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  • ジョージ・ラッセル F1中国GP予選2番手「ノータイムの可能性もあった」

    ジョージ・ラッセル F1中国GP予選2番手「ノータイムの可能性もあった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1中国GP予選で、トラブルに見舞われながらもフロントロウとなる2番手を獲得した。Q3ではコースイン直後にマシンを止める場面があり、一時はノータイムも危ぶまれたが、チームの対応によって土壇場でアタックを成功させた。

    メルセデスにとっては、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリがポールポジションを獲得する一方で、ラッセル側はフロントウイングの破損や電気系とみられる不具合に見舞われる慌ただしいセッションとなった。

    それでもラッセルは、厳しい状況のなかで2番手という結果を持ち帰った。

    Q2終盤から始まった混乱
    ラッセルは予選後、Q2の終盤から状況が一変したと明かした。

    「まずはキミにおめでとうと言いたい。でも、僕たちの側も本当に素晴らしい仕事をしたと思う」とラッセルは語った。

    「Q2の終わりからクレイジーなセッションだった。フロントウイングが壊れて、チームも本当に壊れていたのか確信が持てていなかった。でも僕は壊れたとかなり確信していたし、そこからフロントウイング交換を巡って少し混乱があった」

    Q3ではさらに問題が悪化した。

    「コースに出た瞬間に何かおかしいと分かった。コース上で止まり、再始動を試したけれど、その時はかからなかった。そのあとで再始動した」

    「ピットに戻ってからはギアも変速できなかった。でも残りわずかな時間で再びコースに戻ることができたし、今ここに座れていることを本当にうれしく思う。タイムを記録できずに10番手だった可能性も十分にあった」

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ F1 中国GP

    電池残量ゼロと冷えたタイヤでのアタック
    ラッセルは、最後のアタックが決して万全ではなかったことも明かした。マシンを戻せただけでも大きかったが、肝心のアタックラップはバッテリー残量もタイヤの温度も不十分な状態で始まっていたという。

    「できる限りのことはやれたと思う。でもラップのスタート時点でバッテリーがなく、タイヤも冷えていた。それでも、さっき言ったように、今ここにいられることに感謝している」

    「重要だったのは、まずタイムを残すことだった。キミがとても速いのは分かっていたし、こちらはまったく最適な状態ではなかった。だからとにかくチェッカーまで走り切って、妥当な位置を確保することが大事だった」

    「バッテリーもなく、タイヤ温度もない状態でラップを始めて2番手だったのは、自分が予想していたよりずっと良かった。もっと下の順位になると思っていた」

    フロントロウ確保という結果だけを見れば上出来だが、その裏側ではメルセデスのガレージに大きな緊張が走っていた。アントネッリの歴史的ポールと並び、ラッセルの2番手はチームにとって価値の高い1周だった。

  • ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリント「スプリントは楽しかった」

    ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリント「スプリントは楽しかった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は2026年F1中国GPのスプリントで優勝し、開幕戦オーストラリアGPに続く今季2勝目を挙げた。フェラーリのルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールとの激しい攻防を制し、接戦となった19周の短距離レースを勝ち切った。

    序盤にはハミルトンに一時首位を奪われる場面もあったが、ラッセルは冷静に反撃。スプリントとしては珍しい激しいバトルを楽しめたレースだったと振り返った。

    優勝おめでとう。波乱のレースだったが、フェラーリとの戦いはどうだった?

    またかなり際どい展開だった。スタートではルイスが素晴らしい仕事をして、僕は完全に不意を突かれてしまった。だからそこは改善しないといけない。

    スプリントは楽しかった。普通はスプリントは隊列のまま退屈なレースになることが多いけど、今日は何度もポジションが入れ替わった。

    僕は彼を抜ける自信はあったけど、そのポジションを守り切れるかどうかは分からなかった。本当に行ったり来たりの戦いだった。だから良いレースだったと思う。

  • ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリントポール「運転が本当に楽しいマシン」

    ジョージ・ラッセル F1中国GPスプリントポール「運転が本当に楽しいマシン」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2026年F1中国GPのスプリント予選でポールポジションを獲得し、上海インターナショナル・サーキットで再び速さを示した。ラッセルは週末唯一のフリー走行でも最速を記録しており、オーストラリアGPに続く好調な流れを維持している。

