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  • ジョージ・ラッセル 43点差でもF1王座争いに自信「失うものは何もない」

    ジョージ・ラッセル 43点差でもF1王座争いに自信「失うものは何もない」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、前戦カナダGPで痛恨のリタイアを喫したものの、タイトル争いについて「失うものは何もない」と前向きな姿勢を示した。

    カナダGPではスプリントを制したラッセルが決勝でもポールポジションからレースをリードしていたが、30周目にパワーユニットのトラブルでリタイア。一方でチームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリが優勝し、ランキングではラッセルとの差を43ポイントに広げた。

    「シーズンを通せば物事は均衡する」
    それでもラッセルは、タイトル争いの流れはまだ十分に変えられると考えている。

    「これはレースだからね。そういうものだ」

    「自分に有利に働くこともあれば、不利に働くこともある。シーズン全体で見れば、こうしたことはたいてい均衡するものだ。もし今後もポールポジションを獲得し、勝利を争い、レースをリードし続けることができれば、流れは変わるだろう。だからあまり心配していない」

    「もちろん優勝してキミとの戦いを続けたかった。でも現実はこうだし、まだ17レース残っている」

    タイトル争いについて「失うものはない立場になったのではないか」と問われると、ラッセルはさらに楽観的な見方を示した。

    「こういうことは、いつか必ず帳尻が合うものだ。そして君が言うように、僕には失うものがない」

    「ただ全力で走って、すべてのレースを楽しむだけだ」

    「まだ自分でコントロールできる状況にある。今からシーズン終了まで全戦でポールを獲って優勝すればチャンピオンになれる。それが僕の目標だ」

    「もちろんカナダは悔しかった。でもそれもレースの一部だ。いつだって晴れやかな成功ばかりではない」

    過去の王者たちも不運を経験してきた
    ラッセルは、チャンピオンになるドライバーであってもシーズン中に不運な出来事を避けられないと指摘した。

    「過去の選手権を振り返ると、最終的なチャンピオンが一度も不運を経験しなかったシーズンなんてなかったと思う」

    「ランド・ノリスだって昨年はザントフォールトでマシントラブルに見舞われたし、ラスベガスでは失格になった」

    「他のドライバーもそうだ。2021年のマックス・フェルスタッペンはアゼルバイジャンでタイヤがバーストした」

    「ドライバーとして戦っていれば、必ず何かしら不利な出来事が起きるものだ」

    「僕も今季すでに1回か2回そういう経験をした。もしかしたらこれで終わりかもしれないし、ここから流れが変わるかもしれない」

    「まだチャンスはたくさん残っているし、カナダでは自分にできることをすべてやったという手応えがある。その状態を続けられれば、まだ十分戦える」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ)

    モナコではフェラーリが本命と予想
    今週末のモナコGPについてラッセルは、アントネッリと同様にフェラーリが最有力候補になるとの見方を示した。

    「我々がフェラーリに対して持っている優位性の大部分は、パワーユニットによるものだ」

    「モナコはストレートがほとんどないので、その優位性は大幅に小さくなる」

    「特にシャルル・ルクレールだが、フェラーリはいつもここで非常に強い。おそらく今週末は彼らが最速だと予想している。でも僕の予想が外れることを願っている」

    一方で、マシン性能そのものには依然として自信を持っている。

    「それでも僕は、我々が最高のマシンを持っていると信じている」

    「ただモナコは昔からフェラーリが得意なサーキットで、メルセデスにはそれほど向いていない」

    「2021年にはマシンがそれほど強くなかった時でもルクレールがポールポジションを獲得したし、2024年と2025年もフロントローに並んでいた」

    「僕たちも争いには加わるだろう。でもここ数戦のように楽な展開にはならないはずだ」

    43ポイント差を背負ってモナコに乗り込むラッセルだが、ランキングを悲観する様子はない。カナダでのリタイアを不運のひとつとして受け止め、残る17戦での巻き返しに照準を合わせている。

  • ジョージ・ラッセルを支える恋人 カルメン・モンテロ・ムントとは?

