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  • SUPER GT 開幕戦 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rがポールポジション獲得

    SUPER GT 開幕戦 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rがポールポジション獲得

    2019年のSUPER GT 第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の公式予選が、4月13日に岡山国際サーキットで行なわれ、GT500クラスではNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)がクラスポールポジションとなった。

    予選日の岡山国際サーキットは、早朝から快晴で午前中に開催された練習走行セッションでは、多くのチームがコースレコードを上回る状況だった。しかし、午後になって上空には雲が広がり、曇り空の下でノックアウト予選はスタートした。

    10分間で行なわれるGT500のQ1は、午後3時18分にスタート。このセッションでは、LEXUS LC500勢を中心に早いタイミングで各車がコースインしていく。なお、No.64 Modulo Epson NSX-GTは練習走行セッションでの追突のペナルティを受け、Q1担当ドライバーの牧野任祐は通常の半分となる5分間でのアタックとなった。

    セッションのほとんどを使いタイヤを丹念に温めた各車は、残り2分を切ったところでアタックラップに入った。まずは午前の練習走行のベストラップをさらに上回る1分17秒333でNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(ヤン・マーデンボロー)がトップに立つ。その後No.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)が1分17秒879で2番手に入る。24号車のタイムを、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)が1分17秒165と塗り替えるが、すぐにNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(ジェームス・ロシター)が1分17秒103を記録してトップを奪う。これでトップ3がNISSAN GT-R NISMO GT500という状況となる。さらに体制一新での初戦となるNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平)も1分17秒874のタイムを出し、GT-R勢は全車がQ2進出枠に収まった。

    昨年の開幕戦岡山を制したNo.17 KEIHIN NSX-GT(ベルトラン・バゲット)は1分17秒579で4番手。そして昨年のチャンピオンであるNo.1 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が5番手で続いた。一方、なかなかタイムが伸びないLEXUS LC500勢の中ではNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川亮)が1分17秒906を出して8番手となり、ただ1台のQ1通過となった。

    GT300の予選Q2を挟んで、10分で行なわれた予選Q2。いつもなら最初の3分を過ぎるまで動きのないGT500クラスだが、タイヤを温めるためか、まず残り8分30秒でNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)がコースイン。残り7分までには全車がピットを離れ、じっくりウォームアップを行う。

    そしてセッション残り1分40秒を切って、タイムアタックを行っていたNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が出したタイムは、なんと1分16秒950。これまでのレコードタイム(1分18秒126)を大幅に書き換え、16秒台に入る驚異的なタイムで、もちろんトップへ浮上。続いてコントロールラインを通過した17号車が1分17秒088で続き、この時点でHonda NSX-GT勢がワン・ツーに。だが、ここでNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)が1分16秒602と、1号車のタイムをさらに0.348秒上回るタイムをたたき出してトップを奪取。さらにNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)は1分16秒876で1号車を上回るも、トップの23号車には届かず。これでGT-Rがワン・ツーとなって、予選は終了となった。

    最後の大逆転でNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rが昨年の第5戦富士以来のポールポジションを獲得。クインタレッリにとっては、通算12回目のポールとなる。その後ろはNo.17 KEIHIN NSX-GT、No.1 RAYBRIG NSX-GT、そしてNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が続いた。LC500のNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)は、1分17秒693とQ1よりもタイムを削ったものの7番手だった。

    明日4月14日の決勝レースでは、No.23 MOTUL AUTECH GT-RとNo.12 カルソニック IMPUL GT-R、最前列をGT-Rが独占した形でスタートする。だが、後方にはNSX-GT勢が逆転を狙い、天候も不安視されているだけにLC500勢など後方のマシンもまだまだチャンスはあるはず。今季開幕戦の決勝は、14日午後2時30分にスタートする。

    GT500クラス
    No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    松田 次生
    「午前の公式練習からクルマのフィーリングは悪くなかったですね。Q1ではセクター2でトラフィックに引っかかりましたが、あれがなければ16秒台も見えていました。だからQ2でロニーさん(クインタレッリ)がスーパーラップを決めてくれると思い、彼がスタートする前に「クルマとタイヤのフィーリングはいいから、きっといいタイムが出るよ」と伝えました。そうしたら本当にスーパーラップでポールを獲ることができました。このオフにはクルマは車体からエンジンからと、何から何までが進化していました。それにミシュランのタイヤもそうです。もちろん僕たちドライバーも精一杯努力して…、すべてが良くなった。セットアップを見直す上でも、4台(チーム)のGT-Rが作業を分け合って、NISSAN陣営としてクルマを速くする作業を続けてきました。その結果として速くなり、ポールを獲ることができました。明日は(朝から)午後3時まで雨のようで、もちろん簡単なレースにはならないと思いますが、有利なポジションからスタートするのでしっかりとポイントを獲れるようなレースにしたいと思います」

    ロニー・クインタレッリ
    「やっとここ(ポールポジション)まで来ることができました。去年は速さが足りずに、特に予選での速さがなくて苦労しましたが、オフの間にNISMOのスタッフが一生懸命にクルマを速くしてくれて…。でも、ここまで速くなっているとは思いませんでした。(松田)次生さんは「(無理しなくても)いいタイムが出るよ」と言ってくれましたが、やはりいいタイムを出すためにはハードにプッシュする必要がありました。午前の公式練習では18秒台だったから、どうやってタイムを上げて行こうか考えて、もうフルプッシュの連続でした。アタックラップでは小さなコーナーでちょっとトラクションが足りない感じでしたが16秒台が出て、これでトップ3には行けたと思っていましたが、中島エンジニアから無線でポールが獲れたことを知らされ、とても嬉しかったですね。このシーズンオフでは、規則もあってそこまで(大きく)クルマを進化させることができなかったと思う。でも、それだけ(各戦での)セットアップがとても重要だと分かっていました。明日は、何度天気予報を見ても雨のようですね。でも、ウエットであってもタイヤのパフォーマンスは高いと思うので、チームと力を併せていいレースにしたいです」

