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  • SUPER GT:au TOM’S GR Supraが予選6位から見事な逆転優勝

    SUPER GT:au TOM’S GR Supraが予選6位から見事な逆転優勝

    2023年のスーパーGTの第2戦の決勝が5月4日(木)に富士スピードウェイで行われた。

    GT500クラスは予選6位のNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が、中盤にトップに立つとそのまま逃げ切って優勝を飾った。GT300クラスはNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)が、最後は僅差の戦いを制してポール・トゥ・ウインを決めた。

    好天の下、富士スピードウェイでの決勝レースは48,600人もの観客を集めて開催されたが、450km/100周を一度の中断もなく、各所で激しいデットヒートを繰り広げた好レースとなった。GT500クラスでは、予選1位のNo.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がスタートからトップに立ち、これをNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が僅差で追い上げる展開で始まる。

    だが予選6位のNo.36 au TOM’S GR Supraがハイペースで追い上げて、20周目に3番手に浮上すると、その後もトップ2台との差を着実に詰め、30周目についに16号車を捉えて2番手となる。さらに36号車は2回が義務であるピットインの1回目を終えた時点でトップに踊り出る。その後も2番手の100号車との間隔を着実に広げ、最後は2位以下に28秒を超える大差をつけて100周を走り切り、今季初優勝を達成した。逃げ切れなかった100号車は2位となった。

    一方3位争いはゴール直前まで目まぐるしい展開となった。まずは予選5位のNo.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)がピットストップを引き伸ばす作戦を採り、終盤まで表彰台圏内を走っていた。残り僅か5周というところでトラブルが発生して、ゴールできず。代わって3番手にNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が上がるも、これにNo.17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)やNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)などが追いつき、抜きつ抜かれつのバトルに。すると8号車はファイナルラップを目前に、なんとスローダウンの悲運に見舞われる。これによって17号車が3位でフィニッシュする結果となった。

     GT300クラスの前半戦はポールポジションのNo.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップをキープ。だが、中盤はピット戦略を駆使したNo.2 muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響/加藤寛規)が僅差で先頭に踊りでる。これを56号車の名取鉄平が追い上げてパス。それでも食い下がる2号車を、名取は0.5秒の僅差で振り切って、ポール・トゥ・ウインを成し遂げた。

    GT500クラス
    No.36 au TOM’S GR Supra
    坪井翔
    「予選6位だったので前を抜かないといけませんでした。僕の1回目、2回目の走行でトップに上がれて良かったです。最後は(宮田)莉朋がさらに差を広げてくれたので、これは今後のレースに活きてきますね。富士とGR Supraは相性が良いですし、僕自身も富士を得意としていますから。昨日の段階から決勝での速さがあると分かっていました。 今日は(トラブルでゴールできなかった前戦)岡山の借りを返すつもりで来たので、それを返せて、最高の結果ですね。」

    宮田莉朋
    「(後続車とは)大差にはなりましたが、それは(前半を走った)坪井選手ががんばってくれたおかげです。でも、本当に嬉しいです。実は4年前に36号車に代走で乗せていただいた時はトラブルで止まり、前戦もトラブルで完走率が0%だったんですよ(苦笑)。今回、大差をつけて勝ったので、これでようやく36号車で結果を残せたのが嬉しいです」

    GT300クラス
    No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R
    ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
    「この2日間、我々は完璧なレースをこなすことを目標に進めてきました。でもレースでは2号車がすごく良い戦略を使い、我々の前に出られてしまいました。逆転は難しいかと思いましたが、名取選手が見事なオーバーテイクを見せてくれて、クルマも最後までペースが良くて勝つことができました。ありがとうございました」

    名取鉄平
    「SUPER GT初優勝は、近藤監督はじめチームや応援してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。最後、2号車と結構バトルをしましたが、向こうも同じくらいに速くて。(抜くときは)GT500車両との絡みで差を詰めて、ほんと一瞬の隙、チャンスがあったのでオーバーテイクすることができました。SUPER GTらしいレースができたと思います」

    2023年 SUPER GT 第2戦 結果

    GT500クラス
    1. No.36 au TOM’S GR Supra
    2. No.100 STANLEY NSX-GT
    3. No.17 Astemo NSX-GT
    4. No.14 ENEOS X PRIME GR Supra
    5. No.3 Niterra MOTUL Z
    6. No.37 Deloitte TOM’S GR Supra
    7. No.23 MOTUL AUTECH Z
    8. No.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra
    9. No.1 MARELLI IMPUL Z
    10. No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
    11. No.8 ARTA MUGEN NSX-GT
    12. No.19 WedsSport ADVAN GR Supra
    13. No.38 ZENT CERUMO GR Supra
    14. No.64 Modulo NSX-GT
    15. No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z

