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  • スーパーフォーミュラSUGOでSC運用に疑問 優勝の福住仁嶺も「フェアじゃない」

    スーパーフォーミュラSUGOでSC運用に疑問 優勝の福住仁嶺も「フェアじゃない」

    2026年全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の決勝後、勝敗を大きく左右したセーフティーカー(SC)の運用が焦点となった。優勝した福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)自身が「ちょっとフェアじゃないな」と語り、2位の岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)もSC中の隊列整理が想定とは異なっていたと証言。3位に終わったイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)は、チームが抗議する可能性を明らかにした。

    8月9日にスポーツランドSUGOで行われた第8戦では、27周目に阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がSPコーナー外側にマシンを止め、ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)もレインボーコーナーでスピンアウト。これを受けてSCが導入され、そのタイミングとその後の隊列整理によって順位が大きく入れ替わった。

    優勝した福住仁嶺「実質トップと言われて、どういうこと?」
    SC導入前、まだタイヤ交換を行っていなかった福住は7番手スタートから上位へ進出していたものの、優勝できるとは考えていなかったという。

    「30分の朝のフリー走行の段階だと、そこそこペースはありそうかなという手応えはあったのですが、それを踏まえても上位が速いことも分かっていたので、展開や戦略とかで、いけても表彰台かなと考えていました。まさか、こういうかたちで優勝がめぐってくるとは思っていなかったです」

    SC導入の可能性を察知したPONOS NAKAJIMA RACINGは、暫定トップを走っていたフラガを27周目にピットへ呼び込んだ。フラガはピット出口で野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)と太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の前に出ることに成功した。

    一方、福住と岩佐はその周にはピットへ入らず、SCがコースインする前に次の周回へ。その後にタイヤ交換を行ったことで、隊列整理を経て福住がトップ、岩佐が2番手、フラガが3番手となった。

    しかし福住自身も、ピットアウトした時点では自分が首位に立つとは理解していなかった。

    「いざSCが入って、その時、僕と岩佐選手が同時に入ったんですけれども、無事に作業を終えて岩佐選手の前で戻って『実質、今トップだよ』と言われた時は『どういうこと?』って思いました」

    「先に入ったクルマもいますし、結構、離れたところにイゴール選手とかほかの選手もいたので、『どうして、そうなったんだろうな』というふうに、その時は分からず、とりあえず自分のタイヤを温めることに集中したという感じでした」

    そして、SC走行中にチームから状況を説明された福住は、率直な感想を口にした。

    「SC中に状況を説明してもらって、『ちょっとフェアじゃないな』と思いました」

    結果的に福住はリスタート後も首位を守り切り、今季2勝目を獲得した。ただし、その勝利について手放しでは喜んでいない。

    「最後に岩佐選手に追い詰められましたし、SCの影響で前に出て優勝したというだけなので、正直、素直には喜べないですね」

    「自力で優勝するためには、もう少し何か変えていかないと足りないなという感じはあるので、優勝はできましたけど、今後に向けてすごく課題が残ったレースだったかなと感じています」

    さらに福住は、SCがなければ誰が勝っていたと考えているかについても明確だった。

    「今日、普通にレースをやっていれば優勝したのはイゴール選手だと思っています」

    2位岩佐歩夢「2回目、3回目と送り出しがあったことには驚いた」
    9番グリッドから2位まで順位を上げた岩佐も、SCによって恩恵を受けたことを認めた。

    「セーフティカーに関してはラッキーでしたね」

    岩佐は福住と同じタイミングでタイヤ交換を行い、その後は福住に続く実質2番手となった。ピットアウト後にはチームから、自分たちの前にいるマシンの位置関係について説明を受けていた。

    「自分がピットアウトした後のインフォメーションは『福住選手の前のマシンがすべてバックマーカーで、SCの後ろにトップ集団がいる状況』だと聞いていました」

    ただし、岩佐が想定していたのとは違ったのが、その後の隊列整理だったという。

    「僕の認識だったり、エンジニアも無線で言っていたんですけど、送り出しのルールというか、決まっていることとしてはおそらく1回のみというふうになっていたと思うので、それが1回のみではなく、2回目、3回目と送り出しがあったことには驚きました」

    「自分が想像していたSC中の展開ではなかったですね」

    一方、岩佐は今回の2位について、SCだけによって得られた結果とは考えていない。

    「今日に関しては9番手からいいスタートを切って、コース上でも1台オーバーテイクして、戦略でもできることをやった結果がこの2位だと思うので、僕自身はすごく嬉しい2位ですし、チームみんなでもぎ獲った2位なんじゃないかなと感じています」

    ただ、純粋な速さについては課題が残ったと認めた。コンディション変化に対するマシンのパフォーマンスの振れ幅が大きいとして、次戦富士までの約2カ月で改善を目指す。

    3位フラガ「僕らが絶対トップだったはず」
    一方、SCによって最も大きな影響を受けたのがフラガだった。

    フラガは序盤から野尻と太田に続く3番手を走行。先行する2台がタイヤ交換を済ませた後もコース上に残り、クリーンエアのなかで好タイムを記録していた。

    「僕らとしては完璧なレースをこなしていたと思います。ファーストスティントで前の太田選手のタイヤがタレてきて、みんながピットに入った後、僕は残りましたが、そこからのペースもすごく良かったです」

