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  • キャデラックF1 ロードン代表が退任 ブコウスキーを新チーム代表に任命

    キャデラックF1 ロードン代表が退任 ブコウスキーを新チーム代表に任命

    キャデラックF1チームは、チーム代表を務めてきたグレアム・ロードンが退任し、後任として元ルノー/アルピーヌのエグゼクティブディレクター、マルチン・ブコウスキーを新チーム代表に任命したことを発表した。

    2026年にF1参戦を開始したキャデラックにとって、シーズン途中での大きな首脳人事となる。ただし、チームは今回の交代を、組織が立ち上げ段階からレーシングパフォーマンスを追求する次のフェーズへ移行することに伴う「計画されたリーダーシップ移行」と位置づけている。

    グレアム・ロードンがキャデラックF1代表を退任
    ロードンは、キャデラックのF1参戦プロジェクトが本格始動する以前からチーム形成を主導してきた人物だ。かつてヴァージン/マルシャでチーム運営に携わった経験を持ち、キャデラックがF1グリッドに加わるための組織づくりで中心的な役割を担ってきた。

    キャデラックの発表ではロードンの退任理由について具体的な説明はなかったものの、チームは今回の人事を計画されたリーダーシップ移行として説明している。一方、複数の報道では、ロードンがチームを離れる形になると伝えられている。

    キャデラックF1のCEOを務めるダン・タウリスは、ロードンの功績に感謝を示した。

    「グレアム・ロードンのリーダーシップ、そしてキャデラックF1チームをゼロから築き上げるうえで果たしてくれた役割に感謝している」

    「彼の貢献は、我々の立ち上げ段階において強固な基盤を築く助けとなった。その献身に感謝するとともに、今後の成功を願っている」

    後任は元ルノー/アルピーヌのマルチン・ブコウスキー
    ロードンの後任に就くマルチン・ブコウスキーは、F1で20年以上にわたる経験を持つ。エンジニアリングだけでなく、レギュレーション策定やチーム経営にも携わってきた異色の経歴の持ち主だ。

    これまでプロスト、フェラーリ、マクラーレンで技術職を歴任したほか、FIA(国際自動車連盟)でもF1の技術部門で要職を務めた。その後ルノーに加入し、エグゼクティブディレクターとしてチーム運営に携わり、アルピーヌへの移行後も経営陣の一員を務めた。

    キャデラックは、ブコウスキーの加入について、F1参戦に向けた「立ち上げ」から、実際に競争力を高めていく次の段階へ組織を移行させるための人事だと説明している。

    タウリスは新代表について次のように語った。

    「マルチンの就任は、キャデラックF1チームが進化を続けていくうえで、もうひとつの重要なステップとなる」

    「最初から我々の目標は、単にF1に参加することではなく、最前線で戦うことのできる次世代のチームを構築することだった」

    「キャデラックF1チームが新たな時代に入るなか、マルチンは卓越したF1での経験、技術的専門知識、そして戦略的なリーダーシップをもたらしてくれる。それによって組織を強化し、長期的な成功に必要となる勝者のメンタリティ、ツール、プロセスを構築する助けとなるだろう」

    マルチン・ブコウスキー(キャデラックF1 新チーム代表)

    「コストキャップの中でマシン開発を最大化する」
    F1の最前線に復帰するブコウスキーは、キャデラックでの最優先課題として、コストキャップ下でマシン開発を最大化し、チーム全体を競争力のある組織へと成長させることを挙げた。

    「キャデラックF1チームには、素晴らしい基盤と大きな野心がある」

    「今はチームにとって非常に大きなチャンスのある段階だ。そして、明確な目標によって定義されることになる。それはコストキャップの中でマシン開発を最大化し、チームのあらゆる機能を競争するために機能させることだ」

    「つまり、勝者のメンタリティを持つエリート組織を構築するということだ。強い意欲を持ち、挫折に直面しても決して諦めず、細部とプロセスに徹底的にこだわり、レース当日に正確に実行できる組織だ」

    ブコウスキーは、単純な技術開発だけでなく、組織内部の意思決定プロセスにも重点を置く考えを示している。

    「僕が重点を置くのは、人材、ツール、情報の流れをひとつにまとめ、正しい決断を迅速に下せるようにすることだ。そしてレースを重ねるたびに、マシンのパフォーマンスを向上させていく」

    「キャデラックF1チームのサーキットでの活動を率いることができるのは光栄だ。来週末のザントフォールトから仕事を始める」

    ブコウスキーはオランダGPからキャデラックの現場指揮を執ることになる。

    「チームを作る」段階から「勝てる組織を作る」段階へ
    今回の代表交代は、単なるシーズン途中の人事変更というより、キャデラックのF1プロジェクトが次のフェーズへ移ったことを示すものと言える。

    ロードンの役割は、F1参戦に必要な人材や設備、運営体制をゼロから構築し、チームを実際にグリッドへ送り出すことにあった。一方、FIAでレギュレーションを熟知し、ルノー/アルピーヌで組織運営にも携わったブコウスキーには、限られたコストキャップの中で開発効率を高め、キャデラックを競争力のあるF1チームへ成長させる役割が求められる。