    GT300クラス
    1. No.56 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R
    2. No.2 muta Racing GR86 GT
    3. No.52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT
    4. No.65 LEON PYRAMID AMG
    5. No.10 PONOS GAINER GT-R
    6. No.88 JLOC ランボルギーニ GT3
    7. No.6 DOBOT Audi R8 LMS
    8. No.31 apr LC500h GT
    9. No.96 K-tunes RC F GT3
    10. No.25 HOPPY Schatz GR Supra GT
    11. No.61 SUBARU BRZ R&D SPORT
    12. No.20 シェイドレーシング GR86 GT
    13. No.7 Studie BMW M4
    14. No.50 ANEST IWATA Racing RC F
    15. No.27 Yogibo NSX GT3
    16. No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT
    17. No.11 GAINER TANAX GT-R
    18. No.30 apr GR86 GT
    19. No.360 RUNUP RIVAUX GT-R
    20. No.48 植毛ケーズフロンティア GT-R
    21. No.22 アールキューズ AMG GT3
    22. No.5 マッハ車検 エアバスター MC86 マッハ号
    DNF. No.60 Syntium LMcorsa GR Supra GT
    DNF. No.18 UPGARAGE NSX GT3
    DNF. No.4 グッドスマイル 初音ミク AMG
    DNF. No.87 Bamboo Airways ランボルギーニ GT3

  • SUPER GT:STANLEY NSX-GTの牧野任祐がポールポジション獲得

    SUPER GT:STANLEY NSX-GTの牧野任祐がポールポジション獲得

    2023年のスーパーGTの第2戦の予選が富士スポードウェイで行われ、No.100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)がポールポジションを獲得した。2番手にはNo.19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)、3番手にはNo.16 ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が続いた。

    SUPER GTの予選はQ1とQ2という2段階のノックアウト方式を採用しており、Q1を勝ち抜いたクラス上位同士がQ2で予選での最終順位を争った。

    GT500クラスはNo.100 STANLEY NSX-GT(TEAM KUNIMITSU)の牧野任祐が1分26秒420をマークして獲得。GT300クラスは、No.65 リアライズ日産メカニックチャレンジGT-R((ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平))がクラス予選1位となった。2チームは、明日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    2023年 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 予選

    1. No.100 STANLEY NSX-GT – 1分26秒420
    2. No.19 WedsSport ADVAN GR Supra – 1分26秒496
    3. No.16 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分26秒609
    4. No.14 ENEOS X PRIME GR Supra – 1分26秒743
    5. No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z – 1分26秒779
    6. No.36 au TOM’S GR Supra – 1分26秒786
    7. No.8 ARTA MUGEN NSX-GT – 1分26秒816
    8. No.17 Astemo NSX-GT – 1分26秒953

  • SUPER GTとDTMのプロモーターがクラス1マシンの後継車を議論

    SUPER GTとDTMのプロモーターがクラス1マシンの後継車を議論

    SUPER GTとDTMのプロモーターは、モータースポーツや自動車業界の状況が変化する中、共同で策定したクラス1レギュレーションの後継を検討するための予備会議を開催した。

    SUPER GTのプロモーターであるGTアソシエイションの坂東正明代表は、2月28日にドイツ・フランクフルトのADAC本部を訪れ、現在のGT3マシンの上に位置する新カテゴリーを提案した。

    北米のIMSAを含む世界中の選手権にとって魅力的なレギュレーションを策定することで、各シリーズのメーカーがより実行可能にするというアイデアだ。

    SUPER GTとDTMは、以前はクラス1(Class 1)のレギュレーションで協力し、2019年には富士スピードウェイで合同レースを開催して成功を収めたが、2020年以降のアウディの撤退により、DTMは安価なGT3ベースのカスタマーフォーミュラに切り替えることになり、SUPER GTだけがクラス1マシンを使用する選手権となった。

    しかし坂東は、2028年もしくは29年にSUPER GTのトップクラスを形成するGT500マシンの後継として、将来的に同じような国際提携を行う可能性があると感じている。

    「ヨーロッパ(DTM)ではGT3がベースになっていますが、その上にGT500、つまりかつてクラス1と呼ばれていたものがあります」と坂東は語った。

    「現状では、海外のメーカーがGT500車両を生産することないと思いますが、新しい環境規制や安全規制の話が進めば、GT3の上に『新GT500』のようなカテゴリーを作れないことはないでしょう」

    「クラス1 は基本的にITRからの提案で、それに乗っかって一緒にやっていたのですが、その後、GT3車両にルールが変わって、そのまま我々のGT500レギュレーションになりました」

    「しかし、コストを上げずに二酸化炭素を減らす方法が見つかれば、GT3より一段上のものが作れる。それがみんなの考えであり、それが我々全員が考えていることであり、将来一緒に検討したいことです」

    ADAC Mortorsportのツディレクターのトーマス・ヴォスは、世界中の複数のシリーズでレースができるのであれば、メーカーが新しいレギュレーションに合わせて車を製造するさらなる推進力になると語る。

    これは、世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権がルールの収束に合意し、それぞれのトップクラスが同じLMDhとLMHのマシンを走らせることになったことを受けてのことだ。

    「孤立したソリューションはもはや意味をなさない」とヴォスは語った。

    「メーカーがDTMにしか出られないようなクルマを作ることはないだろう」

    「同じクルマでIMSAやSUPER GT、そしてオーストラリアにも参戦できるのであれば、それはメーカーにとってまた新たな挑戦となる。だからこそ、世界中のプロモーターが、『あなた方は何をやっているのか』と問いかけるのは、とても意味のあることなのだ」

    「現在、自動車メーカーは、FIAとともに将来の枠組み条件を提案するプロモーターのグループを待っている」

    「自動車メーカーからは『各選手権のために別々のクルマを作るつもりはないので、合意に達してください』という明確なシグナルが出ている。それが、今後数年間の課題のひとつだ」

    自動車産業が電気自動車に毎年数十億の投資を続ける一方で、ヴォスは、モータースポーツにおいて内燃機関が引き続き主役であることを期待するが、その際には二酸化炭素排出量を削減するための対策が必要となる。

