来年3月から、現在ピレリが将来の開発用に使用し10チームで共有しているシーズン中の25日間を引き継ぐことになる。

    しかし、その間に多くの走行をこなさなければならず、その作業をどのチームが行うのか、どのように組織するのかが議論の的となっている。

    F1

    ハースF1チームの代表であるギュンター・シュタイナーは、「新しいタイヤサプライヤーが来るとなれば、そこにはいくつかの困難が伴う」とシュタイナーは語る。

    「重要なのは技術的なことだと思う。このタイヤは製造するのが技術的に非常に難しいと思う。サプライヤーのひとつ(ブリヂストン)がそうであるように、長い間F1に参戦していないのであれば、どうやって大規模なテストプログラムをこなすのか?」

    ウィリアムズのF1チーム代表であるジェームス・ボウルズは、「ギュンターはそれを完璧に要約してくれたと思う。現代のF1マシンにタイヤを供給する技術的なチャレンジは、並大抵のものではない。おそらく20年前ほど簡単なことではない」と語る。

    「我々が現在生み出している「ダウンフォースは桁違いに大きくなっている」

    問題は、決定が遅れれば遅れるほど、ゼロからスタートすることを考えれば、ブリヂストンが契約を結ぶ意味が薄れてしまうことだ。

    「技術的には、かなり挑戦的なのは事実だと思う」とフェラーリのチーム代表を務めるフレッド・バスールは語る。

    「また、我々は2025年に向けて1つのタイプのタイヤについて話しており、おそらく2026年には別のタイプのタイヤについて話しているので、それは、今後2~3年で2つの異なるタイヤ、構造、あるいはおそらく寸法を開発する必要があることを意味する。私の仕事ではないので、遅すぎるかどうかはわかりませんが、チャレンジだ」

    アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストも、ブリヂストンには時間がかかると示唆している。

    「まず第一に、我々にタイヤを提供してくれるタイヤサプライヤーが2社いることは良いことだ。なぜなら、これにより我々に追加の資金がもたらされ、FOMが良い状況に導かれるからだ」とトストは語る。

    「技術的な面から見ると、新しいサプライヤーの今回の決定はかなり遅れていると思う。しかし、いずれにせよ、幸いなことに、それは私の問題ではない」

    トストは、結局のところ、誰がタイヤ契約を勝ち取ったとしても、チームは賞金に上乗せされる分け前が欲しいのだ、というごく当たり前のことを指摘する。

    レッドブルのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーも同意する。

    「ピレリは素晴らしい会社だし、プロモーターやチームに寛大な条件を提示したのは間違いない」とホーナーは語る。

    「ピレリとの契約を続けたい理由は何百万とある! 彼らは偉大なタイヤ会社であり、我々に素晴らしいサービスを提供してくれた」

    「この先も続くための数百万の理由があることを願っている」

  • F1、ATAの標準タイヤルール化にむけてピレリと調整

    F1、ATAの標準タイヤルール化にむけてピレリと調整

    ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラによると、F1とFIA(国際自動車連盟)は現在、2023年のATA(Alternative Tyre Allocation:代替タイヤ配分方式)を標準ルールとする可能性を評価しているという。

    ピレリは今年、ハンガリーとモンツァの2レース(イモラで行われたトライアルが中止となったため)で、予選用に適用されたルールを適用し、出荷するタイヤセットを減らす実験を行った。

    Q1ではハード、Q2ではミディアム、Q3ではソフトを義務づけることで、ピレリは各車に11セットしかタイヤを供給せず、レース中のタイヤ戦略のばらつきを抑えつつ、サステイナビリティの向上を目指している。

    また、ATA方式になったことで、通常より長いスティントで必要とされるハードコンパウンドのセット数が増え、予選のためにソフトコンパウンドをストックしておくインセンティブがなくなったため、チームにとってはレースタイヤの選択肢が増えたという指摘もある。

    モンツァのレース後、ATAがF1の標準タイヤルールになる可能性があるかとと尋ねられたイゾラは「(現時点での)計画では、プラスとマイナス(のポイント)を見極めるるために議論することになっている」と説明した。

    「新しいフォーマットの長所と短所を評価する。それから彼らが決めることになる」

    ATA形式についてはドライバーの間で意見が分かれており、フェラーリのカルロス・サインツはモンツァの予選で「適応しなければならず、グリップを見つけなければならないことで少し即興的になる」ことを楽しんでおり、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「速いクルマはより硬いコンパウンドでさらに優れている」ため、「おそらく後方のチームにとってはさらに悪くなる」と考えている。

    ドライバーたちは概して、ATAがプラクティスでの走行を制限していると考えているが、ピレリはこれに反論している。

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    しかし、ATAが行っているのは、予選に向けてドライバーが行うことができるプッシュラップの回数を制限することであり、ハンガリーやモンツァでFP2後半に起きたセルジオ・ペレスのシャントのように、プラクティスセッションが雨やクラッシュによって中断された場合、ロングランのデータ収集の機会が制限される可能性がある。