    当初は早めのタイヤ交換も検討していたというフラガだが、実際にレースが始まると想定以上のペースがあり、戦略を変更して第1スティントを延ばした。

    そして27周目のアクシデント発生を受け、チームはSC導入を予測してフラガをピットへ。タイヤ交換も完璧だったという。

    「チームも多分“過去イチ”ぐらいの完璧なタイヤ交換をやってくれて、セーフティカーが出た後に、野尻選手がギリギリSCラインを超えるかどうかのところで前に出ることができて、これでトップでリスタートできるんじゃないかなと思っていました」

    ところが、SCによる隊列整理を終えると、フラガの順位は3番手になっていた。

    「なのに、SCの送り出しで、気づいたら3番手だったと」

    フラガ自身はSC運用の詳細を把握していないとしたものの、チーム側の反応は明確だったという。

    「僕は詳細はよく分からないんですけど、チームからの無線は『あり得ない』という感じで、『僕らが絶対トップだったはずだ』という感じでした」

    さらに、PONOS NAKAJIMA RACINGが正式なアクションを起こす可能性にも言及した。

    「多分、抗議はチームから出ると思うんですけど、しっかり動いていかないと、あまり変わらないまま、このままの動きで続いてしまうかもしれないと思っています」

    「僕らとしてはドライバーズミーティングなどでいろいろ訴えていることはあるんですけど、改善しているということはあまりないので、ちゃんと抗議を出して、しっかり対応してもらいたいなと思っています」

    フラガは最終的に福住から0.939秒差の3位でフィニッシュ。前を走るマシンがいるとペースを発揮しにくいSUGOでありながら、最後までトップ2に食らいついたことには手応えを示した。

    勝者も疑問を抱いた異例の表彰台会見
    福住、岩佐、フラガ。表彰台に立った3人は、それぞれ立場こそ異なるものの、そろってSC導入後の展開について驚きや疑問を口にした。

    福住は「ちょっとフェアじゃない」、岩佐は「2回目、3回目と送り出しがあったことには驚いた」と発言。そして、トップでリスタートできると考えていたフラガは「僕らが絶対トップだったはず」とするチームの見解を明かし、抗議の可能性にも言及した。

    正式結果では福住の優勝、岩佐の2位、フラガの3位が発表されている。しかし、勝者を含めたトップ3全員がSC中の運用について疑問や戸惑いを示す、異例のレース後会見となった。

  • 福住仁嶺がスーパーフォーミュラ今季2勝目 SC導入を味方につけSUGOで大逆転

    福住仁嶺がスーパーフォーミュラ今季2勝目 SC導入を味方につけSUGOで大逆転

    2026年全日本スーパーフォーミュラ選手権第8戦の決勝が8月9日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、7番グリッドからスタートした福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が優勝。レース中盤のセーフティーカー(SC)導入を巡る展開で大きく順位を上げ、今季2勝目を飾った。

    2位には福住と同じタイミングでタイヤ交換を行った岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3位にはSC導入直前にピットインしたイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が入り、SCが勝敗を大きく左右する一戦となった。

    野尻智紀が首位を守る序盤戦
    決勝は気温26度、路面温度35度という週末を通じて最も涼しいコンディションのなか、14時20分にスタートした。

    ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)が好スタートを決めて首位をキープ。2番手には太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、好スタートを決めたフラガは1コーナーでオーバーランしたものの3番手を維持した。

    その後方には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、福住が続いた。岩佐は2周目に小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)をかわして順位を上げた。

    トップでは太田が野尻を激しく追走。3周目にはオーバーテイクシステムを使用して1コーナーで仕掛けたが、野尻もシステムを使って防御し、首位を守った。

    13周目にタイヤ交換義務のウインドウが開くと、各車が徐々にピットへ。トップグループでは太田が19周終了時に先に動き、野尻は翌20周終了時にピットインした。

    野尻は太田の前でコースへ復帰。アウトラップで太田が接近し、最終コーナーでは並びかける場面もあったが、野尻がポジションを守った。

    また、坪井は25周終了時にピットイン。前半に4番手を争っていた牧野の前でコースへ戻ったものの、すでにタイヤが温まっていた牧野がアウトラップの坪井に接近し、ハイポイントコーナーでオーバーテイクして再び前に出た。

    27周目のアクシデントで状況が一変
    野尻と太田がタイヤ交換を終えた後、暫定トップに立ったのはフラガだった。クリーンエアを得たフラガは好タイムを連発し、その後方ではまだタイヤ交換を行っていない福住と岩佐が走行を続けていた。

    そして27周目、レースの流れを決定づける出来事が起きる。

    阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)がエンジントラブルに見舞われ、SPコーナー外側にマシンをストップ。さらにロマン・スタネック(ナビクルBuzz MK RACING)がレインボーコーナーでスピンアウトした。

