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  • ダニエル・リカルド 2023年 アルファタウリF1 ヘルメット

    ダニエル・リカルド 2023年 アルファタウリF1 ヘルメット

    ダニエル・リカルドは、2023年のスクーデリア・アルファタウリでのF1復帰のために新しいデザインのヘルメットを用意した。

    先週、スクーデリア・アルファタウリは、ニック・デ・フリースに代えてF1ハンガリーGPからダニエル・リカルドを起用することを発表。復帰戦にむけて、リカルドはアルファタウリのカラースキームに合わせたヘルメットを用意した。

    過去にも使用していたライトブルーとホワイトのグラデーションをベースとしたヘルメットには、ベージュとネイビーの“炎”がデザインされている。全面には『yes』、背面にはリカルドの愛称である『ハニーバジャー』が描かれ、『HELLO』と『I’M BACK』の2つのバージョンが用意されているようだ。

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    Honey Badger(ハニーバジャー/ミツアナグマ)は、ラーテルの別名で、蜂の巣を襲ってハチミツを好んで食べるためそう呼ばれている。通常アフリカに生息しており、動物界で最も危険な哺乳類の1つとして知られている。

    リカルドは、大胆なレイトブレーキで追い越しをする傾向と相まって、ラーテルの愛称で呼ばれている。

    「動物界で最も恐れを知らぬ動物なはずだ」とリカルドは2014年に語っている。

    「よく見ると、とても可愛くて抱きしめたくなるけど、誰かが自分の気に入らない方法で自分のテリトリーを越えるとすぐに野蛮に変貌する。虎でもニシキヘビでも何でも追いかける。回転はとても速いですが、良い奴だ」

    リカルドは後に、どのようにしてその動物に出会ったかを明かし、それが彼の攻撃的なドライビングスタイルの原型となったと語った。

    「当時の僕のトレーナーだったスチュアート・スミスだ。彼がドキュメンタリー番組を見せてくれたんだ。『この動物は素晴らしい』と言った。すごいと思ったね」

    「それから彼は、僕にはハニーバジャーの資質がたくさんあると思うと付け加えた。それで、『ああ、そうかもしれない!』と思った。そこから始まった

    「ハニーバッジャーを採用したとき、まったく挑戦しないよりは、挑戦して失敗してクラッシュする可能性のほうがマシだと自分に誓ったんだ」

  • リカルド 「アルファタウリF1ではマクラーレンで陥った“罠”には陥らない」

    リカルド 「アルファタウリF1ではマクラーレンで陥った“罠”には陥らない」

    ダニエル・リカルドは、今週末のアルファタウリでのF1復帰に向け、マクラーレン時代に陥ったような『罠 』に陥るのを避けることを目指していることを認めた。

    シルバーストーンでレッドブルRB19を駆り、ポジティブなテストを行ったリカルドは先週、ニック・デ・フリースに代わって2023年シーズンの残りをアルファタウリで戦うことが発表された。

    リカルドは今季わずか2ポイントしか獲得できず、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいるアルファタウリでのカムバックとなる。

    リカルドはモンツァで2012年以来となる優勝を飾ったものの、マクラーレンのF1マシンではコーナー進入時の限界を克服できず、苦境に立たされていた。

    アルファタウリのAT04には独自の欠点があると予想する34歳だが、リカルドは初参戦の前にマシンに対する先入観を持たないようにする決意があると語った。

    マクラーレンのF1マシンで抱えていたコーナー進入の不安定さについて聞かれたリカルドは「それがここ数年の僕を苦しめていたんだと思う。『このクルマは僕には合わないから、これとこれとこれを克服する必要がある』というような、ちょっとした罠にはまり始めた」と説明した。

    「自分自身の最大の敵になることもある。マクラーレンでの最初の予選を振り返ってみると、僕はとてもいい予選をしたし、そのときはある意味でまだ何もわかっていなかった」

    「だから、『クルマには限界がある』とはまったく思っていなかった。1週間前に運転したクルマほどフィーリングは良くないとは思うけど、それでもやっていくつもりだ」

    「シムで走らせてみたけど、フィーリングは問題なかった。シムではいい感触だった。それが反映されるかどうかはもちろん確認する必要があるけれど、明日走った後で聞いてみてほしい」

    アルファタウリのシミュレーターですでに1セッションを終えていることを強調したリカルドは、現在のチームで新たなスタートを切る必要性を改めて強調した。

    シルバーストンでテストしたレッドブルのマシンと、シミュレーターで試したアルファタウリとの違いについて尋ねられたリカルドは「そうだね、確かに違う。いろんなことがあると思う」と語った。

