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  • トヨタ:SUPER GT 2016年 第4戦 SUGO プレビュー

    トヨタ:SUPER GT 2016年 第4戦 SUGO プレビュー

    7月23日(土)、24日(日)の両日、宮城県柴田郡村田町に位置するスポーツランドSUGOでSUPER GTの第4戦「SUGO GT 300km RACE」が開催される。

    昨年は9月後半に第6戦として行われたSUGOラウンドだが、今年は2014年以前と同じ、7月の開催に戻った。第3戦のオートポリスラウンドが中止となったことで、ゴールデンウィークの第2戦以来、約2ヶ月半ぶりのSUPER GT開催となる。

    SUGOでは6月半ばに合同テストが行われた。LEXUS RC Fはこのテスト2日間の総合でトップ2を占めるなど好調ぶりを示しており、活躍に期待がかかる。また、この第4戦SUGOから2週間のインターバルで第5戦富士、そして3週間空けて第6戦鈴鹿と、真夏の3連戦が待ち構えている。この3連戦の初戦となるSUGOラウンドは、シーズン中盤の戦いを占う意味でも重要な一戦となりそうだ。

    東北の山間に位置するテクニカルコース
    舞台となるスポーツランドSUGOは宮城県の南側山間部に位置し、ロケーションを上手く利用したアップダウンの激しいテクニカルコースとして知られる。高低差は約70m。

    バックストレートまでの前半はテクニカルなセクション。バックストレートを下って馬の背コーナーをクリアした先は、中高速コーナーが続き、最終コーナーからメインストレートへは、10%勾配という急な上りの名物コーナー。レーシングカーがその大馬力を見せつけるかのように一気に駆け上ってくるシーンは大迫力だ。観客席からも比較的近く、迫力の走りを身近に味わえる。

    1周3.704kmと短く、比較的コース幅が狭いこともあり、特に出走台数の多いSUPER GTでは周回遅れの処理もレースを左右する重要な要素となる。コース幅やアップダウン、そして山間部ならではの天候の変わりやすさなどからアクシデントも多く、「魔物が住む」と言われるコースでもある。

    東北の自然や味覚を存分に味わえる
    自家用車、レンタカーであれば、東北道の村田インターからわずか15分と、アクセスは容易。北側からのアクセスなら仙台南インターでもそれほど時間はかからない。

    近郊には駅がないため、公共交通機関でのアクセスの場合は、JR仙台駅西口から出ている、宮城交通の臨時バスを利用することになる。空路の場合は仙台空港から仙台駅へのバスもあるが、空港の方がサーキットに近いので、直接タクシーで行ってしまうのも手だ。

    宿泊などは、東北最大の都市、仙台が近いのでそちらを利用するのが便利。自然を満喫するなら蔵王周辺の温泉や、日本三景の一つである松島との観光を組み合わせるのもいいだろう。仙台名物の牛タンや三陸の海の幸など、グルメも楽しみたい。

    事前のテストではLEXUS RC Fが1-2。
    得意のSUGOで今季初勝利を目指す

    昨年のSUGO大会は、秋開催ということでウェイトハンデの重さもあり、LEXUS RC F勢は4位、5位フィニッシュという結果に終わった。しかし、LEXUS RC Fのデビューイヤーとなった2014年のSUGOでは1-2フィニッシュを飾っており、コースとの相性は悪くない。

    今年ここまでの2戦では、LEXUS RC F勢は未勝利ながらも、ジェームス・ロシター/平川 亮組 KeePer TOM’S RC F 37号車が2位、3位と連続表彰台でランキング2位につけている。今季、SUPER GTとかけ持ちでELMS(ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ)に参戦している平川は、初出場となったル・マン24時間レースでは自身の担当で首位を走るなど好走を見せたが、チームメイトのクラッシュにより無念のリタイア。しかし、ELMSでは、第2戦で勝利、7月17日に行われたばかりの第3戦でも勝利と勢いに乗っており、直前のスーパーフォーミュラ富士ラウンドで好走を見せたロシターとのコンビは、やや重いウェイトハンデをものともしない走りを見せてくれるはずだ。

    目下37号車に続くランキング3位につけるのは、前戦富士で3位表彰台を獲得したヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車。SUPER GT参戦2年目にして初表彰台を獲得したコバライネンと、2014年にここSUGOで勝利を挙げている平手にとって、次の目標はもちろん表彰台の頂点だ。

