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  • レッドブル 「ホンダの開発のためにトロロッソを犠牲にすることはない」

    レッドブル 「ホンダの開発のためにトロロッソを犠牲にすることはない」

    レッドブル・レーシングは、今シーズンのホンダの進歩を手助けするためにグリッドペナルティでトロロッソのシーズンを“犠牲”にすることはないと主張している。

    2019年からホンダのF1パワーユニットを搭載するレッドブル・レーシングは、来年までにホンダができるだけ多くの進歩を果たすことを切望しており、トロロッソのドライバーがグリッドペナルティを受けることになったとしてもホンダがおり多くのエンジンアップグレードを進めることを望んでいると報じられている。

    実際、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダがF1パワーユニットの開発を進めていくためにトロロッソをテストの場として使ってもいいとの発言をしている。

    「彼らが開発を通してコンマ1秒を見い出せるのであれば、例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることを意味するとしても、もちろん、彼らはレースでその開発にトライすることができる」と ヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語っていた。

    しかし、レッドブル・レーシングのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ホンダが改善をトライアルできる可能性はあるののの、そのような動きはトロロッソのコンストラクターズ選手権を堅実な順位でフィニッシュできるようにバランスを取る必要があると語る。

    現在、トロロッソ・ホンダはコンストラクターズ選手権で8位に位置しており、7位のマクラーレンとは29ポイント差、9位のザウバーとは6ポイント差となっている。

    ホンダがトロロッソのシーズンを犠牲にして新しいエンジンの実験を進めていくとの報道について質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々は彼らにトロロッソを犠牲にするよう勧めているわけではない」と Autosport にコメント。

    「だが、もちろん、(レッドブル)グループの利益のために学ぶ機会はある。それは最終的にトロロッソにとっても利益となるだろう」

    「そこはオープンなままだ。だが、もちろん、トロロッソはコンストラクターズ選手権で独自の戦いをしているし、それは彼らにとって明らかに重要な価値がある」

    レッドブルがホンダに切り替えるという決定は、シーズンの励みになるスタートとF1カナダGPでのアップグレード導入後に下されたが、最近のレースではホンダの進歩レベルについて懐疑的な声も浮上して言える。

    ホンダがF1カナダGPで導入した“スペック2”エンジンは、パワー面で劇的な前進を生み出したとは言えず、信頼性問題もいくつか発生している。

    クリスチャン・ホーナーは、状況について心配はしていないが、エンジンの最終的なパフォーマンスは、サーキット特性によってトロロッソにダウンフォースを犠牲にすることを強いることによって覆い隠されていると考えている。

    「オーストリアとシルバーストンの最後の2戦のサンプルで我々が見たところでは、エンジンのパフォーマンスは現在の我々のサプライヤー(ルノー)の位置にかなり近いことが確認できている」とクリスチャン・ホーナーはコメント。

    「もちろん、トロロッソは過去いくつかの会場で様々なダウンフォース量を走らせてきた」

    「ホンダは正しい軌道を進んでいるように感じている。彼らは正しいゴールと目標を持っているように思うし、我々はこの新しい関係への移行において、より協力的な方法と彼らと仕事をしていくことを楽しみにしている」

  • ピエール・ガスリー 「ホンダF1はレッドブルと2019年にレースに勝てる」

    ピエール・ガスリー 「ホンダF1はレッドブルと2019年にレースに勝てる」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、2019年にホンダF1がレッドブル・レーシングとともにF1の表彰台の頂点に立つことになるだろうと考えている。

    F1バーレーンGPで4位入賞を果たしたピエール・ガスリーだが、その後はF1モナコGPでの7位入賞のみとここまで2回しかポイントフィニッシュを成し遂げられていない。

    それでもトップチームであるレッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給する2019年にはホンダのF1パワーユニットが勝利を収めることができるとピエール・ガスリーは語る。

    「レッドブルは素晴らしいシャシーを持っているし、来年彼らがホンダと一緒に勝っても僕は驚かない」とピエール・ガスリーはコメント。

    そう語るピエール・ガスリーだが、高速のシルバーストンで開催された前戦F1イギリスGPではホンダのF1パワーユニットの直線スピード不足を指摘し、このままではフェラーリの強力なパワーユニットを搭載するザウバーにコンストラクターズ選手権で抜かれることになると発言するなど、ホンダのF1エンジンにフラストレーションを募らせている。