    「開発、セットアップ、レギュレーション内での可能性の点で目標を定めることができるため、良い車を運転することは役立つ」

    「でも、そう言いながらも、僕の頭の中から多くのことを消し去って、アルファタウリで再出発する必要もある。これがすべてであり、これが現状であり、僕たちはここから前進する必要がある」

    リカルドはまた、不運に見舞われたマクラーレンでのキャリアの後期に味わったような轍を踏まないことの重要性も強調している。

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ F1

    F1通算8勝を誇るリカルドは、2年間の苦悩から精神的に立ち直る時間が必要だったことを認めつつも、レッドブルでの最近の遠征がレースへの情熱を再発見させたと主張している。

    「ああ、多くのことを学んだよ。この2年間だけでなく、自分のキャリアを振り返ってみて、この半年で『ああ、ああすればよかったな、こうすればよかったな、ああ言えばよかったな』ということがいくつか見えてきた」

    「実際、シミュレーターは運転したけれど、先週まで8カ月もクルマに乗っていなかった。ドライビングに関しては何もしていない。F3にもゴーカートにも乗っていない。本当にスイッチを切っていた」

    「マシン(RB19)はとてもいいし、今のところグリッドでベストだと思うけど、ただ乗り込んで運転しただけだ。何も考えず、ただ走って楽しんだ」

    「明らかにタイムは良かったし、競争力もあった。 でも、ジュニアの頃は何も知らないし、何もわからない。ただ、好きなことだからレースをする」

    「学ぶべきことはたくさんあるだろうし、今週末にすべてを解決するつもりはない。つまり、自分が得意なことを活用することに集中することが重要だ。そして、それがよりポジティブな結果につながると思っている」

    リカルドはすでに、2025年にレッドブル・レーシングに復帰することを目標に、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリとの2度目の契約を結んだことを明かしている。

    その“夢”の移籍を実現させるためにはパフォーマンスを発揮しなければならないが、リカルドは残り11戦で自分に期待されることはないと強調する。

    「すでに次のチャンスを得ていると思う。これは状況を改善するためのまた別のチャンスのようなものだ」とリカルドは語った。

    「だからこそ、再びステアリングを握り、ある意味で本来の自分を見せることに興奮したんだと思う。それを考えただけでもワクワクする」

    「もちろん、夢はレッドブルのシートに座ることだけど、『これをしなければならない』というようなことはない。すべてがあっという間だった」

    「もちろん、テストは僕が最初にチェックすべき項目だった。それは素晴らしかった。でも、今は新たなハードルのようなものだった。それらは『気楽にやれ』という感じではなく、『持っているものを見せろ』という感じだった。でも、基準みたいなものはない」

  • アルファタウリF1、AT04の不安定なリアの最適化を狙ったアップデート

    アルファタウリF1、AT04の不安定なリアの最適化を狙ったアップデート

    スクーデリア・アルファタウリの2023年F1マシン『AT04』は、近年のレッドブル姉妹チームのマシンのなかで最高のものとは言えない。予選の平均ペースはアルファロメオを上回る程度で、主な欠点は低速コーナーであり、リアの車高が高くなるにつれて、ダウンフォースの弱くなることだ。

    イギリスGPで導入された大きなアップデートは、数カ月前から計画されていたもので、特に低速コーナーでのリアエンドのグリップを向上させることを目標としている。

    このアップグレードには第2段階があり、今週末のハンガリーGPで角田裕毅と新チームメイトのダニエル・リカルドがドライブする予定だ。

    シルバーストーンでのアップグレードは、フロア、アッパーボディ、ディフューザーを中心に行われた。また、ミディアムダウンフォースのリアウィングの新バージョンも用意されたが、これは別開発だった。

    トンネルインレットエリア
    気流をリダイレクトすることでアンダーフロアのパフォーマンスを向上させるのはトンネルインレットから始まる。フロアのリーディングエッジを高くし、アンダーフロアを流れる流量を増やしている。対流する空気の量をアンダーフロアとサイドのアウトウォッシュとでどのように分けるかが、フロアのパフォーマンスを最大限に引き出すための重要なポイントとなる。

    スクーデリア・アルファタウリ F1AT04のフロアのリーディングエッジが高くなった。

    アウトウォッシュされた空気は、アンダーフロアのトンネルを通る空気の速度を上げるために使われる。外気とアンダーフロアの気圧差が、フロアのダウンフォースを決める。アンダーフロアの気流は、圧力の低い部分を満たすために勢いよく流れ、気流を速く誘導できればできるほど、ダウンフォースは大きくなる。外気流によってフロアを密閉できればできるほど、アンダーフロアの空気の流れは速くなる。

