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  • ストフェル・バンドーン、ポールポジション獲得は「狙い通り」

    ストフェル・バンドーン、ポールポジション獲得は「狙い通り」

    ストフェル・バンドーンが、スーパーフォーミュラ参戦3レース目でポールポジションを獲得した。

    朝から時折降る霧雨のため、午後の予選はウェットコンディションで始まり、路面が徐々にドライコンディションに近づいていく展開となった。

    その中でも、午前中のフリー走行から好調な走りを見せていたストフェル・バンドーンは、予選Q1で1分43秒343のトップタイムを記録。

    Q2でも3番手タイムを記録すると、上位8台で最終グリッドを争うQ3では、刻々と変化する路面状況の中でベストな走行ラインを維持し、1分40秒778のトップタイムを記録。シリーズ参戦3レース目にして初のポールポジションを獲得した。

    「今日はいい一日にった。まず朝のフリー走行で手応えを得て、トップに立てたし、その流れで予選に挑むことができた」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「コース上はミックスコンディションで、滑りやすく不安定だったけど、調子は良かったし、その中でポールポジションを獲れる可能性が高かったので頑張った。Q1でトップに立ったけど、Q2でのアタックは難しい状態だった。Q3では路面もかなり乾いてきていたので、最後のアタックでポールを狙いにいった。チームもよく頑張ってくれて、それに応える走りができてとても嬉しい」

    「最後のアタック中に一度コースアウトしたので、残り2周でアタックしようと思った。他のドライバーと違うラインを取らないとタイムが出ないと考えて走った。アタック中、どこがいいラインなのかを見つけることはできないけど、どんどんコンディションが改善していたので、とにかく色々やってみることにした。結果、最後にいいラインを見つけることができた」

    「富士でのレースは初めてだけど、日本のサーキットの中ではヨーロッパのサーキットに似ているところがあるので、自分としては走りやすいと感じた。まだドライで走ったことがないので、明日の決勝ではどうなるのか楽しみだ。今日の予選でいい結果を出せたことで、明日はどのようなコンディションでもいい位置からスタートを切れるので、ドライになってもチームがこれまでの経験値をもって対応してくれると思うし、とにかく自分、そしてチームで力を合わせて勝負することになるだろう」

  • トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016 第3戦 富士スピードウェイ プレビュー

    トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016 第3戦 富士スピードウェイ プレビュー

    約2ヶ月という長いインターバルを経て、いよいよ来週末、7月16日(土)〜17日(日)には、全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第3戦が富士スピードウェイで開催される。

    例年、この時期は、まだ梅雨明け前。だが、今年は7月に入ってから、各地で猛暑を観測する一方、急激に冷え込む日もあるなど、非常に不安定な天候が続いている。

    特に、関東では、急激な暑さになったかと思えば、そこにゲリラ豪雨が襲ってくるという状況なども発生している。1週間後の天候がどうなるか、ハッキリ分からないだけに、レースの行方も予測は難しい。

    ただし、どのような気候だったとしても、鍵となってくるのは、今季から採用されたヨコハマタイヤをいかに上手く使いこなすか。どのドライバーも、気温が高くなった時に、このタイヤを装着して走行したことはまだないため、これまでの富士用セットアップで走った時に、同じフィーリングを得られるかどうかというのは、未知の領域だ。

    もし気温が低くなったとしても、読めない部分は多い。富士スピードウェイでは、シーズンオフのテストが行われていないからだ。これまでテスト、レースが行われてきたのは、ハイダウンフォース仕様で走らせる鈴鹿サーキットと岡山国際サーキット。その2つのサーキットでも、昨年以上にタイヤに上手く荷重を載せなければ、好タイムを刻むことは難しかった。

    そうしたサーキットと比べて、ダウンフォースを削っていく富士では、足回りのセットアップをさらに煮詰めて、タイヤからグリップを引き出さなければならないのだ。テスト時期や春先と比べれば、空気密度が低く、元々ダウンフォースも少なくなるため、短い時間でコンディションに合わせ込むチーム力が求められる。

    一方、ドライバーたちにとっては、ようやくフォーミュラカーのコクピットに戻れるということで、心弾む週末でもある。ここまでの2戦で、上位につけているドライバーたちはもちろん、納得の行く成績が出ていないドライバーたちも、“夏場に巻き返しを図る”という強い決意で富士に戻ってくる。

