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  • 元F1王者セバスチャン・ベッテル ロンドンマラソン出場 慈善活動で資金調達

    元F1王者セバスチャン・ベッテル ロンドンマラソン出場 慈善活動で資金調達

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、2026年のロンドンマラソンに出場し、慈善活動のための資金調達を行うことが明らかになった。

    現役時代後半から社会問題への発信を続けてきたベッテルは、F1引退後もその姿勢を維持しており、今回の挑戦も社会貢献活動の一環として位置づけられる。

    ロンドンマラソン出場が決定
    セバスチャン・ベッテルは、4月26日に開催されるロンドンマラソンに出場する予定であり、F1ジャーナリストのトム・クラークソンとともに参加する。

    この大会は26.2マイル(約42.195km)におよぶ長距離レースであり、ベッテルにとって新たな挑戦となる。

    慈善団体への寄付を目的
    ベッテルは今回のマラソンを通じて、「ブレイン&スパイン財団」および「グランプリ・トラスト」のために資金を集める予定となっている。

    38歳となったベッテルは、競技外でも影響力を発揮し続けており、今回の取り組みもその延長線上にある。

    引退後も続く社会活動
    ベッテルは2022年シーズン終了をもってF1から引退したが、その後も社会問題への関与を継続している。

    現役時代の後半には、環境問題や社会的課題について積極的に発言する姿が見られていた。

    著名アスリートとともに参加
    今回のロンドンマラソンには、元イングランド代表クリケット主将のアラステア・クック、元ユベントス所属でアーセナル時代にFAカップ優勝を経験したアーロン・ラムジー、4度のオリンピック金メダリストであるベン・エインズリーなど、多くの著名スポーツ選手も参加する予定となっている。

    また、2023年には元マルシャのF1ドライバーであるマックス・チルトンも同大会に出場し、RNLIのための資金調達を行っている。

  • セバスチャン・ベッテル 2026年F1“DNA論争”に冷静姿勢「結論はまだ早い」

    セバスチャン・ベッテル 2026年F1“DNA論争”に冷静姿勢「結論はまだ早い」

    2026年F1レギュレーションを巡る議論が加熱するなか、元4度のワールドチャンピオンであるベッテルが冷静な姿勢を示した。エネルギー依存度が高まった新世代マシンについては、現役ドライバーからも懸念の声が上がっている。

    マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソはいずれも新レギュレーションに公然と疑問を呈し、フェルスタッペンは「強化版フォーミュラEのようだ」と例えた。

    ベッテルはルツェルンで行われたイベントで、時期尚早な評価を戒めた。

    「今は多くの議論が起きている」とベッテルは語った。

    「僕も多少は耳にしているが、まだ結論を出すべきではないと思う。早すぎる」

    一方で、ドライバー側の不満にも理解を示している。

    「ドライバーの立場からすれば、クルマは速く、アグレッシブであってほしい。常にボタン操作に追われたり、モードに縛られたりせずに、プッシュできる状態が理想だ」と述べた。

    「だが正直に言えば、それが現代のF1でもある」

    ベッテルがより深刻視するのは、F1の本質そのものだ。

    「問題は、F1の根本的なDNAとは何かということだ」と問いかけた。

    「ドライバーたちが言う通り、ここはモータースポーツの頂点であり、僕たちはそれを極めなければならない。同時に、頭を使う追加要素も存在する。問題は、それがどこまで増えれば“やり過ぎ”になるのかという点だ」

    F1が記録的な人気を誇るなか、ベッテルは複雑化がショーそのものを損なう可能性に警鐘を鳴らした。

    「スポーツの本質を見失ってはいけない」と語った。

    「ドライバーにとってあまりに複雑すぎたり、以前ほど刺激的でなくなったりすれば、それは外に伝わる。クルマが本当に素晴らしくて、運転していて最高だという感覚は、自然と伝播するものだ」