    SC導入の可能性が一気に高まった状況を見て、PONOS NAKAJIMA RACINGは素早く反応。トップを走っていたフラガをピットへ呼び戻した。

    フラガがピットロード上のコントロールラインを通過して27周目を終え、タイヤ交換作業を行っている最中にSC導入が正式にアナウンスされた。それとほぼ同時にSCがコースへ入った。

    チームの迅速な作業もあり、フラガはピット出口の第2セーフティーカーラインで野尻と太田の前に出ることに成功。その先のS字を立ち上がったところでSCの後ろについた。一見すると、SC導入を完璧に読み切ったピットストップに思われた。

    ステイアウトした福住と岩佐が一気に首位と2位へ
    しかし、勝負を決めたのはさらにその前を走っていた福住と岩佐だった。

    2人はフラガとは異なり27周目にはピットへ入らず、そのままステイアウト。SCがコースインするよりも先にコース上を通過した。

    福住と岩佐は次の周にピットインし、ピットロード上のコントロールラインを通過した時点で28周目を消化。その後コースへ復帰すると隊列の後方についたが、周回数の関係から前方を走るマシンは実質的に周回遅れという状況になった。

    ここで明暗を分けたのが、SCが実際にコースへ入るタイミングと、各車がピットロード上のコントロールラインを通過したタイミングだった。

    フラガはSC導入を予測して27周目にピットへ向かい、ピットロード上のコントロールラインを通過して27周を完了。その直後にSCがコースへ入った。野尻と太田に対しては先行することに成功しており、通常であれば非常に効果的なタイミングでのピットストップだった。

    しかし、福住と岩佐はこの27周目にピットへ入らなかった。2台はSCがコースインする前にコース上を通過し、そのまま28周目へ突入。つまり、フラガが27周を消化した状態だったのに対し、福住と岩佐はひと足先に次の周回へ入ることができた。

    その後、福住と岩佐は28周目にピットイン。ピットロード上のコントロールラインを通過して28周を完了してからコースへ復帰した。この時点で、福住と岩佐はフラガ以下のマシンに対して周回数でひとつ先に進んでいる状態となった。

    見た目上は福住と岩佐が隊列の後方へ戻ったため、大きく順位を落としたようにも映った。しかし、実際には前方に並んでいたフラガ、野尻、太田らはまだ28周目を完了しておらず、福住と岩佐から見れば1周遅れに相当する状態だった。

    そのため、SCによる隊列整理が進むと状況が一変する。福住が実質トップ、岩佐が2番手となり、最終的にSCの直後へ移動。フラガは3番手となり、その後方に野尻、太田が続く本来の順位へと整理された。

    PONOS NAKAJIMA RACINGがSC導入を読んでフラガをピットへ呼び込んだ判断そのものは素早かった。しかし今回は、SCがコースインする直前にステイアウトして次の周回へ入った福住と岩佐の方が、結果的にさらに大きなアドバンテージを手にすることになった。

    SUGOでは1周の距離が短いこともあり、わずかな時間差が「同一周回」か「1周先」かという大きな違いにつながった。SC導入を予測して先に動いたフラガと、あえてコース上に残った福住、岩佐。その判断とタイミングの差が、第8戦の勝敗を決定づけた。

    福住仁嶺が岩佐歩夢の追撃を抑えてトップチェッカー
    レースは35周終了時に再開。福住はSPアウト付近から加速して首位を守り、岩佐がその背後につけた。

    36周目にはS字からハイポイントコーナーにかけてフラガが岩佐にプレッシャーをかけたが、岩佐が2番手を死守。一方、その後方では37周目のストレートで太田が野尻をオーバーテイクし、4番手へ浮上した。

    終盤は福住、岩佐、フラガが僅差のまま周回を重ねた。福住と岩佐の差は0.7〜0.9秒前後、岩佐とフラガも0.6〜1.1秒ほどという緊迫した状況が続いた。

    ファイナルラップを前に、トップ3はいずれも残していたオーバーテイクシステムを使い切って最後の攻防へ。それでも福住は岩佐に決定的なチャンスを与えず、51周を走り切ってトップチェッカーを受けた。

    7番グリッドからスタートした福住は、チームのストラテジーとSC導入のタイミングを最大限に生かして大逆転。今季2勝目を手にした。

    岩佐は2位、SC導入を予測して素早くピットへ入ったものの、わずかなタイミングの差で首位を逃したフラガは3位。太田が4位、野尻が5位となった。

    以下、6位牧野、7位坪井、8位サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)、9位ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、10位佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)までがポイントを獲得した。

    次戦は10月9日(金)〜11日(日)に富士スピードウェイで開催される第9戦、第10戦。ポイントリーダーの太田がタイトルを決める可能性もある大会となる。

    スーパーフォーミュラ第8戦は、SC導入そのものだけでなく、「SCがいつコースインし、各車がどのタイミングでコントロールラインを通過したか」が勝敗を分けるレースとなった。フラガ陣営もSCを予測して素早く動いたが、結果的にはステイアウトを選択した福住と岩佐が最大の恩恵を受け、福住がSUGOで今季2勝目をつかみ取った。