    しかし、使用できる容積は限られている。アンダーフロアの気流とサイドのアウトウォッシュの最適な分担を決めることが重要で、これは気流をどれだけ速く誘導できるかによって決まる。そこでボルテックス・ジェネレーター(空気を回転させ、周囲の空気を加速させる小さな突起物)が威力を発揮する。

    アルファタウリでは、アンダーフロアの容積を拡大するためにフロアを高くしたのに加え、トンネルエントランスのルーフとベーンの形状をすべて変更し、より大きな渦の力を誘発することで、新たに増大した容積にエネルギーを与えている。

    フロアとフェンスの変更による新しい流れは、流れを再最適化するために新しいフロアエッジ形状を必要とした。フロアエッジで許容されていたシングルウイングプロファイルは、カットアウトを通して後方のアンダーフロアに向かって内側に延長された。これにより空気圧を操作してフロアエッジの密閉性を高め、トンネルがより大きなダウンフォースを生み出すことを可能にした。

    スクーデリア・アルファタウリ F1 フロアエッジフロアエッジ内のシングルウイングは延長され、リアで内側に向けられ、カットアウトを通してアンダーフロアに向けられ、アンダフロアトンネルの密閉性を高めるために空気圧を操作するデバイスが形成されている。

    リアボディワーク
    リアのボディワーク上部は拡幅され、大砲のような形状になっている。アルファタウリは、これによりヨーやステアによる気流へのダメージが軽減されると主張している。

    ボディワークの幅を広くすることで静圧を高め、対向気流を横切る際にその部分の気流に生じる乱流に対する抵抗力を高めている。これにより、その部分の気流はより強固で安定したものとなり、その結果、その下のフロアエッジがより効果的に機能するようになる。

    スクーデリア・アルファタウリ AT04 リアウイング

    AT04のリアウイングは再設計され(左がオーストリア仕様、右がシルバーストーン仕様)、リアボディワークの幅が広がっている。
    ディフューザー
    トンネルの出口にあるディフューザーの壁が弓形に曲げられ、気流の横方向への広がりが大きくなっている。これにより気流の後流がリアタイヤから引き出され、ディフューザーに形成される詰まりが軽減される。

    リアウイング
    ミディアムダウンフォースのリアウイングが改良され、中央部の荷重が増加し、外側端部の荷重が減少している。より楕円に近い形状のため、同等のダウンフォースが得られ、空気抵抗が軽減されるはずだ。

    このアップグレードの大きさを考えると、シルバーストーンで2台ともQ1進出を果たせず、角田裕毅とニック・デ・フリースがそれぞれ16位と17位でレースを終えたことはチームにとって残念なことだった。

    とはいえ、シルバーストンのレイアウトはハンガロリンクほど低速コーナーでのパフォーマンスが重視されるものではない。

    スクーデリア・アルファタウリアルファタウリは、シルバーストンでマクラーレンのような飛躍はなかったものの、チームはアップグレードのパフォーマンスに満足してしており、ハンガロリンクではさらなるクルマの改良が期待される。

    シルバーストーンで行われた圧力測定では、アップデートが望ましいダウンフォースの増加をもたらしていることが示唆されたものの、マシンのバランスは最適化されていなかった。チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルスは金曜日の夜、シルバーストーンで「分析の結果、アップデートがうまく機能していることがわかった。FP2ではさらにクルマに変更を加えたが、ソフトタイヤのショートランでのバランスという点では、どちらのクルマもスイートスポットにに到達できず、フロントエンドが不足していたため、ここでのラップタイムキラーとなったと言ってよいだろう」と語った。

    「路面温度が高かったことがフロントタイヤのオーバーヒートを悪化させ、フロントのグリップ不足を招いた。バランスを改善することでラップタイムがさらに向上すると考えている」

    「要約すると、空力アップデートはデータ上では利点を示しており、一晩の作業の焦点は、セットアップとドライビングで何が必要かを確認し、この追加のパフォーマンスを活用してラップタイムに変えることだ」

    テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「今回導入した空力アップデートは、おおむね期待通りだったようだが、シルバーストンで前進するには十分ではなかった。ハンガリーで予定されている空力アップデートは、この問題を解決するための重要なステップとなる」と語った。