    GT300 クラス
    No.55 ARTA NSX GT3
    高木 真一
    「ポールを獲ることができて嬉しいです。実は岡山国際サーキットではここ最近、あまり結果が良くなかったんです。だから表彰台にも縁がなかったと思います。でも今年はミドシップのHonda NSX GT3にクルマを変えて、岡山(のレイアウト)には合ったクルマだと思うので気持ちも切り替わっていました。ここまで3回のテストをしてきて、チームが一生懸命クルマを仕上げてくれました。柔らかいセットで仕上げることができて、(福住)仁嶺と僕の意見も「このままでいい」とバッチリあっていました。ただ正直言って、あそこまでのタイムは予想していませんでしたが、Q1を走った手応えで「若い仁嶺ならスーパーラップでアタックしてくれるだろう」と期待していました。「僕がQ1を着実に突破して、若い仁嶺に繋ぎ、Q2で彼がスーパーラップ」と、言っていた(鈴木)亜久里監督の戦略が見事に的中した感じですね(笑)。Q2ではブリヂストンタイヤを装着したクルマがトップ4を独占する結果となりました。NSX GT3はミドシップで、LEXUS(RC F GT3)やメルセデス(AMG GT3)はFRだけれど、エンジンは様々でMARK XもFRだけれどマザーシャシーで…。もう本当にそれぞれが違ったクルマで、ブリヂストンさんはそれぞれに合わせてタイヤを開発している。GT500だけでなくGT300も本当に大変だなぁ、と思います。そんな努力がトップ4独占に繋がったんだと思います。 明日のレースは雨になりそうですが、今年からNSX GT3に替えたので、チームにも雨のデータはありません。でも雨なら視界が良いポールポジションの優位性がより増してくると思うので。明日はチームと一緒になって着実なレースを組み立てて、表彰台を目指して頑張ります」

    福住 仁嶺
    「チームの皆さんのおかげで、ポールを獲ることができました。僕は今回が初めて走るGT(の本番)なんですが、これまでに3回テストして、僕なりにクルマを勉強してきました。セットアップに関しては、チームや高木(真一)選手にいろいろ教えてもらいました。そしてそのセットアップが今回的中したんだと思います。午前中の公式練習でニュータイヤを履いてアタックさせてもらいましたが、その時にはまだポールは見えていませんでした。ただ、高木さんがQ1でトップタイムをマークしていて、クルマのポテンシャルは確認できました。僕自身はちょっと緊張してしまいましたが、Q2ではクルマに合わせ込んで、何とかいいアタックをすることができ、最高の結果になりました。アタックラップでは(トラフィックに)少し引っかかっていますが、タイム的にはあまり変わらなかったと思います。明日のレースではポールポジションという、有利な位置からスタートできることになりました。ただ天候がどうなるか分からず、フルウエットの可能性もあって…。フルウエットの状態でNSX GT3を走らせたことがないので、その点が少し不安ですが、チームや高木選手に教えてもらい、いい位置でレースを終えたいと思います」

    2019年 SUPER GT 開幕戦 岡山 予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバー タイヤ タイム
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 1分16秒602
    2 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹/ジェームス・.ロシター BS 1分16秒876
    3 1 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴/ジェンソン・バトン BS 1分16秒950
    4 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大/ベルトラン・バゲット BS 1分17秒088
    5 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀/伊沢拓也 BS 1分17秒223
    6 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星明誠/ヤン・マーデンボロー YH 1分17秒531
    7 37 KeePer TOM’S LC500 平川亮/ニック・キャシディ BS 1分17秒693
    8 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ MI 1分18秒626
  • SUPER GTとDTMの交流戦、11月に富士スピードウェイでの開催が決定

    SUPER GTとDTMの交流戦、11月に富士スピードウェイでの開催が決定

    SUPER GTは、ドイツツーリングカー選手権(DTM)とのジョイントイベント開催について、大会名称、開催日ならびに開催サーキットが下記のとおり決定したことを明らかにした。

    本大会は、昨年6月のDTMノリスリンク大会において、同選手権統括団体 Internationalen Tourenwagen Rennen e.V (ITR) ゲルハルト・ベルガー会長ならびにGTAの坂東正明代表が出席して実施した両シリーズ共通の技術規則「CLASS1(クラス・ワン)」完成版公開共同記者会見の場発表したもの。

    ■2019年DTMおよびSUPER GTによるジョイントイベント開催概要
    ・大会名称
     SUPER GT/DTM特別交流戦      (メインタイトル)
     日欧6メーカーによる史上初の競宴   (サブタイトル)
     日欧統一の第一歩 歴史の目撃者となれ! (キャッチコピー)

    ・開催日:11月23日(土)、24日(日)

    ・開催サーキット:富士スピードウェイ
     ※参加車両、レーススケジュール、レースフォーマットなどイベントの詳細については、改めて明らかされるという。

    また、本年のDTMシリーズ最終戦(第9戦)ホッケンハイム大会(ドイツ)に、トヨタ(レクサス)、ホンダ、日産各社のSUPER GT GT500車両各1台が参加することも、併せて明らかにされた。

    ゲルハルト・ベルガー (ITV会長)
    SUPER GTとDTMによるジョイントイベント開催に向けて大きな一歩を踏み出したことを嬉しく思っております。これはGTAとITRのパートナーシップにとって画期的な出来事といえるでしょう。GTAの坂東正明代表ならびに富士スピードウェイの方々のこれまでのご尽力に感謝申し上げます。富士スピードウェイは世界的に知られた最新のサーキットで、SUPERGTとDTMのジョイントイベントにとって、まさにふさわしい舞台です。

    坂東正明 (GTA代表)
    開催に向けて計画を進めてまいりましたDTMとSUPER GTによるジョイントイベントが、ここにようやく実現の運びとなりました。ベルガーITR会長はじめ、関係各位のご努力に心より感謝いたします。また、本計画に常に前向きに取り組んでいただいた富士スピードウェイの方々にお礼を申し上げるとともに、この記念すべきイベントを共に開催できますことを嬉しく存じます。残念ながら本計画スタート当初メンバーだったメルセデスがDTMシリーズから撤退しましたが、アストンマーティンが新たに参戦を表明し、日独メーカー6社という大枠が維持されることになりましたことはファンの皆様にも朗報と存じます。

  • 福住仁嶺、ARTAからSUPER GT GT300クラスに参戦

    福住仁嶺、ARTAからSUPER GT GT300クラスに参戦

    福住仁嶺が、2019年のSUPER GT GT300クラスにAUTOBACS RACING TEAM AGURI(オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)から参戦することが発表された。

    2015年に全日本F3選手権を4位で終えた福住仁嶺は、2016年にGP3に参戦して7位、翌年は3位でシーズンを終え、“F1に最も近い日本人ドライバー”として2018年はF2にステップアップ。

    しかし、F2では17ポイントの獲得に留まり17位、並行して参戦したスーパーフォーミュラではポイントを獲得できずにシーズンを終えた。

    今年は日本に戻ってスーパーフォーミュラに参戦するとともに、オートバックス・レーシング・チーム・アグリからGT300クラスに参戦することが決定した。高木真一とともに#55 ARTA NSX GT3を走らせる。