    「だがもしドライバーがその感覚を伝えられなくなり、料理人でも運転できてしまうほど退屈なものになれば、それはスポーツにとって良くない」

    ラルフ・シューマッハも主要人物に自制を求めた。

    「F1は誰よりも大きな存在だ。バーニー・エクレストンよりも大きい」と語った。

    「最初の数戦を待ってから、これほど厳しい評価を下すべきだ。我々は団結する必要がある」

    元ドライバーのマルク・スレールは、エネルギー回生やバッテリーマネジメントが滑稽な展開を生むならば、最終的にFIAの介入が必要になる可能性を指摘した。

    「FIAは介入できる。さもなければ、恥ずかしい事態になりかねない」と述べた。

    一方、ピエール・ガスリーはメルボルンでの開幕戦について示唆的なコメントを残した。

    「スタートを見逃さないように目覚ましを早めにセットすることを勧める」と語った。

    「このスタートは歴史に残るかもしれない。間違いなく以前より難しくなる」

  • セバスチャン・ベッテルが語るF1で極限のプレッシャーに直面した時の「自問」

    セバスチャン・ベッテルが語るF1で極限のプレッシャーに直面した時の「自問」

    F1で数々の成功を収めてきたセバスチャン・ベッテルは、キャリアの中で幾度となく極限のプレッシャーに直面してきた。4度の世界王者、53勝、57回のポールポジションという実績を持つ彼は、プレッシャーや緊張とどう向き合ってきたのか。その考えを『Entrepreneur Middle East』の取材で明かしている。

    「プレッシャーや緊張、期待について話すなら、まず大事なのはオープンであることだ。なぜ今この緊張を感じているのか、なぜ前日は感じなかったのかを自分に問いかける必要がある」とベッテルは語った。

    「それが強くなりすぎたら何が悪いのか? そして、どうすればそれをコントロールできるよう学べるのか? そうした問いを自分に投げかけるんだ」

    ベッテルは、緊張やプレッシャーそのものを否定的には捉えていない。むしろ、それは前向きなサインだという。

    「多くの人は『緊張しなければいいのに』と言う。でも実際には、緊張はいいものだ。必要なものでもある。準備ができている証拠だし、ワクワクしている証でもある。それを活かして、ポジティブな方向に使うことができる」

    セバスチャン・ベッテル

    一方で、プレッシャーへの対処法に万能な答えは存在しないとも強調する。

    「これは本当に人それぞれだ。全員に当てはまるレシピなんて存在しない。人は皆違うし、パフォーマンスの出方も違う。必要とする環境も違う。だからこそ、極めて個人的なものなんだ」

    F1でのキャリアを通じて、ベッテルは挫折や困難への向き合い方も学んできた。その経験は、引退後の人生にも生きているという。

    「1つのシーズンの中ですら、浮き沈みはある。それでも前に進まなければならない」とベッテルは述べる。

    「思い通りにいかないことや、逆風になることはたくさんある。外から見ればすべてが順調に進んでいるように見えるかもしれないが、実際は決してそうじゃない。見えない障害や課題がたくさんあって、それに対処し続けなければならない。F1は、その後の人生に向けた素晴らしい学びの場だった」

  • ヘルムート・マルコが比較「ベッテルは分析型、フェルスタッペンは本能型」

    ヘルムート・マルコが比較「ベッテルは分析型、フェルスタッペンは本能型」

    20年以上にわたりレッドブルの若手育成を率いてきたヘルムート・マルコは、数多くの才能をF1へと導いてきた。その中でも、セバスチャン・ベッテルとマックス・フェルスタッペンは、彼自身が送り出した「最も特別な存在」だという。

    82歳のオーストリア人であるマルコは、かつてフォーミュラ3000に自らのチームを運営していた経験も持ち、若手ドライバーの才能を見抜く目には定評がある。

    レッドブルのジュニアプログラム出身者すべてが頂点に立ったわけではないが、ベッテルとフェルスタッペンという2人は、近年のF1を代表する存在となった。

    「ベッテルはより分析的だった」
    両者ともに長年F1の世界を支配してきたが、そのアプローチは明確に異なっていたとマルコは語る。

    「ベッテルはすべてを非常に分析的に進めていた。マシンから最大限を引き出すため、エンジニアと何時間も議論を重ねていた」と、マルコは独紙ミュンヒナー・メルクア/tzに明かしている。