    ランキング5位、6位につける大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO’S 4CR RC F 6号車、伊藤 大輔/ニック・キャシディ組 au TOM’S RC F 36号車の2台も期待は大きい。伊藤と大嶋は2012年にSUGOで勝利、カルダレッリも2年連続2位と、SUGOは得意としており、ウェイトハンデがそれほど重くないことからも優勝争いに絡んでくるだろう。

    そして、前戦富士で上位を争いながらも、まさかの燃料切れでレースを終えた立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO RC F 38号車は、6月のテストで最速タイムをマークしており、ウェイトハンデの軽さも相まって、今大会優勝候補の筆頭と言えそうだ。

    また、関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車もテスト2番手と好調。直前のスーパーフォーミュラでファイト溢れる走りを見せ、初表彰台獲得を果たした関口と、不運なトラブルでレースを終えるも速さを見せた国本のファイティングスピリット溢れる走りに期待したい。

  • SUPER GT 第2戦 結果:日産 GT-RがGT500とGT300の両クラスを制覇

    SUPER GT 第2戦 結果:日産 GT-RがGT500とGT300の両クラスを制覇

    ゴールデンウィークの5月3〜4日、富士スピードウェイでSUPER GT第2戦が行われ、4番グリッドからスタートした#1 MOTUL AUTECH GT-Rが見事な追い上げで、開幕戦に続き2連勝を飾った。

    GT300クラスでは#3 B-MAX NDDP GT-Rがトップチェッカーを受け、富士500kmレースにおいて2年連続でGT500とGT300の両クラスを制覇した。

    公式予選後の夜から早朝にかけ暴風雨に見舞われた富士だったが、決勝日は夜明けとともに青空が拡がり五月晴れとなった。5万人を超える大観衆が見守る中、午後2時にフォーメーションラップがスタートした。

    4位スタートの#1 GT-Rは、3つのスティントのうちスタートと最後をロニー・クインタレッリが、真ん中を松田次生が走る作戦。クインタレッリは10周過ぎから3位のマシンを追い上げ始めると、14周目の最終コーナーで並びかけストレートでこれをパスし3位に進出した。30周あたりから、上位陣は最初のルーティーンピットを開始。#1 GT-Rは39周でピットインし、タイヤ交換と給油を済ませ松田にドライバー交代した。開幕戦で優勝した#1 GT-Rは今回40kgのハンディウェイトを搭載しており、松田も無理をせず着実に4番手をキープして周回を重ねていった。

    一方、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-Rと、2位スタートの#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、スタートからオリベイラと本山が快調に上位につけて周回を重ねた。トップ4のうち3台をNissan GT-R NISMO GT500が占める展開で、スタンドに陣取った日産応援団からの声援も最高潮に達した。

    レースが大きく動いたのは上位陣が2回目のルーティーンピットを行おうかというタイミングだった。タイヤバーストでボディを大破させたマシンがヘアピンコーナー手前にパーツを撒き散らしてストップし、これでセーフティカー導入。78周目にレースが再スタートしたところで上位陣が次々ピットに向かったが、松田はコースにとどまり81周でピットイン。残り29周分と少なめの給油でピット作業を短縮し、クインタレッリをトップでコースに送り出した。ここからは#1 GT-Rのクインタレッリと#12 GT-Rのオリベイラの一騎打ちになった。後方から猛プッシュを続けたオリベイラは96周目、ついにクインタレッリを逆転。しかしレースも残り4周を切った100Rで#12 GT-Rの左リアタイヤがバーストしコースアウト。再びトップに返り咲いたクインタレッリは開幕戦に続きトップチェッカーを受けた。

    一方トップ争いを演じていた#46 GT-Rだったが、不運にもSC導入と2回目のピットインが重なり、結果的に90秒のピットストップペナルティを課せられ7位入賞となった。また7位スタートの#24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝)は接触による予定外のピットインを強いられ9位ゴールだったが、佐々木がこのレースの最速ラップを記録した。

    GT300クラスでは予選5番手からスタートした#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ヤン・マーデンボロー)が着実な追い上げを見せトップチェッカー。Nissan GT-Rは富士500kmレースにおいて2年連続でGT500、GT300の両クラスを制覇した。