    スーパーフォーミュラ

    ■2026年スーパーフォーミュラ第8戦 スポーツランドSUGO 決勝正式結果
    1位 #14 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    2位 #1 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    3位 #65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    4位 #6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    5位 #16 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    6位 #5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    7位 #36 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    8位 #37 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    9位 #19 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    10位 #64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    11位 #3 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    12位 #7 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    13位 #12 小出峻(ThreeBond Racing)
    14位 #8 山下健太(KCMG)
    15位 #39 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    16位 #22 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    17位 #10 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    18位 #53 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    19位 #9 ジュリアーノ・アレジ(KCMG)
    20位 #50 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    21位 #28 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    NC #4 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    NC #38 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    NC #97 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)

  • スーパーフォーミュラ第8戦SUGO 野尻智紀が2戦連続PP 岩佐歩夢は9番手

    スーパーフォーミュラ第8戦SUGO 野尻智紀が2戦連続PP 岩佐歩夢は9番手

    2026年スーパーフォーミュラ選手権第8戦の公式予選が8月8日(土)に宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がポールポジションを獲得した。

    野尻智紀は午前中のフリープラクティスに続いて速さを発揮し、最終予選Q3で1分04秒864を記録。前戦富士に続く2戦連続、今季2度目、通算25回目のポールポジションを獲得した。

    ランキング首位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がわずか0.032秒差の2番手、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が3番手に入った。

    気温低下でタイムアップ Q1から僅差の争い
    今大会は第3戦オートポリス以来となる1大会1レースのフォーマットで開催。公式予選はQ1、Q2、Q3の3段階で争われ、最終Q3は「SUPER POLE QUALIFYING Supported by YOKOHAMA TIRE」として実施された。

    午前中のフリープラクティスでは気温が30度を大きく超え、路面温度も50度以上まで上昇したが、14時20分の予選開始時には気温29度、路面温度43度まで低下。西から雨雲が近づき、上空が徐々に暗くなるなかでセッションが始まった。

    Q1は2組に分かれて実施された。A組では牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分05秒625でトップ通過。大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が続いた。

    トップから8番手までが0.3秒以内に収まる接戦となり、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)はわずか0.03秒差で7番手。開幕から続いていたQ2進出が7戦で途切れた。

    B組ではポイントリーダーの太田格之進が1分05秒354でトップ。午前中のフリープラクティスで最速だった野尻智紀が0.058秒差の2番手につけ、阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、フラガ、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)がQ2へ進んだ。

    太田格之進がQ2唯一の1分04秒台 岩佐歩夢は9番手
    12台からQ3進出の5台を決めるQ2では、太田格之進が一段上の速さを披露した。

    太田は1分04秒994を叩き出し、このセッションで唯一となる1分04秒台に突入。トップでQ3進出を決めた。フラガが2番手、野尻智紀が3番手で続き、坪井翔と牧野任祐がトップ5に滑り込んだ。

    一方、岩佐歩夢はタイムを伸ばすことができず、トップから0.354秒差の1分05秒348で9番手。第3戦オートポリスではQ3を制してポールポジションを獲得していたが、SUGOではQ2敗退となり、決勝を中団からスタートすることになった。

    Q3進出を巡っては極めて僅差の争いとなった。牧野の1分05秒305に対し、小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)は1分05秒308と、その差はわずか0.003秒。福住仁嶺(NTT docomo business ROOKIE)も1分05秒315を記録したが、トップ5には届かなかった。

    野尻智紀が太田格之進を0.032秒差で逆転
    7分間で争われたQ3では、Q2最速の太田格之進と野尻智紀によるポールポジション争いとなった。

    太田はQ2からさらにタイムを縮め、1分04秒896をマーク。しかし、その直後にアタックした野尻がセクター3、セクター4で全体ベストを刻み、1分04秒864を叩き出した。

    太田をわずか0.032秒上回り、野尻智紀がポールポジションを獲得。前戦富士に続く2戦連続、今季2度目のポールとなり、自身が持つ歴代最多記録を更新する通算25回目のポールポジションとなった。

    3番手にはフラガが入り、今季自己最高グリッドを獲得。4番手は牧野、5番手は坪井となった。

    これでTEAM MUGEN AUTOBACSは、今季2度実施された横浜ゴム協賛の「SUPER POLE QUALIFYING」でいずれもポールポジションを獲得。野尻智紀にはポールポジション賞金100万円が贈られる。

    予選終盤には雨を予感させるほど上空が暗くなったものの、最後までドライコンディションが維持された。第8戦SUGOの決勝は8月9日(日)14時20分にスタート予定。51周のレースで、ポールシッターの野尻智紀が今季初勝利を狙う。