    ジョージ・ラッセルを支える恋人 カルメン・モンテロ・ムントとは?

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)の活躍をサーキットの外から支える存在が、恋人のカルメン・モンテロ・ムントだ。2020年から交際を続けるふたりは、F1パドックでもおなじみのカップルとなっており、カルメンは多くのグランプリでラッセルを見守っている。

    ラッセルが2026年シーズンもタイトル争いを続けるなか、その陰で精神的な支えとなっているカルメンの経歴やふたりの関係にも注目が集まっている。

    金融業界で活躍する才女
    カルメン・モンテロ・ムントは1998年にスペインで生まれた。18歳でイギリスへ移住し、現在はロンドンを拠点に生活している。

    ロンドンのウェストミンスター大学でビジネスマネジメントを学び、さらにジュネーブ大学では資産配分とリスクマネジメントのディプロマを取得。卒業後は金融業界でキャリアを築いており、現在もフルタイムで働いている。

    カルメンは自身のSNSで、幼少期に家族が世界的な金融危機の影響を受けた経験が金融業界を志した理由だったと明かしている。

    2020年から続くラッセルとの関係
    ふたりは共通の友人を通じて知り合い、2020年から交際をスタートした。

    交際は比較的プライベートに保たれているが、カルメンはF1のレースウイークにたびたび姿を見せており、ラッセルの重要なレースには欠かせない存在となっている。

    2021年にはロンドンで開催された映画『ノー・タイム・トゥ・ダイ』のワールドプレミアにも揃って出席し、公の場でも関係をオープンにしてきた。

    SNSでも話題の人気インフルエンサー
    カルメンはInstagramでも高い人気を誇り、フォロワー数は84万人を超える。

    ラッセルとの旅行写真や日常の様子を投稿することも多く、F1ファンからの注目度は年々高まっている。

    ふたりはオフシーズンやレースの合間に世界各地を訪れており、その様子はSNSを通じて共有されている。


    ラッセルが語る「かけがえのない存在」
    2025年2月、交際5周年を迎えた際にカルメンはSNSでラッセルに向けて感謝の言葉を投稿した。

    「私が望み得る最も素晴らしい人と過ごした5年間。あなたという人間と、あなたが成し遂げていることをいつも誇りに思っている」

    一方のラッセルもカルメンについて「信じられないほど支えてくれている存在」と語っており、F1という厳しい世界で戦ううえで大きな支えになっていることを認めている。

    2026年シーズン、ラッセルがメルセデスのエースとして勝利を目指すなか、カルメン・モンテロ・ムントはこれからも最も身近なサポーターとして彼を支え続けることになりそうだ。

  • ジョージ・ラッセル アントネッリとの激闘でF1新PUを擁護「なぜ変える?」

    ジョージ・ラッセル アントネッリとの激闘でF1新PUを擁護「なぜ変える?」

    2026年F1カナダGPで、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリが繰り広げた激しい首位争いが、新世代パワーユニット論争の象徴的なシーンとなった。

    電動出力への依存増加を巡って批判も出ている2026年F1レギュレーションだが、ラッセルは「むしろ今のPUだからこそ素晴らしいバトルが可能になっている」と反論。来季以降に検討されている“60対40”への出力配分変更案にも疑問を呈した。