    キャデラックはロードンによる「立ち上げ」のフェーズを終え、ブコウスキーの下で「勝てる組織」を構築するフェーズへと踏み出すことになる。

  • キャデラックF1の2027年シート ラファエル・カマラとニコラ・ツォロフが競合か

    キャデラックF1の2027年シート ラファエル・カマラとニコラ・ツォロフが競合か

    フェラーリが育成ドライバーのラファエル・カマラを2027年にF1デビューさせるため、キャデラックとの交渉を開始したと報じられている。この動きは、ニコラ・ツォロフをキャデラックに送り込む可能性を模索しているレッドブルの計画にも影響を及ぼしそうだ。

    2026年F2では、レッドブル育成のツォロフとフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のカマラがタイトル争いを展開している。

    夏休み時点でツォロフが167ポイントで首位に立ち、ガブリエレ・ミニが147ポイント、カマラが145ポイントで続く。F2で争う2人が、2027年のF1シートをめぐっても直接競合する可能性が浮上している。

    ローソン好調でツォロフのレーシングブルズ昇格に難題
    レッドブルにとって、19歳のツォロフを2027年にF1へ昇格させる最も単純な方法は、レーシングブルズのシートを与えることだ。これまでも同チームは、レッドブルの若手ドライバーをトップチームへ送り出すための育成の場として機能してきた。

    しかし、2026年はリアム・ローソンが好調なパフォーマンスを続けており、状況が複雑になっている。ローソンはレーシングブルズの事実上のチームリーダーとして存在感を高め、シーズン前半には安定してポイントを獲得。現在のパフォーマンスを考えれば、2027年もシートを維持するだけの十分な理由がある。

    そのため、レッドブルがローソンを残しながらツォロフをF1に昇格させる選択肢として浮上したのが、キャデラックへの期限付き移籍だ。

    ツォロフを2027年にキャデラックへ貸し出し、F1で経験を積ませたうえで将来的にレッドブル陣営へ戻すという構想が取り沙汰されている。実現すれば、ローソンのレーシングブルズ残留とツォロフのF1昇格を両立できる。

    フェラーリもカマラの2027年F1デビューを模索
    ところが、ここにフェラーリが割って入る可能性が出てきた。

    Last Word On Sportsによると、フェラーリは当初、2027年にカマラをハースへ期限付きで送り込むことを想定していたという。実現すれば、FDA出身のオリバー・ベアマンとカマラというラインアップになる可能性があった。

    しかし、ハースはマクラーレンのリザーブドライバーを務めるレオナルド・フォルナローリの起用に傾いているとされ、フェラーリはカマラの新たな受け入れ先を探す必要に迫られている。

    そこで候補として浮上したのがキャデラックだ。

    報道によれば、フェラーリはカマラを2027年にキャデラックへ貸し出す可能性について初期交渉を開始したという。カマラのマネジメント陣も、2027年のF1シート確保に向けて複数のF1チームと「積極的に」話し合っていることを認めており、キャデラックが有力候補のひとつとみられている。

    カマラとツォロフがキャデラックの同じシートを争う可能性
    キャデラックの2027年ドライバーラインアップをめぐっては、複数の選択肢が取り沙汰されている。

    テストドライバーのコルトン・ハータをF1デビューさせる案がある一方、ツォロフやカマラを他チームから期限付きで受け入れる可能性もある。また、セルジオ・ペレスが2027年にカルロス・サインツJr.の後任としてウィリアムズへ移籍する可能性について話し合いを行ったとの情報もあり、キャデラックに空席が生じるシナリオも注目されている。

    仮にキャデラックがカマラとツォロフのどちらかを選ぶことになれば、フェラーリが有利な立場に立つ可能性がある。

    キャデラックは2026年のF1参戦開始からフェラーリ製パワーユニットを使用しており、少なくとも2028年まで供給を受ける契約となっている。その後はゼネラルモーターズ(GM)が独自のワークスPUを投入することを目指している。

    ハースと同様、現在のキャデラックはフェラーリのPUカスタマーであり、両者にはすでに技術的な関係が存在する。

    フェラーリとの関係強化もカマラ起用のメリット
    キャデラックがカマラを起用すれば、単に有望な若手ドライバーを確保するだけでなく、フェラーリとの技術面およびスポーツ面での関係をさらに強化できるとの見方もある。

    21歳のカマラは2025年にF3へ参戦すると、ルーキーイヤーでタイトルを獲得。2026年にはF2へ昇格し、初年度からタイトル争いに加わっている。フェラーリが将来を期待する若手のひとりであり、F1昇格に向けた次のステップが注目されている。