  • ダニエル・リカルド、アルファタウリF1初戦は「マシンバランス」が焦点

    ダニエル・リカルド、アルファタウリF1初戦は「マシンバランス」が焦点

    ダニエル・リカルドが、スクーデリア・アルファタウリとのF1復帰戦となる2023年第12戦ハンガリーGPへの意気込みを語り、初めて乗るマシンについて「バランス」という言葉を繰り返した。

    マクラーレンでの2年間の低迷で1年早く放出されたリカルドは、今季、レッドブルのサードドライバーとして主にシミュレーターをドライブしてきた。

    だが、ニック・デ・フリースの不振と、レッドブルでのタイヤテストの好パフォーマンスが重なり、リカルドのスクーデリア・アルファタウリでのF1復帰が決定した。

    今季、スクーデリア・アルファタウリのAT04は、コーナー進入時のリアの不安定さが課題となっており、それはリカルドがルノーやマクラーレンで苦戦を強いられた特性だ。

    それでも、「バランス」さえ感じることができれば、仕事に取り掛かることができるとリカルドは自信をみせる。

    「戻ってきたことに興奮している。レッドブル・ファミリーとはいつもそうだけど、声がかかったら準備ができていなければならないし、その機会が訪れたので飛びついた」とダニエル・リカルドはコメント。

    「アルファタウリへの移籍はスムーズに進んでいる。先週、ファエンツァに戻ってきた。10年前にこのチームで最後にレースをしたときとはファクトリーもずいぶん変わっていたけど、まだ見知った顔がたくさんいて、これからのレースに向けて準備するなかでリラックスできた」

    「先週のシルバーストーンでのタイヤテストでレッドブルをドライブしたとき、すべてが非常にノーマルに感じられた。アルファタウリのマシンもそうなるだろう。ドライブして、そこから仕事をするつもりだ。あまり先入観を持ちたくない。バランスが取れていると感じられるクルマなら、それで仕事ができると思う。飛び込んでいきなり走り出すのはチャレンジになるだろうけど、楽しみだよ」

    「クルマを開発して自分の経験を活かすことも楽しみにしているし、最終的には、ブダペストではとにかく楽しんで、左足(ブレーキ)よりも右足(アクセル)を使って、楽しい時間を過ごしたい! たくさんのコーナーが揃っているので、このトラックで重要なのはリズムをつかむことだ。クルマのバランスが取れていれば、本当に楽しめるだろう」

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ F1

  • アルファタウリF1代表 「デ・フリースはF1転向の準備ができていなかった」

    アルファタウリF1代表 「デ・フリースはF1転向の準備ができていなかった」

    スクーデリア・アルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、ニック・デ・フリースがチームでのF1デビューに向けて適切な準備ができていなかったことを認めた。

    デ・フリースは最初の10レースで期待に応えられず、ポイントを獲得できなかったため、F1ハンガリーGPからダニエル・リカルドと交代させられた。

    今回の解雇についてトストは「ニックにはとても同情している。非常に、非常に難しい決断だったと信じてほしい。ニックは素晴らしい人間だからだ。彼はフォーミュラ2でチャンピオンになり、フォーミュラEでもワールドチャンピオンになった」ととFormula.huに語った。

    「F1はここ数年で劇的に変化したと言わざるを得ない。つまり、若いドライバーがF1に参戦する場合、非常にプロフェッショナルな方法で準備しなければならない。

    「どういう意味か? F1に来る前に、彼は2回のプライベートテストを受け、そこで5,000kmくらいを達成した。シーズン序盤にはニックとパイロットテストも行ったが、必要なほどではなかった」。

    シーズン開幕戦のサーキットの多くは、ジュニアフォーミュラのカレンダーには組み込まれていないものだった。そのためルーキーがF1の要求に慣れるのは難しいとトストは語る。

    「シーズン序盤は、サウジアラビアやマイアミ、メルボルンなど、彼らがまだ走ったことのないサーキットがたくさんある」とトストは語った。

    「そして、バクーのような、FP1しかなく、その後はすでに予選というスプリントレースもあった」

    「ルーキーにとって、いいパフォーマンスを見せるのは本当に、本当に難しいことなんだ。今のF1は競争が激しい。そこにふさわしくないドライバーはいない」

    スクーデリア・アルファタウリは現在、コンストラクターズ選手権でハース、アルファロメオ、ウィリアムズと下位争いを続けており、10位と7位の差はわずか9ポイントだ。

    これはシーズン終了後に受け取る賞金額に大きな影響を与える可能性がある。

    デ・ブリースはこれまでもチームから技術的なフィードバックの質の高さを称賛されてきたが、チームは最終的にリカルドが次の数レースでより多くのポイントを獲得できると考えている。