    SUPER GTはすでに2023年にカーボンニュートラル燃料に移行しており、ETS Racing Fuelsが今シーズンに3万リットルのバイオマス由来燃料を供給している。

    「SUPER GTから連絡があり、『我々はホンダ、日産、トヨタが互いに戦うメーカー指向のシリーズでもある』と言われた」とヴォスは説明した。

    「そこでも、メーカーはサステイナビリティ(持続可能性)の方向へ向かっている。我々はより環境に優しくならなければならないと言っている。そして、単にショーのために何かをするのではなく、テクノロジーの最前線に立ちたい」

    「それがモータースポーツにとってのチャンスだ。そして、アメリカ人、日本人、フランス人、そして私たち全員が同じ問題を抱えている」

  • SUPER GT:赤旗終了のレースでMOTUL AUTECH Zが優勝でZがワンツー

    SUPER GT:赤旗終了のレースでMOTUL AUTECH Zが優勝でZがワンツー

    2023年 SUPER GT 開幕戦の決勝レースが4月16日(日)に岡山国際サーキット(1周3,703m×82周)で行われ、GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が、GT300クラスはNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)が優勝を飾った

    2023年の開幕戦、決勝は終始天候に左右される大荒れの展開となった。晴れもとでウォームアップ走行を行い、全車が乾いた路面用のスリックタイヤで決勝スタートに臨んだが、走り始めて間もなくして雨が降り、ウエットタイヤへの交換を余儀なくされる。

    この混乱の中でコース上ではアクシデントが相次ぎ、2度のフルコースイエローとセーフティーカー導入、そして落雷による赤旗中断があり、最後は上位陣が62周を終了したところで3度目の赤旗が提示され、レースはそのまま終了となった。

    その中、ポールポジションからスタートしたNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は的確なタイミングで3度のピット作業を行い、終盤トップに返り咲いてフィニッシュ。これで松田は自己の待つGT500クラス最多勝を24勝に伸ばした。予選2番手のNo.3 Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)も最初のウエットタイヤへの交換と合わせて給油を行うなど、巧みなピット戦略を展開し、最後は2位でゴール。Nissan Z GT500勢がシーズン初戦を1-2フィニッシュで飾った。

    3位にはシャシー交換によるペナルティストップから見事な追い上げを見せたNo.8 ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)が入った。TOYOTA GR Supra GT500勢はNo.36 au TOM’S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が一時トップに立つ活躍を見せたが、終盤に取り付けミスでタイヤが脱落してリタイヤ。それでもNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)が終始激しいバトルを繰り広げて4位を獲得した。

    スーパーGT

    GT300クラスの序盤はポールポジションのNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)の篠原が逃げるが天候の変化で後続は変わっていき、タイヤ交換のタイミングで65号車もトップを譲ることに。この天候にベストのピットイン、タイヤ選択を行ったのが予選18位のNo.18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/小出峻)。各車がルーティンのドライバー交代を終えるとトップに躍り出て、そのままゴール。チームとして5年ぶりの勝利で、難しい前半を凌ぎきった小出はなんとSUPER GTデビューウインとなった。2、3位は65号車、No.244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)が入った。

    GT500クラス
    No.23 MOTUL AUTECH Z
    松田次生
    「雨の中、たくさんの方に見に来ていただき、ありがとうございます。ただ、この雨だと難しい状況でしたので(途中終了はしょうがない)。(レース後半で)僕が乗った時も、とても微妙なコンディションでした。でも、ピットがすごく良い判断をしてくれました。23号車のクルーのみんなに感謝したいと思います。」

    ロニー・クインタレッリ
    「ドライ路面でレースをスタートして、途中から雨。スリックタイヤでは滑り易いので落ち着いて走り、レインタイヤに替えて最初は大変でしたが、(タイヤが)温まってからはどんどん行けて。本当に今回は作戦が完璧でした。この週末はクルマもスタッフもすべてが完璧でした」

    GT300クラス
    No.18 UPGARAGE NSX GT3
    小林崇志
    「このチームに移籍した(2018年)開幕戦の岡山で勝てたのですが、そこから惜しいレースは何度もあったのに勝てず、そろそろ監督の堪忍袋が切れるかと思っていました(苦笑)。(今大会は)天候にも翻弄されて予選も18番手でしたが、決勝に関しては天候を味方にして、その状況を的確に判断してトップに出られました。その判断をしてくれた石田監督やチームのみんなに感謝しています」

    小出 峻
    「本当に嬉しいです。今まででいっちばん嬉しいです! 天候に左右されるレースウィークでしたし、予選も18番と順調ではなかったです。でも、チームみんなで諦めずに戦いました。ドライバーもがんばったし、作戦も完璧で、ウチのチームは最強でした。本当に皆さんに感謝です」

  • スーパーGT:MOTUL AUTECH Zの松田次生が13年ぶりのポール獲得

    スーパーGT:MOTUL AUTECH Zの松田次生が13年ぶりのポール獲得

    2023年のスーパーGTの開幕戦の予選が岡山国際サーキットで行われ、No.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がポールポジションを獲得した。

    予選はQ1とQ2という2段階のノックアウト方式を採用しており、Q1を勝ち抜いたクラス上位同士がQ2で予選での最終順位を争った。

    雨模様の予選だったが、GT500クラスはNo.23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)の松田が2010年以来のポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスは、No.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)の蒲生がクラス予選1位となった。2チームは、明日4月16日の決勝レースを各クラスの最前列からスタートする。