    2026年スーパーフォーミュラ第8戦SUGO 予選結果
    1番手 #16 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)/Q3/1分04秒864
    2番手 #6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/Q3/1分04秒896
    3番手 #65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)/Q3/1分05秒137
    4番手 #5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)/Q3/1分05秒150
    5番手 #36 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)/Q3/1分05秒250
    6番手 #28 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)/Q2/1分05秒308
    7番手 #14 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)/Q2/1分05秒315
    8番手 #50 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)/Q2/1分05秒332
    9番手 #1 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)/Q2/1分05秒348
    10番手 #38 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/Q2/1分05秒389
    11番手 #39 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)/Q2/1分05秒402
    12番手 #19 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)/Q2/1分05秒651
    13番手 #53 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)/Q1B/1分05秒996
    14番手 #64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)/Q1A/1分05秒866
    15番手 #97 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)/Q1B/1分06秒000
    16番手 #37 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)/Q1A/1分05秒924
    17番手 #9 ジュリアーノ・アレジ(KCMG)/Q1B/1分06秒286
    18番手 #8 山下健太(KCMG)/Q1A/1分06秒035
    19番手 #12 小出峻(ThreeBond Racing)/Q1B/1分06秒363
    20番手 #22 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)/Q1A/1分06秒195
    21番手 #3 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)/Q1B/1分06秒417
    22番手 #4 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)/Q1A/1分06秒691
    23番手 #10 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)/Q1A/1分07秒359
    24番手 #7 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)/Q1B/1分14秒223

  • 太田格之進が2連勝で今季4勝目 スーパーフォーミュラ第7戦で瑶子女王杯も獲得

    太田格之進が2連勝で今季4勝目 スーパーフォーミュラ第7戦で瑶子女王杯も獲得

    スーパーフォーミュラ第7戦の決勝レースが7月19日、静岡県の富士スピードウェイで開催され、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGの太田格之進が優勝を飾った。

    前日の第6戦に続く2連勝で今季4勝目を挙げ、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が2位、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3位に入り、ダンディライアン勢が2台表彰台を獲得した

    この結果、太田は第6戦と第7戦の総合成績で争われた「第3回瑶子女王杯」も獲得。ドライバーズランキングでも後続との差をさらに広げ、タイトル争いで大きく前進した。

    スタート直前のアクシデントでレースは大幅遅延
    第7戦は通常どおり41周で争われる予定だったが、フォーメーションラップ開始直後に11番グリッドの佐藤蓮のマシンからオイル漏れが発生。広範囲にオイル処理が必要となったためスタートは大幅に延期され、約45分後にセーフティカー先導でレースが始まった。

    5周のセーフティカーランを経て6周目に実質的なレースがスタート。ポールポジションの野尻智紀が首位を守った一方、フラガが好スタートで一気に2番手へ浮上し、ダンディライアン勢を割って入る展開となった。

    太田が鋭いオーバーテイクで主導権を奪取
    序盤はトップ争いが激しく動き、太田はフラガを攻略すると、10周目には野尻もかわしてトップへ浮上。ピットウインドウが開いた後は各車の戦略が分かれ、一時は実質首位を譲る場面もあったが、新しいタイヤを生かした積極的なオーバーテイクで再び先頭を奪い返した。

    一方、フラガも終盤にTEAM MUGEN勢を相次いで攻略して2番手を確保。牧野も追い上げを見せ、終盤に表彰台圏内へ返り咲いた。

    太田が独走でチェッカー ランキングでもリード拡大
    レース終盤、太田は後続との差を着実に広げ、そのままトップチェッカー。フラガが約5秒差の2位、最終ラップにファステストラップを記録した牧野が3位でフィニッシュした。

    4位は坪井翔、5位は岩佐歩夢、6位は野尻智紀。7位以下は大湯都史樹、福住仁嶺、小林可夢偉、山下健太までが入賞を果たした。

    2戦連続優勝を飾った太田は、もてぎ大会、第6戦富士に続く今季4勝目をマーク。第6戦との総合成績で瑶子女王杯も手にし、ドライバーズランキングでは岩佐歩夢との差を50.5ポイントに広げ、シリーズ制覇へ向けて大きなアドバンテージを築いた。次戦となる第8戦は8月8~9日にスポーツランドSUGOで開催される。

    スーパーフォーミュラ

    2026年スーパーフォーミュラ第7戦 富士 決勝結果

    1位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    4位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    5位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    6位 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    7位 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    8位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    9位 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    10位 山下健太(KCMG)
    11位 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    12位 小出峻(ThreeBond Racing)
    13位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    14位 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    15位 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    16位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    17位 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    18位 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    19位 ロマン・スタネック(Buzz MK RACING)
    20位 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    21位 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    22位 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing/リタイア)
    23位 ジュリアーノ・アレジ(KCMG/リタイア)
    24位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING/リタイア)

  • スーパーフォーミュラ第3戦代替レース イゴール・オオムラ・フラガが今季初優勝

    スーパーフォーミュラ第3戦代替レース イゴール・オオムラ・フラガが今季初優勝

    スーパーフォーミュラ第3戦の代替レースが7月19日に富士スピードウェイで開催され、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が優勝を飾った。