    ラッセル「何年もこんなバトルはなかった」
    メルセデス勢はカナダGP序盤、首位を巡って何度もポジションを入れ替える激しい攻防を展開した。

    現在の2026年型パワーユニットについては、バッテリー展開への依存が大きすぎるとの批判も出ており、ホイール・トゥ・ホイールのレースを損なっているという声もある。

    そのため、2027年にも内燃機関の比率を高める“60対40”案が浮上しているが、ラッセルは現行規則を支持した。

    「僕は大好きだった。本当に素晴らしかった」とジョージ・ラッセルはメディアにコメント。

    「こんなバトルは何年も経験していなかった。こういう戦いを見たのも、おそらく2014年バーレーンGPのルイス(ハミルトン)とニコ(ロズベルグ)以来だと思う」

    「今のマシンだからこそできるし、今のエンジンだからこそできるんだ」

    “60対40案”にも疑問
    F1では現在、2026年型パワーユニットの電動比率を巡る議論が続いている。

    一部メーカーや関係者の間では、バッテリー依存を減らし、内燃機関の出力割合を増やす方向性が議論されているが、ラッセルは変更の必要性を感じていない。

    「なぜ誰もが変更したがるのかわからない。メルボルンでも素晴らしいバトルがあった」

    「中国でも素晴らしい戦いがあったし、今日も昨日もキミと素晴らしいバトルができた」

    「それが可能なのは、今のパワーユニットだからだ。僕はそう思っている」

    もっとも、ラッセル自身のレースはパワーユニットトラブルによって幕を閉じた。

    首位を走行中だったラッセルは終盤前にマシンを止め、リタイア。チームメイトのアントネッリに対して選手権で43ポイント差をつけられる結果となった。

    “新世代F1”を巡る議論は続く
    2026年F1レギュレーションは、導入前から“電動化の比率が高すぎる”との議論が続いてきた。

    一方で、カナダGPのようにエネルギーマネジメントを駆使しながら複数周にわたって接近戦が続く展開は、従来世代とは異なる魅力として評価する声もある。

    ラッセルの発言は、単なるPU擁護にとどまらず、「現在のF1は本当にレースを悪化させているのか?」という議論そのものに疑問を投げかける内容となった。

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPでの行動を謝罪「感情が高ぶっていた」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPでの行動を謝罪「感情が高ぶっていた」

    2026年F1カナダGPで無念のリタイアを喫したジョージ・ラッセル(メルセデス)は、レース後に見せた感情的な行動についてFIAとマーシャルに謝罪したことを明かした。

    ラッセルは決勝序盤、チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリと激しい首位争いを展開。しかし30周目、パワーユニットのトラブルによって突如マシンがストップし、優勝争いから脱落した。

    タイトル争いを左右した突然のリタイア
    モントリオールでの週末を通してラッセルは高い競争力を見せていた。

    スプリントではポールポジションから勝利を挙げ、決勝予選でも再びポールポジションを獲得。決勝でもアントネッリとの激しいバトルをリードしながらレースを進めていた。

    しかし30周目、ターン8へ向かう途中でマシンに突然異変が発生した。

    「すべてが突然シャットダウンした」とジョージ・ラッセルはSky Sportsにコメント。

    「コーナーに入った瞬間にエンジンが止まって、電子系統もなくなり、ブレーキもまともに機能しなかった。正直、言葉を失っている」

    「でも、この週末には誇りを持っている。スプリントでポールを獲って勝利して、予選でもポールだった。止まるまではレースをリードしていたし、キミとのバトルも楽しかった」

    「自分としては、これ以上できることはなかったと思っている」

    「だから満足して去ることにする。もちろん、起きたことにはかなり腹が立っている。でも、他に何ができた?」

    ヘッドレスト投げ捨てでFIA調査対象に
    突然のリタイアに激昂したラッセルは、停止したマシンのノーズを叩き、コックピットからヘッドレストをコース上へ投げ捨てた。