    ラッセルはSQ3で1分31秒520をマークし、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリに0.289秒差をつけてトップに立った。メルセデスはフロントロウを独占し、今季のタイトル争いに向けて強力なパフォーマンスを示している。

    ラッセル「本当に楽しいマシン」
    ジョージ・ラッセルはスプリント予選後、マシンのパフォーマンスに強い手応えを示した。

    「まず中国のファンの皆さんに挨拶したい。ここでは本当に素晴らしいサポートを感じているし、また戻ってこられて特別な気分だ」とジョージ・ラッセルは語った。

    「マシンのフィーリングは素晴らしい。メルボルンの後、僕たちはとても良いマシンを持っていると分かっていたし、エンジンも非常に良いパフォーマンスを発揮している。今日は本当に運転していて楽しかった」

    「去年と比べてラップタイムがどうなっているのか気になる。とても速く感じたし、それがすごくクールだった。メルボルンとはかなり違う感覚だった」

    メルセデスはスタート改善に手応え
    一方、オーストラリアGPでは予選の速さとは対照的に、決勝スタートでフェラーリ勢に出遅れる場面も見られた。そのためメルセデスはスタート性能の改善に取り組んできた。

    「メルボルン以降、僕たちが取り組んできたのはスタートをどう改善するかという点だ」とラッセルは説明した。

    「どうすればより良いスタートが切れるのかを考えてきたし、いくつか改善を見つけられたと思う」

    「メルボルンでは最初の数周が僕たちの望んでいたより少し難しい展開だった。でも明日の朝にはどうなるか分かるだろう」

    ジョージ・ラッセル F1 中国GP メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    アントネッリ「まだ改善の余地」
    フロントロウ2番手を獲得したアンドレア・キミ・アントネッリも、マシンの競争力には満足していると語った。

    「ペースはとても強い」とアントネッリは述べた。

    「最後のソフトタイヤでラップをうまくまとめることができなかった。まだやるべきことはあるけど、ジョージにはおめでとうと言いたいし、明日に向けてすべてが懸かっている」

    「マシンのフィーリングは良い。あとは細かい部分をまとめ上げることが重要だ。明日は良いスタートを決めて、良いスプリントにしたい」

    メルセデスはスプリント予選でフロントロウを独占し、上海で強い存在感を示した。スタート改善の成果が発揮されれば、土曜のスプリントでも優位にレースを進める可能性が高い。

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1好発進も警戒「フェラーリが最も近い」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1好発進も警戒「フェラーリが最も近い」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1開幕戦オーストラリアGPで勝利を挙げたにもかかわらず、中国GPを前に楽観視を戒めた。メルセデスはメルボルンでアンドレア・キミ・アントネッリとの1-2フィニッシュを達成し、新レギュレーション初年度で大きなインパクトを残した。

    それでもラッセルは、フェラーリが実際には見た目以上に接近していたとみている。

    上海ではフェラーリが新たなリアウイングを投入する見通しであり、さらにマクラーレンやレッドブル・レーシングも今後の開発で巻き返してくる可能性があることから、タイトル争いはまだ始まったばかりだと強調した。

    メルボルンでの差は見た目ほど大きくなかった
    「シャルルはメルボルンで僕に本当にしっかり戦いを挑んできたし、VSCの時点では彼が僕の前にいた」とラッセルは語った。

    「もし彼がVSC中にピットインしていたら、僕たちは1-2では終えていなかったと思う」

    「もしかしたら僕が勝利のために彼を抜いていたかもしれないけど、本当に激しい争いになっていたはずだ」

    ラッセルは、オーストラリアでのメルセデス優位が予想以上に大きく見えた背景には、フェラーリの戦略判断もあったと受け止めている。レースリーダーだったシャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが、バーチャル・セーフティカー中にピットへ入らなかったことで、最終的な差は実態以上に広がったという見方だ。