    開幕戦岡山の公式予選は、朝から降り続く雨の影響で、当初予定されていたQ1、Q2の全セッションを5分延長し、各15分間で行われた。また公式練習でトップタイムながらクラッシュしたNo.39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraは車両の修復が間に合わず、残念ながら予選の出走を断念した。

    天候がやや回復する中で始まったGT500クラスの予選Q1は、熾烈なタイムアタック合戦の末にNo.23 MOTUL AUTECH Z(ロニー・クインタレッリ)がラストアタックで1分29秒659を叩き出してトップとなる。2番手にはNo.100 STANLEY NSX-GT(牧野任祐)、3番手にはNo.64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也)が続いた。TOYOTA GR Supra GT500の最上位はNo.37 Deloitte TOM’S GR Supra(笹原右京)の5番手だった。

    予選Q2においても23号車は圧倒的な速さを見せつけ、松田次生が序盤に1分33秒357でトップに立つと、その後もNo.3 Niterra MOTUL Z(高星明誠)とトップを競ってタイムを刻み、5周目には1分29秒台、7周目には1分28秒台、最終的には1分27秒860を叩き出し、2番手の3号車に1秒175というGT500クラスの予選としては大差で引き離して、2010年6月の第4戦セパン以来という自身2回目のポールポジションを獲得した。予選2位はNo.3 Niterra MOTUL Z。そして、ルーキーの太田格之進の駆るNo.64 Modulo NSX-GTが予選3位と大健闘。岡山を2連覇しているNo.14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也)は4番手に滑り込んだ。GT500クラスは3車種がトップ4に並ぶ結果となり、明日の決勝も激しいものとなりそうだ。

    GT300クラスのQ1は、昨年のランキング順でA/Bの2組に分かれて行われ、A組ではNo.20 シェイドレーシング GR86 GT(平中克幸/清水英志郎)の平中が、B組はNo.65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)の篠原がトップとなる。両組の上位8台、計16台が進出したQ2は雨上がりのウエット路面。そこでNo.65 LEON PYRAMID AMGの蒲生尚弥が1分36秒038のトップタイムを記録して、GT300クラス自身5度目のポールポジションを獲得した。

    GT500クラス
    松田次生(No.23 MOTUL AUTECH Z)
    「(前回の予選1位は)2010年だとは思いますが、いつだっけ。嬉しいですね。いつもならQ2はロニー選手ですが、僕が(雨の)公式練習を走れなかったので、僕が(状況の良い)Q2でした。これまでのロニー選手のタイヤの温め方、アドバイスを参考にして、徐々に徐々に(温めて)。でも自分のペースでうまくできました。敵は(同じミシュランタイヤの)3号車だと思っていましたが、他のタイヤも良いので大変でしたが、またミシュランの良さが出せました。チームが良いクルマにしてくれたので、決勝もトップをキープして、優勝を飾れるようがんばります」

    GT300クラス
    蒲生尚弥(No.65 LEON PYRAMID AMG)
    「(Q2の状況は)路面の水も少なくて、かなり走りやすいコンディションだったことと、それに合わせたタイヤ選択ができました。それだけにポールポジションは、チームの皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。(今季も)幸先の良いスタートが切れたと思います。明日の決勝もがんばります」

    スーパーGT 第1戦 予選結果

    1.No.23 MOTUL AUTECH Z (1分27秒860)
    2.No.3 Niterra MOTUL Z (1分29秒035)
    3.No.64 Modulo NSX-GT (1分29秒347)
    4.No.14 ENEOS X PRIME GR Supra (1分29秒742)
    5.No.19 WedsSport ADVAN GR Supra (1分30秒322)
    6.No.37 Deloitte TOM分S GR Supra (1分30秒772)
    7.No.8 ARTA MUGEN NSX-GT (1分31秒589)
    8.No.100 STANLEY NSX-GT (1分31秒717)

    9.No.16 ARTA MUGEN NSX-GT
    10.No.36 au TOM分S GR Supra
    11.No.24 リアライズコーポレーション ADVAN Z
    12.No.1 MARELLI IMPUL Z
    13.No.17 Astemo NSX-GT
    14.No.38 ZENT CERUMO GR Supra

  • SUPER GT:トムス、2023年車両はカラーリングを大幅に刷新

    SUPER GT:トムス、2023年車両はカラーリングを大幅に刷新

    トムスは、2023年度のSUPER GT GT500クラスに臨むチームの体制及びカラーリングを発表した。

    2023年もトムスはSUPER GTに昨年までと同様にGT500クラスへ2台体制で参戦。36号車は、昨年までに引き続き、メインスポンサーに「KDDI株式会社」を迎え、「TGR TEAM au TOM’S」として活動する。

    ドライバーは、GTにおいては初のコンビとなる坪井翔と宮田莉朋が担当。2018年までF3でのチームメイト以来の組合せとなり、今年の飛躍に期待している。 チームアテンダントは「au Circuit Queen」として、4年連続の「央川かこ」と初となる「辻門 アネラ」が務める。