    一方のツォロフも2026年F2でランキング首位に立っており、レッドブル育成プログラムの次期F1候補として評価を高めている。

    こうして2026年のF2タイトルを争うツォロフとカマラが、2027年にはキャデラックのF1シートをめぐって再び競う構図が生まれる可能性がある。

    レッドブルにとってツォロフのキャデラック移籍は、好調なローソンをレーシングブルズに残しながら若手をF1へ送り込める有力な解決策だった。しかし、フェラーリがカマラの受け入れ先として同じキャデラックとの交渉に動いたことで、2027年の若手ドライバー市場はさらに複雑な展開を迎えようとしている。

  • キャデラックF1 ブレーキ炎上の原因判明 ボッタス「内部が燃え始める」

    キャデラックF1 ブレーキ炎上の原因判明 ボッタス「内部が燃え始める」

    2026年F1シーズン前半を通してブレーキトラブルに苦しんできたキャデラックF1。その原因について、バルテリ・ボッタスがハンガリーGP後に詳細を明かした。

    キャデラックF1は問題解決を目指して新型フロントブレーキダクトを投入したものの、ハンガリーGP決勝でも再びブレーキ火災が発生。改善にはさらなる冷却性能の向上が必要との認識を示している。

    新型ブレーキダクト投入も火災再発
    キャデラックF1は2026年シーズンを通じてブレーキ関連の問題に悩まされてきた。特にオーストリアGPでは2台とも序盤にブレーキ火災でリタイアを喫するなど、深刻な課題となっている。

    F1マシンのブレーキは、ブレーキダクトから大量の空気を取り込み、1000個以上の穴が開けられたブレーキディスク内部へ送り込むことで冷却する構造となっている。ブレーキ温度は最大で約1200℃にも達するため、十分な冷却性能が不可欠だ。

    キャデラックF1はハンガリーGPで新設計のフロントブレーキダクトを投入し、冷却性能の改善を図った。しかし決勝ではボッタスのマシンで再びブレーキ火災が発生。最終的には壁にマシンを接触させて停止させる異例の事態となった。

    ボッタスは新パーツについて次のように説明した。

    「新しいフロントダクトは、この問題に対処して再発を防ぐことを狙ったものだった。でも今日の状況を見る限り、ブレーキにはまだもっと多くのエアフローが必要だということは明らかだ」

    「ただ、今日は非常に過酷なコンディションで、とても厳しいサーキットでもあった」

    バルテリ・ボッタス(キャデラック)

    「内部が燃え始める」とボッタスが原因を説明
    ボッタスは、ブレーキ火災が発生するメカニズムについても具体的に明かした。

    「ブレーキの温度が上がりすぎて、ある限界を超えると内部のすべてが燃え始める」

    「そうなると当然、すべてが壊れてしまう。実際、インラップではブレーキが完全に効かなくなった。ブレーキラインが焼けてしまったんだと思う」

    「だから壁にマシンを当てて止めるしかなかった」

    ブレーキラインまで焼損したことで制動力を完全に失い、安全にマシンを停止させるため壁を利用せざるを得なかったという。

    ザントフォールトまでに大幅改善は困難か
    F1はここからオランダGPまで14日間のファクトリー閉鎖期間(シャットダウン)に入るため、各チームは開発作業が制限される。

    そのためボッタスは、次戦ザントフォールトGPまでに大きなアップデートが投入される可能性は低いとの見方を示した。

    「ザントフォールトまでに新しいものはないと思う。ブレーキ関連では何かあることを期待しているけど、パフォーマンス向上のためのアップデートではないだろう」

    「いずれは、来年のマシン開発に100%集中する時期が来る」

    キャデラックF1はブレーキ火災という信頼性問題の解決を急ぐ一方で、2027年マシン開発とのリソース配分という難しい判断も迫られている。ハンガリーGPで再発した火災は、新チームにとって信頼性向上が依然として最優先課題であることを改めて浮き彫りにした。

  • キャデラックF1 アストンマーティンに予選で敗北「アップグレードで一歩前に出た」

    キャデラックF1 アストンマーティンに予選で敗北「アップグレードで一歩前に出た」

    キャデラックF1は2026年F1第11戦ハンガリーGP予選で、バルテリ・ボッタスが21番手、セルジオ・ペレスが22番手に終わった。チームはアストンマーティンが投入した大型アップグレードによる飛躍的なパフォーマンス向上を認め、自分たちが中団争いで後れを取ったとの認識を示している。

    チーム代表のグレアム・ロードンは、アストンマーティンの進歩を率直に評価しつつも、キャデラックとしては自らの改善に集中する姿勢を強調した。

    一方、ボッタスは「最後尾になるかもしれないと少し怖かった」と明かすなど、ライバルの躍進に大きな衝撃を受けている。

    ロードン代表「アストンマーティンはアップグレードで前進した」
    ロードン代表は、ペレスがFP3でブレーキトラブルに見舞われた影響にも触れながら、予選後にライバル勢との力関係について語った。