    予選は想定以上 決勝はフェラーリと接戦
    「僕たちは予選で予想以上に速かった。周りも僕たちがあそこまで速いとは思っていなかったと思うけど、日曜日のペースはフェラーリとほぼ互角だった。そちらの方が、僕たちが想定していたものに近い」とラッセルは述べた。

    メルセデスは開幕戦で圧倒的に見えたが、ラッセル自身の認識はそれとは少し異なる。1周の速さでは想定以上の結果が出た一方で、決勝のロングランではフェラーリと拮抗していたというのが実感だ。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    中国GPでも最も近いのはフェラーリ
    「メルボルンで見たものを踏まえると、シーズン序盤のこの段階では、フェラーリが僕たちの最も近いライバルになると思っている」とラッセルは語った。

    上海ではフェラーリが“フリップフロップ”型のリアウイングを投入するとみられており、長いバックストレートを持つ中国GPでは武器になる可能性がある。ラッセルも、今週末に向けて最も警戒すべき相手としてフェラーリを挙げた。

    フェルスタッペン マクラーレンも脅威
    「でもマックスはとても速かった。後方から来たし、問題がなければおそらく予選トップ3に入っていたと確信できる」とラッセルは述べた。

    「チャンピオンシップは長いシーズンを通して決まる。このスタートはいい。クルマはうまく機能している。でも、それ以上の意味はあまりない」

    「僕たちは攻め続けなければならない。フェラーリはすぐ後ろにいる。レースでも見たように、彼らはすごく速かった」

    「マクラーレンはウインターテスト以降、まだ大きなアップデートを持ち込んでいないし、今は重量オーバーだと僕たちは考えている」

    「マクラーレンがアップデートを持ち込めば、開発競争はとても速いペースで進むはずだ。僕たちは何ひとつ当然だとは思っていない」

    開幕戦を制したメルセデスに注目が集まるなかでも、ラッセルの視線はすでにその先に向いている。フェラーリの接近、フェルスタッペンの地力、そしてマクラーレンのアップデート。2026年F1シーズン序盤の勢力図は、まだ固まったとは言えない。

  • ジョージ・ラッセル F1オーストラリアGP“フライング疑惑”の真相 実際は合法

    ジョージ・ラッセル F1オーストラリアGP“フライング疑惑”の真相 実際は合法

    2026年F1オーストラリアGPのスタート直前、ポールポジションから発進したジョージ・ラッセル(メルセデス)のマシンがわずかに前へ動いたように見えたことで、SNS上では「フライングスタートではないか」との議論が広がった。

    しかし、オンボード映像とレギュレーションの内容を照らし合わせると、ラッセルのスタートはFIAの規則上まったく問題のない“合法スタート”だったことが明らかになっている。

    スタートシーケンスが始まり赤いライトが点灯していく過程で、ラッセルのメルセデスW17はわずかに前へ転がったように見える。実際、オンボード映像ではフロントタイヤがわずかに動いているのが確認できる。

    ただし重要なのは、5つの赤いライトがすべて消灯してスタートシグナルが出された瞬間、ラッセルのマシンは完全に停止状態に戻っていた点だ。つまり、レースは静止状態からスタートしている。

    2026年F1スポーティングレギュレーションでは、スタンディングスタート時の条件が明確に定義されている。規則B5.11.1によると、ドライバーは赤いライト点灯後からスタートシグナル(ライト消灯)までの間、自身のグリッド位置で静止していなければならない。

    さらに、マシンはスタートボックス内に収まり、フロントタイヤの接地面がグリッドラインの外側に出ていないことも条件とされている。また、トランスポンダーによってスタートシグナル後の最初の動きを検出できる状態である必要がある。

    これらの条件をラッセルのケースに当てはめると、問題は確認されなかった。

    わずかな前進はあったものの、第三の赤いライトが点灯した時点でマシンは再び完全停止しており、スタートシグナル時にも静止していた。また、フロントタイヤがグリッドラインを越えた形跡もなかった。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    なお、フロントウイングがグリッドボックスの前方に出ているかどうかはレギュレーション上の判断基準には含まれていない。