    「シーズン後半戦を見据えると、それは我々の意思決定プロセスにおいて重要なポイントでもあった」とトストは説明した。

    「ニックは多くのレーストラックを知らなかっただろうし、これは非常に大きなハンデでもある。ダニエル・リカルドはそれらを知っているので、最終的にはリカルドを起用することにした」

  • デ・フリース、アルファタウリF1解雇に声明「苦しいけどレッドブルには感謝」

    デ・フリース、アルファタウリF1解雇に声明「苦しいけどレッドブルには感謝」

    ニック・デ・フリースは、スクーデリア・アルファタウリを解雇されてから初めて沈黙を破り、F1のチャンスが早くも終わりを告げたことは「苦しい」と語った。

    デ・フリースは、ルーキーシーズンでチームメイトの角田裕毅と同等の成績を収めることができず、わずか10戦でレッドブルF1のモーターアドバイザーであるヘルムート・マルコによってアルファタウリのシートを追われた。

    アルファタウリはレッドブルのサードドライバーであるリカルドをデ・フリースの後任として起用。リカルドは、シルバーストンでのピレリテストでレッドブルに好印象を与えた後、アルファタウリにレンタルで加わった。

    それ以来、デ・ブリースは沈黙を守ってきたが、解雇から8日後の水曜日、F1ドライバーの座を失ったことを受け、ソーシャルメディアに声明を発表した。

    デ・フリースは、F1でのチャンスを与えてくれたレッドブルとアルファタウリに感謝する一方で、半シーズンも持たなかったことへの落胆も表した。

    「僕からの短いメモ……最近の出来事の後、ソーシャルメディアから離れて自分のための時間を取ることにした。今後もそうし続けていく」とデ・ブリースはInstagramに投稿した。

    「夢を実現する機会を与えてくれたレッドブルとスクーデリア・アルファタウリに感謝したい。もちろん、長い間夢見てきたF1のチャンスが早々に終わってしまったのは苦しい

    「でも、人生は目的地ではなく、旅であり、時には自分が望む場所にたどり着くために困難な道を歩まなければならないこともある」

    「恵まれた生活に感謝し、旅と家族を誇りに思う。これは単なる経験のひとつに過ぎない。僕たちは前に進む。次の章を楽しみにしている」

    「この1週間、親切な励ましのメッセージをくれた皆さんありがとう。皆さんのサポートを感じ、心が温かくなったよ」

    マルコは先週、28歳のデ・フリースに「改善が見られない」と判断し、引き金を引いたと説明した。デ・フリースはF2とフォーミュラEでチャンピオンになった経験があり、角田裕毅にすぐにマッチすると期待されていた。

    「昨年のモンツァで素晴らしいパフォーマンスを見せたからこそ、我々はニックと契約した」とマルコはオランダのDe Telegraafに語った。

    「今年は少なくともチームメイトの角田と同等に成績を収めることを期待していたが、そうではなかった。実際、彼は常に裕毅よりコンマ3秒遅かった。改善は見られなかった」

    「我々は何かをしなければならなかった。なぜ待つ必要があるのか。改善が見られないのなら、あと2レースはどうだっていいじゃないか。ニックはとてもいいヤツだが、スピードがなかった」