    ARTA Project プロデューサー/総監督を務める鈴木 亜久里はARTA Projectは「今年22年目を迎えることになりました。これもひとえにこのプロジェクトをスタート当初から支えていただいた株式会社オートバックスセブンをはじめ、たくさんの協賛企業のおかげだと感謝しております。また、当プロジェクトの主旨でありますドライバー育成の理念に共感していただき、多大な協力をいただいている本田技研工業株式会社、株式会社ブリヂストンにも改めて感謝申し上げます」とコメント。

    「今年もARTA Projectは、SUPER GTへのチーム参戦と全日本カート選手権の協賛を続けて参ります。SUPER GT GT500クラスは、昨年同様野尻智紀選手と伊沢拓也選手がARTA NSX-GTで参戦します。昨年もチャンピオン争いに加わりながら、最後の詰めが足りずにシリーズ3位となってしまいましたが、今年こそは2度目のチャンピオン獲得に向けて、チーム一丸となって戦って参ります」

    「SUPER GT GT300クラスは、ARTA NSX GT3で高木真一選手と本田技研工業株式会社の育成ドライバーとして、昨年FIA Formula 2に参戦した福住仁嶺選手で戦っていきます。福住選手は当プロジェクトの元スカラシップ生であり、今後のステップアップに大いに役立つ経験となるものと考えています」

    「全日本カート選手権は、株式会社オートバックスセブンの冠協賛を今年もいただき、OKクラスに賞金とスカラシップを提供して、次世代のドライバー育成のお手伝いを続けて参ります」

    「また、武藤英紀選手、塚越広大選手、山本尚貴選手、松浦孝亮選手、小林崇志選手、松下信治選手、昨年に引き続きスカラシップを獲得した佐藤蓮選手を加えた7名を今年のサポートドライバーとして応援していきます」

    「社会貢献活動としての小学校を訪問しての課外授業も、一人でも多くの子供たちに「クルマ好き」になってもらうための活動として、引き続き行って参ります。私たちがクルマ社会に貢献できることは、本当に僅かなことかもしれませんが、その使命と責任をしっかり胸に刻み、今年も活動を続けて参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします」

    ホンダ 2019年 SUPER GT GT300 参戦体制

    チーム名 No. ドライバー 年齢 2018年戦績
    TEAM UPGARAGE
    (チーム・アップガレージ)
    18 小林 崇志
    (コバヤシ・タカシ)
    31 GT300
    12位
    松浦 孝亮
    (マツウラ・コウスケ)
    39 GT500
    19位
    Modulo Drago CORSE
    (モデューロ・ドラゴ・コルセ)
    34 道上 龍
    (ミチガミ・リョウ)
    45 GT300
    14位
    大津 弘樹
    (オオツ・ヒロキ)
    24
    AUTOBACS RACING TEAM AGURI
    (オートバックス・レーシング・チーム・アグリ)
    55 高木 真一
    (タカギ・シンイチ)
    48 GT300
    2位
    福住 仁嶺
    (フクズミ・ニレイ)
    21 F2 17位
  • トヨタ、GRスープラ スーパーGT コンセプトを東京オートサロンに出展

    トヨタ、GRスープラ スーパーGT コンセプトを東京オートサロンに出展

    トヨタは、『GRスープラ スーパーGT コンセプト』を東京オートサロン2019に出展する。

    TOYOTA GAZOO Racingは、モータースポーツ活動を通じてクルマを鍛え、人を鍛える「もっといいクルマづくり」に取り組んでおり、FIA世界ラリー選手権(WRC)やFIA世界耐久選手権(WEC)などのトップカテゴリーを始め、国内ラリーやレースにも参戦しています。そして、それらの活動で得た技術や知見を生かし、新たな市販車に繋げている。

    TOYOTA GAZOO Racingは、2019年1月11日から13日の3日間、幕張メッセ(千葉市)で開催されるカスタマイズカーイベント“東京オートサロン2019”に出展する。

    今回の出展テーマは、「from past to future」とし、これからのTOYOTA GAZOO Racingのチャレンジをお伝えしていく。

    出展車両は、ヤリスWRC、TS050 HYBRID、レクサスLC Nur2019年スペックなどのモータースポーツ参戦車両に加え、過去の国内レースで活躍したスープラの展示、そしてGRスープラ スーパーGTコンセプトを展示する。また、GRシリーズの新型車両を発表する。

  • SUPER GT 第7戦 結果 | KeePer TOM’S LC500が今季初優勝

    SUPER GT 第7戦 結果 | KeePer TOM’S LC500が今季初優勝

    2018年 SUPER GT 第7戦「AUTOPOLIS GT 300km RACE」の決勝レースが10月21日(日)オートポリス(大分県)で行なわれ、GT500クラスはNo.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/ニック・キャシディ)が予選5位から今季初優勝。ドライバーポイントでトップに並んだ。GT300クラスはNo.96 K-tunes RC F GT3(新田守男/中山雄一)が予選10位から逆転優勝を飾った。

    早朝こそ冷え込んだものの、好天に恵まれたオートポリスに2万380名のSUPER GTファンが詰めかけ、第7戦「AUTOPOLIS GT 300km RACE」の決勝レースは午後2時06分に全65周で行われる決勝の幕が切られた。

    ポールポジションのNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)、No.17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)、No.100 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)と予選上位3台のNSX-GT勢を、このスタートのタイミングでNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴)が崩して3番手に浮上する。100号車はさらに7周目にNo.1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)にパスされ順位を落とすことに。36号車はその後も猛追の手を緩めることなく、10周目、第2ヘアピンで飛び込んで17号車と接触しながらも前に出て、11周目のホームストレートで8号車をパスしてトップへ浮上。36号車はその流れのまま、翌周には2.991秒、翌々周には5~6秒差もの差をつけていく。また、予選6番手からスタートの16号車も接触などもあり、徐々に順位を下げていく。予選で絶好調だったNSX-GT勢の様子がガラリと変わる展開となってしまう。

    トップ36号車が19周目に入った時、GT300のNo.30 TOYOTA PRIUS apr GTがスピンして、コース脇でストップしたことから、20周目にセーフティカーが導入される。そこまでに36号車は2位以下と約8秒の差をつけていたものの、その貯金はゼロになってしまった。さらにこのセーフティカー導入中にレース距離の1/3を過ぎたことで、ピットオープンと共にドライバー交代も可能となった。そして25周目にリスタートとなると、各車のルーティンのピットワークが始まった。まずはペースの悪かったNSX-GT勢が早々にピットイン。一方トップを行く36号車と1号車は29周終わりで同時にピットへ。そのままの順でコースに戻ると、先にピットを終えていた17号車と8号車の前に入り、これで実質上のLEXUS TOM’Sのワン・ツー体制となった。