    一方で、フェルスタッペンについては次のように続けた。

    「当初のマックスは、より本能に頼るタイプだった。しかし今では、自分が何を求めているのかを正確に理解し、チームを導くこともできるドライバーへと成長した」

    マルコは、フェルスタッペンを「特別な存在」と評し、「超高速で、超人的な才能を持ち、極めて集中力が高い」と強調している。

    ヘルムート・マルコとマックス・フェルスタッペン

    極めて希少なフェルスタッペンの人格
    マルコはフェルスタッペンをわずか17歳でF1にデビューさせた人物でもある。同様に、ベッテルのF1昇格とレッドブル加入にも決定的な役割を果たし、ベッテルは同チームで合計4度のワールドチャンピオンに輝いた。

    フェルスタッペンもまた、レッドブルで4度のワールドタイトルを獲得し、通算71勝を記録している。一方のベッテルはキャリア通算53勝。両者は現在、F1史上でも最多勝利数ランキングのトップ4に名を連ねる存在であり、その背景にはマルコの存在があった。

    マルコは多くの才能を、時にはカート時代から見守ってきたが、フェルスタッペンとの関係は特別だという。

    「これほど密接な関係を築いたドライバーは他にいない。彼は、強い価値観を持っている。それは本当に人格の優れた人間にしか備わらないものだ。この組み合わせは極めて稀だ」

  • セバスチャン・ベッテル告白「フェラーリF1時代にすでに衰え始めていた」

    セバスチャン・ベッテル告白「フェラーリF1時代にすでに衰え始めていた」

    セバスチャン・ベッテルは、F1キャリアを振り返り、4度のワールドチャンピオンを獲得したレッドブル・レーシング時代が自身の頂点だったと語った。一方で、フェラーリに在籍していた頃、特に新型コロナウイルスの影響を受けた2020年シーズンには、すでに下降局面に入っていたと感じていたという。

    「2006年にF1に来て、2007年、そして2010年にチャンピオンを獲ったころが、ある意味で頂点だったと思う」と、ベッテルはF1公式ポッドキャスト『Beyond the Grid』で振り返る。

    「ただ、2011年は2010年よりもはるかに準備が整っていて、より強かった。その後も安定した年が続いた。2015年はとても良い年だったし、2017年と2018年も同様だ。2019年、そして正直に言えば2020年も走ってはいたが、その頃にはもう衰え始めていた」

    「今はそれを口にできることがうれしい。もう、トップレベルで戦うための最後のひと押しが、自分の中に残っていなかったと感じていたからだ」

    ルクレールの存在が突きつけた現実
    フェラーリでの後半、若きチームメイトシャルル・ルクレールの存在は、ベッテルに強い印象を与えた。

    「シャルルは本当にエネルギーに満ちていた。正直、僕は甘やかされてきたと思う。4回のタイトル、多くの勝利やポールポジションを手にしてきた。僕が求めていたのは勝利だけだった」

    「一番大きなトロフィーが欲しかったし、レースに勝って表彰台に立つあの瞬間、月曜の朝に『昨日勝った』と実感できる感覚が欲しかった。でも、その感覚は長く続かない。だから、また次を勝たなければならない」

    「シャルルが来て、5位と6位でフィニッシュしたとき、彼はその結果に心から喜んでいた。それは彼にとってキャリアの別の段階であり、初めて競争力のあるマシンに乗った瞬間だったからだ」

    「その頃から、僕は少し苦しくなり始めたと思う」

    2020年、そして価値観の変化
    さらに2020年シーズンは、パンデミックによる中断がベッテルに大きな影響を与えた。

    「2020年は本当に厳しい年だった。レースがなくなり、これまで一度もなかったような長い休みを得て、家族と過ごす時間を心から楽しんだ」

    「同時に、子どもたちが成長し、世界の問題が自分にどう影響し、どう自分の中に反映されていくのかを強く意識するようになった。その時点で、僕はおそらくもう最高の状態にはいなかったと思う」

    それでもアストンマーティンへ向かった理由
    それでも彼はF1を去らず、アストンマーティンへの移籍を選んだ。その理由について、ベッテルはこう明かしている。

    「正直なところ、自分に言い聞かせたかったんだ。『まだできるのか?』って。ばかげて聞こえるかもしれないが、もちろんできることは何度も証明してきた。それでも、誰もが感じる不安や不確かさが、僕の中にもあった」