    しかし、シーズン後半にはトロロッソ・ホンダも前進を果たせるとピエール・ガスリーは考えている。

    「シーズン開始時は純粋なスピードという点で僕たちは明らかに遅れをとっていたし、スリップストリームに入れなければ、僕たちは大きく順位を落としていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「でも、今の僕たちはミッドフィールドで前進を果たしているし、ルノーとさえ戦えるようになっている。ルノーとホンダの差は小さい」

    2019年にレッドブル・ホンダを走らせることになるマックス・フェルスタッペンも、ホンダのパフォーマンスについて心配はしていないと語る。

    「まだ半年残っているし、その期間でホンダは懸命に仕事をしていくと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「来年よりも今問題があった方がいい。でも、彼らはパフォーマンス面で大きな前進を果たしていると思う。彼らはもはやルノーより遅いというわけではない」

    また、ピエール・ガスリーは、レッドブル・レーシングにF1パワーユニットを供給する2019年はホンダF1にとって真価を問われる一年になると考えており、レッドブル・レーシングから大きなプレッシャーをかけられることになると予想する。

    「ホンダがレッドブルからプレッシャーをかけられるのは疑いようのないことだし、今の状況とは異なるプレッシャーがホンダにかかることになるだろう」とピエール・ガスリーはコメント。

    「近年、ホンダは勝利や表彰台、ポールポジションを争っていない。それを実現するためにはミスをする余裕はないからね」

    「もちろん、僕はトップチームで走ったことはないし、リザーブドライバーとしての役割からしか判断できないけど、ルノーとのパートナーシップ作業は見てきたし、ホンダは成功すると思ってる。過去にホンダはトップで走っていたし、成功しているからね」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治もレッドブル・レーシングからプレッシャーがかかることは承知していると認める。

    「我々はそれを承知しています」と田辺豊治はコメント。

    「ですが、我々はすでにプレッシャーを感じていますし、今もそのなかで仕事をしています。我々はその2つのレーシングチームと非常に効率的に仕事をしていけることはわかっています」

    すでにレッドブル・レーシングからのホンダへのプレシャーは始まっている。レッドブルは、2019年への準備を進めるために、例え姉妹チームであるトロロッソがペナルティを科せられてコンストラクターズ選手権が犠牲ことになったとしても、ホンダにF1パワーユニットの開発を進めていくことを求めている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「もちろん、我々は決断をホンダに委ねている」とコメント。

    「だが、彼らが開発を通してコンマ1秒を見い出せるのであれば、例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることを意味するとしても、もちろん、彼らはレースでその開発にトライすることができる」

    それに対し、田辺豊治は「我々は将来を見据えながら、現在に焦点を当てています」とコメント。

    「トロロッソとレッドブルが一緒に働くことは、我々にとって利益でしかありません。我々が行っている全ての議論はレッドブル・テクノロジーが中心となっています」

  • ブレンドン・ハートレー 「ホッケンハイムはとても面白いトラック」

    ブレンドン・ハートレー 「ホッケンハイムはとても面白いトラック」

    トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

    「3連戦のあとだったので、数日間のオフでやっと一息つくことができた。チームのメンバーもそれぞれ、いい休暇を過ごせているといいね」とブレンドン・ハートレーはコメント。

    「僕は、イギリスの過ごしやすい気候の下、何日間か山でマウンテンバイクを楽しんでいたけど、すぐにドイツGPに向けたシミュレーターでの作業の時間がやってきてしまった」

    「ホッケンハイム・リンクではフォーミュラ3やユーロシリーズで何度か走ったことがあるけど、クールなトラックだと思う。以前のレイアウトで特徴的だった、深い森の中を抜けていく2本のロングストレートを走る機会はもうないけど、それでもこの歴史あるサーキットは魅力的だ。できることならかつてのレイアウトでも走ってみたいけどね!」

    「観客席に囲まれたスタジアムセクションは、大勢のファンの姿とあいまって、すばらしい雰囲気がある。このトラックは、高速でコーナーに入っていくターン1や、現代のF1サーキットではあまり見られないバンク角がついているテクニカルな最終セクションなど、すべてを兼ね備えている。ハイスピードなセクションとテクニカルな面、さらに中央が盛り上がった形状の路面の組み合わせによって、走っていて本当に面白いレイアウトになっている」

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー、フランス代表のワールドカップ優勝に大興奮

    ピエール・ガスリー、フランス代表のワールドカップ優勝に大興奮

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、2018年のF1世界選手権 第11戦 ドイツGPへの意気込みと舞台となるホッケンハイム・リンクについて語った。