    「チェコ(ペレス)は最終フリー走行で発生した問題により走行時間が限られたが、チームは予選までにその問題を特定して修正した」

    「Q1ではバルテリがウィリアムズから0.2秒差まで迫り、彼らとの距離は縮まっていることを示せた。一方で、アストンマーティンは今週末のアップグレードによって一歩前進し、現時点では我々より前にいる」

    さらにロードン代表は、その差を悲観するのではなく、自分たちの開発を続けることが重要だと強調した。

    「彼らは開幕戦メルボルンでも我々より前にいた。だからこそ我々は、自分たちのマシンを継続的に改善していくことに集中するだけだ。決勝ではこのサーキット特有の展開を生かし、訪れるチャンスを最大限に活用したい」

    ボッタス「最後尾になるかもしれないと少し怖かった」
    21番手だったボッタスは、アストンマーティンの大型アップグレードについて率直な感想を語った。

    「正直、アストンマーティンのアップグレードで自分たちが最後尾になるのではないかと少し怖かった」

    近年はアストンマーティンを上回る戦いを続けていただけに、その進歩には驚かされたという。

    「ハンガロリンクでのアップグレードによって2秒近く速くなったという噂も耳にしていたけど、実際に見た限りでは、その噂もあながち大げさではなかったと思う」

    一方で、ハンガリーGPはアストンマーティンに適したサーキットでもあると分析している。

    「少なくとも予選の一発では彼らは僕たちより前にいる。ただ、ここはおそらく彼らに最も合ったサーキットの一つだと思う。ストレートが長いコースでは、まだ苦戦する可能性もある」

    それでもキャデラックにも収穫はあったという。

    「ポジティブな点を挙げるなら、これまでよりウィリアムズとの差は縮まっていた。それは良いことだ。ただ、今日はそれが僕たちの実力だった」

    決勝については、ウィリアムズとの争いを見据えている。

    「今週末を見る限りでは、ウィリアムズとは戦えると思っている。彼らはこのコースで少し苦戦しているようだからね。ここはオーバーテイクが難しいサーキットなので、多少リスクを取る価値はあるはずだ」

    キャデラック F1

    ペレス「後退しているように感じる」
    FP3でブレーキトラブルに見舞われたペレスは、予選前にギアボックス交換も行ったことで十分な準備ができなかったと説明した。

    「今朝はほとんど走れず、予選前にはギアボックスも交換した。マシンのフィーリングは期待していたものとは違っていた」

    特に高速コーナーでの挙動に大きな違和感を抱えているという。

    「一番気掛かりなのは、明日に向けて何が起きているのか理解することだ。ここではマシンのバランスが少し崩れるだけで大きな代償を払うことになる。特に高速区間で何が起きているのかを把握しなければならない」

    また、FP3でのトラブル後にマシンが完全な状態へ戻っていたかについても確信が持てず、状況次第ではピットレーンスタートも視野に入る可能性を示唆した。

    アストンマーティンの躍進について問われると、ペレスは危機感を隠さなかった。

    「確かにアストンマーティンは前進した。でも、それだけでなく僕たち自身が後退しているようにも感じる」

    「ガレージのこちら側では非常に難しい週末になっていて、マシンにはまだ多くの不確定要素がある。それら一つひとつを解決できれば、大きな違いにつながるはずだ」

    アストンマーティンは16点に及ぶ大型アップグレードによって今季初めてフェルナンド・アロンソをQ2へ進出させ、中団勢力図を書き換えるほどのパフォーマンス向上を示した。キャデラック陣営はその進歩を率直に認める一方で、自分たちもウィリアムズとの差を縮めつつあると前向きな要素を挙げ、今後の巻き返しに期待を寄せている。

  • キャデラックF1 フェラーリ育成ラファエル・カマラに関心 2027年候補に浮上

    キャデラックF1 フェラーリ育成ラファエル・カマラに関心 2027年候補に浮上

    フェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属するラファエル・カマラが、2027年のF1参戦ドライバー候補としてキャデラックF1の関心を集めていると報じられた。

    現在は契約上、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスを擁するキャデラックだが、2027年に向けてドライバーラインアップを見直す可能性が浮上している。

    イタリア版『Motorsport.com』によると、キャデラックはF2で好成績を残しているカマラを高く評価しており、コルトン・ハータのF1昇格計画に不透明感が生じるなか、有力候補の一人としてリストアップしているという。

    キャデラックF1がラファエル・カマラを高評価
    キャデラックは今季、ルーキーとしてF2に参戦するコルトン・ハータを支援している。しかし、ハータはここまで最高順位5位、ランキング16位と苦戦が続いており、スーパーライセンス獲得に必要なポイントも不足している。

    現時点でハータにはあと6ポイントが必要で、F2ランキングで獲得できなければFP1出走によるポイント加算が代替手段となる。ただし、1回につき1ポイントのため6回のFP1出走が必要となる一方、ペレスとボッタスがルーキーに譲る義務のあるFP1は合計4回しかなく、このままでは条件を満たせない。

    さらに問題はライセンスだけではない。キャデラック内部では、F2で苦戦するハータが2027年にF1へ昇格できる準備が整っているのかという点にも疑問の声があるとされる。