    2位には野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3位には坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が入り、フラガは自身2勝目、2026年シーズン初勝利を挙げた。

    このレースは、4月にオートポリスで悪天候のため決勝が中止となった第3戦の代替開催。オートポリスで実施済みだった予選結果をスターティンググリッドに採用し、25周または50分、タイヤ交換義務なしのスプリントレースとして争われた。

    ポールポジションの岩佐歩夢はスタートで出遅れ、1コーナーの混戦で他車との接触に巻き込まれてリタイア。これにより序盤からセーフティカーが導入され、レースは波乱の幕開けとなった。

    再開後は9番手スタートのフラガが鋭い追い上げを披露。リスタート直後の攻防でトップに立つと、その後も安定したペースでレースをコントロールした。途中にはJujuのストップによる2度目のセーフティカー導入や、グリッド上で路面を乾かした行為に対するタイムペナルティなどが発生し、上位勢の順位は大きく入れ替わった。

    終盤には3番手を走行していた太田格之進が10秒加算ペナルティの影響で8位へ後退し、坪井が3位に浮上。4位は牧野任祐、5位はサッシャ・フェネストラズ、6位は大湯都史樹、7位には小林利徠斗が入り、スーパーフォーミュラ初ポイントを獲得した。

    フラガは2025年第10戦以来となるシリーズ2勝目をマーク。代替開催となった一戦で勝負強さを発揮し、今季初優勝を手にした。

    スーパーフォーミュラ

    決勝結果
    1位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    2位 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    3位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    4位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    5位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    6位 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    7位 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    8位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    9位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    10位 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    11位 小出峻(ThreeBond Racing)
    12位 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    13位 山下健太(KCMG)
    14位 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    15位 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    16位 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    17位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    18位 野中誠太(KCMG)
    19位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    20位 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    21位 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)
    リタイア 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    リタイア Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    リタイア 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)

  • 太田格之進 スーパーフォーミュラ第6戦で13番手から逆転優勝 今季3勝目

    太田格之進 スーパーフォーミュラ第6戦で13番手から逆転優勝 今季3勝目

    太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7月18日、富士スピードウェイで開催された2026年全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦決勝で、13番手スタートから逆転優勝を飾った。今季3勝目を挙げ、タイトル争いへ向けて大きな勝利となった。

    2位にはポールポジションからスタートしたザック・オサリバン(TEAM IMPUL)、3位にはチームメイトの牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が入り、ダンディライアン勢が1-3フィニッシュを達成した。

    太田が怒涛の追い上げで逆転劇
    決勝は気温25度、路面温度29度のドライコンディションでスタート。レコノサンスラップでは小雨が舞ったものの、レースはスリックタイヤで争われた。

    スタートではポールポジションのオサリバンが首位を守る一方、後方では野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がストールする波乱が発生した。

    13番手からスタートした太田は序盤から圧巻のペースを披露。オーバーテイクシステム(OTS)を効果的に使いながら次々と前車を攻略し、20周目までに優勝争いへ加わる。20周終了時にピットインすると、アンダーカットを成功させて首位オサリバンとの差を一気に縮めた。

    23周目にオサリバンがピットインすると、太田は背後まで接近。翌25周目のストレートで豪快なオーバーテイクを決め、実質トップに浮上した。

    その後はオサリバンの追撃を退けながらリードを維持し、41周を走り切ってトップチェッカー。13番グリッドからの見事な逆転勝利で今季3勝目を手にした。

    オサリバン2位 牧野は涙の3位
    ポールスタートのオサリバンはレース前半をリードしたものの、太田の戦略とペースに屈して2位。それでも今季上位争いを続ける力強い走りを見せた。

    8番手スタートの牧野も着実に順位を上げたが、ピット戦略の違いもあり太田とオサリバンには届かず3位でフィニッシュ。レース後には「勝ちたかったです」と悔しさから涙を見せた。

    4位は大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、5位には終盤に順位を伸ばした小出峻(ThreeBond Racing)が入賞した。

    レース後、太田はフラッシュインタビューで次のように喜びを語った。

    「1周目からオーバーテイクシステムの使い方など、すべて間違っていなかったと思いますし、ピットの作戦も完璧でした。勝てると思っていなかったですが、最高です」

    スーパーフォーミュラ第6戦 決勝結果
    1位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    2位 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    4位 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    5位 小出峻(ThreeBond Racing)
    6位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    7位 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    8位 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    9位 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    10位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    11位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    12位 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    13位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    14位 山下健太(KCMG)
    15位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    16位 ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)
    17位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    18位 ジュリアーノ・アレジ(KCMG)
    19位 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    20位 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)
    21位 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    22位 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    23位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    24位 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)

  • スーパーフォーミュラ第7戦富士予選 野尻智紀が今季初ポール 復活の24回目PP獲得

    スーパーフォーミュラ第7戦富士予選 野尻智紀が今季初ポール 復活の24回目PP獲得

    全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の公式予選が7月18日、富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がポールポジションを獲得した。