    レースは半分を過ぎ、34周を終えるとNo.19 WedsSport ADVAN LC500(山下健太)を除く全車がピット作業を終えた。19号車は15周目にルーティンとは異なるピットインをし、給油とタイヤ4本を交換していたがドライバー交代は行わず。19号車に続くのは、No.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)、No.1 KeePer TOM’S LC500(平川 亮)、No.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)というオーダーになった。19号車は、作戦通り48秒もの貯金をもって41周を走りきり、国本雄資にドライバー交代。つまり2ピットストップ作戦が上手くはまって、3番手のポジションで戻ることができた。

    さらにNSX-GT勢トップであった17号車は5番手を走行していたNo.38 ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)に捉えられ、No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)にもパスされることに。GT-R勢では、9番手を走行していたNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(高星明誠)をNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)がパスして、さらに前を行く車両を猛追するも、そのまま第2ヘアピンでとまり切れずNo.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)にヒットしてしまい、これで8号車がスピン。そのあおり食らってNo.6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)も順位を落とすことに。そして、23号車はこの接触行為で、ドライブスルーペナルティが出されることとなった。

    トップ争いはレース終盤となる60周目にペースの落ちた36号車を1号車がパス。これでトップに立った1号車は危なげなくチェッカーフラッグを受け、昨年の王者No.1 KeePer TOM’S LC500(平川亮/二ック・キャシディ)が今季初勝利。2位にはNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)が入ってワン・ツーとなった。3、4位にもNo.19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資/山下健太)、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が続き、トップ4をLC500が独占した。
     No.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)はNSX-GT勢トップとなる5位に入った。GT-R勢では、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)が7位で最上位となった。

    KeePer TOM’S LC500の優勝は、2017年の第7戦タイ以来。平川は通算5勝、ニックは3勝目となる。ドライバーランキングでは、100号車の山本/バトン組と1号車の平川/キャシディ組が67ポイントで並んだ。なお順位では2位回数の差で、山本組がトップとなる。そして続く36号車の関口、8号車の野尻/伊沢組のランキング4位までが、タイトルを賭けて最終戦もてぎに臨むこととなった。

    GT500 Class
    No.1 KeePer TOM’S LC500
    平川亮
    「素晴らしい仕事で優勝を支えてくれたチームはもちろんですが、素晴らしいクルマを開発してくれたLEXUSとTRD、最高のパフォーマンスを発揮するタイヤを用意してくれたブリヂストンに感謝したいです。昨日の公式予選ではNSX-GT勢にトップ3を持っていかれて、決勝も厳しいかな、とも思いました。でも結果的にはLEXUS TOM’Sがワン・ツーで、LC500がトップ4独占と素晴らしい結果になりました。僕たちの場合はクルマが速かっただけでなく、戦略的にも上手くいきました。ルーティンのピットインがベストタイミングで、先にピットインを済ませていたNSX-GT勢の前でコースに戻れました。これが優勝の大きな要因になりました。ポイント的には、これでトップ(100号車の山本組)に並ぶことになりました。チャンピオン争いがまたできることは嬉しいですが、最終戦の舞台はツインリンクもてぎで、コース上で抜くことが難しいサーキットです。そしてHondaのホームコースでもあり、NSX-GTの予選の速さは今回も証明されており、それは充分に分かっています。決して油断できないけれどレースでは狙うはただひとつ。100号車より前でゴールすることだけ考えて、チャンピオンを獲りたいと思います。

    ニック・キャシディ
    今年は本当にいいシーズンだと思う。素晴らしいクルマを用意してくれたチームとLEXUSに感謝したい。チームにとってはいくつか向上するポイントがあって“カイゼン(改善)”を繰り返して、いい所に辿り着けた気がする。今日は100号車(ランキングトップ)を抜く、という目標もあったけど、(レースで)リスクは負いたくなかった。8号車と17号車も速かったけど、別にリスクを冒して抜いた訳じゃない。すべてを安全、慎重に進めたんだ。戦略もうまく当たったね。それとピットインのタイミングがベストだった。これで100号車とはポイントで並ぶことになったんだよね。ともかく、このポジションにいられることに感謝したい。去年も同じような状況で最終戦を迎え、そこで2位になってチャンピオンに輝いたことが、僕らの大きな自信になっている。僕はSUPER GTだけでなくスーパーフォーミュラでもポイントリーダーで最終戦を迎えることになったから、記者の皆さんもファンも『最後はどうなるんだろう?』って楽しみにしていると思うけど、なにより僕自身が楽しみにしているんだよ(笑)」

    GT300 Class
    No.96 K-tunes RC F GT3
    新田 守男
    「昨日の公式予選では期待したほどのパフォーマンスを発揮できなかったから、今日のレースもスタートするまでは『まさか勝てることはないだろう』と思っていました。だから『がんばって表彰台を狙いたい』というのが、今回の現実的な目標でした。でも決勝がスタートしてみると、相対的に速いペースで走ることができました。僕らもピックアップで苦しんだけど、周りが僕ら以上に苦しんだようで、前がピットインしたあと(中山)雄一もハイペースで走れました。これはブリヂストンタイヤとLEXUS RC-F GT3のパフォーマンスがとても素晴らしかった、ということ。そしてベストなピットワークも見逃せません。雄一と僕もがんばってインラップとアウトラップでもタイムを稼いでいたと思いますが、ピット作業と合わせて15秒ほどマージンを稼げたのが大きかった。チームスタッフの仕事ぶりも完璧で、まずは彼らに感謝したいです。タイトル争いに踏みとどまることができたと言っても、(トップと)16ポイント差は正直厳しいところ。できればBoP(性能調整)を再考していただければ(苦笑)。それはともかくとして、(チャンピオンの)可能性がある限り、もちろん諦めることなくがんばっていきます」