    これに対抗するために、イゾラは、ATAフォーマットを微調整して、プラクティス走行に使用できる削減された合計(今年の通常のF1週末では合計は13)からもう1つのタイヤセットを作成し、そのセットは現在レース用に確保されているタイヤから取得することを提案した。

    「もし、微調整が必要であれば…たとえば、レースに7セットを用意する代わりに、FP2でさらに1セットを検討し、レースには6セットだけで十分です。おそらく同じ総数で、FP2にもう1セット追加することは可能だ」とイゾラは説明した。

    「FP1、FP2、FP3で走った周回数を昨年と比較してみたが、正直なところ、非常によく似ていた(昨年のモンツァでの509周、507周、384周に対して2023年は483周、397周、455周)」

    「ほとんど同じだ。FP2で赤旗中断があったことを考えれば、おそらく彼らはもう少し周回を重ねただろうが、状況はまったく同じだった」

    「したがって、彼らは情報を得るために周回を重ねる必要があり、タイヤの割り当ては週末のこの部分には影響しなかった」

    「ATAでは、ドライバーは異なるグリップ(レベル)に素早く適応しなければならず、どんどんプッシュしていくのがわかるため、予選セッションがより興味深いものになると思う。彼らはより柔らかいコンパウンドを使用するのでより速く走れる」

    「私はこのアイデアは気に入っている。もちろん、これは私の個人的な意見だが、私はこのアイデアを気に入っており、戦略に影響を与えず、ショーに影響を与えずにタイヤを少し減らすにはいい方法だと信じている」

    「それによってショーが向上することもある」

    イゾラはまた、ピレリがブリヂストンとの2025-28年F1タイヤ入札競争に勝ったかどうかについては、「期限がない」ため、現時点ではわからないと述べた。

    「決定に向けた最終段階に入っていることを願っている。今、F1とFIAは必要なデータと情報をすべて持っていると信じている」とイゾラは述べた。

  • ピレリF1、第3の雨天用タイヤ“スーパーインターミディエイト”を提案

    ピレリF1、第3の雨天用タイヤ“スーパーインターミディエイト”を提案

    F1の公式タイヤサプライヤーであるピレリは、雨天時に使用する第3のタイヤの導入を提案した。

    F1ドライバーたちは長年にわたってピレリのウェットタイヤを批判してきたが、雨の影響を受けた先週末のスパ・フランコルシャンでのスプリントレース後に再び批判の声を挙げた。ジョージ・ラッセルは「近いものにならない」タイヤだと言い、ルールで使用が義務付けられているセーフティカーの後ろを走行するときだけ使用するタイヤだと指摘するドライバーもいる。

    フルウェットタイヤは、サーキット上に大量の水がある場合にアクアプレーニングのリスクを軽減するものの、ラップタイムは遅くなる。そのためドライバーたちは、アクアプレーニングに強いインターミディエイトタイヤに履き替えるチャンスを逃さない。

    F1は、雨天時の視界不良というさらなる懸念に直面している。これらは近年、2017年からワイドなマシンとタイヤが導入され、昨年から導入された新しいテクニカルレギュレーションではマシンのフロアを利用してより大きなダウンフォースを発生させることが可能になったことで悪化している。

    先月スパで行われたフォーミュラ・リージョナル・ヨーロッパ選手権のウエットレースでディラーノ・ヴァン・ト・ホフが死亡したことで、シングルシーターのモータースポーツではあらゆるレベルのレースで視界を改善する必要性が浮き彫りになった。

    ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラ氏は、F1が雨の中でのレースによってもたらされる課題にどのように対処するか、またフルウェットタイヤとインターミディエイトタイヤのパフォーマンスをどのように望むかを決定するために議論が必要であると述べた。

    「ここスパでは、インターミディエイトとウェットの状況について明確なフィードバックがあった」とマリオ・イゾラはRaceFansに語った。

    「我々はFIAとチーム、そしてもちろんF1と協力する必要がある。何人かのドライバーがミーティングに参加してくれると嬉しいが、我々は何を希望するかを決める必要がある」

    ピレリのウェットタイヤにおけるF1開発の優先課題は、チームが予熱なしで使用できるようにすることだった。これが完了し、現在のタイヤは使用前にブランケットで温める必要がなくなった。

    「ブランケットなしでテストしたところ、フィオラノとポール・リカールでは従来のウェットタイヤよりも5~6秒速く、ウォームアップも問題なかった」とイゾラは説明した。

    「そして、ウォームアップも問題なかった。だから、シーズン中に新しいウエットタイヤを導入することを全チームに要請した。ピレリだけがそう言っているのではなく、彼らもデータを持っていて、新しいウェットを導入するのは良いステップだと同意した」