    第6戦予選から約1時間半後に実施された第7戦予選は、路面コンディションの回復によって勢力図が大きく入れ替わる展開となり、野尻が今季初のポールを手にした。

    2番手には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手には太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、ダンディライアン勢がフロントロウに迫る速さを披露した。

    ドライへとコンディションが一変
    第6戦予選ではウエットコンディションに苦しめられた富士スピードウェイだったが、第7戦予選までの間にKYOJO CUPやポルシェ・カレラカップ・ジャパンの走行が行われ、レコードラインは大きく乾いた。

    ウエット宣言が継続されるなかでも全車がスリックタイヤを選択し、ドライ寄りのコンディションでタイムアタックを開始。第6戦とは異なる勢力図となり、多くのドライバーがタイムを大幅に更新していった。

    Q1ではA組でルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)が最終コーナーでスピンを喫し、コース上でストップしたため赤旗が提示される場面もあった。セッション再開後は各車が限られた時間でアタックをまとめ、Q2進出を争った。

    野尻が最後のアタックで逆転ポール
    Q2では各チームがピットアウトやタイヤの使い方を工夫しながらアタックを展開した。

    一時は牧野が1分23秒184でトップに立ち、このままポール獲得かと思われたが、最後のアタックで野尻が1分22秒815を記録。ライバルを一気に上回り、今季初、そして自身通算24回目となるポールポジションを手にした。

    ダンディライアン勢が好位置を確保
    2番手の牧野と3番手の太田はわずか0.002秒差という接戦を演じ、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGが2、3番手を獲得。4番手にはイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)、5番手には坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)、6番手には岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)が続いた。

    一方、第6戦でポールポジションを獲得したザック・オサリバン(TEAM IMPUL)はQ1で敗退するなど、短時間で路面状況が変化したことにより順位は大きく入れ替わる結果となった。

    スーパーフォーミュラ第7戦富士 予選結果
    1位 野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)1分22秒815
    2位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1分23秒184
    3位 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)1分23秒186
    4位 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)1分23秒307
    5位 坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)1分23秒321
    6位 岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)1分23秒477
    7位 山下健太(KCMG)1分23秒611
    8位 阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)1分23秒635
    9位 松下信治(DELiGHTWORKS RACING)1分23秒709
    10位 福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)1分23秒845
    11位 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)1分23秒924
    12位 大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)1分37秒156
    13位 野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)1分23秒696
    14位 サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)1分24秒287
    15位 小出峻(ThreeBond Racing)1分23秒817
    16位 小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)1分24秒833
    17位 小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)1分23秒870
    18位 ロマン・スタネック(Buzz MK RACING)1分24秒882
    19位 ジュリアーノ・アレジ(KCMG)1分24秒207
    20位 チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)1分24秒907
    21位 ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)1分32秒263
    22位 Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)1分29秒677
    23位 笹原右京(REALIZE KONDO RACING)1分34秒863
    24位 ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)1分48秒262

    野尻が復活を印象づけるポールポジションを獲得したことで、第7戦決勝はTEAM MUGENとDOCOMO TEAM DANDELION RACINGによる優勝争いを軸に、坪井や岩佐ら上位勢がどこまで迫れるかが大きな見どころとなりそうだ。

  • スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝:福住仁嶺がROOKIE RACING悲願の初優勝

    スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝:福住仁嶺がROOKIE RACING悲願の初優勝

    スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿の決勝で、ポールポジションからスタートした福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が優勝。2000年から参戦するROOKIE RACINGに、シリーズ初優勝をもたらした。

    終盤は福住仁嶺、岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)による接戦となり、福住は岩佐をわずか0.240秒差で抑えてトップチェッカー。太田も0.620秒差の3位に入り、上位3台が1秒以内に収まる緊迫のフィニッシュとなった。

    4位は阪口晴南、5位は坪井翔。牧野任祐は6位、前日の第4戦を制したサッシャ・フェネストラズは7位でレースを終えた。

    ■ 2026年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 第5戦鈴鹿 決勝結果

    1.福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)
    2.岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    3.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    4.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    5.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)
    6.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
    7.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)
    8.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)
    9.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)
    10.小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)
    11.野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)
    12.松下信治(DELiGHTWORKS RACING)
    13.野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)
    14.ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)
    15.ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)
    16.山下健太(KCMG)
    17.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)
    18.小出峻(ThreeBond Racing)
    19.野中誠太(KCMG)
    20.ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)
    21.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)
    22.チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)
    23.小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)
    24.笹原右京(REALIZE KONDO RACING)

  • スーパーフォーミュラ鈴鹿予選:福住仁嶺がPP獲得 岩佐歩夢2番手

    スーパーフォーミュラ鈴鹿予選:福住仁嶺がPP獲得 岩佐歩夢2番手

    スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿の公式予選が5月24日に三重県の鈴鹿サーキットで行われ、福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が1分37秒605を記録してポールポジションを獲得した。ROOKIE Racingにとってもスーパーフォーミュラ参戦後初のポールポジションとなった。