    F1は3連戦を終えて束の間の休息。その間にピエール・ガスリーの母国フランス代表がサッカーワールドカップで20年ぶりに優勝を成し遂げた。フランスに帰っていたガスリーも地元の友人と一緒に優勝を祝っていたようだ。

    「久々に休みを取ることができてよかった。休暇中は、地元に戻って友達とBBQをしながらサッカーワールドカップの決勝戦を観戦した」とピエール・ガスリーはコメント。

    「とても集中して観ていたし、かなり緊張した。自分が実際にプレーをしているような気分で、F1のスタート直前ぐらいの緊張感だったね(笑)。フランスが優勝して、2回目のワールドカップタイトルを取れたことは本当に嬉しい! 決勝戦が終わったあとは友達とお祝いで街に出かけたけど、みんなが歌を歌ったりしながら喜びを共有していて、すばらしい雰囲気だった。あんなに多くの人が街にいるのを見たのは初めてだったね。まるで人口が倍に増えたみたいだったよ! 3連戦を終えて、久しぶりに家族や友人と時間を過ごせたのはよかった。次の2連戦に向かうためのエネルギーを再充電できた」

    「これからドイツGPに向かう。フォーミュラ・ルノーでの初レースがホッケンハイムだったけが、このときは予選で2番手につけて、ストフェル・バンドーンの隣でフロントローからスタートした。最後に走ったのは2016年のGP2シリーズだ。いいペースで走っていたけど、ストレートを走行中に消火器が故障した影響でコックピット内が煙で満たされてしまい、安全上の理由で失格になってしまった。でも、そこまではいいレースができていた」

    「長い歴史を誇るホッケンハイムには、さまざまな特色を持つセクションがいくつもある。一番のお気に入りはスタジアムセクションで、テクニカルな面を併せ持つストレートは、走っていてとても楽しいセクションだ。かつてのレイアウトは2本のロングストレートと、ピットに戻る前にシケインが有名だったけど、それもぜひ見てみたい」

    関連:2018年 F1ドイツGP テレビ放送時間&タイムスケジュール

  • ピエール・ガスリー 「トロロッソはホンダの新型PUを生かし切れてない」

    ピエール・ガスリー 「トロロッソはホンダの新型PUを生かし切れてない」

    ピエール・ガスリーは、トロロッソはまだホンダが導入したアップグレード版F1エンジンを最大限に生かすことができていないと考えている。

    ホンダは、F1カナダGPで内燃エンジンを改善させた“スペック2”パワーユニットを導入。それはレッドブル・レーシングが2019年にルノーからホンダにパワーユニットを変更するという決定において重要な役割を果たした。

    しかし、前戦F1イギリスGPが開催されたシルバーストンにおけるホンダのF1パワーユニットのメルセデスとフェラーリとのパフォーマンス差は1周あたり1秒あったと見積もられており、ピエール・ガスリーは、中団のライバルと比較してホンダのF1エンジンの直線スピード不足は“半端ない(クレイジー)”だと語っていた。

    ピエール・ガスリーは、自身のフラストレーションはホンダではなく、彼らは“多くの改善”を遂げていると擁護するが、むしろ他のエンジンメーカーが“取り戻すのが本当に難しい”くらいの改善を果たしたことでさらにその差は広がったと考えている。

    「とにかくエンジンの純粋なパフォーマンスとパワーという点が大きいけど、彼らがそれに取り組んでいて、いくつかアイデアを持っていることはわかっている」とピエール・ガスリーはコメント。

    「彼らがトラックにそれを持ち込むには時間を与える必要があるけど、現時点で僕たちはストレートスピードという点でかなり多くを失っている」

    「僕たちはまだスペック2エンジンを最大限に生かすための方法を正確に理解しなければならない」

    ホンダは、シーズン終了までに再び内燃エンジン技術をアップグレードさせられることを期待している。

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は「イエスかどうかは正確には言えませんが、我々はまだICE(内燃エンジン)に取り組んでいます」と Autosport にコメント。

    「我々は今シーズン中にいくつかのアップデートと改善をもたらせることを期待しています」

    「ガスリーのシルバーストンでの予選データでは、ストレートでパフォーマンス差が見られました」

    「もちろん、特に予選ではコーナーでフルスロットルで行ける場所というのもあります。そこは我々を手こずらせました。ここでのパフォーマンス差は他のサーキットよりも大きいことを意味しました」