    この行為はFIA審議対象となり、最終的に12か月間の執行猶予付き5000ユーロの罰金処分が科された。

    スチュワードは裁定文の中で、ラッセルが自らの行為について「恥ずかしかった」と説明し、謝罪したことを明かしている。

    「ドライバーはレースを完走できなかったことに非常に苛立っていたと説明し、その後の行動について恥ずかしく思っていると述べた」と裁定文には記された。

    「彼は自身の行動についてスチュワードに謝罪し、良い模範にならなかったことを認め、公に謝罪する意思も示した」

    SNSで改めて謝罪
    ラッセルはその後、SNSでも正式に謝罪を行った。

    「必要以上に仕事を難しくしてしまったことを、マーシャルとFIAに謝罪します」とラッセルはXに投稿。

    「感情が高ぶっていた」

    今回のリタイアは、ラッセルにとって2024年F1イギリスGP以来初のリタイアとなった。

    一方、アントネッリはこれで4連勝を達成。ドライバーズランキングでは、ラッセルとの差を43ポイントに広げている。

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPの悲劇「神々が僕を戦いに加えたくないみたいだ」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPの悲劇「神々が僕を戦いに加えたくないみたいだ」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPで首位を走行しながら突如マシンを止める痛恨のリタイアを喫した。

    チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリと約30周にわたって激しい首位争いを繰り広げていたラッセルだったが、29周目にターン8〜9区間でマシンが突然ストップ。電源系統が完全に失われるトラブルに見舞われた。

    「すべてが突然シャットダウンした」
    レース後、ラッセルは突然のトラブルについて率直な心境を明かした。

    「すべてが突然シャットダウンした」とジョージ・ラッセルはSky Sportsにコメント。

    「コーナーに入った瞬間、エンジンが止まって、電子系統も全部失われた。ブレーキもまともに効かなかった。正直、言葉を失っている」

    「これ以上あまり言うことはない」

    今回のリタイアにより、ラッセルはランキング首位アントネッリとの差を43ポイントに広げられる結果となった。

    「今は彼のタイトルだと思う」
    カナダではスプリント優勝とポールポジション獲得によって流れを引き戻しつつあったラッセル。しかし、アントネッリの4連勝によってタイトル争いの主導権は完全に移ったと認めた。

    「今は彼のタイトルだと思う」とラッセルは語った。

    「彼はすごく大きなポイント差を築いているし、神々が僕をこの戦いに加えたくないみたいに感じる」

    「日本ではセーフティカーのタイミング、中国のQ3ではポール争い中にトラブル、そして今日は首位走行中にマシンが止まった」

    一方で、ラッセルは精神的には吹っ切れた部分もあると明かしている。

    「もうプレッシャーはない。毎レースを楽しみながら、毎回勝利を目指すだけだ。僕には失うものはない」

    「もちろん悔しいし、本当はその戦いの中にいたい。でも、いつか流れが変わってくれることを願っている」

    アントネッリとの激闘に自信
    レース序盤、メルセデス勢は激しい首位争いを展開。接触寸前の場面もあり、チーム首脳陣から両ドライバーへ警告が飛ぶ場面もあった。

    それでもラッセルは、バトル自体は完全にコントロールできていたと強調した。

    「僕たちはどうレースをするべきか理解しているし、両者とも完全にコントロールできていたと思う」

    「個人的には本当に楽しかった。このサーキットでは1秒以上の差を築くのが本当に難しかった」

    「スリップストリーム込みで1周あたりコンマ6秒くらいゲインできていたから、後続を引き離すのは非常に難しかった」

    「オーバーテイクモードやブーストの仕組みは機能しているし、それは良いことだ」

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPでのヘッドレスト投げ捨てで約92万円の罰金

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPでのヘッドレスト投げ捨てで約92万円の罰金

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGP決勝でリタイアした際にヘッドレストを投げ捨てた行為により、FIAから5000ユーロ(約92万5000円)の罰金処分を受けた。ただし、この罰金は12か月の執行猶予付きとなった。

    ラッセルは首位争いの最中にマシンを止めることになり、タイトル争いにおいて痛恨のノーポイントに終わった。FIAスチュワードは映像証拠と本人、チーム代表者からの説明を確認したうえで、謝罪と反省の姿勢を考慮し、執行猶予付きの処分が妥当と判断した。

    首位争いから一転、怒りのヘッドレスト投げ捨て
    カナダGP決勝では、メルセデスのジョージ・ラッセルとキミ・アントネッリがレース前半に激しい首位争いを展開した。2人は何度も順位を入れ替え、メルセデス同士による緊迫したバトルが続いていた。