    2番手には岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)、3番手には牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、ホンダ勢が上位を占めた。

    4番手には野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max)、5番手には坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が入っている。

    Q2では福住仁嶺が序盤から好タイムを記録し、最終的に岩佐歩夢を0.160秒上回るタイムでトップを獲得。牧野任祐、野村勇斗、坪井翔らも僅差で続く接戦となった。

    一方、Q1では小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)が13番手で敗退。山下健太(KCMG)は14番手、小出峻(ThreeBond Racing)は15番手だった。

    また、TEAM IMPULのザック・オサリバンは21番手、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)は22番手に終わり、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing)は24番手だった。

    ■ 2026年スーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿 予選結果(暫定)
    1.福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE) 1分37秒605
    2.岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS) 1分37秒765
    3.牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1分37秒914
    4.野村勇斗(San-Ei Gen with B-Max) 1分38秒047
    5.坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S) 1分38秒094
    6.阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 1分38秒133
    7.サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S) 1分38秒465
    8.小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC) 1分39秒357
    9.太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 1分44秒017
    10.イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING) 1分52秒274
    11.佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING) 1分52秒725
    12.野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS) 2分00秒392
    13.小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC) 1分38秒258
    14.山下健太(KCMG) 1分38秒270
    15.小出峻(ThreeBond Racing) 1分38秒466
    16.松下信治(DELiGHTWORKS RACING) 1分38秒341
    17.野中誠太(KCMG) 1分39秒292
    18.ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING) 1分38秒578
    19.笹原右京(REALIZE KONDO RACING) 1分38秒596
    20.クリスチャン・ブルツ(TEAM GOH) 1分38秒833
    21.ザック・オサリバン(TEAM IMPUL) 1分43秒242
    22.大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING) 1分44秒588
    23.ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING) 1分45秒418
    24.Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree Racing) 1分50秒843

  • 松下信治 スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝2位「運を引き寄せた」

    松下信治 スーパーフォーミュラ鈴鹿決勝2位「運を引き寄せた」

    松下信治(DELiGHTWORKS RACING)は23日、鈴鹿サーキットで行われた2026年スーパーフォーミュラ第4戦決勝で2位表彰台を獲得した。

    予選13番手からスタートした松下信治は、天候の変化と2度のセーフティーカー導入という波乱のレースを生き残り、大逆転でチームに初表彰台をもらたした。

    レースでは1回目のピットストップで大きくタイムを失い、一時は15〜16番手まで後退。それでもスリックタイヤでステイアウトする戦略がハマり、終盤にはブラウニング、大湯都史樹を次々に攻略。フェネストラズに次ぐ2位でチェッカーを受けた。

    松下信治「切り替えたことが運を引き寄せた」
    松下信治はレース後、ピットでのタイムロスを乗り越えたことが結果につながったと振り返った。

    「今日のレースに関しては本当にいい内容だったと思います。ファーストスティント(スタート)で隣に太田(格之進)選手がいて、彼がすごい勢いで抜いていったんですが、その後ろの後ろぐらいについていって2台ぐらいパスして“ヨシヨシ”と思っていました。クルマのパフォーマンスもすごく良かったですね」

    「ただ、ピットで10秒とかそれ以上かかって、それで15、16番手まで落ちてしまいました。ただ、“(それが)僕らの実力なのかな”と思って、“15番手でも何か得るものがあるだろう”というふうに切り替えたことが運を引き寄せたのかなと今、思っています」

    松下信治(DELiGHTWORKS RACING) スーパーフォーミュラ

    「ロジックじゃなく勘だった」戦略判断
    終盤のスリックタイヤ継続という判断については、チームとのやり取りをユーモア交じりに明かした。

    「ストラテジーに関してはトムスさんとかとは違って、僕らのチームにはロジックなんて存在しなくて……もう勘です(苦笑)。エンジニアも“こうなったらこうする”みたいなシミュレーションができていなくて『どうする!? どうする!?』って言ってて、(ピット入口を通過する)直前になってエンジニアが『ボックス、ボックス』って言ったんですけど、もう遅かったんで(ピットに)入れなかったというのが事実です(笑)」

    結果的にその“勘”が功を奏し、松下信治は大荒れのレースで表彰台獲得に成功した。

    「レースには自信がある」24日の巻き返しへ
    松下信治は今回の結果が大きな自信になったと語り、24日に行われる第5戦へ向けて意気込みを見せた。

    「今日は本当に自信に繋がったレースでした。予選もあと少しでQ1を通れたかなというところだったんですが、前でコースアウト車両とかもあって……という言い訳が今日あったので、明日はまずはQ1通過という目標を掲げています」

    「そこでQ2に行けるともう一回新品タイヤを履けるんですよ。そうするとまたデータも増えていい循環になっていくので、それをやりたいなと思っています」

    「僕は基本的にはレースが強い方ではあるので、上位にいければいくほどポイントを獲れるので、明日頑張りたいと思います」