    中山 雄一
    「オートポリスはタイヤの摩耗が心配なコースと聞いていましたが、昨日朝の公式練習から使っていたタイヤが長く保ちそうな感触があったので、それを公式予選や決勝の本番でも使うことにしました。予選ではヨコハマタイヤ勢が速かったのですが、彼らも決勝のペースはあまり良くなくて、こちらの方が速かった。だから摩耗を気遣ってマネージメントしながら走っていても、前を行くクルマにどんどん追いついていくことができ、ドライバーとしてとても気持ちのいいレースになりました。ピットから「(ピットインまで)残り5周」と無線で知らされてから、少しだけプッシュしてみたらあっさりタイムも上がったし、タイヤ自体の感触もまだまだ大丈夫そうだったので、さらに8周余計に走ることになりました。前が空いたことでさらにペースを上げることができ、より大きなマージンを築くことができました。
    (まだランキングトップと)16ポイント差ということで、まだまだ厳しい状況には変わりないですが、今回優勝できたことで自信を持って最終戦に臨むことができます。僕はRC F GT3をドライブするようになってから、表彰台に乗る時はいつも優勝なんです。最終戦でも表彰台を争うことになれば、きっと優勝できると思うので、表彰台が争えるようがんばります」

  • SUPER GT 第5戦 富士 | au TOM’S LC500が優勝!TOM’Sが1-2達成

    SUPER GT 第5戦 富士 | au TOM’S LC500が優勝!TOM’Sが1-2達成

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士スピードウェイの決勝レース『富士500マイル』が8月5日(日)に行われた。

    GT500クラスを制したのは#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)。2位に#1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ/平川亮))が入り、SUPER GTでTOM’S史上初のワンツーフィニッシュを達成。3位には#17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史/塚越広大)が入った。GT300では#55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー)が優勝した。

    静岡県警の白バイ9台とパトロールカー4台による交通安全啓発パレードラップを行い、フォーメーションラップを経て、午後1時37分、全177周で争われる今季最長の500マイル(約807km)のレースがスタートした。

    レース序盤は、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)とNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(高星明誠)、その後ろの3番手にはNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)が続く展開から始まった。トップ3台は徐々にそれぞれの間隔が開いていくかと思われたが、3番手を走行していた36号車が23周目に2番手へ浮上。さらに前を行く23号車に肉薄したところで、23号車は31周目にピットイン。ここからこの日最初のルーティンのピットインが本格化していく。

    ここで暫定トップに立った36号車は、36周終わりで最初のピットイン。しかし右リアのタイヤ交換に手間取り、各車が1回目のピットインを終えた時点で4番手にまで後退してしまう。これでトップ3は、23号車(松田次生)、No.12 カルソニック IMPUL GT-R(ヤン・マーデンボロー)、24号車(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)とNISSAN GT-R NISMO GT500勢が占めることとなった。

    中盤まで実質トップの23号車から、その座を奪い取ったのは同じGT-Rの12号車だ。55周目にトップに立つと、そのままレースをリード。一方、GT-Rの牙城を切り崩したのは、36号車(中嶋一貴)だ。60周目に24号車をパスすると、64周目には23号車もパスし12号車を猛追する。

    12号車は70周終了時点で2回目のピットイン。順調にコースへ復帰。一方の36号車は73周終わりでピットインしたものの、再び右リアのタイヤ交換に時間がかかり、順位を落としてしまう。各車2回目のピット作業を終えて、トップは12号車、23号車、そして3番手にはNo.1 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)、4番手に24号車となる。No.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)は、ピットの遅れを取り戻すべくプッシュを続けると、79周目には、1号車をパスし、3番手にまで順位を戻していた。

    レースは折り返しを過ぎても、トップはNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)のまま。これをNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)とNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)が追いかけるという状況が続く。3度目のピットインは無難にこなした36号車(中嶋一貴)が2番手に上がったものの、12号車のトップは変わらない。

    しかし、1号車が125周目に23号車をパスしてから、LEXUS LC500勢、Honda NSX-GT勢の反攻が激化する。さらに後方からはNo.17 KEIHIN NSX-GT(小暮卓史)、No.8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)、そしてNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を挟んでNo.100 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が追いかける。

    そして142周を終え、トップ12号車がついに義務のドライバー交代を含むピットイン4回目を順当にクリア。これで12号車が優勝をたぐり寄せたかに見えた。だが148周目に12号車は突如スローダウン。インタークーラーのパイプが外れたため一度ピットに戻り、3分ほどでコースへ復帰。これで大きくポジションを下げ、2016年第5戦富士以来の優勝は遠ざかってしまった。

    これでNo.36 au TOM’S LC500(関口)がトップに立ち、2番手にはNo.1 KeePer TOM’S LC500(キャシディ)となる。ここで、36号車のペースが乱れ、間隔は一時1秒350差にまで詰まった。だが、これは関口が安全策のブレーキングをしていたためで、結局順位を入れ替えるまでには至らす。前戦タイで最終ラップにガス欠となってレースを失ってしまった悪夢を振り払う走りで、500マイルのトップチェッカーを受けることとなった。また、チームによると、SUPER GTでのTEAM TOM’Sのワン・ツーは初めてとのこと。

    3位には、予選をエンジントラブルで走れず14番グリッドからのスタートとなったNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が入る。GT-R勢では、No.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)の6位が最高位となった。

    シリーズランキングでは、No.1 平川/キャシディが47ポイントでトップに立ち、No.36 関口が単独で2位、そして5位ゴールのNo.100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴/ジェンソン・バトンが3位となった。

    また、昨日の公式練習で大クラッシュし、マシンを大破したNo.38 ZENT CERUMO LC500はチームの懸命の修復が間にあって最後尾からタート。調整不足の否めないマシンを立川祐路と石浦宏明が懸命にドライブし、8位入賞を果たした。

    GT500
    No.36 au TOM’S LC500
    中嶋一貴
    今回の富士で勝たないと、僕たちにとっての今シーズンが終わってしまう。そう考えてレースに臨んでいたので、勝つことができてホッとしています。このコンビでは初優勝ですし、TEAM TOM’Sとしても初のワン・ツー・フィニッシュということで、チームにとってもうれしい週末になりました。(終盤までトップを走っていた)TEAM IMPULさんには申し訳ない気持ちもありますが、僕たちのクルマの速さは彼らと同等か、部分的には上回っていたと思っています。だから僕たちドライバーはノーダメージで走りきることだけを考えていました。ピット作業でハプニング(2度のタイヤ交換時の遅れ)が起きた時には、少しガッカリしたところもありました。正直なところ、最後のピットインで(関口)雄飛に変わった時には“2位でも仕方ないのかな”と思ったりもしました。僕はともかく、雄飛には不運続きで“ちょっと酷かな”とも思いました。でも雄飛が最後まで諦めずに走ろうとしたことでご褒美として1位が手に入ったんだと思いました。雄飛にとっても良かったな、と。ここまで不運なレースも多かったのですが、“どこかで1回勝ったら帳尻が合うだろう”と考えてもいました。残り3戦ですが、ここから勝負に行きたいですね。