    その感覚は、かつての英雄との会話でも共有されていたという。

    「何年も前にミハエル・シューマッハともその話をした。彼でさえ、そう感じていた。『彼でさえ』と言うのは、僕にとって彼は史上最高だったからだ。子どもの頃、壁には彼のポスターを貼っていた。それほどの存在なのに、彼にも不安があった。『君が?』と思ったよ」

    頂点には戻れなかったが、意味のある時間
    結果面では、チームの成長がもっと早ければと感じる部分もあったという。それでも、アストンマーティンでの時間は無駄ではなかったとベッテルは語る。

    「これらの年は、僕にとってとても重要だった。本当にまたクルマの中で居心地の良さを感じられるようになったし、キャリアの後半でもピークに近いパフォーマンスを発揮できたと思う」

    「ただ、全体として見れば、もうかつての頂点には戻れなかった。それが正直な結論だ」

  • セバスチャン・ベッテル、2026年のアストンマーティンF1とホンダの躍進を予想

    セバスチャン・ベッテル、2026年のアストンマーティンF1とホンダの躍進を予想

    2026年F1レギュレーションの大改革を前に、セバスチャン・ベッテルは今もF1の動向を注意深く見つめている。

    キャリアの最終章をアストンマーティンF1で過ごした4度のワールドチャンピオンは、来季は複数のチームがサプライズを起こす可能性があると見ている一方で、成功には単に「すべての道具」が揃っているだけでは不十分だと指摘する。

    ポッドキャスト『Beyond the Grid』に出演したベッテルは、2026年に向けた勢力図の再編について率直な考えを語った。大幅なレギュレーション変更によって恩恵を受けそうなチームについて問われると、依然として不確実性が大きいと強調している。

    「来年はアウトサイダーが一人ではないと思う。ルールや、それをチームがどう解釈するかについて、何が起きるか分からないからだ。だからこそ、エキサイティングなんだ」

    一方で、技術的な大変革は、しばしば大規模な組織を持つチームに有利に働くとも述べた。

    「大きなレギュレーション変更があると、今もっとも強いチームが成功する可能性が高いという議論は常にある。なぜなら、最高の組織を持っているからだ」

    「そう考えると、マクラーレンが本命と言えるかもしれない」

    本田技研工業

    2021年から2022年にかけてのアストンマーティンF1の成長過程を内部から経験してきたベッテルは、シルバーストンを拠点とする同チームが、ホンダとのパワーユニット提携を武器に、重要な役割を果たす可能性もあると見ている。

    「その後は、エンジンと、それがどう展開するかに大きく左右されるだろう。ただ、ビッグチームが中心になるはずで、リソースの観点から言えば、アストンもその一角に入る可能性があると思う。なぜなら、プロジェクトが始まった頃の様子を見てきたし、今ではそれらがある意味で完成しているからだ」

    「新しい風洞、ファクトリー、環境全体、シミュレーター、そしてホンダとのパートナーシップ。すべてが本当に機能するまでには時間が必要だ。そしてホンダはゼロからのスタートではなく、すでに何年もの経験を積んでいる」

    ただしベッテルは、潤沢な資源が必ずしも成功を保証するわけではないと強調する。

    「確かに、材料は揃っていると思うし、それはしばらく前からあった。でも、それらをすべてうまく噛み合わせることが、いかに難しいかも見てきた」

    「2023年は素晴らしいシーズン序盤を過ごしたが、終盤にかけて少し苦しんだ。そして2024年と2025年は彼らにとって厳しい年だった」

    「だからこそ、リソースも人材も揃っている。そうであれば、可能性はあるだろう」

  • セバスチャン・ベッテル レッドブルF1退団のヘルムート・マルコに感謝と敬意

    セバスチャン・ベッテル レッドブルF1退団のヘルムート・マルコに感謝と敬意

    4度のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが、長年レッドブルを支えてきたヘルムート・マルコの引退表明を受け、心のこもった賛辞を贈った。マルコの退任は、ベッテル自身のタイトル獲得の歩みを含む、F1での20年にわたる一つの章の終わりを意味する。