    しかし、ラッセルはターン3/4シケイン付近でトラブルに見舞われ、マシンを止めることを余儀なくされた。タイトル争いで重要な一戦となるはずだったカナダGPは、ラッセルにとって一転して痛恨のリタイアとなった。

    その直後、ラッセルはメルセデスW17から降りる際、怒りを抑えきれずヘッドレストを投げ捨てた。ヘッドレストはコース上に落下し、この行為がFIAスチュワードの調査対象となった。

    FIAは謝罪を受け入れ、12か月の執行猶予付き罰金
    FIAスチュワードの裁定文では、ラッセルが自身の行動について強い後悔を示していたことが明かされている。

    「スチュワードは63号車のドライバー、チーム代表者から聴取し、映像証拠を確認した」

    「ドライバーは、レースを完走できなかったことで極めて苛立っていたと説明し、その後に起きたことについて恥ずかしく思っていると表明した」

    「彼は自身の行動についてスチュワードに謝罪し、それが良い手本ではなかったことを認め、公に謝罪する意向も示した」

    「スチュワードはこれを認め、彼の謝罪を受け入れた」

    この結果、ラッセルには5000ユーロの罰金が科されたものの、処分は12か月間の執行猶予付きとなった。

    メルセデスはバッテリー故障を示唆
    レース後、メルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、ラッセルのリタイア原因についてバッテリー系のトラブルだった可能性を示した。

    「モジュール故障のように見える。つまりバッテリー故障だ。マシンは文字どおり戻っていくような状態だった」とヴォルフは語った。

    「マシンにはもう電力が残っていなかった」

    ラッセルはスプリントで勝利し、アントネッリとの差を2ポイント縮めていた。しかし決勝ではアントネッリが優勝し、25ポイントを獲得。ラッセルは無得点に終わったことで、次戦モナコGPを前にドライバーズランキング首位のアントネッリとの差は43ポイントに広がった。

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPでヘッドレスト投げ捨て FIAが“危険行為”審議

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPでヘッドレスト投げ捨て FIAが“危険行為”審議

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPでのリタイア後の行動により、FIAの調査対象となった。

    ラッセルはレース中盤までチームメイトのキミ・アントネッリと激しい首位争いを展開。しかし30周目、突如としてマシンのパワーを失い、シケインを越えた先でマシンを停止させた。メルセデスF1はその後、原因がバッテリー故障だったことを明かしている。

    リタイア直後のラッセルは激しい怒りをあらわにし、ヘッドレストをコース脇へ投げ捨てる場面が中継映像にも映し出された。さらにグローブを叩きつけながらマシンを離れる姿も確認されている。

    この行為について、FIAスチュワードはレース後に「unsafe act(危険行為)」として調査を開始したことを発表した。

    タイトル争いを左右しかねない痛恨のリタイア
    ラッセルはカナダGP週末を通じて高い競争力を見せていた。スプリントを制し、予選では劇的なラストアタックでポールポジションも獲得。決勝でもアントネッリとの接戦を繰り広げ、メルセデス勢による一騎打ちの様相となっていた。

    しかし、突然の電源喪失によってその戦いは終焉。バーチャルセーフティカーが導入される中、ラッセルはマシンを降りて怒りを爆発させた。

    結果的にアントネッリが優勝を飾り、ドライバーズランキングではラッセルとの差を43ポイントへ拡大。メルセデスF1にとっては、勝利目前から一転して大きな痛手となるレースとなった。

    ヘッドレスト投げ捨てが調査対象か
    現時点でFIAは具体的な違反内容を明示していないが、調査対象となっている「危険行為」は、ラッセルがコース上へヘッドレストを投げた行為を指している可能性が高い。

    停止したマシン付近は依然として競技車両が走行している状態であり、コース上への物体投棄は安全面で問題視されるケースがある。

    ラッセルに対してどのような裁定が下されるのか、今後のスチュワード判断が注目される。

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  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPで痛恨リタイア アントネッリとの死闘直後に悲劇