    中でも、開幕戦、第2戦と、余りにも不本意な結果に終わり、勝利に向けての闘志を燃やしているのが、ITOCHU ENEX TEAM IMPULのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラだろう。オリベイラは、開幕戦の決勝で、非常に力強いレースを見せたものの、予選Q1でのスピンによる下位グリッドからのスタートが響いてノーポイント。第2戦では、フロントロウを獲得していたにも関わらず、決勝はセーフティーカーラン中に電気系トラブルに見舞われリタイヤしているのだ。

    その悔しさを跳ね返すためにも、富士では優勝が欲しいところ。ITOCHU ENEX TEAM IMPULは例年、夏場の富士ともてぎで強い。今回もそれと同様の結果が出せるのか、注目だ。

    また、オリベイラと同様、ここまで納得の行く結果を出せていないのが、VANTELIN TEAM TOM’Sのアンドレ・ロッテラーと中嶋一貴。これまで何年もタイトル争いの中心人物となってきた2人だが、今季は開幕戦、第2戦ともに、揃って予選Q3に進めないという想像できなかった程の波乱の展開となっている。ドライバー2人の声を聴くと、開幕前のテストでは何も問題がなかったということだが、シーズンが始まってからはニュータイヤでのピークグリップを上手く使い切れていないと言う。今回の富士では、その点を改善できるかどうかに注目だ。

    また、現在使用しているタイヤは、決勝での「安定性」と「持ち」が良い。完全ドライの場合は、タイヤに過酷と言われている富士でも、無交換が主流になると見られている。そうなると、ピット作業での逆転は難しく、予選から上位争いをしなければ、優勝や表彰台獲得は遠のくのだ。ITOCHU ENEX TEAM IMPUL同様、VANTELIN TEAM TOM’Sも富士は得意としているだけに、巻き返しに期待がかかる。

    これは、SUNOCO TEAM LEMANSも同様。特に、開幕からの2戦は、小林可夢偉が苦しい戦いを強いられているが、そろそろ上位進出を果たしたいところだろう。

    一方、ここまでランキングトップを維持しているのは、開幕戦をポール・トゥ・ウィンで制したTEAM無限の山本尚貴。だが、山本も、第2戦では予選6番手と、抜群の仕上がりだったわけではない。そういう意味では、まだ“余裕がある”という状況ではなく、今回の富士からさらに気を引き締めて臨むことになるだろう。同じホンダエンジンユーザーのDOCOMO TEAM DANDELION RACINGやNAKAJIMA RACINGなども、常に上位を争えるポテンシャルを見せているだけに、侮れない存在だ。また久々に揃って表彰台に立った塚越広大と伊沢拓也のREAL RACINGも然り。この勢いを持続するためにプッシュしてくることは間違いない。

    さらに、今年もいよいよ本調子を発揮してきているのが、ディフェンディング・チャンピオンのP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明。開幕戦では予選の不運もあり、上位進出はならなかったが、第2戦ではキッチリPPをゲット。チームメイトの国本雄資も、開幕からの好調を維持して、ここまでランキング2位につけている。流れや勢いではなく、ここまでの戦いを見る限り、P.MU/CERUMO・INGINGの力は本物。いち早くヨコハマタイヤの特性を掴んだのではないかとも見られている。ホームコースの富士で、ランキングトップの山本に迫れるかどうかというのも、見所のひとつだ。

  • 小林可夢偉 「雨への願いが効き過ぎたみたい」 / スーパーフォーミュラ

    小林可夢偉 「雨への願いが効き過ぎたみたい」 / スーパーフォーミュラ

    小林可夢偉が、スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山のレース週末を振り返った。

    予選では、Q1でタイヤをしっかり発動させることに苦慮する展開となり、1分15秒519というベストタイムに甘んじる。他車のアクシデントによる影響を受ける場面もあったとはいえ、まさかの17位。小林可夢偉は参戦2年目で初のQ1落ちとなった。

    決勝日朝のフリー走行、小林可夢偉は3番手タイム。決勝には他チームにグリッドダウンがあったため、16番グリッドから出走する。

    前日の予選後、小林可夢偉は雨での決勝追い上げに自信を見せていた。しかし、トラブルが彼を襲うことになってしまう。症状としてはステアリングを切ると一時的に電源が落ちて、システム的にギヤ等も操作できなくなるというもの。セーフティカー先導走行中という状況を利して、ピットインしてステアリング交換するなどの処置が何度か施された。