    関口雄飛
    「今年からTEAM TOM’Sに移籍してきて、今回が初優勝、というか初めての表彰台で、とても嬉しいです。チームも初のワン・ツーということで本当に良かったです。ピット作業でのタイムロスは、人間なのでミスもある、仕方ない、と思っています。だって、怒ったところで(ロスした)時間が取り戻せるわけじゃないですからね。それよりも“少しでも追い上げて行こう”と気持ちを切り替えました。僕は最初と中間、そして最後のスティントを担当したのですが、レース前から『ブレーキがきつくなるから』と聞かされていたので、特に最後のスティントでは、随分気を遣って走りました。フィーリング的には問題はなく大丈夫だったのですが、摩耗的に厳しくなるだろうと。だからストレートエンドで通常のブレーキングポイントより大分手前で、一度アクセルオフしてブレーキを踏んだりして、確認しながら走っていました。終盤、トップスピードにばらつきがあったのは(その計測地点である)ストレートエンドで、通常のブレーキングポイントより大分手前で、一度アクセルオフしてブレーキを踏んだりしていたからだと思います。クルマ自体、最後まで持ってよかったです。次回からは(ウェイトハンディが)50kgを超えるので燃リス(燃料流量リストリクター)が絞られることになります。GT500で走るようになってから6シーズン目なんですが、燃リスが絞られるのは初めて。だからちょっと興味があるというか楽しみな部分もあります(苦笑)。ただ次回のSUGOは燃リスの影響が少ないコースなので、上位を狙いたいですね」

    GT300
    No.55 ARTA BMW M6 GT3
    高木真一
    「前回のタイでは2位を走っていたのに、スローパンクチャーで台無しになってしまいました。ただその時は、正直言って5〜6位を走っていたらいつの間にか2位になっていた感じで“(2番手走行は)できすぎだったんじゃないかな”とも思っていました。そして、今回の富士は元々BMW M6 GT3にとっては相性がよく、好結果を残せてきているので“タイでノーポイントに終わったことで、ウェイト(ハンディ)が増えなくてよかった”と気持ちを切り替えてレースウィークに臨みました。実際問題、タイで2位に入って+30kgのウェイトを載せていたら、今日の結果はなかったと思います。もちろん、今回は優勝が目標でしたが“最低でも表彰台を”と思っていました。タイヤを供給してくれるブリヂストンさんも含めて、チームの皆が一丸となっていいクルマに仕上げてくれ最高のレースウィークになりました。個人的に通算優勝20勝の最多記録は、特に気にしてはいません。次回のSUGOはM6にとってはあまり相性が良くないので、ラスト2戦、得意なオートポリスともてぎでがんばるのは当然ですが、来週のSUGOテストにも参加して、そこで増えたウェイト(ハンディ)を積んでクルマを合わせこみ、完走狙いというか、ちゃんとポイントが獲れるよう準備します」

    ショーン・ウォーキンショー
    「僕は2番目のスティントと4番目のスティントを担当したのですが、スタートで高木(真一)さんが素晴らしい仕事をしてくれたので、僕は高木さんがつくってくれたギャップを拡げていくだけでした。(僕にとって)最初のスティントはハードタイヤを選びました。タイヤは最後までグリップが安定していてコンシスタントな(ラップを刻める)スティントとなり、高木さんが作ってくれた流れを、より確かなものにすることができました。最後のスティントはミディアムタイヤを選んで走りました。路面温度も少し下がっていたようですが、このコンディションとミディアムタイヤとはとても相性が良く、グリップも最後まで安定していて最高な結果になりました。前回のタイでは2位を走っていたのに、スローパンクチャーでノーポイント。とても悔しい結果に終わっていたけど、今回の優勝で(チャンピオンシップの)流れを取り戻すことができました。今の気分は最高です! これでランキングトップになれたのは嬉しいのですが、次回のSUGOは僕たちにとってあまり相性がよくありません。でも表彰台を狙う作戦で、悪くてもポイントを獲れるようがんばってチャンピオンを目指します」

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士 決勝 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH
    1 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 30
    2 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 58
    3 17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 50
    4 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 48
    5 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 64
    6 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 14
    7 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 58
    8 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 52
    9 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 62
    10 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 26
    11 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 70
    12 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 36
    13 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 6
    14 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 16
    15 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18
  • SUPER GT 第5戦 富士 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rが予選完全制覇

    SUPER GT 第5戦 富士 予選 | MOTUL AUTECH GT-Rが予選完全制覇

    2018年のSUPER GT第5戦『FUJI GT 500mile RACE』の予選が、8月4日(土))に富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリがポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.25 HOPPY 86 MC(松井孝允/坪井翔/近藤翼)が、クラス・ポールポジションとなった。

    公式予選はこれまで同様にQ1、Q2と2段階に台数が絞られていくノックアウト方式で行われた。

    なお、午前の公式練習でクラッシュして大きくマシンを壊したNo.38 ZENT CERUMO LC500は修復が間に合わず、予選出走は叶わず。予選前にエンジントラブルが発生したNo.17 KEIHIN NSX-GTも予選を走行できなかった。

    GT500クラスの予選Q1は気温31度、路面温度44度と非常に暑い中、予定通り午後2時55分にスタート。15分間の走行時間があったが、GT500予選の定石通り時間前半は動きはなし。ラスト7分となって、各車がコースインしていく。

    そしてタイヤのゴムが十分に発動し始めたラスト1分で皆がアタック開始。その中、No.23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生が、この暑さでは驚異的と言える1分29秒006の好タイムを叩き出し、Q1の1位となった。2位にもNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(千代勝正)が入り、NISSAN GT-R NISMO GT500がワン・ツーを決めた。3位には、6月のル・マン24時間レースで総合優勝を果たした中嶋一貴のNo.36 au TOM’S LC500がつけた。ドライバーズランキングでトップのNo.39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン)、同2位のNo.100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)は11、9位に終わり、Q2進出は果たせなかった。

    予選Q2はQ1より短い10分間で午後3時38分から開始。ここでもセッション後半になってから各車コースイン。Q1で好調だったNo.23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分28秒461とQ1で松田が出したトップタイムを大きく更新して、NISSAN GT-Rの今季初ポールポジションを確定させた。予選2位はNo.24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(高星明誠)が入り、これで決勝のスターティンググリッド最前列はNISSAN GT-Rが独占することになった。3位にはNo.36 au TOM’S LC500(関口雄飛)、4位にはNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲)と続いた。Honda NSX-GT勢では8位にNo.8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)がつけた。