    シーズン序盤のホンダの進歩、特にルノーと比較しての前進はレッドブルを元気づけており、レッドブルは2019年シーズン開幕までにホンダが他のゲインを見つけられることについて楽観視している。

    F1イギリスGPでは、ピエール・ガスリーは10位でフィニッシュしたが、レース後のペナルティによって13位に降格してポイントを手にすることができなかった。一方、チームメイトのブレンドン・ハートレーは、マシントラブルによりわずか1周でレースをリタイアしている。

    ブレンドン・ハートレーは、フリー走行3回目のサスペンション故障によってモノコックを交換し、予選を欠場して、レースをピットレーンからスタートした。しかし、新しいホンダのエンジンパーツのインストールに問題があったことでブレンドン・ハートレーはガレージを離れるのが遅れ、さらにすぐにピットに戻ることを余儀なくされた。

    「クルマの修理している間に、パワーユニットの組み付け作業で不具合があり、それが機能不全を引き起こしました」と田辺豊治はコメント。

    「パワーユニットに異常値がみられ、リタイアすることを決断しました。コンポーネントは問題ないと思います。ダメージがなかったかんついては慎重にチェックしていきます」

    トロロッソ・ホンダのドライバーはすでにパワーユニットの使用数がシーズンの制限を超えており、今後は新しいコンポーネントを導入する際にはグリッド降格ペナルティが科せられることになる。

    しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ホンダのエンジン開発を支援したいと考えており、そのためにはトロロッソを実験台にしてもかまわないと考えている。

    「もちろん、それはホンダが決めることだが、開発によって彼らがコンマ1秒を見いだせるのであれば、彼らはそれをレースでテストすることができる。例えそれによってトロロッソがペナルティを受けることになってもね」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語った。

  • トロロッソ 「ホンダとレッドブルの契約には多くの相乗効果がある」

    トロロッソ 「ホンダとレッドブルの契約には多くの相乗効果がある」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ホンダがレッドブルにパワーユニットを供給することは、自分たちにもメリットがあると感じている。

    シーズンが中盤に差し掛かったところで2019年のレッドブルとホンダの契約が発表され、話題の中心となった。トロロッソがホンダのワークスとして1年の経験を積んだのち、レッドブルとトロロッソ、そしてホンダの新たな取り組みが始まる。

    トロロッソは影が薄くなったようにも見えるが、フランツ・トストはトロロッソにもメリットがあると語る。

    「多くの相乗効果が見られるはずだ」とフランツ・トストは語る。

    「今季は自前のギアボックスを使用しているが、来年はレッドブルと共通のリアエンドを採用できる。これによって資金とリソースをほかの部分に振り向けて、パフォーマンス向上に注力できる。楽しみでしょうがない」

    「ルノーエンジンのときにもこうした取り組みはあったが、その最中にマニュファクチャラーが変更になった。エンジンが違えば、シナジーを出すのは難しい。ギアボックスのフィッティングポイントや、排気のシステムなども異なるからね」

    フランツ・トストは、ワークスパートナーとして戦ったシーズン序盤、ホンダと良い関係を築けていると語る。

    「ホンダとは本当にいい関係でやれていて、初めから緊密に連携できている。昨年末の段階では数回しか会えなかったが、プログラムを開始してからは膝を突き合わせて話し合えている。ホンダも我々もかなりのハードワークをしてきた」

    「昨シーズンですら、ホンダは見た目の結果ほど悪くなかった。少なくとも私の目にはそれが明らかだった。だから、今年のパフォーマンスがいいのも驚きではない」

    「そして、来年さらに上のレベルにいけるようにハードワークを続けている。レッドブル・レーシングとも組むようになれば、レースで勝てると私は確信している。いずれ分かると思う」

    「ワークスパートナーになったことで、チームはすごく助けられている。我々にとっては全く新たな環境が手に入った。それまではパワーユニットと電装系の部品を受け取って、マニュファクチャラーに『はい、どうぞ。これを搭載してくださいね』と言われるだけだった」

    「それが今では、ホンダとトロロッソのデザイナーが突き詰めて議論し、すべてのパーツの配置でベストなバランスを探ることができる。重量配分、空力的な観点、信頼性、冷却など、さまざまな観点から検討している。本当にすばらしいし、重要な進歩だ。ここにレッドブル・レーシングも加われば、さらに大きくパフォーマンスを向上させられると思う」