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPで痛恨リタイア アントネッリとの死闘直後に悲劇

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPで圧巻の走りを見せながらも、首位走行中に無念のリタイアを喫した。

    チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリとの激しい首位争いを制しながらレースをリードしていたラッセルだったが、31周目に突如マシントラブルに見舞われてストップ。怒りを爆発させる場面もあり、タイトル争いにおいて極めて痛い結果となった。

    ラッセルとアントネッリの激闘
    混走コンディションとなったモントリオールでは、スタート直後から波乱が続出。マクラーレン勢がインターミディエイトタイヤを選択して先行する中、メルセデス勢はスリックで勝負に出た。

    序盤はアントネッリが先行したが、7周目にラッセルが逆転。最終シケイン手前で仕掛けたラッセルに対し、アントネッリはブレーキングでロックアップし、そのままランオフエリアへ飛び出した。

    その後も両者のバトルは続き、18周目には並走状態でターン1へ飛び込む白熱の攻防を展開。ラッセルはイン側を守り切り、アントネッリはわずかにブレーキングを早めざるを得なかった。

    さらに22周目から24周目にかけては、首位が何度も入れ替わる激戦となった。アントネッリは最終コーナーでオーバーテイクを決めて一度は首位に立ったものの、コース外走行によるポジション維持と判断され、チームから順位を返すよう指示を受けた。

    「彼が押し出したのに、僕はもう前にいたじゃないか!」

    アントネッリは無線でそう不満を口にしたが、最終的には指示に従ってポジションを返還。その直後にも再びアタックを仕掛けるなど、2人のバトルは終始息つく暇のない展開となった。

    首位快走から一転…ラッセルに悲劇
    ラッセルはその後も冷静にレースをコントロール。ブレーキング時のフラットスポットに苦しみながらも、経験を生かしたディフェンスでアントネッリを抑え込み続けた。

    しかし31周目、悲劇が訪れる。

    ラッセルは突然スローダウンすると、そのままマシンをコース脇に停止。マシンを降りたラッセルはヘッドレストをコースへ投げつけ、マシンのノーズを拳で叩くなど、激しい怒りを露わにした。

    タイトル争いの真っ只中にいるラッセルにとって、このリタイアが持つ意味は極めて大きい。チームメイトのアントネッリが首位を走行していたこともあり、選手権争いの流れを左右しかねない痛恨の瞬間となった。

    一方でアントネッリは、この週末を通してラッセルに一歩も引かないレースを披露。メルセデスF1内部でのタイトル争いは、カナダGPで新たな局面へ突入した。

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「最後のラップはどこから来たのか分からない」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGP予選「最後のラップはどこから来たのか分からない」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPの予選でポールポジションを獲得した。スプリント優勝から数時間後、Q3では苦しい流れに陥りながらも、最後のアタックで1分12秒578を記録し、チームメイトのキミ・アントネッリを0.068秒差で上回った。

    ラッセルは予選後、日曜決勝の天候を見据えた変更が一時的にマシンバランスを崩したと認めたうえで、最後のラップについて「どこから来たのか分からない」と振り返った。

    ラッセル「最後のラップはどこから来たのか分からない」
    「スプリントレースから戻ってくるのはいつも難しい。マシンの感触はまったく違うし、当然、予選フォーマットに入ることになる」とジョージ・ラッセルはコメント。

    「チームとしていくつか変更を加えた。それが正しい方向だったのかは後で確認する必要がある。そして最後のラップはどこから来たのか分からないものだった。あれほど難しいセッションだっただけに、本当に素晴らしい感触だった」

    「最後のラップですべてをまとめ上げて、順位表のトップに飛び出せたのは最高だった」

    ジョージ・ラッセル(メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ) F1 カナダGP

    雨予報を見据えた変更が予選で影響
    「明日の予報を踏まえていくつか変更を加えた。それが現時点では少し痛手になったのかもしれない」とラッセルは詳しく説明した。