    GT300クラスはNo.25 HOPPY 86 MCの坪井翔が、Q2最後のアタックで1分37秒312を記録してポールポジションを獲得。今年5月に富士で行われた第2戦の勝者であるNo.55 ARTA BMW M6 GT3(高木真一)が2番手に入り、富士3連勝(SUPER GTの同一サーキット&同一選手の記録)に向けて好ポジションを得た。なお、午前の公式練習で他車のコースアウトに巻き込まれ、車両を破損してしまったNo.34 Modulo KENWOOD NSX GT3は車両修復が叶わず、予選を前にこの大会をリタイアすることとなった。

    GT500クラス
    No.23 MOTUL AUTECH GT-R
    ロニー・クインタレッリ
    「2番手(No.24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)とのタイム差は僅かでも、ポールを獲ることができて良かった。Q1で(松田)次生選手がトップタイムをマークしていたけど、2番手以下とは僅差だったから、最初から最後までフルプッシュの連続でした。セクター1(コース1/3の最初の部分)で少しロスがあったけど、そこから何とか挽回できました。第2戦の富士ではポールを獲れず悔しかったので、今回、ポールを獲ることができ本当に良かったです」

    GT300クラス
    No.25 HOPPY 86MC
    坪井 翔
    「初めてのポールポジションですが、Q2を走るのも今回が初めてで、もうそれだけでドキドキでした。さらにチームメイトの松井(孝允)選手がQ1で素晴らしい走りを見せてくれたので、走る前からプレッシャーは半端なかった。でも朝の練習からクルマが速いことは分かっていたので、何とか自分なりにベストな走りをしようと思いました。クルマのポテンシャルを引き出して、ポールポジションを獲ることができて本当に嬉しいです」

    2018年 SUPER GT 第5戦 富士 公式予選 (GT500)

    Po. No. マシン ドライバ タイヤ WH タイム
    1 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生/ロニー・クインタレッリ MI 2 1分28秒461
    2 24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠 YH 14 1分28秒493
    3 36 au TOM’S LC500 中嶋一貴/関口雄飛 BS 28 1分28秒749
    4 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 千代勝正/本山哲 MI 18 1分28秒872
    5 12 カルソニック IMPUL GT-R ヤン・マーデンボロー/佐々木大樹 BS 2 1分29秒068
    6 19 WedsSport ADVAN LC500 山下健太/国本雄資 YH 4 1分29秒222
    7 1 KeePer TOM’S LC500 ニック・キャシディ/平川亮 BS 52 1分29秒430
    8 8 ARTA NSX-GT 伊沢拓也/野尻智紀 BS 48 1分29秒563
    9 100 RAYBRIG NSX-GT ジェンソン・バトン/山本尚貴 BS 64 1分29秒464
    10 64 Epson Modulo NSX-GT ベルトラン・バゲット/松浦孝亮 DL 2 1分29秒482
    11 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン/小林可夢偉 BS 30 1分29秒670
    12 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀/中嶋大祐 YH 2 1分29秒683
    13 6 WAKO’S 4CR LC500 ジェームス・ロシター/大嶋和也 BS 28 1分30秒033
      17 KEIHIN NSX-GT 小暮卓史/塚越広大 BS 42  
      38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路/石浦宏明 BS 3  
  • SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GT | 2019年の開催スケジュールを発表

    SUPER GTは、2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。来季の開催数は、全8大会が予定されている。

    7月26日(木)、株式会社GTアソシエイションは2019年のSUPER GTシリーズの開催スケジュールを発表。2019年シーズンは、今年同様に国内6サーキットで7大会、海外サーキットではタイでの1大会を予定しており、全8戦で行われる。

    2019年のSUPER GT開幕戦は、4月14日(決勝)に岡山国際サーキット、第8戦(最終戦)は11月10日(決勝)にツインリンクもてぎで開催される。海外大会は第4戦で6月30日(決勝)にタイ(チャン・インターナショナル・サーキット)で行われる。

    なお、開催日程は他の世界選手権レースの開催予定が変更された場合、変更されることもあるとしている。

    2019年SUPER GT カレンダー(JAF、FIA申請中)

    ラウンド 日程 開催サーキット 県/国
    第1戦 4月13日・14日 岡山国際サーキット 岡山県
    第2戦 5月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第3戦 5月25日・26日 鈴鹿サーキット  三重県
    第4戦 6月29日・30日 チャン・インターナショナル・サーキット タイ
    第5戦 8月3日・4日 富士スピードウェイ 静岡県
    第6戦 9月7日・8日 オートポリス 大分県
    第7戦 9月21日・22日 スポーツランドSUGO 宮城県
    第8戦 11月9日・10日 ツインリンクもてぎ 栃木県

    注)上記日程は、国内の世界選手権レースの開催予定を前提に調整しましたが、今後に世界選手権イベントの開催予定が変更された場合は、変更の可能性があります

  • 【SUPER GT】 NISMO:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 NISMO:第4戦 タイ 決勝レポート

    SUPER GT 第4戦の決勝がタイのチャーン・インターナショナル・サーキットで行われ、GT500クラスに4台のNISSAN GT-R NISMO GT500が出場。予選7位からスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹/ヤン・マーデンボロー)が順位を上げ6位に入賞。3戦連続でのポイント獲得となった。

    日本と同様、連日猛暑の続くタイのブリラムは、前日に行われた予選セッション直前にスコールに見舞われたものの、決勝日は朝からじりじりと灼けるような暑さが続き、チェッカーが振られるまで雨が落ちることなく、終始ドライコンディションでのレースとなった。

    #12 GT-Rのスタートドライバーはヤン・マーデンボロー。序盤は混戦の中で順位を前後させながら、予選4位からスタートした#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/高星明誠)のオリベイラを追いかけていった。スタートから20周を過ぎたあたりで両車が接近。2台は23周目に入った1コーナーへ並びながら入っていくが、わずかに接触。#24 GT-Rは止まり切れずにコースアウトし、そのまま戦列を離れることとなった。

    #12 GT-Rもこのアクシデントの影響で一時ポジションを下げ、ほぼ折り返し地点となる32周を終えたところでピットへと向かう。ドライバー交代を行った佐々木大樹は暫定10位でコースへと復帰すると、全車がピット作業を終えた時点で9位を走行することに。#12 GT-Rは、先行していた#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(本山哲/千代勝正)をオーバーテイクし7位に浮上すると、最終ラップで上位のマシンが1台スローダウン。これで6位に上がり、予選順位よりもポジションアップしてのチェッカー。これで#12 GT-Rは3戦連続での入賞、ポイント獲得を果たすこととなった。