    #1 GT-Rドライバー 松田次生
    「前半のロニー選手が苦しみながらもスティントを長く引っ張ってくれたことが、セーフティカー明けのレース後半で勝負を握るカギだったのではと思います。12号車がああいう形で離脱してしまったことは、GT-R勢としてあまり喜べないことですが、こういったレースできっちりと勝てたことは、シーズンを通してみたときに僕たちにとって良かったことではと思っています」

    #1 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
    「40kgのウェイトを抱えてのレースでしたが、最初のスティントはタイヤマネージメントに気を配りながら走りました。ピットインのタイミングもチームの判断は良かったです。次生のスティントはガソリン満タンで重かったのですごく大変だったと思いますが、いい走りをしてくれました。最終スティントは給油時間も短くできて軽い状態でしたから、プッシュできました」

    #3 GT-Rドライバー 星野一樹
    「今年、ヤンという素晴らしいパートナーを迎え、新体制でシリーズに臨みました。ではとても残念な結果でしたし、去年のこの富士のレースで勝てそうで勝てず悔しい思いをしていたので、今日は絶対に勝ちたいと思っていました。勝てたのはチームのおかげだし、ヤンのおかげだし、素晴らしいタイヤを用意してくれたヨコハマタイヤさんのおかげです。応援ありがとうございました」

    #3 GT-Rドライバー ヤン・マーデンボロー
    「SUPER GT参戦2戦目で、このような結果を出せて最高の気分です。僕も一樹もミスなくいいレースができて本当にうれしいです。今日は気温も路面温度も僕たちがチョイスしたタイヤに合っていたと思うのですが、ずっと安定したペースで走ることができました。オートポリスラウンドが中止になったことは残念ですが、次のSUGOは走ったことがないのでとても楽しみにしています」

  • 【SUPER GT】 開幕戦 予選:平川亮がコースレコード更新で2年連続ポール

    【SUPER GT】 開幕戦 予選:平川亮がコースレコード更新で2年連続ポール

    4月9日(土)、2016年 SUPER GT第1戦の公式予選が岡山国際サーキットで行われ、Q2で自身の持つコースレコードを更新する速さを見せた平川亮とジェームス・ロシター組のKeePer TOM’S RC F 37号車が2年連続のポールポジションを獲得。

    また、大嶋和也とアンドレア・カルダレッリ組のWAKO’S 4CR RC F 6号車が2番手で続き、LEXUS RC Fが開幕戦の予選で最前列グリッド独占の速さを見せた。

    9日(土)の岡山は薄い雲がかかっているものの日差しに恵まれ、気温も上昇。気温23度と春らしく暖かい気候となり、SUPER GTの開幕を待ちかねた多くのモータースポーツファンの見守る中で予選が実施された。

    午後3時10分、ノックアウト方式で戦われるGT500クラスの予選Q1(15分)が開始。序盤は動きのないまま、残り時間が9分を切ったあたりからコースイン。じっくりとタイヤを温め、残りが2分ほどになったところで各車本格アタックを開始。Q1突破となる上位8台がコンマ5秒内という、僅差のタイム争いとなる中、SUPER GT 2年目のヘイキ・コバライネンが駆るDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車がトップから0.12秒差の3番手。これにZENT CERUMO RC F 38号車の石浦宏明、6号車のカルダレッリ、37号車のロシター、WedsSport ADVAN RC F 19号車の関口雄飛と続き、5台のLEXUS RC FがQ2進出を果たした。

    やや雲が多くなってきた午後3時55分、Q2(12分)が開始。セッション残り8分半あたりから国本雄資がドライブする19号車を先頭に次々にコースイン。続いてコースに向かった大嶋が、残り3分ほどでまずコースレコードを更新するタイムを叩き出し、暫定トップに。2014年にLEXUS RC Fのデビュー戦となった岡山ラウンドで最初のポールシッターとなった大嶋は、翌周もさらにタイムを縮めて行った。

    しかし、残り1分、昨年のポールシッターである平川がこれを上回る脅威のタイムをマーク。以降これを塗り替えるものは現れず、平川/ロシター組の37号車が2年連続となるポールポジションを獲得。今季よりSUPER GTではポールポジション獲得者に1ポイントが与えられることとなり、37号車の2名は貴重なポイントを獲得することとなった。