    レースは9周目を走っている段階で赤旗中断となり、走行全車がグリッド上に静止。配線に起因する小林可夢偉のマシンのトラブルは、この時点で解決を見た。だがレースは再開されることなく、一度も競争状態を経ずに決着。小林可夢偉の最終順位は18位だった。

    小林可夢偉
    「レース直前の8分間の走行ではトラブルは出ていなかったんですが、レースがスタートしてから出てしまいました。雨でのマシンの感触自体には問題なかったですし、雨を願ってはいましたが、ちょっと願いが効き過ぎてしまったようです。来ていただいたファンの方々には申し訳ないですけど、自然相手のことなので、レースを戦える天候でなかったことはご理解いただければ、と思います。富士に向けてはマシンづくりの方向性を変えて、気持ちも切りかえていきます」

    関連:スーパーフォーミュラ 第2戦:雨により8周のセーフティカーランで終了

  • ストフェル・バンドーン 「日本の雨はすごいなと思った」

    ストフェル・バンドーン 「日本の雨はすごいなと思った」

    ストフェル・バンドーンが、スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山の決勝レースを振り返った。

    決勝レースはフルウェットコンディション。雨脚は弱まることなく増々強くなるため、レースはセーフティーカーランでスタート。19台のマシンは隊列走行を続ける。この間もチームはいくつかのオプションを考え、チームは3周目にストフェル・バンドーンにピットインを指示。給油を済ませ隊列最後尾に戻った。

    この動きを見た7台が続々とピットイン。ストフェル・バンドーン選手はピットイングループ首位の13番手で走行を続ける。この後レースがスタートし、ピットインしていない車両が給油に向かえば、バ
    ンドーン選手は労せずして優勝を狙えるポジションへジャンプアップできると踏んでの事だ。

    6周目には1台がトラブルでリタイヤしたため、ストフェル・バンドーンは12 番手で今後の展開を待つ。しかし、雨脚はますます強まり、競技団はセーフティーカーランが9周目に差し掛かったところで、赤旗を提示。レースは中断となった。

    そこから天候の回復を待ったが、午後4時5分、再開は断念され、ストフェル・バンドーンは12位となった。

    ストフェル・バンドーン (12位)
    「日本の雨はすごいなと思った。セーフティーカーの後で走っただけなので、本当のレースが出来なかったけど、チーム戦略は面白い結果になると思っていた。ただ雨はますます強くなっていたので、レース中断の判断は正しいと思う。せっかく来てくれたファンの前でレース出来なかった事は残念だけど、中止後のピットウォークでファンとの一時を楽しめたよ。次戦富士はハイスピードコース、十分に準備して臨みます」

  • スーパーフォーミュラ 第2戦:雨により8周のセーフティカーランで終了

    スーパーフォーミュラ 第2戦:雨により8周のセーフティカーランで終了

    スーパーフォーミュラの第2戦が岡山国際サーキットで行われたが、強い雨によりセーフティカーランで8周を終えた後に赤旗中断。天候は回復せず、そのままの順位でレースは終了。ポールポジションからスタートした石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が今季初優勝を挙げた。

    29日(日)は昼前から降り始めた雨が強さを増し、午後3時の決勝スタート前にはコースはフルウェット状態に。セーフティカー先導のまま、レースがスタートした。

    しかし、雨脚は弱くならず、8周目を終えたところでレースは赤旗中断となり、全車グリッド上に再停止。その後、天候の回復は見込めないとの判断により、午後4時5分にレースの終了が決定された。

    この時点での順位でレースは成立となり、ポールポジションから周回した石浦が今季初勝利。2番手スタートのオリベイラは、セーフティカーラン中の6周目に駆動系のトラブルによりコース上にストップ、無念のリタイア。これでひとつずつ順位が繰り上がり、国本が6位フィニッシュとなった。規定に則り、レース距離が規定の75%に達していないため、選手権ポイントは通常の半分が与えられる。