    37号車は、新たなメインスポンサーとして「デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社」を迎え、「TGR TEAM Deloitte TOM’S」として活動する。ドライバーは、昨年の36号車からチーム内移動となるジュリアーノ・アレジに、昨年のSUPER FORMULAで2勝を飾った新加入の笹原右京との、こちらも初コンビにて活動する。チームアテンダントは「マツモトキヨシ キューティー」一ノ瀬 のこ、「TOM’S Team Attendant」東海林 里咲の2名に加え、今年の東京オートサロンデビューのバーチャルチームアテンダント・轟凛(とどろき りん)の3名が務める。

    また、23年シーズンのカラーリングについては、36号車、37号車共にマシンデザインを大幅に変更した。「Challengerとしてあらゆる方向に挑戦していく力」を表す基本デザインに、それぞれのメインスポンサーの企業カラーを活かしながら、同じチームトムスとして一体感のあるカラーリングに仕上げまた。次回の岡山テストより新しいカラーリングにて登場の予定で。

    SUPER GT GT500クラス チーム体制一覧
    総監督:舘信秀
    チーフエンジニア:小枝正樹

    TGR TEAM au TOM’S
    TGR TEAM au TOM’S
    チーム名:TGR TEAM au TOM’S
    車両名:au TOM’S GR Supra
    カーナンバー:36
    チーム監督:伊藤 大輔
    ドライバー:坪井 翔/宮田 莉朋
    担当エンジニア:吉武聡
    チームアンバサダー:au Circuit Queen:央川 かこ/辻門 アネラ

    TGR TEAM Deloitte TOM’S
    TGR TEAM Deloitte TOM’S
    チーム名:TGR TEAM Deloitte TOM’S
    車両名:Deloitte TOM’S GR Supra
    カーナンバー:37
    チーム監督:山田淳
    ドライバー:笹原右京/ジュリアーノ アレジ
    担当エンジニア:大立健太
    チームアンバサダー:マツモトキヨシキューティー:一ノ瀬 のこ
    TOM’S Team Attendant:東海林 里咲
    Virtual Team Attendant:轟凛

  • クラフトスポーツ、SUPER GTのスポンサー撤退を発表

    クラフトスポーツ、SUPER GTのスポンサー撤退を発表

    クラフトスポーツは、日産の3号車に行っていたスポンサーを終了することを発表した。

    日産 GT-Rの専門店であるクラフトスポーツは「前オーナー様より大切にされてきたお車を未来のオーナー様へ橋渡しさせて頂く。レース活動を通して全国の皆様に GT-R の魅力を発信したい」と2012年からSUPER GTのスポンサーを開始。リヤウィングにロゴが入った#1 MOTUL AUTECH GT-Rはシリーズチャンピオンを獲得した。

    2016年からは1号車に加えて、#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rのサブスポンサーも務めた後、2018年からは#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rのメインスポンサーに就任。ホワイトのカラーリングのGT-Rは人気を博した。

    しかし、日産は2021年をもって14年間にわたるGT-Rでの参戦を終了。2022年からはZでの参戦を開始した。

    GT-Rの専門店であるクラフトスポーツだが、Zに車両が変わった2022年も#3 CRAFTSPORTS MOTUL Zのメインスポンサーを務めていた。赤のカラーリングに青いライトが特徴的なマシンだった。

    しかし、1月29日にYoutubeチャンネルでSUPER GTのスポンサーを終了することを発表した。

    #3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R

  • SUPER GT | トヨタ、2020年の参戦体制を発表(GT500/GT300)

    SUPER GT | トヨタ、2020年の参戦体制を発表(GT500/GT300)

    トヨタは、2020年のSUPER GTの参戦体制を発表した。

    GT500クラスでは新たにGRスープラGT500を投入。株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TCD)を通じ、6チーム・6台に支援を行う。ドライバーは、昨年全日本F3を戦ったサッシャ・フェネストラズと宮田莉朋が新加入する。GT300クラスには、トヨタプリウスPHV2台、GRスープラ1台とLEXUS RC F GT3 4台が参戦する。

    GT500

    No. チーム名 車両名 ドライバー タイヤ
    14 TGR チーム ワコーズ ルーキー
    (TGR TEAM WAKO’S ROOKIE)
    WAKO’S 4CR GR Supra 大嶋 和也
    (Kazuya Oshima 日本)
    BS
    坪井 翔
    (Sho Tsuboi)
    19 TGR チーム ウェッズスポーツ バンドウ
    (TGR TEAM WedsSport BANDOH)
    WedsSport ADVAN GR Supra 国本 雄資
    (Yuji Kunimoto)
    YH
    宮田 莉朋
    (Ritomo Miyata)
    36 TGR チーム エーユー トムス
    (TGR TEAM au TOM’S)
    au TOM’S GR Supra 関口 雄飛
    (Yuhi Sekiguchi)
    BS
    サッシャ・フェネストラズ
    (Sacha Fenestraz)
    37 TGR チーム キーパー トムス
    (TGR TEAM KeePer TOM’S)
    KeePer TOM’S GR Supra 平川 亮
    (Ryo Hirakawa)
    BS
    ニック・キャシディ
    (Nick Cassidy)
    38 TGR チーム ゼント セルモ
    (TGR TEAM ZENT CERUMO)
    ZENT GR Supra 立川 祐路
    (Yuji Tachikawa)
    BS
    石浦 宏明
    (Hiroaki Ishiura)
    39 TGR チーム サード
    (TGR TEAM SARD)
    DENSO KOBELCO SARD GR Supra ヘイキ・コバライネン
    (Heikki Kovalainen)
    BS
    中山 雄一
    (Yuichi Nakayama)