    平川亮 (KeePer TOM’S RC F 37号車)
    朝の公式練習専有走行でもトップタイムをマークするなど好調だったが、その後のミーティングで予選に向けてさらに良い方向性も見え、それらが全て予選で上手く機能した。ジェームス(ロシター)もQ1を走ったあと素晴らしい情報を与えてくれた。選んだタイヤも良く、全てが完璧で、僕はただ速く走っただけ。とても恵まれた予選だった。

    ジェームス・ロシター (KeePer TOM’S RC F 37号車)
    朝の公式練習走行からクルマのバランスも良く、ロングランなど色々試せた。予選へ向けては自信を持って臨んだ。私はQ1を担当したが、タイヤを温めるのが難しく、何とか最後にベストラップを刻むことが出来た。Q2では、平川は岡山のキングなのでやってくれると思っていたが、本当に信じられない走りを見せてくれた。

    KeePer TOM'S RC F

  • SUPER GT、DTMと同じ車両規定の2014年GT500新型車両を公開

    SUPER GT、DTMと同じ車両規定の2014年GT500新型車両を公開

    SUPER GTは、2014年のGT500クラスに参戦するレクサス(トヨタ)、ホンダ、日産の新型車両を鈴鹿サーキットで発表した。

    この新型車両は、欧州の人気レース「DTM(ドイツツーリングカー選手権)」と同じ車両規定のシャシー、空力が使用されており、今後アメリカのレースでも使用されることから各メーカー車両の相互参戦や交流戦などグローバル化が期待されている。

    また、開発コスト、参戦コストを抑え、シリーズ参戦への敷居を下げることにもなるだろう。

    搭載エンジンも来季は一新される。こちらは日本の独自規定の2000ccの直列4気筒直噴ターボとなり、3メーカーがそれぞれ開発、製作し、各車に搭載する。このエンジンは従来のV8、3400ccエンジンと同等の出力を確保しながら、市販車エンジンの開発にも貢献できる技術アプローチを持っており、さらに軽量、省燃費、ダウンサイジングと近年の開発志向にも合致している。

    SUPER GT第5戦ポッカサッポロ1000kmのレース前日にもかかわらず、会場となった鈴鹿サーキットのホスピタリティラウンジには約260名のマスメディアとSUPER GT関係者が詰めかけ、GT500クラスのニューマシンへの関心度をうかがわせた。また、3メーカーからもモータースポーツ部署だけでなく多くの幹部が臨席しており、プロジェクトへの力の入れ様を感じさせた。

    各社のニューマシンは、レクサスがベース車を“LF-CC”、日産が“GT-R”、ホンダが“NSX”とし、国産の同一モノコック(東レカーボンマジック社製)を使用ながらもそれぞれの個性をはっきり打ち出したマシンデザインとなっている。なお、DTMと同じ車両規定ながら、SUPER GT用車両は競技スタイルの相違や日本、アジアの環境の違いから給油口の位置やエアコン搭載などの相違点もある。

    発表会でSUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションの坂東正明代表取締役は、車両を開発、製造する3メーカー、そしてJAFに謝辞を述べると共に、2014年の車両規定に関して「ヨーロッパで成功を収めているレース(DTM)と日本のレース(SUPER GT)それぞれの統括団体、自動車メーカーが集まり、協議し、知恵を出し合うという、これまでなかった画期的な方法で誕生した規則であり、ここにご覧いただく車両はその成果です」と、従来にない画期的なものであることを強調。さらに日米欧のグローバル化の前進を加速するものであるとした。

    臨席したトヨタ自動車株式会社モータースポーツ部の高橋敬三部長は「私たちのレース車両は、昨年9月のパリモーターショーに出品した“レクサス LF-CC”をベースにしたものです。LF-CCは将来のレクサスラインナップに加わる2ドアFRクーペ、スポーティエントリーカーのコンセプトモデルです。従来のSUPER GT車両の速さに加え、環境性能、グローバル化、コスト低減を満たしています。大変申し訳ありませんが、先に行ったテスト走行でトラブルが出てしまい、今日の午後と日曜日の走行は参加できなくなりました。今後、私どもとレクサスのチームで一丸となってクルマを仕上げていき、もっともっと楽しいレースをお見せできるよう努力してまいります」とベース車両等についてコメントした。