    フランツ・トストの見通しが明るいのは、ホンダのこれまでの歩みが理由であるとも考えている。現行のV6エンジンレギュレーションが導入され、最後発のマニュファクチャラーであるにもかかわらず、ホンダは参入からここまでで一番大きな進化を見せ、それが将来も続いていくと期待している。

    「我々は、ほんの少しずつだけど、全体的に進歩できている。一部でなく、全体なんだ。これが、パワーユニットとシャシーを融合させる最善のかたちだと考えている。パワーユニットマネージメントについても、両者ともに大きく前進している。MGU-K、MGU-H、バッテリーにエンジン、それぞれの使い方を議論し、ベストなかたちで取り組めている」

    「もちろん、これはまだ途中経過にすぎないし、すべてのマニュファクチャラーがパフォーマンス向上を目指して懸命に取り組んでいる。特に、メルセデスは現行レギュレーションが導入される早い段階から開発に集中して、大きなアドバンテージがある。どのマニュファクチャラーもこの1年で追い付くのは難しいだろう。でも、フェラーリはそれができると示してくれたし、私はホンダにも可能だと思っている」

    フランツ・トストは、カナダで投入されたアップグレードにもかなりポジティブな手応えを得えてる。

    「大満足だ。彼らは『0.3秒向上できる』と見通しを話してくれて、それがそのまま実現した」とフランツ・トストは語る。

    「トロロッソの目標は、中団最上位だ。もちろん、それはドライバーの経験値に左右されることではある。ドライバーは重要なファクターなので、来年だれが乗るかを知る必要はあるし、チームの順位もそこで予想することができる」

    「すべてがうまくかみ合えば、ルノーやマクラーレンといったチームの上を行くことができるはずだ。簡単なことではないが、それは可能なんだ」

  • ピエール・ガスリー、ペナルティに不服 「退屈なレースを助長するだけ」

    ピエール・ガスリー、ペナルティに不服 「退屈なレースを助長するだけ」

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPで自分に10位入賞を失うペナルティを下したスチュワードは“馬鹿げてる”と不満を露わにし、オフィシャルにより一貫性のある判断を求めた。

    F1イギリスGPの残り3周、ピエール・ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ピエール・ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位に降格。セルジオ・ペレスが10位に交換し、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、ランス・ストロール(ウィリアムズ)も1つずつ順位を上げることになった。

    ピエール・ガスリーは「僕にとっては馬鹿げたことだ。完全に馬鹿げる」と Autosport にコメント。

    「あれがレースというものだし、正直、本当に小さな接触だった。あれくらい起こることはある。僕たちは12メートルくらいのトラックを横幅2メートルのクルマで走っているわけだし、どこかの時点で接触することもあるさ」

    「大きな衝突ではなかったのは明らかだ。僕としてはペナルティを科せられるようなものだったとは思わない」

    「今回のレースで起こったすべての状況を見れば、(ケビン)マグヌッセンと(ロマン)グロージャンとの接触には何もペナルティはなかったし、カルロス(サインツ)とグロージャンは完全にウォールにぶつかっていたのに何も科せられなかった」

    「なのに、このようなことに5秒ペナルティと2点のペナルティポイントだなんて完全に馬鹿げている」

    「前回のレースを見れば、僕は1周目にバントーンにぶつけられてリアのフロアの半分を失ったのに何もペナルティは出なかった」

    「そのあとレースウィナー(マックス・フェルスタッペン)とも1周目にかなり似たようなインシデントがあったけど、それもお咎めなしだった」

    「彼らは何らかの措置を必要がある。レベルの高い競技において、このような一貫性のなさは受け入れられることではない」

    「このようなペナルティを説明するものはない。彼らが他のインシデントに対して何もしないのであれば、僕にもペナルティを科すべきではない」

    ピエール・ガスリーは、レース後にスチュワードに対して強く訴えていたことには驚かなかったと語る。

    「彼はポイントのない11位でフィニッシュしていたわけだし、なんとしてでも僕の責任にしようとしていた」とピエール・ガスリーはコメント。

    「正直に言えば、僕はバトルを楽しんでいた。ホイール同士が近づいた接戦だった。最終的に僕たちはレーシングドライバーなわけだし、それが僕たちが推進していくべきことだ」