    GT300

    No. チーム名 車両名 ドライバー タイヤ
    30 エー・ピー・アール
    (apr)
    TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 永井 宏明
    (Hiroaki Nagai)
    YH
    織戸 学
    (Manabu Orido)
    31 嵯峨 宏紀
    (Koki Saga)
    BS
    中山 友貴
    (Yuki Nakayama)
    52 埼玉トヨペット グリーンブレイブ
    (Saitama Toyopet Green Brave)
    GR Supra GT 吉田 広樹
    (Hiroki Yoshida)
    BS
    川合 孝太
    (Kohta Kawaai)
    35 パンサー アット チーム タイランド
    (Panther arto Team Thailand)
    arto RC F GT3 未定 YH
    未定
    60 エルエム コルサ
    (LM corsa)
    SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 吉本 大樹
    (Hiroki Yoshimoto)
    MI
    河野 駿佑
    (Syunsuke Kohno)
    96 ケーチューンズ レーシング
    (K-tunes Racing)
    K-tunes RC F GT3 新田 守男
    (Morio Nitta)
    DL
    阪口 晴南
    (Sena Sakaguchi)
    244 マックス レーシング
    (Max Racing)
    たかのこの湯 RC F GT3 久保 凜太郎
    (Rintaro Kubo)
    YH
    三宅 淳詞
    (Atsushi Miyake)
  • SUPER GT 第7戦 結果 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが嬉しい初優勝

    SUPER GT 第7戦 結果 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rが嬉しい初優勝

    2019 AUTOBACS SUPER GT第7戦『SUGO GT 300km RACE』の決勝レースが9月22日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周3,704m×81周)で行われた。スタート前に雨が降り出して混乱の決勝レースとなったが、GT500クラスはNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)が、GT300クラスはNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一/福住仁嶺)が共に逆転で今季初優勝を飾った。

    前戦オートポリスと同様に天気を気にしながら迎えた第7戦の決勝日。前日は終日ドライ路面のまま予選が行われ、GT500クラスでは3台がコースレコードを更新する好走を見せた。この決勝日も午前は曇り空に覆われていたものの、お昼過ぎに行われたウォームアップ走行でも空が泣くことはなかった。しかし、各車が決勝レースのダミーグリッドに着いた頃から、ついに雨が降り始める。路面は徐々に濡れていき、各チームはドライ路面用のスリックタイヤか、雨用のウエットタイヤかで悩むことになる。その中、午後2時に全81周で争われる決勝レースはセーフティカー(SC)先導でスタートとなった。

    多くがウエットタイヤを選ぶ中、上位陣ではポールポジションのNo.17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)がスリックタイヤを選んだ。SCランは3周にわたって行われ、雨が上がることのないまま、4周目にシグナルがグリーンに。完全にウエットとなったこの状況で、17号車は2番手スタートのNo.1 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)、4番手スタートのNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)に相次いでパスされ、他にスリックを選んだ3台とともに下位に沈んでしまう。

    トップに立った1号車は序盤を快調に走り、徐々に2番手の37号車を引き離していく。その後ろにいたNo.36 au TOM’S LC500(中嶋一貴)は今季の3基目のエンジンに交換したペナルティで、7周が終わったところで10秒のピットストップを行って後退。代わってNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平)が予選7位から猛追して3番手まで順位を上げる。

    レースの1/3を消化したと同時に2番手の37号車がピットイン。平川亮に交代し、タイヤは替えずにコースに戻る。また、5番手争いをしていながら単独スピンを喫して7番手に下がったNo.64 Modulo Epson NSX-GTも同じタイミングで、ナレイン・カーティケヤンから牧野任祐に交代。ここから多くのチームがルーティンのピットワークをこなしていく。

    トップの1号車は36周でピットへ戻り、山本尚貴へバトンタッチ。マージンはかなりあるように思えたが、タイヤを替えなかった37号車が背後に迫っていた。一方、タイヤを替えた1号車は37号車を抑えきることができず、トップを明け渡す。その直後に11番手走行中のNo.12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)がコースアウトし、グラベルでストップ。この39周目のタイミングでSCが導入されることとなった。

    リスタートでは1号車、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)No.6 WAKO’S 4CR LC500(山下健太)と2番手を争っていたNo.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(フレデリック・マコヴィッキィ)がペースアップ。一気に2番手を奪うと、37号車を追い上げる。48周目に7秒以上あった差は毎ラップ削られ、ついに54周目には3号車がトップに立った。ペースの上がらない1号車はここで優勝争いから脱落する。

    すると替えなかったタイヤが消耗したのか37号車のペースがダウン。ハイペースで23号車を抜き去ったNo.64 Modulo Epson NSX-GT(牧野任祐)にもパスされる。37号車は23号車にもかわされて4番手まで下がる。これでトップ3は3号車、64号車、23号車というオーダーとなり、このポジション争いも終結。その後はトップ3台の間隔は徐々に広がっていき、それぞれが単独走行になって、雨で終始したレースは81周のフィニッシュとなった。

    No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/フレデリック・マコヴィッキ)はチームとして初優勝で、NISSAN GT-R NISMO GT500にとっても今季勝利となる。またGT500で9勝目となる平手、同3勝目のマコヴィッキにとってもGT-Rでの初勝利だ。GT500のミシュランタイヤの優勝は2018年第2戦富士以来20勝目となる。