    レッドブルは今週初め、モータースポーツ部門を20年間率い、厳格なドライバープログラムで知られたマルコが、アドバイザー職から退くことを発表した。

    その間、82歳のマルコは20人のドライバーをF1に昇格させ、セバスチャン・ベッテル、ダニエル・リカルド、マックス・フェルスタッペンがグランプリウイナーとなった。ベッテルとフェルスタッペンはさらにその先へ進み、2人で計8回のワールドタイトルと124勝を積み重ねている。

    マルコの後継者候補と噂されたこともあったベッテルは、このニュースに驚いたと認めた。

    「正直、誰よりも驚いた」とベッテルはF1 Insiderに語った。

    「ヘルムートの今後の人生に幸多からんことを願っているし、十分にふさわしい引退引退だと思う。彼はレッドブル・レーシングとトロロッソの成功を築いた設計者だ」

    「ドライバー選考だけでなく、チーム編成や人事、戦略に関する重要な決断も、すべて彼を通じて行われていた」

    マルコの苛烈とも言える才能発掘のパイプラインを通じて、ベッテルは有望なジュニアからレッドブル初のワールドチャンピオンへと成長した。その後に続いた4連覇により、2人の名前はF1の歴史の中で永遠に結び付けられることとなった。

    ベッテルの賛辞は、その絆を映し出している。感謝の念と同時に、現代のレッドブル体制に対するマルコの計り知れない影響力への認識が込められている。

    セバスチャン・ベッテルとヘルメット・マルコ(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンへの連絡で明かされたマルコの胸中
    一方のマルコは、自らF1へ導き、レッドブルのもとで4度の世界王者となったマックス・フェルスタッペンに、この決断を伝えた時のことを語っている。

    フェルスタッペンは、アブダビで行われた会合で、マルコがレッドブルGmbHのCEOであるオリバー・ミンツラフに辞意を伝えたことを知らされていなかった。後にマルコは個人的にフェルスタッペンへ電話をかけたという。

    「普通の会話ではなかった」とマルコはORFに語った。

    「どこか物悲しさがあった。彼は、これほどの成功を収めるとは想像もしていなかったと言っていた」

    「すべてのものには終わりがあり、彼の将来の幸運を祈った。すると彼は、きっとどこかでまた会えるだろうと言ってくれた」

  • セバスチャン・ベッテル、レッドブルF1復帰の噂も「話はあったが進展せず」

    セバスチャン・ベッテル、レッドブルF1復帰の噂も「話はあったが進展せず」

    セバスチャン・ベッテルは、レッドブル内で自身が何らかのポジションを担う可能性について過去に会話があったものの、「まったく前に進まなかった」と認めた。一方で、4度のワールドチャンピオンは、「正しい機会」が訪れればスポーツに戻る可能性を否定しないとも述べている。

    2022年末にF1を引退し――キャリア合計4つのワールドチャンピオン、53勝、299戦という成績に幕を下ろした――ベッテルは、以降さまざまな活動を通じて環境問題への意識向上に力を注いできた。

    しかし、その38歳のベッテルは、週末にサンパウロGPを訪れ、F1RESTプロジェクトを宣伝する中で、今もF1を追い続けていることを明かし、インテルラゴスでSky Sports F1のインタビューに応じた際、7月に突然離任した元レッドブル代表クリスチャン・ホーナーについて自身の見解を語った。

    「驚いた」と、2010年から2013年にかけて自身の4つのタイトルすべてをともに獲得したチームに関わるニュースについての反応をベッテルは語った。

    「クリスチャンは本当に長い間、ほとんど最初からチームにいて、チームの内側を隅々まで知っている人物だ。今年に関してはすべてが整っていたと思う」

    「僕は後任のローラン(メキース)のこともよく知っているし、一緒に働いたこともあって、本当に本当に素晴らしい人物だ。でもクリスチャンは大きな足跡を残したと思う。それはチームとともに成し遂げた成功だけではなく、彼がチームの中心的存在であり、何が起きているのかをすべて把握していたからだ」