    一方、予選15位からスタートした#23 GT-Rはクインタレッリがスタートドライバーを務め、じわじわとポジションアップする粘りのレースを展開。34周を終えてピット作業へと入った。NISMOチームはタイヤ無交換作戦を選択し、後半スティントを担当した松田はユーズドタイヤで残りの周回をこなすことになったが、終盤はペースを上げられず。最終的には12位となった。同じく#3 GT-Rもタイヤの無交換作戦を決行し一時は順位を上げたが、最終的に13位となった。

    ヤン・マーデンボロー (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
    「クルマのペースは非常に良かったし、後半スティントの大樹もとてもいい仕事をしました。#24 GT-Rと接触してしまい、クルマにダメージを負ってしまいましたが、それでもポジションを6位まで取り戻せたのは良かったです。もう少し上に行きたかったので悔しい気持ちもありますが、次の富士大会に集中していきたいと思います」

    佐々木大樹 (#12 カルソニック IMPUL GT-R/決勝6位)
    「クルマにダメージがあったんですが、それでも速さを保っていました。富士ではまだ軽い状態で挑めるので、チャンピオン争いに残るためにも、次戦の富士では必ず大量ポイントを獲りたいと思います。ここ3戦安定してポイントを獲れているので、次は表彰台に上がれるよう頑張ります」

    GAINER TANAX GT-RがNISSAN GT-R NISMO GT3 2018年モデルに初勝利をもたらす
    4番グリッドからのスタートで、安田裕信がステアリングを握った#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)は、上位車との距離を冷静に図りながら序盤を周回し、5周目に3位にまで浮上する力強いレースを展開。中盤には2位までポジションを上げると、23周目に早めのピットインで平中に交代。その平中も素晴らしいレースペースで周回し、他の車両がピットインを終えた43周目には首位浮上を果たす。その後、ライバルのGT3勢も#11 GT-Rを捉えようとペースを上げてきたが、平中は後続との差を縮めさせることなく、完璧なマネジメントを見せてリードを保つことに成功。後続のバトルで追走するライバルが入れ替わった58周目以降も落ち着いたドライビングを見せ、61周目にトップチェッカー。2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3に初勝利をもたらした。

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝

  • 【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    【SUPER GT】 ホンダ:第4戦 タイ 決勝レポート

    6月30日(土)~7月1日(日)、チャーン・インターナショナル・サーキット(タイ・ブリーラム県)で2018年度SUPER GTシリーズ第4戦が開催された。タイでのSUPER GT公式戦は2014年の初開催以来、今年で5回目。

    土曜日は朝から太陽が照りつけ、気温・路面温度とも急上昇する中で練習走行が行われ、トップ5にNSX-GTが2台食い込む結果となったが、午後の公式予選が始まる直前に雷を伴ったスコールがやってきて、コースは一気にフルウエットへ。予選タイムアタックにはタイヤ選択と交換タイミングが非常に難しいコンディションとなった。

    Q2進出の8台に4台のNSX-GTが食い込み、ポールポジションを目指して争った結果、#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/中嶋大祐)がポールポジションを獲得。2番手には#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/小暮卓史)が続き、5番手に#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)、8番手に#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/伊沢拓也)が並んで、予選トップ8に4台のNSX-GTが並ぶ結果となった。

    決勝レースは日曜日、快晴の空の下で始まった。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤が先頭に立ってレースをリードしたが、2番手につけた#39 DENSO KOBELCO SARD LC500のヘイキ・コバライネンが2秒弱の差で続き、振りきれないまま緊迫した走行が続いた。序盤3番手につけていた#17 KEIHIN NSX-GT(塚越)もライバルの追撃を受けて徐々に順位を落としていった。

    #16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤)は19周目に#39 DENSO KOBELCO、27周目に#6 WAKO’S CR LC500のオーバーテイクを許し、3番手となって29周を走り終えてピットイン、タイヤ交換と給油を行って中嶋にマシンを引き継いだ。しかしピット作業でタイヤ交換に手間取り、コースに戻ったときには大きく順位を落としてしまう。

    その後、中嶋は追い上げにかかったが、後方からも追撃を受ける苦しい状況でレース終盤を戦うことになり、結局5番手でレースを走りきり、チェッカーフラッグを受けた。#17 KEIHIN NSX-GT(小暮)は7位、#64 Epson Modulo NSX-GT(ベルトラン・バゲット/松浦孝亮)は9位でフィニッシュして、シリーズポイントを獲得した。

    レースは#39 DENSO KOBELCの小林可夢偉がトップチェッカーを受け、GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。#34 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹)がGT300クラス9位となり今季2度目の入賞を記録した。

    また、ランキング首位でこの一戦に臨み、最も重いウエイトハンデと燃料リストリクターで戦った#100 RAYBRIG NSX-GTは厳しいレースを11位で終え無得点だったが、ランキング上位のライバルもまた得点を伸ばせませなかった。

    佐伯昌浩 (プロジェクトリーダー)
    「予選は雨からドライに変わるタイミングでタイヤ選択がうまくいき、Honda勢が上位に並びましたが、レースではウエイトハンデもあり、軽いクルマが順位を上げてくるだろうと予想はしていました。その中で、TEAM MUGENはウエイトハンデも少ないのでなんとかがんばって5位でまとめきってくれました。シリーズ後半に向けて仕切り直すような形になりましたが、チャンピオンを目指してがんばります。エンジンは、今回のレースが終わった時点でチェックを行い、それ次第で早ければ次の富士で2基目を投入することになります」

    武藤英紀 (5位)
    「予選でポールポジションを取り、スピードを示すことができた週末だったと思います。ただ、決勝はライバルが非常に速く、スタートから全力で飛ばしましたがあれが限界で、GT300を処理する過程で順位を落としてしまいました。そんな中で自分たちのポテンシャルはすべて引き出せたので、シーズン後半に向けて可能性が見えました。課題も残ってはいますが、予選で速さをみせる自信がつきました」

    中嶋大祐 (5位)
    「予選では、クルマもタイヤも高いパフォーマンスを発揮してくれて、自分たちが昨年から目指していたものを達成できたなとうれしく思います。決勝では、ピット作業で少しトラブルがあって順位を落としましたが、自力で2台オーバーテイクもできました。ただ、いろんなことをして38号車(ZENT CERUMO LC500)を押さえていたんですが、最後はさすがに力尽きてポジションを落としてしまったのは残念です。でも今回は、昨年の僕たちにはできなかったことができ、敵を見て戦うことができたので、結果をポジティブに受け止めてシリーズ後半に臨みます」

    関連:【SUPER GT】 第4戦 タイ 結果:DENSO KOBELCO SARD LC500が優勝