    コルトン・ハータ(キャデラックF1チーム)

    F2で存在感を示すカマラにハースF1も注目
    こうした状況のなかで評価を高めているのがラファエル・カマラだ。

    カマラは直近5大会で4回のポールポジションと2勝(いずれもフィーチャーレース)を記録。ランキングは3位ながら、モンテカルロでのミスがなければ首位までわずか3ポイント差だった計算であり、今季最も安定して高いパフォーマンスを見せているドライバーの一人と評価されている。

    また、数週間前にはフェラーリが実施したTPC(旧型F1マシンテスト)で初めてF1マシンをドライブし、その走りはハースF1の関係者の目にも留まった。

    2027年ドライバー市場で評価上昇
    ハースF1は2027年にエステバン・オコンの後任候補を探しており、小松礼雄代表もカマラへの関心を公言している。さらにハースはレオナルド・フォルナローリとの比較評価を目的として、8月末にポルティマオで両者によるTPCテストを実施する計画だという。

    現在ハースにはFDA所属のオリバー・ベアマンが在籍している一方、キャデラックにとってカマラを獲得できれば、フェラーリとの技術・人材面での関係を深める重要な足掛かりになる可能性がある。

    2027年に向けたF1ドライバー市場では、カマラを巡る評価が急速に高まっており、キャデラックとハースによる争奪戦へ発展する可能性もありそうだ。

  • キャデラックF1 ベルギーGP総括「今回もアストンマーティンを余裕で上回った」

    キャデラックF1 ベルギーGP総括「今回もアストンマーティンを余裕で上回った」

    キャデラックF1は、2026年FIA F1世界選手権第10戦ベルギーGPでバルテリ・ボッタスが18位で完走した一方、セルジオ・ペレスはサスペンショントラブルによりリタイアを喫した。

    ポイント獲得には届かなかったものの、チームは再びアストンマーティン勢を上回る結果を残し、次戦ハンガリーGPへ向けて前向きな材料を持ち帰った。

    グレアム・ロードン代表は、ボッタスの力強い走りを高く評価するとともに、ペレスのリタイア原因を徹底的に調査し、シーズン序盤に見せた信頼性を取り戻す考えを示した。

    ロードン代表「チームには挑戦を乗り越える強さがある」
    キャデラックF1のグレアム・ロードン代表は、ボッタスが再び完走を果たしたことを評価しながらも、2台揃ってチェッカーを受けられなかったことを悔やんだ。

    「バルテリは今日も力強い走りを見せ、再び完走を果たした。今回もアストンマーティンを余裕で上回った。一方で、2台とも完走できなかったことは残念だ。チェコ(セルジオ・ペレス)のリタイアについては原因を調査し、シーズン序盤に見せていた信頼性を取り戻したい」

    「ブダペストは高速かつ流れるようなスパとはまったく異なるサーキットだ。しかし、チームとしてその挑戦に立ち向かうだけの強さと粘り強さがあることは分かっている」

    キャデラック F1 ベルギーGP

    ボッタスは完走 ペレスはサスペンショントラブルでリタイア
    ボッタスは18位で完走し、チームに貴重なデータを持ち帰った。

    「今回も厳しいレースだったが、1台が完走したことで学ぶための貴重なデータを得ることができた。信頼性やタイヤのデグラデーションなど、まだ改善すべき点はあるが、チーム全員が前進のために全力を尽くしている。結果が出るまで努力を続ける必要があるし、その時には喜びもより大きなものになるはずだ。ハンガリーは僕たちにもう少し合うサーキットになることを期待しているし、予選ですべてをうまくまとめることができれば、何が起こるか分からない」

    一方のペレスはレース中にリアのインボードサスペンションのトラブルが発生し、リタイアを余儀なくされた。

    「残念なレースの終わり方になってしまった。リアのインボードサスペンションが壊れ、リタイアせざるを得なかった。原因は現在調査中だ。ストレートスピード不足にかなり苦しんだ難しい週末でもあり、レースでも数コンマ足りず、エステバン・オコン(ハース)と長く戦うことができなかった。ハンガリーまでには改善できることを期待しているし、より強くなって戻ってきたい」

    キャデラックF1は今回もアストンマーティン勢を上回る結果を残した一方で、信頼性やストレートスピードには依然として課題を抱えている。チームはベルギーGPで得たデータを生かし、性格の異なるハンガロリンクでさらなる前進を目指す。

  • キャデラックF1 左右非対称リバリーを終了した理由

    キャデラックF1 左右非対称リバリーを終了した理由

    キャデラックF1のチーム代表グレアム・ロードンが、ベルギーGPで開幕当初の左右非対称リバリーを終了した理由について説明した。チームは「F1に新しい価値観を持ち込む」という理念のもと、シーズン中も積極的にリバリーを変更し続ける方針を貫いている。