    「今、重要なのは、インターミディエイトとの適切なクロスオーバーを生み出すには、このパフォーマンスではまだ不十分だということだ。しかし、我々が抱えている問題のひとつは、ウェットタイヤをポール・リカール(ショートコンフィギュレーション)とフィオラノでしかテストできないことだ。この2つのトラックは、スパやシルバーストーン、あるいは他のサーキットとは特性がまったく異なる」

    「インターミディエイトとウエットコンディションを比較する機会を得たことで、ウエットコンディションのパフォーマンスを向上させる必要があることがわかった。過去のデータによると、インターミディエイトとウエットとのクロスオーバーを考慮すると、ウエットでは(ドライのラップタイムの)115~116%程度が妥当な数字だった」

    「つまり、収集したデータをもとに、インターミディエイトとの適切なクロスオーバーを達成するために、ウエットタイヤのパフォーマンスに取り組まなければならないということだ」

    しかしイゾラは、今後のウェットタイヤの開発は、F1がどのように視界問題に取り組んでいくかにかかっているという。FIAは先月、「スプレーガード」というボディワークコンセプトのテストを開始したが、まだ導入の準備は整っていない。

    この装置がうまく機能しない場合、インターミディエイトとフルウェットの中間に位置する新しいクラスのタイヤを導入することがひとつの解決策になるとイゾラは語る

    「もし、将来的に現在の状況を維持するのであれば、つまり、トラック上に大量の水があり、赤旗やセーフティカーが提示され、視界の関係で走れないのであれば、私の考えでは、おそらくインターミディエイトタイヤを開発するのが最善の解決策だろう。スーパーインターミディエイト、インターミディエイトプラスなど、呼び名は何でもいい。視界が確保できる限界からドライコンディションとのクロスオーバーまで、1つの製品でカバーできるようにするのだ」

    「スプレーを軽減し、フルウエットコンディションでの走行を可能にするデバイスを探し続けるという考えであれば、今あるインターミディエイトと、ブランケットなしで走れる新しいインターミディエイトの2つを維持し、フルウエットタイヤを改良していかなければならない」

    「しかし、もしフルウェットタイヤがセーフティカーの後でのみ使用されるのであれば、現時点ではそれは役に立たないタイヤであるというドライバーに意見に同意する。したがって、F1に必要な製品を開発するために、将来どの方向に進みたいかを決める必要がある」

    F1 スーパーインターミディエイト タイヤ

    スプリントレースのコンディションは、トラックが非常に濡れていたものの、すぐに乾くというものだった。2年前の日曜の雨が降り続いてF1のレースが不可能になったのとは対照的だった。

    「最初の4周はセーフティカーが導入されたことで、ここのトラックはすぐに乾くことがわかった」とイゾラは語った。

    「11周でトラックは完全インターミディエイトのコンディションからほぼドライコンディションになった。つまり、4周でトラックはフルウエットからインターミディエイトに移行したわけだが、その4周はセーフティカーが導入されていた」

    イゾラは、ピレリは濡れたコンディションでより優れたパフォーマンスを発揮するタイヤを開発できるかもしれないが、それはF1の優先順位次第だと語った。

    「どちらの方向に進むのかを決める必要がある。より幅広いコンディションで機能する、別のトレッドパターンを開発したいだろう? それなら、我々はそれに集中し、それを実行する。しかし、我々は現在のウェットトレッドパターンを改善するために取り組んでいない」

    「テストの可能性が非常に限られているため、どの方向性もカバーできるというわかではない。明確な方向性がないまま様々なものをテストすることに時間を浪費すると、目標を達成できないリスクがある」

    「このスーパーインターミディエイトのアイデアは、スプリントレース後にスプリントの結果を見て議論していたもので、週末中ずっと話していた」

    新しいウェットタイヤの性能についてドライバーたちが批判したことに対し、イゾラは、タイヤに大きな負荷がかからないサーキットでは良いパフォーマンスを発揮するが、スパのようなトラックでは改良が必要だと語った。

    「モナコでウエットタイヤを使ったが、結論から言うと問題なかった」とイゾラは語った。

    「だが、これからデータを分析するので、結論は出したくない。一般的にモナコは危険の低いサーキットだし、フィオラノも危険度の低いサーキットだ。ポール・リカールも3キロの短いサーキットで4~5コーナーしかないことを考えれば危険度の低いサーキットだ」

    「だから一般的には、ブランケットなしの新しいウエットタイヤは危険度の低いサーキットでうまく機能しているようだ。しかし、スパやシルバーストーンのような高速で過酷なサーキットを走ると、パフォーマンスが不足してしまう。だからウエットタイヤのこの面を改善する必要がある」

    「それは可能な方向性だ。しかし、もしこの方向で取り組まなければならないのであれば、当然、別のトレッドパターンの開発は延期しなければならない。しかし、それはピレリだけの決定ではなく、共通の決定でなければならない」

    ベルギーGPの後、ピレリはスパに残り、マクラーレンとアストンマーティンとともに2日間にわたってウェットタイヤとインターミディエイトタイヤのテストを行った。