    2位にはNo.64 Modulo Epson NSX-GT(ナレイン・カーティケヤン/牧野任祐)で今季初表彰台。3位にはNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が入り、松田/クインタレッリ組はドライバーランキング3位で最終戦もてぎにタイトルの可能性を残した。

    6位入賞でランキングトップを守ったNo.6 WAKO’S 4CR LC500の大嶋和也/山下健太組は、最終戦で初タイトル獲得に挑む。このレースは4位だったNo.37 KeePer TOM’S LC500(平川 亮/ニック・キャシディ)はランキング2位。最終戦でタイトル奪還を狙う。最終戦のもてぎはGT500の全車が開幕戦と同じくノーハンディとなり、より白熱した戦いが展開されそうだ。

    GT500 Class
    No.3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
    平手 晃平
    すごく嬉しいです。今年は日産に移籍してシーズンを過ごしてきましたが、ここ2、3戦は速さを結果に結びつけられない悔しいレースが続いて、気持ち的にも苦しかったです。でもNISMOさんを始めミシュランタイヤさん、チームの皆さんが一生懸命結果を残そうという気持ちでスポーツランドSUGOに来たので“なんとかここで表彰台を”と思っていたら、最終的に素晴らしい勝ち方ができました。NISSAN GT-R NISMO GT500の今シーズン初優勝、そしてこのチームのGT500初優勝に貢献できたことを嬉しく思っていますし、関係者の皆さんに本当に感謝しています。僕のスティントは、スタート前に雨が降り始めて来たので、周りの状況を見ながら自分たちの持っている中でベストなタイヤを選択しました。それが功を奏してレース前半から結構いいペースで走ることができましたし、後半を担当したフレッド(マコヴィッキ)に対してもコース状況などに関していいアドバイスができました。今日は本当にチームの仕事に対して100点満点をつけたいなと思います。

    フレデリック・マコヴィッキ
    NISSAN GT-R NISMO GT500の今季初優勝を挙げることができて、大変光栄に思っています。ここ2、3戦の僕らのクルマには競争力がありましたが、あと僅かなところでセッティングが詰めきれていませんでした。GT500クラスは本当にレベルが高いので、なかなか結果を残すことができていませんでしたが、今回は本当に細かいところまで完璧でした。元々僕らのクルマは雨が得意なので表彰台を獲得し、優勝することができて本当に良かったです。平手(晃平)選手もレース前半をペースよく走ってクルマを渡してくれました。雨の中でのタイヤマネジメントはベストだったと思います。レース後半にセーフティカーが入り、すべてのクルマが一団となり、タイヤが冷えた状態からリスタートになった時も、うまく対応できたと思います。チームの全員がタフなレースの中でよくがんばったと思うし、自分たちの実力をすべて出し切ることができたと思います。日産やミシュランタイヤも素晴らしい仕事をしてくれました。SUPER GTで勝つのはすごく難しいことなので、大変嬉しく思っています。

    GT300 Class
    No.55 ARTA NSX GT3
    高木 真一
    予選2位からのスタートということで、当然雨の中では有利なポジションだなと思っていました。その上ポールポジションの61号車、3位の25号車がスリックタイヤを履いているという状況で、このまま雨が降ればマージンができるなと考えていました。走り出しは小雨で、ライン上には乾いた部分もあったので、最初の10周くらいはタイヤを労わりながら、2位の4号者との間隔を見ながら、ペースを上げたり下げたりしていました。そしてピットインできる最小限の周回数を過ぎたところからはペースを上げて、タイヤがなくなるまでフルプッシュで走るつもりでいました。すると36周目のSPコーナーに差し掛かったところで「ピットに入ってください」と言われて。セーフティカーが入る前のタイミングでピットインできたことも勝因だったと思います。ここ十何年チャンピオンを獲っていないので「最終戦もてぎも何かあるんじゃないか?」と心配していますが、ランキング2位が96号車の新田(守男)さんというのは嬉しいです。(元コンビだった)おっちゃん同士でがんばろうかなと思います。

    福住 仁嶺
    「この優勝は僕にとってSUPER GTでの初めての優勝なので、本当に嬉しく思います。高木(真一)さんがうまくレース運びをしてくれて、僕に交代した時にタイヤを4本とも交換しました。ちょうどそのタイミングで雨量が増えてきたので、タイヤをなかなか暖められず、最初の4周ぐらいは辛い状況が続きました。タイヤが発熱してからはペースを上げることができ、後ろのクルマが離れていきましたが、今度は燃費の問題が出てきて「最後まで燃料が持たないかも?」という話になり、少しペースを抑えて走ることにしました。クルマを最後まで運ぶことができて、優勝という形で終われたので、チームの皆さんには本当に感謝しています」

  • SUPER GT | 第2戦 富士 結果:ZENT CERUMO LC500が逆転優勝

    SUPER GT | 第2戦 富士 結果:ZENT CERUMO LC500が逆転優勝

    2019年 SUPER GT第2戦『FUJI GT 500km RACE』決勝レースが5月4日(土)、富士スピードウェイ(1周4,563m×110周)で行われた。

    レース序盤は突然の強い雷雨で中断もあったが、その後は天候が回復して好レースが展開。GT500クラスは、No.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路/石浦宏明)が、GT300クラスはNo.11 GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)が優勝した。