    2026年にF1へ新規参戦したキャデラックは、シーズン開幕時に左右非対称の白黒デザインを採用し、スーパーボウルのハーフタイムショーで華々しくお披露目した。

    しかし、マイアミGPやイギリスGPでは特別リバリーを導入し、ベルギーGPでは左右非対称デザインを廃止した新たなカラーリングで走行している。

    開幕時の左右非対称デザインは「新しいアプローチ」
    金曜日のFIA公式記者会見でリバリー変更の理由を問われたグレアム・ロードンは、当初の左右非対称デザインにはチームの姿勢を象徴する意味があったと説明した。

    「これまでにもいくつかのリバリーを使ってきた。最初は、あなたが言うように左右非対称のリバリーで、スーパーボウルのハーフタイムショーで発表した。それもチームがF1に少し違ったアプローチを持ち込みたいという考えを示す方法だった」

    「我々はF1にいくつか新しいことを持ち込みたいと言ってきたし、それは非常に前向きな取り組みだった。そのリバリーをしばらく使用した後、マイアミでは新しいデザインを採用したが、ファンから非常に好評だった。その反応も考慮した」

    キャデラック F1

    現在のリバリーはマイアミ仕様がベース
    ロードンによると、ベルギーGPで採用しているリバリーは、好評だったマイアミGP仕様をベースに発展させたものだという。

    「現在のリバリーは、実際にはマイアミ仕様によく似ている。その間には、アメリカ独立宣言署名250周年を記念した特別リバリーも導入した」

    キャデラックはマイアミGPでは星条旗をモチーフにしたデザインを採用し、イギリスGPではアメリカ独立宣言署名250周年を記念した赤・白・青の特別カラーリングを披露するなど、シーズンを通して積極的にブランドイメージを発信してきた。

    リバリー変更も「限界へ挑戦」の一環
    ロードンは、リバリーを変更し続ける姿勢はマシン開発への取り組みと共通する考え方だと語る。

    「チームとして、リバリーだけでなくアップグレードを見ても、我々はマシンにかなり多くの改良を投入しているチームだと思う」

    「それもF1参戦へのアプローチを反映したものだ。我々の目標は単にF1に参戦することではなく、他のチームと同じように限界へ挑戦し続けることだった」

    「我々はただ現状に満足しているわけではない。マシンをアップグレードし、リバリーでもさまざまな挑戦を続けている。そして、ファンからの反応も非常に良いものになっている」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、マシン開発だけでなくブランド戦略においても従来のF1チームとは異なるアプローチを打ち出している。左右非対称リバリーの終了も、その時々で最適なデザインを追求し続ける姿勢の表れと言えそうだ。

  • キャデラックF1を支える16歳の逸材 シミュレーター開発で重要な役割

    キャデラックF1を支える16歳の逸材 シミュレーター開発で重要な役割

    2026年からF1に参戦しているキャデラックF1は、他チームにはない課題に直面している。実走データという蓄積がないなか、マシン開発の基盤となるシミュレーターの精度をゼロから構築しなければならないためだ。

    その舞台裏で重要な役割を担っているのが、わずか16歳のアメリカ人ドライバー、エイデン・プライスである。彼はノースカロライナ州シャーロットにあるGMのシミュレーター施設で、F1を含む複数カテゴリーのシミュレーター開発を支えている。

    シミュレーター開発は現代F1の生命線
    現代のF1では、シミュレーターはマシン開発に欠かせない存在となっている。CFD(数値流体解析)や風洞実験で設計したアップデートを検証し、実戦投入前に性能を確認する重要な工程を担っているためだ。

    その中でも最も重要なのが「相関性(コリレーション)」である。ファクトリーで構築したシミュレーションモデルが実際のサーキットで得られるデータと一致しなければ、開発そのものの精度が失われてしまう。

    2026年の新レギュレーションによって各チームは大幅な設計変更を行ったが、それでも既存チームには過去の膨大なデータという財産がある。それらを基準として新しいマシンの特性を予測し、モデルを改良していくことができる。

    しかし、キャデラックF1にはその基礎データが存在しない。完全な白紙の状態から技術的なデータベースを構築し、他チームが長年かけて築いてきた相関性を一から作り上げる必要がある。

    キャデラック F1 シミュレーター

    レースドライバーだけでは対応できない膨大な作業
    レースドライバーはグランプリやイベントなど多忙なスケジュールを抱えており、常にシミュレーター作業へ参加できるわけではない。

    そのため各チームは専任の開発ドライバーやリザーブドライバーを起用し、日常的なシミュレーター開発を任せている。

    例えばレッドブルではフォーミュラE王者ジェイク・デニスがシミュレーターを担当し、フェラーリにはWEC王者アントニオ・ジョビナッツィや、フォーミュラE経験者ノーマン・ナトが参加している。

    シミュレーター開発は、さまざまなカテゴリーで経験を積んだドライバーの知識が集まる専門分野となっている。

    キャデラックF1は大規模な開発体制を構築
    キャデラックF1のシミュレーターはアメリカ・シャーロットの拠点に設置されている。そのため物流面からもレースドライバーが頻繁に利用することは難しい。