    「僕は組織、構造、そして特に将来の計画について完全には把握していない。でもだからこそ、“どうなるか見てみよう”と言うのが妥当なのだと思う。」

    ベッテルは続けて、将来的に自身がレッドブルの“未来像”の一部になり得るかという問いにも答えた。

    「どうだろうね。いろいろ話が出ていたのは僕も読んだけれど、実際にヘルムートとも少し話をした。でも何にもならなかったし、前に進むような流れにはならなかった。」

    現在の生活については「今の人生にかなり満足している」と述べる一方で、F1への深い愛情を再確認した。

    「最初の頃は、“距離を置く必要があるから、観続けたいかどうか分からない”と思った時期もあった。でも今はレースを観ているし、追いかけてもいる。なぜならこのスポーツが本当に好きだからだ。仲間のことも知っているから、そういう意味でもまだ近くにいるようなものだ。」

    そして最後に、将来のF1界での役割について完全には否定しなかった。

    「どうなるかは分からない。正しい機会、立場、視点、何であれ、それが現れたり現れる可能性があるのなら、喜んでその役割を引き受けるかもしれない。時間が教えてくれるだろう。」

    セバスチャン・ベッテル レッドブル・レーシング

    ベッテルの発言が示す“慎重な距離感”と“開かれた扉”
    今回の発言は、レッドブル周辺で続く組織再編と、チーム内部の権力構造が変わりつつある状況を反映しているように見える。ホーナーという象徴的存在を失った直後の不確実性、メキースによる新体制、そしてマルコの将来的な役割縮小が噂される中、ベッテルの名前が浮上したのは自然な流れとも言える。

    しかしベッテル本人は、そうした噂に乗るのではなく、事実として「話はしたが前に進まなかった」と淡々と述べる一方で、将来的な復帰については完全には閉ざしていない。この“慎重に距離を置きながらも扉を閉じない”姿勢は、引退後のベッテルが一貫して示してきたスタンスとも一致する。

    また、F1を見続けているという強い愛情を自ら語る姿からは、完全に競技世界から離れる意志がないことも読み取れる。
    そのため、レッドブルだけでなく、環境分野の活動と結びつく新しいF1の役割が生まれる可能性も否定できない。

    組織再編が続くレッドブル、そして変革期を迎えるF1全体にとって、ベッテルが今後どの立場を選ぶのかは、引き続き注目を集めることになりそうだ。

  • セバスチャン・ベッテル クリスチャン・ホーナーのレッドブルF1退任に「驚いた」

    セバスチャン・ベッテル クリスチャン・ホーナーのレッドブルF1退任に「驚いた」

    セバスチャン・ベッテルが、2025年シーズン途中に発表されたレッドブル・レーシングのチーム代表交代劇について言及した。7月にチームはクリスチャン・ホーナーとの袂を分かち、後任としてローラン・メキースを即時起用している。

    ホーナーは2005年のチーム設立当初から在籍し、2010年に世界タイトルを獲得して以降、レッドブルの黄金期を率いてきた人物だ。ベッテル自身もそのホーナー体制下で4連覇を達成し、2015年にフェラーリへ移籍している。

    2025年のF1サンパウロGPを訪れたベッテルは、古巣のリーダー交代についてSky Sportsにこう語った。

    「驚いたよ。クリスチャンはチーム創設の最初からずっといたし、チームの内情を隅々まで理解している人物だからね」

    「今シーズンに関しては、すべてが整っていたと思う。ローラン(メキース)のことも知っているし、彼とは一緒に働いたこともある。彼は本当に素晴らしい人間だと思う」

    「ただ、クリスチャンが残した足跡は大きい。成功の実績だけでなく、チームの中心的存在として、すべてを把握していた人だったからね」

    「今の組織構造や将来の計画について、僕はすべてを把握しているわけではないけど、どう展開していくのか見守る価値はあると思う」

    F1復帰の可能性について
    2022年シーズンを最後に現役を退いたベッテルは、その後もF1復帰の噂が絶えない。特に最近では、ヘルムート・マルコの後任としてレッドブルにアドバイザー的な立場で戻るのではないかと報じられていた。

    この件について問われたベッテルは次のように答えた。

    「どうだろうね。そういう話がいろいろ出ていたけど、実際のところ何も進展はなかった。ヘルムートと少し話したけど、どこにも繋がらなかったんだ」

    「今の僕は人生にとても満足している。F1は大好きだし、最初は距離を置きたくて観るのをやめようと思っていたけど、結局いまもレースを観ているよ。スポーツを愛しているし、関係者ともつながっている」