    「このようなペナルティを出すことは、僕たちがレースをするのを妨げるだけだし、本当に残念なことだ」

    「これはドライバーにリスクを冒させず、DRSでのストレート以外でオーバーテイクのない退屈なレースを助長することになる。正直、そんなのまったくエキサイティングではないね」

  • ピエール・ガスリー、入賞が幻に「馬鹿げたペナルティ」 / F1イギリスGP

    ピエール・ガスリー、入賞が幻に「馬鹿げたペナルティ」 / F1イギリスGP

    トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1イギリスGPの決勝で終盤のバトルを制し10位フィニッシュするもペナルティーによりレース後に13位に降格。ポイント獲得はならなかった。

    7列目14番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは、スタート直後に起きた混乱を避けきって12番手にポジションを上げる。

    その後、上位車のピットインやアクシデントで、20周目にガスリーもタイヤ交換のためピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替え、14番手でレースに復帰する。

    上位車のピットインで12番手となったレース後半、他車のアクシデントでセーフティーカーが導入され、レースが大きく動く。セーフティカー導入と同時にピットインしたガスリーは中古のソフトタイヤに替え、追い上げ態勢に。多くのマシンがピットインし、セーフティカーが解除された時点でガスリーは13番手。4周後、セーフティカー明けとともに上位車2台が接触し、再びセーフティカーが導入されると、この時点でガスリーは11番手までポジションアップを果す。

    その3周後にレースは再開され、レース終盤、ポイントをかけた激しい接近戦が展開される。残り3周となった50周目、ピエール・ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレス(フォース・インディア)をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。

    しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    10位でフィニッシュしたレース直後、ピエール・ガスリーは「再びポイントを獲得することができて、本当に嬉しい」とコメント。

    「パフォーマンス面での試行錯誤だけでなくアクシデントもあったので、このサーキットではレースでも苦戦すると思っていた」

    「レースの終了間際には、セルジオ・ペレスと激しいポジション争いを展開した。最後のシケインでオーバーテイクするチャンスがあり、かなりギリギリで車体も少し接触したけど、最終的にはうまくパスすることができた」

    「イギリスでの週末はチームにとってかなりタフなもので、エンジニアたちも懸命に作業してくれていたので、ポイントを獲得できたことはチームへの最大の恩返しになった。マシンの手応えは今日もよかった。ドイツでのレースも楽しみにしています」

    しかし、レース後に5秒加算ペナルティを科せられて13位への降格が決定するとピエール・ガスリーは自身の公式Twitterで失望を口にしている。

    「5秒ペナルティ、最悪だ・・・」だとピエール・ガスリーはコメント。

    「毎週末、接触があってもお咎めなしだったし、それもレースの一部でだからこそエキサイティングなんだけどね!」

    「接戦だったし、楽しかった。こんな馬鹿げたペナルティなんてやめて、僕たちにレースさせてほしいね! これからも頑張るよ」

    5秒加算ペナルティに関してスチュワードは「ガスリーの動きは基本的に妥当だと考えており、うまく競いながら追い抜こうとしていた。ペレスはその間、十分なスペースを残していた。しかし、ガスリーはターン16のエイペックスにあるソーセージカーブに触れており、それがペレスとの接触を引き起こした。この結果、ペレスはターン17の手前で左に向かってコース外に押し出され、ターン17およびターン18を通しての競争において深刻な妥協を強いられることとなった。結果、ガスリーはペレスを追い抜くことができた。接触は軽かったものの、追い抜きに直接繋がっていることから、スチュワードは全責任あるいは大部分の責任がガスリーにあると判断した」と説明している。

    関連:【動画】 ピエール・ガスリーとセルジオ・ペレスの接触

  • トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダ:F1イギリスGP 決勝レポート

    トロロッソ・ホンダは、2018年のF1世界選手権 第10戦 イギリスGPの決勝で、ピエール・ガスリーが終盤のバトルを制し10位フィニッシュするもペナルティーによりレース後に13位に降格。ブレンドン・ハートレーはスタート直後にマシントラブルでリタイアした。

    F1イギリスGPの決勝日は、ここ2日間と同じく好天で、気温25℃、路面温度は50℃を超えるコンディション。レースは午後2時10分から行われた。

    予選14番手のピエール・ガスリーは7列目からのスタート。ブレンドン・ハートレーは、P3でクラッシュしたマシンの修復作業により予選に出走できず、モノコックを交換したため、ピットからのスタートとなった。また、パワーユニットもクラッシュの影響を確認するために交換し、問題の起きたパワーユニットは日本のHRD Sakuraへ送られ、分解チェックを実施される予定となっている。