    2016 スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山 結果

    順位 No. ドライバー チーム
    1 1 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING
    2 10 塚越 広大 REAL RACING
    3 11 伊沢 拓也 REAL RACING
    4 40 野尻 智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    5 16 山本 尚貴 TEAM 無限
    6 2 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING
    7 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING
    8 36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S
    9 3 シームズ・ロシター KONDO RACING
    10 18 中山 雄一 KCMG
    11 4 ウィリアム・ブラー KONDO RACING
    12 41 ストフェル・バンドーン DOCOMO TEAM DANDELION RACING
    13 20 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
    14 65 ベルトランン・バゲット NAKAJIMA RACING
    15 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE
    16 7 ナレイン・カーティケヤン SUNOCO Team LeMans
    17 37 中嶋 一貴 VANTELIN TEAM TOM’S
    18 8 小林 可夢偉 SUNOCO Team LeMans
    19 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
  • スーパーフォーミュラ:第5戦 オートポリスの中止を決定

    スーパーフォーミュラ:第5戦 オートポリスの中止を決定

    スーパーフォーミュラは、9月10日〜11日に開催を予定していた2016 第5戦オートポリスを中止することを決定した。

    阿蘇の山間にあるオートポリスは、4月に発生した熊本地震でトラックや施設がダメージを受けており、5月21〜22日に予定されていたSUPER GT 第3戦が中止となっていた。

    「オートポリスでの開催につきまして、主催者の株式会社オートポリス及びオートポリス倶楽部との協議の結果、同会場での開催中止を決定いたしました」

    「代替レースの日程および会場などに関しましては、現在鋭意調整中です。詳細は決まり次第お知らせ致します。なお、本件につきましては、主催者より、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)に対し、カレンダー登録の取下げ申請が行われております」

    「熊本地震により被災された皆様に謹んでお見舞いを申し上げますとともに、被害を受けられた皆様におかれましては、一刻も早い生活の再建を心よりお祈り申し上げます」

  • ストフェル・バンドーン、電気系トラブルで予選16位 / スーパーフォーミュラ

    ストフェル・バンドーン、電気系トラブルで予選16位 / スーパーフォーミュラ

    ストフェル・バンドーンは、スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山の予選を16位で終えた。

    ノックアウト第1予選、まず中古タイヤでアタック確認を行ったストフェル・バンドーンは、残り6分でニュータイヤを装着して再度アタックへむかったが、車体に電気トラブルが発生。ギアチェンジができない状況では走行すらままならず、ピットインし車を止め、16 位で予選を終えることとなった。

    ストフェル・バンドーン (予選16位)
    フリー走行から感触も良く、走れば走るほど安定感も増し、予選は期待していました。第1予選の中古タイヤでのアタックもとてもよかったのですが、新タイヤを装着しての本アタック中に電気トラブルが発生し、ギアチェンジができなくなってしまいました。第1予選を16位で終えることになってしまい、スタート位置はずいぶん後方になりますが、明日は別のチャンスがあると思いますし、雨の予報もありますので、集中して上位進出で決勝を終えたいですね」

    2016 スーパーフォーミュラ 第2戦 岡山 予選

    順位 ドライバー チーム Q1 Q2 Q3
    1 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING 1分14秒095 1分13秒897 1分13秒620
    2 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分14秒699 1分14秒052 1分13秒842
    3 塚越 広大 REAL RACING 1分14秒666 1分14秒116 1分13秒893
    4 伊沢 拓也 REAL RACING 1分14秒527 1分13秒995 1分13秒917
    5 野尻 智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分14秒890 1分14秒151 1分13秒940
    6 山本 尚貴 TEAM 無限 1分14秒718 1分14秒168 1分14秒027
    7 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING 1分14秒659 1分14秒173 1分14秒121
    8 関口雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL 1分14秒824 1分14秒076 1分14秒154
    9 中嶋 一貴 VANTELIN TEAM TOM’S 1分15秒035 1分14秒185
    10 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING 1分14秒691 1分14秒192
    11 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING 1分14秒713 1分14秒277
    12 アンドレ・ロッテラー VANTELIN TEAM TOM’S 1分15秒019 1分14秒445
    13 ジェームズ・ロシター KONDO RACING 1分14秒963 1分14秒558
    14 ナレイン・カーティケヤン SUNOCO Team LeMans 1分14秒927 1分14秒575
    15 ウイリアム・ブラー KONDO RACING 1分15秒451
    16 ストフェル・バンドーン DOCOMO TEAM DANDELION RACING 1分15秒507
    17 小林 可夢偉 SUNOCO Team LeMans 1分15秒519
    18 中山 雄一 KCMG 1分15秒662
    19 小暮 卓史 DRAGO CORSE 1分15秒681
  • トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第2戦 岡山 プレビュー