    「もし将来的に、正しい機会や役割、視点が見つかるなら、またステップアップして関わることもあるかもしれない。でも、それは時が教えてくれると思う」

    ベッテルの発言が示す「変化の時代」
    ベッテルの言葉からは、レッドブルの体制変更がF1界に与えた衝撃の大きさがうかがえる。ホーナーが去り、ローラン・メキースが率いる新体制が本格的に動き出す中、かつての王者もその行方を静かに見守っている。

    一方でベッテル自身は、現役引退後もF1への愛情を失っておらず、将来的な復帰に完全に線を引いたわけではない。マルコ後任やチーム運営のサポートなど、彼が再びレッドブルと関わる可能性はゼロではない。

    ベッテルが語る「待ってみよう」という言葉は、レッドブルだけでなく、変化の波が押し寄せるF1全体を象徴しているようでもある。

  • セバスチャン・ベッテル F1ブラジルGP訪問「環境とファンをつなぐ新たな挑戦」

    セバスチャン・ベッテル F1ブラジルGP訪問「環境とファンをつなぐ新たな挑戦」

    4度のF1ワールドチャンピオンであり、元フェラーリのドライバーであるセバスチャン・ベッテルが、2025年F1ブラジルGPの舞台サンパウロで久々にパドックへ戻ってきた。2022年の現役引退以来、初めて本格的な形でF1の場に姿を現したベッテルは、環境活動とファン交流を組み合わせた新たな取り組みを展開し、ファンとメディアの大きな注目を集めた。

    彼はインテルラゴス・サーキットでの滞在中、各チームのガレージでリサイクル分別を手伝うなど、現場での実践的な活動を通じて環境意識の向上を訴えた。

    ベッテルはブラジル国内のリサイクル率が約4%と低い現状を指摘し、モータースポーツの現場からサステナビリティを広める必要性を強調した。

    「Forest – Drawn Together」:環境とファンを結ぶアートプロジェクト
    今回のブラジルGPでは、ベッテルが新たに立ち上げた環境・ファン共同プロジェクト「Forest – Drawn Together(フォレスト・ドローン・トゥギャザー)」が注目を集めた。この取り組みは、ファンとドライバーが「自分にとっての森」をテーマに木の絵を描き、それらを大きな象徴的コラージュとしてファンゾーンに展示するというもの。使用される素材にはリサイクル資源が活用され、アマゾン熱帯雨林の保護をはじめとした環境意識の啓発を目的としている。

    角田裕毅やマックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、フランコ・コラピント、バルテリ・ボッタスら現役ドライバーたちもこのプロジェクトに参加し、ファンと共に作品を作り上げた。ドライバーと観客が同じ目線で交流する姿は印象的で、多くのファンにとって忘れがたい体験となった。

    セバスチャン・ベッテルと角田裕毅

    ファンイベントと温かい歓迎、変わらぬ人気
    11月8日にはファンイベントも開催され、ベッテルはステージ上で再びファンの前に立った。フェラーリ時代に共に戦ったシャルル・ルクレールやルイス・ハミルトンの名を挙げながら語る姿に、観客席からは大きな歓声が上がった。SNS上では「再びF1に戻ってきたベッテルが見られて嬉しい」「彼の活動は本当に意味がある」といった投稿が相次ぎ、その人気の根強さを改めて示した。

    一部では「紙を使うアート活動が環境負荷になるのでは」との指摘もあったが、多くのファンやメディアは「環境意識を身近に感じさせる創造的な試み」としてこのプロジェクトを高く評価した。

    ベッテルが示した“次のステージ”のF1像
    セバスチャン・ベッテルの今回の訪問は、単なるノスタルジーではなく、F1が社会的責任を果たす未来像を提示するものだった。彼のリサイクル活動と「Forest – Drawn Together」プロジェクトは、モータースポーツが地球環境とどのように共存できるかを問いかける新しい試みであり、引退後も彼がF1コミュニティに与える影響力の大きさを改めて示した。

    ベッテルは、かつてレースで築いた栄光を「環境のための挑戦」へと変え、ファンとともに新たな形でF1の未来を描いている。