    2022年末にマクラーレンを離脱し、レッドブルのサードドライバーとして半シーズンを過ごしてきたリカルドは、今週末のハンガリーGPからアルファタウリに加入する。

    34歳のリカルドは、2年間マクラーレンで過ごした過酷なレースからしばらく離れていたが、F1復帰に興奮していると語った。

    「イエスと言うことに何の疑問もなかった」とリカルドは先週Formula1.comに語った。

    「シムセッションを何回かやったら、再び自分らしさを感じ始めてきた。そして、ある意味で普通のダニエルに戻った。再び恋に落ち、再び出発する準備ができている」

  • リカルド、スクーデリア・アルファタウリでのF1復帰に向けてシート合わせ

    リカルド、スクーデリア・アルファタウリでのF1復帰に向けてシート合わせ

    ダニエル・リカルドは、スクーデリア・アルファタウリのデビューに向けてシート合わせを行い、ハンガリーGPでのF1復帰への次のステップを踏み出した。

    今週、レッドブルの姉妹チームであるアルファタウリで苦戦を強いられていたニック・デ・フリースに代わり、リカルドのF1フルタイムシートへの電撃復帰が発表された。

    リカルドにとってはF1復帰というだけでなく、2012年にアルファタウリの前身チームであるトロ・ロッソでドライブした経験を持つ元所属チームへの復帰でもある。

    リカルドの復帰は、発表のタイミングから復帰初戦のF1ハンガリーGPのフリー走行1回目までわずか10日しかないため、急いで準備を整える必要があるだろう。

    そのため、リカルドは復帰に向けてシート合わせを行い、マシンの快適性を確保するという重要なステップを踏みだした。

    アルファタウリF1チームのソーシャルメディア・チャンネルには、コックピットに座り、型を取るために周りに発泡剤を充填している笑顔のリカルドの画像を投稿した。

    ファエンツァに戻ってきたリカルドは「やあみんな、今何してる?」と語った。

    「僕はハニー・バッジャーのお帰りを心から歓迎されていたところだ。10年ぶりだからね。当時はトロ・ロッソで、今はもちろんスクーデリア・アルファタウリだけどね」

    「もう1度イタリア語を勉強しているし、なまりも取り戻しつつある。今日がファエンツァでの初日でとても素敵な温かい歓迎を受けたし、ここに来られて幸せだ」

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ F1

    F1シート合わせとは?

    シート合わせ(シートフィット)という言葉は、ほとんどの人にとって、ロードカーのシートサイドにある小さな車輪を回転させることを意味するが、F1ドライバーやモータースポーツ選手にとってはもう少し複雑なものだ。ドライバーはF1マシンに約2時間座り続け、体に激しいGがかかることを考慮すると、快適である必要があるため、これを達成するために、チームはドライバーの身体にぴったりとフィットするシート型を作る。これは、ドライバーがレーシングスーツとブーツを着用し、コックピットのモックアップかシャシーそのものに乗り込み、発泡スチロールで満たされた袋に座ることで行われる。ドライバーが腰を下ろすと、発泡スチロールがドライバーの体の輪郭やシャーシの形状に合わせて、ドライバーの周りを取り囲むように形づくられる。

  • ダニエル・リカルド、アルファタウリF1のAT04との相性は最悪?

    ダニエル・リカルド、アルファタウリF1のAT04との相性は最悪?

    ダニエル・リカルドは、スクーデリア・アルファタウリでのF1復帰に笑顔を浮かべているかもしれないが、F1ハンガリーGPでコースに出たときに残酷な現実を突きつけられることになりそうだ。

    ダニエル・リカルドは、今週のシルバーストンテストで輝きを放ったRB19でカムバックするのではなく、コンストラクターズランキング最下位に沈んでいるアルファタウリがのF1マシンと戦うことになる。

    さらに悪いことに、リカルドはAT04の致命的な弱点に対処しなければならない。それはまさにリカルドがマクラーレンでの2年間に非常に苦労させられた部分だ。

    リカルドはブレーキングとコーナー進入に強いマシンによく反応することで知られている。彼のトレードマークであるレイトブレーキングでのオーバーテイクで何度も目撃されているように、こうした特性を備えたマシンを与えれば、彼の輝きが前面に出てくる。

    しかし、マクラーレン時代に明らかになったように、彼が運転するマシンがコーナー進入に自信を与えてくれなければ、事態はたちまち制御不能に陥る可能性がある。

    昨年、リカルドはF1のポッドキャスト『Beyond the Grid』でコーナー進入の問題について「すべてはそこから始まる」と語っている。

    「コーナーの立ち上がりで苦戦するのは、そのコーナーで何が起こったかが原因で、困難な状況に追い込まれたからだ。ほとんどの困難は進入から始まる・・・すべてではないかもしれないけど、ほとんどの場合がそうだ」

    そのため、角田裕毅とニック・デ・フリースが今年苦戦している主な問題のひとつが、コーナーのレイトエントリー段階での制限であり、それがリアの不安定さを引き起こしていることをリカルドが知ることは、おそらく理想的なことではないだろう。これはドライバーの自信につながるものではない。

    アルファタウリのトラックサイドエンジニアリング責任者であるジョナサン・エドルスは、リカルドの決断が下される前に、チームが解決策を追い求めていたこの重大な問題について率直に語っている。

    「レイトエントリー、つまりリヤの不安定さが大きな弱点であり、我々が取り組んでいるエリアだ」とエドルズは語った。

    「改善はされたが、まだ弱点と言えるだろう」

    ダニエル・リカルド スクーデリア・アルファタウリ F1

    アルファタウリの問題は、クルマが大きく減速すると、ダウンフォースがはがれてリアの車高が上がることで誘発されるようだ。これによって、空力のアンバランスを引き起こされる。