    そこでチームは周冠宇、コルトン・ハータ、ピエトロ・フィッティパルディ、シモン・パジェノー、チャーリー・イーストウッドといった複数の開発・リザーブドライバーを起用している。

    しかし、彼らの多くは他カテゴリーでも現役として活動しているため、常時シミュレーター作業を担当できるわけではない。

    そこでGMが白羽の矢を立てたのが、16歳のエイデン・プライスだった。

    16歳のエイデン・プライスが担う役割
    プライスはアメリカ国内のレースシリーズへ参戦する一方、自宅にも本格的なシミュレーターを所有している。

    週前半にはGMの施設でシミュレーター開発を支援し、F1を含む複数カテゴリーのモデル精度向上に携わっている。

    F1チームが若手ドライバーをシミュレーター開発へ積極的に起用することは珍しくない。特にF2やF3の若手が経験を積むケースは多く、レッドブルがeスポーツ世界の第一人者ルディ・ファン・ビューレンを長年シミュレーター開発へ起用していたことも知られている。

    開発ドライバーを支える「準備役」
    プライスの役割は、マシン開発そのものを担当するというより、開発ドライバーが効率的に作業できるよう下準備を行うことにある。

    エンジニアと協力しながらタイヤモデルなど各種シミュレーションモデルを構築・比較し、基準となるラップタイムを刻みながらデータを収集する。

    そのタイムは開発ドライバーと大きく離れない精度が求められ、モデル構築の土台作りを担う重要な仕事となっている。

    シミュレーターは巨大な技術研究所
    シミュレーターは単にコックピットやモーション装置を組み合わせれば完成するものではない。

    実際には、現実のマシン挙動を忠実に再現するための膨大なソフトウェア開発や物理モデルの構築こそが中核となる。

    セットアップ開発やレース週末の作業では経験豊富なドライバーがシミュレーター上で実際のトラブルを再現し、改善策を探る。一方で、その土台にはプライスのような若い開発担当者による地道なモデル構築作業がある。

    キャデラックF1のシミュレーターには、多様な専門家が関わる一つの技術研究所とも言える体制が築かれており、その中で16歳のエイデン・プライスは将来有望な存在として重要な役割を果たしている。

  • キャデラックF1候補 ハータ F2苦戦を認める「結果は言い訳できない」

    キャデラックF1候補 ハータ F2苦戦を認める「結果は言い訳できない」

    2026年のFIA F2選手権に参戦しているコルトン・ハータは、シーズン前半の厳しい戦いを率直に認め、「結果は期待外れだ」と語った。一方で、F1参戦を見据えた経験は将来に向けて大きな財産になると前向きな姿勢も示している。

    キャデラックF1の有力候補の一人と目されるハータは、インディカーからF2へ転向。ピレリタイヤやヨーロッパのサーキット、FIAの育成カテゴリーへの適応を目的とした挑戦だったが、開幕から5戦連続ノーポイントと苦戦が続き、ランキング17位に沈んでいる。

    結果への失望は隠せない
    ハータは『RACER』の取材で、学べている部分と結果が伴わない現実の両方があると語った。

    「良い部分もあれば悪い部分もある。タイヤやコースについて学べていること、その理解が深まっていることは将来に向けて本当に重要だと思う」

    「もちろん結果は期待外れだし、それを隠すつもりはない。僕はこれまでのキャリアで常に勝利を争ってきたから、今年は多くの感情をもう一度学び直しているような気分なんだ」

    「状況を好転させようとチームと一緒に努力している。でも僕は競争して、レースをして、勝ちたい性格なんだ。だから競争できていないことは本当に悔しい」

    これまで成功を重ねてきたハータにとって、F2は実績だけでは通用しない厳しい世界であることを改めて突きつけられるシーズンとなっている。

    F2のレベルは想定通りだった
    一方で、ハータはF2のレベルを甘く見ていたわけではないと強調する。

    「F2のドライバーたちは本当に高く評価していた。インディカーで対戦したことのある選手も多いし、彼らの実力はよく分かっている」

    クリスチャン・ルンガーについても例に挙げた。

    「クリスチャン・ルンガーが一番分かりやすい例だと思う。彼は今週末のインディカーでポールポジションを獲得した」

    「こっちにいる多くのドライバーがどれほど速いか、みんな知っている。純粋なスピードだけを見れば、その多くはF1に乗る準備ができている。だからこのレベルの高さや、みんなの能力について驚きはなかった」

    「ただ、自分たちのパフォーマンスや、ここまでチャンスを生かせていないことには少し驚いている」

    F1昇格を目指す立場として、ライバルの強さよりも、自身が力を発揮できていない現状を問題視していることがうかがえる。

    コルトン・ハータ キャデラック F1

    目標は今も勝利
    それでもハータは、目標を引き下げる考えはない。

    「今は小さな改善を積み重ねるしかない。マシンバランスやチームの仕事、そして僕自身も一歩ずつ良くしていきたい」

    「でもレーサーとしての僕は勝ちたいんだ。それが最終的な目標だよ。今の状況では現実的かどうか分からないけど、それでも僕の考えは変わらない」

    キャデラックF1入りを目指すハータにとって、F2で得られる経験は確かに貴重な財産となる。しかし、その経験を結果へと結びつけられなければ、F1昇格に向けた評価は厳しさを増していくことになりそうだ。