    引き続き、本田技研工業株式会社モータースポーツ部の佐藤英夫部長も車両について説明。「我々は2015年に市販予定の新型“NSX”のコンセプト車両をベースにしたGT500車両で参戦いたします。NSXのイメージを大切にし、ミッドシップ(MR)とハイブリッドは譲れないものとして採用しました。この点にご理解いただいたJAF、GTA、トヨタ様、日産様には感謝を申し上げます。FR用の共通モノコックを使用するため、MRとするには大変難しく、ハンディのあるものでしたが、逆に開発陣はチャレンジングなものとなりました。ハイブリッドはGT300に参戦するCR-Z GTのものをGT500用に進化させたものを使用します。NSXの名に恥じることないパフォーマンスをお見せできるようさらに開発を進めていきます」とライバル2社とはひと味違うマシンであることを語った。

    そして、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(NISMO)の宮谷正一取締役社長は「日産では、継続して“日産GT-R”をベースにしたGT500車両で参戦します。GT-Rにはその時代の最新、最高の技術が注ぎ込まれており、日産の技術を象徴するフラッグシップモデルです。GT500車両のベースに選ぶことは至極当然のことです。DTMとの車両規則統合はSUPER GTの価値を更に高めるでしょう。今回はシャシー部分の統合ですが、エンジンはDTMに先行した2リッター直4直噴ターボを採用しました。これは自動車メーカー各社が進める小排気量、低燃費のパワートレインで、意味あるものです。SUPER GTでは燃料流量リストリクターを使用しますが、これはいかに少ない燃料で大きな出力を出すかという極めてチャレンジしがいのある技術で、将来の市販車にも有効な技術だと革新しています。このGT500車両で、来年もこれまで以上にファンにワクワクしてもらえるよう“速いGT-R”を来年のグリッドに並べたいと思います」と、来季のGT-Rについての自信を語った。

    さらにDTMを統括するITRのハンス・ウェルナー・アウフレヒト会長からもビデオメッセージでいよいよ新しい車両がロールアウトされました。ドライバーの皆さんもスポーティですごい車を楽しみしていると思います。さらに観客の皆さんにも魅力的な車で、迫力のあるレースで楽しんでいただけると確信しております」と新GT500マシンの成功を確信する言葉が届いた。また、2017年より同じ車両規定の競技車両を使用するアメリカのGRAND-AM のエド・バフェット社長もビデオメッセージで「今回のSUPER GT新車両の初走行は、北米の視点から考えますと、ITRとGTAとの信頼のおける、そして末長いパートナシップの始まり、と感じます。そこには素晴らしい将来が見えています」と、今回の発表、初の公式走行を“歴史的”を評し、アメリカでもこれに続き新たな車両をデビューさせることに全力を挙げると約束をしていた。

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    関連:
    ・ホンダ、2014年SUPER GT参戦車両「NSX CONCEPT‐GT」を初公開
    ・レクサス、2014年SUPER GT参戦車両「LF-CC」を発表

  • SUPER GT、2014年からDTMとの車両規則の統一に合意

    SUPER GT、2014年からDTMとの車両規則の統一に合意

    SUPER GTのシリーズプロモーターであるGTアソシエイション(GTA)とDeutsche Tourenwagen Masters(DTM)の運営団体であるInternationale Tourenwagen-Rennen e.V.(ITR)は、2014年以降のSUPER GTクラスI(GT500)とDTMの車両規則を、基本的に統一することに合意した。

    10月16日、両団体は都内のホテルにおいて共同記者発表会を行い、坂東正明GTA代表とハンス・ヴェルナー・アウフレヒトITR代表が契約書にサインを交わした。

    今回の合意により、この車両規則に則って製作された車両は、2014年以降SUPER GTクラス?(GT500)とDTMの双方のシリーズへの参加が可能となり、両シリーズのさらなる発展に寄与すると両代表は口を揃えた。

    DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)は、1984年に始まった欧州を代表するレースシリーズ。今季はドイツのみならず5カ国で12戦が開催されている。参加メーカーはアウディ、BMW、メルセデス・ベンツで、“4リッターV8エンジン/2ドア/後輪駆動”というパッケージのツーリングカーで争われている。また、モノコック(車体構造体)やウィングなど空力パーツ、トランスミッションなど主要部品が共通パーツ化されており、車両の戦闘力均衡とコストダウンを果たしている。

    坂東正明 (GTA代表取締役)
    「DTMの運営団体であるITRから、我々GTAが規則統一の提案を受けたのは、2009年SUPER GT最終戦ツインリンクもてぎでのことでした。以来、協議を重ね、ようやく合意に至りました。本日、発表できることを心からよろこんでおります。ITRとのコラボレーションによって、日本でもヨーロッパのように自動車メーカーとモータースポーツの結びつきが深められることを期待しています。またコストの低減とともに国内3メーカーが協力し、日本のものづくり、産業を発展させる上で、DTMから学ぶことは少なくないと思います。一方で、数多くのメーカーの数多くの車種が参加し、さらにタイヤメーカーも5社が競うという、世界でも有数の魅力を持つSUPER GTが、DTMにもたらす好影響も少なくないでしょう。我々は、この提携が両シリーズの発展に大きく寄与するものと信じております。そして、ヨーロッパのDTMとアジアのSUPER GTが、今後さらに協力関係を深めれば、両シリーズの交流戦開催など、世界中のファンの皆様によろこんでいただける、様々な展開も現実のものとなるでしょう」

    ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト (Hans Werner Aufrecht) ITR代表
    「今日は我々全員にとって、そして特にモータースポーツにとって特別な日です。新しい技術規則に基づくGTAとITRとの提携によって、夢が現実のものとなったのですから。このプロジェクトの実現は、アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、トヨタ、ニッサン、ホンダという参入しているマニュファクチャラー各社、およびDMSBとJAFという統括団体の協力なしには、成し得ませんでした。モータースポーツの歴史の中でも画期的なこの出来事が、コストの劇的な低減に寄与するだけでなく、安全性の向上、そして特にマニュファクチャラーとチームに等しくチャンスが与えられ、世界中の何百万ものファンの目を引きつけて離さないレースの創出へとつながるものと、我々は信じております。坂東氏とGTAならびにJAFに対して、ここに至るまでのご尽力とご支援に、私から個人的にお礼を申し上げます。2014年のシーズン開幕が今から待ち遠しく、このパワフルな提携が導く、今後の可能性が楽しみです」

  • SUPER GT、2013年のアジアン・ル・マンとのコラボレーションを発表

    SUPER GT、2013年のアジアン・ル・マンとのコラボレーションを発表

    SUPER GTを運営するGTアソシエイション(GTA)は、2013年におけるアジアン・ル・マン・シリーズでのコラボレーションを発表。

    会見の場で、同シリーズの開催権を持つ西部自動車クラブ(ACO)と合意の覚え書きを交わした。これにより2013年のアジアンLMSの全6戦に、SUPER GTの参戦できることになった。

    これによりアジアンLMSのGTCクラスに参加できる車両は、JAF GT300、FIA GT3、各種ワンメイクのカップカーとなる。GTCクラスは、ル・マン24時間のGT車両のクラスであるLM GTEの下位に当たり、アジアンLMSやアメリカン・ル・マン・シリーズ、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズに設定されている。このためGT300クラス車両は、LM GTEを上位としてGTAとACOによって性能調整される。

    なお、GT300クラス車両の参戦はアジアンLMSに限られ、GTCクラスのない世界耐久選手権(WEC)およびル・マン24時間には参戦できない。

    またGT300車両を所有するチームとドライバーが、両選手権に参戦することが可能なように、両シリーズのカレンダーがバッティングすることがないようGTAとACOで検討していくという。2013年のアジアンLMSは、日本、中国、インドネシアなどアジアで6戦が行われ、日本でのレースは9月22日に富士スピードウェイで開催される。