    このため、スチュワードが調査を行う必要もなく、ラッセルのスタートは合法と判断される状況だった。

    今回のオーストラリアGPのスタート関連で実際にスチュワードの判断が下されたのは、フランコ・コラピント(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)の2件のみだった。

    コラピントは15秒ボード表示後にチームメンバーがマシンに触れたため、ストップ&ゴーペナルティを科されている。

    一方、ヒュルケンベルグは自力でグリッドに到達できていなかった。もしそのままスタートしていれば規則違反となる状況だったが、アウディがマシンをグリッドからピットレーンへ押し戻したため、最終的にレースには出走せず違反は成立しなかった。

    結果として、SNSで広がったラッセルの“フライング疑惑”は、オンボード映像の印象による誤解だった可能性が高い。スタート時のわずかな車体の揺れや転がりは珍しいものではなく、今回のケースでもレギュレーション違反には該当しなかった。

  • ジョージ・ラッセル コラピントの神回避を称賛「F1シーズン最高のセーブ」

    ジョージ・ラッセル コラピントの神回避を称賛「F1シーズン最高のセーブ」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPのスタート直後、アルピーヌのフランコ・コラピントが大事故寸前の状況を回避する場面があり、大きな注目を集めた。

    レーシングブルズのリアム・ローソンがスタートで大きく出遅れたことで、背後から迫っていたコラピントはほぼ視界のない状態で突然目の前に現れたマシンを避けることを強いられたが、瞬時の判断でウォールとマシンのわずかな隙間をすり抜ける“神回避”を見せた。

    ラッセル「シーズン最高のセーブ」
    この場面はレース中の国際映像ではすぐに放送されなかったが、レース後のクールダウンルームでその映像を確認したドライバーたちを驚かせた。

    メルセデスのジョージ・ラッセルはレース後、自身のインスタグラムでコラピントの回避を称賛した。

    「シーズン最高のセーブだ @francocolapinto。僕のリアクションはかなり落ち着いているね」

    コラピントは泣き笑いの絵文字で応じ、さらに祝福の言葉を送った。

    「危なかった!!! 勝利おめでとう、相棒」

    ラッセルはポールポジションからスタートしたレースで優勝を飾り、新時代レギュレーション下での最初の勝者となった。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    スタート手順への懸念も浮上
    今回のニアミスは、新しいF1マシンのスタート手順に対する懸念を改めて浮き彫りにした。

    2026年型マシンではターボ回転数の立ち上がりなどがスタートに影響するため、ドライバーが十分に加速できないケースがあると指摘されていた。今回のローソンの出遅れもその懸念を象徴する出来事となりかねない状況だった。

    結果的にコラピントの素早い回避行動が大事故を防いだ形となった。

    コラピントにかかるアルピーヌ内部のプレッシャー
    コラピントはレースを14位で終え、チームメイトのピエール・ガスリーは10位で1ポイントを獲得した。

    アルピーヌは2025年シーズンにランキング最下位に終わり、獲得ポイントはすべてガスリーによるものだった。2025年途中にジャック・ドゥーハンの後任として起用されたコラピントは、その後のパフォーマンスに苦しみ、2026年もシート維持に向けて結果を求められている。

    チームは今季からメルセデス製パワーユニットを使用しておりパフォーマンス向上が期待されているが、チーム内ではコラピントがガスリーのレベルには達していないとの見方もある。

    ギュンター・シュタイナーは、もし結果が改善しなければコラピントは夏までにシートを失う可能性があると指摘している。

    さらにアルピーヌは有望株アレックス・ダンをすでに獲得しており、シート争いのプレッシャーは今後さらに高まる可能性がある。

  • ジョージ・ラッセル FIAに安全対策要請 新F1マシンのストレートモードに懸念

    ジョージ・ラッセル FIAに安全対策要請 新F1マシンのストレートモードに懸念

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1オーストラリアGPを制したものの、新レギュレーションで導入された「ストレートモード」に安全面の懸念があるとして、FIAに改善を求めた。

    アルバート・パークでポールポジションから勝利を挙げたラッセルは、レース序盤にシャルル・ルクレール(フェラーリ)と激しい首位争いを展開。その際、ストレートモード作動時にフロントのダウンフォースが急激に失われ、大きなアンダーステアが発生したと明かした。