  • キャデラックF1 イギリスGPで反撃へ「ポテンシャルを最大限に引き出す」

    キャデラックF1 イギリスGPで反撃へ「ポテンシャルを最大限に引き出す」

    キャデラックは第9戦イギリスGPで反撃を目指す。前戦オーストリアGPでは苦戦を強いられたが、投入したアップグレードには手応えを得ており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い抜き、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことを狙う。

    また、今年のイギリスGPはアメリカ独立250周年を迎える「7月4日」の週末に開催されることから、チームは星条旗をモチーフにした赤・白・青の特別カラーを投入。

    マシンだけでなく、ガレージやドライバーのヘルメット、チームウェアも統一デザインとし、アメリカンブランドとしての存在感を世界へ発信する。

    アメリカ独立250周年を祝う特別カラー
    シルバーストンは1950年にF1世界選手権の開幕戦が開催された歴史あるサーキットだ。当初は長いストレートと高速コーナーが特徴のシンプルなレイアウトだったが、76年を経た現在は高速セクションに加え、低速インフィールドやシケインを備えた、総合力が問われるコースへと進化している。

    今年のイギリスGPでは、スプリントと予選がアメリカ独立記念日に行われることから、キャデラックは星条旗をモチーフにした特別リバリーを採用。赤・白・青のカラーリングをマシンだけでなく、ガレージ装飾、ドライバーヘルメット、チームキットにも展開し、アメリカ建国250周年を祝う統一したビジュアルを披露する。

    この特別カラーは、アメリカ・ニューオーリンズで開催される「ESSENCE Fest」の関連イベント「Cadillac Formula 1 Team × Jim Beam Pit Stop BBQ」でも展示される予定で、モータースポーツファン以外の層にもF1の魅力を発信していく。

    チームを率いるダン・タウリスCEOは次のように語った。

    「7月4日の週末は、F1という世界的な舞台でアメリカを代表して戦うことへの誇りを示す特別な機会です。この機会を通じて新しいコミュニティの皆さんにF1を知っていただき、私たちの情熱を共有したいと思っています」

    キャデラック F1 イギリスグランプリ

    アップグレードの成果を結果へ
    一方、チームにとって最大のテーマは、苦戦した前戦オーストリアGPからの巻き返しだ。

    チーム代表のグレーム・ロードンは、アップグレード自体には前向きな材料があったと説明する。

    「オーストリアGPは私たちにとって厳しい週末だった。しかし、同じような経験をしていないチームはピットレーンには存在しない」

    「私たちは問題を解決するため懸命に取り組んできた。シュピールベルクへ投入したアップグレードは前向きな成果を示しており、シルバーストンではクリーンな週末を戦い、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことが目標だ」

    「オーストリアの直後ということもあり簡単な仕事ではないと理解している。それでも、あらゆる機会から学び、前進し、チームとして成長を続けていきたい」

    ペレス「土台を固める必要がある」
    セルジオ・ペレスは、オーストリアで見せた速さには希望があるとしながらも、安定した基盤づくりが重要だと強調した。

    「チームには大きなポテンシャルがあるし、オーストリアで見せたパフォーマンスには勇気づけられた。ただ、そのポテンシャルを引き出すためには、まず土台をしっかり固めなければならない」

    「マシンとチームをできるだけ早く成長させるには、すべてのセッションで走行距離とデータを積み重ねることが必要だ。シルバーストンは難しいレースになるだろうし、今回も気温は高くなりそうだ。それでも、このチームには経験と粘り強さがある。前へ進む方法を見つけられるはずだ」

    「週末を楽しみにしているし、7月4日にアメリカのファンへ再び祝う理由を届けられればと思う」

    ボッタス「ドライバーが違いを生み出せるコース」
    バルテリ・ボッタスは、シルバーストンはドライバーの実力が結果を左右するサーキットだと語った。

    「シルバーストンは本当の意味でドライバーズサーキットだ。とても高速だけど、同時にテクニカルでもあるから、自分が何をしているか常に考えながら走らなければならない。だからこそ、ドライバーが違いを生み出せるコースなんだ」

    「オーストリアの決勝は残念な結果だったけれど、週末全体を見ればポジティブな点も多かった。中団勢とのギャップは以前より縮まっていたし、最後尾よりも中団グループに近い場面もあった」

    「ただ、これで3戦連続リタイアとなってしまった。今の最優先事項は、最後まで走り切れる信頼性の高いマシンを手にすることだ」

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    ・2026年F1イギリスGP テレビ放送時間・配信日程(フジテレビNEXT・FOD)