    今年初め、アルファタウリF1のテクニカルディレクターのジョディ・エギントンは「それはプレシーズンで達成できなかった目標のひとつだ・・・そして我々が何をしたいのか、疑う余地はなかった」と語った。

    「非常に基本的な意味で、リアの車高が高いときのリア荷重を改善したかった。今のところ、この車高での荷重の落ち込みが不安定さの原因になっている」

    「エントリーフェーズでのリア荷重を改善し、リア荷重が増えれば、安定性が増す。そして、それをさらにコーナーに持ち込むことで、ドライバーはレイトエントリーのエイペックスに向かってより強くプッシュすることができる」

    現世代のグラウンドエフェクトカーは、さまざまなコーナースピードに対応できるセットアップの妥協点を見つけるのが非常に難しいことが判明しており、エドルズはラップのある領域で問題が発生すると、その影響が他の領域にも及ぶ可能性があることを認めている。

    「レイトエントリーの部分が弱点であるため、それに対処しようとすると、マシンの他の部分のスピードが遅くなってしまう」とエドルズは語った。

    「例えば、高速用のエアロバランスを追加したいとすると、バランスは改善されるが負荷も大きくなる」

    「低速域のエントリーに限界がある場合、フラップやエアロバランスを追加できる量が制限される可能性がある。したがって、あるエリアでの弱点は、実際にはあらゆるところに影響を及ぼす可能性がある」

    「もちろん、我々はは総合的に最高のラップタイムを得られる妥協点を見つけようとしている。それが実際に我々は毎週やっているトレードオフだ」

    アルファタウリがイギリスGPに持ち込んだアップデートの数々は、この部分を改善するためのものだったが、角田裕毅からお墨付きをもらったわけではない。

    とはいえ、作業は続けられており、エドルスが言うように、チームがパフォーマンスを引き出す最善の方法を見つけ出すには、まだ時間がかかりそうだ。

    「エアロ開発を変更すると、慣性のようなものが生じて、そのパーツがクルマに届くまでに時間がかかる」とエドルズは語った。

    「しかし、これからはマップのその部分でターゲット変更の効果が見え始めるはずだ」

    アルファタウリがどれだけ早く調子を上げられるかが、残りのシーズンでリカルドの運命を左右するかもしれない。

    しかし、リカルド自身にとっては、マクラーレンでコーナー進入でひどい経験をしたことで、今回は物事を解決するために何が必要なのかをよりよく知っていると感じているのかもしれない。

  • アルファタウリF1、角田裕毅とリカルドの新コンビは「新しい方針」を反映

    アルファタウリF1、角田裕毅とリカルドの新コンビは「新しい方針」を反映

    ダニエル・リカルドがニック・デ・フリースに代わってスクーデリア・アルファタウリに移籍したことは、角田裕毅とリカルドの経験のバランスを取るというチームの新たな方針を反映している。

    言い換えれば、リカルドをマシンに乗せることは、単に短期的な便宜を図るためではなく、メインチームであるレッドブル・レーシングに復帰する可能性があるリカルドにスピードアップのチャンスを与えるということだ。

    この方向転換は、レッドブル陣営内でのアルファタウリの役割を詳細に分析し、アルファタウリを売却しないというレッドブルのトップマネジメントの固い決定を経たチームの再起動の一環として行われた。

    また、これはアルファタウリとの現在のスポンサー契約終了後の2024年シーズンに向けてのアイデンティティの変化とも結びついている。

    リカルドとデ・フリースとの交代が決定する前、Autosportのインタビューに応じたアルファタウリの新CEOであるピーター・バイエルは、今後は若手と経験の融合が進むべき道だと考えていることを示唆した。

    「若手ドライバーの育成を担当するヤンガーブラザーがファミリーの中にいることは非常に理にかなっている」とバイエルは語った。

    「それは今後も残るだろうし、若い才能を見つけるという目的も残るだろう。これを少し拡張して、これらの領域をもう少し構造化して検討する可能性がある」

    「また、それが2人の若いドライバーを走らせなければならないのか、それとも最終的にはより経験豊富なドライバーと若いドライバーを起用することのかについても現在議論されている。それはグローバルなプロダクトの観点からも非常に興味深いことだと思う」

    スクーデリア・アルファタウリ F1ピーター・バイエル(スクーデリア・アルファタウリ CEO)

    バイエルは、フェラーリを離れてフランツ・トストの後任となる新チーム代表のローラン・メキースとともに働くことになるが、チームが安定してより多くのポイントを獲得する必要があるという明白な問題もあったことを認めた。

    アルファタウリは現在、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでおり、角田裕毅が獲得したポイントは2回の10位入賞による2ポイントのみとなっている。