    ラッセルは、低ダウンフォース仕様に切り替わる際のフロントウイングの挙動が急激すぎると指摘し、安全面の観点から改善が必要だと訴えた。

    「今日のレースを経験して実際にバトルをしてみて、FIAにお願いしたいのは一つだけだ」とラッセルは語った。

    「ストレートモードを開いたとき、フロントウイングがあまりにも急激に落ちないようにしてほしい」

    「ストレートモードを開くと大きなアンダーステアが出る。シャルルの後ろにいて、スリップストリームから外れようとしたとき、まるでフロントウイングが機能していないように感じた」

    ストレートモードは「かなり危うい」
    ラッセルの懸念は、レース直後に語ったコメントとも一致している。彼は新しいシステム、とりわけコーナー付近での使用が非常に扱いにくかったと振り返った。

    「少し改善する必要があると思う。正直言って、かなり危うかった」

    メルボルンで特に問題となったのは、ターン8からターン9へ向かう長い高速区間だった。この区間には4番目のストレートモード作動ゾーンが設置されていた。

    週末にはこのゾーンを巡って議論が起きていた。金曜夜のドライバーブリーフィングを受け、FIAは土曜朝にゾーン4を削除する決定を下したが、各チームがFP3前の作業負担を理由に反発したため、すぐに撤回された。

    GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)のディレクターでもあるラッセルは、今後のレースでもより慎重な運用を採るべきだと考えている。

    「安全という観点から見れば、それはレースをより安全で、より良いものにするはずだ」

    「その変更を行うことにデメリットはないと思う」

  • ジョージ・ラッセル メルセデスF1で2026年開幕戦ポール「マシンが生き返った」

    ジョージ・ラッセル メルセデスF1で2026年開幕戦ポール「マシンが生き返った」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGP予選で、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がポールポジションを獲得した。ラッセルは1分18秒518のタイムを記録し、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを0.293秒差で抑え、メルセデスにフロントロー独占をもたらした。

    予選Q3では、フリー走行3回目で大クラッシュを喫したアントネッリのマシンを短時間で修復したチームの努力も実り、メルセデスは理想的な結果でシーズン開幕を迎えることになった。

    ラッセルはセッション後、マシンのポテンシャルが予選で一気に発揮されたと語った。

    「今日は素晴らしい一日だった」とラッセルは語った。

    「マシンには大きなポテンシャルがあると分かっていたけど、シーズン最初の土曜日を迎えるまでは本当のところは分からない」

    「今日は午後になってからマシンが本当に生き返った。特に路面温度が下がったときだ。僕たちはそういうコンディションを比較的得意としている」

    「そしてキミがすぐ隣に並んでくれているのも本当にうれしい。チーム全体がこのマシンを完成させるためにとても大変な仕事をしてきたし、今日もガレージで素晴らしい仕事をしてくれた。総合的に見て本当に良い一日だった」

    ジョージ・ラッセル F1 メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    新レギュレーションのレースは不確実性も
    ラッセルはまた、2026年の新レギュレーション導入によって決勝では予測が難しい展開になる可能性があるとも指摘した。

    「明日のレースが楽しみだし、とてもエキサイティングなレースになると思う」とラッセルは語った。

    「メルボルンはいつ来ても観客の皆さんが本当に素晴らしい。僕たち全員を応援してくれてありがとう。良いレースを届けられればいいね」

    「そして、これまでシンプルだったこと――例えばスタートやピットストップ――も、この新しいマシンではずっと難しくなっている」

    「Q3の前にガレージでチームに言ったんだ。とにかくクリーンなセッションにしよう、と。明日何が起きるか誰にも分からないからね」

    「もちろん今夜はみんなで一生懸命準備するよ。でも今日は本当に素晴らしい一日だった。僕たちは今、可能な限り最高のポジションにいる」

    オーストラリアGP決勝では、ラッセルとアントネッリのメルセデス勢がフロントローからスタートし、3番手にはアイザック・ハジャー(レッドブル・レーシング)、4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並ぶ。