    トヨタ:スーパーフォーミュラ 2016年 第2戦 岡山 プレビュー

    5月28日(土)、29日(日)の両日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦が開催される。

    SUPER GTでは毎年開幕戦が行われている岡山国際サーキットだが、国内トップフォーミュラでは昨年7年ぶりに行われ、今季、スーパーフォーミュラとして2度目の開催となる。

    約一ヶ月前に行われた開幕戦鈴鹿では、予選中の赤旗中断により大波乱のグリッドとなり、2番手からスタートした国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が2位表彰台フィニッシュを果たした。

    しかし、トヨタ勢は勝利を逃すと共に、予選で下位に沈んだ多くの有力ドライバーにとっては不満の残るレースとなった。第2戦となる今大会岡山は、昨年トヨタ勢が後続を大きく引き離しての1-2フィニッシュを果たしたコースであり、巻き返しを目指す。

    スーパーフォーミュラでは最も1周が短いテクニカルコース

    1周は3.703kmとスーパーフォーミュラのシリーズ戦が開催されるサーキットでは最も短いが、高速コーナーからバックストレートにかけての前半部分と、テクニカルな中低速コーナーが続く後半部分という性格の違うレイアウトを併せ持つ、非常にテクニカルなコース。毎年SUPER GTの他、F3も開催されており、過去にはF1が行われたこともある。

    観戦エリアからコースまでの距離が短いことでも知られている。それだけにレース当日は多くのファンが迫力ある走行&バトルシーンに釘付けとなることも多く、現地観戦派のモータースポーツファンに人気の高いサーキットだ。

    昨季ポール・トゥ・ウィンの石浦による防衛なるか
    僅差の争いとなること必至の予選にも注目

    昨年、7年ぶりのトップフォーミュラ開催となった岡山大会では、石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が初のポールポジションから初優勝、昨年のシリーズチャンピオン獲得への足がかりとなった。また、スーパーフォーミュラ参戦2戦目の小林 可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)が終盤石浦を追い詰め、観客を沸かせた。

    岡山でのトップフォーミュラは久しぶりだったとは言え、SUPER GTで毎年開催されていることもあり、コースレイアウト自体は習熟しているドライバーが多い。また、今年春にもスーパーフォーミュラのテストが2日間にわたって行われているため、今大会も予選からハイレベルな激戦が繰り広げられるだろう。

    岡山は追い抜きの難しいコースで予選の重要性も高い。1周が短いため、全車がアタックする予選Q1でのアタックのタイミングも難しくなる。今季より使用するタイヤのメーカーが変わったことが影響したか、開幕戦は予選から大波乱の展開となった。元々非常に僅差で争われているスーパーフォーミュラだけに、タイヤの特性をいち早くつかんでアドバンテージを得ることが抜け出すポイントとなるかも知れない。

    シーズン前のテストでは、ドライだった1日目にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が2番手、中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が3番手タイムをマーク。2日目はウェットから乾いていく路面の中で中嶋一貴がトップ、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)、オリベイラ、小林と続き、実力派ドライバーが順当なポジションにつけた。

    勿論、昨年ポール・トゥ・ウィンの石浦も好位置を狙ってくるだろう。また、開幕戦で2位に入った国本、決勝では不運なトラブルに見回れるも、スーパーフォーミュラデビュー戦ながら予選3番手につけた関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)の走りにも注目したい。

  • ストフェル・バンドーン 「F1シートを獲得したいのはあくまでマクラーレン」

    ストフェル・バンドーン 「F1シートを獲得したいのはあくまでマクラーレン」

    ストフェル・バンドーンは、F1パドックで他チームからの関心に気付いてはいるが、来年マクラーレンでレースしたいと思っている。

    今年マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンは、負傷したフェルナンド・アロンソの代役としてスーパーフォーミュラのテストをしていた日本から急遽召集されてF1バーレーンGPに参戦し、チームに今シーズン初ポイントをもたらした。