    スタート直後に起きた混乱を避けきったピエール・ガスリーは、12番手にポジションを上げる。ブレンドン・ハートレーはレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかり、レースまでに修復を試みたが解決に至らず、レースは1周走行したのみでリタイアとなった。

    その後、上位車のピットインやアクシデントで、20周目にピエール・ガスリーもタイヤ交換のためピットイン。ソフトタイヤからミディアムタイヤに履き替え、14番手でレースに復帰した。上位車のピットインで12番手となったレース後半、他車のアクシデントでセーフティーカーが導入され、レースが大きく動く。

    セーフティーカー導入と同時にピットインしたピエール・ガスリーは中古のソフトタイヤに替え、追い上げ態勢に。多くのマシンがピットインし、セーフティーカーが解除された時点でガスリーは13番手。4周後、セーフティーカー明けとともに上位車2台が接触し、再びセーフティーカーが導入されると、この時点でガスリーは11番手までポジションアップを果たした。

    その3周後にレースは再開され、レース終盤、ポイントをかけた激しい接近戦が展開される。残り3周となった50周目、ガスリーは激しいバトルの末に前車をパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    なお、ブレンドン・ハートレーのトラブルはレース後の解析の結果、昨晩行ったパワーユニットの組み付け作業での不具合にあったことが分かっている。

    第11戦 F1ドイツGPは、ホッケンハイム・サーキットで7月20日~7月22日にかけて行われる。

    (以下のレース後コメントは、ガスリーのペナルティー決定以前に出されたもの)

    ピエール・ガスリー
    「再びポイントを獲得することができて、本当に嬉しいです。パフォーマンス面での試行錯誤だけでなくアクシデントもあったので、このサーキットではレースでも苦戦すると思っていました。レースの終了間際には、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)と激しいポジション争いを展開しました。最後のシケインでオーバーテイクするチャンスがあり、かなりギリギリで車体も少し接触しましたが、最終的にはうまくパスすることができました。イギリスでの週末はチームにとってかなりタフなもので、エンジニアたちも懸命に作業してくれていたので、ポイントを獲得できたことはチームへの最大の恩返しになりました。マシンの手応えは今日もよかったです。ドイツでのレースも楽しみにしています」

    ブレンドン・ハートレー
    「運や迷信はあまり信じていないのですが、ここ数週間を振り返ると、ツイていなかったとしか言いようがありません。P3でのサスペンションの不具合に始まり、今日もレースが始まる前からテクニカル面でのトラブルが発生してしまいました。レースに関してはあまりコメントできることがありません。非常に残念ですが、リセットボタンを押して数日間の休暇を楽しみ、また次のレースに向けて準備を始めていきます。エンジニアたちが一生懸命、作業に取り組んでくれることは分かっているので、ホッケンハイムで僕たちの最大限のパフォーマンスを発揮できるよう、努力します」

    フランツ・トスト (トロロッソ チーム代表)
    「ここへはポジティブな見通しを持ってやって来ましたが、残念ながらシルバーストンでの週末は期待していたようなものにはなりませんでした。P3では、左のフロントタイヤのサスペンションに不具合があり、ブレンドンがクラッシュを喫してしまいました。結果的にウィッシュボーンが壊れていたことがその原因だったのですが、その時点では理由が分からなかったため、ガスリー車も走行を見合わせなくてはなりませんでした。フリーでの走行が十分ではなかったことで、ガスリーは予選でも苦戦を強いられましたが、うまくまとめ切り、14番手でフィニッシュしてくれました。ブレンドンのマシンに関しては車体のモノコックを交換したため、ピットからスタートしなくてはなりませんでした。決勝日当日には、ウォームアップ走行中にブレンドンのマシンに起こった問題を解明しようとしたのですが間に合わなかったため、ピットに呼び戻してマシンのさらなる検証を行いました。残念ながらレースはリタイアせざるを得なかったですが、マシンをレースに間に合わせてくれたチームには大きな感謝を述べたいです。チームが一生懸命作業を進めてくれていただけに、ブレンドンが完走できなかったのは残念でした。一方、ガスリーは好スタートを決めると安定したペースで周回を重ね、我々のホームで見事ポイント獲得を果たしてくれました。週末を通して懸命に働いてくれたチームにとって、最大の恩返しになったと思います。彼らはこのポイント獲得にふさわしい働きをしてくれました。次戦のドイツGPでは、今回よりもさらにいい成績を残したいです」