    しかし、7位のウィリアムズとの差はわずか9ポイントであり、それぞれの順位が莫大な賞金を意味している。

    「正直なところ、それがまさに私が皆と話し合った内容だ」とバイエルは語った。

    「若いドライバーを育成するのは素晴らしいことだが、F2とF1の間には大きな隔たりがある」

    「フランツの言う通り、彼はいつも3年と言っている。つまり、2人が3年続けることを考えると、焦りがあり、明確な戦略がない。それが私たちが開発したいものだ。我々は時間をかけて、それを正しく理解したいと思っている」

    「そして、それはポイントだけの問題ではない。フェルナンド(アロンソ)とストロール(ランス)を見てほしい。トップドライバーは、『セットアップを探せ、あれを考えろ、これを考えろ、ここをもっとプッシュしろ』と言っている」

    「それは自然なことだし、普通のことだ。だから、我々はそれを考慮する必要があるし、それがどのような展開をするかを確認する必要がある」

    バイエルは、チームのリブランディングについてまだ話し合いが続いており、経営陣はタイトルスポンサーが変わっても、タイトルスポンサーと同等の名前を持つことを望んでいることを示唆した。

    「今日、我々はスクーデリア・アルファタウリと呼ばれている」とバイエルは語った。

    「我々はスポンサーの名前にちなんで呼ばれており、チーム名と会社名はスクーデリア・アルファタウリだ」

    「したがって、アルファタウリ(衣料品会社)が何か別のことをすることに決めた場合、我々も変わらなければならない」

    「レッドブルの代表である)オリバー・ミンツラフと株主たちとチームの長期的な将来について話し合ったとき、まず第一に、我々がユニークでありながら独立したビジネスユニットであることを可能にするアイデンティティを考えるべきだと我々は言った」

    「また、ネーミングの面でもレッドブル・ファミリーに近づけ、ブランドとしてのレッドブルとの提携や関連性を持たせたいと考えている。そうすれば、『XXX』F1チームにタイトルスポンサーを追加できるようになるだろう」

    「そうすれば、3年後、そのタイトルスポンサーが移籍することになっても、我々は彼らを置き換えることができる。すべてを再発明する必要があるというわけではない」

    バイエルは、トロロッソの名前が復活しないことを認めた。

    「これには歴史があるので、戻ることは可能だ」

    「しかし真実は、オーナー、レッドブル経営陣、ローラン、そして私自身、多くの新しい人たちがいるということだと思う。私たちは皆、前に進んで何か新しく新鮮なものを考え出したいと思っていると思う」

  • ヘルムート・マルコ、リカルド起用で補足「角田裕毅は過小評価されている」

    ヘルムート・マルコ、リカルド起用で補足「角田裕毅は過小評価されている」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、ニック・デ・フリースの後任としてダニエル・リカルドをスクーデリア・アルファタウリに起用した理由を説明。今後の展開についてはまずは角田裕毅との比較を見る必要があると語った。

    レッドブルと姉妹チームのスクーデリア・アルファタウリは、2023年の10レースで成績を残せなかったニック・デ・フリースに代えて、F1ハンガリーGPからダニエル・リカルドを角田裕毅のチームメイトとして起用することを発表した。

    「彼のラップタイムは、3つの異なるタイヤセットで競争力のあるものだった」とマルコは語った。

    「リカルドにスピードがなかったら、別のことを考えなければならなかっただる。しかし、アルファタウリは良いポジションになく、コンストラクターズランキングでも最下位なので、何かをもたらすために何かをしなければならない。それはドライバー交代後によく起こることだが、リカルドはチームに新しいエネルギーをもたらしてくれる」

    リカルドのアルファタウリ復帰は、5月のマイアミGP以来パフォーマンスに苦戦し、それ以降すべてのレースでQ3に進出できていないセルジオ・ペレスにプレッシャーをかける手段とみなされるかもしれないが、マルコは、リカルドを監視することになれば、“Watch this space(次号の後続記事をお見逃しなく)”のケースだと説明した。

    「チェコ(ペレス)はワールドチャンピオンシップで2位につけている。今、彼を排除したいと考えるのは意味のないことだろう」とマルコは語る。

    「シルバーストーンでも彼のレースは良かったが、予選で改善する必要がある」

    「リカルドに関しては、まず彼が角田とどう比較されるかを見なければならない。裕毅は多くの人に過小評価されていると思う」

    「アルファタウリは運転が最も簡単なクルマではないが、裕毅は良い結果を得ることが可能であることを証明した」