    F1を味わったストフェル・バンドーンは、当然、2017年のマクラーレンのレースシートを確保したがっているが、他にも可能性があることを認めている。

    「もちろん、いくつか関心は受けているし、それは普通のことだ」とストフェル・バンドーンはコメント。

    「でも、僕はマクラーレンに満足している。僕にはこことの契約があるし、僕の目標は来年彼らとグリッドに並ぶことだ」

    スーパーフォーミュラのデビュー戦となった鈴鹿を3位で終えたストフェル・バンドーンは、ダラーラ製のスーパーフォーミュラのマシンには高いダウンフォースレベルがあり、“これまでコーナーを走ったなかで最速”だと感じたと述べた。

    それでも、ストフェル・バンドーンは、あくまでゴールはF1のままだと語る。

    「それでもF1はF1だ。モータースポーツの頂点だ」

    「刺激的なままだと思うし、レースは面白いし、競争も非常に激しい。ワールドチャンピオンを相手にレースをするわかだし、そっこにいることがずっと夢だった」

    F1とGP2をスーパーフォーミュラと比較したストフェル・バンドーンは、大きな違いはタイヤ寿命とレースそのものにあると語る。

    現在、F1とGP2のタイヤサプライヤーを務めるピレリは、性能低下の高いタイヤを作っており、結果として複数回のピットストップが生み出されているが、スーパーフォーミュラのタイヤは、レース全体でプッシュできるとストフェル・バンドーンは語る。

    「タイヤはF1とは非常に異なる」とストフェル・バンドーンはスーパーフォーミュラのタイヤについてコメント。

    「ピレリタイヤでのレースはもちろん非常にエキサイティングだし、いつも多くのオーバーテイク見られるし、かなりクルマに近づくことができる。デグラデーションはその一部だし、異なるトラックでオーバーテイクをする助けになっている」

    「日本でのレースもエキサイティングだけど、あまりオーバーテイクはない。おそらくコーナーリングスピードが非常に高いので、ついていくのがとても難しかった」

    「異なるものだし、それらを比較するのはとても難しい」

    「僕たちが好きなのは、プッシュして、ずっと全開で走ることだし、どんなレーシングドライバーでも速く走りたいといのが第一の本能だ」

    「それを楽しんだのは確かだ。GP2での2年間の後、1周目から最後まで全開で走れたのは奇妙な感覚だった」

  • 小林可夢偉 「マシンには戦える力がある」 / スーパーフォーミュラ

    小林可夢偉 「マシンには戦える力がある」 / スーパーフォーミュラ

    小林可夢偉は、2016年 スーパーフォーミュラ 開幕戦を16位で終えた。

    今年は予選前日の金曜にも練習走行が設定されており、そこで得たデータもセッティングに反映して予選日へと入る。予選日朝のフリー走行、小林可夢偉は2番手。混乱した予選でもQ1を4位、Q2を2位で順調に突破する。しかし、Q3ではアタックを狙った周にコースオフがあり、翌周に再アタックするもタイヤの最もいい時期を外れており、8位だった。

    予選では8番グリッド獲得にとどまったが、Q3でアタックをしっかり決められていれば「2〜3位にはなれたはずです」と、小林可夢偉のマシンに対する感触はいい。

    だが迎えた決勝、スタートがあまり良くなく、小林可夢偉は序盤10番手でのレース進行に。上位にペナルティがあって9番手に浮上後、小林可夢偉は前の3号車を攻めるが、そこで姿勢を乱し、逆に65号車に先行を許す。小林可夢偉は18周目を終えた時点でピットイン、チームは約14秒の作業でタイヤ交換と給油を終えてコースへと戻す。ところが小林可夢偉はスロー走行に。右後輪がしっかり装着されてなく、4分近くかけて再びピットへ、これで勝負権は失われた。チームが安全にピットアウトさせらなかったことでペナルティも受けるなどした末、小林可夢偉の最終順位は2周遅れの16位だった。

    小林可夢偉
    「ピット作業が終わって発進した時、タイヤがしっかり付いていないことにはすぐ気づきましたが、それでも手遅れでしたね。レースでのペースも良かったので、マシンの仕上がりについては今回、悪いはなかった状況だと考えています。次の岡山は昨年2位表彰台を獲得したコースですし、今季開幕前のテストも良かったですから、自信をもっています。マシンには戦える力があると思いますので、優勝を目指してチーム一丸でしっかり戦って、結果をまとめたいですね」