    田辺豊治 (ホンダF1 テクニカルディレクター)
    「週末を通して、非常にタフなホームレースになりました。特に土曜に起きたハートレー選手のクラッシュのあとは、ガスリー選手のマシンのサスペンション交換、ハートレー選手のマシンのモノコック/パワーユニット交換など、限られた時間の中でトロロッソ、ホンダ双方のメカニックとエンジニアが懸命に作業を行いました。それだけに、レースでガスリー選手が最後までねばり強い走りをみせ、ラスト2周というところですばらしいオーバーテイクによりポイントを獲得したことは、チームの努力に報いるものになりました。ハートレー選手については、レース前のレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかりました。レース前に懸命に修復を試みたものの、残念ながら問題の解決には至らず、一周走行したのみでレースをやめました。この問題に関しては、結果的に前日のパワーユニット交換作業時での組み付け作業の不具合が原因であったことが分かっています」

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  • トロロッソ・ホンダ 「期待していたような週末にはならなかった」

    トロロッソ・ホンダ 「期待していたような週末にはならなかった」

    トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、F1イギリスGPの週末におけるトロロッソ・ホンダの作業を振り返った。

    トロロッソ・ホンダにとってそれぞれのホームレースとなるF1イギリスGPは、厳しい週末となった。土曜日のフリー走行3回目のブレンドン・ハートレーの不可解なサスペンショントラブルによるクラッシュを受け、チームはピエール・ガスリーのサスペンション交換とハートレーのモノコックとパワーユニットを交換する慌ただしい時間を過ごした。

    「ここへはポジティブな見通しを持ってやって来たが、残念ながらシルバーストンでの週末は期待していたようなものにはならなかった」とフランツ・トストはコメント。

    「P3では、左のフロントタイヤのサスペンションに不具合があり、ブレンドンがクラッシュを喫してしまった。結果的にウィッシュボーンが壊れていたことがその原因だったが、その時点では理由が分からなかったため、ガスリー車も走行を見合わせなくてはならなかった」

    「フリーでの走行が十分ではなかったことで、ガスリーは予選でも苦戦を強いられたが、うまくまとめ切り、14番手でフィニッシュしてくれた。ブレンドンのマシンに関しては車体のモノコックを交換したため、ピットからスタートしなくてはならなかった」

    決勝当日、ブレンドン・ハートレーはレコノサンス・ラップでマシンに異常が見つかり、レースまでに修復を試みましたが解決に至らず、ピットレーンからスタートしたレースは1周走行したのみでリタイアとなった。ハートレーのトラブルはレース後の解析の結果、昨晩行ったパワーユニットの組み付け作業での不具合にあったことが分かっている。

    「決勝日当日には、ウォームアップ走行中にブレンドンのマシンに起こった問題を解明しようとしたのが間に合わなかったため、ピットに呼び戻してマシンのさらなる検証を行った。残念ながらレースはリタイアせざるを得なかったですが、マシンをレースに間に合わせてくれたチームには大きな感謝を述べたい。チームが一生懸命作業を進めてくれていただけに、ブレンドンが完走できなかったのは残念だった」

    14番手からスタートしたピエール・ガスリーは、セーフティカー導入と同時にピットインして中古のソフトタイヤに替えて2ストップ戦略を実行。残り3周となった50周目、ガスリーは激しいバトルの末にセルジオ・ペレスをパスして入賞圏内に入ると、その後も2周にわたる激しいポジション争いを見事に戦い抜き、10番手を守ったままチェッカーフラッグを受けた。しかし、オーバーテイク時のアクションに関してレース後に審議が行われた結果、ガスリーに5秒のペナルティー加算の裁定が下され、最終結果は13位というかたちになった。

    レース終了直後、フランツ・トストは「一方、ガスリーは好スタートを決めると安定したペースで周回を重ね、我々のホームで見事ポイント獲得を果たしてくれた」とガスリーの走りを称えた。

    「週末を通して懸命に働いてくれたチームにとって、最大の恩返しになったと思う。彼らはこのポイント獲得にふさわしい働きをしてくれた。次戦のドイツGPでは、今回よりもさらにいい成績を残したい」

    第11戦 F1ドイツGPは、ホッケンハイム・サーキットで7月20日~7月22日にかけて行われる。

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