    坂東正明 (GTA代表取締役)
    「伝統と格式を誇るル・マン24時間レースの主催者である、ACOが2013年からスタートさせるアジアン・ル・マン・シリーズ。ここにGT300車両を受け入れて欲しいという我々の要望を快くお聞き入れくださったピエール・フィオンACO会長、レミー・ブルアール・グローバル・デベロップメント・ディレクターに心からお礼を申し上げたい。この連携により、GT300によるアジアでのレースシリーズ開催、GT300車両を活用したアジア各国のチームとドライバーの育成、それによりレース産業発展の一助となりたいと願う我々GTAのアジア戦略は、その具体化に向けて大きく前進すると確信している。ACO、GTA、そしてアジアン・ル・マン・シリーズのプロモーター、2SM GROUPを含めたこのコラボレーションは、ここにその第一歩がスタートする。今後アジア地区での協力関係をさらに深めて行くことで、同地域におけるモータースポーツの発展に寄与することができると考え、期待している」

    レミー・ブルアール (ACOグローバルデベロップメントディレクター)
    「SUPER GTは、日本とアジアを代表するレースである。ル・マン24時間レース同様、非常に高い人気を誇り、大手自動車メーカーがワークスチームで参加し、ドライバーは非常に優れており、サーキットも素晴らしい。アジアン・ル・マン・シリーズにとって、将来の発展を期するこのような団体と活動をともにすることは、とても名誉なことだ。モータースポーツにかかわるすべての者は、現在、経済的に厳しい時期にある。その中で行われたこの決定は、アジアまたは日本での将来の統一大会開催の可能性を作り出すものとなるはずだ。同時に、アジアのチームにとってコスト削減を可能にするだろう。アジアン・ル・マン・シリーズでのGT300に関するGTAとの合意を、私はとてもうれしく思うと同時に、GTAに対し、これまでの手厚い対応、協力、そして尽力に感謝する」

    ピエール・フィオン (ACO会長)
    「私たちのアジア展開において、GTAの支持を期待できることは、ACOにとって素晴らしいニュースであり、同時に私たちの新しいシリーズである2013年アジアン・ル・マン・シリーズにとっても、またGTCカテゴリーにとっても、素晴らしいニュースである。去る6月のル・マン24時間レースの折りに、このご提案をいただいた坂東代表とGTAの方々には、心からお礼を申し上げる。ACOとGTA共通の性能調整が、2013年の両シリーズに大きな成功をもたらすと確信している」

    マーク・トーマス (アジアンLMSプロモーター)
    「あと8ヶ月でスタートする2013年アジアン・ル・マン・シリーズは、日々、そのかたちを整えつつある。日本、中国、そしてインドネシアのようなメジャーな国とサーキットで、LM P2、LM PC、LM GTE、そしてFIA GT3、GT300、ワンメイクのカップカーによる?GTC?という 4つのカテゴリーで争われる。さらに、ここ数週間のうちに、メディアとカレンダーに関する良いニュースをお伝えできるだろう」

  • SUPER GT、2011年の開催スケジュールを発表

    SUPER GT、2011年の開催スケジュールを発表

    SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションは、2011年のSUPER GT大会開催日程ならびに復興支援大会として実施する内容を発表した。

    2011年のSUPER GTは、第2戦富士大会を実質的な開幕戦として4月30日(土)・5月1日(日)に開催する他、当初予定通りのシリーズ8大会および特別戦を実施する。

    第2戦富士大会は決勝の走行距離を当初予定の400kmから300kmへ、第1戦岡山大会以降の大会は300kmを250kmへ、第5戦鈴鹿大会は700kmを500kmへ変更する。

    また、2011のSUPER GT大会は「東日本大震災復興支援大会」として開催することとし、各サーキットやチーム、ドライバーと協力し、被災された方々が被害を乗り越えていただくことを支援するとの思いから「がんばろう!日本」を応援メッセージに活動する。

    2011年 SUPER GT 開催スケジュール

    第2戦  4月30日・5月1日 富士スピードウェイ
    第1戦  5月21日・22日  岡山国際サーキット
    第3戦  6月18日・19日  セパン・インターナショナル・サーキット
    第4戦  7月30日・31日  スポーツランドSUGO
    第5戦  8月20日・21日  鈴鹿サーキット
    第6戦  9月10日・11日  富士スピードウェイ
    第7戦  10月1日・2日   オートポリス
    第8戦  10月15日・16日  ツインリンクもてぎ
    特別戦 11月12日・13日 富士スピードウェイ
    ※第1戦岡山大会は延期に伴い当初予定と異なる日程