    前日の予選、この日の午前は好天に恵まれていたが、決勝レースを前に雨が降り出し、スタート時には完全に路面はウエットとなってしまう。このため、セーフティカー先導でスタートして2周を終えてからのレース開始となった。

    スタートではポールポジションからトップを走るNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)をNo.37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)が激しく攻め、時に濡れた路面に滑るというハードなトップ争いを展開。そこに加わったのは予選7位から雨中を追い上げてきたNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路)だ。38号車は先行する2台も抜き、13周目にはトップに立つ。その直前から雨が非常に強くなり、さらに雷も鳴ったことから、赤旗が提示されてレースは一時中断となった。

    幸いにも30分ほどで雨は上がり、レースが再開。この後、路面が少しずつ乾いていくと38号車と23号車のマッチレースとなる。最初のピットイン後は、No.23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)がリードするもNo.38 ZENT CERUMO LC500(石浦宏明)が逆転。また最後のピットインでNo.23 MOTUL AUTECH GT-R(クインタレッリ)が前に出るが、これをラスト10周でNo.38 ZENT CERUMO LC500(立川)がひっくり返す。結局、このままNo.38 ZENT CERUMO LC500が逃げ切って優勝となった。2位はNo.23 MOTUL AUTECH GT-R。また昨年のチャンピオンであるNo.1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/ジェンソン・バトン)が、予選12位から追い上げて3位表彰台に上がった。

    GT300クラスでは、ウエット路面の序盤でNo.11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信)が予選4位からぐいぐいとポジションを上げて、ポールポジションのNo.56 リアライズ 日産自動車大学校 GT-R(平峰一貴)を抜いてトップに立つ。その後、強雨によるレース中断もものともせず、GAINER TANAX GT-R(平中克幸)はマージンを広げる。レース終盤にGAINER TANAX GT-R(安田裕信)はNo.55 ARTA NSX GT3(高木真一)に迫られるも、辛くも逃げ切って優勝した。2位はNo.55 ARTA NSX GT3(高木/福住仁嶺)、3位はNo.88 マネパ ランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が入った。
    (観客動員:5万6000人 5/3(予選日)3万5800人 2日間合計9万1800人)

    GT500クラス
    No.38 ZENT CERUMO LC500
    立川祐路
    「今季はチーム運営が変わって、僕のプレッシャーも大きくなりましたが、開幕戦が悔しい結果に終わったこともあって、今日は絶対に勝ちたいと思っていました。最初から最後まで、本当に気が抜けない展開でしたが、素晴らしいレースで、しかも最高の結果で終えることができました。応援ありがとうございました」

    石浦宏明
    「僕たちは2年前に、この5月の富士で勝ってから2年ぶりの優勝です。その時も立川さんと2人で優勝の喜びを分かち合ったのですが、立川さんも言ったように、今年は2人とも立場が変わり、責任も重くなりました。だからこそ、ホームコースであるこの富士で勝ちたい気持ちが強かった。本当に勝てて良かったです」

    GT300クラス
    No.11 GAINER TANAX GT-R
    平中克幸
    「終盤の安田選手は本当に辛かったと思います。僕も経験がありますが、追われる展開は肉体的にも精神的にも辛い。だから安田選手に感謝です。去年のタイでも彼とのコンビで優勝して、それ以来の優勝なんですが、今日の優勝は今後も自分自身の記憶に残る、とても嬉しいレースになりました」

    安田裕信
    「今日は56号車(リアライズ 日産自動車大学校 GT-R)との一騎打ちと思っていたら、違った展開になりました。最後の走行は本当に厳しいバトルでしたが、最後の最後、GT500車両に抜かれる状況を上手く利用することができ、何とか逃げ切って優勝できました」

    2019 SUPER GT 第2戦 富士スピードウェイ 結果

    Pos. No. Car Driver Tire WH
    1 38 ZENT CERUMO LC500 立川祐路
    石浦宏明
    BS 3kg
    2 23 MOTUL AUTECH GT-R 松田次生
    ロニー・クインタレッリ
    MI 17kg
    3 1 RAYBRIG NSX-GT 山本尚貴.
    ジェンソン・バトン
    BS 0kg
    4 39 DENSO KOBELCO SARD LC500 ヘイキ・コバライネン
    中山雄一
    BS 0kg
    5 17 KEIHIN NSX-GT 塚越広大
    ベルトラン・バゲット
    BS 0kg
    6 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R 平手晃平
    フレデリック・マコヴィッキィ
    MI 8kg
    7 37 KeePer TOM分S LC500 平川亮
    ニック・キャシディ
    BS 0kg
    8 6 WAKO’S 4CR LC500 大嶋和也
    山下健太
    BS 0kg
    9 8 ARTA NSX-GT 野尻智紀
    伊沢拓也
    BS 20kg
    10 64 Modulo Epson NSX-GT ナレイン・カーティケヤン
    牧野任祐
    DL 1kg
    11 16 MOTUL MUGEN NSX-GT 武藤英紀
    中嶋大祐
    YH 4kg
    12 12 カルソニック IMPUL GT-R 佐々木大樹
    ジェームス・.ロシター
    BS 11kg
    13 19 WedsSport ADVAN LC500 国本雄資
    坪井翔
    YH 5kg
    14 24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R 高星明誠
    ヤン・マーデンボロー
    YH 6kg
      36 au TOM’S LC500 関口雄飛
    宮田莉朋
    BS 2kg