    「マシンが少し噛み合わなくなった。あのセッションではキミの方が間違いなく僕より競争力があったし、昨日のように他の全員に対して明確に前にいたわけでもなかった。だから間違いなく難しいセッションだった」

    「でも、さっき言ったように、最後のラップに向けて自分のドライビングをもう一度合わせ込むことができて、まとめることができた」

    アントネッリとの再戦へ「お互いに尊重している」
    土曜のスプリントでは、ラッセルとアントネッリが首位を争うなかで接触する場面もあった。決勝で再び同じ状況が起きる可能性について、ラッセルは問題ないと強調した。

    「いや、今朝のあとにしっかり話し合った。僕たちはどちらもレーシングドライバーだし、何をすべきか分かっている。お互いに尊重している。だからレースをするだけだ」

    「僕たち2人だけのバトルになることを望んでいるけど、今日見たように他のみんなもどれだけ競争力があるか分かった。明日はウエットになりそうだ。それもまったく新しいチャレンジになる」

    「正直なところ、今はそこを考えているわけではない。僕たちはただ、表彰台の一番上に立てるようにしたいだけだ」

  • ジョージ・ラッセル F1カナダGPスプリント予選「自分を疑ったことは一度もない」

    ジョージ・ラッセル F1カナダGPスプリント予選「自分を疑ったことは一度もない」

    ジョージ・ラッセル(メルセデス)は、2026年F1カナダGPのスプリント予選でポールポジションを獲得した。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリを0.068秒上回り、メルセデスがフロントロウを独占した。

    今季開幕戦オーストラリアGPを制したラッセルは、その後アントネッリの勢いに押される場面もあったが、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで再び速さを示した。昨年、自身初優勝を飾ったサーキットで復調を印象づける内容となった。

    マイアミからの巻き返し
    マイアミGPでは苦戦を強いられたラッセルだが、カナダではFP1から好調を維持。スプリント予選では安定した速さを見せ、最後はアントネッリとの接戦を制してトップに立った。

    ラッセルは「マイアミの後だったので、もちろんすごくいい気分だ。でも、自分を疑ったことは一度もなかった。自分に何ができるかは分かっていたからね」とコメント。「マイアミはかなり特殊な週末だった。このサーキットは本当に素晴らしい。グリップが高くて、本物のF1マシンを運転している感覚がある」と語った。

    メルセデスF1のアップグレードが機能
    メルセデスは今回、当初は後半戦投入予定だったアップグレードパッケージを前倒しで投入した。マクラーレンとフェラーリがマイアミで投入したアップデートへの対抗策という側面もあり、改良型フロントウイングやフロア変更によって空力効率とブレーキング時の安定性向上を狙っている。

    スプリント予選ではメルセデス勢が2番手以下に約コンマ3秒差をつけてフロントロウを独占。新パッケージは早くも効果を発揮した形となった。

    ラッセルは「間違いなくすごくいい感触だ。チームはこれを前倒しで投入するために本当に素晴らしい仕事をしてくれた」と評価。「マイアミではマクラーレンがかなり近く、フェラーリもそれほど遠くなかった。このサーキットではこのパッケージが本当に機能している」と手応えを語った。

    その一方で、「久々にP1へ戻れたことは嬉しい。でも、もちろん本当の焦点は明日だ」とも述べ、スプリント本戦へ視線を向けた。

    依然として課題となるスタート
    今季のメルセデスは予選ペースで速さを見せながらも、スタートで順位を落とす場面が続いている。ラッセルもその点を認めており、改善は進んでいるものの、まだ完全な解決には至っていないという。

    「この部分については進歩している。少しずつ前進しているよ。でも、『P1とP2から完璧なスタートを決める』なんて言うつもりはない」とラッセルはコメント。

    さらに、「ランド・ノリスがP3にいるし、彼らはスタートがいいからね。明日どうなるか見てみよう」と警戒感を示しつつ、「とにかく今日はいい初日だった」と締めくくった。