    復興支援大会の内容

    ・入場料など収益の一部を義援金として寄付
    ・オープンピット、ピットウォーク、キッズウォークなど各種イベントでの義援金の受付
    ・応援メッセージ「がんばろう!日本」の発信(レーシングマシンのフロントウィンドーへのステッカーの貼付など)
    ・震災で犠牲になられた方々へ哀悼の意を表し、SUPER GT関係者全員が喪章をつけるとともに、富士大会では半旗を掲げ、レーススタート時に黙とうを捧げる。

    坂東正明 (GTA代表)
    地震発生から約一ヶ月が経過した現在も、未だ避難所での生活を余儀なくされている数多くの被災者の方々がおられるなど、被災地の被害は甚大であり、改めて被災された皆さん、その ご家族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

    私も、通常SUPER GT のマシン搬送用に使っているトランスポーターに、支援物資を積み込み被災地へ伺い、現地の深刻な状況を目の当たりにし、この度の震災による極めて広範囲に及ぶ被害の状況を実感いたしました。一日も早い復興を心から願うとともに、全力を挙げて復旧作業に携われている皆さんに深く敬意を表します。SUPER GT としても、引き続き被災された方々のお役に立つ支援を実施するとの思いを強くいたしました。

    GTA は、本日、本年のSUPER GT の大会開催日程を決定いたしました。この時点での決定に対しては、時期尚早ではないかとの意見がある一方で、被災された方々に明るい話題を提供し勇気づける事ができないかとの声もありました。

    これらの意見を踏まえ、熟考を重ねた結果、私たちに今できること、そしてSUPER GT が果たす役割は、このような時だからこそ、大会を開催し真剣なレースをお見せすることで、被災された方々に勇気をお届けし、復興を全力で支援するとともに、全国のモータースポーツファンの皆さんに夢や希望を提供することではないかとの結論に至りました。

    なお、今回の決定に際して、サーキットで消費する電力量の低減を意識し、大会スケジュールの変更を行いました。決勝レースの走行距離を短縮し、大会の終了時間を早める他、夜間のピットなどでのスタッフの作業時間も制限します。

    また、既に本年のSUPER GT は、全戦 復興を後押しする支援大会とすることとし、被災された方々を応援するメッセージとして「がんばろう!日本」を掲げ、年間を通して発信していきます。さらに、大会の収益金の一部を義援金として被災地に寄付するとともに、大会会場では募金箱を設置するなど観戦にこられたファンの皆さんにも義援金活動に ご協力をお願いし、被災された方々を激励したいと思っています。

    最後になりますが、皆で力を合わせ被災地の方々とともに日本が直面しているこの困難を乗り越えていきましょう。「がんばろう!日本」

  • 武藤英紀、SUPER GT参戦が決定

    武藤英紀、SUPER GT参戦が決定

    武藤英紀が、2011年にSUPER GTに参戦することが発表された。

    ホンダは4日(金)、2011年のモータースポーツ活動を発表。昨年までインディカーに参戦していた武藤英紀が、元F1ドライバー鈴木亜久里が率いる「オートバックス・レーシング・チーム・アグリ」からSUPER GTに参戦することが発表された。

    2007年にインディカーでデビューを果たした武藤英紀は、2010年に名門ニューマン・ハースに移籍。しかし、マシンの競争力不足などにより総合18位でシーズンを終えていた。

  • 中嶋一貴、SUPER GTのテストに参加

    中嶋一貴、SUPER GTのテストに参加

    中嶋一貴は、SUPER GTのマシンをテストすることを自身のブログで明らかにした。テストは12月13日(日)から富士スピードウェイで行われる。

    先月フォーミュラ・ニッポンのテストに参加した中嶋一貴。2010年はレース活動をしてこなかった中嶋一貴だが、2011年は「何にしてもレースは絶対にします。2年乗らないことは自分ではないと思っています」と国内レース復帰も検討していることを認めている。

    「今回はGTに乗せてもらいますが、まともに500のマシンに乗るのは初めてなので、まったく一から練習です」と中嶋一貴はコメント。

    ドライブするマシンは明らかになっていないが、トヨタ系チームのマシンになるだろう。

    中嶋一貴は、2005年にSUPER GTのGT300クラスに「吉兆宝山 with apr」からフル参戦していた。