  • ジョージ・ラッセル 2026年F1序盤は“興味深いゲーム” エネルギー戦略が鍵

    ジョージ・ラッセル 2026年F1序盤は“興味深いゲーム” エネルギー戦略が鍵

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1序盤のレースが「興味深い展開」になるとの見通しを示した。新レギュレーションの下でパワーユニット出力の50%がバッテリー由来となることで、エネルギー回生とデプロイメントの管理がこれまで以上に重要になるためだ。

    2026年仕様ではエネルギー回収の比重が高まり、ドライバーの走らせ方がレース展開に大きく影響する。

    ブレーキングが多いサーキットと、長いストレート主体のサーキットとで、求められるアプローチは大きく異なる可能性がある。

    ラッセルはメディア取材に応じ、次のように語った。

    「間違いなく可能性はある。なぜならマシンのエアロが減っているから、乱気流も少なくなる」

    2026年はダウンフォースが抑えられるため、前走車の後方での走行は理論上これまでより容易になると指摘する。

    その一方で、より大きな違いになるのはエネルギー運用のばらつきだという。

    「今年が以前の時代と大きく違うのは、ドライビングスタイルによってマシンやドライバーごとにエネルギーの使い方が変わる点だ。それはおそらくエアロの乱れよりもはるかに大きな影響を与える」

    回生の効率、デプロイのタイミング、レース中の配分――それらが各車・各ドライバーで異なれば、同じパッケージでもパフォーマンスの見え方は変わる。

    特に長いストレートを持つ市街地系サーキットでは、その差がより顕在化する可能性がある。

    「だからこれまでとは違うレースになると思う。メルボルンやジェッダのように長いストレートが多いコースでは、かなり興味深いレースになるかもしれない」

    序盤戦では各チームとドライバーが最適解を模索する“ゲーム”が展開されることになる。エネルギー管理という新たな変数が、2026年F1の勢力図とレーススタイルにどのような影響を与えるのかが注目される。

  • ジョージ・ラッセル セナを引き合いにフェルスタッペンの2026年F1批判に反論

    ジョージ・ラッセル セナを引き合いにフェルスタッペンの2026年F1批判に反論

    2026年F1レギュレーションを巡る議論が続くなか、メルセデスのジョージ・ラッセルが反論に立ち上がった。新世代パワーユニットを「フォーミュラEをステロイドで強化したようなもの」と批判したマックス・フェルスタッペンの主張に対し、ラッセルはアイルトン・セナの例を挙げて擁護した。

    2026年仕様のパワーユニットは、内燃エンジンと電動系をほぼ50対50で分担し、バッテリー出力は350kWに拡大。従来の120kWから大幅に増加し、MGU-Hは廃止された。

    その結果、ドライバーはエネルギーを枯渇させないためにリフト・アンド・コーストを駆使するなど、これまで以上にマネジメント能力が求められている。

    “時代ごとに運転の癖はある” セナの例を提示
    「基本的な原則は今もまったく同じだ。マシンを限界までプッシュしている」とラッセルは語った。

    「できるだけ強く、そして遅くブレーキをかけ、コーナーでは可能な限りスピードを維持しようとしている」

    「どの時代のマシンにも、その世代特有の“癖”があると思う。1980年代や1990年代のアイルトン・セナのオンボード映像を見たことがあるが、彼は非常にユニークなスタイルでドライブしていた」

    「コーナーの頂点付近でアクセルをあおり、ターボを回し続けながらマシンのバランスを保っていた」

    リフト・アンド・コースト増加も「想像ほど悪くない」
    「確かに、通常よりは少し多めにリフト・アンド・コーストをしているかもしれないが、ここバーレーンやバルセロナでのシェイクダウンでは、それほど悪い感触ではなかった」

    「メルボルンでは違う話になるかもしれないが、今のところはかなり楽しんでいる」

    プレシーズンテストで688周、総走行距離3,523kmを走破したラッセルは、新世代マシンの特性を“この時代ならではの個性”と受け止めている。エネルギーマネジメントの複雑化は確かに課題だが、それは過去のターボ時代にも存在した独自のドライビングテクニックと本質的に変わらない――ラッセルはそう主張している。